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障害者雇用 就労記録

昨年、中国ユニクロ工場に、NGO団体職員が潜入捜査し、
工場の劣悪な労働環境が告発される、という事件があった。(※1)



(※1)詳細は、当ブログ

『ユニクロ下請け工場
「罰金で労働者を管理していた」
香港NGOが調査結果を発表』
〔2015-01-16 05:56〕

参照。




あれは、本当に見事だった。

日本にも、ハローワークが紹介している企業の中に、
ブラック企業は山ほどある。(※2)


(※2)当ブログ


『<ハローワーク>紹介先は「詐欺会社」 行政の情報共有なく』
〔2013-12-31 20:08〕




『8割超が法令違反=目立つ残業代不払い
―「ブラック企業」初調査―厚労省』
〔2013-12-17 20:00〕




『4割の求人票にウソ!?止まないハローワークへの苦情』
〔更新日: 2014年12月26日〕




『ハローワークに「ウソ求人」が氾濫する背景』
ジジコ 2015年1月14日 09時00分
(2015年1月14日 19時17分 更新)



参照。




このような会社にも、厚生労働省Gメンとか
NGO団体の職員を潜入させ、
捜査したら効果がありそうなものだが、
現実には不可能だろう。
もともと、厚生労働省にそんな知恵も力もないに
決まっている。

潜入捜査といえば、映画『ブルベイカー』(※3)もそうだった。


(※3)

『ブルベイカー』
〔1980年11月8日(土)公開〕



この映画について調べたらわかることだが、
主人公ブルベイカーは実在した人物であり、
実話をもとにして製作された映画だ。

ブルベイカーは、ウェークフィールド刑務所の
所長職に就任するが、その前に極秘で刑務所に
囚人になりすまして潜入し、刑務所の実態を
直に知る。
そして、刑務所の改革に乗り出すのである。


実は私も、障害者雇用の実態を暴露する記事を、
このブログに書いている。

もしも、このことが会社にバレたら、私はクビになるし、
実際、もうなったこともある。

つまり、このブログに書いてある、
カテゴリー『就労後の聴覚障害者問題』の記事内容は、
ノン・フィクションである。

私は本物の障害者だが、その立場から障害者雇用の
就労記録を書いていることになる。

ただし、先に述べているように、もしバレると私は当該
企業だけでなく、全ての企業にマークされるようになる。

だから、就労記録の記事のほとんどは、非公開にしている。

あるいは、一時公開、サプライズ公開、時限式情報爆弾、
といった形をとったりしている。

非公開にしている記事を今後、どのように扱うかについては、
当ブログ


『はじめに』
〔2013-05-01 17:00〕


を読んでいただきたい。

これで、私の考えている策略がわかるだろう。

こうする以外に、この就労記録を公表する方法は
ないからである。


皆さんも、どこかの会社に就職すれば、
必ずといっていいほど

『秘密保持契約書』(誓約書)

『連帯保証人誓約書』

といった書類に、署名捺印をしているはずだ。

こういった文書には必ず


「当社で知り得たことを口外してはならない」

「万一、口外し、会社に危害を加えた場合は、
賠償責任を負わせる」

などの文言がある。

つまり、企業が障害者差別をしている事実が、
もし障害者には確認されたとしても、
それを簡単には口外させない、という役割として、
こういった書類が入社前に予め用意される、
と考えられる。

もしも、労働者がこれを破ろうとするならば、
会社は更に別の手段を使って(圧力をかけて)、
労働者が外部に漏らすのを防ごうとする。

それでも防げない場合は、解雇するのである。
(実際は発覚した時点で直ちに「雇止め」「自主退職」
「諭旨解雇」などの形をとり、それを強要する事例
が多い)


なかには、クビにした後で、「口止め料」というエサ
(名目は「特別退職金」など)をちらつかせて、
何とか口外されまいとする会社もあった。

それでも、実際に口外すると、今度は弁護士を使って、
障害者の家族や保証人を脅してくるのである。

もしも、労働者が口外したら、当然、
企業は削除を要請してくるだけでなく、
報復してくる。
自社の非を認めて和解することなんて、
決してしないのだ。

こうなるのが怖いから、障害者は差別があっても、
ほとんどが我慢するだけなのだろう。

事実を暴露しても、結局は「誹謗中傷」として
片付けられ、裁判では障害者が負けるだろう。

だが、貧乏障害者相手に裁判などしても、
彼らも何も取れまい。
賠償責任があるとなった場合でも、
賠償能力がないのだ。
だから結局は、損だけであり

「真面目に相手になどしたくない」

というのが、企業の基本姿勢だろう。


どんな口先だけで、きれいな日本国憲法や、
国連・障害者権利条約なんかあっても、
企業権力のほうが強いのだ。

そのバランスを調整するのは誰か。
それは、民主主義を守る私たちと、
それを支えるべき政府でなければならないはずだ。


このブログを読まれている皆さんに、
できることならばお願いしたいことがある。

このブログに書かれている、障害者の就労前・後の
問題を、周囲の人にも語ってほしい。

このブログは危険視されているものだから、
このブログは紹介しなくていい。
いや、紹介しないで欲しい。

これ以上、噂が広まると、私はこのブログに
潜入記録を書き、障害者問題の真実を伝える
ことができなくなってしまう。

このブログを開設してから4年が過ぎたが、
アクセスが今でも増加傾向にあるのは、
実を言うと困ることなのである。

本当にこの問題が解決したのならば、
もう書かなくてよいのだが、今はまだ全然、
そうではない。

結局私は、こういうタイプのテロリストなのかも
しれない。
しかし、これ以外にこの問題を暴露する方法がない。
わがままなことだが、それも、わかってほしい。
後藤健二さんの「ジャーナリストの使命」でも、
そのことが分かると思う。
誰かがやらなければ、これは誰も知ることがない
問題点なのである。


そして、この問題について、次のことも真剣に
考えてみて欲しい。


(1)障害者を働かせないことが、良いことだろうか?


(2)働かせ(在籍させ)ても、職場内障害者授産施設
のような差別制度があることは、社会全体にとって
プラスになることだろうか?


(3)障害者と健常者を別々に分けて、
一緒に働かせないことは、本当に障害者のため、
社会全体のためになるのか?


これらのことを考えることは、いずれも必ず、
企業批判になることだろう。
そこへ行き着かざるをえなくなるはずだ。
だが、それなしでは、何も変わらないのではないか。
by bunbun6610 | 2015-02-13 19:00 | E.ネッツトヨタ東京

ある障害者から見た世界


by bunbun6610