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蒼穹 -そうきゅう-

<   2016年 06月 ( 24 )   > この月の画像一覧

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000068921.html

厚生労働省【報道・広報】

平成26年12月18日
【照会先】
職業安定局 雇用開発部
障害者雇用対策課地域就労支援室
室  長 畑  俊一
室長補佐   奥谷 賢吾
(代表電話) 03(5253)1111 (内線)5837
(直通電話) 03(3502)6780





平成25年度障害者雇用実態調査の結果を公表します

~雇用者数は前回調査より大幅に増加、障害者の雇用は着実に進展~
厚生労働省では、このほど、平成25(2013)年11月に実施した「平成25年度障害者雇用実態調査」の結果を取りまとめましたので、公表します。
この調査は、民営事業所における障害者の雇用の実態を把握し、今後の障害者の雇用施策の検討や立案に役立てることを目的に、事業所調査と個人調査の2種類の調査を、5年ごとに実施しています。
事業所調査は、常用労働者5人以上を雇用する民営事業所のうち、無作為に抽出した約13,100事業所が対象です。個人調査は、事業所調査の対象事業所から半数を抽出し、それらの事業所に雇用されている身体障害者、知的障害者、精神障害者を対象に実施しました。
回収数は、事業所票が8,673事業所(回収率66.0%)、個人票が9,679票で、内訳は身体障害者7,507人(同62.4%)、知的障害者1,620人(同71.6%)、精神障害者552人(同52.6%)でした。


【調査結果の主なポイント】
前回調査(平成20年度)と比較し、総計で雇用者数が増加し、全体的に障害者雇用は着実に進展。特に、知的障害者と精神障害者については、週20時間以上30時間未満の雇用者数の伸びが堅調である。

<事業所調査の結果> 

 ○  従業員規模5人以上の事業所に雇用されている障害者数 は63万1,000 人で、前回調査に比べて 18 万3,000 人の増加(平成 20 年度 44 万8,000人)。
内訳は、 身体障害者が 43 万 3,000 人(同 34 万6,000人)、知的障害者が15万人(同7万3,000人)、精神障害者が4万8,000人(同2万9,000人)。
○ 週所定労働時間が 20 時間以上 30 時間未満の短時間労働者の割合が 前回より増加。
・ 身体障害者 12.0%(対前回比2.7ポイント減)
・知的障害者 26.5%(同13.3ポイント増)
・精神障害者 26.2%(同1.4ポイント増)


<個人調査の結果> 

 ○  職場における改善が必要な事項や要望として最も多い項目は次のとおり。
  ・身体障害者「能力に応じた評価、昇進・昇格」28.0%
  ・知的障害者「今の仕事をずっと続けたい」52.3%
  ・精神障害者「能力に応じた評価、昇進・昇格」31.2%

 ○  将来に対する不安として最も多い項目は次のとおり。
  ・身体障害者「老後の生活が維持できるか」63.9%
  ・知的障害者「親がいなくなったら生活を助けてくれる人がいなくなる」37.3%
  ・精神障害者「仕事を続けられるかどうか」71.5%
調査結果の概要(詳細は別添のとおり)


1 事業所調査
(1)身体障害者、知的障害者及び精神障害者の雇用状況
障害者の雇用状況については、産業別、事業所規模別の回収結果をもとに復元をした推計値を利用して分析を行った。

ア 障害の種類・程度別の雇用状況
身体障害者について、障害の種類別にみると、肢体不自由が43.0%(前回(平成20年度)は36.6%)、内部障害が28.8%(同34.6%)、聴覚言語障害が13.4%(同16.8%)となっている。
知的障害者については、重度が21.7%(同36.3%)、重度以外が69.5%(同45.7%)となっている。
精神障害者については、精神障害者保健福祉手帳により精神障害者であることを確認している者が83.0%(同45.6%)、医師の診断等により確認している者が14.6%(同53.6%)となっている。
精神障害者保健福祉手帳の等級をみると、3級が40.2%で最も多くなっている。また、医師の診断等による確認のうち、最も多い疾病は「そううつ病」で10.8%となっている。

イ 雇用形態
雇用形態をみると、身体障害者は55.9%(前回は64.4%)、知的障害者は18.8%(同37.3%)、精神障害者は40.8%(同46.7%)が正社員となっている。

ウ 労働時間
週所定労働時間をみると、身体障害者は81.8%(前回は82.8%)、知的障害者は61.9%(同79.1%)、精神障害者は68.9%(同73.1%)が週30時間以上となっている。

エ 職業
職業別にみると、身体障害者は事務的職業が31.7%と最も多く、知的障害者は生産工程従事者が25.6%と最も多く、精神障害者は事務的職業が32.5%と最も多くなっている。

オ 賃金
平成25年10月の平均賃金をみると、身体障害者は22万3千円(前回は25万4千円)、知的障害者は10万8千円(同11万8千円)、精神障害者は15万9千円(同12万9千円)となっている。

カ 勤続年数
平均勤続年数をみると、身体障害者は10年(前回は9年2月)、知的障害者は7年9月(同9年2月)、精神障害者は4年3月(同6年4月)となっている。
(注) 採用後に身体障害者又は精神障害者であることを承知した者については、身体障害者手帳又は精神障害者保健福祉手帳等により身体障害者又は精神障害者であることを承知した年月(ただし、身体障害者又は精神障害者であることを承知した年月が明らかでないときは、手帳等の交付日)を、それぞれ起点とした勤続年数である。

(2)障害者雇用に当たっての課題・配慮事項
障害者を雇用する際の課題としては、身体障害者、知的障害者、精神障害者ともに、「会社内に適当な仕事があるか」が最も多くなっている。
また、雇用している障害者への配慮事項としては、身体障害者については、「配置転換等人事管理面についての配慮」が、知的障害者については、「工程の単純化等職務内容の配慮」が、精神障害者については、「通院・服薬管理等雇用管理上の配慮」が最も多くなっている。
(3)関係機関に期待する取組み
障害者を雇用する上で関係機関に期待する取組みとしては、身体障害者については、「障害者雇用支援設備・施設・機器の設置のための助成・援助」が最も多く、知的障害者及び精神障害者については、「具体的な労働条件、職務内容等について相談できる窓口の設置」が最も多くなっている。


2 個人調査
(1)身体障害者
ア 就職に際しての相談先
就職に際しての相談先については、「公共職業安定所」が33.6%と最も多く、次いで「自分で探した」が21.3%となっている。

イ 職場における改善等が必要な事項
仕事を続けていく上で、さらに改善・充実・整備が必要とされていることは、「能力に応じた評価、昇進・昇格」が28.0%で最も多く、次いで「調子の悪いときに休みを取りやすくする」(19.6%)、「コミュニケーションを容易にする手段や支援者の配置」(18.0%)となっている。

ウ 仕事に関する相談相手
仕事に関する相談相手については、「家族・親戚」(52.6%)、「職場の同僚・友人」(44.4%)、「職場の上司や人事担当者」(41.4%)が順に多くなっている。

エ 将来への不安
将来に対する不安について、「ある」と回答した者は70.0%(前回は70.4%)おり、不安に思っている事項としては、「老後の生活が維持できるか」(63.9%)、「仕事を続けられるかどうか」(60.7%)が多くなっている。

(2)知的障害者
ア 就職にあたっての相談相手
就職にあたっての相談相手については、「家族」「学校の先生」が27.0%で最も多く、次いで「障害者就業・生活支援センター」が10.9%となっている。

イ 職場での要望事項
現在の職場での要望事項については、「今の仕事をずっと続けたい」が52.3%と最も多く、次いで「職場で困ったときに相談できる人がほしい」が12.3%となっている。

ウ 職場で困った時の相談相手
職場で困ったときの相談相手については、「職場の上司」(44.3%)、「職場でいっしょに働いている人」(34.3%)が順に多くなっている。

エ 将来への不安
将来に対する不安について、「ある」と回答した者は47.0%(前回は53.3%)おり、その理由としては、「親がいなくなったら生活を助けてくれる人がいなくなる」(37.3%)、「いまの仕事をつづけていけるかどうかわからない」(23.0%)が多くなっている。

(3)精神障害者
ア 就職に際しての相談先
就職に際しての相談先については、「公共職業安定所」が50.0%と最も多く、次いで「障害者就業・生活支援センター」が24.1%となっている。

イ 職場における改善等が必要な事項
仕事を続けていく上で、さらに改善・充実・整備が必要とされていることは、「能力に応じた評価、昇進・昇格」が31.2%と最も多く、次いで「調子の悪いときに休みを取りやすくする」が23.1%と多くなっている。

ウ 仕事に関する相談相手
仕事に関する相談相手については、「家族・親戚」(40.4%)、「職場の上司や人事・健康管理担当者」(37.0%)、「医療機関(主治医)」(28.8%)が順に多くなっている。

エ 将来への不安
将来に対する不安について、「ある」と回答した者は81.9%(前回は83.3%)おり、不安に思っている事項としては「仕事を続けられるかどうか」(71.5%)、「老後の生活が維持できるか」(68.1%)が多くなっている。



調査の概要・調査結果の概要(別添)(PDF:1,065KB)
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by bunbun6610 | 2016-06-29 23:10 | 就労前の聴覚障害者問題A


http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/37245221.html


炎のジョブコーチ
『(就労支援)ポイントは
「人的資源」と見れるかの差』

〔2016/6/26(日) 午後 7:21〕


就労支援をしてきて、企業の障害者雇用の現場
でとても上手に職場づくりをする方がいます。
人事の知識がある方やものづくりに関わってきた
方が多いのですが、共通することは、障害のある
人を「人的資源」と見ていることだと思っています。

会社訪問をしていても、支援するどころか逆に
こちらがいろいろと教えられます。
付加価値の高い仕事をしていますから、モチベー
ションも高く、成長を目の当たりにします。
ただ、未だこのような職場は少数派かと思います。
雇用率のため、なんとかかんとか仕事を作って
形だけは・・・が多いように思います。
残念ながら、こちらのご担当者は、「人的資源」
という発想はお持ちでないように感じます。
法定雇用率が2パーセント、さらに平成30年で
アップすると、出来る企業と出来ない企業の差
はもっと広がるのではないでしょうか。

さて、翻って、福祉的就労を考えてみると、
就労であるにもかかわらず、障害のある人の
「働く」を人的資源と見ているような職員はほぼ
いないかもしれません。
工賃向上が盛り上がっていますが、共同受注
や優先発注、売れる商品など、非常に表面的な
感じがします。
おそらく、福祉の中では解決できるツールはない
ように思います。

障害のある人の「働くこと」を「人的資源」と見れる
ようになれば、きっと福祉的就労の現場も景色が
変わるでしょう。
これは、労働(者)への敬意の問題かもしれません。
企業就労・福祉就労、どちらにおいても重要な
ことかと思います。



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by bunbun6610 | 2016-06-29 22:37 | 就労後の聴覚障害者問題F



映画『Start Line(スタートライン)』




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松森果林UD劇場~聞こえない世界に移住して~
『「コミュニケーションが苦手」な全ての人に送る映画
『Start Line』』
〔2016-06-28〕




印象的なシーンがある。
道中、パンクした自転車を修理している
人がいても

「聞こえない私は力になれないから」

と素通りした彩子さんに、

「できないって自分で決めつけている」

とぴしゃり。
たとえ力になれなくても、聞こえなくても、
一人より一緒の方が安心できるんだ、と。
それでも

「私なんかいない方がいいと思ってしまう」

と自分を卑下する彼女に、
もう一度言う。

「そんなことを君が決めてはいけない。
相手に聞いてから決めて!」。

テツさんファンになった瞬間だ。
その後ケンカとなり、目をそらす彩子さんに
対し怒ったテツさんが倒した自転車の
カメラが二人の様子をとらえる。

「怒っていても話さないと解決しない。
あなたが目をそらしたらそこですべてが
切れてしまう。
あなたが自分で世界を切っている」。

そう、音声言語での会話は目をそらしても、
相手の話しは聞こえてくる。
しかし視覚言語である手話は目をそらした
時点で遮断される。

「コミュニケーションができないのは
聞こえないせいじゃない」

というテツさんの冷静な論旨が、
コミュニケーションの本質を浮かび上がらせる。




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私も、コミュニケーションが非常に苦手だ。
今村氏とは違ったタイプだと思うが。

で、私の場合はよくケンカする。
相手が誰であっても、上司であってもだ。
かなり損する性格をしている。
能力は高くても、コミュニケーションが
ダメだからと、いつも最低評価を
与えられてしまう。

仕方がない。
すぐに変えられるわけではないし。

社会人として、私の致命的な欠点だ。
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by bunbun6610 | 2016-06-28 21:10 | ろう者世界


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000122-mai-soci



<殺人>
息子絞殺の母逮捕
「目に障害、将来悲観」
 東大阪

毎日新聞 6月27日(月)23時44分配信


27日午後6時半ごろ、東大阪市吉松2の民家で、

「新聞が5日分くらいたまっている」

と近くに住む女性から交番に連絡があった。
大阪府警布施署員が駆け付けると、この家に
住む無職、山尾大輔さん(33)が1階和室の
布団でネクタイが首に巻かれた状態であおむけ
に倒れており、既に死亡していた。
2階にいた母親の無職、美保子容疑者(67)
が首を絞めたことを認めたため、
府警が殺人容疑で緊急逮捕した。

 布施署によると、美保子容疑者は長男大輔さん
と2人暮らし。

「息子は目が見えなくなる病気で、将来を悲観した」

などと供述しているという。
死後数日が経過しており、同署が詳しい経緯を
調べる。

 近所に住む女性は

「普通の親子で、まさかこんな事件が起きるなんて」

とショックを受けた様子で話した。

 現場は近鉄大阪線長瀬駅の南約500メートルの
住宅が建ち並ぶ地域。

【宮嶋梓帆、井川加菜美】




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こういうニュースを聞いて、なかには喜んでいる健常者
もいるのを知っている。

「障害者は社会の負担になるから、いなくなるほうがいい」

って言う連中。


ところで、『フリークス』っていう映画を知っているか?
面白いぞ。
そいつらにピッタリの映画だ。


『映画『フリークス』(1932年制作・公開)』
〔2014-11-06 18:30〕

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by bunbun6610 | 2016-06-28 20:00 | 障害者問題・差別

通知書

                       20■■年■月■日

■■センター
■■課 ■■■■係
■ 殿
                    株式会社■■■■■■
                        人事総務部長
               通知書

貴殿がインターネット上に公開しているブログ“蒼穹”
(http://bunbun6610.exblog.jp)
(以下「本ブログ」)において、当社に関連する記載が
存在しておりますが、その一部には、当社の名誉
・信用を傷つけるものがあり、また職場の秩序・環境
を害するものがあります。
つきましては下記の通り通知します。
なお、本通知受領後速やかに本通知の内容に従わ
ない場合、また再度同様の行為を行った場合には、
当社就業規則に基づいた対処をいたしますので、
この点はご承知おき下さい。

                記
1.通知事項
貴殿に対して、下記の事項の厳守を求めます。
(1)当社に対する名誉・信用毀損に当たる内容、
及び職場の秩序・環境を害する内容、その他不適切な
内容の記事を、新たに本ブログその他インターネット上
の掲示板、SNS等に書き込むことを禁止する。
(2)本ブログに掲載済みの別紙記載の書き込み、
その他当社に関連する不適切な書き込みを全て削除
すること。(※別紙のブログ抜粋の網掛け部分)
(3)今後、本ブログを含むインターネット以外の
いかなる手段、媒体においても、同様の行為を行わ
ないこと。

2.通知をする理由
本通知をする理由は、以下の通りです。
(1)本ブログで、当社社名が公開されているため、
掲載されている記事が当社に関する内容であることが
明らかになっている。
(2)本ブログの当社に関連する内容には、事実に
基づかない記事が含まれていることによって、
当社の名誉・信用が毀損されている。
(3)クライアント、その他の取引先の目に触れた場合、
当社ビジネスへの悪影響が懸念される。
(4)本ブログでは、貴殿の具体的な仕事内容も記載
されているため、当社社員及び当社に関連する
第三者が読めば、容易に部署までもが特定できる。
また更にはイニシャルで記載されている登場人物も
特定できる。
(5)前項のとおり個人が特定可能な状態の中で、
貴殿の主観に基づく個人に対する誹謗・中傷により、
職場の秩序・環境が著しく害されている。
                             以上

【参考】該当する就業規則(■■■社員)の条項

(服務規律)
第■条 社員は、次の各号を守り、職務を遂行しな
ければならない。
(■)常にみだしなみ、言葉遣い、動作に注意すること。
(■)会社及び上司の指示、命令、注意事項をよく守る
とともに、進んで事業所内の秩序、風紀の維持向上に
努めること。
・・・・・・
(■■)会社の秘密を漏らし、または不利益になる言動
をなすなど、会社の名誉信用を傷つける行為をしない
こと。
(■■)会社内または会社施設内で、許可なくまたは
指示に反して集会、演説、放送したり、文書、印刷物
の配布、提示、その他これに類する行為をしないこと。
(■■)その他、不都合と認められる行為をしないこと。

第■■条 会社は、社員が次の各項の一に該当する
ときは、即日解雇する。
 但し、情状により諭旨解雇とすることがある。
(■)出勤率が著しく低く、または勤務状態が著しく
不良で、改善の意志が認められないとき。
・・・・・・
(■)故意または重大な過失により、会社に重大な
損失を与えたとき。
(■)会社内での暴力、脅迫、傷害、侮辱その他の
手段により業務を妨害したとき。
(■)会社の名誉、信用を傷つけたり、不利益になる
ような行為、言動をしたとき。
(■)刑法に触れる行為、またはその他の法律違反
となる行為をなくした場合で、解雇が適当と認めら
れたとき。
(■■)会社の経営又は業務上の重大な秘密、情報
を社外または部外に漏洩したとき。
(■■)故意または重大な過失により、顧客の信用
情報、クレジットシステム等業務上の知識ならびに
会社の機密等を漏洩したとき。
(■■)会社の定めた服務規律、遵守事項の各号
または業務上の指示命令に違反したとき。
(■■)その他前各号に準ずる不都合な行為が
あったとき。

(守秘義務)
第■■条 社員は、業務上知り得た個人情報の
内容を第三者に知らせ、または不当な目的に
使用してはならない。
その業務に係る職を退いた後、また退職後も
同様とする。
また、業務上許容される場合を除き、個人情報が
ふくまれた書面・記録媒体等を複製あるいは社外
へ持ち出してはならない。
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by bunbun6610 | 2016-06-28 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1

http://www.excite.co.jp/News/bit/E1466593830318.html


佐村河内ドキュメンタリー映画「FAKE」
連日満員が意味すること


Excite Bit コネタ 2016年6月24日 18時01分

ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。前編記事に続き、映画『FAKE』について語り合います。ネタバレあり。


■「マスコミがひどい」と「佐村河内はひどい」は別々の問題

藤田 飯田さんの記事によると、杖を持っていたり、地面を這いずり回っているようなかつてのNHKなどでのことがなくなっているとのことですよね。しかし、ぼくはこうも考えるわけですよ。NHKのディレクターの演出に、過剰に乗って演技した可能性もあるんだろうな、と。

飯田 違います。NHKスペシャルは震災のあとに放映されていますが、そこで描かれる症状の多くは2007年に刊行された自伝にすでに書いてあります。「ディレクターに乗せられた」可能性はありません。逆です。「佐村河内に乗せられた」んです。無数の演技や設定づくりは、佐村河内の意志で行われています。

藤田 多分、佐村河内さんとメディアが共犯関係で虚像を作ってきた、そしてそれが世に受けたということを、森さんは撮りたいのだろうし、それが暴露後も続いていると言いたいのだと思うのですよ。ぼくは、飯田さんが言うほど、森さんは乗せられていないと思った。共犯関係的な磁場がどのように形成されていくのかそれ自体を撮ろうとしているというか……。もちろん、その磁場に入れば、自分も無事では済みませんよ(笑)

飯田 乗せられていなくても「結果的にNHKスペシャルのディレクター古賀淳也さんと同じことをやってる(同じことになってる)でしょ?」というのが僕の言いたいことで、乗っているかどうかという内面は問題にしていません。
「マスコミはひどい」という話と「佐村河内はひどい」という話は別々の論点です。森さんが前者の問題提起をしたいのはわかります。でもマスコミがひどいからといって後者を不問にすることはできない。マスコミ批判のために佐村河内の主張や振る舞いを鵜呑みにするわけにはいきません。森さんはそのふたつを曖昧に混同している。
 ただ、佐村河内も弟を交通事故で亡くしているし、奥さんと二人で長らく極貧生活をしていて「売れない芸術家」に対する世間の冷たさも経験していた。それは事実です。そういう経験から、被災者や障害者に対して寄り添いたい気持ちも本当にあったでしょう。でも、だとしたらウソついて作曲家ヅラして近づかなければよかったのに、って思う。

藤田 弱者性や有徴を利用するテクニックは、人心操作でよく行われることですが(同情心や罪悪感をかきたてて、利用する)それをやっている人に近いようには見えるし、それが批難される理由もわかるんです。「そんなくだらない物語=FAKEで感動させられるぼくらの脳みそもチッポケだな」って、ぼくは半分自虐も込めて思うわけですが。

飯田 ふつう、ひとは「このひとは自分を騙そうとしている」「ウソつきだ」なんて前提からは入らず、善意で接しますから「ウソに騙される方が悪い」「ウソで感動するほうもどうかと思う」という言い方にはまったく賛同できません。
 僕だって雑誌かなんかから「インタビューしてきて」って言われて騒動の前に佐村河内に会っていたら、たぶん疑わなかった、見抜けなかったと思う。
あるいは「ちょっとおかしいな」と思っても、取材自体、記事自体をぶち壊しにするメリットもないから、スルーしていたと思う。『FAKE』でも時折「気のいいオッサン」の顔を見せるじゃないですか。深刻なだけじゃなくて、人を楽しませる会話ができる。騒動の前はああいう気さくさがもっとあったんだろうなと考えると、いきなり「ウソついてますよね?」なんてますます突っ込めないですよ。佐村河内はそういうことを見越してウソをついたり、他人を利用しているからタチが悪いんです。

藤田 でも社会にはそういう振る舞いをする人たちがいっぱいいますからね。善意だから良い、同情して騙されたから無垢な被害者だ、というわけでもないのだと思うのですよ。そのような素朴な倫理観では通用しない社会になっちゃったと言うべきかな。同情や罪悪感を捏造で喚起して他人を操作するエージェントが「この世界にはいる」ということを前提として、知識としてもっと広範に広がって、対処法とか周知されるといいなと思います。これは一般論としてですが。
『A』『A2』には客が入らず、『FAKE』は連日満員ということが意味するもの

藤田 森さんについてですが、実は不満もあるんです。
『21世紀を生き延びるためのドキュメンタリー映画カタログ』に寄稿した文章にも書いたのですが、彼は、マスメディアが嘘であると暴く。そこまでは良い。ネット右翼と心性が重なっている気がしないでもないが、それは良い。
『ドキュメンタリーは嘘をつく』で、自身の作品も含めて、ドキュメンタリーも透明な現実を映していない、と言った。そこも良い。そうすると、しかし、何が本当かさっぱりわからなくなる。本当がなければ、全て嘘でもいいことになる。その問題の先をどうするかの答えは、本作にはなかった。

飯田 森さんは「ひとによって見えている真実は違う」ということを前提に生きるしかない、「見え方が全然違う」ということを理解していたらとひとはもっと寛容になれるはずだ、と思っているわけで、「何が本当か」問題を検証したいひとではないですよね。「ジャーナリストじゃない」って何回も言ってるし。

藤田 しかし、ちょっと話をずらしますが、そういう人間を、ぼくらの社会は、それなりの地位がある人たちでも「見抜けない」ということが一挙に問題化されてきましたね。佐村河内さん、小保方さんらは――真偽はぼくはまだ保留にしているのだけれど――そういう文脈で社会問題化された。これはどういうことなのでしょうか。そういう人が増えたのか。見抜く能力が上がったのか。問題化する社会的機運が高まっているのか。……連想するのは、やっぱり東日本大震災以降の、原発報道その他のことですよね。何が本当なのか、本当だったのか、騙されていたのか、それが揺さぶられていて、自信がなくなっているから騙されやすくなっているのかもしれないし、同時に騙す人に対する怒りや攻撃性も高まっているのかもしれない。
そう考えると、本作は『311』に続く、間接的な震災後映画なのかもしれません。

飯田 「見抜けるかどうか」「何が真実なのか。誰を信じるのか」ということよりもマスコミによるメディアスクラムとかネットでの炎上(集中攻撃)に対する批判をしたい映画では? と思いましたが、しかし、客の満員ぶりがその主題を裏切っていると思う。
『A』『A2』は「壊滅的に人が入らなかった」と森さんはよく言っています。今回は連日満員です。「オウムはみんな極悪な殺人集団だ!」というステレオタイプを否定したら人が全然入らなくて、佐村河内だと観に行くというのは、いったいどういうことなのか。明らかにオウムのほうが大きな社会的事件なのに。
 これはつまり、どちらにしても観る側に「叩きたい」気持ちがあって、それを期待しているから、そのハシゴを外される『A』『A2』は観に行かず、『FAKE』は観に行くということでしょう。

藤田 『FAKE』観たあとに、叩きたい気持ち、満足します? ……感動して、「作曲できるじゃないか!」「マスメディアがマスゴミだった!」「いい人だった!」ってなる人もいるんですよね?

飯田 客が入るかどうかということは「観に行くかどうか」の意思決定の話であって、観た「後」の評価の話ではない。

藤田 『A』のときは「叩きたい!」って動機で人が入らなかった?

飯田 森さんはそういうことを言っている。「オウムは善良なひとばっかりだ」なんて映画は観たくないと思ったから入らなかった、最初の5分だけでも観てもらえれば絶対おもしろいんだけど、そこまでたどりついてもらえなかった、って。
藤田 そうすると、飯田説だと「佐村河内はいい人そうだ」という宣伝をしていないから、本作は成功していると言えるのかな。公開してだいぶ立つユーロスペースで、土曜日の午後に行ったら、二つのスクリーンで上映しているのに満席でした。

飯田 だって予告編で「なんで作り話を?」とかって取材されてるカットが入っていたら、むくむくと湧くものがあるでしょう。反省して悩んでいるふうの表情もある。それはそれで「ああ、ちゃんと世間の批判を受け止めたのか」って溜飲が下がるからね。
 実態は全然そうじゃなくて「こうやって人を騙してきたのか!」ってびっくりする作品だったけども。別に僕は佐村河内や森達也を積極的に叩きたい気持ちはありません。でも、観たら「あれっ???」って思って笑っちゃうところがあちこちにあった。


■意外にも「食映画」でもある

藤田 ちなみに、ぼくが観た回で、映写が止まって、音だけになって、視覚を失って音に集中させる演出か!?って思ってたら、しばらくして明かりが点いて「映写機の故障です」ってアナウンスがあって、爆笑してザワザワしていた。この「故障」もフェイクの演出じゃないかと疑ってみんな喋ってた。面白い経験しましたよw

飯田 いろいろ言いましたが、まじめなだけじゃなくてふつうにおもしろおかしい場面もいっぱいあります。好奇心で観に行っても全然いいと思います。
「食映画」でもあってですね、『FAKE』を観た妻が豆乳を買ってきてハンバーグをつくったというわが家の深イイ話があります。

藤田 どうでもイイ話ですねw それはともかく、この映画は、自分で観て解釈しなくちゃ仕方がないので、この対談や飯田さんの記事も、参考としてご覧いただければな、と思います。




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by bunbun6610 | 2016-06-24 23:28 | 難聴・中途失聴

http://www.excite.co.jp/News/bit/E1466591018229.html



佐村河内守を追った
森達也の映画「FAKE」は
何が問題なのか

Excite Bit コネタ 2016年6月24日 18時00分


ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。今回は佐村河内守を追った映画『FAKE』を扱います。ネタバレあり。


■オウムを内部から撮った『A』同様、今回もマスコミ批判の映画だが…

藤田 ドキュメンタリー監督の森達也さんが、ゴーストライター騒動で一世を風靡した佐村河内守さんとその妻・香さんを対象に撮った作品が『FAKE』ですね。森さんは、かつて、オウム真理教を扱った『A』『A2』や、東日本大震災の直後に現地に行った『311』などの共同監督作品がありますね。
 森さんの作品の特徴として、マスメディアで話題になった人物の「別の顔」「裏側」を見せることで、ぼくたちの、マスメディアに構成されやすい認識を異化するという側面があるのですが…… 今回も、その意味では、『A』『A2』に連なる作品でしたし、何故遺体をマスメディアを映さないのかという問題提起を突然する『311』と共通の問題意識の作品でしたね。
 真相を知ろうとする『A3』や、とりあえず被災地に行ってみる『311』、とはアプローチが異なっていて、むしろ『A』『A2』に戻った感じがしました。むしろ『職業欄はエスパー』に近いかも……

飯田 僕はYahoo!個人にウンチクも感想もあらかた書いてしまったのでまずはそちらを読んでいただきたいのですが……。
 素朴に「佐村河内にもいいところがあった」とか「ウソばっかりじゃなかった」ふうの反応をしているひとがいっぱいいて、びっくりしたんですよ。
佐村河内関連の本や映像をフォローしてきた人間からすると、むしろ、やっぱりウソつきでデタラメばかりで「弱者のフリをし、批判できないようにして相手を抱き込む」という手法を相も変わらず使い続けていることがボロボロとこぼれ出ているドキュメンタリーなんです。その無防備さが相当おもしろい。
 森さんが本心では佐村河内についてどう思っているのかは知らないしあまり興味もありません。ただこれは「佐村河内守からは世界がこう見えている」という主観を撮った作品であり、そういうスタンスに共鳴するそぶりを見せないと撮れなかったことは間違いない。よくぞ潜入してくれたと思っています。
 ちなみに記事の反応で新垣隆さんの公式アカウントから「驚きました。(スタッフ)」というリプライがあったのと、佐村河内のペテンを暴いたジャーナリストの神山典士さんから感想メールをいただき、今度お会いすることになったのが、記事公開後のトピックとしてあります。公開後に森さんサイドと神山さんはFacebook上でバトっていますが、神山さんによると森さんおよびプロデューサーがウソをついているところもあって(『FAKE』で佐村河内に騙されていた義手のバイオリニスト・みっくんや被災地の女の子にコンタクトを取ろうとしたが出てもらえなかった、と言い張っているそうですが、神山さんはそのふたりとも新垣さんともずっと連絡を取っているから、そんなことはありえないと断言できる、とか)、「ウソつきを撮ったひとたちもウソつきだった?」みたいな悪夢的な様相を呈しています。

藤田 森さんは、佐村河内さんの磁場には完全に入っていないと思いますよ。『A』などでその批判を受けていましたが、今回は『A』『A2』よりも遥かに距離があるし、自己言及もしている。フジテレビのバラエティの人が、佐村河内さんを出演させるときに、明らかに笑いものにしようとしているのに、真面目な番組にするかのように言うでしょう。TV局もフェイクを演じている。あれと同じことを、森さんは確信犯的にやっていると思う。自分がしていたことは「信じているフリかもしれない」と佐村河内さんに最後に言っているし。
 新垣さんがTVに出ているときに、森さん、「佐村河内さんが出てたらスタンスが違ったと思いますよ」という趣旨のことを言っていますし、新垣氏にこの映画の出演依頼をして断られたことも作中で明らかにしていますから。「面白くしようとしているだけ」というバラエティへの言葉は、半分自己言及のようにぼくには聞こえます。
『FAKE』という作品自体が、フェイクに満ちた作品で、どっちとも解釈できるように作られていて、油断できない作品ですよね。


■「本当は曲が作れた!」……だから何なの?

藤田 最後に、一見作曲が可能であったかのように見えるように作られていますね。飯田さんのご指摘の通り、カメラが回っていない瞬間に捏造することはいくらでも可能なので、本当に作曲していたのかは不明ですが。しかし、シンセサイザーというテクノロジーのおかげで、楽譜読めなくても演奏能力が高くなくても「作曲」はできるだろう、と観ることも可能である、という解釈も可能ですよね。それを否定したらDTMとかダメになってしまう。あの安っぽい、クラシックの音をフェイクで模した壮麗な音は、象徴的だと思いました。
 ぼくは感動しましたよ、ラストに、佐村河内さんが演奏するところに! シンセサイザーってすごいなぁと。ああいう壮麗で崇高っぽい音が鳴ると脳が自動的に感動するなぁ、脳のそういうスイッチ押してくるなぁ、と、技術に感動していました。
 ラストの演奏が「本当に作曲しているのか」も怪しい、怪しいけど、あの音と構図で観ると、感動してしまう。そのインチキな仕組みそれ自体を投げ出していると思いますよ。観客にも見抜くこと、どっちなのかわからなくなることを期待しているというか。

飯田 たしかに、音楽つくるソフトの「ガレージバンド」とか使えば誰でもそれっぽい曲はつくれる時代です。打ち込んでいたとしても「あれがそんなにすごいことか? 驚くことか?」と思う。神山さんも新垣さんも「ゲーム音楽時代には佐村河内がシンセで断片的に打ち込みをつくって、それをもとに新垣さんが作・編曲していた」ことは否定していないですからね。
 しかも森さんは「佐村河内は作曲できるか?」問題の何が問題だったのか全然わかっていない。「作曲のプロセスに密着してすべてを収め、作曲したという決定的な証拠を撮る」ことができなかったのが佐村河内を取り上げたNHKスペシャルの問題点だったんです。対して「AERA」や2000年代半ばのフジテレビ報道局のように、佐村河内に密着取材したけれども、「あやしい」と判断して企画をとりやめたケースもあります。
おそらく、楽器を手元に置かない佐村河内が作曲したと言える瞬間、つまり「楽譜に記す」という行為を絶対に撮らせなかったからだと考えられています。「曲づくりを引き受ける」「曲づくりで悩んでいる」シーンと「できあがった楽譜やトラックを見せる」「できあがった曲を聴く」シーンをつないだって、「作曲した証拠」にはならない。つまり、森さんは今回、自らの手でテープを回しっぱなしでシンセの打ち込みの全プロセス……がむりなら主要なプロセスの多くにきっちり張り付いて記録しなければ、疑惑を否定したことにはならなかった。でも森さんはしばらく佐村河内宅に通うことをやめていて、曲ができあがったという報告を受けてからまた行っている。これじゃあ、やってることはNHKスペシャルのディレクターだった古賀さんの二の舞、いや、それよりひどいですよ。佐村河内がいくらでもなんでもできるような余地を与えているんだから。話にならない。
 そうは言いつつも、僕もラストの曲は嫌いじゃないです。「佐村河内は本当にこういうムダに壮大な曲がつくりたかったんだなあ。だからオーケストラ使ってド派手にやりたかったんだ」って改めてわかった。クラウス・シュルツとか喜多郎系ですよね。
 ただね、佐村河内は自伝『交響曲第一番』ではこう書いていたんですよ。

「楽譜に記譜することこそが作曲、という気持ちはつねに変わりませんでした」と(幻冬舎文庫版83p)。

『FAKE』で彼が一生懸命「新垣とは共作だ」と主張し、シンセで新曲を作ったところで、楽譜に書いてないわけだから、かつて自分で言っていた作曲の定義とは違います。
「それでなんで『曲を作った』ことになると思ってるの? なんで『すみません、作曲の定義を変えました』って素直に言えないの?」と哀しくなりますね。


■奥さんの謎の表情が意味するものとは……?

藤田 森監督が、最後に、奥さんを撮れてよかったと言ったじゃないですか。その前の演奏シーンでの、奥さんのカットが決め手なのかぁ、と思うような言い方だったのですが、演奏中の奥さんの表情や、手の中で光っているものなどについて、どう解釈されました? ぼくは、あそこが一番腑に落ちないのです。演奏している佐村河内さんから目を逸らし、応援しているようでもない、あの表情や仕草が、何を示唆しているのか(示唆していると森監督は考えたのか)が読めないんです。「インチキがバレないかハラハラしてる」って感じですか?

飯田 それもあるかもしれないけど、別にまたバレても世間に対して失うものはそんなにないから……何かあるとしたら夫に対してでしょう。
「佐村河内にマインドコントロールされてる」と奥さんの母親は言っているそうです。そうなのだとしたら、何かされることを考えてビビっていたのかもしれない。ふたりだけでいるときにどんな関係なのかは、本当のところよくわかりません。
 親との縁を事実上切って佐村河内を選んだわけだから、サマナ(出家したオウム信者)みたいなものですね。そう思うと『A』『A2』からつながっている。

藤田 ぼくは医者でもなんでもないので、これは診断ではなく、あくまで印象ですが、いわゆる共依存関係に近い何かなのかもしれませんね。
その場合、どっちが主体として「マインドコントロールしている」のか、よくわからない。共依存って、サポート「する」側が、人助けをしている自分=価値のある自分を維持するために、相手をいつまでも弱者にしておこうとする傾向があったりします。

飯田 奥さんは18歳のときから佐村河内と30年以上つきあっているんだから、何も知らないわけないことだけは確実です。それは複雑な表情、複雑な気持ちになるということじゃないですか?
 新垣さんだって、佐村河内から最初のオファーを受けたのは弱冠25歳のときで、そのあと18年パートナーだったんです。長い物語なんですよ、この騒動は。

藤田 こんな表現がよければですけど、奥さんは「虚無」みたいな顔でしたよ……
 旦那さんが、疑惑を晴らすための曲を、作曲に復帰して作り終えたら、もうちょっと感動して音楽に聴き入りそうな感じがしたり、ハラハラして応援したり笑ったり泣いたりしそうなんですが…… あの虚無は、何の意味にも回収できなさそうなしこりとして、ぼくの中に残っています。


■何が問題なのかわかってない人が多いので整理しておくよ

藤田 佐村河内さんが……こういう言い方を勝手にすると、医者でもないのに診断して! と怒られたり訴えられたりするリスクがあると思うのですが、ぼくの印象では、パーソナリティ障害のクラスターBの人たちに近い印象を得ました。その人たちの特徴は、感情表現が過剰だったり、演技力があったりね、人はあの磁場の中で虚実がわからなくなっていくんだな……っていうのを、観客も体感させられると思います。

飯田 自己愛性パーソナリティ障害とか演技性パーソナリティ障害でしょうね。自分を大きく見せるために息を吸って吐くように虚言が出てしまう。
 そのナルシスティックで誇大妄想的なところが例の「指示書」や、全ろうで精神疾患で左腕は腱鞘炎が悪化して使い物にならないとか、10歳で母親から「もうピアノについて教えることは何もない」と言われる神童だったとか、「村上水軍の末裔だと思う」だとか、ゴテゴテに盛られまくった設定(100あったら99はウソ)を生んだ。それは一歩引いてみるぶんにはおもしろいし、悲哀を感じるところでもある。
 ただ、障害者や被災者に近づいていって何人も利用したところはひどい。たんにゴーストライターを使っているだけならそこまで問題じゃなかったんだけど……。

藤田 「障害者や被災者に近づいていって何人も利用したところ」みたいな嘘の部分は、ぼくには判断ができませんでした。やっぱり、ひどいんですか?

飯田 佐村河内が近寄っていったので有名なところでは義手のヴァイオリニストのみっくん、それからNHKスペシャルに出ていた、母親を津波で亡くした女の子がいます。よくウソがつけるな、って思います。
 ほかにも障害者施設にいっぱい行っていて、つねに自分の音楽、売り出し方に利用できそうなひとを探していたんですよ。詳しくは神山典士さんの『ペテン師と天才』に書いてあります。ちょっと施設を訪れただけなのにマスコミに対しては「すごく面倒をみている」みたいな見せ方をしたりね。

藤田 映画の中で、耳が聞こえない方が擁護されていたのはどう見ます? 感音性難聴(部分的には聞こえたりする)であるという診断書が何度も出てきますよね。

飯田 そもそも2002年に「全ろうだ」(聴力ゼロです)という診断書をもらい、障害者手帳を発行してもらっていたことが佐村河内の問題なんです。本人の主張では「その後、聴力が多少は回復した」そうですが、現代医学ではそんなことには説明がつかず(ありえないことであり)、高い確率で「全ろう」については詐病であったことがわかっています。
 佐村河内のせいで数多くの聴覚障害者が「こいつもお金がほしくて詐病してるんじゃないの? 簡単にごまかせるんでしょ?」と思われてしまった。それがまずいのです。
 なのに『FAKE』では「2014年に診断してもらって、障害者手帳は発行されるレベルではないが、難聴であることは事実です」「難聴のひとは誤解されやすい」という話に巧妙にすり替えが行われている。それに乗せられちゃってるなあ……と。
 しかも聴覚障害者の方と面会するシーンで、佐村河内は日光を浴びまくってるしサングラスもかけていない。でもウソがばれる前の彼は、日の光を浴びると耳鳴りがひどくてあまりにも辛いから外出は控えているし、部屋の中も真っ暗にしている、特殊なサングラスをかけている、と言っていたわけです。
「ウソをついていない」ことをアピールしたいシーンのはずなのに、「ウソをついていた」「話を逸らしている」ことが露呈してしまっていて「おいおい!」って思うシーンなんですよ、あれは。
 それで聴覚障害者の方に擁護をしてもらう。やっぱり利用しているように僕には見える。




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これは、昔から続いている、
世間の人たちの考え方と同じだと思う。
つまり

「先に悪いことをしたのはオマエだ。
そのオマエが今さら何を言っても、
我々も世間も、聞く耳は持たない」

ということだろう。
一度でも大きな犯罪を犯した者には、
立ち直る機会も与えないという、
冷酷な目線が感じられる。

ある本を思い出した。


『凶悪犯罪者こそ更生します』
(岡本茂樹/著者 株式会社新潮社/発行所)


本当の難聴者であっても、配慮は一切しない。
人権を剥奪するという“やり過ぎ報復”でも
まかり通ると思っている。
こんな世間、社会の恐ろしさ。

こんな側面を持つた社会で、障害者は本当に
生きたいのか。
いやそれは、誰も選べない。
人間は、社会にいないと生きられないだろうから。
選択の余地などないのだ。

このジャーナリストたちも、
ただいたずらに“人間不信”を増長するだけの、
恐ろしい人たちだと、私は感じる。

こんな話に付き合っていても、
誰も問題点の解決にはならない、ということだ。

映画の問題点の指摘はよくできているが

「レベルの低い対談だったな」

と思った。
手帳のない難聴者のことをわかっていない、
と思う。
それこそが問題点ではないだろうか。
だから、この討論は、“内容が薄い”のだ。
映画を観て、感じたか、感じなかったかの
違いが、健聴者と難聴者との間に、
きっとあるはずなのだ。






【追記】

音楽家 新垣隆オフィシャルサイト
『映画「FAKE」に関する新垣隆所属事務所の見解』
〔2016年7月8日〕



BLOGOS
『「残酷なるかな、森達也」- 神山典士(ノンフィクション作家)』
〔2016年06月06日 09:52〕

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by bunbun6610 | 2016-06-24 23:27 | 難聴・中途失聴

ゴーストライター・聴覚障害者偽装疑惑騒動
以降、沈黙を続けている佐村河内氏を撮った
ドキュメンタリー映画が、話題になっているそうだ。


『佐村河内氏ドキュメンタリー映画6・4公開決定』
〔2016-03-09 21:46〕

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by bunbun6610 | 2016-06-24 20:53 | 難聴・中途失聴

人事部の要請


20■■年■月■日

人事部に呼ばれて、Y部長、M課長と話をしました。

(1)私がインターネット上に掲載した、
ブログの不適切文言の削除を求める通知書

(2)朝のメールについて(聴覚障害の理解の
ための資料はどうか?)

【(1)について】
労働組合は20■■年■■月■■日に、私に

「同じ文書を渡す」

と言っていましたが、
実際は会社に渡した資料の方が、
だいぶ分厚かったようだ。

その資料はおそらく会社が作ったのではなく、
労働組合が調べて作り、
会社に渡して

「社員に指導して正せ」

と命じたのだと思われます。

なぜなら、削除要請記事には組合の要請も
一緒に含まれていたからです。
これは、組合と会社の協働作業だということを
意味しています。

このことからも、おそらく、■社は
親会社の労働組合の実質的管理下に
おかれていると見て、間違いないだろう。

労働組合や親会社が、■社の会社経営に
干渉し、影響力を持っていることは明らかだ。

親会社は■社の株主なのだから、
それは当然だろう。


私は

「『就労後の問題(■社)』の記事全てを、
明日からの休日中にすべて削除します」

と、ハッキリと伝えました。
それでも、会社や組合が

「事実と相違している」

と主張したのはなぜか、
その理由がわかりませんでした。
会社は説明しなかった。
いや、自分で私に手渡した資料の意味を
よくわかっていないのだから

「説明できない」

と言った方がいいだろう。

「筆談コミュニケーションが通じて
いなかったからではないか?」

と質問したら

「そのことは後で」

と言われました。

自分はこの答えに納得できませんが、
この状況は、まず言われた通りにしないと
すぐクビだとわかるので、今は、
削除の用件を先にすることにしました。

【(2)について】
当日朝の新聞記事(読売新聞)なら、
目に見えない音の障害、すなわち聴覚障害を、
目に見える方法で、わかりやすく説明できる
と考え、資料提供したつもりだったが、
人事には意図がわからず、私に聞いてきた
ものです。
なので、説明しました。

内容は、当ブログ

『ディスレクシアと感音性難聴障害の共通点』
〔2012-01-09 21:21〕

の話です。
私は

「この記事をコピーして、聴覚障害者がいる
職場内に回覧してほしい」

と意見を伝えましたが、
残念ながら何もしてくれませんでした。
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by bunbun6610 | 2016-06-24 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1

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障害者枠求人票(パートタイム)

受付年月日; 平成28年6月15日
(障害者差別解消法の施行後)

紹介期限; 平成28年8月31日

求人番号; 13010-70674961


〔1.求人事業所名〕

事業所名; 株式会社パソナフォスター

所在地; 〒100-8228
東京都千代田区大手町2-6-4

ホームページ;
http://www.pasonafoster.co.jp/

就業場所; 転勤の可能性なし
東京都港区芝浦4-6-8
田町ファーストビル2階
港区芝浦橋保健室

都営浅草線 三田駅13分
京浜急行線 泉岳寺駅8分


〔2.仕事の内容等〕

職種; (障)保育園での用務業務 請負

仕事の内容;
〈業務内容〉
園内清掃(保育室・トイレ等)
園庭清掃
施設の環境整備

定員; 223名

雇用形態; パート労働者
契約社員

雇用期間; 雇用期間の定めあり
3ヶ月
契約更新の可能性あり(条件あり)

学歴; 不問

必要な経験等; 不問

必要な免許・資格; 不問

年齢; 不問


〔3.労働条件等〕

賃金(税込); 910~1050円

賃金形態; 時間給

通勤手当; 実費(上限あり) 毎月30000円まで

昇給; なし

賞与; なし

加入保険等; 雇用 労災 健康 厚生

退職金制度; なし

就業時間; 
(1)9:00~18:00

就業時間に関する特記事項;
*就業時間、労働日数は応相談。

時間外; なし

休憩時間; 60分

休日等; 土日祝  週休二日制 毎週

休日 その他の場合; 

求人条件特記事項;
*有給休暇法定通り。

《就業場所における現在の施設等の状況》
・エレベーター; 有
・出入口段差; スロープ有
・トイレ; 身体用有
・車椅子移動; スペース有
・階段手すり; 有
電話対応; 無

※ 必要な合理的配慮についてはお申し出ください。



〈会社の情報〉
従業員数
企業全体; 650人
就業場所; 40人
(うち女性 37人)
(うちパート 0人)


創業; 平成3年

資本金; 3000万円

事業内容;
1.認可・認証保育施設運営
2.事業所内保育施設委託運営
3.地域子育て支援(放課後・児童館委託運営)
4.人材派遣(保育士派遣)
5.有料職業紹介
6.ベビーシッター事業
7.施設運営コンサルティング事業

労働組合; なし

会社の特徴;
パソナグループのグループ会社で、
子育て支援事業を行っております。
未来ある子どもたちを応援します。
派13-010824 13-ユ-305242



定年制; なし   勤務延長; なし
再雇用; なし

利用可能託児施設; あり

育児取得実績; あり

介護休業取得実績; なし

看護休暇取得実績; あり

週所定労働日数; 週4日~5日程度

就業規則; あり


〔5.選考等〕

採用人数; 通勤1人

選考方法; 面接 書類選考 筆記試験
(筆記は適性検査)

応募書類; ①ハローワーク紹介状
②履歴書(写真貼付) ③職務経歴書
備考欄参照  選考後は返却

日時; 随時

選考結果; 15日後

結果の通知方法; 郵送、電話

試用期間; なし


〔備考〕
応募書類は全てパソコン作成で可。

*障害の種別、等級を応募書類に記入するか
または、障害者手帳の写し(障害がわかる部分
のみで可)を同封して下さい。

*勤務の時間に関しては、週20時間以上で応相談。

*応募の際は必ずハローワークの紹介状が必要です。

担当者; 管理部
西村




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ハローワーク専門援助第二部門調べ
応募者総数; 0人
紹介・選考中; 0人
採用者数; 0人



ここは広い保育室だ。
それでも一人で担当するのかもしれない、
と思った。
仕事は大変だと思うがその代わり、
コミュニケーション障害は起きないだろう、
と思った。
電話応対も無さそうだから、
面接まで進める可能性はあると思っていた。

ハローワークを通して

「聴覚障害者ですが、応募できますか?」

と聞いてみた。
すると、

「音声での指示を受けてもらわなくては
ならないので、難しい」

という回答。

筆談も無理だと言うのか。
聴覚障害者は、最初から相手にされていない
とわかり、とても悔しかった。

今まで働いた企業で、採用後に後悔させた
ことなど一度もなかったが、
それでもこの会社には門前払いされた。
ここだけではない。

今までどこも、

「ろう者は要らない」

と言う企業ばかりだった。
合理的配慮は一体、どうなったのだろうか?
『障害者差別解消法』施行後も、
企業の差別的状況は全然変わっていないでは
ないか。

調べてみると、パソナグループ企業は過去にも、
同様の回答になっていた。

『障害者雇用 ― 株式会社パソナハートフル』
〔2016-05-17 23:10〕

どうやらパソナグループは、聴覚障害者差別企業
のようだ。

聴覚障害者がもうこれ以上損をしないためにも、
覚えておこう。
今後も、こういう企業は見つけ次第、
当ブログにどんどんリストアップしていく。
勿論、良い企業があったら、それも紹介していく。
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by bunbun6610 | 2016-06-22 22:46 | 就職活動・離職