カテゴリ:人権、差別( 56 )




同性愛「趣味みたいなもの」 ネット番組で自民・谷川氏


https://news.yahoo.co.jp/pickup/6291997


同性愛「趣味みたいなもの」
 ネット番組で自民・谷川氏

8/1(水) 19:05配信



自民党の谷川とむ衆院議員(42)=比例近畿、当選2回=が7月29日のインターネット放送で、同性婚のための法整備は不要との見解を示す中で、同性愛を念頭に「『趣味』みたいなもの」と発言した。同性カップルをめぐる杉田水脈(みお)衆院議員の主張に批判が高まるなか、同性愛者への無理解な発言が続いた形だ。

 谷川氏が出演したのはネットテレビ「Abema(アベマ)TV」の討論番組。作家の乙武洋匡さんが同性婚や夫婦別姓を認めない政府に疑問を呈したのに対し、谷川氏は「多様性を認めないわけではないが、法律化する必要はない。『趣味』みたいなもので」と述べた。

 自民党は2016年作成の党内啓発用のパンフレットで、性的少数者について「本人の意思や趣味・嗜好(しこう)の問題との誤解が広まっている」と注意している。

 谷川氏はさらに、異性間だけに婚姻制度がある理由について「『伝統的な家族』のあり方は、男が女と結婚し、子を授かって、家族ができ、大昔から同じようなことをして、国を衰退させないように、国が滅びないようにしてきた」とも主張した。続けて「男が男だけ、女が女だけ好きになるとなったら、多分この国は……」と言いかける場面もあった。

 共演していたSEALDs(シールズ)元メンバーの諏訪原健さんは取材に対し、「国家の維持や繁栄に必要ないものに対し、政治は何もしなくてよいという発想。子どもをつくらない同性カップルは生産性がない、と主張した杉田氏の価値観に通じている」と批判した。

 谷川氏は1日、7月31日の朝日新聞の取材に書面で回答。「LGBTの方々を差別するつもりもなく、多様性を認めていないわけでもありません」とした上で、「申し上げたかったのは、憲法24条により現状では同性婚の容認は困難であるということ」と釈明した。朝日新聞は、党見解との食い違いや、杉田氏の寄稿との価値観の共通性について質問したが、それへの回答はなかった。(二階堂友紀)
朝日新聞社



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【関連記事】


https://www.asahi.com/articles/ASL7R4SB9L7RUTFK00L.html?ref=yahoo


同性カップルは「生産性なし」
 杉田水脈氏の寄稿に批判


二階堂友紀
2018年7月23日19時53分


自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(比例中国ブロック)が月刊誌への寄稿で、同性カップルを念頭に「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」と行政による支援を疑問視した。人権意識を欠いた記述だと批判が上がっている。

·自殺したLGBTの友人も…杉田氏発言に当事者から批判

·(withnews)「おかまに行政支援は不要」発言、地方のLGBTが抱える生きづらさ

·「もしかして」答えは10年後 教師は生徒を抱きしめた

 寄稿は18日発売の月刊「新潮45」が掲載。「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題して、「『常識』や『普通であること』を見失っていく社会は『秩序』がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません」などと主張した。
 SNSで「優生思想だ」といった批判が広がると杉田氏は22日、自身のツイッターで、先輩議員から「間違ったこと言ってないんだから、胸張ってればいいよ」などと声をかけられたとし、「自民党の懐の深さを感じます」と投稿した。
 しかし、党内からも批判が相次ぐ。武井俊輔・前外務政務官は19日、寄稿を念頭に「劣情を煽(あお)るのは政治ではなくて単なるヘイト」とツイッターで指摘。橋本岳・同党厚生労働部会長は朝日新聞の取材に「生きづらさを抱える人たちが、自分らしく生きられるようにするための福祉行政全般を否定していると受け止められかねない」とした。
 当事者団体も23日、抗議声明を発表した。LGBT法連合会は「LGBTに限らず広く人権の観点から、『生産性』を引き合いに出す主張は疑問」と指摘。LGBT理解増進会は「重大な懸念」を表明し、自民党本部に善処を申し入れた。
 杉田氏は23日、月刊誌の発売後に「ゲイだと名乗る人間」から殺害予告のメールが届いたとして赤坂署に被害届を提出し、関連するツイートを削除。その後、朝日新聞の取材には「コメントできない」と語った。
 杉田氏は2012年に初当選し、2期目。元次世代の党で、自民党が昨年の総選挙で比例中国ブロックに、比例単独候補としては最上位の17位で擁立した。(二階堂友紀)





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【参考記事】


·<LGBT>ゲイ公表の区議が講演 多様性ある町づくりを
[ 2018-07 -30 08:37 ]

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by bunbun6610 | 2018-08-01 22:16 | 人権、差別

途上国に技能広めるはずが… 形骸化する実習制度


https://www.asahi.com/articles/ASL6N5F62L6NOIPE01S.html?ref=yahoo


途上国に技能広めるはずが… 形骸化する実習制度
前川浩之、嶋田圭一郎
2018年6月20日21時58分


外国人技能実習制度の不正行為が三菱自動車と
日産自動車で発覚した。
日本の技能を途上国に広める「国際貢献」を掲げる
制度なのに、両社は一部の実習生を技能が学べる
現場に充てていなかった。
国は新法で制度の厳格運用に乗り出したばかりだが、
現場で制度が形骸化している実情が改めて浮き彫り
になっている。

·特集:技能実習不正

·技能実習生に違法残業など、4226事業場で法令違反

 三菱自では、溶接技能の習得が目的のフィリピン人
33人が岡崎製作所(愛知県岡崎市)で車の組み立て
などをしていた。
日産ではフィリピン人とインドネシア人の計45人が、
横浜工場(横浜市)と追浜(おっぱま)工場(神奈川県
横須賀市)で実習計画外のバンパー塗装などを
していた。
作業内容はいずれも国が定める「技能」に当たらず、
不正行為になる。
日産では他に約150人が技能習得に必要な作業時間
を満たしていない状況だ。

 両社にフィリピン人実習生を紹介していたのは
「協同組合フレンドニッポン」(FN、本部・広島市)。
技能実習制度上、国の許可を受けた非営利の「監理団体」
で、実習先の紹介や実習状況の監査を担っている。
FNは全国に2千以上ある監理団体の中では大手にあたる。

 関係者によると、FNは全国の製造業に実習生
計約5千人を紹介。
実習生は3年間は同じ職場で働くのが原則で、
時給は最低賃金よりわずかに高い程度が一般的だ。
FNは実習生を6千人に増やす目標を立て、
「日本人の派遣労働者より安く、3年間働く即戦力」
だとして、企業に受け入れを働きかけてきた。
その際、企業に技能実習の現場があるかどうかは
優先していなかったという。
 両社とも、実習生の働かせ方は…



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>「外国人技能実習制度の不正行為が三菱自動車と
日産自動車で発覚した。
日本の技能を途上国に広める「国際貢献」を掲げる制度
なのに、両社は一部の実習生を技能が学べる現場に
充てていなかった。
国は新法で制度の厳格運用に乗り出したばかりだが、
現場で制度が形骸化している実情が改めて浮き彫りに
なっている。」

この部分、障害者雇用とも共通していると思わないだろうか?
スモールステップなんていうこともあるけれども、
彼らがやっていることは、大いに疑問だ。




・障害者雇用に合わせた“仕事を切り出す”ということ
[ 2014-09 -30 18:30 ]




炎のジョブコーチ
『スモールステップ、刻みすぎ』
〔2014/8/27(水) 午後 11:37〕
https://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/36095586.html?__ysp=54KO44Gu44K444On44OW44Kz44O844OB44CM44K544Oi44O844Or44K544OG44OD44OX5Yi744G%2F44GZ44GO44CN



某有名宅配寿司店での事例
『就労後の聴覚障害者問題I』
[ 2018-07 -21 23:00 ]




障害者も、職場定着するためには、やはり働いている上
でのインセンティブがないと物足りなくて辞めてゆくもの
です。
これでは結局、せっかく雇用しても職場定着できない、
というものです。
国の数々の支援も、無駄になってしまいます。

外国人実習生に対して、具体的にどんな差別を行っていた
のかというと、例えば、以前に読売新聞が事例紹介したもの
では、ある水産物加工会社が外国人実習生を受け入れたが、
牡蠣の殻むきばかりやらせていた、という実態があった。
そういう差別、不正行為は、障害者雇用でも常にある。
日本人は本当に、差別が大好きな人種だ。
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by bunbun6610 | 2018-07-30 22:37 | 人権、差別

<大阪地裁>「専門学校生の自殺はパワハラ原因」賠償命令


https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180628/Mainichi_20180629k0000m040100000c.html?_ga=2.267285902.1070075307.1530224048-109457614.1530224048



<大阪地裁>
「専門学校生の自殺はパワハラ原因」
賠償命令


毎日新聞社 2018年6月28日 20時52分



◇2医療法人へ6000万円全額認定

 理学療法士を目指す専門学校生(当時39歳)が自殺したのは実習中のパワーハラスメントが原因だとして、遺族が学校側と実習先の診療所側に計約6000万円の賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は28日、全額の支払いを命じた。北川清裁判長は、実習の指導役による叱責や過重な作業時間が自殺につながったと認定した。

 賠償を命じられたのは、専門学校を運営する高寿会(大阪府吹田市)と、診療所を運営する一裕会(大阪市住吉区)の両医療法人。

 判決によると、専門学校に通っていた大野輝民(てるひと)さんは2013年11月、実習を受けていた大阪市内の診療所から失踪。神戸市内の公園で命を絶ち、遺書には「本当にもう無理」「自分とこれ以上向き合えません」などと書かれていた。

 判決は、ミスをした大野さんに指導役が「帰れ」などと何度も叱責した▽「次やったら終了」と実習の打ち切りを示唆した▽作業時間が国の基準である週45時間を大幅に上回る70時間に達していた−−ことなどが自殺の原因と認定。指導の範囲を逸脱し、「一方的に威圧感や恐怖感を与えた」と批判した。

 専門学校についても、大野さんから相談を受けたのに対応しなかったと指摘。両法人が学生の健康などを管理する安全配慮義務を怠ったと判断した。

 遺族の代理人弁護士は「実習生が不当な扱いを受けないよう、この判決が環境の改善につながってほしい」と述べた。【戸上文恵】



◇理学療法士の実習巡るトラブルが多発

 障害者や高齢者のリハビリを担う理学療法士は、高齢化を背景に急増しているが、実習を巡るトラブルが多発。

過去にも自殺者が報告され、国も対策に乗り出している。

 厚生労働省は昨年6月、養成のあり方を見直す検討会を設置した。学生らへの調査では、9割以上が「実習中は自宅に課題を持ち帰っていた」と回答。半数が心身の不調を訴え、全体の約2割が指導役からハラスメントを受けていた。

 検討会は、実習時間を制限したり、指導者に講習を受けさせたりする改善案をまとめ、厚労省は2020年度から適用する方針。

 実習中に命を絶った大野輝民さんも、帰宅後は午前3時ごろまで報告書の作成などに追われ、睡眠は毎日3時間以下。やせ細り、家では一言も話さない日もあったという。

 妻の佳奈子さん(44)ら遺族は、上京するなどして過酷な実態を訴え、問題は国会でも取り上げられた。裁判を広く知ってもらうホームページを作ると、学生らから次々と相談が寄せられた。

 大野さんは成績優秀で、就職先も内定していた。佳奈子さんは「夫も『よく頑張った』と言ってくれると思う。二度と犠牲者を出さないよう、業界団体や学校は真剣に対策を考えてほしい」と訴えた。【戸上文恵】





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>「ミスをした大野さんに指導役が「帰れ」などと何度も叱責した
▽「次やったら終了」と実習の打ち切りを示唆した」

>「指導の範囲を逸脱し、「一方的に威圧感や恐怖感を与えた」」



上の話は、下の記事ともよく似ている。

無知な若手現場上司が障害者へパワハラや違法行為を繰り返していた実態
『ユニクロの障害者雇用いじめ・パワハラ問題について』
[ 2014-04 -27 18:30 ]





>「専門学校についても、大野さんから相談を受けたのに対応しなかったと指摘。」

これは、下の記事とも、よく酷似している。
「氷山の一角」だ。


『就労後の聴覚障害者問題F』(マルハン)
[ 2016-12 -02 18:30 ]

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by bunbun6610 | 2018-06-29 09:32 | 人権、差別

セクハラされた記者が録音を外部に聞かせるのは…「不適切ではない」と弁護士。なぜ?


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180419-00010009-huffpost-soci




セクハラされた記者が録音を外部に聞かせるのは…
「不適切ではない」と弁護士。なぜ?


4/19(木) 17:13配信



テレビ朝日は4月19日、自社の女性記者が財務省の福田淳一事務次官からセクハラ行為を受けていたと、会見で明らかにした。

財務次官の音声動画はこちら(※後述)

篠塚浩・報道局長は、女性記者を「セクハラの被害者」だと認定し、「社員からセクハラの情報があったにもかかわらず、適切な対応ができなかった」ことを「深く反省している」と話した。

一方で、女性記者が週刊新潮に録音データを提供した点については、「社員が取材活動で得た情報を第三者に渡したことは報道機関として不適切な行為」だったとした。

この点は、「不適切」だったのだろうか。セクシュアル・ハラスメントに詳しい太田啓子弁護士は「今回のケースに関しては不適切という指摘は当てはまらない」と言う。考えを聞いた。
■「不適切」ではない理由とは
報道局長が、女性社員が第三者に取材した時の録音データを渡した行為について「報道機関としては不適切で遺憾」という見解を示しましたが、今回のケースに関しては「不適切」という指摘は当てはまらないと考えています。

一般的にいう「記者倫理」での取材源の秘匿、取材内容を許可なく他言してはいけないという考え方に基づいた発言だったのは理解できます。

報道機関としての信頼性確保のために、基本原則はもちろんわかっていると強調したいでしょうし、また、当該記者の今後の取材活動に万一にでもマイナスになってはならないという配慮もあって、その女性記者も、「不適切だという(テレビ朝日側の)見解を聞いて、反省しているといっている」という話になったのでしょう。

今回、対応が事後的になったとはいえ、テレビ朝日が組織として「社員を守る」と発表し、前面に出て宣言したことはやはりとても大事なことで、評価すべきと考えています。今回の件で最も責められるべきなのは、直接の加害者である福田氏であるということは前提にします。

ただ、テレビ朝日からは、「今回については、『不適切』な対応に女性記者を追いこんだことも組織としての責任だ」という言葉が欲しかったなとは感じます。組織として、女性記者をここまでの行動に追い込む前に守れなかったことは今後の教訓とすべきでしょう。これは、他の報道機関も他人事ではないこととして速やかに取り組んでほしいところです。
■「許可なく録音」は被害を立証する常套手段
取材内容を録音する際、取材対象から承諾を得て録音することは、取材する上での一般的なマナーではあると思います。しかし、女性社員が相手の承諾を得ずに録音していたのは、セクシュアルハラスメントから自身を守るためでした。

重大な人権侵害に対抗するために、何があったかを記録することは基本事項です。セクハラやDVでは、被害を立証するための録音は、特に非難されるようなことではない、常套手段です。
加えて相手は、強い権限を持つ事務次官です。女性記者が、自分の身を守る必要性を強く感じたことに、何ら不思議はありません。

次官は、取材者の女性にセクハラ発言を繰り返し、これを楽しんでいたのでしょう。取材相手が自分のセクハラ発言に抗議できない、受け続ける立場にあるということにつけこみながら、取材に応じていたわけですから。次官は、個人的な性的関心を満足させることの対価として、取材に応じていたという意味では「公共の情報資源の私物化」ともいえ、あまりに倫理意識が欠如していています。

本来であれば、こうした実態を、記者が所属する報道機関が抗議、報道する機会が持てればよかったのですが、それができなかった。その点を踏まえると、週刊誌に情報を渡す形の告発であっても、一般的な記者倫理を遵守する以上の公益性がある行為であり、「不適切」ではないと思います。
次官は、取材者の女性にセクハラ発言を繰り返し、これを楽しんでいたのでしょう。取材相手が自分のセクハラ発言に抗議できない、受け続ける立場にあるということにつけこみながら、取材に応じていたわけですから。次官は、個人的な性的関心を満足させることの対価として、取材に応じていたという意味では「公共の情報資源の私物化」ともいえ、あまりに倫理意識が欠如していています。

本来であれば、こうした実態を、記者が所属する報道機関が抗議、報道する機会が持てればよかったのですが、それができなかった。その点を踏まえると、週刊誌に情報を渡す形の告発であっても、一般的な記者倫理を遵守する以上の公益性がある行為であり、「不適切」ではないと思います。

錦光山雅子/ハフポスト日本版ニュースエディター




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財務次官の音声動画はこちら(※)




https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/13/fukuharasexualharrassment_a_23410267/?utm_hp_ref=jp-sekuhara/?utm_hp_ref=yahoo



NEWS
2018年04月13日 17時43分 JST | 更新 22時間前
「今日ね、今日ね...抱きしめていい?」週刊新潮、財務次官のセクハラ音声データを公開
麻生太郎財務相も「事実ならアウト。今の時代では明らかにセクハラだ」

ハフポスト日本版編集部


福田淳一事務次官
財務省の福田淳一事務次官が複数の女性記者にセクシュアル・ハラスメント発言をしていたと、4月12日発売の週刊新潮が報じた疑惑を巡り、同誌のサイト「デイリー新潮」は13日、福田次官が言ったとされるセクハラ発言の音声データをYouTubeで公開した。
音声データには、周りに人がいることが伺われる場所で、福田次官とされる人物が
「今日ね、今日ね...抱きしめていい?」

「じゃあ、浮気しないタイプなの?」
「予算通ったら浮気するか」
「いやいやいや、手を縛るか。手を縛ってあげる。胸触っていい?」
「手縛っていい?縛られていい?」
ーーと話す様子が収められている。
言われた相手の声はプライバシーに配慮して消されており、「だめです」「そういうこと本当やめてください」などの返答が文字で出ている。
続く動画では、週刊新潮の記者と思われる人物から犬の散歩中に取材で声をかけられ、
「森友の件でお忙しいところ、次官、結構夜ね、仕事で女性と飲んでると伺って...」
と話を向けられる様子が映し出されている。
最初は笑っていた福田次官は「そういう席でおっぱい触っていい?とかキスしたいという発言を(したようだが)」と向けられると、「何を失礼なことを言っているんだ。何を言っているんだ。誰がそんなことを言っているんだよ」と真顔で怒って否定する様子が動画で映し出されている。
共同通信によると、麻生太郎財務相は13日、閣議後の記者会見で、福田事務次官のセクハラ発言の報道について「事実ならアウト。今の時代では明らかにセクハラだ」と述べたという。
その上で「今の段階で処分を考えているわけではない」と改めて説明した。





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パワハラや障害者差別も、同じだと思う。
当ブログで既に公開している。
非公開記事も将来公開する予定で、加害者の名前が表に出ることになる。
今は倫理観が欠如しているから、対抗手段として粛々と実行するだけである。
相手も家族がいる身だろうから、反省するだろう。
それとも

「許せない」

と、反抗するだろうか。
もし対決しようというのなら、それも望むところだ。
障害者だって、やる時はやるぞ。





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【追記】(2018年4月20日)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180420-00000075-jij-pol



音声、「女性の声も」=セクハラ疑惑で麻生財務相

4/20(金) 18:46配信

 訪米中の麻生太郎財務相が19日夜(日本時間20日午前)、記者団と行った福田淳一事務次官のセクハラ疑惑に関する主なやりとりは次の通り。

 
 ―女性社員がセクハラを受けたとして、テレビ朝日が記者会見と財務省への抗議を行った。

 会社としての正式な抗議だから、しっかりと受け止めなければならない。まずは話をきちんと伺う必要がある。

 ―抗議文には目を通したか。どういう形でテレ朝から話を聞くのか。

 抗議文は、もう少し大きな字で書いてもらったら見やすいなと思った程度に見た。名乗り出ているので、弁護士(を通じて)という形で話を聞かせてもらう。

 ―野党が大臣の辞任要求を強めている。

 進退については考えていない。

 ―福田次官を任命した責任はないのか。

 週刊誌で報道されている内容が事実か定かではない。(週刊新潮が公開した音声は、次官)本人の声という感じはしたが、相手側の声が入っていない。名乗り出ているのだから、(女性社員)本人の声を入れてもおかしくないんじゃないか。

 セクハラの話は、本人がそんなつもりはなかったと言っても、相手がどう感じたかが問題だ。しかし、話の前後が分からず、(福田氏)本人は「(セクハラは)ない」と言っている以上、調査をしてもらわないと何とも言えない。

 ただ(福田氏)本人は、(国会で野党が)審議拒否となると他省庁で法案を抱えているところに影響が出るのではないかなど、次官としての考えに基づき退職すると言ってきたので私が認めた。

 彼の仕事ぶりを見ても、飛び抜けて優秀な次官だったと褒めるつもりはないが、飛び抜けて悪いという実績でもなかった。この一件をもって本人が全否定されるべきではない。(ワシントン時事)。 



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大臣がこれほど言いたい放題なんて、信じられないね。
そんなに被害者の声が聞きたいのか?
誰だか知りたいのか?
何かこれも、セクハラっぽいな。

それに、


>「彼の仕事ぶりを見ても、飛び抜けて優秀な次官だったと褒めるつもりはないが、飛び抜けて悪いという実績でもなかった。」


「任命した自分も無能大臣でした」

と認めているような発言だな。



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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180423-00000064-asahi-pol&pos=4


自民・下村氏「週刊誌に売ること自体がある意味で犯罪」

4/23(月) 20:16配信

財務事務次官のセクハラ問題で、共産党は23日、自民党の下村博文・元文部科学相が「隠しテープでとっておいて、テレビ局の人が週刊誌に売るってこと自体がある意味で犯罪だと思う」と講演で述べた音源を報道陣に公表した。下村氏は同日夕、発言を認めたうえで撤回、謝罪した。

 共産党によると、講演は22日に東京都内で行われた。同党が独自に入手した音源では、下村氏はセクハラ発言をしたとされる福田淳一・財務次官は「はめられた」とし、被害女性について「ある意味で犯罪」などと述べた。

 共産の小池晃書記局長は23日の会見で「被害者を加害者扱いしているとしか取れない発言だ。自民党そのものの責任も問われる」と批判。下村氏は同日、「『ある意味犯罪』と述べたのは表現が不適切でした。率直に撤回するとともに謝罪いたします」とするコメントを発表した。

朝日新聞社



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そもそも、密室でパワハラ、セクハラ、辞めさせ工作を
する日本の企業体質こそ、違法なのでは?
政府はなぜそこからきちんと、批判をしないのかな?

不公正が、こういう揉め事を生んでいるのだと思うが。



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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180424-00000025-mai-pol


<セクハラ疑惑>麻生財務相「はめられたとの意見ある」

4/24(火) 12:52配信


◇野党「第2のセクハラ」

 麻生太郎副総理兼財務相は24日の閣議後記者会見で、財務省の福田淳一事務次官の辞任承認を公表した際、セクハラ疑惑について「はめられて訴えられているんじゃないかとか、世の中にご意見ある」と語った。被害を受けたとされる女性の訴えを軽視するかのような発言に野党から批判の声が上がっている。

【写真特集】2018年 辞任、辞意を表明した人たち

 麻生氏は会見で「セクハラ疑惑は少なくとも週刊誌報道だけで『あった』と認定するのはいかがなものか」と強調。そのうえで「はめられて訴えられている」との意見もあると指摘し、「きちんと人権も考えて、双方の話を聞かないと」と続けた。

 慎重に事実関係を見極めるべきだとの趣旨とみられるが、24日に開かれた財務省に対する野党のヒアリングで、希望の党の山井和則衆院議員は「根拠なく言ったとしたら、完全な第2のセクハラ、人権侵害だ。即刻、撤回してほしい」と批判。「被害者を加害者扱いしている」「被害者の側に立っていない」との反発も出た。

 これまで麻生氏は「(セクハラを)言われている人の立場も考えないと。福田の人権は無しってことですか」とも発言していた。【岡大介、立野将弘】




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この記事に対するコメントが4月24日19:46現在で何と!

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もある。
確かに、麻生財務相が言ったことを擁護する声もある。
(擁護するつもりではなくても公平性を求める声として)

被害者は被害届を出して、警察の捜査を待てばいいとか、
それも確かにそうだ。
パチンコ店での盗難被害だって、
まず被害者が被害届を出していなかったら、
警察は動かない。
例え、パチンコ店の監視カメラ画像に犯行状況が
ハッキリと映っていたとしても、だ。
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by bunbun6610 | 2018-04-19 20:35 | 人権、差別

『「差別とは思わない」が約5割、“浜ちゃん黒塗り”騒動での視聴者意識』


オリコン・ニュース
『「差別とは思わない」が約5割、“浜ちゃん黒塗り”騒動での視聴者意識』
〔2018-01-17 08:40〕





「差別とは思わない」派で多いのが、

「別に差別する意図」

「悪意」

はなかったから、といった声のようだ。
私はこの番組を観ていないので、何とも言えないが、
この騒動を見て思いだしたのは、下の記事だった。

『ももクロの事件から学ぶアメリカの差別観』
〔2015-04-09 19:30〕


聴覚障害者も、非常に多くの間接差別を受けているが、
健聴者に多いのはやはり、「差別する意図」「悪意」は
なかったから、という理由で、相手にされない場合が
ほとんど。

上のニュースの場合も5割派は多いと言える。
しかし、それだからといって正しいのかどうかは、
かなりの疑問だ。

人間社会の中で生きている以上、
自分の感覚だけで済む問題ではない、と思う。
他人の人権に無関心でいること、無視すること、
傍観者でいることも、差別だ。
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by bunbun6610 | 2018-01-24 14:37 | 人権、差別

『モハメド・アリ語録[世界を揺るがした勇気のことば150]』(2/2)

『モハメド・アリ語録[世界を揺るがした勇気のことば150]』(1/2)



「友情は、この世で最も説明しづらいものだな。
それは学校で教えてくれるものじゃない。
でもその意味を知らなければ、
実際何ひとつ知らないのと同じだよ。」(P180)

「ジョー・ルイスの生きざまを見ろよ。
もし彼が悪い奴だったら、
悪い奴として名を残しているはずだろ。
ところが、みんなジョーを愛していた。
黒人だけでなくミシシッピの白人労働者までもが
ジョーを愛していた。
みんな泣いていたよ。
それを見ればわかるだろう。
ハワード・ヒューズは億万長者だったが、
あいつが死んでも誰も涙を流さなかった。
でも、ジョー・ルイスが死んだら、
みんな声を上げて泣いたんだ。」(P183)

ジョー・ルイス…黒人ではジャック・ジョンソン以来、史上2番目の世界ヘビー級チャンピオン。親しみやすいキャラクターで、人種を問わず愛された。

「俺には世界一の親友がいるんだ。
ハワード・ビンガムだよ。
彼は何も求めない奴さ。
誰かが彼を必要とするときに、
いつもそこにいてくれるんだ。
彼みたいな奴は一人もいないよ。
彼は最高の奴さ。」(P184)

「バンディーニは街頭詩人であり、アリが絶えず利用した活力のもとであり、ぴったり自分の意味になるように、そしてアリに理解できるように、みごとに言葉を組み合わせた奴だった。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」これもバンディーニだ。彼はよくこう言ってたよ。アリとその仲間は、小麦粉、卵、砂糖で作られているケーキみたいなもので、自分は、つまりバンディーニはナツメグで、それにちょっぴり余分の風味を添えるんだとね。ときどきあることだったが、彼が酔っ払っているときは、問題があったかもしれんが、しらふのときは、彼くらい優しく、いい奴はいなかったよ。」(P191 フェルディー・パチェコ)

※ バンディーニ…ドリュー・ブラウンの愛称。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」は、ドリューが口ぐせのがオリジナル。シュガー・レイ・ロビンソンのスタッフもしていた。アリに苦言を言える人物として、数少ない存在だったという。ただし、数多くの問題を起こした人物だという。
※ フェルディー・パチェコ…アリの担当医。白人。

「みんなはアリが人のためにしたことの半分も知らないのよ。彼はキャンプにスパーリングパートナーを抱えていたんだけど、彼がまずやることは、その相手がちゃんとしていない場合は、お金をあげて、新しい服を買いにやらせることだったわ。一度、目を怪我したスパーリングパートナーがいたけど、世界中のどんなプロボクサーだって、そんなことがあったって、ほっとくはずよ。ところが、アリは彼を病院へ連れて行って、勘定を払い、ちゃんと面倒をみてやったわ。」(P193 ラナ・シャバス)

※ ラナ・シャバス…1962年から引退まで、アリの食事の世話をした女性。ある食堂で働いていた時、アリにスカウトされたのがきっかけ。

「動物たちの世界は平和で穏やかだ。
鳥たちの世界も平和で穏やかだ。
自然界のすべては、
人間を除き、完全にうまくいってるよ。
人間が苦しんでいるのは、
自然や神の掟に逆らった生き方をしてきたからだ。
世界中の憎しみ合いは間違っているよ。
国家なんて忘れることだよ。」(P194)

他人のために何かをするのは、
この地球上に住まわせてもらっている
家賃を払うのと同じことさ。
」(P195)

皮膚の色で人間が悪魔になるわけではない。
大切なのは心で、魂であり、精神なんだ。
」(P196)

「子供というのは、
さまよえる天使なんだ。
子供はとても神に近いんだ。
神のもとを離れてから、
あまり時間がたっていないからな。」(P197)

「俺たち人間どおしに、違いなんかないんだよ。
ヒンドゥー教にも、キリスト教にも、イスラム教にも、
どんな宗教にも真実はある。
それに、ただのおしゃべりにだってな。
大切な宗教はたったひとつなんだ。
それこそ本物の宗教――愛だよ。
」(P198)



聖書の「神は愛」を思い出す。違う宗教といえども、もともとは同じ神を崇拝していたことは事実だ。


「人間の心ほど偉大なものはない。
何もないんだ。
金のように善良な心を持つ人間がいる。
金は銀よりきれいだが、銀はもっと役に立つ。
それに鉄のように不屈の精神の持ち主もいて、
鉄は頑丈だが溶かすこともできる。
石のようにタフなやつもいるが、石は割れることもある。
紙のような薄っぺらな心のやつは、
まるで凧のように吹き飛ばされちまうが、
それはちっともかまわない。
強い糸がついている限りはね。」(P199)

「我々がロサンゼルスにいたときのことだが、一人のベトナム帰還兵がビルの9階にいたんだ。その男はフラッシュバックを起こしていて、飛び降りそうな気配なんだが、警官は近づくことができないんだ。路上では見物人が「ジャンプ、ジャンプ」と叫んでいたよ。男は泣いていたな。彼はバルコニーにいたんだ。アリが男に近づいて、両手で抱きかかえて、連れ戻した。それから彼は男に服とアパート用にと1800ドルを与え、生きる場を与えてやったよ。」(P200ハワード・ビンガム)

「アリはどんなチャンピオンとも違っていたよ。彼のキャンプは世間に解放されていたんだ。フロイド・パターソンはチャンピオンだったとき、ライフルで武装した護衛付きでトレーニングしていた。ジョー・ルイス、ロッキー・マルシアーノ、ラリー・ホームズ、彼らはみな他人をシャットアウトしていた。だが、ディア・レイクには誰でもいつでも入っていけたよ。ある日、ハリーラがロープを張ったのを覚えているよ。人々は向こう側でアリに手を振っていてね、アリが彼らに「入って、こっちに来てくれ」と言ったんだ。誰かがロープを指さした。アリは、「誰がそんなものを張ったんだ?」と聞き、ハリーラが「私よ」と言った。そこでアリは彼女に、「そいつを外せ。二度と張るんじゃないぞ」と言ったんだ。まさにそれが彼のやり方だったね。まったく誰でも歓迎だったよ。」(P200~201 ブッカー・ジョンソン)

※ ブッカー・ジョンソン…アリの取り巻き。
※ ロッキー・マルシアーノ…世界ヘビー級王者史上、唯一全勝無敗のまま引退した、イタリア系ボクサー。
※ ラリー・ホームズ…アリの元スパーリング・パートナー。世界ヘビー級王者。
※ディア・レイク…1972年、アリがペンシルバニア州ディア・レイクに開設したトレーニング施設のこと。
※ ハリーラ…アリの2番目の妻。ベリンダ・ボイドのこと。「ハリーラ・アリ」はムスリム名。

「12歳くらいのある少年がいたんだ。その子は地元の病院に入院していて、白血病で死にかけていたんだが、父親と一緒にディア・レイクを訪ねて来たんだ。父親自身はアリが好きじゃなかったんで、そんなことはしたくなかったんだが、息子のたっての願いだったし、息子は死にかけていたんだ。父親が車でやって来たとき、私はたまたまキャンプの前にいた。彼は息子を車に残して、私に近づき、こう言ったよ。「失礼します。こんなお願いできるかどうかわかりませんが、チャンプがこちらでトレーニングしていると聞いたもんですから。チャンプにお願いして、何とか息子に会ってもらうことはできないでしょうか? 息子は白血病で死にかけているんです。医者の話では、もうあまり長くなさそうなんです」。私は「大丈夫、彼は会ってくれますよ」と言った。ところでその少年だが、治療のため髪の毛はなくなり、ひどく痩せて棒みたいだった。いかにも死にそうな感じだったよ。私はドアをノックし、なかに入って、事情を説明した。チャンプは「その子を連れておいで」と言った。彼はその日の午後はずっとその子と話したり、遊んだり、ふざけたりして過ごしたよ。そのあと、少年は病院へ戻って行った。だが、父親があとで私に会いに来てね、ほとんど泣いていたな。彼はこう言ったよ。「実は私はアリが好きでなかったんです。彼のことを知ってからずっと嫌っていたんです。誰かが彼をやっつけて、ぶちのめしてくれればいいといつも思っていたんですよ。だが、彼が私の息子にしてくれたことを私は決して忘れないでしょう。彼はいい人です。彼をあんなふうに思っていたことを申しわけなく思います」。」(P201~202 ラルフ・ソートン)

※ ラルフ・ソートン…ディア・レイクで雇われていた人物。無一文になっていたところでアリに救われ、施設の掃除係を任された。

「50になってもまだ20歳のガキと
同じようなことを言っている奴は、
人生の30年間を無駄に過ごしたってことさ。」(P205)

「年齢は、自分がどう思うかだ。
まだまだ若いと思えばまだ若いし、
もう遅いと思えばもう遅い。」(P206)

「ああ、本当に、俺はこれまで苦しかった。
苦痛を感じるんだ。
これからは新しい生活を送っていきたい。
俺は25年間もボクシングをやってきて、
身体を酷使してきただけなんだ。
それは人間を変えてしまうんだ。
俺も変わってしまった。
俺にはそれがわかるんだ。」(P209)

「俺は世界中を旅してきた。
どこに行っても、人々から何かを学んでくる。
子供を見れば、そんなに昔ではない自分の姿が見える。
老人を見れば、俺が彼らの仲間になるのは
それほど遠くないことだとわかる。
そして考えるんだ。
「俺はもうすでにこの人たちの一員なんだ」ってな。」(P211)

「どうしてこうなったのか、わかってるよ。
神さまがお示しになってるんだ。
俺がただの人間だと。
他のみんなと同じなんだと。
」(P213)
(パーキンソン症候群を患ったことについて、アリ自身が語ったこと)

「俺にとっての最もタフな試合は
ボクシングを引退した後にやってくる。
仲間を助けるという終わりのない戦いだ。」(P216)

「新しいタイプの黒人がどういうものか、
それを世界に証明する必要があったんだ。」(P217)

「俺は自分が最も偉大だと言ったが、
最も頭がいいとは言わなかったぞ。」(P218)

「モハメドはおそらく白人既成勢力と争って生き残ることのできたアメリカ史上最初の黒人でしょう。」(P225 アンドルュー・ヤング)

※ アンドルュー・ヤング…公民権運動家。マーティン・ルーサー・キングの最も親しい協力者のひとりで、南部キリスト教指導者会議(SCLC)の事務局長として活躍した。

「哲学的に言って、アリは自由な人間だった。おそらく史上最高のボクサーであるうえに、彼は自由だった。どんな人間でも自由でいることが歴史的にきわめて難しかった時代に、彼は自由だったのだ。アリはアメリカ史上最初の真に自由な人間のひとりだったよ。」(P226 ビル・ラッセル)

※ ビル・ラッセル…1950年代から1960年代にかけて活躍したバスケットボール選手。同じくNBA選手のカリーム・アブドゥル=ジャンバー、ジム・ブラウン(NFL)、ウィリー・デービス(MLB)らとともに、兵役を拒否するモハメド・アリを支持する、1967年のアスリート・サミットに参加した。

「彼はわが国で非常に敬愛された。スポーツマンとして、ボクサーとして、そしてひとりの人間として。彼の評価は常に高かった。しかし、彼とこんな形で会えるとは、想像したこともなかった。医療援助を携え、わが国の子供たちを励まし、病院を訪問してくれるとは。直接会えてたいへんうれしい。こうして会って、感謝を伝えられて喜んでいる。彼が強いことは見てわかった。またとてもやさしい顔をしているのもわかった。」(P227 フィデル・カストロ)

※ フィデル・カストロ…キューバ国家評議会議長。チェ・ゲバラらとともキューバ革命を成功させた立役者。アメリカの経済制裁を受けて物資に乏しかったキューバに、1996年、アリは50万ドル相当の医療品を持参して彼の地を訪問。カストロ議長と対面した際には、アリは特技の手品を披露。お互いに体を触れ合い、じゃれあったが、アリはカストロを前にして一言も喋らず、終始暖かい眼差しを向けていた。

「逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。最近では、体調を崩されているということを聞いて心配しておりましたが、こうして、かつてのライバルたちを見送ることは非常に辛いものです。あの戦いから今年で40年。6月26日が『世界格闘技の日』と制定された矢先の訃報でしたので残念です。」(P262 アントニオ猪木)

※ アントニオ猪木…アリの「東洋の格闘家で誰か私に挑戦するやつはいないか」の発言で、最初に名乗りを挙げたプロレスラー。力道山の弟子でジャイアント馬場と並び称される名レスラー。

「俺を英雄だと考えた人もいた。
俺がしたことは間違いだと言う人もいた。
だが、俺はすべて自分の良心に従ってやっていたんだ。
俺はリーダーになろうとしたわけじゃないよ。
俺はただ自由になりたかっただけだよ。
俺がやった抵抗は、黒人だけでなく、
すべての人が考えるべき抵抗だったんだ。

黒人だけが徴兵されたわけじゃないからね。
金持ちの息子は大学に行き、貧乏人の息子は戦争に行く、
というシステムを政府は作っていたんだ。
そして、金持ちの息子が大学を出たあとは、
徴兵年齢がすぎるまで、
軍隊に入らないで済むようなことをしていたよ。
だから、俺がやったことは自分のためだったが、
それはすべての人がやるべき決断だったんだ。
自由とは自分の信念を守ることができるということだが、
また善悪の選択に責任を負うということでもあるんだ。
だから、軍隊に入るかどうか俺が決断を迫られたとき、
俺はベトナムで人々が無益に死んでいるのを知って、
自分が正しいと思うことに従って生きるべきだと考えたんだ。
アメリカにアメリカらしくなってもらいたかったんだよ。

そして、いま、世界中の人々は、俺の信念に関する限り、
俺が自分にとって正しいことをしたと思ってくれているんだよ。」(P264~265)






『踏出力(とうしゅつりょく)』(著者;アントニオ猪木 発行所;創英社/三省堂書店)
より引用。


「更に追い打ちを掛けたのが、モハメド・アリの言葉だった。
「あれ(新日本プロレス『格闘技世界一決定戦』への参戦)はお遊びさ」
それを知った私はモハメド・アリを恨まないわけにはいかなかった。
モハメド・アリを蹴り続けた私の右足は剥離骨折していたが、モハメド・アリも試合直後、ホテルのエレベーターの中で倒れて、帰国後左脚血栓症で1ヵ月入院したのだ。それほど本気で闘ったにも拘らず、そう言ったのだ。
いくらビッグ・マウスとは言え、モハメド・アリの一言は世界中に配信され、影響力が大きい。ただ悔しかった。モハメド・アリへの恨みと、悔しさは長い間ダメージとして残り、モハメド・アリを思い出すたびに、私を苦しめた。
だが、ある時私はモハメド・アリのことを思い出しながら、こう思ったのだった。
私はモハメド・アリを3ラウンドで捕まえられると思っていた。
ところが、15ラウンド使ってもモハメド・アリを捕まえることが出来なかった。あれだけ蹴ったのに、モハメド・アリは最後まで立っていた。私が捕まえられなかったのではなく、モハメド・アリが捕まえさせなかったのだ。私も怖かったが、モハメド・アリも怖かったろう。それでもモハメド・アリは逃げることなく私を終始挑発し続けたのだ。
その時初めて私はモハメド・アリを認めることが出来たのだった。そう思うとモハメド・アリへの怨念は私の中からスーッと消えてなくなって行くようだった。私はこの時モハメド・アリを受け入れたのである。「試合をやれたことが最高。モハメド・アリに感謝しなければ」と思えるようになったのである。
その後、私がロサンゼルスに居を移してモハメド・アリと再会した時、「あんなに怖いことはなかった」とモハメド・アリも率直に語ってくれたのだった。
モハメド・アリ戦は私に多くのものを残してくれた。
モハメド・アリとの前哨戦で生じた心の葛藤は、人間的な成長をもたらしてくれたし、目前の敵との戦いは自分との闘いであることを私の中でより明確にしてくれた。モハメド・アリと闘った男として、世界的に知られるようにもなった。そしてモハメド・アリとの友情も手にすることとなった。」(P150~151)

「モハメド・アリと会えば、言葉をそれほど交わさなくても、眼と眼で分かりあえる部分が多い。私のテーマ曲『炎のファイター』は、もともとモハメド・アリの評伝映画『アリ・ザ・グレイテスト』のテーマ曲で、モハメド・アリが私にプレゼントしてくれたものだ。私の引退試合にモハメド・アリを呼ぶことになった時、彼のマネジメント会社は「私たちには理解できない、二人で勝手にやってください」と言ったそうだ。」(P151~152)

「(1995年4月28日から30日までの北朝鮮『平和のための平壌国際体育・文化祝典』で)
私はモハメド・アリを立会人として招くことにした。
しかし、アメリカ政府の許可が下りない。モハメド・アリはわざわざ断りを言うために来日した。
久し振りに会ったモハメド・アリは、パーキンソン病が悪化していて、夫人の手を借りなければバスのステップさえ昇り降り出来ない状態だった。
アメリカの政治判断が変わったのか、結局モハメド・アリにも北朝鮮に行く許可が下り、二人して北朝鮮の地を踏むことが出来たのだった。私たちは熱烈な歓迎を受け、報道陣のフラッシュを受け続けた。
するとモハメド・アリは、シャキッとなった。特に壇君窟(だんくんくつ)と言う名所で、百数段もある階段を夫人の手も借りずに登った時には驚かされた。スターと言う人種は人に注目されれば蘇るのだ。
私が何よりも嬉しかったのは、北朝鮮が3万人の外国人を招じ入れたことだ。国の門戸を閉ざしていれば、いらぬ誤解を招くだけだ。門戸を開いて交流が深まれば、可能性が広がる。このイベントは外交的に見ても画期的だったと思っている。
プロレスが行われた2日間で38万人もの観客が会場を埋め尽くした。北朝鮮国内のテレビ視聴率は99パーセントだったと言う。ある政府高官は「一夜にして反日感情がなくなった」と言ってくれた。
イベントに参加したのは、新日本プロレスをはじめアメリカのWCW、全日本女子プロレスである。私たちへの声援も凄かったが、それを上回る熱烈な声援を受けたのは全日本女子プロレスだった。
私はNWAの元チャンピオンであるリック・フレアーと闘った。彼は私が求めた激しく厳しい闘いに精一杯応えてくれた。」(P244~245)

「(1998年4月4日の引退試合〔対ドン・フライ戦〕で)
リングに立った私は、これから7万人の観客に向かって何を喋ろうかと考えていた。そこに、ウィレム・ルスカ、アンディ・フグ、ボブ・バックランド、勇利アルバチャコフと言った人たちやキラー・カーンやアニマル浜口、天龍源一郎、前田日明等が花束を持って上がり、労いの言葉を掛けてくれた。そして最後にモハメド・アリがリングに上がって来て、花束を贈ってくれた。その後、モハメド・アリのメッセージが読み上げられた。モハメド・アリ戦の時の通訳だったケン・田島が代読してくれたのである。心に沁(し)みるメッセージだった。」(P253)

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by bunbun6610 | 2017-08-11 13:55 | 人権、差別

『モハメド・アリ語録[世界を揺るがした勇気のことば150]』(1/2)

『モハメド・アリ語録[世界を揺るがした勇気のことば150]』
(N. U. D. E. /(編集) ゴマブックス/出版社)

http://www.goma-books.com/archives/49043


https://www.amazon.co.jp/dp/4814913680



俺はアリの“言葉の力”を信じる。
アリは信念を持った男だからだ。
本物の信念を持った奴は、人が見ていようが見ていまいが、
それを曲げたりもしない。
そういうものが、真に“信じる”に値する。
(bunbun6610)


全米の障害者にも勇気を与えた、黒人の公民権運動。
黒人の起こした運動の影響を受けて、
全米の障害者も立ち上がり、そしてADA法ができた。
カテゴリ『哀れみはいらない』参照)
そんな伝説を聞いて、私も思った。

「私にとって、そんな黒人こそ友だ。
差別を差別と思ってもいない、日本人健常者なんかクソだ」
(bunbun6610)



「アリは稲妻だ。信じられないほどの反射神経で相手のパンチをよけ、電光石火の一撃を喰らわせた。全盛期のアリと対戦したボクサーたちは口をそろえて言う。
「触れることさえ、できなかった」と。
そんなアリも相手のパンチを浴び、数回マットに倒れたことがある。しかし、彼の長いボクシング人生でキャンバスに這いつくばりテンカウントを聞いたことはなかった。倒されたとしても立ち上がり、ファイティングポーズをとった。とは言うものの、彼は五回ほど負けている。1971年、徴兵問題が片付き、復帰後に初めて世界ヘビー級王座をかけて挑んだジョー・フレージャー戦では、プロデビューから11年目にして始めて敗北を味わった。〈アリはいつものように吠えるのだろう〉と予想する記者の前で、極めて冷静にこう語り始めたという。

「どんな試合でも、誰かが勝って、誰かが負ける。俺たち黒人もそうだ。勝利の時もあれば、失意の時もある。負け方と、それでも立ち上がる姿を俺は同胞に見せなければならないんだ」」(P8 『まえがき』ブラックパワー研究所代表N.U.D.E.)

「アリは稲妻だった。稲妻を殴りつけたり、牢屋に放り込むことなどできなかったのだ。それにしてもなぜ彼はこれほどまでに不屈だったのか。
「勇気を失ったのはすべてを失ったことだ。そのくらいなら生まれなかったほうがいいだろう」と言ったのはゲーテだった。哲学者のエリック・ホッファーは、この格言を引用しながら「絶望的な状況を勇気によって克服するとき、人間は最高の存在になる」と語っている。
財産や名誉を失くしたら取り戻せばいい。だが、それには勇気が必要だ。立ち上がるか、立ち上がらないか、すべては勇気の問題だ。アリの生涯と、彼の残したことばは、そのことを教えてくれる。」(P11 『まえがき』ブラックパワー研究所代表N.U.D.E.)

「アリは若くして、自身の物語を綴っていこうと決心した男だった。
運命や時間に定まれるのでなく、権力に屈するものでない。
人権問題、周囲の意思、そのどれにも自身の物語は
変えられないと心に決めて前に進んだ男だった。」(P19 ビル・クリントン〔第42代アメリカ合衆国大統領〕)

「アリは人々の間に壁を作るのではなく、架け橋となることが生きる最善だと示してくれたんだ。」(P20 ビリー・クリスタル〔俳優・コメディアン〕)

「彼はどんな代償が伴おうと、自分の信条を貫き続けた。」(P24 デレク・ジーター〔ベースボール・プレイヤー〕)

「アリは自分が本当に思っていることを話そうとした
最初のアスリートの一人であり、
後に続くものたちが同じことができるように扉を開いてくれた。」
(P25 デレク・ジーター〔ベースボール・プレイヤー〕)

「何が起こっているの??!!
私たちはこの国の宝物を
失くそうとしている。
私たちの精神的支柱。
彼は最も偉大な男だった。」
(P28 マドンナ〔ミュージシャン〕)

「自分のなかで、
最も大切な一部が逝ってしまった。」
(P32 ジョージ・フォアマン〔ボクサー〕)

「彼が、アトランタ・オリンピックで聖火を掲げたときに、
彼は私にとって本当に高貴な存在になった。
考えてみてくれ。
もし、何らかの病気で苦しんでいるとしたら、
この国で暮らすほとんどの人々は、
とりわけ名の知れた有名人ならばなおのこと、
ひっそりと隠れたがる。
人前に出てこない。
パーキンソン病症候群などに侵されたら、
誰だって家でひっそりと隠れていることだろう。
そして、彼らは言うんだ。
「こんな姿を人前にさらしたくない」と。
それなのにあの男は、
震えながらも聖火を持って点火したんだよ。」
(P33 ジョージ・フォアマン〔ボクサー〕)


「蝶のように舞い、蜂のように刺す。」(P38)


漫画『あしたのジョー』の名セリフとしても、出ている。
もともとは、アリの言葉だったんだ。


「俺ぐらいグレートになると、謙虚でいることが難しいんだ。」(P46)

「家では俺もおとなしくしているさ。
でもそんな姿は世間に見せたくない。
おとなしい人間は大成しないってことを悟ったのさ。」(P47)

「言っていることをやってのける
力の裏づけがあるのなら、
それは自慢じゃないよ。」(P49)

「郵便切手にでもならない限り、
俺をナメることはできない。」(P51)

「俺は最強じゃない。
最強の二倍強いんだ。
ただ敵をノックアウトするだけでなく、
どのラウンドで倒すかを決められるんだ。」(P52)

「モハメド・アリのようなファイターはもう出ないと思うね。
別に他のファイターをけなしているわけじゃないよ。
全盛期のアリを倒せたのもいるかもしれないが、
そういうことを言っているんじゃないんだ。
彼のようにリング上で美しいファイターは他にはいない
ということだ。
あれだけの大きな体で、彼のように動くのは、
それはまさに音楽か詩のようなものだったよ。」
(P54~55 ハンク・アーロン〔野球選手〕)

「クレイ(アリの改名前の本名)の自慢話は、
「やると言ったことは実現できる」と自分に言い聞かせる
ための手段だったんだ。
そのことに僕は気づいた。
僕は彼の自慢話が嫌いだったし、クレイが誰に向かって
言っているのか気づくのに長い時間がかかった。
クレイは自分に言いきかせていたんだ。」
(P55 フロイド・パターソン
〔世界ヘビー級チャンピオン。アリとは2戦2敗〕)


サッカー日本代表の本田圭祐と共通する部分だ。


「彼が目立っていたのは、他の子たちより意思が強かったからじゃないかな。それに、将来ものになりそうな動きの速さを持っていた。苦労をいとわない子供だった……あいつにやる気をなくさせることは不可能だったろうな。私が教えた子供たちのなかでは、文句なくいちばん練習熱心だった。」(P57 ジョー・マーティン〔アリにボクシングを勧めた元警官。アリの最初のトレーナー〕)

「俺は他のボクサーとは違うんだ。
俺は、いつ下がるべきか、
またいつ前に出ていけばいいのか、
直感でわかるのだ。
俺には、そのような、
たぐいまれなボクサーの技術があるのさ。」(P58)

「誰も見ていないジムやロードでの
トレーニングで勝負は決まるんだ。」(P61)

「腹筋は数えないよ。
痛みを感じ始めたら、
そのときに数え始めるんだ。
意味があるのはそこからさ。」(P62)

「人は世界一のゴミ収集人になれるんだ。
世界一のモデルにだってなれる。
たとえ何をやろうと、
それが世界一なら何も問題はないぜ。」(P64)

「彼はあらゆる能力に長けていた。相手との間の取り方や攻撃を仕掛ける時の動作は、最初から信じられないほど俊敏だった。モハメドには、ルイス・サリアというマッサージとエクササイズを担当する人間がついていて、彼は暇さえあれば、モハメドに柔軟体操をさせていた。それがボクシングに大いに役立ったんだ。だからモハメドは、少年のような華奢な身体つきから、あっという間に立派な身体に成長した。彼がここにやってきた時は189ポンド(約86キロ)だったが、瞬く間に200ポンド(約91キロ)を超えたよ。それも全部筋肉なんだ。自然なことであるけど、ウエイトトレーニングは一切やっていないし、その変身ぶりにはびっくりさせられたな。モハメドはライトバッグとヘビーバッグを叩き、たいてい3マイル以上はロードワークをこなしていた。彼はロードワークを重視していて、それでガゼルみたいに走ることができたんだ。」(P68 アンジェロ・ダンディー〔アリのプロ第2戦から引退までのトレーナー。シュガー・レイ・レナードなど世界王者15人を育てた名伯楽。〕)

「彼に何かをやらせようとするのは無理だ。そういうふうに仕向けないとだめなんだ。彼は直接的に命令されることを何よりも嫌った。自分の独創性を大切にしたがっているんだ。」(P69 アンジェロ・ダンディー)

「俺には俺の信じる道がある。
他人が思うような人間にはならないよ。
俺は俺の道を行くんだ。」(P70)

「ガードを下げるなという
ボクシングの基本とやらには意識的に抵抗したね。
俺がガードを下げたのは、それが相手をはめて、
打って出る気にさせるからさ。
フェイントだったんだ。
隙だらけの格好をしてても、素早く後ろにかわせるんだ。
レーダーみたいに相手の距離を判断して、
相手の手の届く範囲から1インチ離れる。
パンチが飛んできたらもう1インチ離れる。
2インチの差で相手のパンチが届かないところで、
カウンターを狙うんだ。
今までそうしてきたし、
これからもうまくやるさ。
だけどこれは誰にでもできるわけじゃない。」(P71)

「俺はアーチ・ムーアではなく、ヘビー級のシュガー・レイみたいになりたい。」(P71)
※アーチ・ムーア…世界ライトヘビー級チャンピオン。アリにボクシングを教えた恩師。
※ シュガー・レイ…世界ミドル級&ウェルター級チャンピオンのシュガー・レイ・ロビンソンのこと。「パウンド・フォー・パウンド」(仮に体重差がなかった場合の最強を決める評価基準)と称された元王者。




想像力のない奴に、翼は持てない。」(P73)

そのことをあなたの精神が思い描き、
心がそれを信じられるなら、
達成することは可能だ。
」(P74)

チャンピオンはジムで作られるものじゃない。
彼らの奥深くにある「何か」で作られるんだ。

例えば願望、ビジョン。
そのためにはどんな土壇場でも耐えるスタミナと、
少しばかりのすばしっこさ、
そして技術と意思が必要だろう。
だが意志の力はどんな技術よりも
更なる強さを与えてくれる。」(P76)

今考えていることが、将来の自分の姿だ。」(P77)

自分はダメだと思えば、
その時点から自分はダメになるぜ。
」(P78)

肯定の繰り返しが信念につながる。
その信念が深い確信になると、
物事が実現し始めるんだ。
」(P79)

不可能とは、自らの力で世界を切り開くことを
放棄した臆病者の言葉だ。
不可能とは、現状に甘んじるための
言い訳にすぎない。
不可能とは、事実ですらなく、
単なる先入観だ。

不可能とは、誰かに決めつけられることではない。
不可能とは、可能性だ。
不可能とは、通過点だ。
不可能なんて、ありえない。」(P80)



ナポレオンの有名な言葉「余の辞書に不可能という文字はない」を思い出す。
ウィキペディアには次のような解説が載っている。

「同じ意味で別の言回しとして「余の辞書に不可能という文字はない。」「不可能という文字は愚か者の辞書にのみ存在する」「不可能は小心者の幻影、卑怯者の避難所」などがある。ナポレオンが日常よく口にした言葉で、一般には「余の辞書に不可能の文字はない」として知られる。「不可能と言う文字は愚か者の辞書にのみ存在する」という言葉から、変わったという説もある。」(2017年7月18日時点での調べ)



人間が困難に立ち向かう時、
恐怖を抱くのは信頼が欠如しているからだ。
俺は自分を信じる。
」(P81)

「俺はジャック・ジョンソンのイメージに憧れて育った。
俺は白人の連中に嫌われるような、
荒々しくてタフで傲慢な黒人になりたかった。」(P83)

※ジャック・ジョンソン…黒人初の世界ヘビー級王者。映画『ボクサー』(1970年)のモデルになった。

「兄弟姉妹が腹を空かせて給食センターに
並んでるのを知りながら、
ロールスロイスに乗って丘の上に住んでも、
俺は嬉しくない。
俺は世界チャンピオンだが、
俺とファンに違いがあるとは思わない。
俺は今でもスラムを歩き、
質問に答え、
赤ん坊にキスしている。
俺は絶対に仲間を忘れない。」(P99)

「俺はリングに上がるとき、神を思い、
また、アメリカのあらゆる
都市のスラム地区に住む人々のことを思う。
そして俺は、権力を握っているすべての偽善者どもを
なぐってやるつもりで相手を攻めるんだ。
俺は、自分の自由のために戦っているのだが、
また、この国の三千万人の黒人の希望も、
背負っているんだ。」(P100)

「俺は白人が手を出せない
黒んぼとして生きることに決めた。
白人のあんた、
あんたが手に入れられなかった、
ただひとりの黒んぼだよ。」(P101)



この点では、歌手マイケル・ジャクソンと比較してしまうところだ。
両者の違いは、思想なのだろうか?
黒人としての誇りは?
障害者も、もっとプライドを持って生きていいと思う。



「俺が自分の感じたままを
思いきって言う初めての黒人アスリートだから、
何だっていうんだ!
他の人たちを助けるために自分を犠牲にする
日本人の特攻隊員と同じかもしれないじゃないか!」(P102)

「雄鶏は光が見えて初めて鳴くんだ。
暗闇のなかでは決して鳴かない。
俺は光を見たからこうして鳴いているんだ。」(P103)

「アリは入隊拒否によって金銭だけでなく、もろもろの損失を被り、その額は1000万ドルに及ぶものと想像する。」(P107 ゴードン・ダビットソン〔ルイビル・スポンサーリング・グループの弁護士〕)

「お前たち白人は
「国のために命を捨てて戦え」
と平気で命令する。
そのくせ俺の名前も宗教も尊重しようとはしない。
そればかりか不当なやり方で
俺から職業を奪い、
収入の道さえ閉ざす。
すべては、お前たち白人がやったことだ。」(P116)



障害者である俺も、日本人健常者に、こんな言葉を一発ぶちかましてやりたいものだ。100発でも1000発でも、物足りないくらいだ。


「これからこの国がどうなるのかは、
君たち白人の双肩にかかっている。
よく考えて欲しい。
答えは君たち自身の中にある。」(P117)



日本にも言えることだと思う。在日外国人や障害者を差別する、右翼やレイシストの運動激化で今、この国も揺れ動いていると思う。少し違うが、小松左京の『日本沈没』を思い出す。政府と民衆が奴らをコントロール出来なくなった時、「日本沈没」となろう。


「ブラザー、君らにはわかっちゃいないんだ。
これからどこに行くのか、
腕や目をなくして戻ってこられる可能性がどれだけあるか、
他人の土地で現地の人たちと戦い、
君らが彼らを撃たなければ知らないんだ。
彼らはニガーと呼んだことも、犬をけしかけたことも、
君たちの指導者を撃ったこともないんだぜ。
そんな彼らと戦ったあげく、故郷に帰ってみれば仕事もない。
それに比べれば、刑務所に何年か入っていることなど
何でもないぜ。」(P119)

「俺を自由の身にするか、さもなければ刑務所に入れろ。」(P120)

「人生はボクシングと似ている。
問題は倒れることではなく、
立ち上がろうとしないことだ。
」(P121)

「そのとき私は、こう思ったのを覚えているよ。この男はとてつもなく強い男なんじゃないかってね。彼は、合衆国政府の激怒にさらされていた。投獄の危機に瀕していた。ボクシング界からの追放の危機に瀕していた。それなのに彼はたじろかずに、権力を持った人々に対峙していたんだからね。」(P122 ジョージ・シュバロ〔アリが「洗濯女」と呼んだカナダ史上最も有名なボクサー〕)

「「俺をニガーと呼んだベトコンはいない」アリのこの一言に全米の黒人たちが敏感に反応した。ベトナム戦争や公民権運動に無関心だった白人たちにまで影響を与え、多くの一般市民が深い関心を持つようになった。」(P123 ジュリアン・ボンド〔公民権運動家。全米国人地位向上協会(NAACP)の執行委員長で、ジョージア州議会議員。近年はNAACP会長として黒人の地位向上につとめた。〕)

「我々の信じる宗教は違いますが、問題意識は同じです。アリの勇気をたたえないわけにはいかない。」(P123 マーティン・ルーサー・キング)

「君は、恐怖や弾圧に屈しないことを決意したすべての人々を覚醒させた意識の象徴的存在であり、私は全身全霊を傾けて君を擁護する。」(P123 バートランド・ラッセル〔イギリスの哲学者、論理学者、数学者。社会運動、平和運動にも積極的で、サルトルらとともに、アメリカの対ベトナム政策を糾弾する国際戦争犯罪法廷を開廷。イギリスの貴族出身で白人であるが、アリを全面的に支持した。〕)

「アリが入隊命令を拒否した時、私は自尊心の満足をはるかに超える激しい感情を抱いた。黒人としての、いや人間としての名誉をアリが見事に守ってくれたように感じた。彼はさながら龍を退治する偉大な戦士だった。私は都会に住む幼い子供にもかかわらず、自分が偉大な知恵と豪胆さを兼ね備えたアリの家来になった気分だった。アリが入隊を拒否した日、私は部屋で泣いた。私はアリと自分のために泣いた。私はアリと自分の未来を思い、黒人全体の将来を慮って涙を流した。」(P124 ジェラルド・アーリー〔大学教授。作家。〕)

生きていく中でリスクを冒す
勇気がなければ何も達成できない。
」(P132)

「ボクシングは俺を別の人間にしてくれたんだ。」(P133)

「アリのハートは、まるで大自然みたいにでっかいんだ。彼は、絶対に恐怖を口にしない男だ。絶対にね。口にするくらいなら、死を選ぶだろうよ。それこそ、俺が彼のプライドを尊敬している理由さ。」(P135 アーニー・シェーバーズ〔1977年、アリの通算19回目の世界王座防衛戦の対戦相手。〕)


P127の言葉と上の言葉を比較すると、アリの本心(感情)と意思とは逆だということがわかる。世間では「ビッグマウス」と言われていたが、確かに人前では恐怖を口にしなかったようだ。アリは、感情を自分の意思でコントロールしていたんだ。


「アリは精神力の権化だったよ。誰も彼を屈服させることはできなかったよ。多くのファイターは負けるとがっくりきてしまうんだ。彼らは得意になっているぶん、やっつけられるとだめになってしまうんだが、アリは負けてもくじけなかったよ。」(P137 マイク・カッツ〔スポーツ記者〕)

「打ち負かされるのがどういうことか、
というのを知っている人間だけが、
ドン底の状態からわずかながらも
相手より強い力をつけて這い上がり、
僅差の勝負を勝利に導くことができる」(P138)

「負けは頭になかった。
だが敗北を喫した今、
俺を信じてくれた人たちに
きちんと責務を果たしたい。
人生に敗北は付きものであり、
敗北を糧にすることが大切なんだ。
」(P140)

俺たちはみんな人生で何かを失うもんだよ。
妻を失い、母親を失う。
俺たちはみんな失うものを持ってるんだし、
やるべきことは生き続け、
そうした損失を克服し、
そしてカムバックすることだ。
失ったからって、死ぬわけにいかないぜ。」(P141)


障害だって、そうだ!
アリ自身が患ったパーキンソン症候群だって、そうだ。健康も失うが、それでも彼は社会の表舞台にカムバックした。あの最強チャンプと言われたジョージ・フォアマンが驚くこともした。


「俺の人生で最良のことは、
何年かタイトルを失って
普通の男として暮らしたってことさ。
おかげで金の値打ちってものを学んだよ。
買う必要のあるものと、
ないものを見分ける目が持てたのさ。」(P171)

あんたは何も所有しちゃいない。
この世のものは皆、預かりものなんだ。

用心しろよ。」(P173)

「彼がマニラでジュー・フレージャーを倒してから2、3週間後、私たちは国連のレセプションに出るためニューヨークにいた。アリはテレビのニュースを見ていたが、ユダヤ人センターが資金不足のため閉鎖されると報道していた。それは老人用の施設でね。彼らは障害を負っており、その多くはドイツでナチの迫害を受けた人たちだった。次の朝(1975年12月2日)、私たちはそのセンターが入っているビルに行った。アリはあたりを見回し、何人かの人たちに話しかけ、彼らに10万ドルの小切手を与えたよ。彼はそういう人間なんだ。なぜそういうことをしたのかと誰かがたずねると、彼はただ、自分の心には年寄りに対しては弱い部分があるんだ、とだけ答えたよ。」(P175 ハワード・ビンガム〔写真家。アリの親友で黒人。吃音の持ち主だが、アリとは長い友情を持っていた〕)

「アリほど寛大な人間はこの世にいなかった。彼に5ドルだろうが、一万ドルだろうが渡してニューヨークの道を歩かせれば、角を曲がる頃にはポケットにはもう1ドルも入っていなかった。アリがどれだけ大きなハートを持っていたか、誰も信じられないよ。」(P175 ボブ・アラム〔世界二大プロモーターの一人〕)



『『モハメド・アリ語録[世界を揺るがした勇気のことば150]』(2/2)』
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by bunbun6610 | 2017-08-11 13:54 | 人権、差別

【MLB】観客の差別発言が波紋 イチローは地元紙に “自分にもあった”と経験明かす



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170503-00010022-fullcount-base



【MLB】
観客の差別発言が波紋
 イチローは地元紙に
“自分にもあった”と経験明かす


Full-Count 5/3(水) 14:39配信



ジョーンズに対する差別発言でRソックスが謝罪、
米国で大きな問題に発展


 オリオールズのアダム・ジョーンズ外野手が1日
(日本時間2日)の敵地レッドソックス戦で観客から
人種差別発言を受けたことが、
米国で大きな問題となっている。
ESPNによると、一夜明けた2日(同3日)には
レッドソックスの球団幹部が本人に謝罪し、
ケネディ球団社長は声明も発表。ジョーンズは
翌日の試合で同じフェンウェイ・パークで
スタンディング・オベーションを受けて打席に入った。



 ただ、今回の問題は波紋を広げており、
地元紙「マイアミ・ヘラルド」はマーリンズの選手も
同様の経験をしたことがあるとする記事を掲載。
その中で、MLB史上初の日本人野手である
イチロー外野手も自身が受けた“仕打ち”を
振り返っている。

「ボルチモア・オリオールズのアダム・ジョーンズ
外野手がフェンウェイ・パークで差別的発言を
受けたと述べた翌日、同様の経験があると何人かの
マーリンズ選手が語っている。
しかし、彼らはその件について、ただ沈黙していた」

 記事ではこのように指摘し、ディー・ゴードン内野手が

「あなたが思っている以上に多いんだ。
今回に限ったことではない」

と話したことも紹介。
さらに、レッドソックス側がジョーンズ本人とオリオールズ
に謝罪し、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドが
ファンの行いについて

「全く受け入れがたい」

と非難したことも伝えている。


イチローに対しても行われた差別行為、
「アイスやコインを投げつけられた」


 そして、MLB史上初の日本人野手であるイチローも、
取材に対して通訳を介して

「よくあることです。
でも、選手は何も言いません。
もし、みんなが観客から何を言われたのかを
口にすれば、大騒ぎになるでしょう」

と明かしたという。

 記事では

「ゴードンと他のマーリンズ選手は、稀なことではない
と言う」

とした上で

「スズキは差別的発言を受けてきたと語る。
しかし、その多くはメジャーリーグでのキャリア序盤の
ことだった」

と言及。
イチロー自身は

「かつて僕にもありました。
アイスやコインを投げつけられたんです。
実際、何回かは僕の頭に当たったことがあります。
彼らは耳をふさぎたくなるようなことを言うんです」

とも話している。

 この他にも、ゴードンに加えて、スタントンも差別的
発言を受けたことがあると伝えており、
現在は解説者の元メジャーリーガー、
プレストン・ウィルソン氏については

「10年間のキャリアにおいて頻繁に差別の対象と
なっていた」

という。
同紙は、ウィルソン氏への差別的発言はボストンが
最悪だった、という事実も報じた。

 ウィルソン氏は

「ラテン系選手に対しても起こる。
黒人だけではない。
無視するために最善を尽くしたよ」

と話したという。
今回、大きな問題に発展したメジャーファンによる
差別的発言。
その根は深いと言わざる得ない状況のようだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count





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『ジャッキー・ロビンソン・デー』
〔2015-04 -23 19:00〕

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by bunbun6610 | 2017-05-05 06:55 | 人権、差別

「この体が嫌なんよ」胸かきむしり嗚咽、命絶った我が子

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6229133


「この体が嫌なんよ」
胸かきむしり嗚咽、
命絶った我が子


朝日新聞デジタル 2/3(金)21:32配信



8年前の冬、ある性同一性障害者が自ら命を絶った。名は「優子」。女性の体に男性の心を宿し、その相克にさいなまれ続けていた。母は願う。個人がそうありたいと思う性を受け入れる社会を――。



 母の今の思いを、記者が聞いた。

あの子が大人になってから、2人でよく釣りに出かけました。

 「釣れるかねぇ」

 「釣れるといいねぇ」

 そう話しながら堤防から糸を投げました。また行こうねと、約束していたんですけど……。

 《私は29歳になったばかりの女性です。しかし幼少の頃から女の子が好む「ままごと」や「縫いぐるみ」は嫌いで、「ミニ四駆」や「少年ジャンプ」を愛好していました。スカートは制服なので仕方なく穿(は)いていました》(優子さんの仮処分申し立ての陳述書から)

 「そういうのが好きな女の子なんだな」と思い、性同一性障害とは気がつきませんでした。女の子が最高に着飾り、思い出に残る成人式。「一度は着物をきちんと着たいのではないか」。そんな親心から、「スーツで行く」と言う優子に黄色地の振り袖を用意しました。今振り返れば、かわいそうなことをしたと思います。私が喜んで支度しているのを見て、台無しにしたくないという思いで何も言わなかったんじゃないかな。写真館で撮った振り袖姿の写真は、どうしてもリビングには飾れない。

 《戻っても居づらかったらその時に考えるので、自分の好きな職場に戻りたい。この先、女として生きるのも男として生きるのも、精神的にも肉体的にも生き辛(づら)いのには変わりがないので》(同)

 職場のことを話すとき、「天性の仕事なんよ」と言ってとても楽しそうでした。でも同僚に性同一性障害と打ち明けると、離れていってしまった。

 優子にとってはすごく生きづらかっただろうなと思います。心と一致した性で産んであげられなかったという思いもあります。

 《今でも、自分は男として生きていくべきなのか迷います。女で通すと決める一方、それが卑怯(ひきょう)だという思いがあり、いつも「普通の女」「普通の男」の言動と自分との差を何となく気にしています》(同)

 亡くなる数日前、「この体が嫌なんよ!」と言って胸のあたりをかきむしり、嗚咽(おえつ)をもらしていました。感情をあらわにすることはほとんどなかったのに。それほどまでに失望したんだと思います。自分の体と性を受け入れて何とか生きていこうとしたけど、周りに受け入れられなかった。

 亡くなったのは自宅の和室。29歳でした。

 「優ちゃん、優ちゃん」

 必死に名前を呼びました。懸命に何かをこらえているような表情を見て、「苦しかったんだね」という思いがこみ上げました。

 どうして死ななければいけなかったのか。優子の死を自己責任と言って終わらせないでほしい。そう思って裁判を闘ってきました。

 これは優子だけの問題じゃないんです。みんな違ってみんないい。みんながそう思える社会だったら優子は受け入れられていたのかもしれない。自分の生きたい性で生きられる社会になってほしいと思います。(田中瞳子)

■解雇後に自殺、控訴

優子さん(当時29)の母親(65)=山口県岩国市=は、「性同一性障害の告白をきっかけに会社から退職強要を受けるなどしてうつ病になり、自殺した」として、国に遺族補償年金の不支給決定の取り消しを求め広島地裁に提訴した。だが地裁は先月、「自殺は業務が原因と認められない」として請求を棄却。母親は3日、控訴した。

 判決などによると、優子さんは自動車販売会社の正社員になった直後の2008年11月、同僚に性同一性障害を告白。同月下旬に解雇通知を受け、地位保全を求め仮処分を申し立てたが、09年1月に自殺した。母親は11年8月、労災に基づく遺族補償年金を申請。岩国労働基準監督署は「自殺は業務上のものではない」として退けていた。

朝日新聞社


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差別に負けないで頑張っている人もいるけど、
こういうニュースを見るとやっぱり、

「社会(企業)には責任はないのか?」

と疑問に思う。

自動車販売会社って、まさかトヨタや日産、
ホンダ系じゃないだろうな。


ちなみに、当ブログのカテゴリ

『就労後の聴覚障害者問題E』

は、実はトヨタ直系のディーラーの実態を
記録した就労日記である。
現社長は、親会社(トヨタ自動車)から天下りした人だと
聞いている。






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by bunbun6610 | 2017-02-04 07:21 | 人権、差別

社会の目

数日前、バラエティテレビ番組で「ぺぇ」という
芸能人の話を観た。



芸能人へのクチコミ
『ぺぇ?
ぺえのキモイお姉系のゲイのキャラ!
性別、年齢や本名を公開!』
〔2016/4/22〕




見た目は女の子の格好だったが、芸名「ぺぇ」
とは本名の「慎平」かららしい。
つまり、「おネェ」キャラの芸人なのだが、
本当はキャラなんかではなく、「恋愛対象が男」の、
正真正銘のおネェだった。
故郷に残る両親にはテレビで観てもらってはいた
ものの、きちんとしたカミングアウトはしていなかった。

それで番組の力を借りて、とうとう両親にカミング
アウトした。
両親は

「ショックがないとはいえない」

とか

「信じたくない」

とか言っていたが、カミングアウトの後、息子のぺぇ
にこう言った。

「40歳になっても50歳になっても、
親にとって子供はずっとかわいいもの」

「世間が何と言おうと、子どもが幸せであるなら、
私たちもうれしい。
それが最高の親孝行だからね」

とか言っていた。
感動的だった。

ただ、その最後のゆるぎない言葉があっても、
なお両親には不安というのか、迷いというのか、
そんな気持ちも心の中をよぎるそうだ。
私はそれを観て、

「”社会の目”があるからだ」

と思った。
両親にも、社会の目が染み付いているはずだ。
でも奥底の、本能的にあるのは親としての、
子どもへの愛だと思った。

多くの人はよく「社会の目」に苦しむ。
マスコミに追われる芸能人だけではない。
障害者にだって、障害児を持つ親にだってある。
私の親も、聴覚障害を薄々と気づいていたし、
学校の担任教師にも指摘されたことがあったが、
自分の子が障害者などと認めたくなかったようだ。

『耳の聞こえない私が4カ国語しゃべれる理由』

で有名な金修琳氏も、保護者である母親が
認めたくなかったと告白している。
やっぱり、その一番の原因は、"社会の目”が
怖かったからなのかもしれない。
「親のプライドが原因」だと言って責めるのは、
あまりに酷過ぎるだろう。


ハヤブサというプロレスラーが試合中の事故が
原因で障害者になり、昨年亡くなった。

そのハヤブサさんもEテレ『バリバラ』に出演した時、
「社会の目」のことを言っていた。


『バリバラ団の「がんばらなくていい!」に賛否両論』
〔2014-02 -14 18:00〕




日本映画に『悪人』という作品があったが、
それも同じく、”社会の目”の怖さを描いていると思う。

『誰が本当の悪人なのか・・・映画『悪人』耽溺サイト』


人間は死ぬまで、この社会の目と付き合って、
生きていかなければならない。
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by bunbun6610 | 2017-01-14 10:00 | 人権、差別

ある聴覚障害者から見た世界
by bunbun6610

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