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企業が障害者を雇う最大メリットとは



企業が障害者を雇う最大メリットとは


就労後の聴覚障害者問題(Q社)

2012年3月19日(月)

会社の人事部長に、

「あなたを雇用し続けるメリットはありません」

と言われたことがあります。
リストラです。

しかし、それはどうしてなのか、
すぐにはわからなかったので、
しばらく考えていました。
そして、事業者への障害者雇用助成金の
支給要件を思い出して、やっとわかりました。

ある障害者は、次のように言っています。

「就労後、2年までは大切にしてくれる。
(雇用してもらえる、という意味)」

私も、ちょうど2年になります。

今は自宅待機命令期間で、労働はしていませんが、
会社の命令なので給料はもらえることに
なっています。
そしてそのまま、おそらくは長くても今年の
雇用契約期間満了までは、自宅待機命令が
続くらしい。

ということは、会社はそれまでは給料を払い続ける
ことになります。
会社はなぜ、このようにするのだろうか?

理由がないのにこのようにすることは、
絶対にありえません。

労働基準監督署に相談しても

「このようなことはありえない」

という。
だから、これには必ず理由があるのだ。


〔当ブログの参照記事〕

『労働基準監督署のアドバイス』
〔2012-02 -10 18:00〕


『ハローワークに報告・相談』
〔2012-02-24 21:10〕


その理由こそ、会社は障害者雇用助成金の
支給要件を満たし続けて、
助成金を確保するためなのだとわかります。

雇用して最大2年間は助成金がもらえるので、
それを利用しきりたい、というわけでしょう。
その間は、障害者へ支払う給料の半分以上が、
助成金が財源だから、というわけなのです。

当ブログ

『障害者雇用助成金の問題点』
〔2012-02-01 19:47〕


参照。


もし会社が、その財源を捨てるようなことを
すれば(=障害者を解雇すること)、
会社は全額負担で障害者に給与を払わなければ
ならなくなります。
だから、会社は雇い入れた障害者は2年間、
籍だけでも残しておきたいのだろう。
そうやってハローワークに助成金申請をするつもりだ。
こう考えれば、全てのつじつまが合う。

要するに

「助成金が出なくなる2年を超えてまでは、
障害者を継続雇用するメリットはない」

という意味で、人事部長は言ったのだろう。
by bunbun6610 | 2012-03-19 18:00 | C.クレジットカード会社

ある障害者から見た世界


by bunbun6610