蒼穹 -そうきゅう-

柔道・園田監督事件で思うこと

日本女子柔道監督の暴力やパワーハラスメントが
選手15人によって告発され、大問題になっています。

全日本柔道連盟が一旦は戒告処分にしましたが、
処分に疑問視の声が上がり、
結局監督は辞任することになりました。

監督には服従しないと、選手資格を剥奪される可能性もあり、
選手はその力関係では弱者側に立たされているらしい。
それで不満どころか、おかしいと思うようなことでも、
今まで表に出して言えなかったようです。

記者会見で、監督は正直に話しています。

「暴力をふるっているつもりではなかった」

と。
ただ

「指導力が足りなかった」

と。

指導力が足りない、とはどういうことなのかというと

「伝え方に問題があった」

のだという。
ただ

「暴力として訴えられることになるとは、
思ってもいなかった」

と。

暴力と思わない暴力などあるのか。
たしかに「愛のムチ」は、
暴力とは動機が違うが。

やっぱりこれも福島の原発事故同様

「こんなことになるとは“想定外”だった」

と思っているらしい。

本当に相手(選手)の立場になって考えていない、
という“想像力の欠如”が、
園田監督にとっては“想定外”ということ
だったのかもしれません。

園田監督の「コミュニケーションの一方通行」が、
結果として暴力やパワーハラスメントに
結びついてしまっていた、ということらしい。


最近では「いじめ」の社会問題が
大きくなっているように、
コミュニケーションに起因する事件が
頻繁になってきています。

時代とともに、世代の認識も変わってきた
のだと思いますが

「日本人はコミュニケーションが下手」

だとも、以前から言われてきました。

外国人から見たら、このような指導法はしないらしい。

国内でもサッカーの佐々木則夫監督の指導法、
特に選手とのコミュニケーション方法はテレビでも
評判になっていますが、柔道界の園田監督は
対照的な事例になっていました。

「柔道は柔道」なのだろうか。
これからもそうしていって、
よいものなのだろうか。


日本のこのようなコミュニケーション体質は、
日本は障害者が生きにくいという、
問題ともよく似ていると思います。

これからは健常な男性だけでなく、
女性や、老人、子ども、障害者、外国人など、
その社会の中で暮らす、様々な人の声も
反映して社会をつくっていけるコミュニケーション文化も、
築いていってほしい、と思います。
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by bunbun6610 | 2013-02-02 18:00 | 社会

ある聴覚障害者から見た世界
by bunbun6610

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