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蒼穹 -そうきゅう-

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第8回 ハミッツ楽筆展

西武新宿駅そばにある、
JR線橋の下を通るトンネルに、
書道展が開かれている。
その名は『ハミッツ楽筆展』。
8回目で、最高齢者は99才なのだという。

下の作品の筆者は86才の青木邦江さん。

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「認め合い、信じ合い、あたたかい心で
余生の道を歩きましょう」

という言葉も添えている。

これだけ偏屈になった、聴覚障害者の心にも響く
言葉には、感服するばかりだ。
このような境地に至るのは、誠の幸せなのかな。
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by bunbun6610 | 2015-06-23 20:56 | 雑談




6月14日(日) 夜7:00~
再放送 6月19日(金)0:00~(木曜深夜)
Eテレ『バリバラ』
テーマ;「親子」 親子関係の悩み





知的障害を持つTさんに、お父さんは将来を
心配して

「今の仕事を続けるより、介護の資格を取って、
専門分野で働くべし」

というアドバイスを押しつけようとする。

お母さんは

「まあいいじゃないの。
本人は満足しているのだから」

という感じだ。

当のTさんは、今の仕事を楽しんでいるようだ。
そして、バリバラ・レギュラー陣も、
Tさんを後押しするような発言が多かった。

しかし、普段は夢を熱く語るほうの私でさえも

「だが、ちょっと待て」

と言いたくなった。

自分の人生だから、どう生きようとその人の自由だ。
だが世の中、そんなに甘くはないよ。
Tさんもやはり障害者枠雇用で、
大手スーパーマーケットでの1年契約の契約社員だ。
これは必ず、将来は「雇い止め」になる可能性が
濃厚だろう。
今は健常者でさえ、そうなのだから。

職場には必ず『就業規則』があるから、
まずはそれで確かめてみることだ。
「契約社員」の規程はどうなっているか。

私の会社の場合も

「契約社員の最長雇用契約期間は、
3年までとする」

と書かれている。
それ以上雇ってもらえるかどうかは、
誰にもわからないのだ。

というより、助成金のつく高齢者や障害者の場合は、
かなりの高確率で、助成金が切れたらそれで終わり、
というケースが目立つのだ。
つまり、使い捨てだ。

Tさんはまだ18歳だから、それを知らないだろう。
だからあんなにのん気なことを言っていられる。
バリバラ陣もしかり、だ。
だから、お父さんの言うことも無視しないほうがいい。

確かに、人は皆、夢について考えるほうが幸せで、
リストラになることなど考えたくもないに決まっている。
だから若いTさんには、なおさらお父さんの考え方
には、反発したくなるものだ。
しかし、Tさんの障害は、そんなに重くはなさそう
なので、資格を取れば、その専門分野に就労できる
可能性が高そうだ。
誰にでも出来る仕事と違い、専門分野だと、
リストラされにくくなることはありえる。
仮に資格とは関係のない職種に応募することに
なっても、資格を取った実力は評価する企業も
あるものだ。
就職活動の有利材料になることは間違いない。

そういう意味で、お父さんは資格を生かせる職種を
勧めたのではないだろうか。

勿論、そこでも安心という事はないだろうが、
少なくともスーパーマーケット勤務よりは安定すると
思う。

介護職は、障害者枠雇用となれば、誰にでもできる
仕事ではない。
聴覚障害者は優秀な人も多いが、コミュニケーション
問題でダメだと言われる。
肢体障害者も難しいだろう。
つまり、障害者雇用枠では自然とライバルが減っていく。
だからTさんにはかなり有利だと思われるのである。
それを、お父さんはわかっているのではないだろうか。

お父さんは、ただ自分の考えを押し付けたくて、
言っているのではないと思う。
本当ならば、息子には息子の自由に生きさせてやりたい
と思っているはずだ。
だが、酸っぱく言うのは、会社というものを知っている
からだろう。
勿論、この世の中は、会社だけが全てではないのだが・・・。

残念ながら、若い人には、それも簡単には分かるもの
ではないことだろう。
そういうものだ。
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by bunbun6610 | 2015-06-21 06:52 | Eテレ『バリバラ』

就労後の聴覚障害者問題F
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by bunbun6610 | 2015-06-19 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題F

2015年6月7日(日)放送
Eテレ『バリバラ』
テーマ;『双方向! アナタならどうする? 職場編』




【事例A】

両手に障害のある社員に、
ファイルを扱う仕事を頼んだ。
障害者は仕事を一人で頑張ろうとするが、
時間がかかり過ぎてしまい、
それだけで半日もかかってしまった。

今後もそうするか? それとも、変えるか?

こういうことなのだが、視聴者に生アンケートを
取ってみたところ、下の結果になった。


本人に任せる  16%

他の人に任せる  19%

他の人に手伝わせる  46%

その他  19%




本人の気持ちはわかるけれども、
職場は効率も重視する。
だから、障害があるからといって、
そのような時間がかかり過ぎる仕事を
任せ続けるようなことはないと思う。
本人の頑張る気持ちだけではどうにも
ならない問題だ。

それでは「他の人にも手伝わせる」というのは、
ファイル整理ではありえるのだろうか?
多分、ないと思う。

よほど多い量だとか、どうしてもその仕事を
早く終わらせて、次の仕事をやらなくては
ならない場合などを除いて。

結局、職場で一番多いのは「他の人に任せる」
になってしまうのが、経験上でも確かだ。

下の記事に、そのような実例がある。

『職場内障害者授産施設
 (4)過剰すぎる「特別扱い」』
〔2013-09-05 18:30〕



このような状況が続けば、雇用契約期間の
満了とともに、退職に追い込まれる可能性が
濃厚である。
実際に、上のBさん(脳性マヒ障害)は「雇止め」
になっているのだ。

もし私がその障害者だったならば、自分の出来る
ことと、出来ないことをきちんと伝えて相談し、
今後会社に貢献できるように、また自分にとっても
働き続けることが出来るようにするだろう。
「どちらか一方」ではなく、お互いの建設的な対話
に持ち込むほうがよいと思う。




【事例B】

うつ病の部下がいる。
ある日、彼はつらそうに出勤してきた。
それを見た上司は

「今日は休んだほうがいいんじゃないの?」

と気遣った。
ところが、本人は「頑張る」と言う。

しかし、上司としては、彼がまた体調を崩して
長期欠勤になっては困る。
どうしたらいいものかと悩み、気になる。
それは決して、本人だけの問題ではなかったのだ。

周囲への、このような影響があることを、
彼は理解しているだろうか?

そこで用意された設問と、その支持率は次の通り
になった。


そのまま仕事をさせる  13%

帰るよう説得する  28%

本人に決めさせる  42%

その他  17%




うつ病や精神障害の人というのは、
他人から見れば本当に判断が難しい。
なかには、障害者とは思えないような人も
いるからだ。
その点は、聴覚障害者とも似ている。

しかし、うつ病や精神障害者の場合は
それでいて、仕事は普通の人と同じには
出来ないので、他の人から見れば

「おかしいな」

「障害者雇用に甘えているんじゃないのか?」

などと思えてしまうものだ。

このテレビの場合は、見た目でハッキリと
「苦しそうだ」とわかる事例なので、
「帰ったほうがいいよ」が多そうな気がした。

ところが、フタを開けてみると「本人に決めさせる」
が最多だった。

しかし、現実の職場ではやはり、上司判断になる
ケースが多いように思う。
それでなくても、まず保健室へ行かされる可能性
が高い。
産業医がいる会社では、タイミングをはかってから、
カウンセリングを受けさせられる場合もある。
そして本人の本音や、客観的な診断とアドバイス
が上司にも伝わる。
そうした上で、会社から何らかの決定が一方的に
なされる場合がある。

最悪だと、それで辞めさせられる方向に行って
しまうこともあるらしい。


『オリンパス敗訴で明らかになった
女弁護士のブラック過ぎる手口』
〔2012-09-03 23:35〕



『『エグすぎる“リストラ追い出し工作”実例集』』
〔2013-05-03 22:47〕



だから、人によってはそれを恐れて、
頑張り過ぎてしまう障害者もいるのだろう。

「その人らしく働く」ことを、会社は「甘え」と
捉えるので、現実はなかなか難しい。




【事例C】

発達障害の同僚が送別会で失礼な発言をしたら、
そばにいるあなたは、どう反応するか?
という設問内容。
周りがビックリしてしまうような発言をしてしまう
障害者は、自閉症スペクトラムの人などにいるそうだ。
それから、日本語の使い方を健聴者ほどには修得
できない聴覚障害者にも、いる。
私も、その一人だ。


聞き流す  23%

その場で注意  23%

あとで注意  39%

その他  15%



職場(あるいは「職場の人との場」で)で
「聞き流す」というのは、ありえないだろう。
上司など責任者がいたら、あるいはそこには
いなかったとしても、後ででもそのことが
知られたら、注意を受けるのは当たり前だ。
そこが職場という、公の場だからだ。

障害を理由に許されるものだと思えたことは、
少なくとも私は一度もない。

それが当たり前の社会だから、「聞き流す」
や「後で注意」というのはありえないだろう。
「その場で注意」が当然だし、どの障害者に
対しても、そうしなければならない。

後で注意では、不満が噴出して、
揉めたりすることもある。
本人の真の反省にもならない場合もある。
言われたほうの人のことも考えて、
その場で注意を言うべきだ。
本来は、言われた人も納得できる結果に
ならなくてはならないのである。
そうでないと、必ずしこりを残す。
その意味でも、出来るだけ「その場で注意
する」のが望ましいと思う。
それが公平ではないだろうか。
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by bunbun6610 | 2015-06-17 18:30 | Eテレ『バリバラ』



ぐるなび
『泰平飯店』


 東京都豊島区巣鴨2-1-2 太平味のビル4F



「期間限定メニュー」があったので、
食べてみた。
冷しそばで2種類あり、『海鮮冷しそば』と
『冷しネギそば』だったと思う。
歯切れの良い中華そばがよく冷してあり、
胡麻たれとも合い、美味しい。
これは、簡単には飽きてこない味だと思う。


『海鮮冷しそば(セット)』〔1200円+税〕
醤油たれと、胡麻たれの2つの味から選べる。
下の写真は胡麻たれ。
具材は海老、蟹、海藻類、ズッキーニ、キュウリ、
パプリカ、サニーレタスなど。
中華スープとプチサラダ、杏仁豆腐が付いている。
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デザート『杏仁豆腐』
恐らく、これは自家製でしょう。
超シンプルだが、意外と濃厚で美味しい。
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by bunbun6610 | 2015-06-15 23:00 | 食べ物(ラーメン編)

ブラック企業ではマネージャーに

「シフトを勝手に変えられる」

ということは、よくあるものだ。

しかしここまでというのは、かなりの異常だ。
記事にもある通り、加害者も被害者も、
労働法を知らないからこうなるということも、
一因のような気がする。

障害者も、弱みを握られてこうならぬように、
気をつけたい。


どういう手口で、このようになるのか。

入社前面接では、シフトの希望は快く聞いてくれる。
しかし、それは最初の1ヵ月だけで、
2ヵ月目からは一変してしまう。
シフトはやはり、マネージャーが決めるのだ。
ブラック企業では、このような手法で騙されるのが
常なのかもしれない。


==========================



http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150614-00870935-sspa-soci


「ブラックバイト」
で学生生活が破綻。
それでも抵抗しない
学生たち


週刊SPA! 6月14日(日)13時51分配信


昨今、「ブラックバイト」という言葉が定着してきた。
「ブラック」とはいうが、どうブラックなのか?
ブラックバイトの「過重労働」の実情について、
関西学生アルバイトユニオンの青木克也氏は
こう語る。

「私たちが相談を受けたケースですが、
あるレストランでバイトをしていた20代の女性は、
労働時間の取り決めがなく、月80~90時間は
働いていました。
時給に換算すると300円です。
シフトが入っていない日でも呼び出されることが
何度もありました。

例えば、夜の11時に店長から電話がかかってきて、

『今、何やっているんだ?』

と聞かれたので、

『もう寝ようかと思っていたところです』

と答えると、

『今すぐ店に来い!』

と呼ばれる。

彼女は専門学校に通っていたのですが、
試験前に勉強していても

『そんなヒマがあるなら店に来い!』

と。
職場に行くのに難色を示すと

『俺がこんなに大変なのにお前は
わからないのか!』

とか、

『俺が倒れたらお前は責任取れるのか!?』

と怒鳴られるなど、もう言っていることが
メチャクチャです。
彼女のバイト仲間の男性も過労死寸前まで
働かされ、またしょっちゅう殴られていたとか」


「低賃金であるにもかかわらず、正規雇用
労働者並みの義務やノルマ、異常な長時間
労働は、これまでも非正規労働者が直面して
きた問題ですが、最近は学生たちが、学業に
支障をきたすなど

『学生であることを尊重されない』

バイトが多くなっています」。

そう語るのは若手弁護士でつくる『ブラックバイト
対策ユニオン』の久野由詠弁護士。

「『ブラックバイト』は学生の教育を受ける権利を
侵害して教育システム・人材育成システムを
破壊するもので、行き着く先は日本経済の破壊
だといえます」

 実際、学生の生活はブラックバイトのために
破綻している。

首都圏青年ユニオンの神部紅氏も、こう指摘する。

「例えば、バイトの面接で、

『週に5~6日の勤務で大丈夫だよね』

と言われたら、NOとは言えません。
契約書も何も結ばないから、テスト前であっても
シフトに入れられて休ませてもらえない。
実際に成績が落ちる、なかには退学や休学にまで
追い詰められた人もいます」。


◆ブラックバイトに対抗するには法を知り、
泣き寝入りしないこと


 学生が法律を知らないこと、企業がそれに
つけ込んでいることも大きな問題だ。

「学生の知識不足、企業側の倫理欠如も深刻です。
我が国では教育課程における労働者の権利の
周知が致命的に不足しています。
高校や大学で行われている『キャリア教育』は、
企業や社会への『適応』ばかりを教え、『抵抗』を
教えない、偏ったものであるといえます。

その結果、被害者である学生たち自身が自らの
置かれている状況の異常さを認識できません。
使用者側はそうした学生の無知につけ込み、
学生たちの責任感や向上心に巧みに働きかけて、
使用者側に都合良く『教育』し、学生が自ら辞める
ことができない方向へもっていくという構造が
あります」(久野弁護士)

 ブラックバイトで働いてしまったと思ったときに
大事なのは「法律を知ること」「泣き寝入りしない」
ということだ。

「例えば、数十万円の損害賠償なら到底払えない
から私たちに相談が来るけど、皿一枚を割って
5000円とか数万円の損害賠償なら

『ボクも悪かったし、それで済むなら』

で払っているのが大半だと思います。
でも労働問題は大概の場合、解決できます。

『辞めさせてくれない』パターンだって、法的には
『2週間前までに辞意を伝える』だけでOKなんです。
賃金や残業代の未払いだって違法なんだから、
理を通せば必ず勝てます」(神部氏)。

 バイトといえど、法律で守られる存在なのだ。
少しでも、おかしいと思ったら、まずは相談すること
が大事なのだろう。 

<取材・文/峠隆一 志葉玲 山内千代>
日刊SPA!



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by bunbun6610 | 2015-06-15 19:00 | ブラック企業と障害者雇用


昨年のことだったと思うが、誰もいない、
狭い農道を一人で歩いていた。

未舗装の土道で、道の両側はクルマの
タイヤ跡で凸凹になっていたので、
真ん中のほうが歩きやすかった。
それでつい、真ん中を堂々と歩いて
しまった。

周囲の広大な農地の眺めに見とれながら
歩いて、数分が過ぎたところで

「自分は耳が不自由だから」

という自覚による習慣で、
ふと後ろを振り向いて確認した。

すると、おじいさんの乗ったクルマが、
いつのまにか真後ろにくっついてきたままだった。
当然、びっくりしてしまった。
その様子を見たおじいさんは、苦笑いした。


「なぜ、クラクションを鳴らさなかったの
だろうか?」

そう思いながらも、とりあえず、すぐに道を譲った。

若い人がドライバーだったら、
短気のせいもあるだろうが、
すぐクラクションを鳴らす場合が多い。

だが、よく考えてみたら、そういうことに
なってしまった経緯・理由があるように思えた。

私とクルマとの距離がまだ開いているうちは、
おじいさんのほうも

「(クラクションを)鳴らさなくても、
そのうちに向こうが気づいてくれるだろう」

と、楽観視していたのかもしれない。

だが、近づいていくうちに、そうでないことが
わかってきた。
私の頭は短髪で、両耳には目立つ色の
補聴器が装着してある。
それを見つけたら、おじいさんのほうも

「あー、この人には、クラクションを鳴らしても
多分、聞こえないかもな」

と思ったのかもしれない。

あるいは

「真近くまで来てしまってから、
クラクションを鳴らせば、
やっぱりビックリしてしまうかもしれないな」

と思ったのかもしれない。

いずれにしても、おじいさんは目の前にいる
聴覚障害者に対して、どうしていいか
わからなくなってしまったようだ。

一方、私から見れば

「今のクルマのエンジン音は、
本当に静かになったものだな。
全然気づかなかったよ」

と思ったものだ。


別の日には、会社の人のクルマに乗せて
もらったことがあった。
これも、去年の話だ。
車種はトヨタ『プリウス』だった。
信号待ちをしている時は、次のような会話に
なった。


私;「今、クルマのエンジンはかかっている
のですか?」

Sさん;「かかっているよ」

私;「?・・・。
僕は聞こえないです。
信じられないですね・・・。
昔のクルマなら、もっとうるさくなかったですか?」

Sさん;「うるさかった。
今のは静かになったよ」

私;「振動もほとんどないみたいですね」

Sさん;「そうそう。
クルマを作る技術が上がったから、性能も良くなった」


こういう感じのコミュニケーションをして、
ようやくクルマのエンジン音も、もはや聴覚障害者が
補聴器をしても、聞き取りづらくなってきたんだ、
ということがわかってきた。


そして、別のある日には、私はある建物から出て
階段を降りた。
その出口は直ぐ道路になっていた。

道路へ出ようとした途端に、一台のクルマが、
私の目の前を音もなく、サッと通り過ぎた。
まさに間一髪だった。

ここも狭い道路で、クルマは通れないことはないが、
滅多に通らない道だった。
クルマのドライバーは高齢者だった。
あとコンマ何秒か、私が早く道に出ていたら、
交通事故になっていた。
そういえば、私は子どもの頃も、交通事故に
何回も遭っている。

このような場合でも、健聴者ならば、
クルマが近づいていることが音で、
つまり自分の耳で感知できるのだろうか。

しかし、聴覚障害者にはすでに、
危ないことになってきている、と思う。

健常者にはどんどん便利になっていくように
技術進歩しているが、それは聴覚障害者や、
高齢難聴者などを置き去りにしたものに
なっているという一面も、無視しないように
してほしいと思う。
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by bunbun6610 | 2015-06-15 18:30 | 聴覚障害

先日、役所まで行って、重度障害者に対する、
災害時救援対策のことで質問した。


「数年前、役所の防災課から郵便物が届いた。
内容は

『重度障害者に対しては災害時救援の対策を
したいので、個人情報の提供に協力してほしい。
もし、個人情報の提供に同意できぬ場合は、
その理由を書いて返信してほしい』

という主旨だった。

それで、私は不同意にし、その理由を

『聴覚障害者にはいろいろな人がいて、
必要な支援対策が異なる。
どんな救援策なのかもわからないのに、
同意することなどできない』

とした。

その後、数年が経っても、何も説明がなされ
ないままだが、あれからどうなっているのか?」

と質問した。

窓口の応対者は関口という男性職員だった。

その人と、お互いに筆談で1時間半ほどかかって、
やりとりをした。
だが、のらりくらりとした対応で、結局、
何も進展しなかった。

職員は初め、下の文書を渡してくれた。




=========================



先ほどの問い合わせの件について

先ほどの件についてお答えいたします。

①災害時における名簿
この名簿は、大規模災害発生時に
「一人では避難することが困難な方」
を迅速に安否確認や非難の支援をしていただく
ための名簿です。
名簿に名前が記載されている方は、災害により
その場から退避することが必要な状況となった
場合、一人では避難できない方を記載するのを
目的として、同意確認を実施しているところです。

昨年度に郵送しました資料に関しては、
説明が不足しており、大変申し訳なく思っております。


②使用方法
平時からの活用方法につきましては、避難行動
要支援者名簿運用マニュアルに記載させていただ
きましたとおり、要支援者の状況を確認するための
訪問や避難訓練への参加の呼びかけなどを一例
としてあげさせていただいておりますが、あくまでも
任意であり、必ず実施するということではありません。

なお、平時の名簿活用につきましては、近くに
お住まいの民生・児童委員の皆様に限らず、
住民防災組織(町会・自治会)の皆様が実施される
場合もあります。

改めて、地域の皆様の安全を優先したうえで、
一人で多くの要支援者の生命、身体を危機から
回避するという法の趣旨についてご理解、
ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

■■■(地域名)危機管理室では、今後、避難行動
支援対策の事務局として、区と地域支援者、
関係事業者、社会福祉協議会などの機関による
協議の場の設定や避難支援に係る地域人材の育成、
要支援者への自らの身を守るための研修の実施等、
避難行動支援に係る共助力を向上させるため、
取り組みを進めていく予定です。

今後とも、この取り組みに関しましてご不明など
ございましたら、下記担当者までお問い合わせ
いただきますようよろしくお願いいたします。


担当
■■■(地域名)危機管理室 防災計画推進課
 防災推進グループ  関口
メールアドレス; ●●●●@××××.jp



=========================




どうもこれは、他にも私のような疑問を持つ障害者
がいて、そのために準備しておいた回答文のよう
だった。

こういう文書が予め用意されていたのだから、
不信感、疑問点を抱いた障害者が、
他にもいたに違いない。

ろう協(聴覚障害者協会)でも、このことに関し、
会員から質問があった。

「役所から個人情報の提供を求められる書類が
届いたが、どうしてなのか?
個人情報を提供しても大丈夫なのか?」

といったものだった。

ろう協は「安心して」という主旨の、簡単な説明を
しただけだった。
だが、私はその話を鵜呑みにせず、不同意の
回答にした。

それでとうとう、自分が思っていた疑問を質問して
みたのだった。

担当者は、さらに『避難行動要支援者名簿運用
マニュアル』(■■■(地域名) 危機管理室 平成27年
1月 第1版)という文書を渡してくれた。

それによると「要援護者の区分」には確かに「聴覚
障がい者」も入っている。

だが、その聴覚障害者にどんな支援策が必要なの
かが、全く書かれていなかった。
これが、私の不安点だった。

「これは形だけのマニュアルだ」

と確信した。

そして『避難行動要支援者名簿制度のしくみ』と
いう章があった。

個人情報の提供に同意した者には、災害時に
支援者が安否確認などをするシステムになって
いるらしい。

どんな支援なのかといっても

「住民防災組織(町会・自治会)と該当地区を
担当する民生・児童委員に名簿を提供する」

と書いてあるのみで、具体的な支援策について
は全く書かれていない。

さらに

「民生委員も、災害時被災しているかもしれません」

と平気で言うだけだったものだから、唖然とした。

これでは、私の質問に対する、明確な答えには
ならない。

民生委員は地域内で何人いるのかと尋ねたら

「550人ほどいます」

と答えた。

私はさらに

「その中に手話ができる人はいますか?」

と聞いたら

「ほとんどいません」

だった。

「これでは個人情報を提供したところで、
聴覚障害者にはあまり有効策は期待できない
のではないか」

と危機感を抱いた。

確かに

「無いよりはマシ」

ではあるだろうが・・・。

緊急時だから、ぜいたくは言っていられないが、
このシステムでの支援者は、聴覚障害者について
の知識などゼロの健聴者だから、相当な孤独感
を味わうことになるだろう。

そして、一番の憤りとなるのは

「個人情報を民生委員や町会員に、
丸投げするだけの対策」

にある。

聴覚障害者について無知の健聴者ばかりに
個人情報を提供しても、あまり意味がないように
思う。

やはり、このままでは絶対にダメだ。
何とかして、聴覚障害者にはそれに相応しい
支援者組織ができないものだろうか、と思う。

担当者の話によると

「これは地域救援者の輪づくりのために、
区の防災課が始めたことなので、
その辺を理解してもらえたら」

ということだった。

かなり曖昧であり、期待薄だ。
勿論、このままでは安心できない。

やはり自分たちを守る支援者組織は、
自分たちでつくっていくしかないと思う。

そういう意味でも、聴覚障害者は近くの
聴覚障害者の団体に入っておいたほうが
いいのではないだろうか。

私はこの職員に、自分のメールアドレスを
教えて

「民生委員と、この件について是非話を
したいので、必ずここに連絡を下さい」

とも伝えた。
しかし、それも連絡なしのままにされてしまった。

やはりこの対策は“民生委員などへの丸投げ”
に相違ない。

こんなにアテにならない災害時救援対策のために、
聴覚障害者の個人情報がばら撒かれるとは
思わなかった。

一体、この職員、この役所は、何をやって
いるのだろうか。





〔関連情報〕

実はこれも、同じ役所で起きた事例である。
役所ってホント、いつまで経ってもダメだねぇ。



『聴覚障害者と個人情報漏洩問題』
〔2014-12-22 18:30〕





『聴覚障害者対応に恐ろしく鈍かった、
役所の障害者福祉課』
〔2015-01-17 23:09〕

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by bunbun6610 | 2015-06-14 18:30 | 聴覚障害


鳥取県人権啓発活動ネットワーク協議会

最優秀賞(鳥取県人権擁護委員連合会長賞)

『「聴覚障がい者」として生きる』

http://www.moj.go.jp/jinkennet/tottori/event/contest2_h25.html




「目が見えないということは、
あなたを物から孤立させます。

耳が聞こえないということは、
あなたを人々から孤立させます」

(イマニュエル・カント〔18世紀ドイツの哲学者〕)

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by bunbun6610 | 2015-06-13 20:30 | 手話言語法

『日本財団ブログ ソーシャル・イノベーション探訪
「みんなが、みんなを支える社会」を目指して』
『手話言語法、早期制定を!
/議員会館で推進イベント開催』
〔2014年03月20日(Thu)〕


「イベントには自身も聴覚障害者で欧州ろう連盟の
顧問を務めるベルギー王国の国会議員ヘルガ
・スティーブンスさんも出席、

『手話は音が聞こえない人が社会に参加するための
ドアの鍵、言語と認められることで社会参加が促進
される』

とする一方、

『言語法の制定はひとつの通過点にすぎない。
その後をどうフォローアップしていくかが最も重要』

と述べた。」



国連・障害者権利条約を批准させただけではダメだ。
手話言語法も同じだ。
ヘルガ氏のこの言葉が、非常に重要だと思った。
当事者の主体的活動が重要だ。

国会でも聴覚障害者への情報保障・通訳があれば、
日本も、ろう者国会議員が活躍できるだろう。
それを実現しなければ、ろう者の声は国会に届かない。



一般財団法人全日本ろうあ連盟
『ベルギー上院議員ヘルガ・スティーブンス氏、
文部科学省と厚生労働省の副大臣と対面(写真)』
〔掲載日:2014/03/13〕

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by bunbun6610 | 2015-06-13 19:00 | 手話言語法