ディスレクシアと感音性難聴障害の共通点

「ディスレクシア」という障害をご存知でしょうか?

 →http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A2


『ディスレクシアとは』(特定非営利活動法人EDGE)


見えないのではなく、識字における中途半端な視認性
のようです。

実はこの障害は、感音性難聴障害とよく似ているのです。
健常者からの、わかりづらい障害の性質とかが、です。

音の正体は音波ですが、目に見えず、
太鼓のような響く音でもないと感じることもできません。

音が聞こえるのが当たり前だと思っている健聴者には、
なかなかわかりづらいのかもしれません。

ですから、音の障害のことを視覚説明で例えてみると、
感音性難聴障害のわかりやすい説明に
使えるかもしれません。

他にも、私は昔、音声認識ソフトの誤認識が、
感音性難聴障害と似ているなぁと思い、
健聴者への感音性難聴障害の説明に
使ってみたことがあります。

このことは、後でまた述べたいと思います。



===========================

 →http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=52557&from=yolsp

[発達障害の生きにくさ]読み書き
困難で自己否定


何かハンデを持っていると、自信を失ったり、
周囲との折り合いがつかなかったりして、
さらに生きにくさを抱えることがある。
こうした悪循環は、ちょっとした周囲の理解や工夫で、
防止・軽減できることもあるという。(館林牧子)

できる部分伸ばし肯定感

発達障害について体験を話す南雲さん=林陽一撮影

新潟県湯沢町出身の南雲明彦さん(27)は、
小学生の時から字を読むことが苦手だった。
眼鏡をかけてもゆがんで見える。(※1)

(※1;(筆者注記)感音性難聴者が装用する補聴器も同じで、
補聴器も決して万能ではありません。
しかし、周囲の環境条件を可能な限り整えることによって、
改善することも不可能ではありません)


授業内容は努力で覚えたが、
人前で読み書きをする時にはいつも緊張した。

これが「読字(どくじ)障害」とは、
20歳過ぎまで分からなかった。


中学生活はそれでも楽しかった。
友達も多く、テニス部の部長になり、
生徒会でも活躍した。

ところが、高校で県立の進学校に進むと
状況は一変する。

古文や英語の音読でつっかえると、

「もういい!」

と後ろの生徒に飛ばされる。
渡されたのは小学3年生の漢字練習帳。
成績もガクンと落ちた。

不安で夜、眠れなくなった。
高2の秋、朝起きると体が動かない。
不登校になり、部屋で奇声を上げ、物を壊す。

両親に連れられて精神科病院に1か月入院。
高校をやめ、電車で約1時間20分かけて
定時制高校に通うことにした。

その頃から、30分も40分も、
手を洗い続けるようになった。

通学の電車の中で手を洗いたくなる衝動にかられ、
途中下車をしては次の電車を待つ。
電車は1時間に1本。
学校にたどり着けず、3か月で退学した。

転機となったのは、19歳の時。
東京のカウンセラーとの出会いだった。

生活のリズムを立て直し、21歳で通信制高校を卒業。
その年、発達障害の一つである読字障害の団体を訪ね、
ようやく困難の正体がわかった。


画像(※2)

(※2;(筆者注記)これは、ここでは掲載できませんが、
下記ホームページの画像説明に似ています。

 「感音性難聴の実際」
  →http://home.att.ne.jp/grape/take3/nanchou/003.html

この症状の難聴は人により、性質が様々なので、
聴こえ方は皆違うようです。
補聴器も当然、その人の耳に、
できるだけ合うように調整しなければなりません)


発達障害は、生まれつきの脳の機能の問題で、
学校や社会での日常生活を営む上での
様々な困難が生じてしまう状態を指す。
こうした状態は、なかなか本人の努力だけでは改善しない。

国立特別支援教育総合研究所総括研究員の
笹森洋樹(ひろき)さんは

「緊張が強い、表情が硬いなど、
困っている様子を察知し、
本人と相談しながら解決への
手だてを考えていくことが大切」

と話す。

例えば、いろいろな雑音を拾ってしまう
聴覚過敏なら一番前の席に座る。


他人の表情や空気を読むなどが苦手で
対人関係がうまくいかない場合は、
周囲がそれを理解することで、
負担が軽減することもある。

南雲さんは、パソコンや携帯端末で字を拡大し、
見やすい字体に変えれば、
うまく読めることがわかった。

「わかっていれば回り道をせずに
済んだかもしれない」

と南雲さん。

笹森さんは

「苦手な部分はその人の特性と受け止め、
できる部分を伸ばし、自己肯定感を高めることも
二次的な障害を防ぐのに有効」

と話す。

児童精神科医で日本発達障害ネットワーク理事長の
市川宏伸さんは

「不器用、コミュニケーションが苦手、
落ち着きがないなどを含めれば、
100%発達障害でない人はあまりいないのではないか。
みんなが同じようにできて当たり前という
思いこみから社会が脱することも必要


と話す。

【読字障害】

読むのが極端に遅い、行を読み飛ばす、
字がうまく書けない、字の形を混同するなど
読み書きに関する様々な症状が出る。

脳の文字に関する情報処理の仕方が通常の
人と違うためと考えられている。

米国では10~20%、日本では4・5%程度いる
とも言われている。

(2012年1月5日 読売新聞)

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# by bunbun6610 | 2012-01-09 21:21 | 難聴・中途失聴

手話が出てくる映画

洋画は邦画と比べると、聴覚障害者に断然、人気があります。
演技者の表情、ジェスチャーなどが非常に豊かで見てわかるし、
セリフの字幕も短くて読みやすく、わかりやすいからです。
テレビの字幕とは違う翻訳工夫がされているそうです。

さて、私にしては珍しく、映画館へ行って新作洋画を観ました。
正直、2時間もあの狭い席に座りっぱなしなのは、苦手なのですが。

テレビで『ミッション;インポッシブル』1作目、2作目を
観て面白かったので、4作目を観たのです。

 →http://www.mi-gp.jp/

この映画は、主人公イーサン(トム・クルーズ)が
刑務所から脱獄するシーンから始まっていますが、
そこでイーサンがモニター越しの仲間に
手指によるサインやジェスチャー(身振り)で指示したり、
コミュニケーションをしているシーンがあります。

これを手話と呼べるかどうかはわかりませんが(その話はさて置き)、
アメリカ映画にはこういうシーンが時々あるものです。

昨年12月4日の日曜洋画劇場に登場した『ノウイング』も、
ニコラス・ケイジが難聴児役と手話でコミュニケーションを
するシーンがあります。

あと、それ以前のテレビ放映されたアメリカ映画で、
確かブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが
出ていたと思うのですけれど(もしかしたら、違う俳優&女優かも?)、
それもアクションの最中に手話なのかサインで、
作戦を話し合うシーンがあったと思います。

銃や爆発音でうるさく、しかも敵の近くて音声会話が使えない状況では、
サインや手話は有効な方法なので

「こんなことをとっさにできる彼らは、頭がいいな」

と感心して観ていたものです。

日本人は残念なことに、
こうしたコミュニケーションが苦手な人が非常に多いです。
ただ、どうしたことか、オランダのろう者から聞いた話によると

「日本のような手話学習のテレビ番組や、
手話サークルは、ヨーロッパにはないよ」

と聞かされました。
そのオランダのろう者は、日本のそういう状況に驚いていたのです。
しかし、それなのに、日本だと手話学習の機会はあるのに、
手話アレルギーの人が随分います。
手話サークルのメンバーのなかにでさえ、です。

反対に外国では、手話習得の機会といえば、ろう者に直接会って習得する、
あるいは専門の学校に行って勉強し手話通訳者になる以外に、
ほとんど方法がないようです。
それでも、外国のろう者は手話を全く知らない健聴者とでも、
何とかなるのだという。

日本の手話アレルギーの人が多いという現象は、
役に立たない英語教育の実態と、うりふたつだと思います。

これは国民性、民族性の違いだと言えるだろう。
日本のほうが、聴覚障害者は健聴者とは別だ、
と切り離して考えている傾向が強いのではないでしょうか。

日本のろう・難聴児たちは、ろう学校を卒業した後は、
そんな社会に入ってからはバラバラになり、
その後は孤独に、一匹狼のように生活してゆかなければなりません。
それがどんなに大変で、つらいことだろうか。
無論、私もつらいです。

この問題を解決に導いていくための方法が、
おそらく手話言語法なのだろう。

 →http://www.jfd.or.jp/2011/12/27/pid7106

 →http://www.jfd.or.jp/2011/08/05/pid6302

いや、それだけではなく、日本人の国民性を、
そのコミュニケーション能力をグローバル化する
切り札になる可能性があると思います。

日本には、手話を知らない聴覚障害者が大変多いですが、
これからの聴覚障害者は、手話も覚えて、
幅広いコミュニケーション能力を身につけて、
人間関係構築に役立てていって欲しい、と思います。
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# by bunbun6610 | 2012-01-09 00:13 | 手話

手話を学ぶ「はじめの一歩」は、聴こえない体験からしてみよう

 「赤信号、みんなで渡れば怖くない」

これはツービートのセリフでしたっけ?
集団心理、日本人の単一民族性心理をよく表している言葉だなぁ、
と思います。

健聴者は聴覚障害者と1対1で手話で話したり、
覚えた手話を職場で使うのは、
抵抗感を持っているかもしれません。

手話で聴覚障害者に話しかけるという、
その勇気ある一歩を、なかなか踏み出せない人は多いのではないか、
と思います。

皆で楽しくおしゃべりしながら仕事をしていて、
その中にたった一人だけしか配属されない聴覚障害者は、
午後5時の定時まで、ずっと会話もできず、
情報をもらうこともなく、
一人で黙々と単純労働をしていなければなりません。
そんな気持ちを、考えたことがあるだろうか?

実は東京大学教授の福島智氏(盲ろう者)は、
この実験を小学校の子どもたちにやらせたことがある、
といいます。

「20分間、何も喋らないで給食を食べなさい」

と指示したそうです。
子どもたちは、その通りにやり、終わったあとに福島氏が

「どうだった?」

と聞いたら、子どもたちは

「イヤだった」

「いつもより、おいしく感じなかった」

などという悪影響の感想が出ていました。

耳栓をして、丸一日を過ごしてみて、
確かめてみるといいでしょう。
自分が喋らないのではなく、聴こえなくなった、
ということを体験してみるのです。

もしも皆に耳栓をして仕事をさせたら、
何も聴こえなくなるし、喋れても音声会話では
誰とも通じなくなるので、きっと喋ることも疲れてしまうに
違いありません。

あるいは、それを一週間続けたら(そこまでする健聴者はいないと思いますが)、
その精神的苦痛がさらによくわかるに違いありません。
それでも、失聴して何十年も過ごす人とは比べ物になりませんが…。

聴こえなくなった人が受けている、大津波のような巨大な疎外感を、
一時的にでも体感できるかもしれません。

でも反対に、手話講習会などでは、様子が少し変わります。
手話学習、資格取得という目的のもと、
ほとんどのひとは積極的に手話を使おうとします。
そうするとそれだけ、手話を使おうとする人の輪も広がるのです。
耳の聞こえない人とも交流できるようになります。

一人の聴覚障害者として見たら、
この全く反対の現象を見て不思議に思います。

一人だと怖い、他の人から偏見で見られたくない、とか、
理由はそれぞれあるのだと思いますが。

会社では特に

「ここは会社だから、手話より仕事をもっとがんばったら?」

と、上司や周囲から、冷ややかな目で見られるのが怖いのだろう、
と思います。

手話は今日、迫害されることはなくなったかのように見えますが、
コミュニケーション方法として受け入れられたわけではありません。

聴覚障害者就労支援も進めている厚生労働省でさえも

「職場で手話を使うように」

と企業にお願いしている状況にまでは、まだなっていないのです。

一日も早く、手話が職場でも使われるようになることを願っています。
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# by bunbun6610 | 2012-01-08 23:58 | 手話


ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

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