蒼穹 -そうきゅう- bunbun6610.exblog.jp

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

<   2016年 05月 ( 25 )   > この月の画像一覧

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/37175166.html


炎のジョブコーチ
『ダイバーシティーの意味を実感する』
〔2016/5/8(日) 午後 6:37〕

先日、ある企業の経営者とお話する機会が
ありとてもよいお話をいただきました。
就労支援や障害者雇用ではないお話で、
創業し40年間ほど、山あり谷ありの会社経営
でようやく150人の従業員を抱える企業になり、
後継者へのバトンタッチも順調とのことでした。

苦労ばかりの経営でしたが、社会に貢献できて
とても満足している・・・と、しみじみと話されて
いましたが、中でもとても心に残った言葉が
あります。

これまでやってこれた経営の秘訣のようなものは?
とうかがったら、その経営者の方曰く、

「誰も辞めさせなかったこと」

とのこと。
中には、仕事をしない社員、文句を言う社員、
性格的に合わない社員、こんちくしょうと思った
社員もいたそうですが、しかし一人も辞めさせた
社員はいないこと、そしてこの年になってそれが
よかったとわかった、と話してくれました。

経営者なら、自分の意見に賛同する人で構成
したい…心を一つにして成果を上げたいと思う
ところですが、どうもそうではないようです。
もしかして、経営って、もっとシンプルなのかも・・・。

40年以上の経営の経験からの言葉、
とても重みがありました。

ダイバーシティー(多様性)が流行語のように
なっていますが、どれも地についていない感じで
したが、お話をうかがって、ああそういうことか…
と感じ入りました。

大手の企業はとても立派な『社会貢献報告書』の
ような冊子をつくってダイバーシティーを掲げて
いますが、末端の職場ではとても働き辛い環境
になっているように思います。

これからの働き方、経営のあり方、そして障害者
雇用は・・・いろいろ考えさせられました。




========================

[PR]
by bunbun6610 | 2016-05-09 21:00 | 就労後の聴覚障害者問題B
T・I・E ~自閉症児を育てる母の前向きブログ~
『知的障害児の難関・聴力検査』
〔2012-05-05 07:51:28〕




これは、標準純音聴力検査と呼ばれている、
聴覚検査の最初に行う検査だ。

知的障害児でなくとも、難聴児も耳からの
情報しか得られない幼児期にもかかわらず、
耳が不完全なためにその情報がさらに
少なくなる、という不利がある。
それで、この検査を受ける意味が子どもには
わからず、精度の低い検査結果になって
しまうことはありえると思う。


子どもの頃、こんな経験がある。
ヘッドフォンをして、幾ら時間が経っても、
何もわからなかった。
(聴こえなかった)
そのうちに皆が、保健の先生も私の顔を
覗き込んで

「どう? まだなの? 聴こえたの?」

と言いたげに見つめてきた。
それが堪らなくなって恥ずかしくて、

「このボタンを早く押さないといけないのかな?
何か聴こえないと悪いのかな?」

と思い、物凄く不安になってきてしまったので、
もう聴こえなくても押してしまった。
それがいけなかった。
でも、それが自分にとって重要な検査だとは、
全く知らなかった。
皆が聴こえて当たり前の環境で、
自分だけ「聴こえない」と証明されるのも、
物凄く恥ずかしかったからだろう。
そんな経験を、難聴児の頃はしていた。
人生で初めて、意識的に難聴障害を隠した
経験だったかもしれない。


もう一つ、大人になってから、難聴者の体験を、
講演会で聞いたことがある。
聞き取れなくて、何度も聞き返すと、
相手は次第に怒った表情に変わってくるという。
それが怖くて、聞き取れなくても「はい」と言って
しまう。
「うなづき障害」と呼ばれている、難聴者特有の
癖だ。

子どもの頃はこれと同じことを、
聴力検査でも出してしまっていたのだろう。


大人になっても、この検査を疑問に思ったこと
があった。
それは、普段は嫌いになった補聴器も外していて、
音というものをあまり聞かない生活をしていると、
久しぶりに補聴器とは違う機器で音を聞いたとしても、
慣れていないせいなのか、
あるいは耳鳴りなのか、
それともさっき聴いた音の残聴なのか、
よくわからなかったりする。
すると、回答(つまり、押すタイミング)もどうして
いいかわからず、曖昧になってしまったりする。
これでは検査の精度が落ちてしまうだろう。

また、検査師がミスばかりしていても、
同じように聴こえているのかいないのか、
わからなくなったりするのではないか。
聴覚の錯覚が起こると、脳が混乱するためだろう。
そんなことは本当にありえるかどうか、
わからないが、人間だからあり得そうな気もする。
検査師の腕にも、微妙な差はあるだろう。


「少しでも聴こえたら押して」

と言われると、聴こえたような気がしただけで、
積極的にどんどん押していたこともあったような
気がする。
その時は当然、

「ハッキリと聴こえたら押して」

と言われた場合より、押すのが早かったのだろう。
当たり前なのだが、検査師の説明の仕方で
被験者の押すタイミングが変わるのは当たり前
なので、その結果、採取するデータが変わって
しまったのではないかと、今になってみると思える。

こんな曖昧になってしまうことがよくある検査って、
聴覚障害を調べる検査として、
本当に重要なデータなのだろうか?

そんな疑問がある。
[PR]
by bunbun6610 | 2016-05-09 20:30 | 聴覚障害



最近の当ブログ・ランキング上位に
入るようになった記事に、
下のものがある。


『“軍艦島上陸ツアー”での聴覚障害者拒否事件』
〔2015-05-09 18:30〕



ツアー企画会社のうち、障害者差別と
思われる企業があった。
やまさ海運株式会社である。

当時は上陸条件に、下の文言があった為、
それが障害者側から

「障害者差別になるのではないか」

と問題視されていた。


「13 歳未満の者、未就学児童、乳幼児及び
身体障害者、車椅子等一人で歩行が困難な方は、
当分の間上陸できません。
(但し、小学生の場合は承諾書の署名と保護者が
必ず同行し管理監督を行うことを条件として許可します。
上陸を出来ず船内に待機する場合は、
付添い人が必要です。)」





ところが、現在のやまさ海運株式会社の
ホームページを覗いてみると、
その条件がなくなっていた。

変更後のホームページは


『軍艦島上陸周遊クルーズ : 一般客用 提出書類』


『誓約書』


『承諾書』



『軍艦島上陸についての注意事項』





この変更は、最近のことのようだ。
変更点は、障害者の上陸禁止を外す代わりに、
注意事項を徹底させたことだろう。
健常者も障害者も同条件を守ってもらう、
というものだ。
その上で障害者の中には、
「保護者又は介助者の同行」
を条件とする項目もある(『誓約書』6)。

このような変更は、おそらく今年4月に施行された
『障害者差別解消法』に配慮してのことだろう。

第一には世界遺産に登録となったため、
その名誉に恥じないようにするためだった
かもしれないが。


http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/05/world-heritage-gunkanjima_n_7730182.html

『軍艦島など、世界遺産に決定
「明治日本の産業革命遺産」
めぐる日韓対立が終結』
〔投稿日: 2015年07月05日 23時39分 JST
更新: 2015年07月06日 00時27分 JST〕



これで本当に障害者差別が解消したかどうかは、
この会社のツアーを実際に利用した障害者の
声を聞いてみないことには、まだわからないが。
[PR]
by bunbun6610 | 2016-05-09 20:00 | バリア&バリアフリー

ろう重複障害児の現状

地下鉄に乗っていた。
ろう重複障害児と、その母親がいた。
児童は男児で、たどたどしい手話を使っていた。
母親は読書に夢中になっていた。
子どものことには全く構おうとしない。
子どもは読書中の母に何度も話しかけたが、
手話と口話の両方を併用していたらしい。
かなりあいまいだが、独り言、不満を発しているようだ。
それが、理解できる言葉だったのかどうかはわからない。
もし、母親にも理解できない言葉だったとしたら、
相手にしても仕方がなかったのだろう。

しかし、この時期に話し相手がいないと、
言葉の学習が遅れ、様々な副次障害が起こり、
将来必ず困ることになる。

それをこの母親は、わかっていないのかもしれない。
その親子は、W駅で降りた。
知的障害者がよく降車している駅だ。
すると、知的障害もあり、その施設に通っている、
ということだろうか。
[PR]
by bunbun6610 | 2016-05-07 23:20 | 聴覚障害



http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160501/Mainichi_20160502k0000m040062000c.html



<水俣病>
46歳、認められぬ苦難
 …公式確認60年


毎日新聞社 2016年5月1日 21時11分
(2016年5月1日 23時06分 更新)


「公害の原点」とされる水俣病は1日、
公式確認から60年を迎えた。
患者認定や被害補償を求める訴訟が続き、
60年を迎えても解決の道筋は見えない。


 ◇特措法の救済、生年で線引き

一定の感覚障害がある未認定患者に
一時金などが給付される水俣病被害者
救済特別措置法(特措法)は、対象を原則
「1969年11月末生まれ」までとしている。
しかし、その後に生まれた40代の人々が
被害を訴えている。

 チッソ水俣工場は水俣病原因物質の
メチル水銀を生み出したアセトアルデヒド
製造を68年5月に終了した。
国、熊本県はこれをもって

「69年以降、水俣病が発生するレベルの
水銀汚染はない」

との立場を取っている。
特措法は妊娠期間を考慮し対象を69年
11月末までの出生としている。

 熊本県南部に住み、医療福祉関係の
仕事をしている女性(46)の誕生日は、
その十数日後。
親族が認定患者であるにもかかわらず、
救済の枠の外に置かれたままだ。

 女性の家は、水俣工場の排水が流れ
込んだ不知火(しらぬい)海でイワシ漁を
していた網元。
母(71)は

「魚をすりつぶして離乳食にしていたし、
網子さんたちも抱っこしては魚を食べさ
せていた」

と振り返る。

 女性は小さい頃から

「どうしてここで?」

という場所でよく転んだ。
手足に傷ができても気づかなかったり、
就職後も知らないうちにボールペンを
落としたり。
頭痛やこむらがえりもひどくなった。

 祖父は死亡後に親族が認定申請して
水俣病と認められていた。

女性と同様の症状に悩んでいた母も
2005年、水俣病不知火患者会が国など
を相手に起こした未認定患者の損害賠償
請求訴訟に参加。
和解で救済を受けた。

 女性は

「自分は水俣病とは関係ない」

と思っていた。
しかし、母の勧めで検診を受けると症状を
指摘された。
熊本県に特措法の適用を求め申請したが
「対象外」の判定だった。

 出生時期や、提出したへその緒の水銀値
が比較的低かったことなどが理由とみられる。
だが、納得のいく説明はなく賠償請求訴訟に
加わった。

「出生年の線引きはおかしい。
確かに症状があるのに。
認めてほしい」


【笠井光俊】




======================




感音性難聴者と全く同じ対応の仕方だ。

どこかで線引きしなければ、
「どこまで?」となってしまう問題だからだろうが、
症状があると認められる人にまで、
年月日だけで完全に線引きしてしまうのは疑問だ。
[PR]
by bunbun6610 | 2016-05-01 23:42 | 障害者問題・差別