手話・要約筆記通訳とは別の、聴覚障害者情報保障には、どんなものがあるのか?(文字通訳集団ペガサスについて)
2019年 01月 25日
「文字通訳集団ペガサス」って、何?
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=130942&id=8491469
>「PC要約筆記コミュのキャプショニング・ペガサス」
※ 正確に言うと、ペガサスは「パソコン要約筆記」ではありません。
http://captioning.main.jp/
東京大学・福島智教授も推薦していた通訳団体です。
私も、こんなにレベルの高かった通訳は、他に見たことがありません。
「卓越した技術」という表現がピッタリだと思います。
おそらく、「世界一」なのでは・・・と。
森ビル株式会社でも、聴覚障害者社員への情報保障のために、
利用実績があります。
回転ドア事故後、毎年開かれていた「安全会議講演会」などでです。
この時の通訳には、会場で観ていた健聴者も、
そのスピードと精確性に、非常に驚いていました。
ちなみに、要約筆記を利用している聴覚障害者から、
こんな感想も聞かれた。
ねこたさんのごった煮日和
2018年 12月 09日
今回要約筆記を利用して
https://nekotamano.exblog.jp/29891223/
当ブログでも、要約筆記について少し取り上げている。
·手話・要約筆記通訳とは何か?
[ 2012-10 -26 18:00 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/16635186/
·要約筆記者って、どんな勉強・練習をしているの?
[ 2018-05 -09 18:30 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/238509996/
ペガサスだと、話し手が言っていることを「そのまま」
表記しているらしい。
一方、要約筆記者から聞いたのは、
「話し手の言葉を全て書くことは不可能なので、要約して書いている」
といった説明だった。
理論的ではあるが、要約筆記通訳には、省く作業が入っているのである。
とはいえ、大事な意味は伝わるように工夫しているらしい。
とはいえ、聞こえない聴覚障害者(利用者)には、
何が省かれているのかはわからないのだから、
要約筆記者が書いた通訳文が正しいかどうかなんて、わからない。
だから結局、要約筆記者を全面的に信頼して通訳文を読むより、
他にない。
あえて言えば、読んでも理解できないところ、疑問点などがあれば、
そこは自分で相手に直接、聞くしかない。
(要約筆記者に言わせれば)
要約筆記者に文句を言うのは筋違い、ということのようだ。
聴覚障害者(利用者)は、その主権をきちんと持つべきだ。
どうせこうなるのなら、ペガサスの方が納得がいくかもしれないが、
話し手は要約筆記者の書いた通訳文を見ていないので、
自分の言ったことがちゃんと通訳されているかどうか、
確認していない場合が多いものである。
ごくまれに、「それは違う。何々だ」と、相手(つまり「話し手の健聴者」)
が要約筆記者に文句を言っている場面もあるのだが、
聴覚障害者(利用者)としても、
実はそのほうがずっと助かるのである。
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=130942&id=8491469
>「PC要約筆記コミュのキャプショニング・ペガサス」
※ 正確に言うと、ペガサスは「パソコン要約筆記」ではありません。
http://captioning.main.jp/
東京大学・福島智教授も推薦していた通訳団体です。
私も、こんなにレベルの高かった通訳は、他に見たことがありません。
「卓越した技術」という表現がピッタリだと思います。
おそらく、「世界一」なのでは・・・と。
森ビル株式会社でも、聴覚障害者社員への情報保障のために、
利用実績があります。
回転ドア事故後、毎年開かれていた「安全会議講演会」などでです。
この時の通訳には、会場で観ていた健聴者も、
そのスピードと精確性に、非常に驚いていました。
ちなみに、要約筆記を利用している聴覚障害者から、
こんな感想も聞かれた。
ねこたさんのごった煮日和
2018年 12月 09日
今回要約筆記を利用して
https://nekotamano.exblog.jp/29891223/
当ブログでも、要約筆記について少し取り上げている。
·手話・要約筆記通訳とは何か?
[ 2012-10 -26 18:00 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/16635186/
·要約筆記者って、どんな勉強・練習をしているの?
[ 2018-05 -09 18:30 ]
https://bunbun6610.exblog.jp/238509996/
ペガサスだと、話し手が言っていることを「そのまま」
表記しているらしい。
一方、要約筆記者から聞いたのは、
「話し手の言葉を全て書くことは不可能なので、要約して書いている」
といった説明だった。
理論的ではあるが、要約筆記通訳には、省く作業が入っているのである。
とはいえ、大事な意味は伝わるように工夫しているらしい。
とはいえ、聞こえない聴覚障害者(利用者)には、
何が省かれているのかはわからないのだから、
要約筆記者が書いた通訳文が正しいかどうかなんて、わからない。
だから結局、要約筆記者を全面的に信頼して通訳文を読むより、
他にない。
あえて言えば、読んでも理解できないところ、疑問点などがあれば、
そこは自分で相手に直接、聞くしかない。
(要約筆記者に言わせれば)
要約筆記者に文句を言うのは筋違い、ということのようだ。
聴覚障害者(利用者)は、その主権をきちんと持つべきだ。
どうせこうなるのなら、ペガサスの方が納得がいくかもしれないが、
話し手は要約筆記者の書いた通訳文を見ていないので、
自分の言ったことがちゃんと通訳されているかどうか、
確認していない場合が多いものである。
ごくまれに、「それは違う。何々だ」と、相手(つまり「話し手の健聴者」)
が要約筆記者に文句を言っている場面もあるのだが、
聴覚障害者(利用者)としても、
実はそのほうがずっと助かるのである。
利用者(聞こえない聴覚障害者)
にはわからないのである。
「要約筆記通訳を利用している場合は、本当は利用者は2人おり、
話し手と読み手の両方が要約筆記をすぐ見て、
内容を相互確認して欲しい」
というのが、聴覚障害者側である私の望みでもある。
(だが当然、そんな時間はない。)
要約筆記者が原因でもめているような話になってしまったが、
聴覚障害者情報保障では、こういう悩みも、時には起きる。
にはわからないのである。
「要約筆記通訳を利用している場合は、本当は利用者は2人おり、
話し手と読み手の両方が要約筆記をすぐ見て、
内容を相互確認して欲しい」
というのが、聴覚障害者側である私の望みでもある。
(だが当然、そんな時間はない。)
要約筆記者が原因でもめているような話になってしまったが、
聴覚障害者情報保障では、こういう悩みも、時には起きる。
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【追記】(2024年3月1日)
>「ごくまれに、「それは違う。何々だ」と、相手(つまり「話し手の健聴者」)
が要約筆記者に文句を言っている場面もあるのだが、
聴覚障害者(利用者)としても、
実はそのほうがずっと助かるのである。
利用者(聞こえない聴覚障害者)
にはわからないのである。
>「要約筆記通訳を利用している場合は、本当は利用者は2人おり、
話し手と読み手の両方が要約筆記をすぐ見て、
内容を相互確認して欲しい」
本当に、話し手の健聴者は、
何でこんな簡単なことがわからないのだろうか?
「(確認したり、通訳者に文句を言ったりするのが)面倒くさい」
からなのだろうか?
ごくまれな例だが、この事例は、会社面接でのケースなのである。
また、健聴者は、要約筆記(聴覚障害者に対する通訳)を
軽視しているとしか、思えなくなる。
さらにまた、利用者の不信感も芽生えてくると思う。
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by bunbun6610
| 2019-01-25 08:27
| 情報保障・通訳