蒼穹 -そうきゅう-

カテゴリ:障害者問題・差別( 76 )

スマホは迷惑行為を増やす道具なのか?


ある日、地下鉄の駅のホームを歩いていたら、
こんな光景を見た。

ホームを歩いている人がいた。

先頭はスマホを見ながら、かなりゆっくりと歩いている、
中年の男性。
この人は健常者だ。

そしてその後ろからは、何人かの人が続いていた。

後ろの人は追い越そうかどうか、
迷っているのかと思ったら、
よく見たら白杖を持った人が、
スマホを持った男性の後ろに、
杖を左右に振って歩いていたのだった。

なるほど、前の人の速度に合わせていたのだ。
地下鉄の狭いホームで無理に追い越すと危険だ。
だが、前の人がなぜ遅いのかまでは、
その目の見えない人にはわからなかっただろう。

念のために、速度を遅くして歩いていたのだろう。
その結果、目の見えない人の後ろに続いて
いた人たちまで、のろのろと続いていたのだった。

これを見て、あなたならどう思う?


これは、国連・障害者権利条約の「間接差別」に
該当すると言えるのだろうか?
こんな場合でも「気づかなかった」「無知」「無関心」
が原因の「間接差別」になりえるはずなのだが・・・・。



次の記事も、必見だ。
現在、当ブログのアクセス・ランキングで4位に
入っている。


異常過ぎる従業員のスマホ中毒
『元記事』; ここをクリック

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by bunbun6610 | 2018-04-06 19:00 | 障害者問題・差別

「耳が聞こえない」で入居拒否の体験投稿 法律はあってもなくならない偏見

https://www.excite.co.jp/News/smadan/E1521113878726/


「耳が聞こえない」で入居拒否の体験投稿
 法律はあってもなくならない偏見


スマダン 2018年3月18日 11時00分
ライター情報:上西幸江/HEW

身体に障害を抱えているという理由で、入居を断られるケースがある。
物議を醸しているのは、引っ越しの費用を支払うギリギリの段階で

「耳が聞こえない」

ことだけを理由に家主から入居を拒否されたとのツイートだ。


■入金直前になって拒否「差別じゃないなら何なの?」

投稿者は家賃などの支払い能力や生活能力には問題がないにも
かかわらず、聴覚に障害があるというだけで入居を断られたそう。

「これ、差別じゃないなら何なの?
音が聞こえないだけで?」

と困惑した様子で憤りのツイートをしている。

大手企業で働いており勤務条件もしっかりと安定しているため、
査定でマイナスになることはないはずだと思っていたそうで、
実際引っ越しの際に障害を理由に断られるのは今回が初めてのこと
だった。
仮申込の時点では聴覚に障害がある人を受け入れていないとの話
は出ておらず、入金直前の段階で入居を拒否されたという。
家主に理由を問いただすと

「障害者はイヤ」

というだけの理由だったにもかかわらず

「差別はしてるつもりはありません」

とも返答があったとのことで、投稿者は怒りを滲ませた。


■法律はあってもなくならない偏見

障害があるとの理由だけで入居を拒否することは、平成28年に施行
された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者
差別解消法)」の違反事項に該当する。
同法律は障害を理由に分け隔てられることをなくし、差別を解消して
いくことを目的に制定されたものだ。
しかし、今回のツイートに対しては

「車イスですが部屋探しは本当に大変です」

「障害を理由に契約の解除を不動産屋と大家に言われて
行き詰まっています」

といったコメントが多く寄せられた。

障害を持っている人々から共感の声があがっているところを見ると、
法律が施行されても偏見や差別がなくなっていない現状があるようだ。

一方で

「気になるのは火災の時の避難」

「非常ベルが聞こえず逃げ遅れになったら責任取れない」

など、音が聞こえない人を入居させることへの家主の立場からの
不安に理解を示す声もあがっている。
とはいえ、一連のツイートでは

「想定できることはすべて手を打ってある」

「火災報知機の問題は対応可能な福祉機器があり、
接続使用可能なのも確認済み」

「呼び鈴問題や宅配問題については常に使っている福祉機器で
解決できる」

と、自身で対策していることもつづっており、リスクがあるからと
いって入居を断っていい理由にはならない。

投稿者は

「こういう『事案』はあるあるで埋もれさせてはならない、
また世の常にはさせてはいけない」

「『あるある』案件が『それはないわ』案件になってほしい」

との希望もツイートしている。
障害を理由にした差別が依然横行し、泣き寝入りをしている人が
いるという事実があるなら、社会全体で解決に取り組む必要が
あるだろう。

(上西幸江/HEW)




===========================






私も昔、こういった話は同障者から聞いたことがあるし、
自身でも10年ほど前に経験がある。
やはり

「火災事故などが起きた場合に、家主が責任を負えない」

といったハードルがあるようだ。
別の賃貸物件では、そういうことはなかったのだから

「あそこの仲介業者は差別に当たるのではないか」

と思わざるをえなかった。
耳が聞こえないことを隠そうとすることもできるが、その場合、
筆談を求めることはできないし、
聞き返すことが多くても面倒がられたり、

「アンタ、日本人ではないのか?」

なんて怪しまれ、断られてしまうケースがあった。
同じようなケースに遭ったことがある聴覚障害者はきっと、
たくさんいると思う。
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by bunbun6610 | 2018-03-31 18:00 | 障害者問題・差別

障害者プロレス・格闘技

障害者プロレスについて、調べてみたら、下のサイトが出てきた。


HUFFPOST
BLOG
『障害者プロレスのドキュメンタリー「DOGLEGS」は
あなたの価値観を必ず揺さぶる』

杉本穂高 映画ブロガー・ライター
〔2016年01月27日 22時40分 JST
| 更新 2017年01月26日 19時12分 JST〕
https://www.huffingtonpost.jp/hotaka-sugimoto/doglegs_b_9077544.html





With News
『障害者プロレス、走り続け25年
 健常者とも試合「こんな世界が…」』

河原夏季
〔2015年10月24日〕
https://withnews.jp/article/f0151024002qq000000000000000G0010501qq000012648A


これを読んで、すぐに思い出したのは
映画『フリークス』だ。


·映画『フリークス』(1932年制作・公開)
[ 2014-11 -06 18:30 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/20077722/


絶対、共通点がある。
まだ観ていない人がいたら、絶対に観てみよう。
この映画では、日本人の障害者に対する
見方とは全く違うことに、気づくはずだ。


そしてもう一つ、思い出すのが聴覚障害者プロレス
団体『闘聾門』や『HERO』だ。


·『あの日の夢を今リングへ ―ヤミキ 63歳の挑戦―』
[ 2014-07 -26 08:57 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/20034869/

ヤミキ選手は、HEROに所属している。


他に、障害者格闘技団体ではなく、
健常者の団体で活躍している聴覚障害の選手もいる。
現役チャンピオンだという。

https://www.k-1.co.jp/fighter/694/
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by bunbun6610 | 2018-03-21 18:00 | 障害者問題・差別

安倍昭恵氏「障害者でもできることはたくさんある」って、どういう意味だ???

https://www.excite.co.jp/News/politics_g/20180317/Jiji_20180317X484.html?_ga=2.110625925.1620390277.1521384331-1290832337.1521384331



昭恵氏「過去を反省することも」=「森友」言及はなし

時事通信社 2018年3月17日 17時58分
(2018年3月17日 23時57分 更新)

安倍晋三首相夫人の昭恵氏は17日、愛知県東海市で
開かれた障害者福祉のイベントに出席し、

「私も過去を後悔したり反省したりするけど、
あまり先に起こることを心配したり恐れたりせず、
日々やらなきゃいけない瞬間瞬間を大切にしたい」

と語った。
学校法人「森友学園」への国有地売却で自身の関与が
焦点となっていることが念頭にあるとみられるが、
直接の言及はなかった。

 イベントでは、脊髄性筋萎縮症で寝たきりになりながらも
障害者自立支援活動などを行っている佐藤仙務氏と対談。
昭恵氏は

「日本は障害者に対し、福祉を提供しますよ、
何かやってあげますよというところがあるが、
障害者でもできることはたくさんある」

と激励した。

 森友問題で昭恵氏の証人喚問を求めている立憲民主党の
福山哲郎幹事長は17日、群馬県伊勢崎市で記者団に

「公の場に出て講演されるなら、国会に出てきて事実を
語ってほしい」

と述べた。



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改ざんは、やってはいけないことだ。

それともう一点、気になることが。

「障害者でもできることはたくさんある」

とは、どういう意味だ?

助詞「でも」を使った意味が、気になる。
もしかして、この人だって、思い上がっていないか?
決して、「激励」にはならぬ言葉遣いだと思う。
日本語もろくに使えないくせに、いい加減な報道をするな。




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https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180317/Mainichi_20180318k0000m040046000c.html?_ga=2.44549156.1620390277.1521384331-1290832337.1521384331


『<森友学園>詳細すぎる決裁文書 組織防衛か、政治的圧力か』

毎日新聞社 2018年3月17日 20時29分
(2018年3月17日 21時54分 更新)


森友学園との国有地取引で財務省近畿財務局が作成した改ざん前の決裁文書には、安倍晋三首相の妻昭恵氏や国会議員秘書の発言、さらには学園の記者会見に参加した報道機関名まで克明に記録されている。異様な細かさの背景には、問題化した際の組織防衛があったとする見方も出ている。19日に開かれる参院予算委員会の集中審議を前に、担当した職員の心象風景を読み解いた。【和田浩幸、井出晋平】

 改ざん文書14件のうち「細かさ」が目を引くのが、2015年5月に学園と国有地定期借地契約を結ぶ直前に作成された「普通財産の貸付けに係る特例処理について」(同年4月30日付)だ。契約とは直接関係のない昭恵氏や政治家の名前が多数登場。籠池泰典前理事長の「日本会議大阪代表・運営委員」という肩書入りの名刺も添付され、わざわざ注釈で日本会議と政治家の接点を説明している。

 「これほど生々しい記録をあえて残しているような文書は、見たことがない」。本省の主税局で勤務した経験がある元財務官僚の山口真由さんは、取材に驚きを口にした。「今回の改ざんで削除が問題視された『本件の特殊性』などの記述のように、決裁文書は読む人が読めば分かる必要最小限の表現や簡潔な記述が多かったと思う」と振り返る。

 山口さんが注目するのは、昭恵氏のほか、土地の貸付料について「高額だ」などと注文をつけてきた国会議員の名前がたびたび登場すること。「将来、政治家の意向をそんたくした異例の処理だとして問題視される可能性に備え、近畿財務局が組織防衛のために詳細な記録を残したとも考えられる」と推測する。

元財務官僚の小黒一正・法政大教授も「自分の知る限り本省での決裁文書は簡潔な場合が多い」と指摘。「森友案件で政治家や首相夫人の名前が出ていることは財務省内で知られており、事案の特殊性をわざわざ書かなくても分かりきっていたはずだ」と首をかしげる。「近畿財務局などの国有財産の案件では、詳細を記録する慣例があったのかもしれない。この案件だけを担当者がいつもと違うフォーマットで作成したとすれば、その理由は分からない」

 本省の現役幹部も「普通はここまで詳しく経緯を残さない」と証言する。「現場は森友側にいろいろと言われて苦労したのだろうし、売り払いを前提とした貸し付け契約だったため、後で経緯が分かるように残したのではないか」と推測。日本会議の注釈は「資料が厚くなるので決裁文書にエッセンスを入れてしまえという単純な判断ではないか」。その上で「ある文書で削られた表現が別の文書で残っており、削除の仕方も緻密ではない」と感想を語った。

 そもそも行政運営の土台となる公文書を改ざんする政府を、国民や外国政府は信用するだろうか。民間企業が財務諸表を改ざんすれば株主や銀行、取引先から見放される。

 小黒さんは「財務省への信用が低下し、今後の財政再建の議論に影響を与えることは想像できる」と懸念している。「官僚がそんたくで対応できるレベルを超えた改ざんの背景には、何らかの政治的圧力があった可能性もあると思う。誰が何のために改ざんを指示、実行したのか徹底的に真相を究明する必要がある」



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by bunbun6610 | 2018-03-18 23:54 | 障害者問題・差別

ある障害者が書いた『障害者差別企業・・・』

就職失敗com.
『障害者差別企業・・・』(2016年1月26日 ブラック企業体験談)

http://就職失敗.com/2016/01/26/%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e8%80%85%e5%b7%ae%e5%88%a5%e4%bc%81%e6%a5%ad%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb/


もともと、物置としてしか使われていなかった部屋を、
障害者用の事務室として使い始めた、という話は、
確かにひどそうだ。
実際に労働環境が悪かったのだし。

しかし、この会社だけがそうなのではない。
有名な大企業でさえも、障害者差別は堂々とやっている
のである。

「世の中には仕事の量が多かったり、
サービス残業の時間が異常に長いといった形での
ブラック企業ばかりが目立っていますが、
このように障害のある人間に対して差別的な待遇を
与えるブラック企業も存在します。」



「それでも、その企業で1年間耐え抜いたことを財産として、
もしまた同じようなことになったとしても、
しっかりしかるべき機関に相談し、私自身や、
もし同僚がいたらその同僚を守れるようにやって
ゆきたいと思っています。」


いや、そんな努力は無駄だ。
全身全霊でぶっ潰しにいくしかない。
差別がある以上、逆差別もアリなのだ。
復讐に燃えることこそ、この世に生きていて、
楽しくなる人生はない。
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by bunbun6610 | 2018-02-27 19:28 | 障害者問題・差別

どうせならば、もっと差別を楽しもうぜ!

健常者は「逆差別だ」と言うけれども、
それでお互い様なんだから、
もうそれでいいんじゃないの?

差別や、逆差別をして楽しむ人生だって、
今の世の中にはあるんだから。

オレはこれからもっと、健常者にとって
デンジャラス(dangerous)な障害者に
なってやろうと思っているんだ。

障害者っていうのは、健常者から見たらどうせ、
「異常」なんだろ。
だったらやっぱり、「普通」でないほうがいいよな。

健常者に迷惑をかけないようにおとなしくしているどころか、
地球一、面白い変わったヤツばかりで、
面白いことをする存在でなくちゃ、いけないんだよ。
わかったか。



逆差別
「逆差別(ぎゃくさべつ、英語:reverse discrimination)とは、
差別を是正し撤廃しようとする過程において、
差別されて来た集団(主に社会的弱者)を優遇することにより、
優遇されて来た集団の待遇・利益・公平感が損なわれることで
生じる差別である。
性差別における逆差別は男性差別と混同されやすいが、
別の概念である。

また、被差別側が、集団となって権力を独占するという事が
歴史上頻繁に起こる。
元、武士階級や貴族階級が被差別側に落とされるということも
あり得ることである。」
(ウィキペディアより)

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by bunbun6610 | 2018-02-12 07:48 | 障害者問題・差別

障害者をクイモノにしているビジネス

国の障害者雇用施策を利用して、障害者をクイモノにしているビジネス

『元記事』; ここをクリック


実はハローワーク経由の他にもこういう方法で
障害者に就職斡旋すると、
紹介会社も国からお金が貰えるシステムが、
あるのだ。
「貧困ビジネス」と似ている。

ただし、どこの紹介を受けるにしても、
企業様に「欠員」がない場合は、紹介は無理だ。
「欠員」って何?
詳しい方は分かっていますが、
障害者雇用枠(法定雇用率)の空き状況がないと、
企業は本気で採用活動はしません。
だが今年4月には再び、法定雇用率がアップするため、
若干の募集をしている企業が今、増えているのです。

ということだから、こうも言えます。
「はじめに、法定障害者雇用率ありき」だと。
企業様や、それをサポートするピンハネ業者が、
この法律に群がってくるわけです。
これが、障害者雇用の闇ですね。


厚生労働省
「事業主のみなさまへ
障害者がごく普通に地域で暮らし、地域の一員として
共に生活できる「共生社会」実現の 理念の下、
すべての事業主には、法定雇用率以上の割合で
障害者を雇用する義務があります(障害者雇用率制度)。
この法定雇用率が、平成30年4月1日から以下のように
変わります。
厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク
平成30年4月1日から
障害者の法定雇用率が引き上げになります」

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/20170630press1_1.pdf#search=%27%E6%B3%95%E5%AE%9A%E9%9B%87%E7%94%A8%E7%8E%87+%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B4%27




〔関連記事〕

『障害者雇用助成金の問題点』
〔2012-02-01 19:47〕

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by bunbun6610 | 2018-02-01 18:00 | 障害者問題・差別

健常者が自画自賛するだけの『障害者週間』



障害者週間(12月3日~9日)が近づいている。
毎年、健常者が繰り広げている、
障害者を利用したバカ騒ぎ週間だ。

聴覚障害者理解促進の行事としては大体、
「手話ソング」を勝手に歌う、と決まっている。
なぜこんなものをやるのか、理解できない。
「感動ポルノ」か?

「ああ、自分はこんなすばらしいことができるのか」

と、自分で自分を喜べるからなのか?
自画自賛に溺れて、聴覚障害者を少しでも
理解できるようになった気になっているのか?

反対に、聴覚障害者が自ら行っている啓発活動とは、
一体何だろう?

しかし、よく考えてみると、多分、
障害者も健常者をもっとよく理解しなければ
ならないのだろうな、
この週間があることをきっかけとして。
ゴールはないが、周りの人への「歩み寄り」は誰もが、
続けていかなければならないのだろう。
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by bunbun6610 | 2017-11-28 18:17 | 障害者問題・差別

『たとえ病気になったとしても、やりたいことをやる人生は楽しい。』

『たとえ病気になったとしても、やりたいことをやる人生は楽しい。
難病ALSに負けないFC岐阜元社長・恩田聖敬さんの行動力に学ぶ』
〔2016/06/15〕




この記事を読んで、私が思ったことを正直に書く。

「この人は元健常者だった。
もともとは、優れた環境の中で育って、優れた家庭教育、
学校教育などを受けられていたから、
優れた会社に入社できて、優れた業績を残せた。
そうしたバックボーンみたいなものがあるから、
重度障害者になっても、そうして生きられたし、
周りの人にもこんなことを言えるのだと思う」

と。

自分だけの「僻(ひが)み」とも言える言葉だが、
先天性障害者と後天性障害者とでは、
こんなに違うんだと。

後天性障害者は自分の身に起きた悲劇を売りにして、
「感動ポルノ」好きな健常者から同情を集めたりする
こともできると。
それは僻みだ。
わかっている。

けれども、それでもそう考えたりしてしまう。
自分が弱い人間だからだ。

この人は、こんな絶望的になるはずの出来事に対して、
どうして乗り越えたのだろうか?
いや、「もう乗り越えた」のではなくて、
今でもその途中で、
心の中では苦しみが続いているのだろうか?
私は、その話をこの人から聞いてみたい。


私の知っている、ある中途失聴者は

「事故が起きた後、自分が悲しむよりも、
周りにいる家族が悲しんでいたものだから、
自分はそれどころではなかった」

と漏らしていた。
恩田さんにも、それはあるのだろうか。

「もう死にたい」

と思ったことはあるが、
この人の場合は家族を背負っている。
だから、そのためにも強くならなくてはいけない、
と自分に言い聞かせたのかもしれない。


>「きっと人は、自分の思いこみで自分の可能性を狭めて、
私にはできないとあきらめてしまったり、
チャレンジしない理由をつくっていることがあると思います。」


私が尊敬する、モハメド・アリが言っていた言葉と
同じことを、この人も言っている。


>「坂田:まだ恩田が声を出せる状態ですので、
日常的には恩田が何か言葉を単語で発して私が
横で復唱するっていうかたちで確認して、
「きょう」「今日」「よていは」「予定は」という感じに
復唱して確認している状況です。
恩田が体調が悪い日は声が聞き取れない時も
あるので、主に口文字で「あいうえお」と私が言って
母音を確認して、「え」だったら「えけせてね」と
言って特定しています。
今は全部それを確認することはないので、
最初の文字だけわかれば、じゃあっていうかたちで
わかることが多いですね。
主にこの2つです。」


>「「そうぞう」 「想像以上に」 「こういうびょうきは」
「こういう病気は」 「ほんにん」 「本人」 恩田さんが
今出せる精一杯の声で単語ごとに短く切って発話
すると、坂田さんがそれを復唱して確認していきます。

恩田:想像以上にこういう病気は本人だけでなく
周りの家族がどれだけしんどいか、
目の当たりにしました。
今工藤さんがおっしゃったように、情報がいかに大切か
思い知りました。
元気な頃は、自分の知りたいことはネットを使えば
ほぼなんでも知れたけど、今の自分の病気のケアを
どうやってやったらいいかっていう具体的な情報は
どこにもない。
結局、地域で同じ病気と闘ってる人と出会えるか
どうかで、自分の生活やケアの質が決まっちゃう。」



聴力が、体調によっても変わることがわかる部分だ。
聴覚障害者でも、体調によってはいつもより聞こえたり、
逆にもっとひどくなる場合もあると聞いている。
それと、恩田氏の言葉を坂田氏が聞き取る場合も
推測で理解している、という点も、健聴者も難聴者や
中途失聴者と変わらない。



>「私自身、様々な障害や病気の方にお話を伺うと、
「私たちにとって情報はお金と同じです」
という声をよく聞きます。
どの患者にも一律に情報が手渡されるわけでなく、
よりよい情報を手に入れられる人とそうでない人が
いるという現状があり、それは実際の患者の生活の質
に直結します。」

これは当然、聴覚障害者にも言えることである。
情報障害による損失は、単純なものではない。


>「自分の価値観を大切にしながら、
自分のやりたいことをやる、
自分が楽しいと思うことをやる。
困ったら、周りのひとに力を貸してほしいと頼んでみて、
サポートをしてもらおう。
とってもシンプルで、とっても大事なことを、
恩田さんはその存在を持って伝えてくれるひとなのだなと
思います。
人間がたったひとりでできることはとても小さいけれど、
ちょっとずつ誰かの力をかりることで、
たくさんの人の心を動かす力になります。」



これは、一番いい言葉だと思う。
結局、障害などあろうがなかろうが、
「自分らしさを大切にする」ということだ。
それは、誰でも変わらない。
SMAPの名曲『世界に一つだけの花』にも、
そんな意味の歌詞があったかな。

ガンで声帯を切ってしまい、話すことが不自由になった
音楽プロデューサーのつんくさんもテレビで見て、
とても印象に残っている。

それぞれに生きて、自己の力を発揮している。
それは、私も素直に感動する。
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by bunbun6610 | 2017-09-11 20:29 | 障害者問題・差別

異議あり。(『障害者のリアル×東大生のリアル』)



実は私が今読んでいる本が、次のものだ。


『障害者のリアル×東大生のリアル』
(「障害者のリアルに迫る」東大ゼミ/著
野澤和弘/編著)

http://www.budousha.co.jp/booklist/book/toudaizemi.htm


この本の中にだが、次の文がある。


「障害者の求人をして、雇った障害者には業務時間中
お茶などをしてもらう。
雇った側には、政府から障害者雇用の助成金が入る。
その助成金の幾ばくかを障害者に払う。
このような企業が私の地元には多く存在するらしい。
払われる金額もほかの施設と比べると多めだそうだし、
仕事内容も全然大変じゃない。
割に合っているかどうかと聞かれれば、
まあ割に合っている。」(P101)


皆さんには、今までに障害者雇用で働いてきて、
このような経験があるだろうか?
特に、「助成金の幾ばくかを」会社から貰う、
というようなことを。

私はこれまでに数多くの企業に障害者雇用で
採用されて、働いてきた。
しかし経験上、ない。

ハローワークに助成金についての説明を聞いた
こともある。
それは

「企業に対し、何に遣われているのかは調査して
いないが、
本来は働く障害者の環境整備のために遣われるべき」

という説明だった。

それと実態とは、かけ離れているが、
ハローワークも企業も

「助成金は働く障害者が貰えるお金ではありません」

と、きっぱりと言っていた。
そういうものなのだ。

ところがこの本を読んでいると、この点が誤解されてしまう。

もし、本当に障害者が助成金の一部でも貰っているとしたら、
それは不正以外に考えられないだろう。
企業が悪いか、障害者も企業とつるまされて、
お金を貰っているのかの、どれかだろう。
噂を聞いて、それを信じてこういう内容を書いていると思うが、
間違っているということを、ここに書いておく。

まあ、給料の原資として、助成金が活用されている、
というのはあるが、助成金はいつまでも貰えるものではないので、
それも誤解だ。
ただし、障害者を企業の陰謀で辞めさせて、
新たな障害者を雇用することによって、
次々と助成金を貰う、という手法はあるらしい。
ユニクロの障害者いじめも、そうだったのではないかと見られている。


『ユニクロの障害者雇用いじめ・パワハラ問題について』
〔2014-04-27 18:30〕

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by bunbun6610 | 2017-07-04 18:47 | 障害者問題・差別

ある聴覚障害者から見た世界
by bunbun6610

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