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税金の遣われ方に疑問

『日本改革宣言』(東国原英夫/著)より。

 →http://www.entrex.co.jp/news/2011/03/01/Press_Information-0228.pdf
 

「あなたの住む街にも

「本当にこんなもの必要なの?」

と思うような公共の施設はないだろうか。
建物の造りは立派で豪華だが、訪れる人や
使用する人は少なく、閑古鳥が鳴いている。

赤字経営だが、なぜか潰れない。

じつは、こういう施設は山のようにある。
そのほとんどは公費、つまり税金によって建てられ、
運営されている。」(P8)




「…壁となっているのが、官僚、族議員、業界の
シガラミ三兄弟だ。
この利権のトライアングルが、これまで日本を
食い物にしてきたのである。」(P12)




「…たとえば、地方の有力団体として挙げられる
JA、医師会、商業会、工業会等々。
宮崎の場合は、宮崎経済10団体としてまとまっていて、
これが自民党の族議員、そして県庁の各課の上級の
職員と繋がってもちつもたれつの関係を保ってきた。」
(P14)




こんな話は、30年ほど前の『サラリーマン金太郎』
(本宮ひろ志/原作)

  →http://arth.shop-pro.jp/?pid=3175281

にも、ネタに使われていましたね。


原発も交付金、第一種市街地再開発事業も、
そこに付随してできる公開空地にも補助金…。

東京都港区のアークヒルズや六本木ヒルズも、
実は各種の公金が投入されてできた街です。

あれって、お金持ちの人のための街としか
思えないですよね。

公開空地だって、どなたも通行はできますが、
そこにも補助金という名の税金が遣われて
います。

それだけではありません。
森ビルがこの事業を始めるときは、
街の人を追い出しやすいように、
複数の自民党議員にカネを出し、
法律をつくらせていました。

最初のアークヒルズでは苦労したが、
森ビルの(カネの)力でつくった法律の
お陰で、六本木ヒルズは区画整理が
スムーズに進んだ、と森社長は得意げに
話していました。
森ビルが自民党議員に働きかけて、
つくらせた法律だと。

その法律とは

「住民の7割が賛成すれば、そこで市街地
再開発事業を始めても構わない」

という、何気ない庶民生活を脅かす、
自己の理想を優先するだけのような、
強引な法律でした。

どうしてもどかない反対者がいても、
70%超の森ビル所有地にしてしまえば、
市街地再開発が進められるようになった、
というわけです。

税金の遣われ方に疑問_a0196876_21224318.jpg

by bunbun6610 | 2011-04-27 21:26 | 雑談、随想(随筆)

ある障害者から見た世界


by bunbun6610