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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

<   2015年 05月 ( 52 )   > この月の画像一覧


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150515-00000058-jij-pol


ブラック企業名、
早期公表
 =送検前でも
 ―厚労省


時事通信 5月15日(金)11時11分配信

厚生労働省は15日、労働環境が劣悪な「ブラック企業」のうち、
違法残業が複数の事業所で行われている大企業について、
書類送検される前でも企業名を公表すると発表した。

早期の是正を促すためで、18日に全国の労働局長を対象に
臨時会議を開き、対策を指示する。

 従来は是正勧告に従わず書類送検した場合に企業名を公表
していたが、大企業にはこうしたケースは少なかった。
塩崎恭久厚労相は15日の閣議後記者会見で

「名前を公表される企業の行動は今までと違ってくるはずだ」

と強調した。



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by bunbun6610 | 2015-05-15 19:15 | ブラック企業と障害者雇用



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求人票(パートタイム)(障)

紹介期限; 平成27年7月31日

求人番号; 13080-35211851


〔1.求人事業所名〕

事業所名; 独立行政法人 国立国際医療研究センター

所在地; 
〒162-8655
東京都新宿区戸山1-21-1

就業場所; 事業所所在地に同じ 転勤の可能性なし

職種; (障)清掃員

〔2.仕事の内容等〕

仕事の内容; 
清掃業務


雇用形態; パート労働者

雇用期間; 雇用期間の定めあり
12ヶ月
契約更新の可能性あり(条件あり)

学歴; 不問

必要な経験等; 不問

必要な免許・資格; 不問

年齢; 不問


〔3.労働条件等〕

賃金; 1150円(基本給・時間換算額)

賃金形態; 時間給

通勤手当; 実費(上限あり)

昇給; なし

賞与; あり (前年度実績 6万円)

加入保険等; 雇用 労災 健康 厚生

退職金制度; なし

就業時間; 8:00~18:00の間の6時間以上

就業時間に関する特記事項; ※ 求人条件特記事項参照

時間外; なし

休憩時間; 60分

休日等; 土日祝  週休二日制 毎週

休日 その他の場合; 

6ヶ月経過後の年次有給休暇日数; 10日


求人条件特記事項;
障害の状況により就業日数・就業時間応相談。

【障害者用設備状況】
エレベーター; 有   出入口段差; 無
車椅子移動; 不可   階段手すり; 有
点字表示; 無   トイレ; 車椅子用有


〔4.会社の情報〕

定年制; なし   勤務延長; なし
再雇用; なし

育児休業取得実績; あり

介護休業取得実績; あり

看護休暇取得実績; なし

週所定労働日数; 週5日程度

就業規則; あり


〔5.選考等〕

採用人数; 通勤 2人

選考方法; 面接

応募書類; ①履歴書(写真貼付) ②職務経歴書
③ハローワーク紹介状  ④障害者手帳の写し
選考後は返却

日時; 随時

選考結果; 7日後

結果の通知方法; 郵送 電話

試用期間; あり 3ヶ月(労働条件変更なし)


〔備考〕

【応募書類】
障害の種別・等級を応募書類(履歴書・職務経歴書等)に
ご記入いただくか、障害者手帳の写し(障害がわかる部分
のみで可)をご持参ください。



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by bunbun6610 | 2015-05-15 19:00 | 就職活動・離職

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150515-00000012-jij_afp-int


動画で安楽死訴えた
14歳の難病少女が死去、
チリ

AFP=時事 5月15日(金)10時37分配信


【AFP=時事】
南米チリで、難治性の病「嚢胞(のうほう)性線維症」に苦しみ
安楽死を認めてほしいと動画で大統領に訴えて注目を集めた
バレンティナ・マウレイラ(Valentina Maureira)さん(14)が
14日、病気の合併症のため死去した。
父親のフレディ(Fredy Maureira)さんが同日明らかにした。


チリの14歳少女、安楽死の許可求め大統領にメッセージ


 嚢胞性線維症は、異常分泌物のために肺を始めとする臓器
が損傷を受け、呼吸障害などさまざまな症状を引き起こす遺伝
性疾患。

 バレンティナさんは今年2月、動画共有サイトのユーチューブ
(YouTube)に自ら投稿した動画のなかで、治る見込みのない
病を抱えて

「生きることに疲れた」

と述べ、ミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)大統領と会って
話がしたいと訴えていた。

 フレディさんは記者らを前に、バレンティナさんは大勢の人が
視聴した動画のメッセージを通じて不治の病に苦しむ大勢の子ども
たちを力づけ、安楽死が違法とされているチリで、この問題について
議論するきっかけをつくったと語った。

 バチェレ大統領は2月末にバレンティナさんを病院に見舞い、
大統領に会いたいというバレンティナさんの希望はかなえられた。

だが安楽死を認めてほしいというバレンティナさんの願いはチリ政府
に聞き入れられなかった。
チリは敬虔(けいけん)なカトリック信者が多く、社会の保守的な傾向
が強い。

【翻訳編集】 AFPBB News




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http://www.afpbb.com/articles/-/3041100?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Fri_p1

チリの14歳少女、
安楽死の許可求め
大統領にメッセージ


2015年03月01日 11:30 発信地:サンティアゴ/チリ


【3月1日 AFP】
難治性の遺伝病「嚢胞(のうほう)性線維症」に苦しむチリの
14歳の少女が安楽死を認めてほしいと訴える動画をインター
ネットに公開したことを受け、ミチェル・バチェレ(Michelle
Bachelet)大統領は2月28日朝、カルメン・カスティージョ
(Carmen Castillo)保健相を伴って事前の予告なく少女の
入院先の病院を訪問した。

首都サンティアゴ( Santiago)にあるカトリック大学病院
(Hospital Catholic University)に入院しているバレンティナ
・マウレイラ(Valentina Maureira)さんは、両親も知らない
うちに病室のベッドでスマートフォンを使い自ら動画を撮影。
動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)に投稿していた。

大統領に宛てたメッセージの中でバレンティナさんは、

「この病気を抱えて生きるのに疲れた。
すぐに大統領と会って話がしたい」、

「大統領が注射を許可してくれれば、永遠に眠れる」

などと訴えていた。

バレンティナさんは「安定した状態」だが、この病気の患者は肺
など重要な臓器の機能が低下し、呼吸不全やその他の多くの
症状に苦しめられる。 

大統領報道官は先月26日、政府はバレンティナさんの願いを
かなえることはできないが、患者と家族の精神科的な処置の
費用を負担する用意があると述べていた。 

バレンティナさんの父親、フレディ( Fredy Maureira)さんは
国内メディアに対し

「娘はもう14歳で、この病気のことを誰よりよく分かっている」、

「娘は永眠したいと望んでいる」

などと話し、安楽死を望みはしないが娘の意志を尊重するほかない
との考えを明らかにした。

バレンティナさんのメッセージはソーシャルネットワーク上で多くの人
に閲覧され、再生回数は数千回に上った。これをきっかけに、
チリでは法律で禁止されている安楽死についての議論が高まって
いる。

(c)AFP 



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by bunbun6610 | 2015-05-15 19:00 | 障害者問題・差別

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/36589154.html



炎のジョブコーチ
『独語、「問題の行動」か「おもしろい」かの違い・・・』
〔2015/5/10(日) 午後 5:27〕


先日、ある会社の訪問で、担当者から

「独り言があって困っている」

というような相談をされました。
確かに、対象者の方は、なにやら独語とともに
仕事をしています。
ただ、周囲の人は少し離れており、店頭でお客様
と接する場所でもないので、あまり気にはしていま
せんでしたが、そのご担当は気になるようです。

支援者のフィルターを通すと、業務に直接支障が
あるわけでないので大目にみてほしいことでもある
のですが…。
これをなくそうと支援すると、どこかでバランスをとる
ため他の課題となって表出しないか心配です。

一方、別の会社では、同じような独語も全然気にしない
職場もあります。
むしろ、

「おもしろいよね~」

といって興味をもってくれる人もいたりして。
この違いって何だろう・・・そんなことを感じます。
当然、活気のある職場は後者で、前者の会社は何とも
いえない緊張で張りつめている雰囲気です。

ちょっと、話はソレますが、就労支援でメンタル問題を
抱える方の支援で聴き取りをすると、必ずその方が働く
(働いていた)職場環境の問題が見えてきます。

病気を治すというよりは、組織との関係を考える、
そして環境へ働きかけた方が早いのではとよく思うことが
あります。
最近は職場のメンタルヘルスは保健室で個人を診るので
なく、職場に出て直接ラインに働きかける方法が注目されて
きました。



経営との関係

本人を変えるよりも、職場に働きかける。
職場の柔軟性や許容量を引き出す方が、漠然ですが、
組織にとって、もっと大きなリターンがあるように感じます。

企業の資産の分類方法で、

「事業資産」(ビジネスキャピタル)と

「知的資産」(インテレクチュアルキャピタル)と

「情的資産」(エモーショナルキャピタル)

の3分類に分ける考えがあるようですが、
なかでも「情的資産」は、いわゆる

「さあ、がんばるぞー」

みたいな構成員のやる気のことです。
この辺りとの関連があるように思います。

http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=7120
(日本総研のHPより参考)

日本の「情的資産」はとても低いそうです。
労働時間が長いわりに、時間あたりの生産性が低い
というのも「情的資産」が低いからでしょうか。




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ある会社の面接に行った時のことである。
正面に、同じ会社の面接を受ける障害者が坐った。
しばらくすると、私はその人が、
何かブツブツと言っていることに気づいた。
正面だから、その人の口がブツブツと小さく動いていた。

それが止まらない。
壁の裏側では丁度、面接中だった。
聞こえてしまっているのかどうかも、私にはわからない。
それでも私は

「止めたほうがいい」

と判断した。
私はニコッと笑ってから、その人にこう言った。

「ネクタイが曲がっていますよ。
直してね」

ジェスチャーも交えて、話しかけた。
すると、その人は独語をピタッと止めた。

たまたまだが、上手くいって良かった。

おそらく、面接直前なので緊張して、
独語が出てしまったのだろうか。
それを和らげ、リラックスできるようにしたから、
独語は止んだのだろう。


私は聴覚障害ゆえに、いつも孤立している。
職場では、周りの人は皆、楽しそうにおしゃべりを
しながら仕事したり、休憩したりしている。
しかし、私だけはそうではないのである。
音声会話だけの世界だから、できない事情がある。
その輪に入ることができないのだ。

やろうと思えば、できないということもない。
だが、さりげない、自然な会話ではなくなる。
それが、とても気まずいのだ。
それはおそらく、健聴者が思っているよりもはるかに、
高い壁なのだろう。

健聴者にはわからないからこそ、
理解への壁はなくならない。

気が狂いそうになる時もあるが、我慢するだけである。
そして仕事が終わって、帰る途中に突然、よくわめき出す。
周りの人は、ほとんどが無視するだけであるが。
だから、私の場合は独語ではなく、
もっと恐ろしい狂言である。

こんな生活を毎日、そして死ぬまで続けなければ
ならないのだ。
健聴者の世界は私にとって、牢獄に等しい。
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by bunbun6610 | 2015-05-15 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題B

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150514-00000041-mai-soci


<福島原発事故>
浪江町の住民100人が
集団提訴へ


毎日新聞 5月14日(木)15時0分配信


東京電力福島第1原発事故を巡り、避難区域の中で最も放射線
量が高い「帰還困難区域」(年間積算放射線量50ミリシーベルト超)
に指定された福島県浪江町津島地区の住民が、帰還に向けた除染
計画も策定されず古里を奪われたとして、国や東電を相手取り損害
賠償を求める集団訴訟を起こす。

約100人が参加する見通しで、今夏にも福島地裁いわき支部に
提訴する。
帰還困難区域の地区住民が集団提訴するのは初めて。
賠償請求額は検討中。


【自民提言案】17年3月までに避難指示解除



 ◇帰還困難区域で初

 津島地区は福島第1原発の北西約30キロにある山林地帯。
米、タバコ栽培などの農業や林業、酪農が盛んで約1400人が
暮らしていた。
住民らは訴訟を通じ、何世代にもわたり築き上げてきた田畑や
地域の伝統文化、地域コミュニティーが破壊され、元に戻らない
現実を訴える方針だ。
長期間にわたり古里を奪われた精神的苦痛に対する慰謝料に
加え、徹底した除染による原状回復も求める。

 提訴を決断した要因の一つに、浪江町民約1万5000人が
申し立てた国の原子力損害賠償紛争解決センターの裁判外
紛争解決手続き(原発ADR)が不調となっていることがある。

 センターは昨年3月、東電が現在支払っている1人当たり
月10万円の精神的賠償を15万円に増額する和解案を提示
したが、東電は他の自治体との公平性などを理由に拒否し
続けている。
和解案に法的拘束力はない。

 訴訟に参加予定の住民は

「和解案を拒否され、それを許している国に不信感が募った。
除染を含め責任を取らせるため決断した」

と話している。

 帰還困難区域について環境省は現在も除染計画を示していない。
自民党東日本大震災復興加速化本部は「避難指示解除準備区域」
(年間積算放射線量20ミリシーベルト以下)と「居住制限区域」
(同20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下)の避難指示解除を
2017年3月までに求める提言案をまとめたが、帰還困難区域は
対象外。

 提訴を準備する弁護士によると、地区住民による集団訴訟は、
旧緊急時避難準備区域(同原発20~30キロ圏)の同県田村市都路
地区の約340人が

「地域共同体が崩壊した」

などとして計37億円の損害賠償を求めているが、帰還困難区域では
初めて。

【土江洋範】



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http://mainichi.jp/select/news/20150514k0000m010117000c.html



福島原発事故:
17年3月までに避難指示
解除 …自民提言案


毎日新聞 2015年05月13日 21時44分
(最終更新 05月14日 08時18分)


東京電力福島第1原発事故で政府が設定した避難区域のうち、
放射線量が比較的低い「居住制限区域」と「避難指示解除準備
区域」について、2017年3月までに解除するよう求める提言案
を自民党東日本大震災復興加速化本部(額賀福志郎本部長)
がまとめたことが13日分かった。
近く政府に提出する。
政府は避難住民の帰還時期を明示しておらず、帰還に向けた
議論が活発になりそうだ。

 提言案は「第5次復興提言」の原案。
両区域に関し

「遅くとも事故から6年後までに、全て避難指示を解除し、住民
の帰還を可能にしていく」

と明記した。

 居住制限区域(年間積算放射線量20ミリシーベルト超50ミリ
シーベルト以下)の避難住民は約2・3万人。
避難指示解除準備区域(同20ミリシーベルト以下)は約3・2万
人で、計5・5万人が指示解除の対象となる。原発に最も近い
福島県双葉町と大熊町などからなる帰還困難区域(同50ミリ
シーベルト超)の約2・4万人への避難指示は継続する。

 提言案では

「インフラと生活関連サービスの復旧や、除染などの加速に取り
組む」

としており、早期に放射線量を低減させることが課題となる。
政府は今年度限りの集中復興期間の終了後も、除染は全額国費
で実施する方針だ。

 避難指示の解除は政府と地元自治体の合意で行われ、14年
4月に田村市、同10月に川内村の一部で解除された。
ともに避難指示解除準備区域で、これまで居住制限区域の解除例
はない。
14年度に福島県東部の11市町村が行った住民意向調査では、
避難住民の約4割が指示解除後も事故前の居住市町村に帰還
しない意向で、復興は住民の意向が鍵を握りそうだ。

【松本晃】



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by bunbun6610 | 2015-05-14 20:10 | 原発問題

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/818178.html


なぜ、聴覚障害者は、健常者に常に文字で
伝えないのか。

〔質問日時:2004/03/29 23:04〕


聴覚に障害のある方と仕事をしています。
その方は殆ど話しも出来ません。

一緒に仕事をしていると、筆談も多いですが、
解かりやすくはっきり口を開けて伝えたい言葉を
口の動きで見せてくれるときがあります。
何を言わんとしているか解からない時の方が
多いです。
正直、(書いてくれないかなぁ)と思い、イラッと
することも私はあります。

聞こえない話せないことの辛さがあるでしょうが、
それを便利に使う時も見受けられます。

私が口の動きを読むことを上手にならなければ
ならないのか?

私が目線を合わせなければならないのか?

例えば、首からぶら下げる小さいホワイトボード
とか、文字盤、(それもカッコよくデザインされたもの)
そういう道具を使って、聴覚障害者の方が目線を
合わせてくれないかなぁとも思えてきます。

なぜ、聴覚障害者は健常者に身振り手振りや口の
動きで伝えようとするのでしょうか?
(特に口の動きなど、難しくて伝わるまで余計、
時間がかかると思う。)

伝えたいことがある側が、伝えたい相手に負担が
かからないような手段を用いるよう工夫すべきだ
と思うのですが。

ご意見ください。



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副題;
『ある企業の、聴覚障害者雇用の失敗事例』




回答が「回答順に表示」で、下の通りだった。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/818178.html?order=asc&isShow=open



まず、会社も聴覚障害者の入社前に

「筆談が主なコミュニケーションとなる」

と説明していたのだろうから、筆談が主な
コミュニケーション方法になるのは仕方がない、
と思う。


>「伝えたいことがある側が、伝えたい相手に
負担がかからないような手段を用いるよう
工夫すべきだと思うのですが。」



これは、手話ではなく、筆談コミュニケーションに
関して言っているわけだ。
確かに、もっともなことだと思う。

実際に私も、初めは言われてからこうするという
有様だった。
そして、ほとんどの聴覚障害者が、自分で筆談ボード
を用意していなかったので、今では私も

「なぜなのだろう?」

と思っている。
上の質問者と同じような疑問を持つ健聴者もいた。

「会社が買ってきた筆談ボードではなく、
自分の物だったらもっと大切に、
積極的に使うようになるのではないか」

と思うこともあるが。

私の場合は、なるべく自分の筆談ボードを
持参することにしている。


健常者も十人十色であるように、聴覚障害者だって
十人十色だ。
私自身、筆談は得意なほうなのだが、
肝心な健聴者が様々で、
やはり上手な人もいれば下手な人もいた。
だから筆談でも、筆談ボードをやめたくなってしまう
ような状況になる場合もあった。

ということは、この質問者の場合も、もしかすると

「健常者の筆談が下手で、よくわからないから」

という理由で、筆談コミュニケーションにウンザリ
していた可能性もありえる。

あるいは

「健常者の書いた字が汚すぎて読みづらい」

とかも。

「書き方が面倒がり屋さんで感情的で不快感
を覚える」

とかも。
不満があってもそれをなかなか言えず、
我慢してしまいがちになるのが、
筆談コミュニケーションというものなのだ。


『筆談してもらう聴覚障害者の心理』
〔2011-12-15 23:32〕




いずれにしても、質問者が“本当に”理由を
知りたければ、まず筆談でもいいから、
聞けばよかったと思う。
あるいは手話通訳者を呼んで、通訳して
もらったらよかったと思う。
会社はなぜそれをせず、辞めさせたのか。

しかし、信頼関係が築けていなければ、
例え通訳者を用意しても、本音を聞きだすことは
難しかっただろう。
これも、健常者、障害者とに関わりなく、
当然のことだと思う。


多分、その聴覚障害者は“ろう者”(Deaf)だ。
あくまで私の個人的な想像の範囲だが、
理由は幾つか考えられる。

そのろう者の場合は、まず身近な質問者に、
手話に興味を持ってもらいたかったのかもしれない。
それで質問者と手話をやってみたかったのかも
しれない。

質問者に興味を持ってもらって、そして手話を
勉強して、手話を覚えてもらう。
それでコミュニケーションができるようになって
ほしかったのかもしれない。
つまり、あえて筆談をやめたかった背景には、
ろう者なりの、手話への誘導があったのかもしれない。

実際に「会社で手話指導をしたい」というろう者も
いるほどだ。
あるいは、そうしたことをきかけに、健聴者にも
興味を持ち、自分で勉強したり、手話講習会に
通って覚えるようになったケースもある。
そのためにも

「本当は口話で話すことができても、
会社ではあえて声を使わない」

ろう者もいる。

だが、その気持ちが通じない、すれ違いになって
しまったから、質問者にはこういう疑問になったの
かもしれない。
それ以上の進展にはならなかった。
そして、ろう者は退職、という結末。


会社の人間なんて所詮、赤の他人だから、
下の話のようには、なかなかいかぬものだろう。

『【感動の話】 あるろう者の苦悩と、幸福観』
〔2015-04-02 23:06〕



それでも私がもし、質問者の立場だったならば、
そのろう者の勇気を賞賛する。

確かに、職場は手話をするところではなく、
仕事をする場所だ。
手話サークルと同じようにはいくはずがない。
だが、職場コミュニケーションにも手話があったら、
どれだけいいことだろうか。
私には、それが単なる理想に過ぎないとは
思わないのだが。


私が過去にいた会社に、Mさんというろう者(Deaf)
がいた。
Mさんも勿論、筆談はできるし、職場ではそうしていた。

しかし、Mさんには悩みもあった。
私には言ってくれたが、健聴者にもそれを伝えたか
どうかは知らない。

それは

筆談では十分に自分の気持ちや考えを、
伝えることができない


というものだった。
これは「筆談が苦手」という、ろう者の典型的な事例だ。

筆談ができるからといって、伝えることができる
とは限っていない
のだ。
日本語を「読む」ことと、「書く」ことは別だ。

ろう者は健聴者が書いた文章を読んで、簡単な
意味をつかむ

しかし、ろう者が書く場合は、それよりも難しい
作業になる
そうだ。
手話でろう者に日本語を指導している手話通訳士も、
そのように言っていた。


『手話で行う文章力向上講座(UDジャパン)』



障がい者雇用.comブログ
『UDジャパンに“は”、手話で日本語を学べる講座
があります』
〔2009.04.17 Friday〕




テンダー日本語教室




そこを、質問者は理解していただろうか?


私は以前に、あることで聴覚障害者団体に相談に
行ったことがある。
すると逆に

「あなたほどの文章力を持った聴覚障害者は、
あまりいない。
是非、我が団体の役員になってほしい」

と言われた。

「書くことはあまり得意でない、という聴覚障害者も、
わりといる」

という事実を示しているのではないだろうか。

それと、一見文章が書ける私でも、自信がないと
思うならば、そういった言葉や文章の使い方を
意識的に避けようとする。
そうするとやっぱり、第一言語が日本語の
聴覚障害者でも、言いたいことも十分に言えない
場合があるものだ。


Mさんも

自分の不得意な言語(日本語)で書くと、
正しく書けたかどうかも自信がない


と言っていた。
筆談になると、その(自分の苦手な)土俵に上がる、
ということだ。
それが不利になることは、誰にでもわかるだろう。


>「聞こえない話せないことの辛さがあるでしょうが、
それを便利に使う時も見受けられます。」


というのは、そう見えなくもないかもしれないが、
誤解している可能性も否定できない。
実際、私はMさんとメールでやりとりをしている時

「この文章、おかしくないか?」

と思うこともよくあるのだから。
他のろう者とも、よくあることだ。

そんなコミュニケーション方法でいつまでもやられたら、
彼らはイヤになってくるのは当たり前だろう。

健聴者が手話辞典を片手に、ろう者から手話を
読み取って、それをいちいち調べて、
意味を解読するようなものではないだろうか。

そう考えてみれば、お互いのことがもっと理解できた
かもしれない。

Mさんだって、だんだんと疲れてくるそうだ。
それで自然に、手話を出してくるようになる。

それは我慢できるとしても、不本意にも誤解されて
しまったり、後で後悔してしまうこともあるという。
Mさんの退職理由も、それが原因の一つだったと
聞いているのだから、この問題は重大なのだ。

健聴者には不要と思われがちな手話言語法が
制定されていく背景の一つが、ここにあるのでは
ないだろうか。


また、筆談で通じるかどうかは、話の内容にもよる。
難しい仕事とか、法的な話になると、よくわからない
人もいるそうだ。
これは、聴覚障害者弁護士から聞いた話だ。

この辺りが、この質問者のケースでも、
理由の一つとして考えられるかもしれない。




【追記】

ろう者が書いたものを探してみたら、
下のような記事が見つかった。


大阪在住のDeaf Pharmacist(ろう薬剤師)のブログ
『何故口話、筆談でなく手話なのか?(つぶやき)』
〔2014年08月26日 (火)〕





大阪在住のDeaf Pharmacist(ろう薬剤師)のブログ
『better than no language』
〔2013年06月08日 (土)〕





大阪在住のDeaf Pharmacist(ろう薬剤師)のブログ
『【ろう者の事例1】 下剤とは・・・?』
〔2011年06月15日 (水)〕





〔参考情報〕

学校法人 江副学園
新宿日本語学校
『ろう教育への取り組み』



『『聾教育の功罪 ~手話VS口話~』』
〔2015-01-14 18:30〕

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by bunbun6610 | 2015-05-14 18:31 | 聴覚障害者心理

今日は、Oさんが休み。
朝礼はYさんが代わってやった。
(M係長も同席で)
今度はホワイトボートを使用し、
問題なくできていた。

いつものことだがOさんがいないと、
職場に監視者がいなくなるので、
よけいに仕事をしないで遊んでいる人が出てくる。
(Oさんがいても、今日と大差はないが)

こんな時、話の華もひときわ大きくなり、
自分の孤立感も一層深まるものです。
午前中は約7.000件しかないUC002の
送付状付け作業をやったが、
9人もいるのに午前中にはこの作業が
終わらなかった。
仕事が少なければ、そのぶん、ゆっくりやって
いてもいい職場だからだろう。
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by bunbun6610 | 2015-05-13 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1


Eテレ『バリバラ』
テーマ; 『発達障害』
〔5月10日(日) 夜7:00~
再放送 5月15日(金)0:00~(木曜深夜)〕






【「遠まわしに言う」、日本人健聴者の言葉の文化】

>「新入社員の頃、「湯飲みがたまっているね」と言われ、
「洗ってね」という意味だと気づかず、毎回「そうですね」と
答えていた。

気がつけば

「あの子使えないよね」

という空気になっていたというが、広野さんからすると

「はっきり言ってくれないとわからないし、そもそも湯飲みを
洗うことがお仕事という認識がなかった」。

発達障害の人の

「言葉の裏を読むのが苦手」

という特性ゆえのエピソードだが、スタジオでは、

「言わなくてもわかる」

という日本特有の文化のあり方をめぐって議論が白熱した。」




こういう話は、ろう者世界でもかなり有名だ。
健聴者の言葉の文化に、このような遠まわしな言い方が
よくある。
ろう者はハッキリと言う、伝えるのに対し、健聴者は
「察する文化」だとか。
ろう者は「ストレート言葉」で言うのに対し、健聴者は
「クッション言葉」「湾曲して伝える」という違いがあるそうだ。

私も、健聴者の言いたいことがよくわからないことが
あるが、意味をすぐに理解することはできなくても、
何となく雰囲気が変わることは理解できる。

それで後になって、その理由をようやく理解し、意味が
なんとなくわかってくる、ということがあった。

健聴者は、ささいな言葉、大きな声で言わないコミュニケー
ションでも、その音声会話の経験を積むことによって、
自然に学ぶことができ、大人になってゆく。
しかし、先天性聴覚障害者には、それがむずかしい場合が
少なくないそうだ。

他の障害者の場合は健聴者だから、そんなことはないと
思っていた。
しかし、それでも

「曖昧な言い方だと伝わらない」

というのは、普通のことだと思う。

特に、文化の違いに戸惑う外国人は、日本では同じように
苦労するのではないだろうか。
単に日本語学校へ行って日本語を覚えるだけでは、
なじめない事情があるはずだ。

反対に外国人からは、

「日本人はシャイな性格で、伝え方が下手」

だとも言われることがある。
でも、私だったら、本音は次のようになる。

「そんな使えないコミュニケーションなんかしたって、
無意味。
日本人にはそれが当たり前でも、自分には覚える
価値もない」

建前は一応妥協するけれども、本音はそんな日本人を
バカにしている。



【「適量」という、曖昧な表現】

トイレットペーパーの使用量が、一度に半ロールも使って
しまう発達障害者がいるそうだ。
社会生活でそんなことをやっていたら、怒られるだろうな。

たまに

「トイレットペーパーを大量に流さないで下さい。
トイレが詰まって、使えなくなってしまいます」

という“注意書き”が貼ってある場合もある。

おそらく、トイレットペーパーの使い過ぎは、健常者にも
いると思う。
発達障害者の場合は、「適量」という都合の良い言葉、
言い換えると、先の“日本の言葉の文化”でもあったよう
に、曖昧な言葉には弱いようだ。

適量というのは、それを言った人、書いた人の感覚的表現
なのだが、実は対象となる人によっても違うと思う。
つまり、皆同じというわけではない。
適量の感覚は、自分で磨いていくしかないと思うが、
社会生活では人の目も気になる。

特に、就労後の障害者問題に発展してしまうこともありえる。

例えば、ワタミフードシステムズ株式会社の障害者雇用では、
発達障害者を意識した採用方針も見られる。


『障害者雇用 - ワタミフードシステムズ株式会社(外食事業)』
〔2015-04-25 18:30〕



かなり細かく調査されるようだ。
この質問項目を見ればわかるように、会社はやはり、
障害者雇用にはリスクのほうを慎重に調べようとしている
わけだ。
もちろん、自分が言いたくないことは言う必要はないが、
言わないと後で問題になるケースもあるだろう。
こういう時にトラブルが起きる、そして困るという循環になる
心配がある。



【「味のハーモニーが苦手」な人がいる】


>「「きれいに盛りつけてくれた人にすごい失礼というか」
(はるちゃん 自閉症スペクトラム障害)
…自閉症スペクトラム障害の人は、サンドイッチや混ぜご飯
など、様々な味が混じったものを食べるのが苦手という人が
多い。

VTRではその主な理由として

「素材が混ざった時の味が想像できないから」

と紹介したが、「冷やし中華」を混ぜないで食べるというはる
ちゃんの理由は、こちら。

「混ぜないで別々に食べる」という行為自体は同じに見えても、
理由は人それぞれ。」




今回のテーマで、私が一番驚いたのが、この話だった。
食べ歩きが趣味で、いろいろなものを食べるのだが、
「味が混ざると食べるのが苦手」という感覚もある、
というのは初めて知った。

ハンバーガーショップで、その大きさから、上から順番に材料を
一つ一つ取って食べる若い女性を見たことがあった。

それを見て私は

「やっぱり、あれをガブリと食べるのは、食べにくいからなんだ
ろうなぁ」

と思っていた。

女性が大口を開けてガブリは、品がないように見えてしまう
からかもしれない。

もしかしたら、食べている時にケチャップがこぼれて、
服が汚れるかもしれない。

いや、それより、パンを潰して食べることになる。
それはイヤだ、と言う人もいるだろうし。

見た目の美しさをすぐに壊したくない、という人もいると思う。

分離して食べるのは、人により、いろいろだろう。

でも「サンドイッチが苦手」「混ぜご飯が苦手」という話には
驚いた。
味のハーモニーを楽しむのが、今のグルメの醍醐味だと
思うから。


これって、仕事でも言えるのだろうか。

「一つ一つ順番にやるのはできるけど、二つ以上の仕事を
交互にやるとか、臨機応変に対応するのは苦手」

だとか。
ワタミの面接応募シートにも、それを調べる項目がある。
ということは、多分、採否の分かれ目になるのではないだろうか。

好みの性格ではなくて、こういう障害だということが理解
されない限り、就労は難しいかもしれない。
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by bunbun6610 | 2015-05-12 19:30 | Eテレ『バリバラ』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150511-00000028-kyt-l26


豆腐日本一 全国150人参加へ

豆腐ナンバーワン、
京都で競え
 6月に全国品評会


京都新聞 5月11日(月)23時26分配信

京都府豆腐油揚商工組合(京都市下京区)は、日本一の豆腐を
決める初めての全国品評会を6月20日に京都市下京区のリーガ
ロイヤルホテル京都で開く。
全国的に豆腐店が減少しているため、職人が技術を競い合う場を
設けて製造技術の向上や継承につなげる。

 豆腐店は1960~70年代に全国で5万店あったが、高齢化や
後継者不足、食習慣の変化による需要低迷などから現在約9千店
まで減少したという。
このため、職人の連携を取り戻し、業界活性化を図ることを目的に
品評会を企画した。

 品評会は、同組合が主催する職人の交流会の一環で行う。
「絹ごし」「木綿」「充填(じゅうてん)豆腐」の3部門を設け、全国から
150人以上の参加者を見込む。

 栄養士や料理人、市民らの審査員約20人が試食し、見た目や味、
食感、香りの4項目を採点し、日本一の金賞をはじめ、銀賞、
各部門賞の銅賞などを選ぶ。

 来年以降も継続開催する方針。
同組合は

「豆腐は体にいい伝統食。
品評会で腕に磨きをかけ、消費者によりおいしい豆腐を提供する
きっかけにしたい」

と期待する。



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【関連情報】


『豆腐店、続々廃業「365日働いても利益ない」』
〔2013-11-02 23:08〕




おすすめのお豆腐がある。
なかなか入手困難な生豆腐だ。

タイシ(太子食品工業株式会社)
『箱入り娘』
生絹豆腐



豆乳感のある、自然な甘味が特徴。
舌触りも、加熱済み豆腐とは全然違い、まろやか。
いろいろある豆腐の中でも、これだけは必ず食べて
みたいものだ。
非常に柔かいので、これは冷奴に向く。
シンプルな食べ方が美味しい。
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by bunbun6610 | 2015-05-12 19:00 | 社会
『軍艦島“障害者差別ツアー”の問題点』


『さまざまに存在する「間接差別」
 「障害者は危ない」と、ひとくくりにした差別』



世界遺産登録の勧告を受け、登録のチャンスに
沸き起こっている。

しかし、この長崎の軍艦島には、暗い過去もある。

軍艦島登録の問題点は、韓国側だけではない。
観光地としても、過去に聴覚障害者が上陸拒否
の差別を、何度も受けているらしいのだ。

2009年にようやく表面化した問題だから、
そんなに昔の差別ではない。
この問題は、今はどうなったのだろうか。




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http://ameblo.jp/bcs33/entry-10271050530.html


『いくお~る』 聴覚障害に関する情報ブログ
『【差別】軍艦島上陸クルーズ、
障害者参加を拒否 安全確保理由に』

〔2009-05-30 22:23:02〕


軍艦島上陸クルーズ、障害者参加を拒否
 安全確保理由に
http://www.asahi.com/national/update/0519/SEB200905190003.html

「障害者は参加できません」——。
4月に始まった長崎市の軍艦島(正式名・端島)の
上陸クルーズで、船を運航する2社のうち、
「やまさ海運」(同市)が掲げた参加条件に、
聴覚障害者が不満を募らせている。

会社側は

「危険が伴う廃虚見学。
一人で歩行が困難な身体障害者は断っている」

と説明する。

長崎県大村市の荒木加代子さん(46)ら聴覚障害者
3人は1日朝、長崎港ターミナルのやまさ海運の窓口
で、社員から筆談で

「誓約書にも、障害者の方は上陸できないとある」

と断られた。
長崎県聴覚障害者情報センターには4月22日の
上陸クルーズ開始以来、同様の苦情が10件以上
寄せられている。
本村順子所長も

「手話通訳が一緒なら問題ないはず」

と話す。

やまさ海運の伊達昌宏社長は

「緊急時に聴覚障害者をすぐ船に戻すことができるか。
まだ自信が持てない」

という。
長崎市は現在、やまさ海運と新しい上陸基準を
協議しているという。
(5/24記事)
(サイトから引用 情報提供:gotoda様)
--
唖然。論外。
まあ、世間の理解もさまざまなのでしょう。
あほらしくても、説明していかなくては。



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http://blog.goo.ne.jp/ogamaru2014/e/b270f78290a8b1ae7abd39dde5a911ab


東京アイランド
『長崎県・軍艦島(朝日新聞の記事)』
〔2009-05-22 00:00:00 〕


この新聞記事は5月20日付けの朝日新聞。
 この画像は長崎県にお住まいのろう者に転載の
許可を頂いています。
 mixiの会員でなくても軍艦島の上陸問題について
ご覧いただきたいと思いますので、掲載しました。
 
 
 長崎県大村市の荒木加代子さん(46)ら聴覚障害者
3人は1日朝、長崎港ターミナルのやまさ海運の窓口で、
社員から筆談で

「契約書にも、障害の方は上陸出来ないとある」

と断れた。
事前にインターネットから申し込んでいた。
ネットに掲載されていた契約書には

「見学施設区域以外の区域に立ち入らない」

「安全に利用するのに、適した衣服・靴を着用する」

と並んで

「身体障害者、車イスなど1人で歩行が困難な方は、
当分の間、上陸出来ません」

とあった。
だが、1人で歩ける聴覚障害者までもが参加出来ない
とは思わなかった。

「友人2人は大阪から来てくれたのに、申し訳なかった」

と悔しがる。

長崎県聴覚障害者情報センターには、4月22日の
上陸クルーズ開始以来、同様の苦情が10件以上
寄せられている。
18日にも福岡の聴覚障害者夫妻が駆け込んできた。
本村順子所長も会社が何故断ったのか分からず、
応対に困った。

「手話通訳が一緒なら問題はないはず」

やまさ海運の伊達昌宏社長は

「乗船出来なかった人には申し訳ない。
障害者への認識不足や説明不足もあった。」

と陣謝する一方、

「予想外に予約が殺到し、人手が足りない」

と打ち明ける。
同社のクルーズでは、安全誘導員6人が見学者200人
を誘導する。

「緊急時に聴覚障害者をすぐ、船に戻すことができるか。
まだ自信が持てない」

という。
クルーズを運航する2社のうち、もう1社の
「高島海上交通」
長崎市は

「うちは1便40人で対応しやすい事情もあり、
自力で歩ける方なら制限していない。
やまさ海運は安全を優先して慎重になっているのだろう」

と話す。

長崎市の「長崎市端島見学施設設置条例」は上陸制限
を設けていない。
市文化観光総務課の外園秀光課長は

「障害者を差別しているわけではなく、泥酔者や、
ハイヒールを履いた人も上陸出来ない。
『障害者』とひとくくりにするのではなく、1人1人を上陸
出来るか、丁寧に判断してほしい」

と促す。
現在やまさ海運と新しい上陸基準を協議しているという。

朝日新聞 平成21年5月20日

 ゴールデンウィーク、はるばる大阪から訪ねてきた
友人の分もインターネットで申し込み、乗船前に

「障害者は乗せられない。
契約書に書いてある」

といきなり門前払いにされた。

 ろう者は1人で歩けるはずなのに、その対応は納得
できないという内容でmixiに書かれてありました。

 これは大きな社会問題であると判断した私が長崎
市役所にメールで下記内容(一部)を投書しました。

「長崎市のお住まいの方が、軍艦島上陸のツアーが
オープンしたばかりなので、インターネットで大阪からの
友人の分も予約を取りました。

ところが、いざ乗船前に

「身体障害者は乗せられない。
誓約書に書いてある」

と門前払いにされて、非常に悔しい心情をネットに投稿
されているのに見つけました。

 利用しようと思ったのは「やまさ海運」、ホームページ
にも誓約書が載ってあり、

「身体障害者は乗せられません」

としか書かれていません。
 身体障害者手帳を持っているだけでも、いきなり門前
払いとは障害者を差別しているように感じるといった
ような内容です。
 聴力障害者は「声」によるコミュニケーションを除き、
筆談や手話などでのコミュニケーションもできるはずです。
 障害者はどうしても乗せられないのなら、何かしらの
理由があると思うのですが、その理由を明確化そして、
誓約書に記載しないとわれら障害者団体は納得できずに
抗議の意を強く示すようになります」(以下 略)

 去年夏、念願だった御蔵島に上陸できました。
御蔵島は最初から障害者を排除するつもりはなく、
歩けない方でもドルフィンスイムツアーに参加できるように
可能な限り対策を考えて下さいます。
 
 「緊急時に聴力障害者をすぐ、船に戻すことはできるか。
まだ自信が持てない」

と書かれていますが、ろう者は耳ではなく、「目の人」です。
 まわりが何か騒めくようなことがあると、これはきっと
緊急事態かもといち早く察知する能力を生まれつき
持っているので、問題はないかと。
 音声日本語を理解できない外国人は乗せられるかどうか、
もう1度上陸できる基準を見直してほしいと思います。



=============================




>「市文化観光総務課の外園秀光課長は

「障害者を差別しているわけではなく、泥酔者や、
ハイヒールを履いた人も上陸出来ない。
『障害者』とひとくくりにするのではなく、1人1人を上陸
出来るか、丁寧に判断してほしい」

と促す。
現在やまさ海運と新しい上陸基準を協議しているという。」




差別されたほうは、こんな説明で納得できるものではない。
泥酔者の上陸禁止は常識的だと理解できる。
しかし、それと聴覚障害者も同様に危険だと判断するのが、
おかしいのではないか。

ハイヒールを履く人の上陸禁止も、危険だからではないのか。
なら、ハイヒールを履かなければ、上陸できるというわけだ。
しかし、聴覚障害者に、そのようなことはできない。
補聴器を装用して聞こえますと言えば、許可できるのか。
老人性難聴の人はOKで、ろう者はNOなのだろうか?
基準がわからない。
わかるのは“会社都合”という基準だという点で、
それが差別に当たることだ。
これは、某遊園地での聴覚障害者搭乗拒否事件(※)と、
酷似した事例だろう。



(※)
『某遊園地での聴覚障害者バリアフリー化について(朗報)』
〔2014-08-15 08:36〕





=============================


http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1723228&id=42936363


『長崎県軍艦島上陸ツアーに関する、
聾者に対する乗船および上陸拒否の件について』

〔2009年05月25日 08:50〕

長崎住まいの聾仲間の話によると、
5月GWのさなか、関西から軍艦島上陸ツアー観光に訪れた
聾夫婦と地元(長崎)住まいの聾者が、既にネット予約した
ことを前提に船に乗ろうとした際に、

「聴こえないから」

「聴こえないと乗船・上陸に危険だから」

という理由で門前払いにされたそうです。
しかも地元住まいの聾者は3代にわたるデフファミリー漁師
出身で船乗りや海に馴れていたのに!です。
他にも軍艦島上陸ツアーが開始される1ヵ月前から
申し込んで待たされた挙句、オープン後になって拒否
されたり、聾・難聴者を含むハンデを持つ者の乗船や
上陸を今でも拒否し続けています。
通訳ができる聴者との同乗も拒否されました。
今まで聾・難聴者への上陸拒否は10件以上にのぼる
そうです。
皆さん!どう思われますか?!!!

その噂を訊きつけて、聴者と一緒に来られたグループ
は聴こえないことを黙って乗船した後で思いきって手話
で会話してもお咎めなく、軍艦島全体のツアーについて
も観光コース全体の道ではちゃんと補修されてあって
危険・支障はなかったそうです。
また杖をついた老人の上陸はOKだったのに、ハンデを
持つ者の上陸を今でも依然と拒否し続けているそうです。
ただ、聴こえないことを黙ったまま上陸して自分自身が
楽しめたとしても、解決したことになりません。

世界遺産として登録されようとしている軍艦島…。
長崎住まいや長崎出身の聾仲間はとても誇りに
思っていて、過去に聾者が住んでいた例があるそうです。
同じ長崎や日本に住んでいながら、

「聴こえないから、危険だから」

という理由だけで、聾者からの軍艦島上陸ツアー申込み
を門前払いし続けることを非常に悲しく思います。
全国各地から訪れたい!という聾・難聴仲間の為に、
長崎の聾団体はツアー会社や市などに対して真っ向から
懸命に闘っています。

“離島や漁業(水産)、自然が大好きな”聴こえない仲間
や関心を持つ聴者の皆さん!!この不合理な差別に
対して精一杯声援を送り続けて欲しいと思っています!!
たぶん、、こういう問題は日本聴覚障害者新聞に載るかも??
です。(そうであればいいか…)



=============================





上陸には、事前に『誓約書』などを書くことになるそうだ。
問題の原因は、この内容が、会社により違うところがある、
という点だ。



「やまさ海運株式会社」の場合
軍艦島上陸周遊コース : 一般客用 提出書類
『誓約書』
http://www.gunkan-jima.net/wp2013/wp-content/themes/yamasa/images/download/pdf/seiyakusyo.pdf


「13 歳未満の者、未就学児童、乳幼児及び
身体障害者、車椅子等一人で歩行が困難な方は、
当分の間上陸できません。
(但し、小学生の場合は承諾書の署名と保護者が
必ず同行し管理監督を行うことを条件として許可します。
上陸を出来ず船内に待機する場合は、
付添い人が必要です。)」

障害者は大人でもダメだが、小学生は条件付きでも
OKなの?
腹が立つと言うよりも、笑っちゃうね。
この文章を読むと。



『軍艦島コンシェルジュ 軍艦島上陸・周遊ツアー』の場合
『誓約書』
http://www.gunkanjima-concierge.com/


『高島海上交通 軍艦島クルーズ』の場合
『誓約書』
http://www.gunkanjima-cruise.jp/files/pdf/pledge.pdf



『ブラックダイヤモンドで行く軍艦島上陸ツアー』の場合
『誓約書』
http://www.gunkanjima-cruise.jp/files/pdf/pledge.pdf



株式会社シーマン商会の場合
https://www.gunkanjima-tour.jp/reservation/

軍艦島ツアーご予約

現在は、電話のみの受付となっております。
大変お手数ですが、空席状況確認の上、
下記番号までお電話お願い致します。

095-818-1105
受付時間《平日》8:00~18:00
《土日祝》8:00~14:00

※お客様の都合による当日のキャンセルは、
取消料が発生いたします。
※弊社の船は、バリアフリー対応船ではございません。


電話が出来ない聴覚障害者は、
申し込みができない状況だ。

『誓約書』
http://www.gunkanjima-tour.jp/file/oath.pdf





なぜ、このように分かれたのだろうか?
つまり、一部の会社のツアーは“障害者差別企画”
そのものだったからに他ならない。

差別とは、差別する側に意図があったかどうかは問わない。
差別された側が、それをどうとらえられるかによって、
判別されるからだ。(※)



(※)
『ももクロの事件から学ぶアメリカの差別観』
〔2015-04-09 19:30〕



『差別横断幕:浦和に無観客試合 Jリーグ初の処分』
〔2014-03-13 21:03〕



現実に、このことが「間接差別」に該当し、
聴覚障害者はそれによる不利益を受けてしまって
いるのだから、これ以上の説明は不要だろう。


このような差別事例は、一人や二人ではなかったようだ。
聞こえないことを隠して上陸した聴覚障害者もいる、
という。

今でも障害者が上陸できない可能性があるのは
「やまさ海運株式会社」の運営ツアーだろう。
聴覚障害者も「身体障害者」という言葉で、
ひとくくりにされてしまっている可能性があるからだ。
このような差別を「統計的差別」(※)というのだそうだ。


(※)「統計的差別」

『『女性は理科が苦手なのか』』
〔2015-05-09 18:00〕

参照。



ということは、やまさ海運株式会社だけが、
“障害者差別ツアー”を行っている、ということになる。
これでは、この会社が問題視されても当然だろう。

もし、世界遺産に登録されて、外国から障害者が来たら、
この会社が批判されることは目に見えている。
今度は「日本の恥」として、世界に広まるかもしれない。
もはや、一企業だけの恥では済まされないだろう。
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by bunbun6610 | 2015-05-09 18:30 | 障害者問題・差別