蒼穹 -そうきゅう-


ある聴覚障害者から見た世界
by bunbun6610

ろう、難聴、失聴

耳が聞こえない(聞こえなくなった)ということは、何とつらいことだろう。

なぜなら、それを誰も理解してくれないというのが、辛いからである。

これは、日本語音声言語を話さず、手話を言語とするろう者との、
決定的な違いだと思う。

というのも、ろう者はこうは思わないだろうからである。


それでも、聞こえないことは不便というぐらいにしか、
思わないけれども、
人に理解してくれないということは、
はるかに辛く感じる。

聴覚障害は実に、他人との関係障害なのだと思う。

でも、それは決して解決できない問題ではない。

人が人らしくなるきっかけこそ、
コミュニケーションであるのだから。



ところが、そのコミュニケーションが、
私の場合はしばしば、次のようになってしまう…。

 -『ハローワーク職員との会話から』-

職員;「あなたは全然、聴覚障害者には見えません」

私;(唖然とする。それから)
「健常者、健聴者はやっぱり、
障害者を見た目でしか判断できないのだろうな」

職員;「聞こえる人と同じように喋れるでしょ。
だから、聞こえない人には全然見えませんよ」

私;「喋れるということが、多くの誤解を生み、
自分を合理的配慮から遠ざけてきたのか。
何だか、自分で自分の首を絞め続けてきたみたいだ…」

職員;「あなたは喋れるから、聴覚障害者には見えない。
だから、誤解されやすいのね」

私;「その通りです。
 〔聴覚障害者=ろう者だけ〕 ではありません。

ひとくちに「聴覚障害者」といっても、
いろいろな人がいますよ。

だから健聴者の皆さんも聴覚障害者のことを、
もっと勉強して下さい」
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# by bunbun6610 | 2012-02-16 19:58 | 聴覚障害

病院で聴覚障害者は、どうするか? (1)

聴覚障害者、難聴者の方へ。

皆さんは、病院で

「後でお呼びしますので、しばらくお待ち下さい」

と言われたら、どうしますか?

私は、病院スタッフに

「耳が聞こえないのですが、呼ぶ方法はどうしますか?」

と聞いています。
そうすると相手は

「私がそちらへ行きますので」

と言ってくれます。

しかし、もしも相手の返事が、
不安になるような答えだったら、
その場ですぐに、納得できるまで話し合いましょう。

自分で相手任せにしておいて、
コミュニケーション方法に行き違いが起きた挙句、
泣き寝入りはダメです。

ただ、初めて行く病院の場合は、
システムがわからなくて、
失敗してしまうことは仕方がないものです。

私も、同じ病院なのに、
係によってシステムが違っていて、
上手くいかなかったことがありました。

それは、会計の受付と会計の支払いが別になっている係でした。

会計受付では、マスクをしていない人が担当で、
コミュニケーションに問題が起きなかったのですが、
その後に別の支払い窓口で呼ばれた後、
支払いがあります。

まさか、別の窓口で、担当者も違うとは知りませんでした。

さらに、支払い窓口の担当者だけはマスクをしていたので、
人を呼んでいる様子がわかにくく、
私は呼ばれてもわかりませんでした。

それで、ずっと後になって、

「おかしいな。もう既に呼ばれていたのかも?」

と疑問に思って、マスクをしていない
受付担当者に聞いてみたら、
やはり私の名前は、既に呼ばれていたのだという。

それで私は苦情担当者を呼んで、
今後こういうことの再発防止をお願いしました。

銀行や郵便局のように番号制にして、
呼び出し番号を電光掲示板で
表示するところもあります。

しかし、その窓口にはなかったので、
人の配慮が必要だと気づいてもらえたようです。
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# by bunbun6610 | 2012-02-16 19:50 | 医療バリア&バリアフリー

合理的配慮? 特別視?

聴覚障害者への
【「合理的配慮への理解」の難しさ】 とは

20■■年■月■日

障害者側の

 「差別をなくしてほしい。しかし、合理的配慮はしてほしい」

という声を健常者が聞いたら

 「障害者だけに都合のいい話なんか、聞くもんか」

としか、思わないだろう。
だから、このことの理解は難しいのかもしれません。

東京都の『みんなの人権』(平成23年11月)という冊子には、
次のように書かれています。

「『障害があるからといって、特別視しないで!』 でもバリアはなくそう」

特別視って、何だ?
たとえば、聴覚障害者への間違った配慮(差別)のことだろうか?
だとすれば「それ(差別)はある」ということを暗示しているだろう。

障害者に対して、ハレモノに触るような行為をすることとかのことだろうか?
それとも、ハッキリ言って、
障害者に対して、今も行っている「差別」のことだろうか?

健聴者が言うと何ともよくわかならない、
曖昧な言い方ですが、障害者理解に関心を持ってもらうには、
こういうソフトな言い方で、
健常者側の抵抗感を和らげる狙いがあるらしい。

で、一体、何になると言うんだ?

合理的配慮は一体、何だったの?
特別視だったの?
特別視は、健聴者の親切心だったというのだろうか?
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# by bunbun6610 | 2012-02-16 19:44 | 国連・障害者権利条約
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