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健聴者の会話の雰囲気がわからない

就労後の聴覚障害者問題(R社)

『会話で孤立してしまう聴覚障害者は、
簡単な筆談だけでは会話の空気が読めないことも…』

2010年1月15日(金)

会社の朝礼で失敗してしまった。

いつものように、自分だけCTQ資料をじっと読んでいた。
そこに突然

「今週はどんな週でしたか?」

と筆談で聞かれたので、

「成人の日がありましたよね」

と答えた。
質問者は

「そうですね」

と答えていたようだ。

だがその後に、その人は他の人にも同じ質問を続け、
その筆談内容を読んでいるうちに私は、
自分だけ質問の意味を間違って答えてしまっていた
ことに気がついた。

他の人はこの質問に対し、皆

「今週に会社で起きたこと、自分が仕事で体験したことなど」

を話していたのである。

こういう失態は、難聴者や中途失聴者には、
これからもあることだろう。
通常の会話が全く聞こえていない自分だけ、
皆の会話の雰囲気が読めていなかったのだ。
だから、自分はこの質問の意味がわからず、
失敗したのだった。
ごくわずかな筆談だけしかない状況で、
聞こえない自分が、皆の会話の雰囲気を読めというのは
無理だと思うが…。

(※ ここで言う「会話の雰囲気が読めない」とは、
「発言者が発した言葉の背景、意味を適確に捉えられない」
ということだ。)
by bunbun6610 | 2010-01-15 18:00 | R.リッツカールトン東京

ある障害者から見た世界


by bunbun6610