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『ローパフォーマーの開発』

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/37072863.html

炎のジョブコーチ
『ローパフォーマーの開発』
〔2016/2/27(土) 午後 2:28〕


先日、さる労働関係の記事で、社内のローパフォーマー
の問題が取り上げられていました。
ローパフォーマーとは、様々な理由で仕事でなかなか
結果を出せない人、又は課題がある人を指していますが。

中でもメンタル問題の多数の人がいると思います。

ハイパフォーマーをいかに伸ばすかは、どこの会社でも
重要なテーマで各社取り組んでいるのではないでしょうか。
記事では、最近ではローパフォーマーに注目されてきて
おり、組織の中で、

「何故、ローパフォーマーなのか」

「どうすれば、能力を発揮できるのか」

が人事の戦略として重要になっているとのことでした。

ローパフォーマーであることは、その人のキャリアが充実
していないことでもあり、それには、本人の課題と組織の
課題があります。

例えばキャリアカウンセリングや環境設定によりローパ
フォーマーを開発することができます。
この記事を読んで、一般に集団には出来る人から
出来ない人までが正規分布していますが、
障害者雇用を別建てで考えるのでなく、ローパフォーマー
をどう開発するかの組織の課題上のこととしてとらえる
と理解しやすいと思います。

実際に、ローパフォーマーへの働きかけ(個人のキャリア
カウンセリングと環境設定)はジョブコーチ支援にも通じる
ところがあります。
障害者雇用と組織開発との関連性を意識すると、
「なるほど」と気づきがありました。
障害のある方のハイパフォーマーもいるので、将来は
ボータレス化するのかもしれません。

ただ、ローパフォーマーがいてもいい組織、という感性も
個人的には大事にしたいですが。



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『ローパフォーマーの開発』と聞いて、
何かを思い出さないだろうか?

そう! 安倍政権が提唱した

「一億総活躍社会」

の実現だ。
これには当然、まだまだ生産性が低いとされて
きた障害者なども含まれるはず。
ハッキリ言って、障害者の個性を活かせていない
ように、思う。
障害者のほうが、健常者よりも個性が強いのだから、
それに合わせた能力発揮の機会を与えなければ、
勿体ないのではないだろうか。
こうした考え方は、健常者からはよく「特別扱い」と
勘違いされてしまうのだが、
「活かす」か「殺す」かの違いは非常に大きい。
「特別扱い」ではなく、一人一人を「最大活用する」
という考え方だ。

どんな人でも、みんなが活躍すれば国を変えるほど
の大きな力になるはずで、それが『障害者の経済学』
でも言われていた。
これが、国を経済危機から救う、と。
そうした原理は、冷静に考えれば誰にでもわかる
はずだ。

だが、今までの健常者にはまだまだ理解がないし、
どうしたらいいか、わからない。


最近、こんな記事があったのも、覚えているだろうか?


『<働かない働きアリ>
集団存続に必要
 働きアリだけは滅びる』
〔2016-02-16 23:02〕



勘違いしないでいただきたいのは、障害者のことを
「働かないアリ」と同一視しているわけではない、
ということ。
それよりも、ローパフォーマーのほうが合うと思う。

真社会性生物と言われるアリも、中には一生の間、
ほとんど働かない者もいる、という。
しかしそれでも、何世代にもわたる長期の中で
見てみれば、彼らが役に立つ時もあるらしい。
人間社会では、そうはいかないように思えるが…。

しかし、どんな障害者の中にも、色々な“個性ある”
影響力を及ぼす人はいると思う。
働かないアリたちと同じように、ローパフォーマーにも、
実は社会存続に欠かせない、重要な役割を果たして
いることもあるはずなのだが、それが全く気づかれて
いない、ということは充分有り得る、と思う。


>「ただ、ローパフォーマーがいてもいい組織、
という感性も個人的には大事にしたいですが。」

とは、そういう意味で捉えることもできるのでは
ないだろうか?


そういえば、以前にこんな記事もあった。


『一定の割合で発生する身体障害や
奇形は人類の進化に重要な役割を
果たしていた可能性(英研究)』
〔2015-07-04 23:10〕





【追記】(2016年3月2日)

企業がなぜ、ローパフォーマーには目を向けようと
しないのかは

「費用対効果の面で合わない」

と考えているからではないか。
だから企業は、ハイパフォーマーを優遇するなど
したい、と考えたがる。
つまり、ハイパフォーマーへもっと投資して、
業績を上げたい。
反対に、ローパフォーマーには追い出し部屋へ
行かせて、うまくクビを切ることだけを考えるように
なるのではないか。
つまり、リストラ推進策だ。





〔関連記事〕


『『エグすぎる“リストラ追い出し工作”実例集』』
〔2013-05-03 22:47〕




『日本IBM「社外秘リストラマニュアル」の全貌』
〔2015-12-24 20:29〕



『ソニー「中高年リストラ」の現場「キャリアデザイン室」』
〔2015-12-24 22:40〕





このような考え方は一見して合理的経営判断かも
しれない。
だが、職場からは多様性を失う結果を招いてしまう。
斬新なアイデアが生まれなくなっていったり、
誰もやらなくなっていったり、アイデア力や、
とにかくいろいろな力が会社の中で、
いつのまにか枯渇してしまう可能性もある。

確か、昭和時代に生まれた商品アイデアで、
味の素の容器開発がある。
「一振りで料理が美味しくなる」というやつだ。
アレはまさか、優秀な人が開発した、というワケ
ではあるまい。
発明者の名前なんて知らないから、おそらく発表
すらされていないだろう。
だから、ごく普通のサラリーマンが会社に提案した
のだろうが、それはもともと、その奥さんが言い
出したアイデアかもしれないのだ。
どんな人も活かす、ということは、そういうことなの
ではないか?
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by bunbun6610 | 2016-02-29 23:28 | 就労後の聴覚障害者問題B

職場の問題事例をコンプライアンス部に告発(3)


『職場の問題事例をコンプライアンス部に告発(3)』

 ―職場でのコミュニケーション・ミスの実例を示し、
真面目な改善を要望―


20■■年■月■日

「このようなコミュニケーションのミスマッチを
放置していると、業務上のミスも増えてしまい
ますよ」

ということを、会社にも暗に知らせました。


☆20□□年△△月××日(◎)
午前中に、またMさんとコミュニケーションで
問題が起こった。

■カードの北○信金のことなのだが、
表紙・口座申込書が支店別に分けられている
にもかかわらず、
支店別ナンバーが書いていなかったので、
聞いてみた。

するとMさんは音声言葉と、わけのわからない
身振りで説明を始めた。
見てもわからないので「わからない」と言ったら、

「私の(音声)説明を聞いて」

とか

「今、(筆談)説明の最中だから黙って」

とか書いた。

しかし、私は見ていてもわからないのだから
「わからない」と言っただけで、
それを何も言わず、黙って聞いていたら、
Mさんは、

「何がわからないのか、分からなくなってしまう」


※(だから、私の書いていることを、黙って読んで!)

あるいは

(書いているときに邪魔をしないで!)

と言いたいのだろう。

さらには、「分からない時すぐに聞くべき」と、
Mさんは言っていることとやっていることが
支離滅裂になっていた。

しばらくそのまま、お互いの主張が平行線だったので、
Oさんが

「何だ? どうしたのか?」

という感じで、近寄ってきた。
Oさんはしばらくずっと見ていて、結局そのままだった。

それからは、Mさんは少しは反省したのか、
どうにか説明をまともに書くようになった。

このことを昼休み時間に、M係長に報告した。
M係長は

「後でMさんに伝える。
Mさんはまだ、コミュニケーションに慣れていない
のだろう」

と話した。

私はさらに

「Oさんのリーダーシップが足りない。
だからこのままでは、皆のコミュニケーション方法
がバラバラになる」

と伝えた。

M社でもそうだった。
筆談しない人は、どうしてもしなかったり、
なかなかしたがらない。

これは、上司がやんわりと言う程度では、
直すのは無理なのだ。
たまたま、Mさんというしっかりした上司が
自分の部署にいて、それぞれの部下の
やりとり方法を見て、命令を出したから、
改善され、コミュニケーション方法が筆談や
メールに、次第に均一化されていったのだと
思う。


☆20□□年△△月××日(◎)
■カードのチェック項目について、Mさんから
確認・指導を受けた。
Mさんの話では、収納会社名の欄に他社の
名前も残っていたら、全てボールペンで線を
引いて消して欲しい、とのことだった。
しかし、自分が過去にメモした内容では

「薄茶色の用紙の1種類だけ」
(Sさんの説明)

という条件のみだったので、
意味が違っていたことがわかった。

前のコミュニケーション・ミスの原因として
考えられることは、次のどれかであろう。

①過去の指導者に説明の漏れがあったため、
私の理解が異なってしまった。

②過去の指導者の説明に誤りがあったのが原因。

③指導者の口頭での説明に対し、私は全文を
聞き取れない。
したがって、私は完全に復唱できるわけではない。
口頭で言われたことに対しては、自分の推測を
交えて、論理立ててみて、それを要約して復唱
しているに過ぎない。
したがって、そこで内部的にズレが起きていても、
説明者の方は気がつかないのではないか?
(これは私自身も同じ)

多分、説明者のほうも、最初から全部きちんと
筆談で説明するのは面倒なので、とりあえず
簡単に音声言葉で説明して、それで後のことは

「分からなかったら、聞いて下さい」

という、「非常によくあるパターン」が多いと思う。

つまり、コミュニケーションのやり方がもともと
不完全だった、というケース。

前にM課長(人事部)に伝えたとおり、
仕事での重要なコミュニケーションには、
筆談でして欲しいと頼んでいたのだが、
やはりそれが徹底されるかどうかは、
みんなの理解と、職場をまとめるOさんの
リーダー・シップにかかっているのではないか、
と思う。
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by bunbun6610 | 2016-02-29 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1

辰吉丈一郎が無収入でも引退勧告されても「ボクシングをやめない理由」



http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160223-01059279-sspa-soci


辰吉丈一郎が
無収入でも引退勧告
されても
「ボクシングをやめない理由」

週刊SPA! 2月23日(火)18時21分配信


当時、史上最速で世界王座を獲得。その後も
3度の戴冠を果たしたプロボクサー、辰吉丈一郎。
一時は網膜剥離により引退を勧告されたものの
劇的KOで復活を果たし、今なお現役ボクサー
としてベルトを追い求め続ける。
45歳になった“浪速のジョー”は、なぜ引退しない
のか?
ボクシングに人生のすべてを賭けた“男の美学”
に迫った――

 ボクサー・辰吉丈一郎を20年間追いかけた
ドキュメンタリー映画『ジョーのあした-辰吉丈一郎
との20年-』が公開される。
ボクシング界の伝説を紡いできた男も、今や45歳。
映画では、原則的に37歳とされる日本人ボクサー
の“定年”をすぎても現役にこだわる辰吉丈一郎の
思いが、インタビューによって引き出されていく。

幾度となくぶつけられたであろう

「なぜ辞めないのか?」

という問いかけ。
だからこそ本誌もまた、ストレートな疑問を本人に
ぶつけてみた。
数々の伝説の真相は?
現在の収入は?
そしてなぜ、いまだに拳を握り続けるのか?
こぼれ落ちた言葉のすべてに、辰吉丈一郎印が
刻まれていた。


――20年間の集大成である『ジョーのあした』。
試写は見ましたか?

辰吉:はい。でも、自分しか映っていない映画に
コメントはしにくいです。
僕からしたら、もっと撮るところがあっただろうと
思うし「なんでなん?」っていう映画やから(笑)。
ただ、20年間も撮影を続けてくれた監督には
「飽きもせんとよくぞ!」と感謝したいです。


――映画では等身大の日常を20年間積み重ねる
ことがリアリティを生んでいたと思うのですが、
辰吉さんといえば伝説的エピソードが魅力的です。
例えば、地元の岡山ではヤンチャで有名だったとか?

辰吉:あの時代は、社会全体がそうやったからね。
なめ猫とか横浜銀蝿だとか、ヤンキー文化が全盛期
だったんです。
だからまぁ、暴走族からバイクをお借りしちゃったとか
はあった。
当時の暴走族は気合が入ってたから、原付ちゃい
ますよ?
400㏄のバイクが家に8台あったのかなぁ(笑)。
そんな感じやったから、僕が大阪に行くって言い
始めたときは近所のおばちゃん連中がめっちゃ
喜んだらしいです。
「今日はお祝いや。たこ焼きしよう!」
言うて(笑)。
だから、親父に教わって5歳からボクシングを始めた
んですけど、それがなかったらおかしなことになって
たと思います。
そこまで嫌われることはやっていないけど、
時代も自分自身もむちゃくちゃではあったから。


――当時の国内最短記録の8戦目で世界王者
となり、その後も伝説をつくります。
ところが45歳の今も現役であり引退はしないと。
世間からは「もう十分だろ」との声も届いていると
思うのですが?

辰吉:まがいものというのか、ひねくれているという
のか。
……デビューの頃から僕は、普通が嫌やったん
ですよ。
プロテストも普通はC級から受けるんですけど
B級からだったし、具志堅さんが9戦目で世界を
獲っていたからそれよりも絶対早くチャンピオンに
なりたかったし。
そういう意味では、確かに引退に関しても普通では
ないのかもしれない。
でも、僕にとっては、ボクシングが生活の一部
なんです。


――生活の一部とは?

辰吉:みんなも朝起きると歯を磨くでしょ?
それがボクサーだから「走る」が生活の一部で毎日
走る。
階級ごとに体重制限があって太ってはダメだから、
一日1食を続けてるのもそう。
朝起きて走って、掃除して、買い物して、夜練習して、
帰って、洗濯して、飯作って、風呂入って寝る。
極端に言えば、それを365日繰り返すのが日常
というか。
正直、試合が組めない今の状況はきついんです。
でも、何かを引っくり返すためにやっているんだから、
練習は一日たりとも休めない。


――では、単刀直入にリアルな話も。
辰吉さんがプロのリングに最後に立ったのは’09年。
以来、試合は行われてませんが、現在の収入は?

辰吉:まったくない。無収入。


――無収入? 生活は?

辰吉:いうても僕、3回も世界チャンピオンになってます
から(笑)。
ファイトマネーを無駄遣いしてこなかったし、リングに
立って稼いでいるわけではない以上は、貯金を
おろして生活するしかないでしょ?


――過去には、数千万単位のCM出演を断ったとの
伝説もあります。

辰吉:うん。だって僕、タレントじゃなくてボクサーなんで。
ボクサーがCMって違うと思うんで。
小銭ならいいですよ?
でも、何千万というお金を稼いではダメだと思った。


――後悔は?

辰吉:一切ない。
お金ではないけど、WBCというボクシングの団体が
殿堂入りの約束をして、4つ目のベルトをくれるという
話をいただいたこともあるんです。
引退を条件にね。
そのお話も丁重にお断りしました。
だって、ベルトって恵んでもらうもんじゃないでしょう?
ボクサーにとってのベルトは、自分で戦って勝って
獲るものでしょ?

※このインタビューは2/23発売の週刊SPA!
のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋した
ものです。

<取材・文/唐澤和也 撮影/ヤナガワゴーッ!>
日刊SPA!



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おぉぉぉぉぉ~。
カッコエエなぁ。

オレは昔から、長島茂雄が大嫌いなんだけど、
こんな辰吉丈一郎は話を聞いて、好きになったな。
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by bunbun6610 | 2016-02-27 23:11 | 雑談

「聴覚障害者はマナーができない?」

MIRAIROスタッフブログ
『聴覚障害者はマナーができない?
研修でショックを受けた話』

(岸田 奈美)
〔2015年1月29日〕





聴覚障害者と関わりのない健聴者が、
上の情報を読んだら、中には

「聴覚障害者って、みんなこうなの?」

と思ってしまう人もいるかもしれない。

でも実際は、その聴覚障害者が受けてきた
教育によっても、かなりの差がある。
つまりは、社会に教育上の問題点があるから
なのだ。

一言で「教育」と言っても、
学校教育や家庭教育などがある。
それ以外の場でも、例えば恩師がいたか、
いたとすれば、その人からはどういうことを
受け取ってきたか、にもよる。
友人関係も重要だ。
ろう者の手話で話す友人とばかり接してきたら、
そういう文化の影響を強く受けるかもしれないし、
反対にそういう文化を一切受けつけない環境で
育ってきた聴覚障害者もいる。
だから、社会の中には、様々な聴覚障害者が
いるのが普通だ。
ものすごく個人差がある、と思ったほうがいい
だろう。

それと、個人的にどうしても一言言わせて
もらいたいのは

「マナーと言っても、相手にもよりますよ。
そもそも、相手のマナーが悪かったら、
こちらだってマナー良く接しようとは
思わなくなりますよ」

ということ。
またまた挑発的な書き込みだが、
本音を言えばこうなる。
マナーができない人がいるのは、
何も聴覚障害者に限ったことではないのだ。



〔関連記事〕

『就労後の聴覚障害者問題F』
〔2015-08-22 18:30〕
『『これって差別? 障害者には挨拶をしない
健常者が多い職場』』




ミライロというと、私の職場にも、
従業員の聴覚障害者対応の接客教育として、
会社との共著『ユニバーサルマナーテキスト』
が、事務所に置いてある。

それによると、

「聴覚障害者のお客様がお店で困ること
ランキングTOP6

1位 後ろから声をかけられても気づかない

2位 賞品の説明をされてもわからない

3位 キャンペーンなどの口頭による
音声情報がわからない

4位 金額の表示がないと、支払う金額が
わからない

5位 火災報知機のサイレンの音がわからない

6位 「会員カードを作りますか?」などの、
想定外のコミュニケーションが難しい」




「呼びかける時、親切のつもりで背後から
肩を叩くと、お客様を驚かせてしまいます。
正面に回って、お客様から口元がはっきりと
見える位置と距離でお声掛けしましょう。」


というアドバイスが載っている。
でも私は、後ろからでも構わないので、
肩を軽く叩いてくれるほうが馴染みがあって
いい、と思っている。
ろう者社会ではこれが多いし、当たり前だろう。



「何かお手伝いしましょうか?」の手話表現文
を紹介したつもりが、「お名前は何でしょうか?」
になっていた。

(手話の間違い。
このマニュアルをつくった時に、
手話通訳者や聴覚障害者に監修して
もらったのだろうか?)



このマニュアル作成に関わったのは、
健聴者(車椅子障害者)だった。
聴覚障害者ではない。

このテキストは残念ながら、
マガジンラックに、ただのお飾りになっているだけで、
誰にも読まれないでいる。
そのためもあってか、誰もそれを実践している人は
いなかった。
これで健聴者は、聴覚障害者に対してのマナーが、
きちんとできていると言えるだろうか?
皆さんの職場でも、同様のことがないだろうか?

この話を聞いて、まず聴覚障害者は
どう思うだろうか?
あなたが、最も困っていることと、
上のランキングは大体一致しているだろうか?
もし、当事者がこういうマニュアルをつくったら、
どこがどう違ってくるのだろうか?
それから、健聴者もこれを読んだら、
どう思うだろうか?


もっともっと当事者側からも、こういったことに
ついて議論が起こるといい、と思うのだが。
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by bunbun6610 | 2016-02-26 21:37 | 就労後の聴覚障害者問題F

障害者にとっては最低の、労働組合


20■■年■月■日


会社で、労働組合の職場集会が開かれました。

私は、組合が提案した筆記によるサポートを
拒否し、要約筆記通訳を自分で用意して
参加しました。


『イヤになってくる 2』
〔2011-10-13 18:00〕
参照)


組合のTさんの説明は、資料の概略的説明で、
その中で重要なところ、皆の関心がありそうな
議題を話していました。

また、各種の議題をテーマのみ発表しただけ
でした。

それらについて、具体的内容をどうするのかとか、
については、何もありません。

障害者に関するものでは、ハンディキャップ
雇用について意見を集め、考えていきたい
そうですが、具体的には何も考えられて
いない様子でした。

例えば、働く聴覚障害者のためにも
手話・要約筆記通訳が必要とか、
組合主催のセミナー等でも、それが必要、
という意見は、私が以前から要望として
出していますが、その話は全くありません
でした。

Tさんの説明が中身もないのに長々しく、
結局、最後の質疑応答の時間がわずかに
なってしまいました。
その時でさえ、誰も質問者は現れなかった
ので、私が質問と意見の両方を合わせて
言ってみました。


私;「今年の3月か4月に、本社のコンプラ
イアンス部に行って『障害者を差別しない、
ということも規程の中に入れてほしい』と
要望しました。
セクハラ禁止規程や、それが万一あった
場合の救済措置はあるのに、障害者への
差別に対する、それらのものがないのは
おかしい。
この要望に対するコンプライアンス部の
対応は

『ご意見は受付けました』

という返答のみに留まりました。

労働組合も、コンプライアンス規程の中に、
障害者差別を禁止する規定を盛り込んで
もらうよう、働きかけてほしい」

Tさん;「コンプライアンス規程の中味は、
会社と議論していきたい。
職場環境改善が目的として。
もし必要と判断すれば、盛り込むが」

何で、いつまでたってもこんな回答なの
だろうか!

「この、あいまいな回答では障害者差別
問題の解決は無理だ。
この人は、今までの話をまるで聞いて
いない!」

と直感的に思いました。

国連・障害者権利条約の資料を、
コンプライアンス部にも労働組合にも
出したのに、全く眼中にないこの回答!

障害者の人権、倫理問題にかかわる
ことなのに、これじゃあね…。

このブログのカテゴリー

『就労後の聴覚障害者問題Z1』

を書いてきて、自分が今、結論として
思うことは次の通りです。


(1)「この会社には、障害者差別は
存在していない」し、例え障害者に指摘
されても、会社も労働組合も、
それを認めない。


(2)会社の障害者雇用で起きている
諸問題の原因は、差別ではなく、
職場環境が悪いから、と会社は結論
づけている。

(職域差別はS課長、会社側が原因
なのに、どうして

「職場環境が悪いから」

と説明するのだろうか?)

会社の責任ではなく、働く人一人ひとりの、
障害者に対する理解と、
努力不足が原因である、としている。

それは言い換えると、会社の役員
(例えば、私にウソをついて誤魔化してきた
S課長)が持っている考え方の問題ではなく、
障害者の周りの人へ責任転嫁している
ようにしか、私には見えない。

この誤った理解の仕方が原因で、
私は職場でも皆から

「彼がここのことを悪く喋ったから、
こうなった」

というような誤解を受けてきたと思うし、
そうやって障害者問題が職場環境の
改善に利用されてしまっただけのように、
私は思っています。

お陰で私にとっては、以前よりも職場での
人間関係が悪くなってしまった、と感じて
います。


(3)この労働組合には

「健聴者と聴覚障害者を実質的平等に扱う」

という考え方がない。
差別の意味を分かっていないし、
今後も分かろうとする気はない。


(4)会社側の罪を隠蔽している。

(参考;
『課長の聴覚障害者に対する職域差別』
〔2011-09-14 22:08〕



(参考;
『差別がもたらす、聴覚障害者側の会社
への疑問、不信感』
〔2011-10-04 21:34〕



労働組合は所詮、会社とグルである。
会員(労働者)の気持ちを反映していない、
偽善活動団体で、会員には信頼されていない。

その証拠に、今回、過去とも、職場集会での
意見提案、質問者は誰もいない状況だった。


(5)従業員から『労働組合費(強制加入)』と
称したカネを給料から天引きし、
ムダに遣っている。
繰越金が約6千万円もあるのに、手話・要約
筆記通訳費を出せないとは、どういうことなのか、
説明がない。

「組合は、皆の納めているお金で運営している
から、議会で承認が必要」

とか言うが、臨時的な費目が他にあるのに、
障害者予算はどうしてないのか?

勿論、それだけでなく、会社がハローワーク
から貰っている障害者雇用助成金が、
働く障害者のために遣われていないことの
ほうが、第一に問題であるはずなのだが。

そのために、ここで働いている聴覚障害者は、
ずっとガマンを強いられている。
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by bunbun6610 | 2016-02-26 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1

リストラ誘発しかねない再就職助成金 支給要件厳格化へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160222-00000008-asahi-bus_all

リストラ誘発
しかねない
再就職助成金
 支給要件厳格化へ


朝日新聞デジタル
2月22日(月)5時3分配信


事業縮小や再編で離職を余儀なくされた人の
再就職を支援する国の助成金について、厚生
労働省は4月から支給要件を厳格化する方針
を固めた。
人材会社が、企業にリストラ方法をアドバイスし、
助成金が使われる退職者の再就職支援で利益
を得るなどしているためだ。
労働者を守るためのお金が、リストラを誘発し
かねない仕組みになっている。


【写真】再就職の支援プログラムの案内文に
目を通す男性=東京都内


 支給要件を見直すのは雇用保険を財源と
する「労働移動支援助成金」。
企業が雇用を維持できない状況になった場合、
労働者を速やかに再就職させるため、再就職
支援を人材会社などに委託すると企業に支給
される。
委託時に10万円、6カ月(45歳以上は9カ月)
以内に再就職が実現すれば委託費用の一部
が支払われる。
上限は1人につき60万円。

 厚労省が問題視しているのは、人材会社の
関与だ。
事業効率化を考えている企業に、人材会社が
人員削減の手法を提案。
上司が部下に退職を促す方法などを無料で
アドバイスする。
退職者の再就職支援は、同じ人材会社が引き
受け、助成金が流れているという。

「アドバイスは無料だが、最終的な利益は人材
会社に入る仕組みだ」(厚労省幹部)。

この仕組みだと人材会社の利益のために、
必要以上のリストラが誘発されかねない。

 このため厚労省は、人材会社にこうした提案
をしないよう求めたり、人材会社が関与して
いないことを助成金の申請手続きで企業に
明記させたりすることを検討している。
具体的な要件は3月末までに詰める。

 人材会社が関与したケースでは、企業が
評価の低い「非戦力社員」をリストアップし、
退職を迫っていた例があった。
退職を勧めること(退職勧奨)自体は合法だが、
何度も強く迫るなど強要すれば違法だ。
退職を強要したと受けとられかねないような
迫り方で、厚労省も雇用の安定を図る法の
趣旨に照らして

「問題なしとは言えない」(担当者)

として、防止策を検討する。

 この制度は「行き過ぎた雇用維持型から労働
移動支援型への政策転換を図る」(安倍晋三
首相)ため、2014年3月から大企業も対象に
加えるなど拡充された。
予算規模も2014年度当初は前年度の150倍
にあたる301億円に急増。
15年度も349億円を計上した。
ただ景気の回復もあり、14年度に使われた
のは6億円にとどまる。
(古賀大己、北川慧一)


■退職勧奨を助成金で国が後押ししている
ようなもの


 〈国学院大・本久洋一教授(労働法)の話〉
 本来は規制すべき退職勧奨を助成金で国が
後押ししているようなものだ。
企業が社員の再就職を人材会社に丸投げし、
助成金を支給する形では、人材会社が得をする
だけ。
助成金が何にどう使われているかを調べる
モニタリングも不十分で、無責任な支援策と
言わざるを得ない。

 そもそも新卒一括採用や終身雇用が根強く残る
日本で、人材の流動化を進める政策は合わない
のではないか。
外見だけ流動化を進めようとしても、流動化が
進む欧米とは似て非なるものになるのは当然だ。

朝日新聞社




=======================



厚生労働省ホームページ
『労働移動支援助成金(再就職支援奨励金)』
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/roudou_idou.html



これはいわゆる、ハローワークで「再就職祝金」
と呼ばれているお金にも似ているが、
違う制度のようだ。
国の助成金には、よく似た制度がたくさん
揃っているようだ。

再就職時期をわざとずらしたほうが、
求職者にとっても企業にとっても、
まとまったお金がポンッと振り込まれてくることは、
実はよく知られている。
(定年まで働けた人には、知らない人が
ほとんどだが)

これが貰えるような障害者、あるいは労働者を
雇用すると、企業も特定求職者雇用開発助成金が
もらえちゃうシステムが、国の制度としてあることが
わかっている。
だから、下のようなことも行われている、
というわけだ。


『障害者の就労と障害者雇用助成金
 - 入社日をずらす受給テクニック』
〔2015-02-25 21:46〕


当然、麻薬のようにやめられない、
止まらない恩恵システムである。
合法だから、みんなやっているわけで、
やる人が悪いわけではない。

これは国の責任だ。
案外、真面目に働いているほうが損になって
しまうこともあるかもしれない。
覚えておいて、損はない受給テクニックだ。





【追記】


そういえば思い出したが、
転職支援をする会社というと以前に、
下のようなサイトを紹介してみたことがある。


『女性の障がい者の転職・就活サイト『ぽじチャレ』』
〔2012-12-22 18:00〕




『【障害者雇用】残念に思う広告』
〔2014-01-28 23:52〕




『ブラック企業からの逃げ方
 - 障害者雇用枠に不正応募?』
〔2015-11-02 19:30〕




こういう会社があるのも当然、
国からお金が貰えるからだろう。
というと、国と民間企業との癒着か?

さらには、障害者手帳不正取得の
助長もありえるのか?

何だかんだと言っても、
手帳がないとどうにもならない障害者は、
やっぱりこれしか方法がないものな。

「手帳は障害者の就職パスポート」

とは、よく言ったもんだ。
企業の本音はどうせ

「(その手帳で)助成金が欲しいから」

なんでしょ。

そしてこれが、「障害者差別」なんじゃ
ないのかな。
障害者も国庫金も、喰い物にしている。
こんな制度で奴隷雇用していて、
どこがいいというのだ?
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by bunbun6610 | 2016-02-22 20:00 | 就職活動・離職

会社で補聴器を外した理由


当事者(聴覚障害者)の立場から見れば、
の話ですが、見えない障害とは、
健聴者にとっては何と都合のいいもので
あろうか、と思います。

会社で、補聴器を外すようにした理由は
二つあります。
本当は、会社の人から

「補聴器をつけて下さい」

と、何度も言われたのですが、
私はもう、拒否し続ける決心をしました。
その理由が、下の通りです。

仕事中、周囲の人の話し声ばかり聞こえて
いるだけで、自分はその内容がわかりません。

(何のために補聴器をしているのだろう?
会社の人に命令されているから?

でも、補聴器をしたからといって、
誰かが話しかけてくるわけでもありません。

仕事の説明を聞くことが多くなるわけでも
ありません。
健聴者にとっては、面倒でない奴隷の方が
助かるから?)

私が補聴器を外したのは、理由がわから
ないのに、つけ続けることが嫌だからです。

音が聞こえるにもかかわらず、その疎外感、
孤独感に我慢を続けるだけで、
そのうちに耐えられなりそうだからです。

そこに居るだけでも、苦しく、耐え難くなる
ことが、周囲の人にはわかりません。
自分がなぜ、そんなに気にして、
苦しむのかもわかりませんが。

もう一つは、補聴器に依存すれば、
筆談などの合理的配慮が全く得られなく
なってしまう現実があったからです。

これは、歩み寄りなんかじゃない!
補聴器をすれば、健聴者は

「筆談する必要がなくなるから」

と思っているだけに過ぎません。
補聴器をして、それで何度も聞き返す
ならば、健聴者は

「この人は聞こえている」

と思い込みます。
そうすると健聴者は、聞き取れなかったら
何度も繰り返して、言うようになります。
それが親切、理解だと思い込んでしまって
います。

しかし、私にとってのそれは、拷問に近い
のです。
聞き取れればいいのですが、
聞き取れないとわかっているのに何度も
言われるのは、拷問に近いです。

こういう精神的苦痛を受けているという
ことが、健聴者にはわかりません。

コミュニケーションとして30%も通じれば、
その次も、またその次もと、
話しかけられ続けます。
そうして、自分には不得手な音声言語の
世界へと引きずり込まれてしまう。
そうすると、もう完全なコミュニケーション
など一生ダメです。


決して、自分のコミュニケーション方法だけ
に引きこもっているのではありません。
少なくとも私は、その見方には納得でき
ません。

健聴者は親切のつもりで何度も言って
くれるつもりなのでしょうが、
私の立場からは、何度聞いてもわからない
とわかっているのに、
我慢して聞き続けるのはとても辛いことです。

それに応じれば、私は最終的には
わからなくても「わかったふりをする」
昔のクセをまた出さざるをえなくなる。

なぜならば、人によっては、
2度目に言う時は、
言い方も表情もきつくなるので、
なおさらなのです。


どちらの理由にしても、あまりひどい
状況になってしまうと、
相手を殴ってやりたい、
という衝動に駆られる場合もあります。
しかしそんなことをしたらクビになります。
だから人間不信になろうと、我慢する
しかないのです。

結局、どこまでもガマンする。
それは、自分が壊れるまで続くのだろう
と思います。

そんな苦しみを健聴者に分かってもらう
なんて、無理だろう。
やはり、この苦しみは一生続くのだろう。

だから、私は補聴器を外した。
どっちも苦しいのだから、自分で選んだんだ。

わかりもしない健聴者の言うことなんか、
聞く必要はないじゃないか。

音が嫌いなわけではないが、外さないと、
私はもう、人間がもっともっと嫌いになる
だけなんだ。

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by bunbun6610 | 2016-02-22 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1

映画『カッコーの巣の上で』

映画『カッコーの巣の上で』をご存知だろうか。

「1975年度アカデミー賞・主要5部門を
独占した、不朽の名作」

である。


『カッコーの巣の上で』あらすじと結末ネタバレ



主演は名優ジャック・ニコルソンで、
ランドル・P・マクマーフィーを演じている。
ベン・キージーの原作を映画化した作品だ。

DVD作品の解説の最後に「感動のラストシーン」
と書いてあるが、感動というよりも、
すごく考えさせられる作品なのである。
特に、障害を持つ人だけでなく、障害者福祉に
関わっている方全ての人に観て、
そして考えてほしいことがある。

もともとは、マクマーフィーは健常者で、
ただ刑務所の強制労働を逃れるために、
精神病を装っていたようだ。
ところが、精神病院に入ってみると、
そこはマクマーフィーにとって、
あまりにも想定外だったようだ。

完璧な保護管理で、病院長からも厚い
信頼を受けているラチェッド看護婦長に
よって、病棟にいる精神病者は皆、
無気力化されてしまっていたのだった。
それに反抗し続けたマクマーフィー。
だが、その代償は・・・・。

マクマーフィーは堪らずに逃げ出そうと
するが、何度も失敗しただけでなく、
病院側のその対応として、異常な療法に
掛かる度、マクマーフィーも精神が病んで
いったようだ。

ある時、ビリーも一緒に脱走するつもりが
失敗してしまい、ビリーが自殺をしてしまう。
それに衝撃を受けたのは、マクマーフィー
だけでなく、この映画を観る側も驚いた
だろう。
見た目には、確かに自殺にしか見えない。
しかし、私の目には

「ビリーはラチェッド看護婦長に殺された
ようなものだ」

と思った。
激高(げきこう)したラチェッド看護婦長が、
ビリーを追い詰めてしまっていたことは、
間違いないと思う。
マクマーフィーも、そしてこの映画を観た人
の多くも、そう思ったのではないだろうか。

当然、納得できないマクマーフィーは、
ラチェッド婦長に襲いかかった。
暴力は良くないとはいえ、あれは当然の
“怒り”だったと思う。

だが、その報いとしてマクマーフィーは、
廃人のようにされてしまった。

それを冷静に観察していた、チーフという
入寮者がいた。
実は彼も、周囲を騙して入寮していた、
健常者だった。

映画のラストシーンでは、
チーフがマクマーフィーを哀れんで殺し、
一人で脱走する。
それがなぜ、感動的だというのだ?
あれは悲しいことだ。

ただし、これが意味していることは、
実は精神病者や障害者にとって、
非常に大きな意味を持っている
のではないだろうか。

「人間社会への反抗=悪」ではないのだ。
人間社会は、断じて“健常者だけ”のもの
ではない。
例え何と言われようと、何をされようと、
間違ったことに対しては障害者も自己主張
をし、社会を正していくべきだ。
それが真の社会人であり、「自立」だと思う。

こんなことをいつも考えている私もよく、
周囲や、会社から問題児扱いされている
ので、決してオススメはしないが・・・・。
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by bunbun6610 | 2016-02-21 22:43 | 障害者問題・差別

【発言全文】「同性愛は個人的趣味」 支援を疑問視する杉並区議の発言に批判



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160221-00010000-bfj-pol


【発言全文】
「同性愛は個人的趣味」
 支援を疑問視する
杉並区議の発言に
批判


BuzzFeed Japan 2月21日(日)8時18分配信


東京都杉並区の小林ゆみ区議が「同性愛は個人的趣味」「自治体が時間と予算を使う必要があるのか」などと議会で発言した。これに対し、当事者たちから「趣味の話ではない」などと反発が出ている。【古田大輔】

小林議員の発言は2月15日の杉並区議会で出た(8分20秒から)。定例議会で区への質問に立った小林議員は「性的マイノリティについて質問をします」と述べて、次のように発言した(抜粋、全文は記事末尾)。

「レズ・ゲイ・バイは性的指向であるのに対し、トランスジェンダーは性的自認であり、医師の認定が必要である明らかな障害であると言えます。トランスジェンダーの方は法律的に保護する必要があり、世間的な目からの誤解を解かねばなりませんので、彼らの人権のために区が啓蒙活動をするのは問題ないと考えます」

「そもそも地方自治体が現段階で、性的指向、すなわち個人的趣味の分野にまで多くの時間と予算を費やすのは、本当に必要なのでしょうか」

小林区議は、このようにトランスジェンダーと同性愛者を区別し、行政による後者への支援を疑問視した。
区議会後にアップした自身のブログでは、こうも書いている。

「レズ、ゲイ、バイは性的指向(好み)、トランスジェンダーは性的自認(障害)であるという大きな性質の違いがあるため、私はそれらを一括りにすること自体に疑問を抱かざるを得ません」

「性的指向は選びとれるとの誤解は本当に多い」

これに対し、同性愛の当事者らからは批判の声が上がった。

ゲイであることを公表して活動している豊島区の石川大我区議は「性的指向はほぼ生得的なもので、個人的趣味ではない。誤り。性的指向は選び取れるとの誤解はほんとうに多い」とツイート。

レズビアンの立場から発信している村田悠のブログも小林区議の発言を取り上げた。

「正式な場所だからこそ差別的なニュアンスも持つ”レズ”ではなくて”レズビアン”と呼んでほしい」「同性愛、バイセクシャルは趣味でないってところだけでも認識してほしいです。そんなほいほいやめられないから、頑張っていきやすい道を探してるんですし」

同性愛や両性愛は、異性愛と同じく「性的指向」の一つ。同じ読み方をする「性的嗜好」が性に関する好みや趣味的な意味を持つのと異なり、「性的指向」は生まれついてのものとされる。

異性愛の男性が女性を、女性が男性を愛するように、同性愛の男性は男性を、女性は女性を自然と愛するようになる。趣味や好みを意味する「嗜好」ではなく、初めからその方向に向かっていることを示す「指向」という文字が使われる所以だ。

国連人権理事会は2011年6月、「人権、性的指向および性同一性」に関する決議で、性的指向と性同一 性障害を理由にしたすべての暴力や差別行為の対策に取り組む姿勢を明確にした。この決議には日本も賛成している。


日本は性的少数者への差別が少ない国?

また、小林議員はアメリカやロシアでの同性愛への差別や、同性愛を犯罪行為と認定している国がある中東やアフリカを例に挙げ、「日本は性的マイノリティへの差別が少ない」と指摘した。

しかし、日本の法務省サイトでは「内閣府の人権擁護に関する調査」をもとに「差別的な言動」「職場や学校などでのいじめ」などの事例を取り上げ、こう訴えている。

「同性愛者,両性愛者の人々は,少数派であるがために正常と思われず,場合によっては職場を追われることさえあります。このような性的指向を理由とする差別的取扱いについては,現在では,不当なことであるという認識が広がっていますが,いまだ偏見や差別が起きているのが現状です」

「こうした性的指向や性同一性障害を理由とする偏見や差別をなくし,理解を深めることが必要です」

小林区議が同性愛差別が根強い国として例に挙げたアメリカでは昨年6月、最高裁がアメリカの全州で同性婚が合法だという判決を下している。


小林区議の性的少数者に関する質問全文

杉並区議会・小林ゆみ議員(自民・無所属・維新クラブ)

最後に性的マイノリティについての質問をします。

昨年に実施された電通総研の調査によると、日本人の約13人に1人が性的マイノリティであるという結果が出ています。今までよりもそう言った話題が遡上に登ることが多くなったこともあり、区としても実態把握に努める必要があるのではないか、と思えるほどに性的マイノリティの人権を守るための運動は日本でも広がってきています。

同性パートナーシップに関する渋谷区の条例、世田谷区の要綱はその象徴といえるでしょう。ただし、これらは憲法24条、94条に違反している疑いが強いことが指摘されています。

確かに性的マイノリティの方々のアパート入居、病院での面会などの不利益が存在するのであれば、彼らの苦しみを取り除き、彼らを救済する必要があります。しかし、それら個々の問題が発生した時には、それらに対する個別の運用で十分に対応が可能ではないでしょうか。

例えば、アパート入居や病院での面会権を家族以外にまで広げることは不可能ではないですし、財産に関する問題は公証人役場で遺言、公正証書を作成すれば、新たな条例などは不要です。また、家族ではないから、といってアパート入居や病院での面会を断られる問題は本当に多く発生しているのでしょうか。

現在、日本には性的マイノリティ向けの心理カウンセラーや同性結婚式を行う神社や結婚式場、性同一性障害の患者を積極的に診察する病院が存在します。さらに厚生労働省が精神障害者保険福祉手帳から性別欄を削除するなど、性的マイノリティに配慮した対応が国内ですでに進んでいます。このように日本は他国に比べると、性的マイノリティに対して、目に見えた差別が少ない国であると言えます。

例えば、アメリカではキリスト教の教えによって同性愛は罪とされているため、同性愛に対する差別が根強くあります。また、ロシアでは、2013年に同性愛宣伝禁止法が定められ、去年は動画サイトのYouTubeで同性カップルが手をつないで歩いているだけで、周囲の人々がそのカップルに対して暴言を浴びせたり、殴りかかってくる動画が2日間で200万再生され、話題となりました。

さらに中東やアフリカには同性愛自体が犯罪行為とされており、死刑を含む刑罰で罰せられる国も存在します。そのため日本では、性的マイノリティへの差別は比較的少ないと言えます。しかし、それは裏を返せば、国民が彼らについての正しい知識を持っていないという裏付けでもあります。

そのため、ここで整理をしておきたいのですが、レズ・ゲイ・バイは性的指向であるのに対し、トランスジェンダーは性的自認であり、医師の認定が必要である明らかな障害であると言えます。トランスジェンダーの方は法律的に保護する必要があり、世間的な目からの誤解を解かねばなりませんので、彼らの人権のために区が啓蒙活動をするのは問題ないと考えます。

また、トランスジェンダーの方は、障害であると認められているからこそ、性別を変更できるなどの法的な救済策が定められています。

それに対し、レズ・ゲイ・バイは性的指向であり、現時点では障害であるかどうかが医学的にはっきりしていません。そもそも地方自治体が現段階で、性的指向、すなわち個人的趣味の分野にまで多くの時間と予算を費やすことは、本当に必要なのでしょうか。その前提に基づき、幾つか質問をしていきます。

杉並区男女共同参画行動計画においては、性的少数者(性同一性障害者等)と記載されていますが、ここでいう「等」には具体的に何が含まれているのでしょうか。うかがいます。

また、関連して杉並区男女共同参画行動計画は今年改定されますが、そこでは性的マイノリティについて、どのように表現されるのか、うかがいます。

杉並区は性的少数者とひとくくりに表現していますが、本来、レズ・ゲイ・バイとトランスジェンダーは本質的に異なるため、区別されなければなりません。実際に私の友人のトランスジェンダーの方に話を聞くと、レズ・ゲイ・バイとひとまとめにされることには抵抗があるとのことでした。

そのため、区はレズ・ゲイ・バイとトランスジェンダーは異なるものであると周知し、LGBTや性的少数者という性的指向と性的自認をひとまとめにした表現を改めるべきだと考えますが、区の見解はいかがでしょうか。

障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律が今年4月1日から施行されますが、性同一性障害の方々は対象になるのか、杉並区の見解を問います。

最後の質問となりますが、杉並区は今後も性的マイノリティの人権を守る活動を続けていくのでしょうか。また、杉並区は今後、渋谷区の条例や世田谷区の要綱のようなものを出すことがありうるのかうかがいます。

以上、性的マイノリティに関して幾つか質問させていただきましたが、それはトランスジェンダーである私の親友がここ最近のLGBTに関する運動の盛り上がりに不信感を抱いており、「自分はカムアウトはしたくないし、そもそも世間にここまで大きく、性について取り合げて欲しくない」という彼女の言葉を聞いたことがきっかけでした。

多様な思想や個性を持つ私たちが共生していくにあたり、身近に性的マイノリティの方々がいるということを認識することは重要です。その上で、マジョリティ側がマイノリティの気持ちを理解し、その気持ちに寄り添うことで、様々な状況が改善するはずです。

ただ、そこで注意すべきこととして、マイノリティを助ける側の人々が、人助けをしようという気持ちが過剰に膨らみ、上から目線となり、マイノリティの方々に差別的な目線を送っている可能性があります。また、その逆のパターンで、マジョリティの力よりもマイノリティの力が大きくなり、マジョリティ側を迫害する構図が生まれることも考えられます。

実際にアメリカのコロラド州では、キリスト教の信仰から同性婚のためのウエディングケーキの販売はできないと断った洋菓子職人の男性が、日本円にして約1700万円の賠償金支払いを命じられたという事例があります。洋菓子職人の男性は同性カップルにウエディングケーキを作ることを強いることは、信教の自由と言論の自由を迫害していると主張したにもかかわらず、訴訟に負け、自身の宗教的信条を否定される苦痛を味わうことになりました。

海外ではこのような性的マイノリティによる、過剰な人権訴訟が増えており、敗訴した企業や店舗は営業停止に追いこまれるなど、本末転倒なケースが少なくありません。性的マイノリティ支援において本当に重要なことは彼らが本当に求めていることは何であるのかを見極め、一人一人にあった対応をすることです。それにもかかわらず、結果的に差別のなかったところに差別が生まれてしまうという逆説的な結果が生まれてしまうこともあります。

すべての人がマジョリティに対してもマイノリティに対しても思想・信条の自由を侵害しないことを願い、私の一般質問を終わらせていただきます。
(拍手)



========================





〔関連記事〕


『Eテレ・バリバラ『セクシュアル・マイノリティー』 』
〔2015-09-22 20:00〕

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by bunbun6610 | 2016-02-21 09:14 | 人権、差別

職場の問題事例をコンプライアンス部に告発(2)



『職場の問題事例をコンプライアンス部に告発(2)』

 ―上司や人事部に何度も言っても改善しない、
会社の状況を説明―

☆20□□年△△月××日(◎)
□□月××日の日記に書いたことを、
人事部のM課長に話した。
相手と自分の双方で話し合い、努力して解決
すべき会社の問題であるから、M係長に伝え、
部署の全員に

「仕事の大事な話のときで、通じなかったら
筆談ボードを使用するように」

という改善策を言ってくれた。


☆20□□年△△月××日(◎)
人事部・M課長が

「この前の件、M係長に伝えておいたよ」

と言ってくれた。
しかし、自部署の状況は、まだ改善されて
いないようだ。


☆20□□年△△月××日(◎)
朝に、Yさんに自分で

「M係長から、筆談ボードの件を聞いて
いませんか?」

と尋ねたら、

「後で買ってくる」

とのこと。

また、コンプライアンス規程を見せて欲しい
と頼んだら、ファイルをくれた。

コンプライアンス規程には、
セクハラや賃金等の労働条件の法令遵守
はあっても、障害者に関する規程は
全く無かった。

そこで私は、コンプライアンス委員に
コンプライアンス規程の改善と、
聴覚障害者差別問題を提起したい、
と思っている。

午後に筆談ボードが届き、Oさんが全員に
説明した。
Oさんはまた、私に対しても

「わからなかったら、あなたも「わからない」と
言って、聞いて下さい」

と言った。
(後になって思うのだが、これは

「もし口で言われてもわからなかったら、
聞き返して下さい」

という意味だったのかもしれない)


☆20□□年△△月××日(◎)
そもそもコミュニケーションがない職場
なので、筆談ボードはまだ、Oさんがほんの
少し使った程度。
他の人がこれを使って話しかけてくることは、
まだない。


☆20□□年△△月××日(◎)
Yさんは分からないこととかに対して、
丁寧に声で説明してくれるのだが、
時々しか、ホワイトボードには書かない。
ホワイトボードは、何のためにあるのか。

共用コンピュータのパスワードを去年から
教えてくれないことについて、
理由を聞いてもらうように、人事部・M課長
に頼んでみた。
すると、YさんとM課長の二人の話の
やりとりになって、私は見ているだけで、
全くわからない。
ただM課長はそれから僕の方に向いて
「通じていない」の手話を表したので、
そういうことだったと受け取れる。

でも、何がどうして通じなかったのかは、
私もわからない。
だから私から考えると

「本当に通じなかっただけなのか?
また以前の会社のKさんのように、
うまく言い訳をしていただけなのではない
だろうか?」

と疑問に思った。

一体なぜ、こういう問題はすぐに解決され
ないのだろうか?

Oさんにいたっては、忙しいからなのか、

「自分で上(人事部)に行って、聞いて下さい」

と言う。
これだって

「障害者にかまっていることはない」

という本音の、別の言い訳のように聞こえる。


上のことを、コンプライアンス部に報告
しました。
埒が明かない状況の説明は、
全員の態度を赤裸々に暴露するしか
ありません。
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by bunbun6610 | 2016-02-19 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1


ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

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