『正社員が消える? どうなる!? サラリーマン人生 』
2015年 07月 20日
ビートたけしのテレビタックル
『正社員が消える?
どうなる!? サラリーマン人生 』
〔2015年7月13日放送〕
少し古い話だが、実は、この番組を観ていた。
証言者に派遣社員3名が登場していたが、
3名とも女性だった。
その中にはシングルマザーなど、社会的不利で
正社員採用を最初から諦めていた女性もいた。
女性も、障害者と同様、それだけを理由とした
差別に遭いやすいが、その他にも差別があり、
そうした差別と性差の差別が複合するケースもある、
といわれている。
『女性差別と障害者差別』
〔2012-03-01 23:56〕
『「複合差別」とは』
〔2013-08-24 00:22〕
派遣社員の証言の中には、次のようなものまであった。
「派遣社員は『契約期間満了のため』という理由で、
契約を切られてしまいます。
そうすると、また別の会社に行かなくてはなりません。
会社の現場上司にも掛け合ってもらい、
契約の更新を人事部にお願いしてもらいましたが、
人事部は拒否していました」
私も、似たような経験がある。
直属上司に、こう言われた。
「キミがいてくれて、助かっていた。
だから、本当はいてほしい。
だが、人事部の決めた方針で、こうなってしまった。
我々はキミに感謝しているよ。
でも、この決定はもう、どうにもならないんだ。
我々もいつ、クビになるかなぁ・・・」
その直属上司も、人事部を恨んでいた。
人事部の腹の中は、私にはわかっていた。
障碍者はどんなに頑張っても、現場の人にどんなに
評価されていても、障害者雇用助成金が切れたら、
もう終わりなのだ。
その障害者が優秀かどうかなんて、関係ない。
人事部はソロバンをはじくことしか、考えていないのだ。
〔よく似た話〕
『富士ゼロでパワハラの嵐
「障害者は用済み」宣告で解雇の内幕』
〔2014-11-30 18:30〕
『ユニクロの障害者雇用いじめ・パワハラ
問題について』
〔2014-04-27 18:30〕
そりゃそうだろう。
障害者の仕事なんか、たかが知れたものばかりだ。
誰でも出来る以上、人は幾らでも交換可能だ。
助成金の繰り返し受給がやめられないに決まっている。
私にクビを言い渡す3ヶ月前に、3人の障害者を新たに
雇用していた。
私とほぼ同時期にクビになった障害者もいた。
あの工作は「入れ替え」だったのだ。
我々障害者は、パチンコの新台と同じ運命だったのだ。
それが、健常者の派遣社員でも行われていたということを、
このテレビ番組でよくわかった。
ユニオン側や野党議員も、こうした事情はもう知っている。
だから労働者派遣法改正に反対したのだ。
改正擁護側の田村憲久氏(前厚生労働大臣)は、
いろいろと反論していた。
例えば
「派遣期間が終了し、正社員に転換させた場合には、
助成金を出します」
という政府のアイデア。
企業のほうにも「正社員登用制度」ができたもの、
このためなのかもしれない。
だが、そのハードルはものすごく高い、と聞いている。
正社員にはなれたが、身体を壊して自主退職した
健常者もいた。
聴覚障害者には、絶対に無理な理由があるということを、
田村氏は知っているだろうか。
田村氏はその理由を全然知らないから、
あんなことが平気で言えるのだ。
派遣や、障害者雇用への差別実態を、わかっていない。
あんなのが大臣になっていたなんて、許せない。
自民党は、やはり企業側に立って物事を考えているに
過ぎない。
『正社員が消える?
どうなる!? サラリーマン人生 』
〔2015年7月13日放送〕
少し古い話だが、実は、この番組を観ていた。
証言者に派遣社員3名が登場していたが、
3名とも女性だった。
その中にはシングルマザーなど、社会的不利で
正社員採用を最初から諦めていた女性もいた。
女性も、障害者と同様、それだけを理由とした
差別に遭いやすいが、その他にも差別があり、
そうした差別と性差の差別が複合するケースもある、
といわれている。
『女性差別と障害者差別』
〔2012-03-01 23:56〕
『「複合差別」とは』
〔2013-08-24 00:22〕
派遣社員の証言の中には、次のようなものまであった。
「派遣社員は『契約期間満了のため』という理由で、
契約を切られてしまいます。
そうすると、また別の会社に行かなくてはなりません。
会社の現場上司にも掛け合ってもらい、
契約の更新を人事部にお願いしてもらいましたが、
人事部は拒否していました」
私も、似たような経験がある。
直属上司に、こう言われた。
「キミがいてくれて、助かっていた。
だから、本当はいてほしい。
だが、人事部の決めた方針で、こうなってしまった。
我々はキミに感謝しているよ。
でも、この決定はもう、どうにもならないんだ。
我々もいつ、クビになるかなぁ・・・」
その直属上司も、人事部を恨んでいた。
人事部の腹の中は、私にはわかっていた。
障碍者はどんなに頑張っても、現場の人にどんなに
評価されていても、障害者雇用助成金が切れたら、
もう終わりなのだ。
その障害者が優秀かどうかなんて、関係ない。
人事部はソロバンをはじくことしか、考えていないのだ。
〔よく似た話〕
『富士ゼロでパワハラの嵐
「障害者は用済み」宣告で解雇の内幕』
〔2014-11-30 18:30〕
『ユニクロの障害者雇用いじめ・パワハラ
問題について』
〔2014-04-27 18:30〕
そりゃそうだろう。
障害者の仕事なんか、たかが知れたものばかりだ。
誰でも出来る以上、人は幾らでも交換可能だ。
助成金の繰り返し受給がやめられないに決まっている。
私にクビを言い渡す3ヶ月前に、3人の障害者を新たに
雇用していた。
私とほぼ同時期にクビになった障害者もいた。
あの工作は「入れ替え」だったのだ。
我々障害者は、パチンコの新台と同じ運命だったのだ。
それが、健常者の派遣社員でも行われていたということを、
このテレビ番組でよくわかった。
ユニオン側や野党議員も、こうした事情はもう知っている。
だから労働者派遣法改正に反対したのだ。
改正擁護側の田村憲久氏(前厚生労働大臣)は、
いろいろと反論していた。
例えば
「派遣期間が終了し、正社員に転換させた場合には、
助成金を出します」
という政府のアイデア。
企業のほうにも「正社員登用制度」ができたもの、
このためなのかもしれない。
だが、そのハードルはものすごく高い、と聞いている。
正社員にはなれたが、身体を壊して自主退職した
健常者もいた。
聴覚障害者には、絶対に無理な理由があるということを、
田村氏は知っているだろうか。
田村氏はその理由を全然知らないから、
あんなことが平気で言えるのだ。
派遣や、障害者雇用への差別実態を、わかっていない。
あんなのが大臣になっていたなんて、許せない。
自民党は、やはり企業側に立って物事を考えているに
過ぎない。
by bunbun6610
| 2015-07-20 08:25
| 人権、差別