人気ブログランキング |

蒼穹 -そうきゅう-

bunbun6610.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:聴覚障害( 136 )

「補聴器はメガネに等しいもの」と考えている健聴者の愚



この記事は完成作ではないため、後日、大幅に加筆
修正・一部削除する可能性があります。
予めご了承下さい。



最近、当ブログでアクセス数が増加している記事が幾つかある。
今日はその中の一つを紹介する。

『障害者手帳はもらえません。片耳が聞こえないってこんなに大変なのに・・・』
[ 2015-04 -19 18:30 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/21132907/


なぜ、この記事が話題になっているのか?
当ブログではコメント欄を設けたりはしていないので、
決定的なことは何もわからないが。
その上で書き進めていくが、タイトルから推測すると

「身体障害者手帳を取得したくてもできない難聴者が
たくさんいるからではないか?」

ということ。
同じ難聴で、手帳を取得している人からは
「隠れ難聴者」とも呼ばれる人たちである。

彼らには

「自分の難聴を他人に知られたくなくて、
ずっと隠し続けている人」

も、たくさんいるのだという。
佐村河内氏問題でもあったが、
そうした誤解はまだ消えていない時代である。

しかし、手帳がないと、やはり不利な場合もある。
例えば、就労だ。


『身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、どうやって就職するのか?』
[ 2013-01 -16 18:00 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/17137010/



『障害者雇用枠に入れない難聴者の就職はどうするか?』
[ 2013-03 -27 18:00 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/17462702/




実際の他の事例としても、こういう記事も見つけました。


わたしの日常
『障害者手帳のない難聴者 & 補聴器ユーザーの就職と
働いている時(聴力は50~60dB)

投稿日:2017年9月10日 更新日:2018年3月10日

https://day.watamemo.com/post-13482/



私の頃(昭和期~平成中期)はもう、随分とごまかしていたが、
今はごまかさないで真っすぐに生きていく人もいるようだ。
昔の日本は、そりゃもう、差別が当たり前の時代だったから、
会社面接で正直に言ったら門前払いも少なくなかった。
本当に厳しい時代だった。
しかし今、ここまで変わってきたということは、
障害者権利条約が国連で採択され、批准国が増えたためも
あると思う。
世界の潮流に乗って、これからもこの波に乗って進んでゆけるといい、
と思う。


で、最初の話題なのだが、アクセス増加している理由の一つは、
こういうことが話題になったのではないか、という推測。

それから考えられるのがもう一つ、最近の自動車事故に関連して。
あれってひど過ぎると思いませんか?
何の落ち度もない幼児が犠牲になってしまっているのです。


2019年4月19日 池袋自動車暴走事故 87歳の高齢者が事故

2019年5月8日(水) 滋賀県大津市自動車事故の巻き添え 


だいぶ以前に、補聴器メーカーさんの話を講演会で聞いたことが
あるが、それは

「65歳以上にもなれば、2/3の人が難聴になっている」

という話。
にもかかわらず、日本では補聴器が売れない。
買わないのはなぜかというと、「高すぎて買えない」という声が
多いのだという。
障害者ならば、国から補助金が出るので、安く買うことはできるが、
手帳の交付条件があまりにも厳しいため、無理だという話。
そういうことに対しての、嘆きの声が絶えないのかもしれない。

しかし、それだけでなく、我慢して片耳だけに補聴器を装用すれば、
そっちの耳ばかり音が入る結果になり、
それは自動車運転ではどのような結果になるのか・・・。
心配ですね。
でも警察は

「片耳装用でも聞こえれば、大丈夫ですよ」

なんて、優しく言ったりしていないですか?
実は、言っていますよ。
実際、私も補聴器装用の条件付きになっているのです。
片耳だけでもしていれば、合格なのです。
しかし、その矛盾点を、随分昔に私は正直に書いています。


この話についての詳細は、下のカテゴリ記事を見て下さい。

カテゴリ: 運転免許制度への疑問
https://bunbun6610.exblog.jp/i57/



バイクだったら、どうするんですか?
普通自動車免許があれば、原付にも乗れます。
補聴器して、ヘルメットを被って運転しますか?
高確率で、補聴器はハウリングを起こしますよ。
性能の悪い補聴器なら、余計に酷いハウリングを起こすでしょう。
それで運転してもいい、ということになっているんです。
それで一体、何の役に立つんですか?
安全のため?
誰の?
健聴者って、やっぱりバカなんじゃないですか?

実際はどうなのか、聴覚障害者に聞いてみて下さい。
驚くことが判明すると思いますよ。

「難聴、聴覚障害で事故を起こしたりする前に、
運転免許証は返納することも考えたほうがいいと思いますよ」

と言う前に、健聴者の頭の構造を直したほうが良さそうですね。
by bunbun6610 | 2019-05-14 23:24 | 聴覚障害

家族内差別
[ 2019-02 -06 22:21 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/239235037/



聴覚障害の二次、三次障害
[ 2019-02 -07 08:16 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/239096701/




【聴覚障害の二次、三次障害】
2019 04/25 22:53 妹へ送信。
件名; お願い(電動自転車)
お母さんに合った電動自転車を買ってあげたらどうかと思うが。今の電動自転車は軽いよ。駅に向かう急坂も楽々だろ?
それとも無駄か?


2019 04/26 13:02 妹より返信。
聞いてみます。


普通の電動自転車でもいいけど、インターネットで「三輪・四輪の自転車専門店やーさん輪業」を調べてみて下さい。埼玉県蕨市にあるお店。


2019 04/27 22:38 妹より返信。
お母さんに買ってあげても、お父さんが乗って危険。脚をひきずってるので乗ったら危ないと言っても聞かないかも。
以前、入院する前に親戚にもらった電動式自転車に乗って転んでケガしたそうです。
お母さんはお兄ちゃんに気を遣われるのを嫌がります。お兄ちゃんには親として何もしてあげられなかったからと・・・。
自分の事だけを考えて欲しい、と言ってます。


2019 04/28 09:52 妹へ送信。
やっぱりそうか。お母さんの気持ちは、なんとなくわかっていたよ。お母さん一人のせいじゃないよ。でもあそこに住んでいる以上、今は電動自転車も必要なんじゃないかな? お父さん次第なのかも。
by bunbun6610 | 2019-04-29 06:59 | 聴覚障害

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53304

2017.11.09
ある漫画家が、新垣隆さんにどうしても聞いておきたかったこと

あの騒動から間もなく4年

吉本 浩二


「サクライ 佐村河内守さんについての描写はどう思われましたか? 新垣さんは佐村河内さんの聴覚障害について、これまで「聞こえていないと思ったことはない」と断言されていますが、この漫画では多くの聴覚障害者、特に彼と同じ中途失聴者から「(佐村河内氏は)本当に聞こえていないと思う」とうかがったことで、結果的に私たちがその真偽についても考えていくという内容になりました。

新垣 そうですね……。ご存知のように私は、佐村河内氏のゴーストライターを20年近く務めてきたのですが、そのなかで私たちが今やっているようなごく普通の会話、健聴者同士でやるのと何ら変わらないやり取りをしてきましたし、彼が私とのコミュニケーションにおいて不自由していると感じたことも全くありませんでした。
その経験を踏まえれば、やはり漫画の中に出てくる聴覚障害者の方々と、佐村河内氏を同列に並べるのは無理がある、というのが、素直な感想です。

吉本 ……ドキュメンタリー映画『FAKE』に出てくる、森達也監督と佐村河内さんのやりとりも、新垣さんから見ると違和感があるのでしょうか?

新垣 ええ。あの映画の冒頭に出てくるシーンからして「ああ、(芝居を)やっているな」と思いました。たとえば映画に出てくる彼の自宅は、常に居間がカーテンで遮光されていますね(編集部注=佐村河内氏は、自分が常にサングラスをしているのは日差しが眩しいと耳鳴りがひどくなるためであると、2014年3月7日の謝罪会見でも説明している)。しかし私はあの部屋で、2012年から13年にかけて少なくとも4、5回彼と打ち合わせをしていますが、その時は全く遮光などしていなかったんです。

吉本 僕らが取材した時もかかっていたあのカーテンが、ですか…?

新垣 また映画では、森監督が佐村河内氏と話す時は彼の奥さんが間に入り、手話で通訳していましたね。しかし私との打ち合わせでは奥さんが同席することはなく、必ず1対1でした。私は手話ができません。にもかかわらず私と彼の打ち合わせでは、ごく普通の会話が成立していました。

吉本 失礼ながら新垣さんは、一般的な人に比べてかなり声が小さい方のように思います。佐村河内さんとの会話でも、今くらいの声で会話されていたのでしょうか?

新垣 そうです。彼との会話でもこんな感じでした。ご指摘のように私の喋り方は少し籠もり気味で……。

吉本 僕らの取材では、佐村河内さんは、「新垣さんとの打ち合わせでは私がほぼ一方的に喋り、新垣さんはそれについてせいぜいイエスかノーで答えるくらいだったので(手話通訳なしの)コミュニケーションが成立していたんじゃないか」ということも言っていました。しかし実際は、新垣さん本人もそれなりに発言なさっていたということですか?

新垣 基本的に彼が「こういう曲を作りたい」というリクエストをし、私がその聞き役だったのは事実です。しかしそうはいっても、さすがに相槌を打っているだけでは打ち合わせにはなりませんから、今日この場でお話している程度のことは喋っています。」




手話で話す、殊にろう者が使う「日本手話」で話す時は、必ず室内に光を入れると思う。それが常識的だ。
中途失聴者・難聴者が使う「日本語対応手話」であっても、補助的に手話を見て、何を言っているかを確認するはずだ。
だから、この部分を読んで私は、

「まさか、佐村河内氏はあの映画でもまた演技をしていたのか?」

という疑問を持たざるをえない。

健聴者では「地獄耳」というのがあるらしい。それと同じなのかどうかは全くわからないが、聞き取れたり、聞き取れなかったりするのは私は非常に多い。例えば、上司が私に向かって大事なことを話すと、理解できるが、その話が終わって、上司がそこにいる他の人に話をしても、私はその話がさっぱり聞き取れないのである。こうしたことが、佐村河内氏にも、他の聴覚障害者にもあるようだ。「聞き取れないのは別の障害、たとえば情報処理障害も併発しているからなのか?」などと考えたりすることもあるが、正直なところ、自分でもさっぱりわからないのである。
自分に関係のある話は聞き取れるが、そうでない、全く知らない話は、聞き取るのが苦手である。この傾向は、佐村河内氏にもあるように思える。





「吉本 佐村河内さんから、「最近耳の聞こえが悪いからゆっくり喋ってくれないか」とか「耳鳴りが辛いんだ」みたいな話をされたことは?

新垣 会話をしている最中に時々「いまちょっと耳が聞こえないんだ」などと言い出すことはありましたが、話しているうちにそうしたことも言わなくなり、ごく普通の会話になってしまうのです。あるいは、打ち合わせを始めた直後は少し呂律の回っていない時もあり、「今日は耳鳴りが酷くて呂律がまわらない」などと言われることもあるのですが、これも5分も会話しているとなくなっているのが常でした。

サクライ それは、佐村河内さんが新垣さんに対しても演技をしていたと?

新垣 私はそう捉えていました。

吉本 そうなんですか……。すでに曲作りで大きな秘密をひとつ共有する間柄だった新垣さんにまで演技していたとすれば、それは新垣さんが考えるに、何のための演技だったのでしょうか?

新垣 彼はゲーム『鬼武者』のサントラを手掛けたことで有名になりましたが、そのサントラが完成した2001年以降、世間に向けて「私は聴覚障害です」とアピールするようになり、手話も習い始めるなどしています。私の前で演技したのも、そういう対外的なアピールの一環だったと捉えています。

吉本 僕はこの漫画を描くことをきっかけに手話を習い始めましたが、正直、手話を覚えるのはかなり大変で困難なことです。聴覚障害であることを「売り」にしたいだけの動機で手話を習得するでしょうか? 僕は今の新垣さんのお話には、違和感を覚えてしまうのですが……。

新垣 少なくとも彼の場合はそうだったと、私は思っています。

吉本 ただ、騒動後に佐村河内さんはABR(脳波測定で行われるため、受診者が恣意的に結果を動かすことが出来ない聴力検査)を受けていますが、その再診断書によれば佐村河内さんの聴力は右耳40デシベル、左耳60デシベルで、「軽度から中等の難聴」と考えられるとされています。これについてはどうお考えでしょうか?
僕らはBPO(放送倫理・番組向上機構)のヒアリングに応じた小川郁先生をはじめ、ほかの方にも見解を伺いました。小川先生の所見より重く見る人もいれば、もっと軽いと判断する人もいるなど幅はありましたが、佐村河内さんに「聴覚障害が全くない」と判断した方はいませんでした。

(編集部注:BPOの放送倫理検証委員は、佐村河内氏を「全聾の作曲家」などと紹介した5局7番組について約1年にわたる調査を行い、2015年3月6日の委員会決定で、「対象番組が「鬼武者」の制作発表会以降、ずっと佐村河内氏が「全聾」のまま作曲をしていたと放送したことは、虚偽の事実を伝えた放送であった」と結論している)

新垣 その診断結果を否定するつもりはありませんし、彼が聴覚に何らかの障害を持っているのは事実なのだろうと思います。ただ障害といっても(「軽度から中等」とされている幅の中でも)最も軽度な、日常生活に何ら支障のない程度の障害しかない、ということではないでしょうか。
私は決して多くはないにしても、これまでに何人かの聴覚障害者と関わりを持ちました。それぞれ症状も会った時期も異なります。その人達と佐村河内さんを「一緒」にすることは、私にはできません。

サクライ 『FAKE』の森達也監督は映画公開後に受けたあるインタビューで、「佐村河内さんの聞こえ方はその日の体調などによっても違うようだ」という趣旨の発言をしています。これは裏返せば、森さんが密着撮影するなかである程度聴こえていると感じられる日もあった、ということかとも思われるわけですが…。新垣さんの場合は、佐村河内さんと話すなかで、「今日はちょっと聞こえづらそうだな」などと感じたこともありませんでしたか?

新垣 ありません。それが一度でもあれば、こういう対応はしていないです。
サクライ …新垣さんが嘘・本当、いずれと感じられたかは別にして、佐村河内さんから、「難聴や耳鳴りが大変なんだ」という苦労話、愚痴などを聞いたことは?

新垣 やり取りの中で、「ごめん、ちょっと聞こえないんだけど」「耳悪くて」程度のことなら言われたことはありますが、それ以上のことはありませんでした。

サクライ そういう場合、僕らは取材相手である聴覚障害者の方から「なるべく大きな声で、一語一語ゆっくりしゃべってほしい」と頼まれることがよくあります。そういうリクエストを受けたことは?

新垣 (「もう少し大きな声で話します」という意味で)私が「あ、すいません」と謝り、しかしその後も同じような会話が続くだけでした。

吉本 僕らは佐村河内さんの再検査結果に近い50デシベル程度の難聴と判定された方にも何人かに取材し、「実際のところどの程度聞こえているか」について尋ねたのですが、「補聴器の調整が良かったり、騒音のほぼない静かな部屋の中でなら聞こえるけど、そうでなければかなり厳しい」とおっしゃる方が予想以上に多いことを知りました。数字から判断される以上に聞き取れていない方が多いのでは、という印象を僕らは持っています。
そこで伺いたいのですが、お二人の間では主に音楽の話しかされていなかった、ということはありませんか?難聴の方でも、自分の興味のある話題についての話なら推測でかなりの程度わかることがあるそうなのですが…。
あと、新垣さんと佐村河内さんの付き合った期間の長さが影響している可能性もあるような気がするのですが…。知り合ってからの期間が相当程度長い相手だと、全く聞こえていなくてもその人が何を言っているのかは口の動きを見ればわかる、ということは実際にあるようですし、たとえば佐村河内さんと奥さんの関係は、まさにそうではないかということでした。

新垣 難聴の方一般にそういう傾向があるのは事実だと思いますが、佐村河内氏に限ってはそういうレベルの話ではないと思っています。」






「サクライ ところで『FAKE』でも映されていましたが、新垣さんは騒動の後、ファッション誌に所謂「チョイ悪オヤジ」風コーディネートで登場したり、2014年末の日本レコード大賞の授賞式にゲスト出演されるなどの活動もなさっています。
このうちファッション誌などへの登場については、他人がとやかく言う筋合いのものではないかもしれませんが、レコード大賞に関しては、新垣さんが「耳が聞こえない身振り」のパフォーマンスをされているのを見て、「自分たちが馬鹿にされているように感じた」と言っていた聴覚障害者が私たちが取材していてもかなりいました。あのパフォーマンスについて、どのような意図があったか教えていただけますか?

新垣 あの表現については弁解の余地がありません。非常に品のない表現でしたし、ご覧になった聴覚障害の方が傷ついたのも当然だと思います。

サクライ …テレビ局側からのリクエストでなさったことかもしれないとは思うのですが…。

新垣 いえ、違うんです。あれは私のアイディアで、完全に私自身に非があります。
経緯を説明しますと、あの年のレコード大賞は自分たちでは楽器を弾かない「エアーバンド」のゴールデンボンバーが作曲賞を受賞する、ということで、リーダーの鬼龍院翔さんが――もちろん一種のブラックジョークでしょうが――「エア作曲家の大家である佐村河内さんをリスペクトしたい」とのことで、おそらくは佐村河内氏の代わりとして出演依頼を受け、出ることになったわけです。
当初の演出プランでは、ゲストの私がメンバーと一緒にギターを持って弾く真似をし、曲が終わったらメンバーが私に向かって土下座するので、その時は私はステージの真ん中でただ突っ立っていればよい、ということになっていました。実際にその手順でリハーサルも終えていたのですが、私が本番であのようなパフォーマンスを追加したのです。
これは言い訳にもならないんですが、その時に自分なりに考えたのは、土下座をされる側の人間というのは偉そうに見える一方で、その人自身も滑稽な「裸の王様」じゃないか、ということです。
また2014年というのは私と佐村河内氏の騒動以外にも、小保方晴子さんの論文捏造事件であるとか、野々村竜太郎・元兵庫県議の政務調査費架空請求事件など、騒動が多数あった年でした。ですから自分としては、あの場で野々村竜太郎さんの(釈明会見での)モノマネをすれば、「佐村河内守&新垣隆」いうコンビの滑稽さを表現できて面白いんじゃないか、と思ったわけです。
もちろん、佐村河内氏へのあてつけ、という意味もありましたが、いずれにしてもそういう次元の考えしかないままにやった悪ふざけで、聴覚障害者の方がご覧になったときにどう感じるか、ということには頭が回っていませんでした。本当に申し訳なく思っています。」




新垣氏擁護派(佐村河内氏批判派)の人が言うように、これを読むと「誠実」そうな印象だ。映画『FAKE』で、あのパフォーマンスを見たときは本当に腹が立ったのだが、実はこういう人だったとは知らなかった。




「サクライ なるほど。ただ僕らから見ると、あの騒動が起きたことで聴覚障害全般にとって不幸な状況ができてしまった、という思いはどうしても拭えません。それについては佐村河内さんも、(この一件で聴覚障害に関する誤解を与えてしまったのではないかということで)聴覚障害者やその関係者に大変に申し訳ないという気持ちを我々に率直に語っていました。

またあの釈明会見でも、佐村河内さんを糾弾するメディアの側が聴覚障害のことについてあまりに「無知」であったせいで、聴覚障害についての誤解を世間に広めてしまったと思っています。
たとえばこれは映画『FAKE』でも触れられていましたが、あの会見では記者からの質問に対して、補聴器もしていない佐村河内さんが手話通訳の前にすぐに反応していたことで記者席からドッと笑いが起こり、その映像がテレビでも繰り返し放送されてさらに笑いの種にされました。
しかし口の動きをよく見ながらであれば、相手が何を言っているのか理解するのは難聴者にも不可能なことではありません。佐村河内さんが「聞こえている」ことの証明にはなっていないやり取りですし、ある意味では健聴者から理解されず苦しんでいる、聴覚障害者の現実の引き写しのようなものでした。
もし佐村河内さんが本当に障害者を詐称する、世の聴覚障害者にとっても腹立たしい存在だと思うのであれば、なおさら聴覚障害についての知見をもっと踏まえた的確な質問をしてほしかったと思います。そういう記者があの場にいなかったのは…。なんとも…。
ただまあ、僕らがいまこういう話ができるのも、聴覚障害についての漫画を始めようと決めて勉強したからであるわけで…。だからこそ多少なりとも聴覚障害についての知識を共有しておければ、あの「騒動」も全く違う捉えられ方をしたのではないか、とも思うのです。

吉本 やはり僕らは、佐村河内さんは障害に苦しんでいる人だと今も思っています。が、かといってあの騒動について、唯一無二の「真実」を示せるわけではありません。
ですから、『淋しいのは~』では聴覚障害について考えてもらう上で、作中にお二人の見解を載せることで、両方の視点からの判断材料を読者に示したいという気持ちもありました。それは叶いませんでしたが、今日、こうしてお話を伺うことができて、とても感謝しています。

新垣 聴覚障害がとても複雑で、ひと言ではその苦労について表すことのできないものであることは、今日のお二人とのお話を通じて改めて感じました。あの騒動が聴覚障害者の方々をより困難な立場にしたとしたら、それは私としても本意ではありません。吉本さんの漫画をきっかけに、逆に社会の側の理解が深まるのであれば私にとっても救いですし、ぜひそうなって欲しいと思います。」








https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53049?page=4

2017.09.30
耳の聞こえない人は、世界をこんな風にとらえていた
聴覚障害を描くこの作品を知ってますか

現代ビジネス編集部


「――佐村河内氏登場後の『淋しいのは…』は、佐村河内氏が「本当はどのくらい聴こえているのか」についてお二人が考察するエピソードが増えていきました。
BPO(放送倫理・番組向上機構)はABR(脳波測定による、被験者本人のごまかしができない聴力検査)の検査結果などをもとに専門医師からのヒアリングも行っており、その医師の所見は、佐村河内氏は「軽度から中等度の難聴」があると考えられ、快適な状態では聴こえないにしても会話に支障はないはず、というものでした。
その一方で佐村河内氏本人は、「ぜんぜん聞こえない」「自分の声も聞こえない」と主張しています。両者の言い分の違いに関して、お二人の中では結論は出ているのでしょうか?

吉本 そうですね……。あくまで僕の個人的な見方ではありますが、それについては最終回までに一歩踏み込んだ考えを出しています。ひとつここで述べておきたいのは、私が取材をした聴覚障害をもつ方々は、佐村河内さんに聴覚障害があることに疑いを持っている人はいませんでした。
どの程度かは分からないけれど、とも言ってはいましたが、「聞こえる」「聞こえない」を判断するのは、とても難しいことなんだ、と改めて感じています。」





佐村河内氏が、どのような意味で「ぜんぜん聞こえない」「自分の声も聞こえない」と主張しているのかが、ここではわからない。健聴者のその意味と、聴覚障害者の主張する意味とが、食い違っている場合もよくある。


それから、聴覚障害者が、その時の会話の流れを理解できていれば、後に続く会話も、ほんの一言だけを理解しただけで、その次の会話も予測できてしまうこともある。音声会話の先読みをして、それで次の流れにもスムーズに入れてしまう。その様子を見た健聴者は「聞こえる人」のように思ってしまうのは無理もない。るいは、聴覚障害はあるとしても、それほど重度には思えない、といった、いかにも軽々しく見られてしまう傾向になってしまうこともしばしばである。そういう誤解は、日常生活の中でも無数にある。「自分だけ取り残されている感」は、どうしても否めない。偶然や奇跡がずっと続くわけではないからだ。聞こえる人と同じには、決してなれない。それが聴覚障害者の哀しみだと思う。死ぬまで続く宿命なのだ。

私は『寂しいのはアンタだけじゃない』という本を、題名だけは知っていたが、どんな本なのかも情報として全く知らなかったし、読んだこともない。読んでみようかと思うが。ただ、片方の視点だけで描かれているようなので、そこがあまり役に立つかどうか。今までにたくさんの、健聴者が書いたものを読んできたが、納得できるものは本当に少なかった。経験で言うとやはり、聴覚障害の当事者が書いたもののほうが良かったのである。
下の記事で紹介しているブログなんか、おすすめです。

『補聴器装用と選択の決め手、聴力よりも重要な語音明瞭度』
[ 2019-03 -13 21:35 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/239149408/







『「ABR検査と語音明瞭度検査との明確な違い」と、それに気がつかない健聴者たち。』

ABRというのは、被験者が自分の身体の外から聴こえてくる音に、脳が反応していることを示している証拠でしょう?
でも、それだからといって、言葉なども健聴者と全く同じように聞き取れている、という「確実な証拠」にはならない。脳はその時、確かに音に対して、反応はしている。しかし、聞いた音を正しい言葉で聞き取れているかどうかは、本人と他者(健聴者)とのすり合わせによってしか、証明できないのだ。これは、感音性難聴障害を知っている者にしか、わからない事実だ。だから、「障害のことは本人にしかわからない」ともいわれるし、聴覚障害という点に関しては、佐村河内氏を擁護する聴覚障害者も多いのだ。
健聴者の頭が、おかしいよね。そう言ったら絶対ダメだけど・・・・。

新垣氏の言葉をちょっと借りれば、「音を聞くことと、言葉を聞くこととは、同列にして考えることは出来ない」。言葉を単に音として聞き取るということと、聞き分けて理解することは違う。コミュニケーション障害を理解するためには、ここを理解しなくてはならないだろう。聴覚実験だけではダメだ。聴覚実験に相当しているのが、「標準聴力検査」や「ABR」であり、コミュニケーション障害の程度を調べるための検査が「語音明瞭度検査」なのだと思えば、わかりやすくなるだろう。分けて考えることが必要だ。混同すると、理解できなくなる。

それから、「感音性難聴障害はなぜ起こる?」
この疑問について解明することも、この障害をよく知る重要なポイントになると思います。
脳や耳の器官(外耳など)ではなく、有毛細胞や聴神経が原因になるからです。

『「耳の不調」が脳までダメにする』(中川雅文/著)
[ 2014-07 -29 18:30 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/20021182/



ただ、聴神経が無い人は全く聞こえないというのですから、聴神経よりも有毛細胞の損傷具合などが大きいのでしょうかね? 研究が進んで、解明されると聴覚障害の理解にも役立ちそうで、いいと思っています。
by bunbun6610 | 2019-03-30 23:16 | 聴覚障害
補聴器を使っている事・補聴器を販売している事
2つの視点でよくする耳・補聴器ブログ

パートナーズ補聴器 代表 / 難聴の補聴器調整者
深井 順一

『補聴器装用と選択の決め手、聴力よりも重要な語音明瞭度』
2014年8月5日 / 2019年3月11日
https://l-s-b.org/2014/08/comprehension-ability-power/




よくこんなに詳しく書けるなぁ、と思っていたら、
著者も難聴者だったんですね。
これは聴覚障害者に大変心強い。
一般の健聴者は、

「聴力がそんなに悪くなければ音は聞こえるし、
言葉の聞き取りも大体可能(なはず・・・・)」

と思い込んでいる人が圧倒的に多い。

しかし、実はそうではないのである。
感音性難聴障害の説明では、この語韻明瞭度を理解して
もらうことが絶対不可欠だ。
by bunbun6610 | 2019-03-13 21:35 | 聴覚障害

家族内差別


妹から急にメールが来た。
母からは何も言ってこない。
母はメールやFAXが億劫、というよりも、自分ではほとんどできないゆえ、
どんな話でも音声電話でしか、家族と話すことができない。
それで何かあると必ず、私にではなく、
妹に話がいくことになってしまうからだ。

妹によれば、その話の内容とは、母が白内障になった、
という。
それを知って、自分にも何かやれることはないかと思い、
妹に聞いた。

「お母さんにメールし聞いたけど、
やっぱり意味が分からない文章なので聞きます。
僕はいつ付き添いに行けばいいの?
事前申請すれば、有給が取れるから行けるよ。」


ところが、聴覚障害を持つ兄は足手まといになるだけだと
思っているのか、妹も一方的な指示しかしてこない。


「1回目は私が送迎する。
2回目はタクシーを使ってもらう。
手術と術後の処置で5回以上は眼科に通わないと
行けないからタクシー代を見舞金として渡したら?
お母さんに直接渡そうとしても拒むかも…
こっちに送ってくれたら、眼科の支払いや食料の
買い出し代に代えてあげられるけど。」
(2019年2月6日 14:18:38)

要するに、妹が自分でやるから、お金だけ出して、
というのが、妹の要求だった。
これにはさすがに、腹が立ってきたのだけれども、
だからといって、あんな母の面倒を見れるわけでもないので、
さすがに諦め、結局は妹の言いなりになった。

お金を妹の口座に振り込んで、後は妹に全て任せることにした。
こんな頼りない兄であるが、母も確かに、
私よりも妹を頼りにしている。
しかし、やっぱり、

「お前では俺の面倒を見れないから」

と実の父親から言われた、長男だったろう者のことを
思い出した。
そのろう者は、家の財産相続権も弟に奪われたのである。
やっぱり、自分もこうなってしまうのか、
と無念さも出てきた。
by bunbun6610 | 2019-02-06 22:21 | 聴覚障害
昨日、『たけしの家庭医学 名医のセカンドオピニオン』
(TBSテレビ、毎週火曜日放送)
https://www.asahi.co.jp/hospital/
を観た。
毎週観ているわけではないが、毎回よくある筋で、
患者が病院を転々として、本当の病名と適切な治療法を
探す経験が結構ある。
最初にかかった病院で診断された結果を、
「ファーストオピニオン」というらしい。



ファースト・オピニオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファースト・オピニオンとは、検査や治療を受けるに当たって、
患者が主治医から聞く意見のこと。
第1の意見。
主治医から見た場合には、検査や治療を開始するとき患者に
行う説明のこと。
セカンド・オピニオンと対比される言葉。
医療分野以外でも使われることがある。

インフォームド・コンセント(説明と同意)またはインフォームド
・デシジョンのためにファーストオピニオンは重要である。
主治医との話し合いという側面があり、ファーストオピニオンは
1回きりのものではなく、場合によっては2回目、3回目もありうる。

各種臓器のがんでは、主に生検組織診で病理診断がなされ、
画像診断の結果等も総合して確定診断となる。
部位等の条件によっては細胞診断が確定診断となることもある。
主治医から病理診断結果を含む確定診断が説明され、
治療方針等が伝えられるがこれが、ファーストオピニオンに
相当する。

たとえば病変部の臓器を摘出する場合は、摘出前に、
根拠となった病理診断を確認することが重要である。
病理診断を担当した病理医が病理診断科等で顕微鏡像を
示しながら病変を説明する場面も増えており、
これもファースト・オピニオンの一種である。

ファースト・オピニオンが十分であったとしても患者にとっては
他の専門家にも確認したいという要望が生じるのは当然であり、
別医療機関の専門家に求める意見がセカンド・オピニオンである。
なお、同一医療機関内での専門家の意見を聞くことは、
チーム医療の範囲であり、ファースト・オピニオンと呼ぶほうが
適切と考えられる。



しかし、ファーストオピニオンで完治しない、それどころか、
命にも関わるのではないかと思うぐらい重症化してしまう
ケースもある。
そこで疑問に思った患者は、別の病院の医師にも診てもらいたい、
と思うようになる。
それが、「セカンドオピニオン」であり、
『たけしの家庭医学 名医のセカンドオピニオン』の
事例だそうだ。


昨日の内容も、病気こそ違っても、過去に観た事例と同じ
パターンだった。
ファーストオピニオンでは、科学的な根拠もなく、
医師の汎用的な治療経験(これに凝り固まってしまって
いるみたいだった)、勘や推測だけで判断し、
様々な治療法を試してみるだけ。
「数撃ちゃ、当たる」方式だ。

私のかかりつけの医師も、そういうろくでもないやり方で、
毎回、下らないアドバイスをしては、次第に薬の種類や量を
変えたりするだけ。
それで一向に良くならない。
信用できないので、もうやめてしまった。

しかし、名医は可能性のある病気全てを想定し、
それを調べる検査を必ずしている。
つまり、客観的論理的に、まるで犯人を見つけるかのように、
正確な病名を探し当てていたのである。
そして、その結論から、適切な治療法を選び、
患者を治していたのだった。

名医は本人だけでなく、付き添っている奥さんからも
問診(もんしん)し、よく注意して聞いていた。
「白髪が急に増えていた」
「顔が真っ青になっていた」
など、一見、胃の病気とは全く関係のないことまでも
思い出させていたのだった。
緻密な問診の結果、再度の内視鏡検査でも、
緻密に調べたところ、病名を突き止める証拠を見つけ出したのが、
この名医の業だった。

このテレビを観ていると毎回、子どもの頃から聴覚障害だった
自分のことも思い出す。

もうだいぶ昔のことだが、私も、最初の医師からは
「耳の中を掃除すれば治る」
と言われた。
それから後の医師も
「治せない。補聴器を試してみなさい。
ここを紹介するから」
と言って、新宿リオンを紹介された。
しかし、当時の補聴器は性能が低すぎていて、
どうにもならなかったのを、今でもよく憶えている。
さらに、後でわかったことだが、この医師は身体障害者認定医
だったのである。
それでも、聴覚障害のことは一言も伝えられなかった。
そして、私が就職できず、短時間アルバイトを掛け持ちして
生活していた頃に、テレビドラマでの手話ブームがあり、
それを知って、耳の聞こえない人が世の中には他にもたくさん
いること、その人たちはろう者(聾唖者)と呼ばれていて、
手話という言語を話す、ということも知った。
そして、それを覚えるには、手話サークルなどがある、
ということも知った。
そして私は、手話サークルに行ってみることにした。
当時の手話サークルは、今よりもずっと高レベルだったのを
思い出す。
ろう者が指導に直接関わっており、その指導は厳しかった。
しかし、厳しいといっても、諦めずに何度もやり続けるろう者の
姿勢の方が、ずっと大変だっただろう。
そのうち、ろう者が何度もやって見せるのは大変なので、
ビデオカメラで撮影し、一度やった後は、ビデオを繰り返し見て、
わからない部分はどこか探し出して、そこだけをまたろう者から
解説してもらう、というやり方に変わっていった。
今の時代では、ろう者は指導に関わらなくなってきているらしい。
だから、健聴者が教えやすい、日本語対応手話が圧倒的に
なってきているのではないか、と思う。

話が本題から反れてしまったが、実はこの手話サークルが、
私の聴覚障害にとってのセカンドオピニオンになったのである。
サークルに行くと、手話指導・学習はそっちのけで、

「あなたはろう者ではない。
難聴者だ。
でも絶対、聴覚障害者だと思う。
もう一度、聴覚の検査をしてもらったら? 
今度は役所の福祉課に言ったほうがいいよ」

というアドバイスをしてくれたのである。
そして役所でも身体障害者認定医ではなく、
県のリハビリセンターへ私を連れてゆき、
聴覚の検査を受けさせた。
その結果、すでに聴覚障害者になっていたことが
判明したのである。

こんなケースが私のほかにも、まだまだたくさんある
のではないだろうか。
この情報が参考になれば幸いである。





【関連記事】


·身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、どうやって就職するのか?
[ 2013-01 -16 18:00 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/17137010/




·身体障害者認定医がいる病院を調べるには
[ 2013-01 -17 18:00 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/17155683/
by bunbun6610 | 2019-02-06 07:39 | 聴覚障害

Fの随想録
『“聴覚障害者と音楽パフォーマンス”』
〔2018年09月25日(火) 18時05分33秒〕



私の場合で言えば、以前に

「実は、自分は音楽が大好きだ」

と書いたのは、

「聞こえなくなってしまった今となっては、
健聴者のようにステレオやBGMなどで、
音楽を耳で聴く行為」

という意味ではなく、

「昔聴いたことのある音楽を頭の中で再生
する行為が好きだ」

という意味なのである。
だから、健聴者が言うような「音楽が好き」とは、
意味が異なってしまって(変容してしまって)
いるのだ。
これは、中途失聴者に近い者ならではの感想
なのかもしれない。



下の話も、音と重要な関連がある事実だと思う。



Fの随想録
『“損する聴覚障害者 ~ホラー映画~”』
〔2018年8月14日(火)21時22分44秒〕


昨日は台風24号の列島縦断がありましたね。
健聴者は怖くて眠れなかったのかもしれませんが、
暴風の音が全く聞こえない私はむしろ、
ぐっすりと眠れました。
by bunbun6610 | 2018-10-01 08:56 | 聴覚障害

難聴の疑似体験

難聴の疑似体験


·聴覚障害者を疑似体験する方法
[ 2013-02 -28 18:00 ]




これは当ブログではよくランキングに入るほど、
アクセス数が多い記事だ。
しかし、下の記事も読んでみて下さい。


他の聴覚障害者の説明例。


香聾館
『25.疑似体験』
http://blue.ribbon.to/~korokan/exhibition/essay/25.html


>「ろう者の聞こえは、感音性難聴か、あるいは混合性難聴だ。伝音性難聴のろう者というのは、まずいない。ところが、だ。手話教室の一部では、耳栓をして、聞こえにくい状態の疑似体験をさせることがある。これは、伝音性難聴の疑似体験だ。感音性・混合性難聴の疑似体験にはならない。ろう者への理解に対して、一体どれほど効果がある疑似体験だというのか?」



>「実際には,耳栓をして音が小さく聞こえる状態イコール難聴の状態,というような単純なものではありません。難聴の種類にもよりますが,たとえ音が聞こえてもその音は歪んで聞こえるため,何の音なのか弁別することが難しいという問題があります。そのため,残念ながら耳栓の使用だけでは本当の意味での難聴疑似体験とはいえないということを踏まえておいてください。」




>「もちろん、聞こえに問題がある人々の全てが感音性・混合性難聴ではない。伝音性難聴の人々もいる。彼らを軽視するのは良くない。さりとて感音性・混合性難聴の疑似体験は、できないのだから仕方がない、というのも間違っているように思う。聞こえの疑似体験は難しいが、言語習得の困難さの疑似体験は、簡単にできる。」




>「ラジオ: まいにちロシア語……周波数をずらして、ひずんだ音声を聴く」





私も、これを読んで「素晴らしい」と思った。
やはり、聴覚障害のことは、聴覚障害者が著した著作物の方が、
圧倒的に優れている。



さらに、他の難聴者・中途失聴者の説明では、例えば、

「不完全なパソコン・キーボードで打ち込まれた文字を
見ているような感じ(聴覚情報)になる」

とかもあった。


難聴でも成功できる
『「よく聞こえない世界」とは?~難聴を体験する』
https://nancho.mimiral.com/index.php?%E3%82%88%E3%81%8F%E3%80%8C%E8%81%9E%E3%81%93%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F


これは、森 達也監督『FAKE』にも出演されている
聴覚障害者が著したブログだ。


私の場合は、子どもの頃は

「壊れたラジオ
(というか、同調が不完全なラジオ番組。
昔のラジオはデジタル式ではなく、
同調するまでダイヤルを手動で調整するタイプだった。)
を聴いているような感じ」

だと、周囲の人に説明していたが、
健聴の大人には納得してもらえなかった。
健聴者は多分、

「そもそも、壊れたラジオから音が出るのか?
音が出ていることがわかるなら、なぜ聴こえないのか?」

と疑問に思っていたのだろう。



大人になって社会に出てから、私は会社の上司に勧められて、
ドラゴンスピーチを初めて試したことがあった。
その結果が、実は下の記事に収められている。



·健聴者が感音性難聴障害を、音声認識ソフトで疑似体験する
[ 2012-01 -15 23:08 ]




このドラゴンスピーチの認識力と、私の聴覚障害
(ただし、補聴器を装用した場合でのケースで)
が、かなり一致するのである。
健聴者が、難聴障害における聴こえの体験をすることは
難しい。
だが、聴こえていても理解できない、ということが実際に
起こりえる、ということはわかるだろう。
ドラゴンスピーチの場合は、ソフト側の問題点に起因している。
このソフトの不具合が、聴覚障害者の聴神経とか、
その他の聴覚障害の原因に相当していると考えてよいのでは
ないだろうか?
以上、私なりの仮説ではあるが。



しかしまぁ、「難聴の疑似体験」をインターネットで検索して
調べたことを参考に論文を書き、大学に提出していたなんて、
ガッカリだ。
学者などの卵と呼ばれる人(健聴者)たちが、
そんなセコいことをしているとは。

聴覚障害者の大学生が自らの体験で論文を書いたほうが、
よっぽど障害者福祉の役に立つと思うが。
by bunbun6610 | 2018-09-15 00:49 | 聴覚障害

聴覚障害者には手話を?

一般財団法人 全日本ろうあ連盟
『厚生労働省へ聴覚障害者の福祉施策ならびに労働及び雇用施策について要望書を提出』
掲載日:2016/01/15

https://www.jfd.or.jp/2016/01/15/pid14467

より、一部抜粋。(以下)



「現・手話協力員要領
(イ)手話協力員の委嘱に当たっては、所期の目的を達成しうるよう、都道府県民生関係部課ろうあ者の団体等の協力を得て、適格者の選定を行い、ろうあ者に対する就職指導業務の計画的かつ円滑な実施を図ること。
 ↓
修正意見
(イ)手話協力員の委嘱に当たっては、所期の目的を達成しうるよう、都道府県民生関係部課、聴覚障害者団体等の協力を得て、適格者の選定を行うとともに、都道府県民生関係部課もしくは聴覚障害者情報提供施設、聴覚障害者団体等を手話協力員の派遣窓口とし、聴覚障害者に対する就職指導業務の計画的かつ円滑な実施を図ること。」



「⑤ 難聴者、中途失聴者の情報保障のために、要約筆記の活用にも同じように助成金が利用できるようにしてください。」

手話を第一言語とするろう者にとって、1対1の場面(面接等)では、口話・筆談だけのコミュニケーションでは自分の思いを十分に伝えることが出来ません。1対複数の場面(朝礼・会議・研修・資格取得等)では尚更です。
 聴覚障害者にとって、職場における情報アクセスの保障やコミュニケーション・意思疎通の保障は、就労継続上、必要不可欠です。この障壁から仕事内容の幅が広がらない、昇給・昇進の機会が奪われ、強いては人間関係にも大きく影響を及ぼします。
 しかし、「手話通訳担当者の委嘱助成金の制度」は、聴覚障害者の情報保障の唯一の制度であるにもかかわらず、現在の助成内容では、時間が長くなる会議や研修の場合、事業所負担が重くなり、本人のスキルアップのための研修が受けにくい現状にあります。
 また、年間助成額に上限があるため、情報保障の範囲も限られたものになり、複数の聴覚障害者が複数の部署に配属されている場合は、更に情報保障される内容が限定されています。それぞれの聴覚障害者が自分の能力を十分に発揮できるように、1回の助成額と年間利用額の見直しが急務です。
 事業所は障害者雇用率をきっかけに採用しているため、2014(平成26)年4月改定以降、聴覚障害者に情報保障が必要と気づいても、雇用後10年を過ぎていた例がいくつもあったことから、事業所や職業安定所に利用の周知徹底が必要です。」


「6.聴覚障害者等ワークライフ支援事業を国の制度として新設してください。
また、雇用・労働分野における聴覚障害者専門の相談支援体制の整備拡充のために、聴覚障害者情報提供施設でも職場適応援助者(ジョブコーチ)事業を拡充してください。
(1)現在、大阪府の独自事業として実施されている聴覚障害者等ワークライフ支援事業は、就職前後の聴覚障害者(重複聴覚障害者を含む)に対して、個々のニーズに応じた雇用・労働相談・支援を行い、聴覚障害者の職場定着に成果を上げています。
聴覚障害者の就労面での相談支援機能の充実を図るため、聴覚障害者等ワークライフ支援事業を国の制度として実施してください。
(2)聴覚障害者が就職してからの職場定着支援として、ジョブコーチ支援事業を現在、全国50ヶ所の都道府県に設置されている聴覚障害者情報提供施設でも実施できるようにしてください。
(3)聴覚障害者の職場定着を確実なものとしていくために、聴覚障害者がコミュニケーションや意思疎通に不安を感じることなく、職場定着指導や職業相談などが受けられるよう、ジョブコーチの条件に「手話ができる」ことを明記し、ジョブコーチ養成のカリキュラムに「手話」を取り入れてください。

「7.全国に約300ヶ所設置されている障害者就業・生活支援センターが聴覚障害者にとって利用しやすくなるよう、聴覚障害者の相談や職業訓練等のために手話通訳者を配置する派遣費を予算化し、情報アクセスの保障やコミュニケーション・意思疎通の保障の体制を整備してください。
(説明)
 聴覚障害者にとって、公的な就労相談の場所である職業安定所と障害者就業・生活支援センターでは、筆談対応が中心とした支援が多く、手話を第一言語とする聴覚障害者にとっては利用しにくく、相談支援機能が十分とは言えません。聴覚障害の特性に理解を持った手話通訳者の配置を整備してください。」




================================





以下、「何で?」と疑問に思ったこと。


この団体が用いている「ろうあ者」「ろう者」「難聴者」「中途失聴者」「聴覚障害者」の言葉の定義とは?
適切に使い分けているのだろうか?
有名障害者団体の声明によって、社会に誤解が起きると困るが・・・・。

聴覚障害者ジョブコーチには手話を?
では、要約筆記ができるジョブコーチは?
「現在はいない」と聞いているが・・・・?
要望はなし・・・?
要約筆記では仕事が少ないから、手話通訳者になり変わる人も、
いるんだよねぇ・・・。
そうなってしまう責任は誰?






【関連記事】


·なぜ手話ができない聴覚障害者が多いのか?
[ 2014-07 -19 18:30 ]






·聴覚障害者についての誤解と、手話言語法
[ 2014-06 -22 18:30 ]







1.平成17年版 障害者白書の概要 - 404 Not Found - 内閣府
www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h17hakusho/gaiyou/sy05...
2018/09/01 · 視覚障害者のうち点字を使用する者は10.6%で、重度の視覚障害者でも17.3%に止まっており、音声での情報提供が不可欠な者も多い。 聴覚障害者のうち手話を使用する者は15.4%で、重度の聴覚障害者でも23.0%に止まってまって ...






2011年1月
·NOTES 「聴覚障害・難聴に関する学習の現状と効果」
研究開発室 水野 映子
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/note/notes1101a.pdf





REPORT
Spring 2010.4
聴覚障害・加齢等による難聴に対する理解
―コミュニケーションに関する一般生活者の知識・意識と対応―
研究開発室 水野 映子
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/report/rp1004b.pdf





·要約筆記者って、どんな勉強・練習をしているの?
[ 2018-05 -09 18:30 ]




>「現・手話協力員要領
(イ)手話協力員の委嘱に当たっては、所期の目的を達成しうるよう、都道府県民生関係部課ろうあ者の団体等の協力を得て、適格者の選定を行い、ろうあ者に対する就職指導業務の計画的かつ円滑な実施を図ること。
 ↓
修正意見
(イ)手話協力員の委嘱に当たっては、所期の目的を達成しうるよう、都道府県民生関係部課、聴覚障害者団体等の協力を得て、適格者の選定を行うとともに、都道府県民生関係部課もしくは聴覚障害者情報提供施設、聴覚障害者団体等を手話協力員の派遣窓口とし、聴覚障害者に対する就職指導業務の計画的かつ円滑な実施を図ること。」



そういえば近年、ハローワーク専門援助第二部門では、
手話が出来ない職員が増えている(手話が出来る職員がかなり減っている)。
そのため、手話を使う聴覚障害者(主に、ろう者だが)にとっては、
確実かつ円滑な相談業務を受けられないケースが増えている。
こうした現状から、各地でもろう者から要望があった可能性も
否定できないだろう。




>「聴覚障害者にとって、職場における情報アクセスの保障やコミュニケーション・意思疎通の保障は、就労継続上、必要不可欠です。この障壁から仕事内容の幅が広がらない、昇給・昇進の機会が奪われ、強いては人間関係にも大きく影響を及ぼします。」


上記の問題点の実例と判例(大阪)
·三菱東京UFJ銀行の聴覚障害者差別裁判の判決(2009年4月)
[ 2012-04 -03 21:26 ]

by bunbun6610 | 2018-09-08 08:57 | 聴覚障害

北海道大地震で思うこと

北海道大地震の犠牲者の方へ、
お祈り申し上げます。
各地の一日も早い復旧を願います。


北海道の地震が震度7と知って、驚いた。
2011年3月11日の東日本大地震規模だ。


大規模停電と聞いて、

「自分がそこにいたらどうすればいいのか?」

と考えてしまった。

聴覚障害者にとって最大の問題は情報障害、
コミュニケーション障害だといわれている。
それは健聴者とは違い、目から情報を得ることに
依存している。
だからもし、暗い時間に停電まで起きたら、
どうするのか?
懐中電灯があれば大丈夫だと言えるのか?
決して「大丈夫」だとは限らないだろう。

仮に、健聴者が親切に筆談をしてくれたとしても、
それは暗い場所では見づらいだろう。
懐中電灯を使ったとしても、見づらいだろう。
つまり、音声のようにいつでもどこでも、
すぐに確実に伝わるとは限らないのだ。

電気を使う電光・液晶パネルからの情報も、
完全に失っていた。
その時、どうすればいいのかわからなくなってしまう。

聴覚障害者だけ自然と後回し、そして放置されてしまう
ことも十分にありうる。


もし、山で生き埋めになったら、もう終わりだ。
助けを呼ぶ声は出せても、救助者の声は聞こえない。
終わりだ。
その時は、私はあっさりと、生き延びるのを諦めよう。

いざという時には、自分で逃げられるのが聴覚障害者だが、
自分がこうなると、あっけなく死んでしまう。
意外と弱いんだなぁ、聴覚障害者は。





【参考情報】

https://ameblo.jp/mikiandou/entry-11873673352.html



読売新聞記載のお知らせ
「聴覚障がい者災害時の困ること
 S・O・S~災害時支援マニュアル」

2014-06-08 13:24:18
テーマ:
聴導犬 聴覚障害者
本日の朝、ある生徒さんの母親から数年ぶりのメールが届いた。

「安藤先生に会うことができてうれしいです」

え?会っていないのに、何を言ってるのかな?と思ったら・・・

「読売新聞に載っている安藤先生を見て、嬉しかった」とのことでした。

あ!そうだった!あわてて、読売新聞を購入に走りました。

この生徒さんの母親からお願いされたお陰でMAMIEを設立したのです。

このお母さんのメールの力ってすごいですね。。。。
私はいろんな人に支えられてきました。本当にこのお母さんをはじめ、いろんな方々に支えられて・・・本当に恵まれております。

読売新聞の記者である本部さんも何度かメールを頂き、いろいろ考えて下さり、このような記事ができたのはお礼を申し上げます。

新聞の力というのは昔から変わっておりません。
現在は新聞紙だけでなく、ネットでも見れるようになっており、探せば、この記事が出てきますので新聞の力はすごいと思います。

(読売新聞の記事は下記の通りです)


生まれつき耳が聞こえない豊中市のイラストレーター、安藤美紀さん(45)が、災害時に聴覚障害者が直面する問題などをまとめた支援者向けの冊子を大阪市淀川区社会福祉協議会と共同で作った。救助の声やサイレンの音に気づかないことなどをイラスト付きでわかりやすく記しており、福祉施設などから注目を集めている。(本部洋介)

 安藤さんは幼い頃から絵を描くのが好きで、高校生の頃に漫画雑誌で新人漫画賞努力賞を受けたという。現在、障害のある子供らに絵やパソコンを教えるNPO法人「MAMIE」(大阪市淀川区)の代表を務めるほか、聴覚障害者の耳代わりとなる聴導犬を紹介する漫画を描いたり、講演をしたりしている。

 冊子は、南海トラフ巨大地震などの発生が懸念される中、聴覚障害者が普段の生活でどんなことに困っているかを知らない人が多いことから企画。3月にあった災害支援のセミナーに合わせて800部作った。

 タイトルは「聴覚障がい者災害時の困ること S・O・S~災害時支援マニュアル」で、かわいらしいタッチの登場人物などを通して障害者の悩みや支援の方法を紹介。災害時には防災無線などが聞こえないことから、「肩をたたくなどして呼びかけ、ジェスチャーを交え、『つ・な・み』など口を大きく開けて避難を伝えてほしい」としている。

 また、倒壊家屋の下敷きになった人を助ける際、聴覚障害者が巻き込まれているかもしれないという視点で、「ライトを点滅させるなど救助を知らせる工夫を」と求め、聴覚障害者にも「笛の用意を」と呼びかけている。避難所で陥りやすい心理状態として、放送が聞こえず、周囲の人が一斉に動き出すと、「何が起きたの」と心配になることを示し、支援を求めている。

 安藤さんは「聴覚障害者はなかなか情報を得られず、孤独を感じやすいが、周囲の人が必要な情報を紙に書いて示すなど、ちょっとした支えで安心につながる。冊子を通じてそれを知っていただけたら」としている。

 冊子はB5判19ページで、各地の福祉施設から注文があるという。約50部残っており、先着順で希望者に無料で配る。郵送希望者は着払いで応じる。問い合わせは同協議会(06・6394・2900)へ。

by bunbun6610 | 2018-09-07 22:29 | 聴覚障害

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610