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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160828-00000069-mai-soci



<NHK>
「障害者を感動話に」
方程式批判


毎日新聞 8月28日(日)22時3分配信



NHKのEテレの情報バラエティー番組「バリバラ」で
28日夜、

「検証!『障害者×感動』の方程式」

と題した生放送があった。
「清く正しい障害者」が頑張る姿を感動の対象にする
ことを「感動ポルノ」と表現し、「感動は差別だ」との
障害者の声を伝えた。
同時間帯は日本テレビ系で障害者の姿を伝える
チャリティー番組「24時間テレビ」が放送中だった。

 番組では、自身も障害者で「感動ポルノ」の言葉で
問題提起した豪州のジャーナリスト兼コメディアン、
故ステラ・ヤングさんの「障害は体や病気よりも、
私たちを特別視してモノ扱いする社会の方」との
発言を紹介した。

 出演者は「笑いは地球を救う」と書かれたそろいの
Tシャツ姿。
難病の大橋グレース愛喜恵さんを主人公にした
模擬ドキュメンタリーも流した。
生活の大変さや障害者になった衝撃、明るく前向きな
姿を強調。
本人の実感や意思を無視して「感動ポルノ」に仕立て
られるさまを示した。
大橋さんは今回の24時間テレビにも出演した。

 「障害者の感動的な番組をどう思うか?」と健常者と
障害者100人ずつに聞いた調査では、
「好き」は健常者が45人に対し、障害者は10人。
健常者の好きの理由は

「勇気がもらえる」

「自分の幸せが改めて分かる」

など、障害者は

「取り上げてもらえるなら、感動話でも仕方ない」

だった。
英BBCが障害者を英雄や被害者として描くことが
侮辱につながるとしたガイドラインを20年前に
策定したことも紹介した。

 出演した脳性まひの玉木幸則さんは番組内で

「(障害者と健常者が)同じ人間として怒ったり
笑ったり、思いを重ねることがホンマの感動。
一方的な感動の押しつけは差別だ」

と話した。

 「バリバラ」は「バリアフリー・バラエティー」の略。
2012年に始まり、障害者の性や結婚、高齢化
などを当事者らが本音で語る場を提供してきた。
「笑い」の要素も大きく、障害をネタにする当事者も
出場する、お笑いコンテスト「SHOW-1グランプリ」
も開催。
今春からは障害者のほか性的マイノリティーなどに
対象を広げ、生きづらさを抱える当事者の声を
伝えている。

【鈴木英生】




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「感動ポルノ」か。
こりゃ、面白い解説だ。
健常者が上から目線で障害者と自己を比較し、
優越感に浸る。
障害者で視聴者を感動させるテレビは、
そのための道具。
感動モノの障害者テレビ番組や映画は、
健常者の自慰思考のオモチャというわけか。

スポンサーも自社イメージアップの道具にする。
何もやろうとしない障害者にもお恵みが入る。
結果、皆幸せになる、という勘違いだ。


「愛は地球を救う」だと?
笑わせるな。
そんなものが、本当の愛だと思っているのか?

障害者の実際の意識とは関係無しに、
健常者が勝手に「感動した」「勇気をもらった」
と言って騒ぎ、せっせと働いて募金をしたり、
税金を払ったりしているのだ。
そのお金のお陰で、障害者は食っていける。
確かに、それしかないよな。
だが、それが「成熟した社会」だと思っていたら、
それこそ大間違いじゃないのか?

障害者の実際は差別がある為に働けず、
文句も言えずにそんな社会に従わざるを
得なくなっているだけだということもわからずに。
全くお見事なバカっぷりだこと・・・・。

24時間テレビとは違い、痛快な内容だった。




〔関連情報〕

『24時間テレビを「感動ポルノ」と痛烈批判
  NHK障害者番組バリバラに絶賛の声』

Excite Bit コネタ 2016年8月29日 16時35分
ライター情報:和泉涼







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http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20160824/Taishu_24108.html

衝撃の内幕!?『24時間テレビ』の「タブー」を暴露!
日刊大衆 2016年8月24日 07時00分 (2016年8月26日 14時33分 更新)


(一部引用記事)

では、最後に番組内における感動のコーナーに目を向けてみたい。

障害者や被災した子どもが出演するコーナーでは、あざとい演出が批判された過去がある。「03年には、番組に出演した、手足に障害を持つ子どもの父母らの会が“今後はもう協力しない”“事実は曲げないでほしい”と日テレに猛抗議。行き過ぎた演出に、不信感を抱いたようです」(芸能ライター)


 13年には震災で被災した子どもたちを“富士登山”にチャレンジさせたが、「人混みを避けるためか、マイナーで過酷なコースを登らせ、風雨で子どもたちの姿がレンズから消えるほどの悪天候なのに、登山を断行。テレビ的に“苦労を乗り越えた!”という画が欲しかったんでしょうが、演出のためなら子どもの命を危険にさらしてもいいと考えていると勘違いされかねない映像でした」(前同)


 芸能ライターの三杉武氏は、こう苦言を呈す。「番組が始まった当初は、もっとチャリティ色が強かったんです。でも、タレントやCMスポンサーが群がることで、おかしな方向に向かっている気がします。看板番組として安定した今こそ、知名度は低くても日頃からボランティアに勤しんでいる方を取り上げるなど、“チャリティの原点”に戻るべきときですよ」


 今夏は“民放の王者”にふさわしい、感動的なチャリティ番組に期待したい。



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〔参考情報〕



『障害自体は哀れむべきものでも悲劇でもない』
〔2011-10 -16 10:21〕




『価値のある「かたわ者」になれ?』
〔2011-11 -28 00:14〕




『障害者は哀れみの対象』
〔2012-01 -12 21:50〕




『変わらなければいけないのは社会』
〔2012-02 -07 22:44〕




『心の叫び (3)『愛は静けさの中に』』
〔2014-11 -03 18:30〕






LITALICO(りたりこ) 発達ナビ
『「障害者の感動ポルノ」を巡る議論で、
私たちが見落としていること 』

イシゲスズコ/著者
〔2016/09/03 更新〕

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by bunbun6610 | 2016-08-29 20:00 | Eテレ『バリバラ』

20■■年■月■日

3年先輩のYさんが、今日で辞めるという。
M係長が、今日の昼頃になって、
突然そのことを知らせてきた。

お別れの言葉の寄せ書き(色紙に)を
書いたら、皆、Yさんのことを「■ちゃん」と
呼んでいることがわかった。
私は入社以来、自分だけそれも
知らなかったことに気づいた。

一年以上も過ぎて、しかも、Yさんが
退職する時になって、
初めて知ることもあるのだと。

このぶんだと、全く知らずに事が過ぎて
いることだって、あるだろう。

くだらないことのように思えるが、
本当に自分は、情けなくなる。

一体、何なのだろう、自分という存在とは…。


このことからも、自分は会社では、
まさに透明人間か、
案山子のような存在だと思う。
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by bunbun6610 | 2016-08-29 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1
『新宿区障害者計画(平成21年度~29年度)』
『第2期新宿区障害者福祉計画(平成21年度~23年度)』
(平成21年(2009年)2月 新宿区)



【105 コミュニケーション支援事業(手話通訳者派遣)】

〔サービス見込量(年間延利用件数)〕
平成21年度  延740件

平成22年度  延800件

平成23年度  延860件


〔現状・課題〕
①手話通訳者の確保が課題です。
②通常の手話通訳者派遣と専門性の高い手話通訳者派遣とに分けて、個々に上限利用時間を設定しているため、利用者によって使いづらい場合があります。


〔サービス提供体制確保の方策〕
日常生活で手話通訳が必要な区内に住所を有する聴覚障害者等に対し、手話通訳者を派遣する事業を、新宿区社会福祉協議会、東京手話通訳等派遣センターに委託して実施しています。各年度の一ヶ月当たりの実利用者数は、平成21年度32人、平成22年度36人、平成23年度40人と見込んでいます。

①手話通訳者を確保するため、区立障害者福祉センターにおいて手話講習会(通訳者養成コース)を実施しており、毎年8人の講習修了を目指します。また、障害理解の促進により手話通訳者数を増やす取組みをしていきます。
②サービスの周知をさらに図るとともに、制度の仕組みを改善し使いやすい手話通訳制度としていきます。




【106 コミュニケーション支援事業(要約筆記者派遣)】

〔サービス見込量(年間延利用件数)〕
21年度  延80件

22年度  延90件

23年度  延100件


〔現状・課題〕
より使いやすい制度にしていくことと、周知が課題です。


〔サービス提供体制確保の方策〕
手話のできない聴覚障害者等に対し、要約筆記者を派遣する事業を、東京手話通訳等派遣センターに委託して実施しています。各年度の一ヶ月当たりの実利用者数は、平成21年度4人、平成22年度5人、平成23年度6人と見込んでいます。

①第一期計画時の見込み量を上回る実績の伸びがあり、計画数値を見直しました。
②制度の周知をより図っていきます。
③制度の仕組みを改善し、使いやすい制度としていきます。



【107 コミュニケーション支援事業(区役所手話通訳者設置)】

〔サービス見込量(年間延利用件数)〕
平成21年度  延180件

平成22年度  延190件

平成23年度  延200件


〔現状・課題〕
①本庁舎、第一又は第二分庁舎の窓口以外には対応ができません。
②手話通訳者が少ない為、一部の手話通訳者に負担が偏っています。


〔サービス提供体制確保の方策〕
各種相談・手続き等で本庁舎に来庁する聴覚障害者のために、週1回午後の時間に区役所本庁舎に手話通訳者1名を配置しています。社会福祉協議会に委託して実施しています。

①実施体制の検討をしていきます。
②区役所での手話通訳者の設置方法について検討していきます。





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『新宿区障害者計画(平成24年度~29年度)』
『第3期新宿区障害者福祉計画(平成24年度~26年度)』
(平成24年3月 新宿区)


【106 コミュニケーション支援(手話通訳者派遣)】

〔サービス見込量(年間延利用件数)〕
平成24年度  延840件

平成25年度  延890件

平成26年度  延940件


〔現状・課題〕
①利用登録者数(平成23年度92人)に対し、実利用者数(平成22年度実績約30人)が少ない状況があります。
②平成23年度は28人が手話通訳者として登録していますが、派遣できる通訳者が限られているという状況もあり、確実に稼動できる手話通訳者の確保が課題です。


〔サービス提供体制確保の方策〕
日常生活で手話通訳者が必要な区内に住所を有する聴覚障害者等に対し、手話通訳者を派遣する事業を、新宿区社会福祉協議会、東京手話通訳等派遣センターに委託して実施しています。各年度の一ヶ月あたりの実利用者数は、平成24年度42人、平成25年度46人、平成26年度50人と見込んでいます。
①手話通訳者を確保するため、区立障害者福祉センターにおいて手話講習会(通訳者養成コース)を実施しており、毎年10人の講習修了を目指し、手話通訳者の確保につなげていきます。また、障害理解の促進により手話通訳者数を増やす取組みをしていきます。
②利用登録者に対しアンケートを実施することで、使いづらい点や改善すべき点を明確化し、使い勝手の良い手話通訳制度を目指していきます。



【107 コミュニケーション支援事業(要約筆記者派遣)】

〔サービス見込量(年間延利用件数)〕
平成24年度  延90件

平成25年度  延100件

平成26年度  延110件


〔現状・課題〕
利用登録者数(平成23年度22人)に対し、一か月あたりの実利用者数(平成22年度実績約3人)が少ない状況があります。要約筆記について知らない人も多いことから、周知を図ることが課題です。


〔サービス提供体制確保の方策〕
手話のできない聴覚障害者等に対し、要約筆記者を派遣する事業を、東京手話通訳等派遣センターに委託して実施しています。各年度の一ヶ月あたりの実利用者数は、平成24年度5人、平成25年度6人、平成26年度7人と見込んでいます。



【108 コミュニケーション支援事業(区役所手話通訳者設置)】

〔サービス見込量(年間延利用件数)〕
平成24年度  延210件

平成25年度  延220件

平成26年度  延230件


〔現状・課題〕
①本庁舎、第一又は第二分庁舎の窓口以外には対応ができません。
②通訳が平日ということがあり、活動できる手話通訳者が少ないため、一部の手話通訳者に負担が偏っています。
③平成22年度より、週2回に回数を増やしましたが、実績が上がっていない状況があります。


〔サービス提供体制確保の方策〕
各種相談・手続き等で本庁舎に来庁する聴覚障害者等のために、週2回火曜午前・金曜午後の時間に区役所本庁舎に手話通訳者1名を配置しています。新宿区社会福祉協議会に委託して実施しています。
①コミュニケーション支援事業利用登録者に利用に関するアンケートを実施する中で、より使いやすい手話通訳者の設置方法について検討していきます。
②手話通訳者の確保に努め、平日活動できる通訳者を増やしていきます。
③広報への掲示や利用登録者にお知らせするなど、周知方法を見直します。



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『新宿区障害者計画(平成27年度~29年度)』
『第4期新宿区障害者福祉計画(平成27年度~29年度)』
(平成27年3月 新宿区)



【107 意思疎通支援(手話通訳者派遣)】

〔サービス見込量(年間延利用件数)〕
平成27年度  延1152件

平成28年度  延1246件

平成29年度  延1381件


〔現状・課題〕
日常生活で手話通訳が必要な区内に住所を有する聴覚障害者等に対し、手話通訳者を派遣する事業を東京手話通訳等派遣センターに委託し実施しています。


〔サービス提供体制確保の方策〕
障害者総合支援法において、意思疎通支援を行う者の養成が地域生活支援事業に追加されています。障害理解の促進により手話通訳者数を増やす取組みをしていきます。(P152の117意思疎通支援者養成研修事業参照)



【109 意思疎通支援事業(要約筆記者派遣)】

〔サービス見込量(年間延利用件数)〕
平成27年度  延90件

平成28年度  延100件

平成29年度  延110件


〔現状・課題〕
利用登録者数が平成25年度5人と、手話通訳利用登録人数(95人)と比べ、少人数です。要約筆記について知らない人も多いことから、周知を図ることが課題です。


〔サービス提供体制確保の方策〕
手話ではなく要約筆記を望む聴覚障害者等に対し、要約筆記者を派遣する事業を、東京手話通訳等派遣センターに委託して実施しています。




【110 意思疎通支援事業(区役所手話通訳者設置)】

〔サービス見込量(年間延利用件数)〕
平成27年度  延140件

平成28年度  延145件

平成29年度  延150件


〔現状・課題〕
区役所に手話通訳者を週2日配置して、聴覚障害者の相談への利便を図っています。利用者は見込み量に至っていません。


〔サービス提供体制確保の方策〕
平成22年度に設置回数を1回から2回へ増やしていますが、実績が上がっていない状況があり、周知広報を一層工夫していきます。




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『手話・要約筆記通訳の仕事だけでは、メシが食えない理由』
それはまず、何と言っても、社会の聴覚障害者理解が広まると、

「筆談配慮をするので、手話・要約筆記通訳は要らない」

と言われるケースがほとんどになってきたからではないだろうか。
電子機器の音声認識ソフトや、簡易筆談機能も急速に進歩している。
今や、誰でも簡単に素早く入力して、文字で見せてくれる時代になった。
良いことではあるが、慣れない筆談でも有り難く我慢するろう者も、結構いる。

あるいは、そういう親切の類ではなく、相手は本当は通訳者の守秘義務を信用しないので、最初から拒否するケースがほとんどだろう。
結果、法整備が幾ら進んでも、通訳は使えない、というハメになっていることは少なくない。


例えば、会社でよく歓送別会がある。
その時に

「自分で通訳者を依頼し、連れてくることは構いませんか?」

と、会社の人に聞くと、ほぼ100%拒否されてしまう。
自分が客の立場なら、通訳者を呼んで連れて来ても問題は起こらないはずで、連れてくるのは構わない。
しかし、主催者が会社の人だと、許可が必要になるのだ。

あるいは、こんなケースもある。
聴覚障害者が客の場合でも、そういう場合はそもそも、相手がきちんと筆談をしてくれるのが多いので、通訳者を呼ぶ必要性は高くない。

「どうしても必要」

というわけには至らないケースが、近年では少なくなくなってきた。
聴覚障害者が通訳の必要性を本当に高く感じるのは、やはり

相手からの合理的配慮が全く期待できないと思えるケース

どうしても正確な情報保障・通訳が必要なケース

である。
特に、本来なら会社にいる場合がそうで、仕事の話では必要だと感じている聴覚障害者はかなりいる。
しかし、やはり前述したように、会社が拒否するのである。


そこから逸れてしまう話になるが、通訳者の利用率が最も高いのは、依頼者(ほとんどが聴覚障害者の場合が多い)が病院へ行くケースだと言われている。


『なぜ会社で手話・要約筆記通訳は
使えなくなっているのか - その背景』
〔2015-04-03 23:00〕



実際に私も、東京手話通訳等派遣センターから、過去のデータを見せてもらったことがある。
これは、派遣センターの見解では、

「健康・命に関わることである為」

という理由説明がなされていた。
しかし、依頼者の立場での理由説明で多いのは、

「病院が通訳者を派遣しないから」

ということになっている。
これは、一般には公表されてはいない、利用者(聴覚障害者)からの生の声だ。

言い換えれば、2016年4月に障害者差別解消法が施行された後でも、周囲が聴覚障害者に合理的配慮の提供を実施していない、という実態は全く変わっていないのである。

国連・障害者権利条約により、聴覚障害者への合理的配慮として、手話・要約筆記通訳者の派遣も、これから進むと思っていたら、それは果たしてどうなるだろうか?
今のままだと、派遣実績がこのまま伸びなかったり、あるいは逆に派遣実績が下がってしまうことが予想される。
苦労して難度の高い手話通訳者になれたとしても、通訳の仕事が少なくて結局、その資格を捨ててしまう手話通訳者も多いのである。
資格は持っていても、錆び付いた手話通訳になってしまってはろう者に申し訳がないので、一度休業したら、二度とやらない人が多いそうである。
特に、ろう者の目は厳しいので、なおさら引退への道に進む手話通訳者が少なくないのである。


『手話を捨てた手話通訳者』
〔2015-03-27 18:30〕




新宿区のデータを見て、誰もが気づくことがあるのではないだろうか。
手話通訳者派遣は爆発的に伸びたのに対して、要約筆記者派遣はほとんど伸びていない。
この違い、原因は「要約筆記について知らない人も多いことから、周知を図ることが課題」ということもあるが、それ以上の理由が別にあると思う。
そもそも、通訳手段に書記日本語を必要とする難聴者等と、手話を必要とするろう者とでは、タイプが全く違った聴覚障害者である。
障害の克服よりも障害を隠したり、自己犠牲をしてでも周囲に溶け込んで、そうした社会的自立のほうを重視する難聴者は、通訳者も使いたがらない人が多い。
彼らが使いたいのは、あくまでも補聴器や読話といった方法であり、手話のような異質文化ではない。
要約筆記も、相手が使いたがらない、嫌がる傾向から、使わないと決めている人は多いのだ。

本当ならば、手話ができない聴覚障害者のほうが圧倒的に多いので、事業が始まった当初は、潜在的ニーズが高いと見込まれていたようだ。

『なぜ手話ができない聴覚障害者が多いのか?』
〔2014-07-19 18:30〕


ところが実際には、難聴者の心理的傾向が、社会参加への意欲を打ち消していたようだ。
それが要約筆記通訳を利用しない傾向になってしまっている。



通訳は、実際上の使いにくさも問題である。
例えば、自分が興味を持ったセミナーや講演会に参加したい、と思った場合である。

「通訳を自分で用意して参加したいのですが」

と相談する。
相手に相談すると時間がかかり、締め切りに間に合わなくなったりする。
それでということで、東京手話通訳等派遣センターに相談するのだが、担当者によって回答が変わる場合もあった。
まれにではあったが、

「主催者に依頼してもらってください」

と言われたこともあった。
しかし、主催者に派遣を頼むと、主催者が全額費用負担しなければならなくなるので、聴覚障害者は

「それなら遠慮したい」

と、社会参加をやめてしまうのである。
自分だけ我慢するのが、一番手っ取り早い解決方法だからである。
映画『レインツリーの国』でも観た、難聴者心理が顕れるのである。

こうした東京都手話通訳者等派遣センターの指導は、間違ってはいない。
だが実際問題として、通訳を使いたくてもハードルが高すぎて諦めざるを得ないケースは多いのである。
これも、派遣実績が伸びない原因であろう。
それで要約筆記者になれても、仕事が少なくて、どの通訳者も、それだけで長くはやってゆけないのではないか。




ちなみに、ある地域の手話講習会では、4段階のコースがあり、手話通訳者養成コースは、その最後のコースにある。進級試験に合格した者だけが、このコースを受講できるため、クラス人数も少なくなる。全コースで4年間も学習し、入門では70~100人以上だったのが、半年もすると半数が辞めてしまい、最終の手話通訳者試験に合格するのは、毎年2、3人しかいなかったそうだ。その試験には、前年度以前から手話学習を続け、何度目かのトライをして、やっと受かった人もいる。それでも、合格者0人の年もあったほどの難関である。それだけ、年にわずかしか誕生しない手話通訳者だ。それでも辞めていかれるのだから、手話通訳者の不足問題は、ろう者の福祉、社会参加にとって、かなり大きな影響になる。
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by bunbun6610 | 2016-08-26 00:39 | 情報保障・通訳

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/37319556.html


炎のジョブコーチ
『(就労支援)離転職が止まる時』
〔2016/8/25(木) 午後 9:06〕

障害のあるなしに関係なく、離転職が頻繁な方
の就労支援はなかなか難しいのですが。

なんとか辞めないような支援をすればするほど
うまくいかなかったりします。
ただ、多くの方が数社目になんとなくどこかに
落ち着くように思います。
(稀に、どこまでも離転職を繰り返す方もいますが)

長く就労支援をしていて、一人の方キャリアと
長く付き合うことでなるほどと思うことがあります。

離転職が止まる時とは、例えば年齢で落ち着くや、
家族関係・役割の変化、離転職経験の振り返り、
など個人の要因、もう一つは良い職場(人)との
出会い、があると思います。

特に注目したいのは後者です。
ある方ですが、何度も離転職をくり返していたの
ですが、ピタリと止まり定着しました。
これまでは職場で少しキレたり、モチベーションが
保てず仕事に対してのモラルの低下などがあり、
半年くらいでなんとなく職場との間に溝が出来て
居づらくなる・・・そんなくり返しでした。

わりとあっけなく離転職が止まったので驚いて
います。
今度の職場のA上司は、相手をリスペクトする
タイプの方で、じっくりと話を聴きます。
人に敬意を持って接する方です。
人的環境の影響の大きさをあらためて感じました。

スピード、変化の時代、職場の誰もが余裕なく
働いています。
どこの職場にもA上司のような徳のある方はいない
でしょう、むしろいる方が稀かもしれません。
ただ、このケースから学ぶことは多いかと思いました。



==========================





今日のジョブコーチさんの記事は離転職を
繰り返す障害者と、それを止めた上司に
焦点を当てた話。

こういうことを聞いて、思い当たる方も多いと
思う。
聴覚障害者の離職率が、他の障害者に
比べて、ダントツに高い、という過去データを。

私も実は、離転職が多い聴覚障害者の一人だ。
本当に炎さんの言われる通りで、聴覚障害者
にも理解のある会社、職場かどうかによって、
在籍率はかなり違ってくるのである。
筆談などの合理的配慮があるかどうかの違い
によって、違うのは勿論、周囲の人(健聴者)の
人的影響力のあるなしの差は、健聴者には
些細なことにしか思えなくても、聴覚障害者に
とっては非常に大きなものなのだ。


>「これまでは職場で少しキレたり、モチベーション
が保てず仕事に対してのモラルの低下などがあり、
半年くらいでなんとなく職場との間に溝が出来て
居づらくなる・・・そんなくり返しでした。」



〔参考情報〕

『聴覚障害者の職場放棄』
〔2012-09 -08 18:33〕





こういうケースの聴覚障害者を見かけた場合は、
聴覚障害者だけでなく、周囲の健聴者に対しても、
幾つかの専門的ケアが必要だろう。
問題の根本原因が、実は双方にある場合が
少なくないからだ。
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by bunbun6610 | 2016-08-25 21:48 | 就労後の聴覚障害者問題B
通常通り出勤し、朝礼の後、
すぐにM係長に、
自殺未遂をして休んだ理由、
連絡が遅れた理由を説明しました。

飛び込み自殺未遂で、警察の署で
保護され、持ち物全てを預けること
になって、それが翌日昼まで続いた
ので、会社に連絡できなかったと
伝えました。

係長は納得してくれたようです。
係長はさらに心配して

「その精神状態がまだ不安定なようなら、
落ちつくまで休んでもいい」

と言ってくれました。
しかし私は

「子どもの頃から家出、非行、
自殺未遂は繰り返しているので、
ときどき発作的にこういうことを
起こしてしまうのは、
自分はもう慣れている。
今は補聴器を修理中なので、
直るまで遠出は難しい。
補聴器が直ったら、休んでどこかへ
出掛けたい」

と話しました。
さらに

「社会環境や、この職場の改善も
必要です」

と伝えましたが、これは

「会社でストレスを抱えながら働くのは
皆同じ。
全ての人に、個々に応じた対応を
するのは難しい」

と言われてしまいました。
係長の話は、半分理解できるし、
半分理解しかねてしまう。
皆そうなのだろうけど。

「理解しかねる」点というのは、
聴覚障害者特有のストレスは
健聴者の場合とは異なる、
という点をよく理解されていないのでは
ないだろうか、と思うからです。
理解されなければ、もう二度と係長に
この話をしようとは思わないだろう。
それで、このストレスは解消されず、
本人の心に溜まってしまうのだ。

そういうことが、他の障害者や健聴者
には理解されにくいと思います。

こういうとき、この聴覚障害者の
ストレス発散法は、やはり同じ悩みが
理解できる
同障者と話し合うことしかない。

同じ仲間の集団社会に入るとか、
友だちと遊んだり話したりするとか、
ピア・カウンセリングをするとか、です。

今回は、それに効果が期待できる
ピア・カウンセリングに、
焦点を当てて述べたいと思います。
ピア・カウンセリングは、友達同士や
集団社会と違って、独特のルールが
あります。

厳守ルールは、秘密を守る
(相談内容は、すぐ忘れる)
ことでしょう。
それならばと、思い切って相手に
話せると思いますから。
親しい友達にもなかなか言いにくい
ことも、固い約束がある場でならばと、
親しくはない相手とでも話せることが
あります。
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by bunbun6610 | 2016-08-25 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1
パチンコ業界専門誌『PLAY GRAPH』(2016年7月号)より。

定価; 3000円
月刊誌
編集発行人; 児玉竜太郎
発行所; (株)プレイグラフ社
印刷所; 日経印刷(株)
〒110-0015
東京都台東区東上野2-11-1 6F
TEL; 03-5688-0311


『パチンコ六法全書』(執筆/弁護士・三堀 清)
http://www.play-graph.com/management/post_29.php

『2016年7月号/京都府城陽市の釘の無承認変更を考える』
「今回は、今年5月2日に京都府城陽市のホールが遊技機の無承認変更で書類送検された事案を取り上げる。同事案は、パチンコ機2台のスタート入賞口に玉が入りやすくなるよう、同入賞口の釘を不正に広げていたというものだ。前号の「今月の業界観測」にもコメントした事案だが、法的問題点をあらためて整理する。」


その具体的内容は、「球の入賞を容易にする行為」も違法だということ。
入賞口の釘については、「幅が13mmを超えてはならないこと」
(11~13mmの範囲)と定められている。
しかし、これに反して、京都府のパチンコ店で無承認変更をして設置・営業していたことが発覚した。これは、行政処分を受ける前に書類送検になった。この雑誌の記事によると、パチンコ店は行政処分になる前に、書類送検で済ませられるケースが多いらしい。どうも、パチンコ店は公安委員会によって、護られているような気もする。パチンコ業界と警察との癒着が考えられる。
釘を開けることも処分対象になるが、発覚が少ないのは、球が入りやすくなっていて文句を言う客はいないからだという。それでバレにくくなっている。ということは、これも“氷山の一角”なのだろう。店としては、客付きを良くするために、釘を開けて出していた、というわけである。これでは文句を言う客はいないに決まっている。その一方で、パチンコ店に通う客というのは、やはりそういった社会良識というものは考えていない客、ということになる。所詮、自分さえ勝って、儲ければいいと思っている類の人間だからである。こういう連中に、社会の為になる事など、考えていないのが当たり前である。

また、不正遊技機の撤去作業のことも少し記事になっていたが、何万台とも言われる不正遊技機の撤去も進められていると言う。
しかし実際には、店舗は新台も中古台も倉庫で釘調整をしてから、毎週行われている新台入替の時に、ホールに設置しているわけだから、「撤去」って一体どうなっているのだか、さっぱりわからないのである。マスコミがウソの情報を流して、世間を欺いているとも考えられる。



〔参考〕
ウィキペディア「パチンコ」
または、「警察庁とパチンコ業界の癒着」で調べると・・・・。

「3.2 警察との癒着」

以下ウィキペディアより

警察庁はパチンコ業界の監督官庁として、その外郭団体である保安通信協会で遊技機の仕様が適正であるかどうかを調べる試験を行ったり、さらに、試験に通過した機種を実際に営業に供して良いかどうかの検定を各都道府県の公安委員会で行ったり、あるいは店舗営業の許可を与えたりするなど、業界の生殺与奪の権利を握る立場にあるため、癒着が発生しやすい関係にある。
例えば、遊技機の型式試験を行う保安電子通信技術協会の前会長は前警察庁長官であった山本鎮彦であり、職員の1/3を警察出身者が占めることや、パチンコメーカー・アルゼでは前警視総監である前田健治を常勤顧問として迎え入れていたなど、関連団体や企業への天下りとも解釈できる例が見られる[27]。
パチンコ業者の団体である東京商業流通協同組合、東京ユニオンサーキュレーションなどに、多くの警察官が天下りしている[33]。
また、貸金業のクレディセゾンの連結会社であるパチンコ業界大手のコンサートホールは、各店舗ごとに警察官1名の天下りを受け入れることを警察への求人で表明している[33]
このようなことから、ジャーナリストの寺澤有は「日本全国でパチンコの違法状態が放置されている理由は、他でもない警察が換金業務を牛耳っているからである」と問題視している。






「釘の無承認変更」のニュースを知ってから、

「パチンコ店が釘調整を行っていても、それ自体は違法なことではない」

と分かった。

(と言うか、本当のことはよくわからないけれども、そういうことになると理解するしかない)

しかしそれでは、なぜパチンコ店では警察官に見られないように、わざわざ隠して行うのだろうか?


『『「パチンコ釘問題」を世界で最も判り易く
説明してみる』を見て』
〔2015-12 -24 21:09〕



『パチンコ台釘曲げ問題について』
〔2015-12 -29 22:54〕




『パチンコ台釘曲げ問題は、本当にメーカー責任なのか?』
〔2016-01 -23 23:38〕



『パチンコ台の釘曲げ行為、店はまだ止めていない』
〔2016-02-28 23:17〕



『警察は本当に、パチンコ店の釘曲げ行為を
黙認しているだけなのか?』
〔2016-03 -07 22:51〕




ここがどうも、理解できない。

さらに、釘調整は公安委員会が定めた規定を守ればいいとしても、新台にしろ中古台にしろ、検定を通った遊技機だけが、メーカーから店舗に納入されているはずなのではなかったのか?
もしそうならば、納入後に店舗内でなぜ従業員が釘調整を行うのかが、一層の謎になってくる。
そして、ホール設置後の開店前や店休日の間に行っている釘調整は、本当に変更承認をした上での行為なのだろうか?

ここら辺の疑問は尽きないだろう。




しかし、よく考えてみれば、客は公安委員会の釘規定など、知っているわけがない。知る方法すらわからない。まして、客が「なんかこのパチンコ台、釘が異様に曲がっているぞ」と気づいても、パチンコ台のガラス戸を開けて確認など、出来るはずもない。だから結局、客は「もうコレしか空いていないから、とりあえず打ってみるか」と、我慢してやるか、それとも諦めて帰るしかないわけだ。つまり、客が違法性を正確に見抜くことは困難だと断言できる。ゆえに、「バレなきゃ、やってもいい」というパチンコ店がたくさん出てくる。そういうことなのではないだろうか。

ちなみに、新台入替の時は、公安委員会の人がわざわざ夜中に設置された新台を検査しに来ているわけではなく、届出書類の書類確認だけで済ませている、ということらしい。

例えば、新台入替日は通常通り10時オープンなのに、稀に新台だけ17時開放、という店もあったりする。「なぜ新台だけ稼動しないの? 17時からなの?) 勿体ないではないか?」と思うだろう。あれはどうしてなのかというと、管轄警察署での書類審査に時間がかかって、どうしても間に合わなくなった場合は、そうなるのだという。実際、営業時間中に公安委員会の人が来て遊技機を検査している様子なんて、誰も見たことがないだろう。だから、ホールに設置した遊技機そのものは検査しないのだ。
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by bunbun6610 | 2016-08-19 23:32 | 就労後の聴覚障害者問題F

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160816-00000114-mai-soci


<吃音>
「差別受けた」6割
 「理解不十分」7割

毎日新聞 8月16日(火)21時41分配信


◇本紙アンケート

 言葉が出にくい吃音(きつおん)を抱える人々を
対象に毎日新聞が当事者団体などの協力で
全国アンケートを行ったところ、6割強が

「学校や職場でいじめや差別を受けた」

と回答した。

「吃音への社会的理解や支援が不十分」

との回答は7割近くに達し、吃音への無理解や
社会的支援の欠如が浮き彫りになった。
症状を抱える人は100人に1人程度とされるが、
当事者団体によると吃音によるいじめや差別の
実態を明らかにする調査は過去に例がない。

【90秒動画で解説 吃音という障害】

 アンケートは今年2~6月、各地の自助グループ
を束ねるNPO法人「全国言友会連絡協議会」
(全言連、東京都豊島区)や、名古屋市のNPO
法人「吃音とともに就労を支援する会」(どーも
わーく)などの協力で実施。
20~80代の80人から回答を得た。

 「吃音が原因で学校や職場でいじめや差別など
不利益な扱いを受けた経験はあるか」

との問いに、50人が「はい」と回答。

「吃音への社会的理解や支援は足りていると思うか」

には、55人が「不十分」とした。

 理解などが「不十分」な理由について、

「正しい知識を持つ人が周りに少ない。
『あがり症』や『よくかむ人』くらいの認識にとどま
っている」

「法的支援を受けられるはずなのに、
福祉・医療の現場で(吃音が)ほとんど
知られていない」

などの意見があった。

 また、

「現在の就労は吃音者に不平等。
(面接などで)配慮が必要だ」

「中学や高校に『ことばの教室』のような
通級指導(障害の状態に応じた特別な
指導)の場がほしい」

「保健体育の教科書に吃音を載せるべきだ」

との声があった。
吃音に対する社会的偏見を踏まえ

「できれば誰にも知られたくない。
隠し通したい」

と望む人もいた。

 一方、

「吃音の症状を改善・克服したいと
考えているか」

との問いには、67人が「はい」と回答。
12人が「個性と考えている」などを理由
に「いいえ」と答えた。

 集計を踏まえ、全言連の南孝輔理事長は

「社会で不利益を被る吃音者は潜在的には
もっと多いと感じている」

と指摘。

「障害者の不当な差別的扱いを禁止する
障害者差別解消法が今年、施行された。
身近な障害である吃音のことを人々に
もっと知ってほしい」

と訴えている。

【遠藤大志】

…………………………

 ◇吃音

 一般的に「どもり」と言われる発語障害。
典型的な症状は

「た、た、た、たまご」

などと単語の一部を繰り返す

▽「たーーまご」などと一部を長く伸ばす

▽「……ったまご」と出始めで詰まる

--など。
吃音者の多くが

「話すとまたどもってしまうのではないか」

という予期不安を抱え、症状を隠そうと
したり、コミュニケーション自体を避けたり
する傾向がある。
三島由紀夫の小説「金閣寺」や、吃音に
苦しんだ英王ジョージ6世の史実に基づく
映画「英国王のスピーチ」など文学や
映画のテーマになった。


【関連記事】

·「しゃべらないで済む職業を考えた」
…アンケート記述欄に書かれていたこと

·発表で立ち尽くす…教授は失笑

·吃音描いた漫画「志乃ちゃんは
自分の名前が言えない」に広がる共感

·マンガで学ぶ 吃音症って?の巻

·吃音テーマのアニメ「聲の形」で
松岡茉優が声優挑戦

最終更新:8月16日(火)22時34分



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発音が不明瞭なことで笑われた経験を持つろう者や、
軽・中度難聴者にも多い

「できれば誰にも知られたくない。
隠し通したい」

と共通点がある。
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by bunbun6610 | 2016-08-16 23:05 | 障害者問題・差別
ロバート・レッドフォード主演の映画『ブルベイカー』
をご存知の方はおられるでしょうか?
刑務所での実話をもとに映画化した社会派作品です。

 →http://movie.walkerplus.com/mv7963/



CINEMA REVIEW 【斎藤智文】 [2012.03.27]
CINEMA REVIEW(39・完) 腐敗を糺す勇気、妥協しない正義感
「ブルベイカー」
Brubaker



ブルベイカーは、ある刑務所の新所長として、
就任することになりましたが、
その前に自ら囚人になりすまして刑務所に潜入し、
刑務所の不健全な実態を内部から知りました。
そして、たった一人で、ここの改革を始めた人です。

私の警察署保護室での初体験は、
ブルベイカーのそんな体験を、
自分もちょっとしたような感じでした。

ある日、私は電車の線路で飛び降り自殺を
図ろうとし、迷惑行為にもなったので、
警察署に保護されました。

そして、翌日まで保護室に入れられました。

冷たそうな部屋で、部屋の電燈は24時間
つきっぱなしです。
時計も何もない部屋で、
朝なのか昼なのか夜なのかもわかりません。
コンクリート製の壁と、強化プラスチック製の
全面透明の窓だけです。

保護室の中は、自分一人でいるのが
当たり前の環境なので、
私はそれまでの悩み事は何も考えません
でした。

不思議なもので、そこにいる限り、
私は今までのように、人間関係で悩むことも
ありませんでした。

孤独は、健聴者ならば誰でも嫌なはずです。

しかし私にとっては、まるで、
自分が聴覚障害者であることを
忘れられるような環境でした。

不思議なことに、ここにいるほうが、
会社にいるよりも居心地が良いと感じていた
のです。

山本譲司氏が書いた刑務所のことを
描いた本があります。


『累犯障害者』(山本譲司/著者)

http://www.amazon.co.jp/%E7%B4%AF%E7%8A%AF%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85-%E5%B1%B1%E6%9C%AC-%E8%AD%B2%E5%8F%B8/dp/4103029315

「「これまで生きてきた中で、ここが一番
暮らしやすかった……」
逮捕された元国会議員の著者は、
刑務所でそうつぶやく障害者の姿に
衝撃を受けた。
獄中での経験を胸に、「障害者が起こした
事件」の現場を訪ね歩く著者は、
「ろうあ者だけの暴力団」
「親子で売春婦の知的障害者」
など、驚くべき現実を次々とあぶり出す。
行政もマスコミも目を瞑る「社会の闇」を
描いた衝撃のノンフィクション。」



累犯障害者は

「刑務所の中のほうがいい」

と告白していますが、
私も保護室の中に入ったら、
その理由がわかりました。

社会で暮らしにくい障害者の気持ちは、
私にもわかります。
社会にいれば次第に圧迫感を受け続ける
ことになり、やがて罪を犯してしまいます。
そして刑務所に入りますが、
そこがそんなに辛いとは思わないのだろう。

むしろ、彼らにとっては刑務所の方がずっと、
居心地がいいのかもしれません。

皆厳しい規則に従って服役するのが
当たり前、そこでの生活は誰でも孤独なのが
当たり前なのだから、差別とか、不公平感
は全く感じないのかもしれません。

それで文句も出ないし、もしまたシャバが
苦しくなったら、また軽い罪を犯してでも、
ここへ戻ってくるだろう。
つまり、累犯障害者問題は社会問題なのだ。

その障害者が一方的に悪いからでは
ありません。
社会が障害者を受け入れないことにも
原因があるからだ。

しかし、健常者だったら「刑務所にいたい」
とは思わないだろう。
それまで自分が築き上げてきたもの
一切と別れなければならず、
家族ともほとんど会うことができない。
健常者ならば、生まれて初めて経験するような、
辛い孤独感を味わうことになる。

それでも、心の平安のために刑務所に入る
とはいえ、障害者も含めてどんな人にも、
ひとつだけ犯してはならない罪があると思う。
それは殺人だ。

相手を殺したら気が済むと思っていても、
他人の命は誰も償うことはできません。

刑務所で後悔し何らかの償いをしたくなっても、
その苦しみに耐えられるだろうか。
刑務所から出られなければ、償うという行為
さえ、できないとわかるだろう。

そして自分の気持ちは結局、
誰にも理解されず死刑になるのか、
という孤独にも苦しむのではないだろうか。


〔参考〕
障害理由に「刑猶予を」 窃盗事件公判で弁護側
 福岡地裁


他人のアパートに侵入し現金を盗んだとして
窃盗などの罪に問われた福岡県内の男の
被告(63)の初公判が23日、福岡地裁
(高原正良裁判官)であった。

被告は先天的に全く耳が聞こえず言葉も
話せない障害があり、過去にも同様の罪を
繰り返して19回の有罪判決を受け、
20年以上も刑務所に入っている。

今回の事件の捜査で新たに軽度の知的障害
があることも判明した。

深刻な障害がありながら、周囲の支援が
不十分で服役を繰り返す被告をどのように
処遇するべきなのか。

判決は6月13日に言い渡される。

起訴内容には争いがなく、検察側は

「障害を考慮しても前科が多い」

として懲役2年を求刑。

弁護側は

「被告は刑事司法と福祉のはざまで
こぼれ落ちた。
社会内で生活するため最善の方法を
検討すべきだ」

と執行猶予付きの判決を求め、
結審した。

被告は昨年9月に福岡市博多区の
アパートに侵入、現金3万円を盗んだ
として、今年3月に起訴された。

弁護側によると、被告は1人暮らし。
別に暮らす家族にも障害がある。
障害者の年金8万円を受給しているが、
福祉サービスは受けていない。

金銭管理ができず、別居の弟に任せて
おり、起訴された事件は現金が手元に
なくなったため起こしたという。

初公判は手話通訳人が被告にすべて
のやりとりを訳す形で進行。
被告は起訴内容を認め、質問には

「被害者にお金を返さないといけない
ことは分かる」

「仕事がしたい」

と手話で述べた。
しかし時折、手話通訳人の手話をただ
繰り返すだけで質問に答えられず、
審理が進まない場面もあった。

検察側は、傘を使い鍵を外す手口などに
触れ

「大胆で慣れた犯行。
相当期間刑務所に入所すべきだ」

と主張。

弁護側は

「責任能力は欠如していないが、
健常者と同じではない。
刑事施設での矯正は期待できず、
福祉施設への入所が必要。
なぜ罪を繰り返すのか、
社会全体で考える必要がある」

と訴えた。

2011/05/24付 西日本新聞

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by bunbun6610 | 2016-08-12 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1
『馬鹿じゃないのか? コイツ・・・・と思ったこと』

職場の先輩が、私を聴覚障害者だということは
知っていた。
私は、職場での昼休み時間中、昼寝をしていた。
昼寝と言っても、完全に眠っているわけではない。
補聴器は装用していたが、眼鏡は外していた。
その時に、先輩に呼ばれたので返事をして、
すぐに眼鏡を掛け直した。
すると先輩は

「眼鏡はしなくていい」

と言った。

ははぁ、なるほど。
この先輩は、私が補聴器を装用していても、
健聴者と同じように完全に聞こえるようになる
わけではない、ということを知らないのだな、
と思った。

実は補聴器が補助的コミュニケーション手段で、
視覚が主なコミュニケーション手段だということを、
健聴者は分からないのだ。

(勿論、補聴器だけで十分聞き取れる人だっているが)

だから先輩は「眼鏡は要らない」と、
無駄なことを言ったのだ。
そのことが全然わかっていないのだと思った。

聴覚障害者はこのように、音声情報の世界では、
幾つかのコミュニケーション手段を併用する
場合が多いものだ。
だから

「無神経」

「馬鹿」

と思われたくなければ、余計なことは言わないことだ。
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by bunbun6610 | 2016-08-09 18:00 | コミュニケーション能力
http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/37296888.html


炎のジョブコーチ
『社会の雰囲気と障害者雇用との関係』

〔2016/8/6(土) 午後 9:24〕

長く就労支援をやっていて、社会の雰囲気と
就労支援の現場との連続性のようなものを
感じます。

これまで様々な会社とその担当者、周囲の
従業員の方と接してきて、二通りのタイプの
人に分けるとすると、

①ものごとをポジティブにみる人

②ものごとをネガティブに見る人、

となります。

職場の担当者が、①か②で就労支援は全然
違います、定着ももちろんそうです。

また、職場の担当者だけでなく周囲の人も
含めてその職場全体が①が多いか②が多い
かで、職場の雰囲気は障害のある労働者の
受け入れは違います。

社会が何やらザワついてくると、②の人が
多くなってきます。
平素なら①の人も、②の人になってしまうかも
しれません。
そうすると、末端のそれぞれの就労支援の
現場では、②のタイプの担当者に出合う確立
が高くなります。

さらに、心配なのはポジティブ・ネガティブとは
別に

③無関心なタイプ、

です。
③のタイプの方も、職場で多くなっているように
思います。
おそらく、社会全体に増えているはずです。
余裕がないと人のことを考えなくなる、いわゆる
他人事となります。
障害者雇用と社会の雰囲気、その関係性と
地続きであることを最近感じます。

相模原の施設での事件はそういう意味で、
かなり嫌な感じを受けています。

お亡くなりになった方のご冥福を御祈り
いたします。



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by bunbun6610 | 2016-08-09 00:24 | 就労後の聴覚障害者問題B