日本のコミュニケーション・バリア

このタイトルはぴったりとこないかもしれません。
何と言えばいいのかわからないので迷ったまま、
とりあえずこれにしたというのが、正直なところです。

日本人同士なのに、コミュニケーションがしづらいと
感じることがあります。

ろう者の手話講演会でも、ときどき聞く話ですが、
日本人の使う言葉は外国の英語などと比べると
はるかに多く、口を読み取るのが大変だという。

「日本語は世界一難しい言葉」

という外国人からの批評も、聞いたことがあるほどです。

そのうえ、日本人はその独特に発達させた日本語を
使う代わりに、話すときに表情や身ぶりなどで相手に
伝える要素が極度に少ないので、
余計にコミュニケーションが大変なのだという。

だが、聴こえないため、視覚情報に頼るのは当たり前
のことです。

ところが外国旅行へ行くと、外国の人は日本人と全く
違うコミュニケーション文化を発揮していて、
ボディランゲージや手話は、言葉の異なるお互い様
にとっても、かなり通じているらしい。
日本だと全然ダメだったりするのに、です。

つまり、日本人はコミュニケーションのグローバル意識
が貧弱、というのかな?

そういうことを、コミュニケーション・バリアと言ったら、
幾ら何でも言い過ぎかもしれませんが…。


あるいは日本のコミュニケーション鎖国文化と言ったら、
これは案外、的を得ているのか…?

失礼な言い方をすると、これこそ遠慮のない本音であるが

「日本人はコミュニケーションが下手くそ」

なのです。

これは、当ブログ

『「コミュニケーション力」とは』
〔2011-04-12 21:04〕

でも述べているように、在日外国人に聞いても、そう思う
人が少なくないだろう。

原発事故でもアメリカやフランスなどの専門家から

「日本の複雑なコミュニケーション・システムが
事故対策を遅らせることになった」

などと分析されているのですから、
日本のコミュニケーション・レベルは、
決して高くはないと思われます。

また、当ブログのカテゴリー

『六本木ヒルズ回転ドア事故』

でも、事故原因の一つに社内コミュニケーションの
在り方も挙げています。
実際に森ビルは、事故前と事故後とでは、明らかに
社内の情報共有が進化を遂げていました。

ビジネス界でも、コミュニケーションの本が流行って
いるようですよね。

例えば、当ブログ

『政府広報からの、障害者差別問題相談』
〔2011-09-08 00:25〕

で紹介しました本も、です。
私の会社の上司S課長はコミュニケーション・ミスを
随分犯していますが、今、コミュニケーションの本を
読んでいるそうです。

聴覚障害者問題でも、一方は耳が聴こえないから
日本語語が使えない、通じないということ以上に、
日本人特有の単一民族性格や言語文化に、
コミュニケーションの問題もひそんでいるのでは
ないでしょうか。

その証拠に、私だって会社で、コミュニケーションの
トラブルが非常に多いです。
原因も考えてみますが、健聴者のコミュニケーション
方法に問題があった、と思える場面も確かに多いです。
それが簡単なコミュニケーション内容であっても、
行き違いが多いのです。

この外国人と日本人とのコミュニケーション力の違いは
どうしてなのか、ということを考えるにあたって、
参考になりそうなのが手話です。

私も健聴者に手話を教えたりすることがよくありますが、
手話を理解するための初歩である「日本手話とは何か?」
ということすら、一年教えても二年教えてもわからない
健聴者は、非常に多いものです。
手話がどうしても苦手なことを「手話アレルギー」という
場合もあります。

ここに、日本人の言語(あるいはコミュニケーション方法)
というものに対する考え方の狭さというか、
聴覚障害者とのコミュニケーションの壁となるものもある
と思うのです。

すなわち、日本語以外の言葉や、音声日本語と全く
異なる新しい言語や、世界(というか、人類)の言語の
多様性を受け入れようとしない閉鎖性があるのではないか、
と思うのです(※)


(※福祉先進国のスウェーデンでは、手話を言語として
認めており、聴覚障害児教育にも取り入れています)



後天性難聴者のなかにも

「私は手話を学びません。
手話を学ばない権利もある」

と言った人がいます。

その権利は確かにあると思います。
でも、権利というのは、そういうふうに使うのが正しいのだろうか?
と思うことがあります。

というのは、その考え方には

「(先天性聴覚障害者も含めた)万人のため」

という思考はどれだけあるのか?
という疑問も出てくるのですから。

そこが、先天性聴覚障害者(特にろう者)と、
後天性聴覚障害者(特に中途難聴・失聴者や
老人性難聴者など)との「溝」になりやすい
ところでもあります。

それでは、ろう者の言語(日本手話)は学ばない、
ろう者とコミュニケーションはしない、ということを
意味してしまうからです。

日本人が聴覚障害者とのコミュニケーションが
苦手なのは、一つにはそうしたことが原因の
バリアだってあるように思います。

音声言語ではどうしても越えられない壁があるのは、
決して聴覚障害者のほうだけにあるのではない、
と思います。

音声言語の代わりに筆談をしたとしても、
一方的な話になりがちになる場合もあります。
それって、厳密にはコミュニケーションではない
のですよね。

ですから、どうか、本当の両者にとって
「より良いコミュニケーション方法」
というのは、お互いに学び合うようであってほしいな、
と思います。

あの人は耳が聴こえないからとか、
手話が通じないからとか、
日本語で書いてもわからないからとか、
そういう見えない垣根をまず取り除いて、
お互いに理解し合えるコミュニケーション方法を学び、
これからは知らずに間接差別をしていることがない
人間社会にしたい、と思います。

a0196876_22534273.jpg

[PR]

# by bunbun6610 | 2011-09-10 22:57 | コミュニケーション能力

板橋区仲宿商店街のおすすめショップ (7)川魚料理・鰻『仲宿』



【残念! 閉店になっていました】
(2015年4月28日)



仲宿商店街
 →http://www.nakajuku.net/

ふっくら柔らかな鰻の身を、表面だけ微妙にパリッと焼いた、
何とも言えない歯触りがたまらない「うな重」です。

   竹 上       1575円
  松 上       1575円
  松 特上     2100円

場所;板橋区仲宿54-1
    『SainE』より「板橋」(石神井川にかかる、橋の名前です)の近くまで
ずぅっと向こうへ歩き、左側にあります。

a0196876_0355157.jpg


a0196876_036322.jpg

[PR]

# by bunbun6610 | 2011-09-10 00:37 | 食べ物

板橋区仲宿商店街のおすすめショップ (5)ナンカレー



今度は、庶民的なインド料理店です。
東京都板橋区・仲宿商店街の中にあるので、ここだけに限らず、
どこのお店も小さいですが、こういう感じが昔から続く
日本の商店街のイメージなんですよね。

六本木ヒルズなんか行っても、ほとんど見て歩くだけでしょう。
値段を見たら、遠慮したくなりますよね。
試しに食べてみたって、そんなに美味いわけではありません。

だからあそこで腹が減っても、近くの麻布十番商店街まで、
ちょっと我慢したほうがいいですよ。

本題に戻りますけど、仲宿のお店は個人経営店の集合街といいますか(多分)、
小さくても美味しいお店が幾つかあるので、少々驚きです。
ここはインド人コックさんがオープンカウンターのキッチンで作っていますが、
テーブル席ももちろんあります。

日本人に合う、どれもおいしいインドカレーです。
私はベジタブル・カレーをいただきましたが、
知人は「豆カレーがおいしい」と言っていました。

 ランチタイム(11:00~17:00)
   ベジタブル・カレー    750円
     (サラダ、ラッシー付き。 ナンorライス付き。〔おかわり自由〕)

場所;板橋区仲宿58
    『SainE』より少し向こうへ歩くと、左側にあります。
a0196876_211971.jpg

[PR]

# by bunbun6610 | 2011-09-08 21:02 | 食べ物(カレー)
line

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610
line