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『モンスター社員をうつ病にさせる方法』

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/36967389.html

炎のジョブコーチ
『こんなブログもあったもんだ!』
〔2015/12/20(日) 午後 6:35〕

「モンスター社員をうつ病にさせる方法」、
ちょっと見過ごせないタイトルのブログです、
現在はつながらない状態のようです。

ニュース記事:
『ブログに「社員をうつ病にする方法」 社労士を調査へ』
(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/articles/ASHDK7GK0HDKOIPE029.html)。


この手の指南は、以前から会社の人事と
顧問社労士との間で見えないところで
話されていた内容といいますが、人を雇う
ことの大変さの一面でもあります。
タイトルも内容も本人も問題大ありと思い
ますが、きれいごとで済まされることも
でもないところもあります。

この問題の背景には、人事部門の総体的
な対応力低下、又は、人事にかぎらず、
個人の人間力の低下があるように思います。

人間力とは、相手を見立てマネージャーなら
相手を伸ばす、同僚なら助言やサポートする
対人能力です。
さらにもう一つの背景に、価値観の多様化、
不安定な社会状況のもと、思わぬ振れ方を
する人(モンスター社員?)が増えていること
も確かでしょう。

このような問題がうかび上がる今をどう読み
解くか、ほうっておくと、組織はどんどん内向き
で緊張した方向へ向かいます。

知らない間に、ちょっとばかりユニークな社員
も「モンスター社員」にされてしまう時代が
来ます。




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http://www.asahi.com/articles/ASHDK7GK0HDKOIPE029.html


ブログに
「社員をうつ病にする方法」
 社労士を調査へ


斉藤太郎
〔2015年12月19日16時58分〕


愛知県内のベテラン社会保険労務士の男性


「社員をうつ病に罹患(りかん)させる方法」

と題した文章をブログに載せ、県社労士会が
問題視して今月に調査を始めた。
職場での取り組みに逆行するような発信は
ネットでも批判され、厚生労働省愛知労働局
も事態を重く見て調べる方針だ。

 問題の文章が載ったのは11月下旬。

「すご腕社労士の首切りブログ
 モンスター社員解雇のノウハウをご紹介!!」

と題した連載の40回目で、上司に逆らったり
遅刻したりする社員を

「うつ病にして会社から追放したいのだが」

という質問に答える形だった。

 ブログでは、

「失敗や他人へ迷惑をかけたと思っていること」

などを社員に繰り返しノートに書かせるよう
勧めた。

「うつ状態は後悔の量が多いほど発症しやすい」

とし、社員が自殺した場合の助言もあった。

 ネットでは「あまりにひどい」などの批判が
起きた。
「ふざけるな!」といったメールを数件受けた
男性社労士は「怖くなった」として、12月上旬
に連載をすべて削除した。

 国家資格の社労士は

「適切な労務管理その他労働・社会保険に
関する指導を行う専門家」(愛知県社労士会)。

同会では40回目の内容について

「多くの人が自殺に追い込むような主張と読む。
同じ社労士として迷惑だ」

と批判が出ており、調査を開始した。

 関係者によると、会則で処分対象となる社労士


「信用または品位を害する行為」

にあたりかねないとして監察綱紀委員会を
10日に開催。
男性社労士は聴取に対し、「うつ病に罹患させる」
というのは本旨でなく「筆が走りすぎた」としつつ、
「表現の自由」の範囲内と主張したという。

残り:415文字/全文:1093文字



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>「ニュース記事:
『ブログに「社員をうつ病にする方法」
 社労士を調査へ』(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/articles/ASHDK7GK0HDKOIPE029.html)。」



これって、一体、どういうブログだったのだろうか。

「モンスター社員は厄介な存在だから、
いっそのこと会社で、
その人をうつ病にしてしまおう」

ということなのだろうか。
簡単に言うと、問題社員のクビ切りらしい。

やはり、労働組合や外部相談窓口(弁護士事務所)
だけでなく、社会保険労務士も企業とグルなのか・・・。


障害者もよく

「面倒な人」

と見られることがある。
モンスターとは違うのだが、合理的配慮などを
求めても、適切な対応がなされないことは多い。
すると、中には強硬手段を取る障害者もいる。
私は我慢も限度を超えると、
よく感情的になってしまい、
相手に厳しくて鋭い、ストレート言葉を使ってしまう。
そういう点は

「モンスター化した障害者」

になるのかもしれないが。
健常者、障害者のどっち側に立っているかで、
モンスターに見えるかどうか、分かれるのかも
しれない。

私は過去に、会社の上司に、
こんなことを言ったことがある。

(若いスタッフが道具類を、後から使う人にも
配慮して、きちんと整理して置かないことに
ついて、改善案を皆に伝えたところ)

上司;
「あなたが大変な思いをして働いていることは、
私もわかります。
でも、彼ら(部下たち)はまだ若いので、
未熟な面もあります。
私でも、そういう彼らに伝えることはできても、
すぐに変わらないこともあるんですよ。」

私;
「それはわかっています。
でも、我慢にも限度というものがあります。
彼らに差別的、悪意による意図はなくても、
結果的には、私にだけ苦労を強いる結果に
なっているのです。
結果論として言えば、これは間接差別になる
と思います。
ですので、変えられるところは変えるように
していって下さい」

上司;
「わかりました。
でも、この文章ではちょっと厳しすぎるように
思います。
私の方から皆に伝えてみますので、
ここは私に任せてもらえますか?」

私;
「わかりました。
よろしくお願い致します」


こんなふうになったことが、何回もある。
これはモンスターではなく、彼らのだらしのなさが
原因でなったことなのだから、当然言うべき提言
だろう。
しかし、言い分は正しくても、言い方一つで、
皆を敵に回してしまうことがよくあるものだ。
マイノリティは辛抱強さも必要で、
それだけに辛い。

それにしても、モンスターとは何なのだろうか?
どういうケースが、モンスターと判断される
のだろうか?

参考になりそうな記事を、幾つか見つけた。



佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」
急増する「モンスター社員」の実態を
社労士の著者が生々しく描いた本、
石川弘子・著『あなたの隣のモンスター社員』
佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」Vol.055
 読書ノートより





『会社を困らすモンスター社員とは?』



モンスター社員とは、ブラック社員とも
呼ばれているらしい。
例えば、自己中心的な考えを主張する、
ということだろうか。
組織の中では、マイナスになる人を
「モンスター社員」と呼ぶらしい。

障害者への合理的配慮も、プラスと見られるか、
それともマイナスと見られるのかは紙一重で、
難しいかも・・・・。

国連・障害者権利条約も、障害者の権利を守る
条約なので、障害者が権利を主張しないと、
マイノリティの障害者は権利が保護されなくなって
しまう恐れが強い。

障害者にとっても、「モンスター」という枠に
はめられてしまわないか、
今後の大きな心配でもある。




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【追記】(2016年2月12日)


http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160212/Jiji_20160212X503.html


男性社労士を
業務停止3カ月
=ブログに「社員をうつに」
―厚労省

時事通信社
2016年2月12日 17時25分
(2016年2月12日 19時07分 更新)


厚生労働省は12日、愛知県社会保険労務士会
所属の60代の男性社会保険労務士がブログに
不適切な内容を掲載したとして、社労士法に
基づき、同日付で業務停止3カ月の懲戒処分に
したと発表した。

 厚労省によると、男性は昨年11月、ブログに

「社員をうつ病に罹患(りかん)させる方法」

と題した文章を掲載。

「適切合法なパワハラを行ってください」

「万が一自殺したとしても因果関係を否定する
証拠を作っておくことです」

などと書き込んだ。
他にも40回以上にわたり、問題社員を辞め
させるための方法などを連載していた。



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by bunbun6610 | 2015-12-22 20:00 | 就労後の聴覚障害者問題B

会社で変わったこと、相変わらずなこと


20■■年■月■日

また朝礼でOさん、S課長、M係長の3人
(Yさんは休み)が珍しく、
そろって出席していました。

先日に人事異動があり、Oさんは他部署へ異動、
代わりの人が来ることになった。
そして、M係長の席が、ここに変わった。
上層部が今までの、ここの職場環境を問題視
したのだろうか。
M係長はここの監視役になったような気がします。

Oさんが甘過ぎたので、交代するのはよしとしても、
新しい人に一人で任せて置けないのだろう。
それだけM係長に責任がかかった、というわけだろう。
私がここの今までの状況を外部に漏らしてきたから、
会社がこのような改革に動いたのではないか、と思う。

Nさんと話したが、何を言っても

「知らない」 「仕事中」

の一点張りでした。
先日のことで、機嫌を損ねて無視していることは、
明らかだった。
(当ブログ

『話し合いにならない話し合い』
〔2015-12-04 19:00〕

参照)

Nさんが怒って口を利かないということは、
S課長の

「Nさんも反省しているから」

という言葉は嘘だったのだろう。

私の怒りを鎮めるために使っただけだった。
本当に反省したのなら、こんな態度はとらない
はずだ。

M係長に

「Nさんの様子がいつもと違うが、何かあった
のですか?
この前のことで根に持っているとか?」

と聞いても、

「後で確認するから、あなたは自分の仕事に
集中していて」

と言われ、そのまま一日が終わってしまいました。

先日の社長の話がプリントアウトされて、
回覧で巡ってきました。

(当ブログ

『健聴者にとって、聴覚障害者は面倒くさい存在?』
〔2015-11-13 18:30〕

参照)

テープ起こしなんじゃないかという
(約43文字×48行)、丁寧な内容でした。
この話を私以外の全員が、すでに社長の前で
聞いていた、という。

やはり、M係長が書いてくれた短いまとめ文では、
内容がほとんど漏れてしまっているということが
わかりました。

これでは情報保障と言えまい。
もちろんこれは、書いてくれたM係長にケチを
言っているのではありません。

これが本来の情報保障と、筆談の差なんだと、
言いたいわけです。
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by bunbun6610 | 2015-12-22 19:00 | Z1.クレジットカード会社

「生活保護者が朝からパチンコはよくない」 別府市の「巡回」「支給停止」にネットで称賛相次ぐ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151217-00000002-jct-soci



「生活保護者が
朝からパチンコはよくない」

 別府市の「巡回」「支給停止」
にネットで称賛相次ぐ


J-CASTニュース
12月17日(木)18時22分配信

 大分県別府市がパチンコ店など市内の遊技施設
に「生活保護受給者」がいないか巡回調査し、
見つけた受給者の支給額を減額していた。
ネット上では「どんどんやれ」「当然ですな」と称賛
の声が巻き起こっている。

 今から2年前にも、生活保護費の不正受給や
ギャンブルへの使用を禁止した「小野市福祉給付
制度適正化条例」が兵庫県小野市で施行された
ことで、多くの賛辞が寄せられた。


■「市民感覚からすると、受け入れられないでしょう」

 別府市の調査は、2015年10月の計5日間、
市職員35人が市内にある13のパチンコ店と
市営別府競輪場を巡回。
見つけた生活保護受給者25人を一人ずつ
市役所に呼び出して注意し、次の巡回で再び
見つけた場合は1か月分支給額を大幅に
減らした。

 市によると、こうした調査は少なくとも25年前
から年1回のペースで実施されていた。
巡回する時間帯は10時頃から16時頃まで。
3回以上見つけた受給者については、2か月
にわたって支給額を減らした。

 これまで大きな問題は起きておらず、

「パチンコ店からも苦情は来ていない」

という。
ただ、その調査内容自体は12月15日の市議会
で初めて外部に明かされ、16日付け朝日新聞
電子版に報じられた。

 調査を始めた理由について市の担当者は、

「別府市は他都市に比べて生活保護の受給率が
高く、遊興施設も多いです。
市民感覚からすると、受給者が昼間からパチンコ
店に入り浸る様子は受け入れられるものではない
でしょう」

と話す。

 実際、受給者が遊技施設に出入りする様子を
見た市民から頻繁に苦情、抗議が寄せられていた
ようで、

「(苦情が)来ない日はないくらいでした。
今でも週に2~3回は受けています」

と明かした。
そのためか、朝日新聞の報道後に寄せられたメール
のほとんどが市の取り組みを「励ます」ものだった
という。

市担当者

「人権には十分配慮していると考えています」

 また、以前から生活保護制度そのものに否定的な
意見が多いネットでも

  「どんどんやれ」

  「これを皮切りに全国展開だ」

  「当然ですな」

と別府市の対応を評価し、応援する声が湧きあが
っている。

 ただ一方で、

「受給者への人権侵害になるのでは」

との指摘も上がっているのも事実。
報道によると、厚生労働省は

「調査は適切でない」

との見解を示している。

 前出の別府市担当者にこの点をぶつけると、

「人権には十分配慮していると考えています。
受給者がパチンコを一切してはいけない、
と言っているのではなく、

『朝や昼間からパチンコ店に入り浸るのは良くない』

というだけです。
職員の巡回しない夜間については、あえて勧め
ませんが、(受給者が)気晴らしで行くことを
厳しく咎めません。
もちろん受給者にも楽しみが必要だと認識して
います。
ただ、出来れば地域活動やボランティアなど
ギャンブルとは違う部分で発揮して頂きたいとは
思っていますが」

との答えが返ってきた。

 実は、2013年にも今回と似たような議論が
巻き起こっている。
きっかけはこの年に兵庫県小野市で施行された
「小野市福祉給付制度適正化条例」だ。
同条例は、生活保護や児童扶養手当の受給者
が過度の浪費で生活できなくなる事態を防ぐ
ために作られ、生活保護費を不正受給したり、
ギャンブルに使ったりするのを明示的に禁止
する珍しい内容だった。

 支給の厳格化を目指すものと受け止められた
ためか、ネットでは称賛の声が比較的多かった。




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http://www.j-cast.com/2013/02/25166876.html

小野市の
「生活保護でギャンブル禁止」
条例

 「なんて素晴らしい」

 「監視社会化が進む」

の賛否両論


2013/2/25 19:19





「なんて素晴らしい条例なんだ……
小野市やるな!!!」

「生活保護バッシングの再燃、
監視社会化が進む危険が!」

兵庫県の小さな町で生まれる条例案をめぐり、
ネットの声は賛否両論、真っ二つに割れている。

議論の的となっているのは、小野市が市議会
に提出予定の

「小野市生活給付制度適正化条例」

だ。
生活保護受給者がパチンコなどのギャンブルで
浪費することを明文的に「禁止」する珍しい内容
で、さらにそうした人を見つけた市民には市への
「通報」も求める。


パチンコ・競艇・競馬などでの浪費を「禁止」

2012年4月のいわゆる「ナマポ河本問題」以来、
生活保護受給者による「ムダ遣い」に対して、
世間から厳しい目が注がれている。
特に槍玉に挙げられやすいのがパチンコなどの
ギャンブルで、たびたびメディアを騒がせたほか、
国会質問の俎上にまで上がった。

一方で法律上、生活保護費の使途は限定されて
おらず、「法の趣旨上望ましくない」(厚生労働省)
とされるものの、事実上「野放し」に近い状態だった。

さて、そんな中で登場した小野市の条例案とは
どんなものなのか。
問題の第3条第1項にはこうある。

「受給者は、偽りその他不正な手段を用いて金銭
給付を受けてはならないとともに、給付された金銭を、
パチンコ、競輪、競馬その他の遊技、遊興、賭博等
に費消し、その後の生活の維持、安定向上を図る
ことができなくなるような事態を招いてはならない
(後略)」

罰則があるわけではなく、

「一度そういうことがあったからと言って、給付を
止めるということは考えていない」(小野市)

とはいえ、受給者のパチンコを始めとするギャンブル
による浪費を、

「受給者の責務」

として明確に禁じている。
また小野市によればギャンブルのみならず、
極端な飲酒や買い物などにも、この規定が適用
される予定だという。

そして、もうひとつも議論を呼んだ、
「市民の責務」を定めた第5条第3項だ。

「市民及び地域社会の構成員は、受給者に係る
偽りその他不正な手段による受給に関する疑い
又は給付された金銭をパチンコ、競輪、競馬
そのほかの遊技、遊興、賭博等に費消してしまい、
その後の生活の維持、安定向上を図ることに
支障が生じる状況を常習的に引き起こしている
と認めるときは、速やかに市にその情報を提供
するものとする」

この条例案の内容が報じられると、反響は
大きかった。
生活保護自体に批判的な人が多い2ちゃんねる
やツイッターなどでは、支給の厳格化を目指す
ものと受け止められ賞賛の声が強かったが、
識者からは第5条第3項を問題視し、
「監視社会を招く」と懸念する声も上がった。



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警視庁の調査報告によれば、置き引き等の
犯罪件数は年々減少しているそうだ。

しかし、パチンコ店での場合は突出して多く、
しかも4倍に件数増加している、という。
そのため、警視庁ではパチンコ店に防犯対策
の強化を要請している。

パチンコ店では、防犯だけではなく、お客様に
対する有益な情報利用として、フェイスコープ
を導入設置しているホールもある。

店内の至る所で、入場者の行為等をビデオ監視し、
そして、このような顔認証システムで、要注意人物
の個人情報が登録されたり、警察、他店舗、
また他社ホールとも連携し、情報共有される。

顔が即座に割れるので、例えその時は逃げられても、
次に来た時には即通報・捕まる、というわけである。

犯行に及ぶ人は、実に様々な人がいて、若年者
から中高年者まで幅広い。
パチンコ店での犯罪件数が急増している、
という背景には、生活保護者急増に伴う犯罪増加の
可能性もあるのではないだろうか。

仕事がないために、収入も少なく、自由に使える
お金も限られているのは、大変なストレスになる。
そうした圧迫感に開放されるには、パチンコ店へ
行って、隙を見ては一瞬の間に盗む。
その手馴れた犯行状況がビデオ記録されている
のである。
特に多いのが、ICカードや、財布、バッグ類の盗難
らしい。
彼らは働いていないからといって、決して能力がない
わけではない。
犯行には鋭い嗅覚を発揮する者もいて、それは仕事
をする能力を持っている証拠でもある。
なのに、仕事がない。
そうした人の多くを生活保護に依存させ、
パチンコ店で野放しにしておくと、魔が差して犯行に
及んでしまう、ということは有りえるだろう。

それでなくとも、パチンコ依存症や、
家の冷暖房費節約のためのパチンコ店通いが
やめられなくなってしまっている、
という可能性もありえる。

そこからの救済には、もはや、
生活保護だけでは限界がある。
私は

「パチンコは良くない」

とは思わない。
パチンコや、生活保護のせいではなく、
この日本社会(政府)が悪いのだ。

生活保護受給者の問題を根本的に解決していく
ためには、生活保護だけでなく、社会の中に、
自立や再生への道をつくることが不可欠だと
思われる。
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by bunbun6610 | 2015-12-21 23:30 | 生活保護を考える

『マスコミがけっして伝えない佐村河内守氏会見の盲点』

難聴でも成功できる
難聴・聴覚障害で悩むあなたへ
『マスコミがけっして伝えない
佐村河内守氏会見の盲点』

http://nancho.mimiral.com/index.php?%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%81%8C%E3%81%91%E3%81%A3%E3%81%97%E3%81%A6%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BD%90%E6%9D%91%E6%B2%B3%E5%86%85%E5%AE%88%E6%B0%8F%E4%BC%9A%E8%A6%8B%E3%81%AE%E7%9B%B2%E7%82%B9






〔関連記事〕


『週刊文春の佐村河内氏批判について』
〔2014-03-14 21:31〕





要するに、あの騒ぎで急いで書き立てた
マスコミの連中は、便乗して一仕事しよう、
いや、一儲けしようと、
ろくに知識も知性もないままで、
あれこれと書いたに過ぎなかった、
ということなのだろう。

それで、無知の人々の間に、
聴覚障害への誤解がまたもや、
広まってしまったのかもしれない。

とにかく、佐村河内氏事件をきっかけにして、
健聴者(特にマスコミ)の聴覚障害に対する、
知識不足、無知ぶりが露呈した事件でもあった。

もし、健聴者が本当に聴覚障害を体験したい
のだと思うなら、例えば「中途失聴者」という
設定にして、自らの耳に耳栓をし、
年中生活してみればいい。
そんな人体実験は人道的に許されないことだが、
それを本当にやったら、その人はそれまでの
人生で築いてきたものの大部分を、
突然に失うのである。
なぜなら、音声世界では、それほど音声に依存
しなければならない世界だったからである。


「目が見えないということは、
あなたを物から孤立させます。
耳が聞こえないということは、
あなたを人々から孤立させます」

 (イマニュエル・カント〔18世紀ドイツの哲学者〕)



健聴者には、この言葉の意味が、わかるだろうか。
物から孤立することと、人々から孤立することの
どちらが、精神的に辛いか。

その世界と突然に、別れがやってくるのは、
本人にとっても、大きなショックに違いないだろう。

誰であろうと、過ぎてしまった人生はもう二度と、
戻って来ることも、やり直すこともできないのである。
そのダメージは計り知れない。
例え軽い難聴障害であっても、簡単に言えるもの
ではないのだ。



なお、最近の聴覚障害者のニュースでは、
例えば、歌手の氷室京介さんがいるようだ。
氷室京介さんも、周囲が思っている以上に、
相当深刻な心理ダメージを吐露している。


『氷室京介「左耳の調子が悪い」
…卒業発言の“理由”ファンに明かした』
〔2014-07-19 23:52〕

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by bunbun6610 | 2015-12-18 20:00 | 難聴・中途失聴

『聴覚障害者は、健聴者の仕事道具か?』


副題は

『聴覚障害者差別は「間接差別の連鎖反応」』

です。


当ブログ
『聴覚障害者が、就労後に直面する職域差別』
〔2014-08-01 18:30〕
より。

20■■年■月■日

「ある日、会社の部門別個人能力評価面談が
行われました。
社員の一人ずつが個室に呼ばれて、
上司(S課長、M係長)と2対1の面談が
行われました。

そこでS課長は筆談で説明してくれました。
これは大変ありがたいことです。

ただ、内容となると、私に対する評価は普通で、
今後もっと努力して欲しい、という
要求的意味合いの説教へと変わっていきました。
私はこの評価も、話し合いにも納得できなかった
ので

「どうして私の評価は普通なのでしょうか?」

と尋ねました。

するとS課長は

「他の人はもっと仕事量をこなしているから、
あなたももっとやってほしい」

と言いました。

私は唖然としました。
なぜなら、課長は普段から、私の職場には
全くいないので、状況をわかっていません
でした。

それで他の者と私の仕事の成果を比較した
発言、それもS課長自らの作り話で先輩の
怠慢のツケを私にゴリ押ししようとしてきたので、
私は怒りの感情を抑える一心で、
震えていました。
私は

「この課長を殴り倒してやりたい!」

と思っていましたが、それでもガマンし、
自分の見方を正直に伝えました。

何をどれだけやったのか、個人実績を示す
データがあるのに、その評価ではおかしいと
話してみました。
しかしS課長はなおも、おかしな主張を
続けました。

S課長;「あなたはまだ入ったばかりだから、
これからもっとがんばって、仕事量をこなして
ください。
今後、人を減らしたいので」

私;「入ったばかりの人は、私だけでは
ありません。
この職場の多くの人が、私と同期、または
後に入った人もいます。
その人たちは最初から先輩と一緒に、
いろいろな仕事を与えられているのに、
私だけにはどうしてそういうことになるので
しょうか?

なぜ私だけが、書類の枚数を数える仕事
だけ一日中、毎日やらされるのですか?」

(ここで私は

「あなたは障害者を差別していませんか?」

と言いたかったが、これを言うと雇用契約を
終了させられる可能性が高くなるので、
ガマンしました)

S課長;「その仕事も大切な作業です。
だからもっともっとやって、実績を積んで、
周囲の人もあなたを評価するようになれば、
あなたの仕事も少しずつ増えていきますから」

私は、S課長のデタラメ話を見抜いていたので、
言いくるめられている、と分かっていました。

それで、ついにこう言ってしまいました。

私;「障害者は、計数器ではありません」

するとS課長とM係長も怒った表情になり、
課長は持っていた鉛筆を机上にぶん投げて、
私をにらみつけました。

ただ立場の違いだけでわからせようとしている
S課長には、今も全く信頼を寄せず、それ以来、
課長とは全く会話をすることもなくなりました。

会社では人間関係が大切なことは、
私もわかります。
しかし、こんなに差別的な状況で、
それでもガマンするだけなんて、
おかしいと思います。


この話を他の聴覚障害者にもしたら、
大笑いしていました。
さらに、就労状況のことも聞いてみましたが

「皆同じ。
むしろ、雇ってもらえるだけでもありがたい、
と思うべき」

と言われました。
意外とあっさりしていました。

やはり肝心なのはガマン。
差別にもめげない、ガマン強い人でないと、
会社では生き残れないのかもしれません。」

なるほど。
会社は人員削減、ローコスト管理実現のために、
障害者合同面接会に出掛け、
真面目に働きそうな障害者を探しに行くのか。

確かに、助成金が出る障害者を雇用したほうが、
やる気がなくて賃金も高い健常者を雇い続ける
よりも、ローコスト管理という面でメリットが大きい。

上の会話で、S課長が言っていることの意味は
要するに、

「キミは助成金と、ここの部署のコスト削減の
ために雇っている。
そのために、ここで定年まで頑張ってもらうよ」

ということなのだろう。

道理で、幾らここでがんばっても、
M係長からは

「人事異動はない」

と言われたわけだ。

この会社は、職域だけでなく昇給・昇進の面でも、
聴覚障害者に差別していることになる。
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by bunbun6610 | 2015-12-18 19:00 | Z1.クレジットカード会社

プロ級の味、オリジナルの味、など。 - レトルトカレー編

(1)
『たこカレー』(Octopus curry)
(製造者;株式会社 北都)



「宗谷沖で獲れ、稚内(わっかない)港で水揚げ
されたたこ使用。」


「宗谷地方では、戦後よりたこ漁が盛んで、
昔は肉代わりにたこを入れたカレーを作って
食べていました。
今でも一般家庭ではたこの入ったカレーが
よく食べられています。
たこの旨味が程よく溶け出した味わい深い
カレーです。」



カレーソースはビーフかポークカレーに似ていて、
辛味の種類はブラックペッパーのようだ。
だから、本来は肉のカレールウを使用していると思う。
そこへ、肉の代わりにタコを入れた、というわけだ。
タコは弾力があり、噛み応えがあるので、肉の代わり
になる。
だから、これは意外と合う。
そんなに「美味い」というわけでもないけれども、
個性的な味わいだ。

株式会社 北都のレトルトカレー食品である。


220グラムは1.5人前で、ご飯を大盛りにすると、
丁度良い量である。




(2)S&B『噂の名店カレー』シリーズ
S&B食品

①『欧風ビーフカレー(中辛)』
(販売者;エスビー食品株式会社)

東京・半蔵門の「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ」という
カレー専門店の監修を受けて製造した、
レトルトカレー食品。
http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13000254/


味は、ボンディの欧風カレーに似ている。

『Bondy(ボンディ) 芝浦店 - 欧風カレー専門店』
〔2014-03-21 18:30〕


ボンディで食べたら、高い。
だが、ボンディの欧風カレーが食べたくなったら、
これで我慢できる。


②『バターチキンカレー(中辛)』
(販売者;エスビー食品株式会社)

東京・神田の「マンダラ」というカレー専門店の
監修を受けて製造した、レトルトカレー食品。
http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13000254/

インドカレーの中では、マイルドで食べやすい味だ。


③『湘南ドライカレー(中辛)』
(販売者;エスビー食品株式会社)

鎌倉・七里ガ浜の「珊瑚礁(さんごしょう)」という
カレー専門店の監修を受けて製造した、
レトルトカレー食品。
http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13000254/

日本にある、昔からのドライカレーというより、
ガパオに似ている。
あるいは、それらの中間的な味わい。




(3)『亀屋伽哩(鮑)』
(販売者;株式会社 亀屋本店)


『館山の土産品 - 株式会社亀屋本店 館山店』
〔2015-05-02 18:30〕





(4)『函館 五島軒 海鮮カレー(中辛)』

『函館名物のお土産(北海道函館市)』
〔2011-06-04 20:55〕


今までに食べたレトルトカレーの中で、
一番美味しかったのは、これだと思う。
値段も一番高いが、他にはない味のカレーだ。

その秘密は、魚介類とカレーソースを別調理し、
別袋に入れて保存しているからではないか、
と思う。
両者が混ざり過ぎてしまうと、どっちもボケて
しまう。
しかし、別にすれば、両者の香り、味のコントラスト
がハッキリと楽しめるのだ。
「海の幸入りのスパイシーなカレー」として味わえる
のだ。
だから、これには驚いた。

『函館カレー - (株)五島軒 Webショッピング』


五島軒





(5)長崎老舗洋食店「フラワーメイト」監修
『牛すじカレー』(180グラム)

販売者; サンフリードTZ(長崎県長崎市田中町584-1)

http://hakata-marutoku.com/item/index.cgi?detail=0165

居酒屋の定番メニュー「牛スジ煮込み」をカレー
にした、懐かしい味わい。
牛スジ煮込みの甘味があるが、意外にカレー
と合う。
カレーライスだけでなく、このままハンバーグ
のソースとしてもいけそうだ。
ただ、牛スジは溶けてほとんど見えないくらい
なので、肉の食感は全くと言っていいほどない。
だからソースとして使い、具材は自分で追加
してみたくなる。
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by bunbun6610 | 2015-12-16 19:30 | 食べ物(カレー)

コミュニケーション発展途上国の日本



20■■年■月■日

たまたま、朝の社内で、Yさんたちと会いました。
5人ぐらいがエレベーターに乗って、
どこかへ行くらしい。
Yさんが私に気づくと、私のところまで来て

「今日は5階へ行きますか?」

と聞いてきました。
私は何のことだか、さっぱりわからないので、

「どうしてですか?」

と聞きました。
Yさんは困った顔をしていたので、
私は紙とペンを出して、
筆談をお願いしました。
Yさんには書いてもらったのですが、
何を言いたいのか、
よくわからない筆談でした。

要点は多分、こうかな? と。

・今日の8:40に5階へ集合する。

・「できるだけ行くように」
と、誰かから全員へ指示されている。

・そこで、何かある(全社参集行事とか)

何があるのか聞き返してみましたが

「出ても出なくてもよい」

ということが強調されていたので、

「それなら、私は上へ行ってもどうせ、
立たされているだけで、
話の内容まではわからないのですから、
行きません」

と言いました。
そうしたらYさんは

「私が上へ言っておきます」

と書きました。

それから9:00になって全員、
普段の職場に集まり、
いつも通りの朝礼が始まりました。
Oさんのいつもの仕事の通達の後、
S課長が10分以上も話していたので、
いつもと違う内容の話だと思いました。

その内容を、M係長が12文字×10行ほどに
まとめあげて書いてくれたのですが、
次のような内容でした。

 ・先ほど、社長からの話があった。

 ・原発事故の影響で、電力不足になり、
業務が大変になった。

 ・ほぼ全部署でミスが続発していて、
会社の信用が落ちている。

 ・信頼回復のために気を引き締め、
会社全体で「非常事態宣言中」であるので、
一人ひとりが取り組んでいってほしい。

といったところです。
このことから多分、今日の8:40に社長が
5階に来て、全社員にこれを話したのだろう
と思われます。

これが事実ならば、Yさんの

「出ても出なくてもいい」

は、違うのではないかな、と思いました。

読者の皆さんはここまでを読んで、
このコミュニケーションをどう思うでしょうか?

私も悪い点はあると思いますけど、
筆談してくれているし、
筆談以上のことをまで頼むともう、
相手の欠点をハッキリ指摘せざるを
えなくなります。

(「あなたは、まだ筆談が下手なので、
読んでもわかりにくいですね」と)

それは、なかなか言いづらいものです。

こんなコミュニケーションよりも、
ケンカのほうがよっぽどわかりやすい
のですよね。

でも、それは日本の会社ではまずいので、
そこが悩みどころになるのですけど。

何よりも日本の会社は和を重んじるので、
それを乱される意見や言い方を嫌う傾向が
あります。

「日本人は、ろう者のストレート言葉を嫌い、
クッション言葉ばかり好む」

という話も、ろう者から聞いたことがあります。

この人たちに言わせれば、自分の意見を
ハッキリ言うことは、相手に対して失礼なの
とは違う、ということです。
何と! これは、外国人と同じ意見なのです。

ところが日本人健聴者は

「そんなショックを与えるような言い方を
してはいけない」

というのです。
笑っちゃうでしょう、この対照性には。

日本企業の管理職以上の皆さん、
もっとコミュニケーション術を磨いて下さいね。
でないと、外国だけでなく、聴覚障害者にも
笑われてしまいますよ。

本当に、

「日本人はこんなに話し合いの時間を使っても、
たったこれだけのコミュニケーション内容しか
できないのか?」

と言われますよ。
それだから、いいモノをつくっていても商談が
下手だから、とインドや中国の企業に言われる
のだと思います。

最近、インド、中国の企業に、モノづくりで定評
のある日本企業がどんどん買収されて、
モノはメード・イン・ジャパンなのに、
販売会社は外国、というケースが増えています
よね。

コミュニケーションが未熟であることが原因で
リスクが起きたり、

(原発事故でも菅前首相が言っていましたが)

外国でのマーケット開拓でも日本製品が
利用され、日本はずいぶん損しているのでは
ないでしょうか。

障害者と健常者の人間関係だって、
アメリカやヨーロッパと比べ、
日本は抑圧が強いのではないか、と思う。

だから日本は、超恩恵型障害者福祉しか
できないし、障害者も皆、それに都合よく
甘えちゃうのだろうと思う。

そして、日本の障害者はその下で、
これからもずーっと、ぶら下がって生きていく
のだろう。

そのことを会社の人に話したら、

「日本は、障害者にやさしい国なんですね」

と言う。
いや、そういう見方もありますけど、
それはむしろ、障害者も日本もダメにする
発想なのだということに、そろそろ気づいて
ほしくて、言ったつもりなのですが。

こういう社会環境だから、日本の障害者の
権利意識も弱く、障害者運動も起きにくい
のかもしれません。
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by bunbun6610 | 2015-12-15 18:30 | Z1.クレジットカード会社

『実雇用率、過去最高を更新・・・』


http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/36956899.html


炎のジョブコーチ
『実雇用率、過去最高を更新・・・』
〔2015/12/13(日) 午後 6:39〕


以前も、上手に障害者雇用を行っている人は、
それほどたいそうなことをやっていると
感じていなくて、障害の知識もなかったりする・・・、
とても自然にやっている、
といったことを書いたことがあります。

就労支援関連のセミナーや講演会は、
とてもテクニカルな内容のものが多い気が
します。
先行する企業の担当者を招いて自社の取り組み
についての内容、制度利用や支援機関との連携、
障害特性への配慮、仕事の切り出し等々。
これらの多くはテクニックの部分です。

テクニックというのは、組織でいえば表出した部分、
言わば氷山の水面に出ている部分かと思います。
水中に隠れている、それらを生み出している
仕組みに目を向けないと、テクニックの部分
だけを自社に移殖しても根付かないでしょう。


「障害者雇用は難しい…」

といわれる所以がここにあるように思います。

見えない部分の仕組みやエッセンスを理解する
には「ベンチマーキング」する必要があります。

その見えない部分というのは、一体何でしょうか、
おそらく理念、組織、マネジメント、構成員の
人間力等
に関係しているように思います。
最近では、多くのリファレンスや事例集が入手
できるようになってきました。
障害者雇用は人事管理であり人を扱う分野かと
思いますが、リファレンスや事例からマニュアル化
することで「障害者雇用」という特別な分野化して
います。
マニュアル化は、便利な側面と、深く考えることを
遠ざけてしまう側面があります。
時々、参加したセミナーや、本になった事例を
見ると、「誤解」や「理解不足」が含まれている
ように感じます。

この季節、全国や都道府県の雇用率の発表
があり、「過去最高の…」の文字が目立って
いますが、逆に「質」のことが心配です。
質が伴っていないと反動があります。
振れ幅が大きいほど反動も大きい・・・。
1~3年後が心配です。



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>「「過去最高の…」の文字が目立って
いますが、逆に「質」のことが心配です。」


確かに、その通りだと思う。

ウチの会社の障害者担当者も

「弊社は約300人の障害者を雇用していますが、
(問題点があるといった話は)聞いたことがない」

と、まるで自慢話のように言っている。
この会社にとっては、障害者の雇用率が3%近い
数字なので、確かに雇用数は申し分ないかも
しれない。

しかし

「障害者は本音を言えないのだ」

ということも、理解できていない。

ただ雇うだけで法令遵守などと言っている会社は、
非効率雇用という、しっぺ返しを食っている、
ということも分からずに。



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http://news.mynavi.jp/news/2015/12/02/044/


民間企業における障がい者雇用数、
実雇用率が過去最高を更新


フォルサ  [2015/12/02]



厚生労働省はこのほど、民間企業や公的機関などに
おける、平成27年の「障害者雇用状況」集計結果を
取りまとめ、公表した。



公的機関は、雇用障がい者数・実雇用率とも前年
を上回る

障害者雇用促進法では、事業主に対し、常時雇用する
従業員の一定割合(法定雇用率、民間企業の場合は
2.0%)以上の障がい者を雇うことを義務付けている。
今回の集計結果は同法に基づき、毎年6月1日現在の
身体障がい者、知的障がい者、 精神障がい者の雇用
状況について、事業主からの報告をもとに集計したもの。

民間企業では、雇用障がい者数、実雇用率ともに過去
最高を更新した。
雇用障がい者数は45万3133.5人で、前年と比べ、
5.1%(21,908.0人)増加している。
法定雇用率2.0%のところ、実雇用率は1.88%で、
前年よりも0.06ポイント上昇した。
法定雇用率達成企業の割合は47.2%で、前年と比べ
2.5ポイント上昇している。

公的機関は、雇用障がい者数及び実雇用率のいずれも
対前年で上回った。
「国」は雇用障がい者数7,371.5人、実雇用率2.45%、

「都道府県」は雇用障がい者数8,344.0人、実雇用率
2.58%、

「市町村」は雇用障がい者数2万5,913.5人、
実雇用率2.41%。

公的機関の法定雇用率は2.3%であるが、いずれも
実雇用率が上回っている。

教育委員会は、雇用障がい者数1万4,216.5人。

都道府県などの教育委員会は法定雇用率2.2%の
ところ、実雇用率は2.15%だったが、前年度の2.09%
よりもポイントは上昇している。
独立行政法人などは、雇用障がい者数は9,527.5人
(前年9,178.0人)、実雇用率2.32%(前年2.30%)。
雇用障がい者数及び実雇用率のいずれも対前年で
上回った。



=========================



〔関連記事〕

障がい者雇用に対する満足度は高い
- 89%の企業が「雇用してよかった」

[2015/11/20]
http://news.mynavi.jp/news/2015/11/20/039/


障がい者の半数、必要な情報を得られないまま入社?
[2015/5/25]
http://news.mynavi.jp/news/2015/05/25/155/


精神障がい者の半数が1年未満に退職
- 退職前に欲しかったフォローは?

[2015/5/7]
http://news.mynavi.jp/news/2015/05/07/036/



仕事上で悩みや不安を感じている障がい者は84%
- 精神障がい者は95%

[2015/1/5]
http://news.mynavi.jp/news/2015/01/05/008/
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by bunbun6610 | 2015-12-14 23:00 | 就労後の聴覚障害者問題B

映画『レインツリーの国』(有村浩/原作)

=========================


〔難聴者の恋愛・参考情報〕

『レインツリーの国』
(有村浩/著)


この小説では、女性のほうが難聴なのだが、
この女性は自分が難聴であることを隠しつつ、
恋をしている。

実はこの作品は、有村氏が実際に難聴者協会
の難聴者から取材して構成した作品で、
モデルがあるのだという。

今年11月に実写化するという情報もある。
難聴者を主人公にしたドラマや映画は珍しい。

http://raintree-movie.jp/



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以上、

『ベートーヴェンは、本当に聴こえなかったのか?』
〔2015-04-29 09:33〕

より引用。



難聴の人は(年齢層別で大きく異なるが)
「100人に一人ぐらいの割合」、
高齢者ではもっと多くの割合でいるそうだ。

補聴器メーカーが、補聴器の潜在ユーザー数を
試算したところでも、推定600~2000万人
いるそうである。

そうした人たちにも身近なテーマの映画なのだから、
関心が高いと予想され、この映画はヒットしそうな
気がする。

原作は「歩み寄り」ということについて、
深く考えさせられる内容だったので、
健聴者の恋人同士の人も是非観てもらいたい、
と思う。

私は

「ところで、この映画、字幕は付くんですかね?
ホームページを見ても、情報を探すのが面倒くさい。
どうせまた、付かないんだろう。
なら、いつも通り、観に行かなくていい」

そう諦めているが。
原作は聴覚障害者にもバリアがない活字だったから、
売れたのかなぁ?

(携帯電話も、たまたまメール機能が聴覚障害者
にも使えたから、爆発的に売れた、と言われている。)

でも、難聴者をテーマにした日本映画なのに、
字幕がなくて難聴者には楽しめない映画なんて、
本気でやるのか、オイ!!


『日本映画は聴覚障害者差別映画』
〔2015-08-11 18:30〕




ちなみに下のサイトには、原作を読んだ難聴者
の読後感想や、実体験談等が書かれている。

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/sports/30250/1163773144/l50


(2015年9月投稿記事)






【追記】(2015年10月6日)

この映画に、日本語字幕が付くことに決まった、
という。
おー、これは素晴らしい。

『レインツリーの国』
(2015年11月21日〔土〕公開)
『日本語字幕についてのご報告』
http://raintree-movie.tumblr.com/post/130597178217/日本語字幕製作についてのご報告

原作と同じく、東京都中途失聴・難聴者協会
の協力を得て映画製作し、字幕についても
検討してきた結果だという。

それなら、観てみるか。







【追記】(12月4日)

ヒロインの人見利香は中途難聴者で、
コミュニケーションには補聴器、読話、筆談を使う。
手話は使わないが、実は世の中でも利香のような、
手話を知らない聴覚障害者の方が、ずっと多いのだ。


『なぜ手話ができない聴覚障害者が多いのか?』
〔2014-07-19 18:30〕



補聴器は比較的小型タイプの耳掛け型を、
両耳に装用していたようだから、
中度難聴といった人物設定だろうと思える。

最初に見る利香と、最後に見る利香の全く
変わった表情が印象的だ。
これは映画だからの演出に過ぎないのかというと、
そうでもないような気がする。
下の記事を読んでみてほしい。



『聴覚障害者心理』
〔2011-09-26 23:48〕


【5.聴覚障害者心理の段階説、喪失の過程】

聴覚障害者心理は不安定で流動的な性質があり、
今のところ5段階説があるようです。

①「ショック期」 ②「あきらめ期」
③「再適応の芽生え」 ④「再適応の努力期」
⑤「再適応期」

この段階を、必ずしも①から⑤へ、スムーズに行くとは
限らないし、どうなるかはその人の運命だと思います。




この映画でも、そのプロセスが当てはまる。
つまり、実話に近い物語設定となっているのだ。

利香は伸と出会い、まず「再適応の芽生え」が生じる。
そして、伸の諦めない真心が、利香に「再適応の努力」
を促し、一緒に「再適応期」まで進む。
これは決して、利香だけが辿った軌跡ではなく、
伸も同じなのだ。
「関係障害」という性質を持つ聴覚障害の場合、
障害の克服には双方の努力が必要になる。
ここが、この映画の重要なポイントだろう。

映画の後半には、職場の上司が筆談コミュニケーション
のもどかしさにうんざりしていたが、
これも実際の障害者雇用では日常茶飯事のことである。
職場では決して、恋人同士のようには、
うまくいかないものだ。
私もよく上司に「優先順位がある」と言い訳され、
結局、合理的配慮などされずじまいになってしまう
ことは、うんざりするほど沢山経験している。
ほぼ実話と同じ、と言ってもいいだろう。




〔関連情報〕


元記事
『自伝に書かれた思い出もニセモノ
 …佐村河内氏の“偽り人生”』
〔2014-02-13 19:30〕
より、引用。



(※)『(障害による)喪失の過程』
東京大学教授・福島智氏。「喪失の過程」「再生の過程」
http://plaza.rakuten.co.jp/masami2008/diary/200806220000/




『基礎からの手話学』
(神田和幸,藤野信行/編著,福村出版,
1996年6月20日初版発行)



「a.聞こえない世界
聴覚障害者のパーソナリティの特徴としては、従来よりも精神的な固さ、
融通性のなさ、自己中心的であることなどが指摘されている。
しかし、いずれもコミュニケーションが十分行えないために、人間関係に
おける誤解や無理解から生じた場合がほとんどである。

耳が不自由な場合、音を通じて次に何が起こるかを予測することが困難
である。
問題が生じた場合でも、健聴者なら速やかに適切な助言や指導が得られ
るかもしれないし、常識や社会規範などの目に見えない抽象的事象も
言語を介して身につけられるが、それらが困難な聴覚障害者は絶えず
抑圧と不安のなかに身をおいているといえる。

たとえば、何かの集まりがあったとする。
少し遅れて会場に入ったが、あわてていたのでドアを強く閉めてしまった。
大きな音がしたが、本人は気にせず席に着いた。
そこで、まわりの人はどのように反応するだろうか。

おそらく、ひとこと謝るべきだ、何と非常識な人だと眉をひそめるだろう。
聞こえないことの意味を「非常識」の一言で片づけられてしまう怖さを
改めて考えさせられる。

とくに自分の良き理解者であるはずの家族や周囲の者とのコミュニケ
ーションが不十分な場合は、さらに混乱に拍車をかける。
当然、不安や不満も増大するであろう。

理解されにくいといえば、三木安正が教師を対象に「障害者の中から
最も気の毒な障害者はどれか」という調査をした結果がある。

結論からいえば、視覚障害者、肢体不自由者、精神薄弱者、聴覚障害者
の順であった。

これを三木は、教師がより悲劇的と感じた順に並べた結果であると
述べている。
見方を変えると視覚障害者や肢体不自由者はある程度、外見からも
障害の困難さが理解されるが、聴覚障害者は外見からはほとんど
理解されないということである。
誤解を受ける要因の1つもこのへんにあり、聴覚障害者の悩みや不安
は深刻である。」(P20~21)


「b.中途失聴者の心理
人生の途中で起こる失聴という事態が、その人の心理にどのような
影響を与えるだろうか。

障害そのものが人格に与える影響も無視できないが、自分の障害を
どのように受けとめるかが実は最も重要なことである。
言い換えれば自分が障害者であることをどの程度納得しているかが
ポイントになる。

キャロル(Carroll,T.J.)は中途失明者について「20の喪失」として
分かりやすくまとめている。
対象は異なるが、聴覚障害者にもあてはまると思われるので、
聴覚障害者に置き換えて紹介する。

(1)心理的安定の喪失(身体の完全さの喪失・残存感覚の信頼性の
喪失・環境把握の困難性・音のもたらす安らぎの喪失)

(2)生活動作の喪失(日常生活の困難性・行動力の減少)

(3)コミュニケーション手段の喪失(音によるコミュニケーションの喪失
 ・会話の容易さの喪失・情報入手の喪失)

(4)文化享受の喪失(音で楽しむことの喪失)

(5)職業・経済基盤の喪失(職歴、職業目標、就業の機会の減減少
 ・経済的安定の喪失)

(6)結果としての人格の完全さの喪失(自立性の喪失・社会的適切さ
の喪失・自尊心の喪失・豊かな人格形成の喪失)

これらは障害の違いや時代の違い、個人差などを考慮した場合に
必ずしもすべてがあてはまるとはいえない。
しかし、心理的安定の喪失をはじめとして中途失聴者が必ず直面する
課題であることにかわりはない。」(P21)


「c.中途失聴者の障害受容
中途失聴者は、障害を受けてから、それを受容し、再出発するまでの
間の心理的状況はさまざまであり、この心理的過程を4段階に分ける
ことができる(図1-2参照)。

第一段階は障害の発生から失聴宣言を受けるまでで、医療を中心と
した時期である。

第二段階は将来の見通しが立たず悶々とした日々を過す心理的葛藤
の時期である。
言うに言われぬ不安感、周囲の者に対する依存、そして劣等感にさいな
まれるもっとも辛く苦しい時期でもある。


第三段階は生きる意欲や目的を見出し新たな人生を踏み出す障害受容
の時期である。
この頃になると「読話訓練」、「聴能訓練」、「手話訓練」などにも積極的に
取り組むようになる。

第四段階は職業決定の段階で、既婚者であれば経済的基盤の確立が
成るか否かの瀬戸際に立たされる時期でもある。

すべての人が同様の過程をたどるとはかぎらないが、中途失聴者の
社会復帰までには数年を要するのが普通である。
」(P22)





【追記】(2015年12月12日)

難聴コンプレックス
利香は、中途難聴者に多い、一人ぼっちの難聴者だ。

健聴者から見たら

「すごい難聴コンプレックスだな」

と思うかもしれないが、同障者から見たら、
別に珍しくはない。

世の中に、伸のような人が、もっと増えてほしい、
と思う。


この映画には、至る場面で難聴者心理が
描かれていることは確かだ。
ただ、やはり映画だから、演出がやや大げさで、
現実より遥かに、悲壮感あり過ぎだと思った。
実際はもっと淡々として、それでいて難聴者の
心の中だけが辛い場合が多いものだ。
それが健聴者には全然、気がつかないのだ。


これは字幕無しで観て、その後に日本語字幕付き
(期間限定)で観た感想である。
両方の感想がごちゃ混ぜになっているので、
健聴者には読んでも理解しにくいかもしれないが、
やはり、日本語字幕はあったほうが良かった。




〔参考情報〕

『映画化レインツリーの国のネタバレ含む感想!
ヒロインに隠された秘密』



この映画は、伸がひとみ(利香)からのメッセージ
(メール)を読むシーン
(「字幕無し」では「音声」のみのセリフ)
が多い。

最初は「女の子の声」という字幕で出ている。
これはおそらく、西内まりやさんの声だろうから、
健聴者には

「この声がひとみ(利香)なんだろう」

と分かっただろう。
しかし、聴覚障害者には、その声がどんな声なのかは、
わからない人もいるわけだ。
つまり、健聴者と変わらない難聴者の声なのか、
それとも発音がおかしい聴覚障害者の声なのか、
わからないということになる。

そして、もし原作を知らない聴覚障害者が、
字幕の無いこれを観たら

「あ、今、伸がひとみからのメールを読んでいる
ところなんだな」

ぐらいにしか、思わないだろう。
その内容が何だかは、全くわからないのだ。

だが、そこにひとみの重要な告白、秘密がある
ことが、字幕付きを観て、初めて知った。
字幕無しでは、それを全て見落としてしまって
いたのだった。

伸と利香の初顔合わせは、とにかくチグハグだった。

普通は、相手(伸)がオススメする店なら、
よほど都合が悪くない限り、断らないだろう。
それなのにその店に入ってから、利香は

「混んでいる場所は苦手」

と言い出して、変更を求める。
そして、混んでいない店を探してわざわざ移るが、
そこでもひとみは、料理を食べ残してしまった理由
について

「辛いものが苦手」

と答える。
正直に答えたのだが、伸に気まずい思いをさせてしまう。

二人で映画鑑賞をした時だって、難聴障害のことは
言わないで、字幕付きに執拗にこだわった。
で、結局、どっちも観たくもない作品を我慢して
観るハメになる。
セリフがわからないと、後で感想を言い合えなく
なってしまうので、そこで聴覚障害のこともバレる
可能性がある。
だから利香は、字幕付きにこだわったのかもしれない。
全ては、利香が隠し通そうとしてきた難聴障害から
起きた問題だった。
そして、それがバレる決定的契機になったのが、
エレベーターでのことだった。




(1)初対面の待ち合わせでなぜ、
静かな本屋でヘッドフォンをしている?
おそらく、理解されにくい難聴障害を隠すため
だったのだろう。


(2)コミュニケーションの時に、ルールを強要する?
また、あるシーンでは、初デートの会話場所に、
席が空いていても、利香は混雑した場所を避ける。
そして、健聴者にとっては聞き取りやすい、
静かな場所でも、コミュニケーションをする時、
相手に様々な注文(話し方のルール)をつけるので、
伸は面食らってしまう。
そういう点は、健聴者から見れば

「何だ? コイツ」

「面倒なヤツ」

で、関わりたくなくなる存在だろう。


(3)ある時は健聴者、ある時は難聴者、
そして、ある時はろう者?

自分に都合のいい話しか聞かない、
高慢な性格と勘違いされやすい、感音性難聴者。
特に職場では、人間関係に大きく響いてしまいやすい。

「カラオケボックスのような場所では
聞き取りやすくなる」というのは本当だ。
このように難聴障害によっては、
環境条件で克服可能な場合だってある。

エレベーターに乗った場面などは、
ろう者と同じ状況だった。
両耳に補聴器をしていても、わからない場合だってある。

私のケースでも、例えば、すぐ後ろに自動車が
ついてきたのに気がつかなかった、という経験がある。

『静かになったクルマの音は・・・』
〔2015-06-15 18:30〕


感音性難聴の度合いにもよると思うが、
利香の場合は、おそらく30年ほど前の国産補聴器を
使っていた時の事例に、容易に当てはまるような気が
する。
つまり、事実ではあったが、それほど古い事例を、
今の映画に使っているように思えたのだが。

昔の国産補聴器は、ノイズがひどく、ボリュームを
上げればノイズ音も簡単に上がっていた。
エレベーターのブザー音は高音のジリジリと切れた
ような音がするので、高音が苦手な利香には、
ブザー音が強いノイズに埋もれてしまい、
聞き取りづらかったのかもしれない。
すると、それが何の音なのか分からない場合
だってある。
それが、自分の身に危険が迫っているような
場合でも。

あるいは、音声が聞こえなかったのが問題
だったのかもしれないが。
色々な人が何かブツブツと言っていたが、
そんな時に特定の音声を聞き分けることは
難しくなるのも、感音性難聴障害だ。


(4)後ろからわざとぶつかられた時
自分の存在自体を消す、否定してしまうかのような
生き方(強い自己否定感)

健聴者と難聴者を同等に扱うことを否定してしまう
生き方

自分が傷つきたくない、
他人に迷惑をかけたくない、

難聴障害は、どうせ説明しても理解してくれない
という、諦めの思い。

この3つの思いで、心理的不安定であることが、
健聴者にはわからない。
自分の好きな人が目の前にいても、
自分の気持ちを打ち明けられない、コミュニケーション
ができない、という状態にいることは、正直、
かなり辛いことだ。
自分を隠して生きる。
しかし、本当の利香は、本心を自身のブログ
『レインツリーの国』で明かしている。
この強い自己矛盾が、難聴者特有の世界に思える
かもしれない。

娯楽映画作品としてなら、ここでエキサイトした
ケンカになったほうが、観客受けするストーリーに
なったかもしれない。
しかし、原作、脚本とも、難聴者をありのままに描く
ことを考えたようだ。
この作品は、難聴の当事者団体も関わって、
製作されている。
健聴者は善悪の判断をするが、難聴者はそうではなく、
障害を隠すことと、トラブルが起きてしまった場合は、
諦めることに徹しようとする。
ここは、その難聴者心理を見せている場面だといえる。
このような曖昧さが、真に理解し合える人間関係の
構築を、一層困難にしてしまうことも少なくない。


(5)職場で
職場の上司にとって、障害者雇用促進法で雇用され、
配属されてきた聴覚障害者は、厄介な存在だ。

健聴者は、世の中にはいろいろな聴覚障害者が
いることを知らないし、理解しようともしない。
字幕が無かった時は、委託上司の村川が利香を
襲った理由が何なのか、あまりよくわからなかった。
推測では当たっていたが、字幕付きを観て、
やっとハッキリと分かった。
聴覚障害者だからといって、皆しゃべれないとは
限らない。

ミサコの話し声が、利香には聞き取りにくかった
のだろう。
それで、ミサコも誤解しているようだ。
しかし、誤解なのか、それとも恋のライバル意識
からの策略なのかは、観ているほうには分かりにくい
ものだ。

特に、知らない人との、外でのコミュニケーション
での悩みで、条件によっては1対1でのコミュニケー
ションなら、ほぼ問題ないが、
他に誰かが割り込んでくると、
会話が止まってしまうシーン。
3人以上での、放射状コミュニケーションには、
利香は非常に弱いようだ。
皆と一緒にやるのが苦手だから、
協調性がないとも見られやすい。


私も、職場の上司にはよく

「あなたはなぜ、他のスタッフと話をしないのですか?」

と言われる。

上司は、このような放射状のコミュニケーション
場面になると、私が聞き取りづらくなり、
誰も気づかずに孤立してしまうということを
知らないのである。
それでも説明はするが、結局、それでも分からない人
が多いのが現実だ。
伸のような人は、なかなかいないのだ。


上司の

「これからは残業はしなくていいよ」

という配慮に対し、利香は最初、筆談ボードに

「大丈夫です」

と書くが、上司の待つ顔色を見て
(あるいは、もしかしたらこの時は聞こえたか、
察したのかもしれない)

それを消し

「わかりました」

と書き直す。
「筆談が面倒」だと思っている上司と判断し、
本音のコミュニケーションはやめ、
そうしてしまったのではないか?
とも思えた。
自分が「わかりました」と言えば、
それでもう終わるのだから、上司は助かる。
これはむしろ、利香の上司への配慮だ。

ところで、このシーンではどうして、
しゃべれる利香まで、わざわざ筆談ボードに
書いて上司に伝えているのか、
健聴者の読者にはわかるだろうか?


『バカがいつまでも聴覚障害者差別をしている時代に』
〔2013-04-03 18:00〕




『音声言語世界の中で生きる、
ろう者の現実と、手話が持つ可能性』
〔2014-08-25 18:30〕



やっぱり健聴者中心の社会なのだから、
聴覚障害者にとって、声のパワーはとてつもなく
大きく感じる。
それに(合理的配慮が)押しつぶされないように
するために、あえて声を使うのをやめる方法を
選択する場合だってある。

特に会社の中で、上司とのコミュニケーションでは、
聞き間違いや聞き漏らしがないようにするため、
筆談でしてもらうことは、私もよくある。
利香にとって、上司の声が聞きづらいと感じていた
ならば、なおさら声での会話は避けるのが当たり前
だろう。
自分がしゃべってしまうと、相手の健聴者も筆談を
忘れてしやべってしまう人が、世の中にはうんざり
するほどたくさんいる。
それで、あえて口でしゃべるのをやめてしまうのでは
ないだろうか。
実際に私も、場面や相手によっては、そうしているのだ。

「ああ、この人はしゃべれないんだな」

と思ってもらったほうが、健聴者はお情けでちゃんと
書いてくれる。
そのほうが、トラブルにならないから。
聞き取れる自信がない時、情報を正確に知りたい場合は、
書いてもらうようにするしかないのである。

職場での問題に悩み、言いにくい。
私も、このブログでしか、正直には言わない。

言いやすい人がいるとすれば、それは同障者か、
障害をきちんと理解してくれている、
ごく一部の健聴者(手話・要約筆記通訳者など)
だけである。
会社のコンプライアンス・ホットラインにも、
労働組合にも、決して言わない。
信用していないのだから、当たり前のことだ。


(6)障害の受容
補聴器をしていると、ジロジロと見られるから、
男女とも長髪にして、隠す場合が多かった、
というのも、昔の話で、今はあまり抵抗感も
なくなってきた。
昔は目立たない肌色ばかりだったのが、
今ではカラーも豊かになり、
スケルトンまで出ている。
ネイルアート、デコレした補聴器まであり、
それらは逆に派手に見せている。


【5.聴覚障害者心理の段階説、喪失の過程】
を書いた心理学者は健聴者だろうから、
その視点で「再適応期」と書いている。
しかし私の体験から言えば、「再適応期」という
言葉は好きではないし、少なくとも自分には
あまり馴染まない説明だと思う。

「新しい自己の創生期」と言ったほうが合う、
と思う。
映画で最初に見た時の利香と、
最後のほうで見た時の利香の表情の違いは、
そのためだと思う。

これは、障害を持つようになった人に限らず、
健常者でも、古い自己を棄て、新しい自己を獲得
する(矢内原伊作『自己について』参照)、
というサイクルを、誰もが持っているはずで、
人間ならば持つべきものだと思う。
それには、他者との関係性において、お互いに
成長する存在だという点が見逃せない。
そのことにおいて、聴覚障害者は今の社会では
まだまだ、決して軽いとは言えないハンディを
抱えている、と言えないだろうか。
この映画を観ただけで、そこまで気づくのは難しい
かもしれないが。




同情と、優しさは違う。
甘えることと、寄り添うこととは違う。
愛とは、寄り添うことだと、
最後に利香は語っている。




投稿日; 忘れた(2015年9月)
更新; 10月6日
再更新; 12月4日
再々更新; 12月12日
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by bunbun6610 | 2015-12-12 00:22 | 難聴・中途失聴

お晩菜 ふぐ『おやまだ』

お晩菜 ふぐ
『おやまだ』

東京都板橋区仲宿44-3 鈴木ビル1F
(仲宿商店街)

営業時間; 11:30~13:30
(ランチ祝日を除く)
  17:30~23:00
(ラストオーダー22:00)
定休日; 日曜

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by bunbun6610 | 2015-12-11 19:00 | 食べ物