<   2015年 07月 ( 33 )   > この月の画像一覧

聴覚障害者特有の「関係障害」


ある日、ラーメン店に入った。
自動券売機で券を購入して、店員に渡した。
その店員はマスクをしていた。

何か言っていることは、表情、
ノン・マニュアル・シグナルズ(※)でもわかる。


(※)
『誰でもできる 難聴者、中途失聴者との
コミュニケーション方法』
〔2014-03-27 19:00〕



しかし、コトバを理解するには、
やはり口も見えないと難しい。
あわててしまった私は、二度も聞き返してしまった。

すると、マスクをしていない隣の店員が

「麺の固さは?」

と聞いているようだった。

私はとにかく

「固めで」

と言ってみた。

おお、そうだったか。
店員さんも、安心したようだった。
確かに、ラーメン店に入れば、よく聞かれるコトバだ。

さらにまた、その店員が

「トッピングは?」

と聞いてきた。
それも

「では、ニンニクを増量で」

と頼んだ。
不思議と、コミュニケーションが成り立っている。
推測力は、当たり出すと芋づる式に、
次々と的中する。

隣にいた、マスクをした店員は、
まるで

「ワケがわからぬ」

といったような表情で、ずっと見ていた。
マスクをした店員は、二度と私に
話しかけてくることはなかった。
悪気はないのだが・・・。

聴覚障害があると、よく、こういう
関係障害に陥ってしまう。
仕方がない、我慢だ。
これが自分の“運命”なのだから。
[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-20 18:30 | 聴覚障害

『正社員が消える? どうなる!? サラリーマン人生 』

ビートたけしのテレビタックル
『正社員が消える?
どうなる!? サラリーマン人生 』

〔2015年7月13日放送〕





少し古い話だが、実は、この番組を観ていた。
証言者に派遣社員3名が登場していたが、
3名とも女性だった。
その中にはシングルマザーなど、社会的不利で
正社員採用を最初から諦めていた女性もいた。
女性も、障害者と同様、それだけを理由とした
差別に遭いやすいが、その他にも差別があり、
そうした差別と性差の差別が複合するケースもある、
といわれている。



『女性差別と障害者差別』
〔2012-03-01 23:56〕




『「複合差別」とは』
〔2013-08-24 00:22〕




派遣社員の証言の中には、次のようなものまであった。

「派遣社員は『契約期間満了のため』という理由で、
契約を切られてしまいます。
そうすると、また別の会社に行かなくてはなりません。
会社の現場上司にも掛け合ってもらい、
契約の更新を人事部にお願いしてもらいましたが、
人事部は拒否していました」


私も、似たような経験がある。
直属上司に、こう言われた。

「キミがいてくれて、助かっていた。
だから、本当はいてほしい。
だが、人事部の決めた方針で、こうなってしまった。
我々はキミに感謝しているよ。
でも、この決定はもう、どうにもならないんだ。
我々もいつ、クビになるかなぁ・・・」

その直属上司も、人事部を恨んでいた。

人事部の腹の中は、私にはわかっていた。
障碍者はどんなに頑張っても、現場の人にどんなに
評価されていても、障害者雇用助成金が切れたら、
もう終わりなのだ。
その障害者が優秀かどうかなんて、関係ない。
人事部はソロバンをはじくことしか、考えていないのだ。




〔よく似た話〕


『富士ゼロでパワハラの嵐
 「障害者は用済み」宣告で解雇の内幕』
〔2014-11-30 18:30〕



『ユニクロの障害者雇用いじめ・パワハラ
問題について』
〔2014-04-27 18:30〕





そりゃそうだろう。
障害者の仕事なんか、たかが知れたものばかりだ。
誰でも出来る以上、人は幾らでも交換可能だ。
助成金の繰り返し受給がやめられないに決まっている。
私にクビを言い渡す3ヶ月前に、3人の障害者を新たに
雇用していた。
私とほぼ同時期にクビになった障害者もいた。
あの工作は「入れ替え」だったのだ。
我々障害者は、パチンコの新台と同じ運命だったのだ。

それが、健常者の派遣社員でも行われていたということを、
このテレビ番組でよくわかった。
ユニオン側や野党議員も、こうした事情はもう知っている。
だから労働者派遣法改正に反対したのだ。

改正擁護側の田村憲久氏(前厚生労働大臣)は、
いろいろと反論していた。
例えば

「派遣期間が終了し、正社員に転換させた場合には、
助成金を出します」

という政府のアイデア。

企業のほうにも「正社員登用制度」ができたもの、
このためなのかもしれない。
だが、そのハードルはものすごく高い、と聞いている。
正社員にはなれたが、身体を壊して自主退職した
健常者もいた。
聴覚障害者には、絶対に無理な理由があるということを、
田村氏は知っているだろうか。
田村氏はその理由を全然知らないから、
あんなことが平気で言えるのだ。
派遣や、障害者雇用への差別実態を、わかっていない。
あんなのが大臣になっていたなんて、許せない。
自民党は、やはり企業側に立って物事を考えているに
過ぎない。
[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-20 08:25 | 人権、差別

聴覚障害者は健聴者の声ではなく、リアクションで察知する


アイロンが欲しくなってきて、
スーパーの暮らしの用品売り場まで行ってみた。
近くにいた店員に聞いた。

「アイロンはありますか?」

当然、私には店員の声は聞こえない。

声を大きくして、もう一度

「アイロンはありますか?」

と聞いた。

すると、店員のリアクションは大きくなった。
最初から、これが狙いだったのだ。
私は、店員の身振りで察した。

要するに

「置いていません」

という返事。

迷惑だが、これでいいのだ。
こちらが分かるようなリアクションを得るために、
わざとこうやるのだ。

もし会社などで先輩上司に対して、
こういうことをしたら失礼だろう。
だが、お金を払う立場でありさえすれば、
それほど不便にはならない。

障害者福祉も、そうやって問題点を解決して
きたかもしれない。
聴覚障害者にはこんなコミュニケーション方法が、
バリアフリーになる場合だって少なくない。

だが、それだけでは本当の“解決”ではない。
バリアフリーにも、いろいろなものがある。
本当ならやはり、お互いに喜ばしい“解決”になる
ことが一番だ。
[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-16 22:41 | コミュニケーション能力

太陽のトマト麺 - 『太陽の濃厚海老トマつけ麺』

太陽のトマト麺 新宿東宝ビル店

 東京都新宿区歌舞伎町1丁目19番1号

 ※ 通称「ゴジラビル」の1階にある。



ここのオススメは『太陽のチーズラーメン』(860円)だが、
ディナータイムだったら、もう一つオススメの商品がある。

作者/ 太陽のトマト麺
商品名/ 新宿東宝ビル店限定『太陽の濃厚海老トマつけ麺』
価格/ 980円〔税込〕
時期/ 期間限定、ディナータイム限定商品

http://taiyo-tomato.com/news/2015/150624.html


つけ汁には、アメリケーヌ・ソースを使用している
そうだ。
海老の香りがする、クリーミーなトマトスープだ。

麺が少なめなので、スープは絶対に残ってしまう。
残ったスープには「らぁリゾ」を追加注文し、
スープに放り込んで食べると美味い。
らぁリゾは熱いほうがいいので、麺を食べ終わって
から店員に追加注文すれば、冷めることはない。

麺は冷ましてある。
つけ麺独特のコシを出すためだろう。
a0196876_5583072.jpg


このスープには、アメリケーヌ・ソース入り。
海老のビスク』みたいな、美味そうな色だ。
a0196876_601285.jpg


彩り豊かな具材。
食欲をそそるように、炙ってある。
a0196876_61257.jpg

まるでオードブル皿のような盛り付けで、
どうやって食べたらベストなのかわからない
のだけれども、2色のソースが付いている。
緑色のジェノベーゼ・ソースと、赤いピリ辛ソース
がある。
これはまず、具材に付けて、
さらにスープにも半分以上浸してから食べるといい。
野菜の具材は後でスープにも入れて、
麺と一緒に食べてもメインの食感が変わり、
美味しい。



ついでに、夏季限定のもう一品を紹介する。

夏季限定商品
『塩レモン&カマンベール仕立てのバジチキトマト冷麺』
880円 (大盛りは980円)
下の写真は「大盛り」
http://taiyo-tomato.com/news/2015/150602.html


a0196876_2330158.jpg

この料理のトマトスープ自体は、別に美味いというほどでもない。
しかし、タバスコを適量入れ、チキンにかかって
いるジェノベーゼソースとカマンベールチーズ
ソースも混ぜると、これが美味いんだな。
セモリナ粉でも入っているような、
ざらつきと噛み応えのある食感の細麺と、
ベストマッチする。
[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-16 18:30 | 食べ物(ラーメン編)

なぜマクドナルドはダメになったのか?


西武新宿線「新宿西口」駅正面の
マクドナルドでのことである。

黒眼鏡を掛けた男の店員が、
ゴミ箱の中のゴミを回収に来たようだ。
ゴミがいっぱいになっていたからだ。

その作業をよく見ていると、お客様のご協力に
よって、きちんと分けられていたはずのゴミを、
圧縮して一つにまとめようとしていた。
燃えるゴミも、燃えないゴミも一緒にしてだ。
信じられない光景であった。

そのまま作業をしていたが、インカムで何か
連絡が入ったらしい。
すると、今度はゴミケースからゴミ箱を
通路に出したまま、階下へ降りていってしまった。
出しっぱなしのゴミ箱は、
お客様が通る時の邪魔にもなる。
これでいいのだろうか?
[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-15 21:25 | ブラック企業と障害者雇用

なぜ外国人店員のいるコンビニの店内は汚いのか


最近の東京では、コンビニエンスストアで
外国人店員をよく見かける。
セブンイレブンやファミリーマート、ミニストップ
などで見かけている。
マクドナルドでも多い。

彼らはどうも、日本語はわかるらしい。
コミュニケーションには問題なさそうだ。

障害者雇用を圧迫する原因の一つが、
この外国人雇用が伸びていることでは
ないだろうか。
それと、ヒト型ロボットの開発が進歩し、
これも障害者雇用よりも注目されてきている。
こうした環境の変化を見ると、どうも障害者
の雇用が拡大される見通しは、今後も暗そう
に思う。


あるコンビニに入ったら、気になることが
あった。
最近のコンビニの店内設計は、
お客様が自分で購入した飲食物をすぐに
飲食したり、雑誌等を読んだり出来る
スペースが設けられている。

だがそこを見ると、とても汚かった。

私の働いている職場では、私が清掃をして
いるが、こんなことは絶対にあり得ない。
なのに、彼らはなぜ、こうも平気でいられる
のだろうか。
脳ミソや神経が違うのだろうか。
心も違うのか。

店主の従業員への教育が徹底していない
ために、労働者の質が著しく低いことを
意味しているのではないだろうか。

しかし、私の会社でも、障害を持つ人に
対してまで、教育が徹底している、
ということはない。
ハッキリ言って、障害者雇用にはどこの企業
でも、それを対象とした差別があるので、
教育の質も当然、健常者に向けたものより
劣っていることは事実だ。

ではなぜ、私が清掃するときれいになるの
だろうか。

その答えは、「自分史」というものの中に
存在するだろう。
きっと、すばらしい自分史を持っている人
ならば、健常者だろうと障害者だろうと
外国人だろうと、きちんとした仕事ができる
はずである。

自分史は、自分でつくるものだ。
だが良い自分史をつくりあげるには、
人から良い影響を受けなければならない。

「人間」という言葉の中には、そういう意味も
含まれていると思う。
どんな人でも、人は一人で生きているという
ことはないのだろう。
[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-13 20:52 | 就労前の聴覚障害者問題A

『「うちは障害者を差別しない・・・」という頑な会社』

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/36701307.html


炎のジョブコーチ
『「うちは障害者を差別しない・・・」という頑な会社』
〔2015/7/12(日) 午前 6:39〕


「うちは障害者を差別しない・・・」

という会社が稀にあって、障害に関係なく平等に扱う
として、エラくハードルが高く大変な職場があります。

なんか勘違いの平等の考え方みたいなところが
あって、何度となく配慮をお願いしても、
それはできません、
逆差別では、なんて頑なに言われます。

一見、「差別しない」という言葉は、正論で正しい
言葉に聞こえますが、それは障害のない人にとって
の制度・環境・しくみが基準になっていることが
多かったりします。

稀にですが、そんな会社があったりして、しかし、
よくよく考えると、それは「会社」でなく、「その人」
の考えだったりします。
その人が職場のマネジャーや担当なら、ハズレくじ
を引いた感じなのですが。
最近は、ハズレくじと諦めず、「その人」はどうして
頑ななのか、を考え、どうしてそのような考えに
至ったのか、さらに、どうすれば「理解」に関心が
向くのか考えるようにしています。
それは時間がかかる地道な支援になりますが。

そのような中で、世間話をしながらも、回を重ね、
少しずつ頑なさが変化していったりします。
そんな時に、ああ自分の仕事はこういう仕事
なんだ、と思うことがあります。




=========================




やっぱりこの話も出てきたか。



〔関連記事〕

『『これはパワハラですか?』』
〔2015-07-10 19:30〕





ハローワークの専門援助第二部門で、
障害者雇用枠の求人票を探していると、
時々ものすごくハードルが高そうな職種・仕事内容
が見つかる。

試しに職員のところに持って行き、紹介を頼むと、
あっさりと

「これは難しいわよ」

と言う。
何せ、30人応募者がいても全滅というデータが出る
くらいなのだから。
給料は月額29~50万円とか、障害者雇用では
ありえない額。
当然、ダミー求人票ではないかと疑われる。

そんな求人票を出していたのは、確かインドの
コンピュータ会社「タタ」だったと思う。

「アディーレ法律事務所」も、えらくハードルが高い
求人らしい。


『障害者雇用 - 弁護士法人アディーレ法律事務所』
〔2015-04-28 19:30〕




そこまででなくとも、求人票に書いてある仕事内容
では簡単な仕事だったのに、応募し面接まで受けると

「パソコンは出来る?
エクセル・ワードは出来るよね?
他にできることは?」

と、どんどん要求が上がっていく会社もあった。
それで最終的に「能力不足」と判断されたようで、
落選になった場合もある。

もともと求人票には、そんな条件までは書いて
いなかったのに。

「トイレのトイレットペーパー交換」

とか

「備品の補充」

といった仕事内容だった。
それなのに、面接に行ってみるとパソコン・スキルが
要求されるというムチャクチャさ。
知的障害者を採用したいのかと思っていたが、
どうやらそうではないらしい。
企業は何を考えているのか、さっぱりわからない。


炎のジョブコーチさんが書かれているような

「ウチは障害者を差別しない」

と、自社ホームページで公言していた法定雇用率
違反企業もある。
それが「日本サード・パーティ」という企業だ。



『法定雇用率違反企業の公表データ』
〔2012-02-20 19:39〕




『障害者雇用 ― 日本サード・パーティ株式会社』
〔2013-11-04 19:00〕





日本サード・パーティ株式会社
「障がい者採用」
http://www.jtp.co.jp/recruit/list/disability/

より引用。

「JTPは国籍、年齢、もちろん性別が理由で採用に
不利なることは一切ありません。
男女の区別はしますが、差別はまったくありません。
これは障害者の方についても同様です。
大切なことは、創業の理念に賛同し、ともに会社の夢、
自分の夢を実現することにあります。
ハンディを乗り越えて、国際社会で活躍すること、
これが我々のあるべき姿であると考えています。」

[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-13 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

『これはパワハラですか?』


OKWave
『これはパワハラですか?』
〔2011-11-20-21:17:13〕




職場に障害者の先輩がいるんですが職場での
扱いがひどいです。
その先輩Aさんはアスペルガーと手の麻痺の
重複障害者で配慮のいる業務も一般社員と
同じ扱いでやらされています。

雑用等はすべてAさんがやっています。
しかし握力がなく指先が動きにくいのに重い
荷物を持たせたりすることや、指導もせずに
すべての電話対応や業者対応をさせている
ことにびっくりしています。

Aさんは障害者枠で最低賃金ですが周りの
社員はAさんに障害的に不適応な仕事でも
自分たちと同じ内容の業務、作業スピードを
もとめています。

適性な業務はAさんにもありそれはPC業務
ですが完璧にできているようです。

周りには雑用は全部Aさんに任せてるから
手伝わないようにと言われていますがお金の
出金入金や荷物持ちなどAさんの苦手なことは
フォローしています。

Aさんが言うには専務に業務に配慮がほしいと
相談しても一般社員と同じ扱いで行くと言われ
今の状況が辛くても耐えるしかないと言いつつ
私が入社してからいつも気遣ってくれて嬉しいと
言っていました。

今までは仕事が遅い、ミスが多い、覚えが悪いと
叱責されるだけだったそうです。

実際私も同僚から上記の愚痴は聞いていますが…
仕事量が多すぎで不適性な仕事も多いからでは
ないかと思いました。

私は障害者施設で働いたことがあり身内に障害者
がいるのでAさんのことが他人事とは思えず過敏
に反応してしまっているかもしれませんがパワハラ
では?
と最近思うようになりました。


一般企業の障害者雇用はこんな感じなのでしょうか?
周りがあまりにも冷たいので気になって質問しました。



==========================


ベストアンサーからの参考URL:『障害者の勤労権』

http://www.bengodan.net/shogaisha/kinrou/0107.html


==========================



このような感じで、採用後になってから

「障害者雇用なら障害の配慮は得られやすくなる」

という、ハローワークのアドバイスに騙される
ケースが目立っている。

聴覚障害者も同様だ。

「できないことはやらなくていい」

とは言ってくれる。
だがその代わり、一人で単純肉体労働を長時間
やらされる、などという職域差別が待っている。
よく比べてみたら、健常者よりも障害者のほうが
大変な仕事内容だったりすることだって少なくない。
それでいて障害者の待遇面はかなり低い。
どう考えたって差別ではないか、と思う。
しかしそれが、健常者の考える「配慮」なのだ。
彼らは「合理的配慮」とは何かを、全く知らない。

彼らが「それが配慮である」と考える以上、
「障害者差別だ」などとは全く思っていない。

両者には大きな隔たりがあることは事実なのだ。

だが、だからと言って「差別ではない」とは断定できない。
意図がなくても実質的に差別的行為がなされていた
場合は、それは「差別」なのである。

差別にも「直接差別」と「間接差別」がある。
もしも裁判に持ち込まれた場合は、障害者の障害の
状況も考慮されるだろうから、会社は無視できない
だろう。
障害が見えるものである点でも、見えない障害を持つ
聴覚障害者より有利と言えそうだ。


しかし

「“パワハラ”ではくな“いじめ”」

という認識は驚く。
どちらにしても、悪いことには違いないとは思うが。

それが

「いたって当たり前の現実」

という感覚で麻痺してしまっているのは、
よく考えてみれば「異常なこと」ではないだろうか。


断定は出来ないが、Aさんは障害者雇用枠で
ある可能性が大だ。
理由は、見た目だけで「障害者」だと分かる
障害を持っているからだ。

それと

「Aさんが言うには専務に業務に配慮がほしいと
相談しても一般社員と同じ扱いで行くと言われ
今の状況が辛くても耐えるしかないと言いつつ
私が入社してからいつも気遣ってくれて嬉しいと
言っていました。」

と書いてある点。

この「配慮」とは、国連・障害者権利条約で言う
「合理的配慮」のことだと思われる。
これを求めることが出来るのは、特に障害者雇用枠
での採用となった場合だからだ。
一般雇用枠ではまず不可能だ。

これを読む限りでは、専務は働く障害者に対する
合理的配慮について、理解がないと見える。

相手は専務なのだから、やはり誰も

「おかしいのではないか」

とは言えないだろう。

これは「ポジションパワー(職務上の地位による権限)」
の濫用や、私的流用になる可能性もあるのでは
ないだろうか。
こういうことは日本の会社では、まだまだよくある
ことだ。



〔障害者へのいじめ・パワハラ事例〕


『ユニクロの障害者雇用いじめ・パワハラ問題について』
〔2014-04-27 18:30〕




ただし、雇う側の会社のほうにしてみれば、
障害者といえども、やはり可能な限り健常者と同様
に働いてもらい、そして成果を出して欲しいわけで、
それは管理職の人にもよく言い聞かせているか、
あるいは“暗黙の了解”を取っているのではないかと
思う。
だから、最終的にはいじめをした人より、やはり
会社の責任を問うべき問題なのだろう。
「いじめ」のレベルで済む問題ではない。
これについては、下の弁護士の考えと同じということ
になるが。


『弁護士への法律相談 (1)』
〔2011-03-17 18:00〕


会社と徹底的に争うことのできる体力は、
果たしてあるだろうか。
会社を敵に回してでも、障害者の証人になって
くれる健常者は果たしているか。
ほとんどの障害者は、そんな余裕はないだろう。
障害者が分散配置されるのは、証人や結束が
できるのを防ぐためだろう。
例え障害者が被害意識を持っていても、
実際には裁判を起こしにくい。
これも、マイノリティの弱点を巧みに突いた
やり方だ。


それから、契約書の内容も重要だ。
契約書にある通りの業務ならば、
それに署名した障害者は当然、
その仕事をこなさなければならない。
それも大抵は、会社側に融通が利く文面に
なっている。
これによって「差別ではない」ことになってしまう。
障害者雇用は、そこがうまくできている場合が多く、
それで障害者がその待遇で働くしかない場合が
多い。

「障害者はどうせ、障害者雇用枠でしか
働くことは出来ない」

ということを企業に見透かされていて、
容易にその弱味を突かれている。

つまり、組織的かつ計画的な犯行と同じであり、
会社のほうが一枚も二枚も上手なのだ。
そんな会社を相手にして、裁判で勝つというのは、
容易ではない。

大きな会社だと、下のように大物弁護士を
雇って対抗してくるケースもある。
雇うのは会社の人事部を牛耳っている、
これまた大物常務取締役だ。



『森ビル株式会社 常務取締役(人事部)桑原敬三』
〔2012-09-04 23:16〕




『オリンパス敗訴で明らかになった
女弁護士のブラック過ぎる手口』
〔2012-09-03 23:35〕




『「解雇」をめぐる個別紛争をどう解決するか
 高谷 知佐子弁護士(森・濱田松本法律事務所)』
〔2012-09-03 23:40〕



『森・濱田松本法律事務所 高谷知佐子弁護士』
〔2012-09-03 23:30〕


障害者差別の案件依頼になると、
弁護士が逃げてしまうのは、そのためだ。



=========================



〔参考情報〕


http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/36697698.html

炎のジョブコーチ
『合理的配慮でお客様化に・・・』
〔2015/7/9(木) 午後 11:58〕


合理的配慮のQ&Aがでましたね。

『改正障害者雇用促進法に基づく障害者差別禁止
・合理的配慮に関するQ&A【第一版】』
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000088851.pdf

しっかりと読み込んで、クライアントや企業からの
問い合わせに正確に応えられるようにしたいと
思います。

ただ、ちょっと目を通すと、本格的には具体的な
事例の積み重ねが一定程度必要な印象は
あります。

先日、教育関係者の方から教育の現場での
合理的配慮の状況をうかがいました。
教育現場ではかなり混乱しているようです。
というのも、親から合理的配慮の提供義務を
求められた場合、対応に苦慮するのでは・・
とかなり守りの緊張感というのが先生方の
雰囲気らしいのです。
訴えられるのではないか、過度な要求の場合は、
など、「合意形成」の理念がふっとんで、
ピリピリという感じでしょうか。

特に学校は教育委員会を頂点とした権力組織
ですから、その緊張度合は特別かもしれません。

おそらく、同じように企業の方も、「合理的配慮」
が心配のようです。
注意してはいけないのか、一般社員と同じ処遇
でないといけないのか、障害のある人に過度な
要求にされたら・・・など、合理的配慮の理念を
通り越えて、訴えられないかなど、変な緊張が
少しずつ広がっています。
このままだと過度な配慮から、育成でなく、通常
の仕事のプレッシャーもない、はれものにさわる
ようなお客様状態での就労、のような悪い結果
にならないか心配です。

いい職場は、成長を引き出すいいプレッシャーが
あります。
そんな職場のダイナミズムが発揮されなくなる…
なんてことがないように、正しい「合理的配慮」の
使い方が大事です。



=========================




「お客様状態」「お客様化」

というのは、健常者のヘンな配慮による

「特別扱い」

のことを言っている。
当然、国連・障害者権利条約の言う

「合理的配慮」

とは全く違う。
れっきとした障害者差別だ。

これに甘えて仕事をしなかった障害者も
非常に多かったが、そいつらもバカだ。
その道を行く、自分の末路をわかっていないからだ。

企業が合理的配慮の正しい意味を理解して
いないと、障害者までこうなる。
今までのような誤解したままでは、
やがてどんどんおかしくなっていくだろう。
合理的配慮を提供しないことも、
結局は差別に当たるからだ。

障害者を戦力に出来る「合理的配慮」を選ぶか、
それとも障害者をダメにする特別扱いや差別
となる「配慮」を選ぶか。

これからは企業が選択を迫られ、
どちらかの道に分かれて行くだろう。
[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-10 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題B

『お店の店員さんに敬語を使わない人は、価値と対価のバランスが分かってないと思う』

180度向く方向を変えたら人生が素敵になった僕のブログ
『お店の店員さんに敬語を使わない人は、
価値と対価のバランスが分かってないと思う』

〔2015-07-04 14:52〕

[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-07 22:43 | 雑談

『コトバの聞こえのしくみ』(京都大学医学部附属病院)


http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~ent/Topics/ci/ci1.html



京都大学医学部附属病院 / 京都大学大学院医学研究科
耳鼻咽喉科・頭頸部外科

『I. コトバの聞こえのしくみ』
〔最終更新: 2014年10月10日 11:35〕


「何十年という長い間、高度難聴で耳がきこえなくても、
人工内耳で音が入れば、ちゃんと脳が働いて、
耳がよく聞こえていた昔のようにコトバがわかるので
しょうか。
補聴器でうまく聞こえないときに比べて、人工内耳で
コトバがわかりやすくなったという時、それを脳の働き
として客観的に裏付けることができるのでしょうか。
先天性高度難聴の子どもが人工内耳でコトバを獲得
することができるのでしょうか。
ポジトロン断層法という現在の脳科学の先端的な方法
によっ て、これらの疑問にある程度の回答が得られて
きています。

聞こえとコトバについて詳しく知ろうとすると、どうしても
脳の働きについても考えざるを得ない状 況になって
きているのです。」



==========================




わざわざ耳に音を人工的に入れなくても、
言葉の理解は

「例え不完全な聞こえ方であっても、ある程度までなら、
音の記憶で推測可能だし、それで脳内で正しい音を
イメージ化させることは出来る」

と思うが。
それが、脳の素晴らしい働きだと思うのだが。
また、音の記憶は視覚情報からでも、当然蘇らせる
ことが可能だ。
それが、音の記憶を持つ聴覚障害者の“潜在能力”だ。


詳細は

『『「耳の不調」が脳までダメにする』(中川雅文/著)』
〔2014-07-29 18:30〕

参照。


人間が何かの行動を起こす時に最も大事なのは、
このイメージ力であり、それは脳の働きがなす業
なのだろう。


私は「盲目のピアニスト」に驚嘆するが、
聞こえないのにしゃべれる人がいることに驚く
健聴者がいることも、それと似ていないだろうか。

脳に学習させれば、見えなくてもあそこまで弾ける。
言葉をしゃべる能力もおそらくは同じで、
音声言語を学習できたかどうかが大事だと思う。

ベートーベンが数々の名曲を生み出したのは
全聾になってからだと言われている。
その彼は、全聾になっても、おそらく言葉を、
ほぼ流暢に話せたはずだ。
そうでなかったら、“天才”と言わしめたほどの楽曲
を、全聾になってから生み出せるはずがなかった
と思う。
[PR]
by bunbun6610 | 2015-07-07 19:00 | 聴覚障害


ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

カテゴリ

全体
はじめての方へ
街風景
自然風景
祭典
動物
食べ物
食べ物(ラーメン編)
食べ物(カレー)
sweet
製菓の話
お酒
観光(北海道)
観光(関東)
観光(四国)
観光(中国)
観光(九州)


薔薇
紫陽花
聴覚障害
聴覚障害者心理
ろう者世界
難聴・中途失聴
難聴の記憶
手話
コミュニケーション能力
手話言語法
補聴器、福祉機器等
情報保障・通訳
情報保障・通訳(就労)
情報保障(テレビ字幕)
国連・障害者権利条約
社会
人権、差別
障害者問題・差別
原発問題
六本木ヒルズ回転ドア事故
バリア&バリアフリー
医療バリア&バリアフリー
障害者の経済学
運転免許制度への疑問
哀れみはいらない
だいじょうぶ3組
NHK大河ドラマ『花燃ゆ』
就職活動・離職
就労前の聴覚障害者問題A
就労後の聴覚障害者問題B
就労後の聴覚障害者問題C
就労後の聴覚障害者問題D
就労後の聴覚障害者問題E
就労後の聴覚障害者問題F
就労後の聴覚障害者問題G
就労後の聴覚障害者問題H
就労後の聴覚障害者問題M
就労後の聴覚障害者問題R
就労後の聴覚障害者問題Z1
職場の回想録
ブラック企業と障害者雇用
聴覚障害者版サムハル
Eテレ『バリバラ』
生活保護を考える
年金・無年金障害者の問題
人気記事(再掲)
雑談
未分類

以前の記事

2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 10月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月

フォロー中のブログ

おばば奇譚
ボーダーコリー モリーが行く!
但馬・写真日和
九州ロマンチック街道
東京雑派  TOKYO ...
大目に見てよ
Photo Galler...
おっちゃんの気まぐれ絵日記
松浦貴広のねんきんブログ
qoo's life
poiyoの野鳥を探しに

検索

タグ

(181)
(94)
(51)
(47)
(40)
(33)
(31)
(13)
(7)
(6)
(5)
(4)
(4)
(2)
(1)

ブログパーツ