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健聴者の“口臭攻撃”にも悩む聴覚障害者

健聴者の間違ったマナー(老人性難聴と勘違い)

「聴覚障害者」というと、よく

「耳の遠くなったおじいさん」

と混同し、聴覚障害者の顔や耳に、
口を近づけて大声で言う健聴者がいる。

そのときの聴覚障害者は、健聴者が何度も
くり返して言う“口撃”に遭っているだけではなく、
ものすごく臭い“口臭攻撃”にも必死に我慢
している、ということに、健聴者は気づいて
いるだろうか。

目の前の女性が幾ら美人でも、引いてしまう。

中高年、お年寄りだと、気絶しそうなほど臭い。

だから大真面目に

「やめてほしい」

と思う。

聴覚障害は外見ではわからないので
無理もないが、感音性難聴障害だと、
何度言われて聞き取れない言葉(単語)
というのはある。
それと、助詞なども、聞き取れなくて、
意味を間違えてしまう場合があるので、
仕事では重大なミスにもつながってしまう
可能性がある。
だから、確認のために何度も聞き返すこと
が多くなる。
とても大変なことだ。
そのときの口臭に何分間耐えねばならぬ
ことか・・・。

「聞き間違い」の頻度は、聴覚障害を調べる
「語音明瞭度検査」という、細かい検査に
よってわかる。

だから、お互いにしゃべっていても、
その聴覚障害の特性までは、
周囲の人も本人も、気づかない場合が多い。

「A子さんって、本当はちょっと、
聞き取れてないんじゃない?」

と、周囲の人の誰かが、何となく思う程度
だろう。
こういう噂が広がるとマイナスと考えやすく、
何となく本人へも言い出しにくい、
ということもあるだろう。


聴覚障害者への「合理的配慮」というものを、
今こそ、真剣に考えてほしい。

その人に合わせていろいろとあるので、
是非相談して、コミュニケーション・ツールを
持ってほしい。
by bunbun6610 | 2014-03-29 19:00 | 聴覚障害の特徴(主な症状)

ある障害者から見た世界


by bunbun6610