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ウエディングケーキの話

ウエディングケーキ製作はホテル、パティシエともに、
大切な仕事だ。
けれども、パティシエの中には、

「その仕事だけは好きではない」

という人もいる。

理由は、時間と労力を使う仕事であるわりには、
作り手にとって、本当の喜びには結びつかない
からだ。

ウエディングケーキを完成させると、
先輩パティシエは得意気になって、
自分の作品をカメラで撮る。

おおかた、後でそれを見せびらかして、
自慢でもするのだ。
写真に撮っておけば、転職アピールにもなる。
女の子にもモテて、嫁探しもしやすくなる。
自己顕示の道具にし、味を追求する道から
逸れていく。

このケーキを作るためのお金を出した新郎新婦
は、これを全部食べるわけではない。

実際にケーキに入刀した後は、それを一旦キッチン
へ戻して、一口サイズに切り分けて、再び宴会場の
テーブルに運ばれる。
しかし、それはもしかしたら、すり替えられた
ショートケーキかもしれないのだ。
残りは捨ててしまう。

大型のウエディングケーキの場合は、その全部が、
食べられる材料で作られているのではないこともある。

私が見たことがあるものでは、中には組立式の
プラスティック台が埋め込まれていた。

それでも製作者は

「全部食べられるもので作りました」

と説明するのかもしれないが。

スポンジ台と呼ばれるジェノワーズも、
固めに配合・製作されていて、
シロップは打っていない。
つまり、保形性重視で、味のことは考えていない
代物だった。
勿論、その部分はお客様に食べてもらうわけではない。

ここまで書けば

「本当に美味しいものだけを作りたい」

と思っていたパティシエにとっては

「本道から外れてしまう仕事」

と思うのも、理解できるのではないか。

将来独立して、自分のパティスリーを開きたい、
と思っているのならば、そういう見た目重視の
お菓子よりも、味重視のお菓子を勉強したほうがいい、
と思うのは当然だろう。
しかし、大きなホテルで働くには、
ウエディングケーキが作れることも大事だ。




〔関連記事〕

『障害者雇用 - 日本ホテル株式会社』
〔2014-12-20 18:30〕

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by bunbun6610 | 2015-02-28 18:30 | 製菓の話



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150227-00010000-newspicks-bus_all


後藤氏殺害の「黒覆面男」。
彼はなぜ「殺人鬼」になったのか


NewsPicks 2月27日(金)17時10分配信



日本時間2月27日の午前0時ごろ、イギリスの情報機関は、
「ジハーディ(聖戦士)・ジョン(ISILの処刑人)」がクウェート
生まれのイギリス人Mohammed Emwazi(モハメド・エム
ワジ)だと特定した。

エムワジの生涯は一般的なヨーロッパの移民者に見える。
1988年にクウェートで生まれ、湾岸戦争後、6歳のときに
家族でイングランドに移民、西ロンドンで育った。
エムワジは、ロンドンのウエストミンスター大学出身で、
コンピュータ・プログラミング学士を取得。
ここまでのエムワジの生涯はごくごくノーマルだ。

米国の大手メディア「The Washington Post」によると、
エムワジの友人は、エムワジについて

「彼はいつも“礼儀正しい”。
また、お洒落で、熱心なイスラム教義信奉者らしく顎ひげを
たくわえ、知らない女性とは決して目を合わせないように
していた」

と説明している。

いったいなぜエムワジは、潔白な青年から聖戦(ジハード)
を行う大量殺人者に変身したのだろうか?


卒業旅行から大量殺人者になるまで

エムワジの人生が転落し始めたのは、2009年だ。
この年、一体何が起きたのか?

エムワジは、彼の友人2人と卒業旅行でタンザニアに、
“サファリ”に行こうとした。
しかし、着陸したタンザニアの空港で警察に一晩拘留され、
翌朝、欧州連合(EU)に強制送還された。
イギリス当局が

「エムワジはAl-Shabaab(アル・シャバブ)に参加する
ためソマリア渡航した」

と誤解し、彼をタンザニに入国させなかったのだ。
帰りはオランダ経由だったが、この時再びアムステルダム
空港で警察に拘留されたと、エムワジは権利擁護団体で
あるCAGE(ケージ)に語ったという。

エムワジは、英国の情報機関MI5とオランダのシークレット
サービスの2人に事情聴取を受けた。
そのエージェントたちに、ソマリアにあるアルカイダとつながり
のある組織、Al-Shabaab(アル・シャバブ)に参加しないか
と持ちかけられた。
そのMI5部員は、エムワジに情報提供者としての仕事を
依頼したのだが、これを本人は断った。

ロンドンに帰ってエムワジはケージと会い、この一連の
“ハラスメント”について説明した。
エムワジと会ったケージの代表によると、エムワジはMI5と
オランダのシークレットサービスのエージェント2人の扱いに
“激怒”していたという。

そのあと、エムワジはクウェートへ引っ越す。
そして、現地のIT企業に就職し、婚約もした。
だが、それは結局破談となった。

クウェートに住んでいた間、少なくとも2回以上、
英国に帰った。
ロンドンからクウェートに帰る最後の渡航中、ロンドンの空港
でエムワジはまた警察に数時間ほど拘留され、身体検査を
受けた。
その結果、クウェートがエムワジのビザを無効にしたことで、
エムワジは2人目の婚約者と仕事を失ってしまった。

それから、しばらく彼はイギリスに滞在した。
しかし、The Washington Postに掲載されたエムワジの
友人によると、

「彼はサウジアラビアで英語の先生になろうとしたけど、
結局なれなかった」

という。

こうした経緯により、2009年から2012年の間、エムワジの
生活はイギリスの情報機関にますます制約された。
彼がケージ内部の人間に語った話を信頼すると、エムワジ
が変わったのは、イギリスの情報機関から虐待を受け
始めた頃だ。
その虐待は壮絶で、彼に過激派テロリストになる芽を植え
付けた。

ケージの代表Asim Qureshi(アシム・クレシ)がエムワジ
についてThe Washington Post にこう語っている。

「この青年は、個人的な状況に大きな変化をもたらすために、
英国内で出来るあらゆる手を尽くした。
しかし、情報機関はエムワジを犯罪者扱いした。
これに対し、本人はなすすべもなかった」

結局、エムワジは2013年に蒸発し、その間に、イラク
・レバントのイスラム国(ISIL)に参画することとなった。

エムワジが再び現れたのは、それから1年後のことだ。
シリアのイドリブ市にある、過激派勢力が欧米系の人質
を集めるための施設に彼は居た。
この施設で人質となり拘束された人物によると、エムワジは
この施設で、警備と水責めなどの拷問を担当していたという。

2014年8月、ISILは、人質の一人James Foley(ジェームズ
・フォーリー)がエムワジの手により斬首をされる動画を公開した。
その後、ISILが、後藤健二氏、湯川遥菜氏の日本人2名を含む、
一連の殺害をインターネットにリリースしたことにより、エムワジ
は「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」として悪名を馳せることとなった。


なぜエムワジは過激派になったのか

一般的にイスラム系移民に対する、欧州社会の差別やいじめは
少なくない。
警察や情報部員に尋問・拘留された経験のある罪のないイスラム
系移民もいる。

だが、そうした被害を受けたイスラム系移民の圧倒的多数が、
ISILに参加しようなどとは考えもしない。
なぜなら、彼らは人殺しや過激派を嘆く合理的な人々だからだ。

イギリスの反テロ政策を批判する人たちは、反テロ活動こそが
むしろ、エムワジを過激派にさせた原因になっていると言う。
つまり、イスラム系イギリス人は本質的に暴力的な人だから、
空港で拘束されるといった屈辱を味わわせると、テロリストに
なってしまう可能性があると考えがちだ。

しかし、これは間違っている。
イスラム系イギリス人らは、

「エムワジが過激派になった理由はイギリスら欧州社会が
イスラム系の人々に容疑をかけがちなことだ」

と言う欧州のリベラルな人々を、恩着せがましいと感じている。
そうではなく、イスラム系イギリス人の多くは、エムワジは大人
として、自分の決断をしたことに対して責任をとるべきだと考え
ているのだ。

Jordan Krogh


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『反省させると犯罪者になります』
(岡本茂樹/著者 2013年5月20日/初版発行
 新潮社新潮文庫)




『凶悪犯罪者こそ更正します』
(岡本茂樹/著者 2014年7月20日/発行
 新潮社新潮文庫)

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by bunbun6610 | 2015-02-28 00:34 | 人権、差別
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150225-00000006-spnannex-ent


“筆談ホステス”の
斉藤りえさん
 政界進出挑戦を表明


スポニチアネックス 2月25日(水)6時33分配信


“筆談ホステス”の斉藤りえさん(31)が25日、自身のブログで
政界進出を目指すことを表明した。

「北区政へ挑戦することを決意いたしました」

とし、4月の統一地方選で東京都北区議会選挙に、
「日本を元気にする会」公認候補として出馬するという。


斉藤さんは生後間もなく聴力を失いながら、東京・銀座で
No・1ホステスに上り詰め、09年に出版した自叙伝
「筆談ホステス」がベストセラーになり、ドラマ化もされた。

青森生まれの斉藤さんだが、現在は北区在住。
現在は4歳の娘を持つ母として、セミナー講師や執筆
活動を行なっている。

 斉藤さんは

「何故、聴覚障がい者、元ホステスが、政治家に?
と驚かれる方が多いことと存じております。
障がい者の方々が眠っている能力を開花でき、
もっと活躍できるように、そのサポートがしたいと
ずっと考えておりました」

とし、4年前にも声を掛けてくれた知人の議員から、
再び声を掛けてもらい

「私の志すものが政治で活かせるならば、地元
北区のためにお役に立てるならと今度こそ、
決意いたしました」

という。

 「私自身は、聴覚障がい者であり、女性であり
母親でもあります。
主に

『バリアフリー社会』

『女性の社会進出』

『少子化、育児』

に対する政策に取り組みたいと考えております」

と表明。

議会活動についても、

「しかし、これだけ技術などが進歩した現代において、
“聞こえないこと”は必ず乗り越えられると思っております」

と前向きだ。

また、

「受け入れる議会側に現在、聴覚障害者を前提とした
仕組みはありませんので、その変革に最初はご迷惑を
おかけしてしまうかもしれませんが、議会からまず本当
の『障がい者へのバリアフリー』が起こること自体にも、
大きな意義があるのではないでしょうか」

と自身の存在で、バリアフリーへの改革を行いたいという
意志を見せている。



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「筆談ホステス」斉藤里恵のほっこり日記
http://ameblo.jp/saitorie/




東京都北区議選 立候補者名簿
〔投票日;2015年4月26日〕
http://www3.nhk.or.jp/senkyo/#skh_4917_63




【追記】(2015年4月27日)

斉藤里恵氏が当選。


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http://senkyo.mainichi.jp/news/20150427k0000m010073000c.html


統一地方選:
「筆談ホステス」が当選
 …東京・北区議選


毎日新聞 2015年04月27日 01時25分


「筆談ホステス」として知られる日本を元気にする会の
斉藤里恵氏(31)が東京都北区議選で当選した。

 斉藤氏は聴覚障害があり、言葉がスムーズに話せない。
街頭では有権者一人一人に駆け寄って握手やジェスチャー
などで支持を訴えた。

「バリアフリー社会」「女性の社会進出」などを公約に掲げた。

 定数40に50人が立候補した。(共同)



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150427-00000096-sph-soci&pos=5



【統一地方選】
「筆談ホステス」斉藤りえ氏、
ダントツのトップ当選!


スポーツ報知 4月27日(月)11時49分配信


東京都北区議選(定数40)で、「筆談ホステス」こと聴覚障害者
の斉藤りえ氏(31)=日本を元気にする会=が27日未明、
トップとなる6630票で初当選した。

 午前2時ごろ、斉藤氏は笑顔で事務所に現れた。
万歳三唱とだるまへの目入れをした後、小型電子ボードを使い、
筆談で取材に応じた。

 2位に約1800票差つけるダントツのトップ当選について

「まだ信じられない」

と驚いた様子。

十数人の支持者とともに開票を見守った斉藤氏は、26日午後
11時ごろ800票獲得したことを知り

「こんな自分に投票してくれる人がたくさんいるんだ」

と涙した。
4歳の娘も一緒に見守ったが、まだ結果が分からない午後
10時に寝てしまったという。

 北区初の聴覚障害者議員が誕生した。
斉藤氏は、議員としてハンデは自覚している。
パソコン持ち込みは議会で禁じられているが、音声読み上げ
ソフトなどの使用を議会側に相談し、議事進行を理解する
ために紙や字幕で教えてもらえるように求めていくという。

 「音のない選挙戦」だった。
ほとんど話せない斉藤氏は、裏にメッセージが書ける名刺と
小型電子ボードで有権者らと筆談などで対話し、マイクや
選挙カーを使わなかった。

初めての選挙活動を通じて疑問も湧いた。

「現在の選挙制度は音があることが前提となっていて、
チラシを配ることもできない。
言語聴覚障害者を排除している」

と思い

「健常者の方だけでなく、障害を持つ人の思いを伝えられる
ようにしてほしい」

と法改正を訴えた。

 耳が聞こえないからこそ、人の声により一層耳を傾けて
いきたい。

「最初は皆さまに迷惑をかけると思うが、議会から北区から
バリアフリー社会の実現したい」

と意気込みを記した。

 青森から単身上京し、銀座の高級クラブで筆談が評判と
なりNO1ホステスになった斉藤氏。

選挙でもNO1になった。

「ホステスも、最初は絶対無理って言われてきたけど、
皆さんのサポートがあってなんとかなった。
これからも皆さんの力が必要です」

と区民にアピールした。



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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2015/news/20150427-OYT1T50068.html


『「筆談ホステス」
区議トップ当選
 …身ぶりで訴え』


〔2015年04月27日 14時32分〕


26日投票の統一地方選後半戦は、27日朝から東京都内の
6区で開票が行われた。
 今回の選挙では、聴覚障害を抱えながら、「筆談ホステス」
として知られた斉藤里恵さん(31)が都北区議選で、家根谷
(やねたに)敦子さん(55)が兵庫県明石市議選でそれぞれ
初当選。

全日本ろうあ連盟によると、国会議員も含めて聴覚障害者の
議員当選は過去1人しかいなかったが、一気に2人誕生した。

 トップ当選が確実となった27日午前2時過ぎ、斉藤さんは
支援者らに笑顔を見せ、「ありがとう」と手話で伝えた。
取材には筆談用の電子ボードで応じ、

「まだ信じられません」

と心境をつづった。

 1歳の時、髄膜炎の後遺症で聴力を失った。
うまくしゃべることはできないが、23歳の時に東京・銀座の
高級クラブで働き始め、筆談による接客が人気になった。
今はホステスを辞め、筆談での講演活動の傍ら、シングル
マザーとして4歳の娘を育てる。

 出馬を決めたのは昨年冬。
東京五輪・パラリンピックの開催決定に、

「障害者が活躍できる世の中にしたい」

との思いを強くした。

 選挙戦では、街頭で名刺を配ったり、身ぶり手ぶりで思い
を伝えたりすることに徹した。

 ハンデを背負い、議員活動ができるのか不安視する声もある。
斉藤さんは、議会ではパソコンの音声読み上げソフトを活用し、
政策発信にはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)
を利用すれば、対応できると考えている。

 「少数派の声を代弁し、バリアフリー社会を実現したい」。

斉藤さんは意気込みを、そう記した。

          ◇
 明石市議選で当選した家根谷さんは26日夜、支援者らに

「障害者の思いを施策に反映させたい」

と手話で決意表明した。

 生まれつき両耳が聞こえず、声も出せない。20年前の阪神
大震災で被災し、避難所で救援物資などの情報が十分得られ
なかった経験から、手話講師として通訳者の育成に力を入れて
きた。

 街頭演説では、家根谷さんが手話で

「大災害に備え、福祉避難所の充実を求めたい」

などと訴え、家族らが声に出してアピールした。
市議会事務局は手話通訳者の準備を検討するという。

 全日本ろうあ連盟によると、聴覚障害者の議員第1号は、
01年の長野県白馬村議選で当選し、1期務めた桜井清枝(すみえ)
さんだという。



==============================




選挙戦では、音声アピールが断然有利だという事は、
分かりきっていた。
だから、トップ当選は信じられない快挙だと思う。

しかし、音声アピールでは、過去には例えば、
下の記事のような迷惑をかける党員もいた。


『各政治団体に言いたいこと』
〔2015-02-07 09:53〕

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by bunbun6610 | 2015-02-25 23:43 | 障害者問題・差別
60歳定年時代は、60歳になる前に退職し、
59歳で失業給付を受給すると、
その分がもらえる、という受給テクニックがあったそうだ。

公的なお金をできるだけ多くもらうには、
そうしたテクニックを知っていなければできない。
真面目に定年日まで働かないほうがトクする場合
もあったようだ。



2015年2月25日(水)

昨年12月に『雇止め』の通告をされて以来、
私は必至になって転職先(と言うより、
本当は「次の就労場所」)を探し続けていた。

ハローワークのコンピュータから何とか、
聴覚障害者でも応募可能な仕事内容を
見つけ出し、すでに数十社に履歴書等を
送っていた。

しかし、そのほとんどが、一次審査(書類選考)
の段階で落選していた。

ようやく面接に辿り着けても、屈辱的な体験
ばかりさせられたあげく、落選した。

あるいは、会社が劣悪(労働者に圧倒的不利)
な条件を提示して、試用期間を設けた上で
「採用したい」と伝えてきたケースもあった。
特に飲食業界では、よく「採用したい」と言って
きたが、条件面をよく聞くと「初めは一切無保険」
だという、とんでもない事実が浮かぶ。

そのうちに、障害者雇用助成金のことも
調べていたら

「原則として、失業中(失業認定を受けている)
の対象者を雇った場合」

という条件があることを知った。

「なるほど。
この理由で企業は、障害者が転職活動をしても、
採用しないのだろう。
助成金のメリットがないのは、
企業にとっては逆に痛いから」

と悟った。

私はそのことをKさんに話し、
そして、さらに話を続けた。

「中には、昨年から募集中の企業もあるよ。
応募した障害者もたくさんいる。
ハローワークは、応募状況を公開してくれるから。

それでも、10人募集と書いてあるのに、
数ヵ月経っても一人も決まらない特例子会社も
あったよ。
会社は、本当は障害者を採用する気なんて、
ないのではないかな。

中には、採否決定の通知が、求人票には
「14日後」と書いてあるのに、
「もっとかかるかもしれません」と言われ、
明らかに私の失業後にまで回答を延ばしている、
と思われるケースもあるよ。
会社は、そのタイミングのほうが助成金が出る
ことを知っている。
だから、待っているんだよ」

そこまで話したら、Kさんはこう言った。

Kさん;「私の時も、採否通知がなかなか来なくて、
ずいぶん待たされましたよ。
だから、入社日を(失業認定日以降まで)延ばして
もらったら?」

私;「えっ?! Kさんもそんな経験があるの?
ということは、どこの企業も、それをやっている
のかもな。
私も今回だけではなく、昔、応募してから3カ月も
過ぎてから

『まだ当社に来るご意志はありますでしょうか?』

という内容の、突然メールが来たことがあるよ。
そこは、大きな会社なのに、常識外だと思った」

そこまで話すと、後は二人とも黙ったままになって
しまった。
やはり、どうにもならないことなのだろう。


もしも、こういうことが本当に広がっているのだとしたら、
この情報は障害者の転職活動にも逆利用できるだろう。
つまり、転職先へ送る履歴書の「就労可能日」を

「採用通知をいただいてから30日後なら可能です」

と書いておくことにする。

法律上は14日後なら辞めてもいい
(それ以上の拘束は、企業にもできない)
ことになっているが、実際は後任人事とかも
あったりして、最低でも30日前に現職に伝えるのが
マナーだったりする。
だから、全然怪しまれないはずだ。

決まったら、退職する会社に即退職にしてもらい、
失業認定を取っておく。
転職先には、ウソをつけばよい。
これって、実際には可能だ。

あるいは、会社と自分でお互いにプラスになる
ように、最初からこういうふうにする。
その“密約”を結ぶのである。

Kさんの言ったアドバイスも、初めからそんなこと
を考えて言ったわけではないけれども、
結果的にはまさに密約と同じになるだろう。


入社日を、ハローワークの失業認定日以降に
ずらせば、全てが解決する。

社会倫理が損なわれてしまうことではあるが、
難しいことではない。
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by bunbun6610 | 2015-02-25 21:46 | 就労後の聴覚障害者問題E
これは、障害者を雇用する事業をしたい人
にとって、必読の記事だと思う。

読めばわかることだが、特に中小企業に
優遇されている制度である。

障害者起業家、あるいは障害者を雇用して、
事業をしたいという人ならば、
最初は個人事業で始めるだろうと思う。

それならば、助成金額は大きいので、
よく調べて活用したいものだ。


近年では、聴覚障害者も手話サロンなどの
事業を始める方が出てきている。

若い人でも、ろう者(聴覚障害2級以上の
重度身体障害者)を雇用すると、
特にメリットがあるので、
そうした障害者を雇って事業を始めたい方
は参考にしていただきたい。

勿論、良い企業だけでなく、悪い企業も、
この制度をよく研究していて、利用しているが。

その悪い企業の助成金繰り返し受給のコツも、
まさにここに書いてあるポイントを熟知して
いるはずだ。
そういう企業は美味しいところだけ取って、
貰い得しているのだ。
そして障害者を使い捨て、
また新たな助成金を狙うのだ。


私は、この制度を使って
『聴覚障害者版サムハル』(※1)
を創業することはできないか、と考えている。


(※1)
『「日本版サムハル」と「聴覚障害者版サムハル」』
〔2014-05-09 18:30〕



『なぜ聴覚障害者版サムハルをつくったほうがよいのか?』
〔2014-05-09 19:00〕




『聴覚障害者版サムハル』が、社会に大きな
プラス効果をもたらすことは、目に見えている。

それでも、悪い企業と同じように、
助成金を繰り返し受給して運営する、
このアイデアは、やはり良いか悪いか、
悩むところではある。


それでは本題について。

まず、ハローワークとの筆談記録を紹介する。
大体、以下の通りである。



===========================


まず、事業所をつくる。

(事業所の所在地の)管轄ハローワークの、
事業所第一部門で、事業登録を行う。
会社の登記書類(登記簿謄本)が必要である。


〔参考情報〕

起業相談ドットコム
http://www.kigyosodan.com/



その次に、ハローワークで求人票受付を行う。


事業が実際に行われているかも確認する。
また、事業の内容によって、確認方法は変わる。
例えば飲食業なら、保健所の許可が取れている
かどうかなどである。

必要書類は、ハローワークの事業所第一部門で。

専門援助第二部門で確認するのは、
退職後から事業開始までの状況。

失業後、失業給付を受給した場合、
その後独立起業するまでの経緯を調べる。
不正受給(※2)がないかなど。


(※2)
『不正受給の典型例』




障害者雇用助成金=主なものに「特定求職者
雇用開発助成金」がある。
これは、事業所第二部門で相談すること。
ここが、助成金の申請窓口でもある。


助成金が受けられるには、対象者(労働者)が、
次の要件を満たしていることが大事。

①雇用保険に加入していること。

②ハローワークで求人票を出して、
ハローワークの紹介で採用していること。


ハローワークでの求人は、本庁舎の専門援助
第二部門で相談する。

※ 原則として、ハローワーク紹介時に失業状態にあり、
雇入れ時に障害者であること=要件となっている。

※ 雇入れの人数制限はない。

※ 対象者を一人でも雇うと登録(加入)。
(一人からでも助成金を受給できる)

※ 中小企業の場合は、大きい額になる。
( )内は大企業の場合の金額なので、少なくなっている。

厚生労働省ホームページ
『特定求職者雇用開発助成金
(特定就職困難者雇用開発助成金)』





助成金の窓口は、管轄ハローワークだけでなく、
各地域にも雇用保険適用事業所がある。


<「特定求職者雇用開発助成金」の流れ>
面倒だと思われがちだが、超簡単だ。
ただ、時間がかかるだけだ。

ハローワークからの紹介で雇入れ、この助成金の
対象労働者に該当するようになった場合は、
雇入れから5カ月ぐらい経つと、
東京労働局助成金申請事務センターから
「助成金手続きのご案内」が届く。
その内容にしたがって、申請をすればよい。


(ポイント)
・対象労働者が要件を満たしていること。

・ハローワークの紹介で、採否連絡をきちんと
行っていること。

詳しくは、パンフレットをよく読むように。


ハローワーク・インターネットサービス
https://www.hellowork.go.jp/


===========================




ここからは、事業者が受給するポイントを、
もっとわかりやすくしてみよう。


★障害者雇用助成金のポイント★

各種の助成金がある。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index.html



【ポイント1】
事業所が存在していて、かつ、そこで事業が
行われていること。
事業所登録していること。



【ポイント2】
就労している労働者(対象者)は、ハローワークの
雇用保険(労働保険)に加入していること。

『雇用保険関係』
https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_guide.html



例えば、下の会社の求人票には「雇用保険」
が書いていない。


『障害者雇用 - 俺の株式会社』
〔2014-12-26 18:30〕



『障害者雇用 - 一般社団法人ルブランサポート』
〔2015-01-20 19:00〕





書き忘れなのかもしれないが、
それにしてもおかしい。
求人票を見た求職者が

「もし入社しても、本当に雇用保険がなかったら・・・」

と考えたら、誰も応募したがらないだろう。
だから「おかしい」と言えば、おかしい。

もし、加入させなかった場合は、助成金はもらえない
ことになる。


ただ実際に、飲食業界に就職すると

「入社して数カ月間は雇用保険に入れない」

という条件があるケースが圧倒的に多い。
最初は試用期間で、本採用になってからで
ないと、保険に加入させてもらえないのが、
むしろ当たり前になっている。

こうした企業は、助成金をもらうつもりもない
わけなのだろうが、助成金について無知だ
という可能性もありえる。


「制度が面倒で使いにくい」

とは思うだろうけれども、せっかく中小企業に
優遇されている制度なのだから、
できるだけ有効活用したいものだ。

しかも、若い人でも重度聴覚障害者を雇用
すれば、額は大きい。
この言い方は良くないが

「企業はソロバンをはじいて物事を決める」

そうだから、まずは助成金のメリットからでも、

「聴覚障害者をもっと雇用してくれるようになれば」

と思う。
特に、接客業はよく

「聴覚障害者には難しい」

と言われがちだが、「おかぴー」のような成功事例
もある。(※3)


(※3)
『Eテレ『バリバラ』 シゴト体験①
聴覚障害者×ホールスタッフ』
〔2015-02-08 20:52〕





【ポイント3】
事業所がハローワークを通して求人票を出し、
ハローワークの紹介で労働者を雇用していること。
ハローワークへ採否報告等も行っていること。

『注意事項』
https://www.hellowork.go.jp/enterprise/insurance_subsidy.html


これを読めば、もう、わかるだろう。
なぜ、手帳のない障害者が「障害者枠」で
就職できないのかも。

『身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、
どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕



そして、障害者枠の求人票には必ずと
いっていいほど、下のように書いてある。


「障害の種類・等級を応募書類(履歴書・職務経歴書)
にご記入いただくか、
障害者手帳の写し(障害がわかる部分のみ)を
送付してください。」



「i4【応募の際はハローワークの紹介状が必要です】」


だから、企業が障害者を雇って助成金をもらうには、
まず何と言っても、
手帳のある障害者でないとダメなのだ。
障害がある人、ということだけでは要件を満たせない。



【ポイント4】
原則として、ハローワークの紹介時に、失業状態にあり、
雇入れ時に障害者であること。



こういう条件があるのだから、

「現役の障害者は採用する気がない」

という企業もあるようだ。
中には、応募してから3ヵ月以上も過ぎてから

「当社へ来ませんか?」

と言ってきた非常識な会社もあった。

現役で転職しようと思っても、簡単ではないようだ。
ということは

「今のうちに転職活動をしなさい」

と言われた障害者(『雇止め』の予告通知 ※4)
は、
企業が助成金目当てで障害者を
雇っているということを知ったら、
やっぱりショックだろう。
助成金目当ての会社は、在職中の障害者を
雇うわけがないからだ。
真面目に仕事探しするほうが馬鹿らしくなり、
失業給付を目一杯もらって遊んで、
その間は真面目な転職活動をしなくなるかも
しれない。


(※4)
『障害者雇用 - 企業の本音』
〔2014-12-10 18:30〕





近年では障害者雇用の選考試験も厳しくなり、
採用までかなり時間をかけている企業が
増えている。
その理由が、この

「雇入れ時に障害者であること」

という条件である可能性が濃厚だ。

これは近年の就職面接の実際例なのだが

「障害のことで今、病院には通っていますか?」

と聞かれることが、あちこちの企業からある。

障害者側としては

「障害があるから、そんな場合があっても、
当たり前ではないか」

と思うのに、なぜだろうか。

企業がこの質問をしてくる理由として考えられるのは、
一つは「障害の重度化」だろう。
そうなれば、企業の配慮負担も重くなってしまう
からである。
だが、それだけだろうか?

私の推測だが、逆の「障害の軽度化」もあり得る。
障害者雇用の場合は、それで障害者でなくなっては
困るから、と心配しているかもしれない。
あるいは、障害者認定の取り消される場合もある
そうだから、これがもしあった場合には、
企業にとっては障害者雇用率を満たせず、
助成金も取れなくなってしまう。
そうなることを避けたいのだろう。
これには、詐病と疑われている、佐村河内氏事件
も背景にありそうだ。


『<佐村河内氏>聴覚診断
 最も軽い6級に該当せず手帳返納』
〔2014-03-07 23:52〕



もしも

「障害のことで今、病院に通っている」

と答えたとしたら、企業はそのことを必ず聞き
出してくるだろうし、全ての疑惑が晴れるまで
採用することはない。
いや、その応募者を落とすだけだろう。

慎重になり、時間をかけて採否結果を通知するのは、
その人の障害の認定が動かないことを確認したい
からだろう。
そんな可能性が濃厚だ。


なお、軽度化のことを考えるにあたって、
参考になる事例があるようだ。
雇用後、障害が軽くなって、解雇になった事例だ。

『富士ゼロでパワハラの嵐
 「障害者は用済み」宣告で解雇の内幕』
〔2014-11-30 18:30〕




【ポイント5】
障害者雇用助成金を受給するための条件として、
雇入れの人数制限はない。
何人でも雇えるし、受給額の制限もない。


ただし、大企業に比べて、中小企業のほうが
受給額は大きい、というメリットがある。


【ポイント6】
受給開始は、雇入れ時から半年以上過ぎてから。
その時に、対象者が働いている現場のチェックが
入る場合もある。
対象者からのヒアリングも行われる。
助成金を受給する事業者は、
これを受け入れなければならない。


雇入れ制限がないのは良いことだが、
チェックが甘かったために、
この制度を悪用する企業も存在していた。(※5)



(※5)
『障害者施設の不正受給:エコライフ、
新たに3720万円判明
 県、刑事告訴も検討 /宮城』
〔2013-06-07 00:46〕



『障害者虐待防止法について
- 岡山県手をつなぐ育成会
(Adobe PDF) - htmlで見る』





私が実際に、ハローワークがチェックしている
状況を目撃したことがあるのは、過去にはわずか
2回だけである。

ほとんどは、企業で対象者が働く現場はノーチェック
状態で、企業からの書類のみのようだった。

勿論、障害者への職場内差別・虐待のことは
知らないだろう。
申請書類にしても、偽造できる可能性もなくは
ないだろう。
水戸・アカス事件もそうだったと思われる。

実際に調査される場合は、ハローワークの人が
会社を直接訪問し、対象者(障害者等)と
直接面談し、アンケートなどを取る、
という行程がある。

しかし、このようなことは必ず実施している、
というものではなく、全く来ないで会社に任せ、
受給申請書類だけ書かせている場合の方が、
圧倒的多数だった。

つまり、この書類は、障害者の個人情報さえあれば、
企業側で偽造できる可能性も、なくはない。(※6)


(※6)
『障害者雇用助成金と合理的配慮の関係は?』
〔2014-04-15 18:30〕



アカス事件の場合は、障害者を施設内に閉じ込めて、
虐待なども行い、給料も実際にはほんのわずかしか
払っていなかったらしい。
ということは、ハローワークに提出していた書類も、
不正があったのだろう。


『助成金不正受給100億円超 …出勤簿改ざんなど』
〔2013-01-05 21:21〕

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by bunbun6610 | 2015-02-24 18:30 | 聴覚障害者版サムハル

2015年2月23日(月)

Kさんは昨年9月1日付入社した障害者である。
それからもう半年経ったが、名札にはまだ
『初心者マーク』がついたままだ。

この前、Kさんに

「まだ名札の初心者マークはつけなければ
ならないの?」

と聞いてみた。
Kさんは

「さあ? 私にはわかりません。
いつまで付けるのかも」

と答えた。
自分で努力しなくては、永久に付けている
かもしれない、というのに。

職場には、メール便が定期的にやってくる。
毎日来るわけではないが、来るとすれば
17時頃と、大体正確な時間に届く。

入社して半年も経てば、メール便の処理も
覚えただろう、と思っていた。

しかし、覚えたのか、それともやる気がないのか、
さっぱり分からない。

届いたものは、そのままほったらかしのまま、
定時になるので帰ろうとしていた。

それって、責任ある行動なのかな?

自分の役割、任されている仕事、
先輩から前に教わった仕事である。
それをやらないというのは、どうかしている。

私は以前に

「このカタログ棚の前には、物を置かないように
して下さい。
営業の人が、棚からカタログが出せなくなるので」

と、Kさんに教えていた。
しかし、Kさんはそれも忘れているようだった。
教えても直ぐ忘れる癖は、相変わらずだ。
もう、この人に教えてもムダだと悟った。

2月19日に、D上司に

「KさんもYさんも、教えてもやらないし、
直ぐに忘れてしまう」

と伝えた。

それ以前にも、人事部のKIさんに、同じことを伝え、
相談したのだが、会社の人はなぜか、
障害者をほったらかしにしている。
誰も教えたり、叱ったりはしないのだ。
これは、本当の愛情と言うのだろうか?

この状況に甘えて、今は障害者はどんどん
好き放題になってしまい、
先輩の言うことも聞かなくなってしまった。

Yさんのほうを見ても、相変わらずマイペースに、
自分の仕事だけをやっているだけだった。
しかも、定時を過ぎているというのに、
タバコを吸いに行ったりしながら、
のんびりとやっていた。

障害者は自由過ぎて、バラバラだ。

これで会社組織の一員として頑張らせるのは、
無理な相談だろう。
だから『職場内障害者授産施設』という名称が、
彼らの職場には似合っている。
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by bunbun6610 | 2015-02-23 22:03 | 就労後の聴覚障害者問題E

こう自問自答してみた。

「人事部には、なぜ障害者担当者がいるのか?」





Q;「ある程度の大きな会社では、会社の人事部で
『障害者担当』という名目だけの人が、わざわざいる。
それはなぜか?」

A;「障害者の法定雇用率は、民間企業の場合だと
現在2%に引き上げられている。
未だ未踏の、この目標達成には企業の協力が
欠かせない。

しかし、あまりにも障害者を雇用していない企業に
対しては、違反企業として企業名を公表する場合も
ある。(※1)


(※1)例えば、当ブログ

『法定雇用率違反企業の公表データ』
〔2012-02-20 19:39〕



『障害者雇用 ― 日本サード・パーティ株式会社』
〔2013-11-04 19:00〕


参照。



この障害者雇用を進めるにあたって、国(厚生労働省)
は企業に『障害者雇用担当者』を人事部などの
部署から適切な人を選任してもらっているのだ。
従業員数が1000人以上の大企業ならば、
確実にいるので、誰なのか聞いてみるとよい。
一人だけだと思うが、必ずいる。」

Q;「その障害者担当者は、何をするのか?」

A;「厚生労働省に障害者の雇用状況などを報告
する義務があると思うが、他に何をするのかまで
はわからない。
企業により、実態はさまざまなのではないか。
私の会社の障害者雇用担当者はK塚さんだ。
彼の職位は課長で、会社組織の中での地位は
低いほうだ。
それで、彼には何も積極的な意見を言えない、
というのはある。
このような障害者雇用担当者がいても、
会社の障害者雇用が改革される、ということは、
まずない。

当ブログには過去にも


『『任命責任?誰にやってもらうか』』
〔2014-10-31 19:55〕


という記事があった。

このような事例は、おそらくどこの企業でも同じ
なのかもしれない。」


Q;「障害者雇用担当者を選任させても、
ムダだということか?」

A;「いや、そう言っているのではない。
企業の姿勢、本気度の低さが問題なのだ。」

Q;「ならば、どうすればいいのか?」

A;「う~~~ん。
・・・例えば、その障害者雇用担当者を、
もしも部長か役員にするとしたら、少なくとも、
もっと達成へのスピード感が増すのではないかな。

特に、社長自らも障害者雇用について
積極的に考え、部下に指示している会社は、
評判も良いようだ。
そういう方向に仕向けるといいのではないか。」

Q;「そういう大胆なことをさせないと、変わらない
ものなのでしょうか?」

A;「あなたは、障害者が働いている現場に
“潜入”したことがありますか?
当然、ないでしょう。
だから、障害者差別について、何も知らない
のが当然だ。
現場が障害者差別をしていても、現場は必ず、
それを隠蔽していますよ。

あるいは、人事部がそんなことはさせまいとして
いても、現場上司が隠蔽者なのだから、
どうしようもない。

現場のほうも、人事は障害者雇用助成金目当て
で障害者を押し付けてくることぐらい、知っている。

それに不満を持っているが、公に言えないもの
だから、現場では腹いせに障害者差別をしている
のだろう。
人事部も、見て見ぬふりをするものだ。
結局は、その連鎖になってしまっているのだ。

したがって、結局は会社組織ぐるみでの隠蔽に
なってしまう。
この組織は健常者のためにあるのであって、
障害者のためにあるのではない。

こういうことを正すことができるのは、役員とか
社長でなければ無理なのでは?

障害者は特に、子会社で働かされる雇用事例
が圧倒的に多い。
子会社だと、そういうスキャンダルを隠蔽する、
ということは、実は本当によくあることだ。」



『会社側と3対1の面談 結果は、聴覚障害者の大幅譲歩に』
〔2011-09-27 20:38〕



『職場内障害者授産施設
 (2)会社、労働組合ぐるみの障害者差別隠蔽体質』
〔2013-09-03 19:30〕



『人事通達【平成27年1月1日発令】』
〔2015-01-30 21:13〕




Q;「そんなバカな・・・。」

A;「そんなバカなことが、本当にあったのだよ。
労働組合すら、相手にしないし、隠蔽に加担したの
だから、隠蔽の共謀者だ。
『仲良く和解』と言えば、聞こえはいいが、
本当にそうかな。
子会社の中で改善を訴えても、結局はもみ消される
だけだ。」

Q;「それならば、どうすればいいのだろうか?」

A;「潜入記録を書く。
この社内にいた者でなければ決して知り得ない事実、
情報を記録し、そして差別の事例を具体的に書く。
それを、親会社の社長宛に送る。
社長が難しければ役員、役員室宛にする。
子会社は当然、ビックリするだろう。
何らかの処分があるかもしれない。
あるいは、インターネット上で暴露する。

いかにもみ消そうとしても、こうなったらもう、
もみ消すこともできない。
だから親会社は、このことを決して無視できない
だろう。」
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by bunbun6610 | 2015-02-22 21:30 | 就労後の聴覚障害者問題B
http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/archive/2015/01/24


炎のジョブコーチ
『よくある質問
~雇い入れる障害の種類は同じにした方がいいか~』

〔2015/1/24(土) 午前 6:58〕


先日、ある会社に訪問した時に質問を受けました。
よく聞かれる質問です。
難しい質問ですが、どちらでもうまくやっている会社は
やっている、そうでない会社もあります。
マネジメントの問題と言ってしまうとそれまでなのですが…。
両方の企業を見学し人事担当者から情報収集される
ことをお勧めします。

うまくいっていない会社の方のお話を聞いたことが
ありますが、社員のそれぞれの葛藤をむしろ一人
ひとりの成長や組織の成長に換えていく格好の機会
なのに・・・なんて思いました。

確かに業務内容によってはその方がよい場合も
ありますが、基本は一人ひとりへの能力開発、
やキャリア発達に応えていくことになります。

以前、身体障害のある人ばかりを雇用していた会社
の方にうかがったお話で、はじめて精神障害のある人
を雇用しました。
これまでのように身体障害のある人を募集しても人が
集まらないとのことで、やむなくだったようです。

しかし、雇用した精神障害のある人がみるみると成長し、
ほぼ一般社員と同じ働きをしてくれるようになったとの
ことです。

その方が言っていたのは

車イスで働く重度障害の方を見て、自分に出来ることが
いっぱいあることに気づいた…


とのことでした。
これまで、何も出来ない自分、人や理想の自分との
比較ばかりしていたことを振り返り、自分らしさにたどり
ついたのかもしれませんね。

まあ、これは障害というよりも、その人、職場の
マネージメントが良かったからかもしれませんが・・・



===============================




>「雇い入れる障害の種類は同じにした方がいいか」

これは、一概に結論を出せるものではない、と思う。
どちらにしても結局、良い面と、悪い面とがある。
同じ種別の障害者ばかりを集めて、うまくいく場合もあるし、
それではあまり伸びない人もいたりするかもしれない。


聴覚障害者の事例だと、聴覚障害者に特化した
ビジネスというのは、その障害を持つ人にとっては、
うまくいっているようだ。
事例はいろいろとある。

そのようにした事情も、当然あると思う。



『聴覚障害者が多く働いている職場』
〔2013-05-06 18:30〕


『ろう者スタッフによるカフェ運営(東京都文京区本郷)』
〔2012-02-01 20:27〕



『心で会話するカフェ、聴覚障害者が接待…東京・吉祥寺』
〔2012-02-28 20:02〕


『公用語が“日本手話”と“書記日本語”のカフェ』
〔2012-05-15 22:33〕




『全国に広がる手話カフェなどなど』
〔2015-01-17 18:30〕


『聴覚障害者に向いている仕事 ―聴覚障害者と手話』
〔2013-01-10 18:00〕



聴覚障害者の特性は何かと言うと、一番は

「コミュニケーション方法(言語)が異なる」

という点だろう。

日本語を母語とする聴覚障害者でも、
軽・中度難聴者ならば音声日本語でも通じる場合が
あるが、それ以外だと視覚情報へとシフトする場合が
多くなる。
手話がわからない重度聴覚障害者(deaf)は読話と、
筆談(書記日本語)の併用になるだろう。
あるいは、手話が母語だという、ろう者(Deaf)もいる。

音声日本語を主なコミュニケーション手段としている
健聴者と「一緒にやっていくのが困難だから」という
理由で、一般企業での就労の機会が大きく奪われて
しまっている面がある。
だから、別の世界を実現したのだろう。
その成立には、それなりの事情、経緯がある。
それによって、彼らは失った自信を取り戻していく。
そして、彼らなりのやり方で、社会に貢献していく。

オリンピックも健常者とは別に、
パラリンピック、
スペシャルオリンピックス、
デフリンピック
と分かれているが、
そうした理由があるのと同じだろう。


炎のジョブコーチさんの挙げた例では、身体障害者がもしも、
これを読んだら、どう思うだろうか?
私の場合で、答えてみよう。

>「車イスで働く重度障害の方を見て、自分に出来ることが
いっぱいあることに気づいた…


これは、非常に不快だ。

私が短絡的過ぎるのかもしれない。
でも単純解釈すれば

「この精神障害者は、己の優位性、優越感に浸って、
こんなふうに思ってやる気を出したのだろうか」

と思ってしまう。

やる気を出してくれたのは私も喜べる。
しかし、やはりこの動機は残念に思う。
自分がもし、これを聞いたら悲しくなってしまう。

日本テレビの24時間テレビが嫌いな
障害者ならば、この気持ちはわかるのでは
ないだろうか。
偽善過ぎて、受け入れられない。
もし、こんな本音を聞いてしまったら、
一緒に仕事をして成果が上がっていても、
心から喜べるだろうか。

私も今、精神障害者と一緒に働いているが、
正直に言うと、この人は不快なのである。
ところが、この人は鈍感なので気づかない。
いや、この人に限ったことではなく、健聴者とは皆、
こういうものなのである。
こんな経験を昔からよくしているから、
私は聴覚障害者だけを集めて構成する職場に、
賛成するのである。

耳が聞こえて、何でもできる精神障害者が、
仕事にワガママだったり、すぐ職場放棄してしまう。
それでも、そのワガママを聞き入れつつ、
一緒にやっていかなければならない。
相手にしている聴覚障害者は、どんなに大変なことか。

我慢がならなくなるような、ひどくなるケースもあった。
それは、彼だけ何も仕事をしないで、行政書士になる
ための勉強をしていたことだった。

勤務時間中、彼は仲間の一員として働かないで、
自分の将来のためにと思って勉強していたのだろうが、
職場はそういう場所ではないだろう。
(だから『職場内障害者授産施設』なのであるが)

同じ精神障害者であるD上司までも、見て見ぬふりを
していた。
これでは、この職場は“精神障害者天国”だと見られても、
仕方がない。

だから私は、こんな態度の精神障害者を、
良く思っていないのだ。

確かに、彼は後輩でも、耳が聞こえて、
健常者と一緒に仕事が出来る。
それで、誰からも指示を受けやすく、
仕事も任されて、私を追い抜くことは簡単だった。

同じ障害者ばかり集めてしまうと、
仕事の効率は上がったりするかもしれない。
同じ障害者同士だったら、理解も早いだろうし、
すぐ結束できる。
しかし他方では逆に、そんなデメリットもあるのだ。
これは、私の立場から見れば、
同じ障害者同士で見られる、
れっきとしたグル行為だ。

勿論、これは聴覚障害者ばかりになった場合でも、
同様のことが起こりえる、と言えるが。

聴覚障害者が一人だけ入る職場では、しばしば
耳が聞こえる障害者たちに、全ての主導権がある
だけになる。
私には選択の権利はあるとしても、実質的には
無いに等しい。
私も、そのグループの中にいても、実質的には
そうではないのだ。
健聴者に、このことの意味をすぐに理解することは
難しいだろうから、事例を出してみたい。


『聴覚障害者差別の原因は、
健聴者の人格的欠陥にある』
〔2014-03-31 19:00〕



どの障害者でもそうだろうが、異なる人が入ってくると、
メリットより先に、デメリットのほうを気にしてしまい
がちになる。

障害者雇用ではスモールステップになりがちで、
仕事内容は簡単なものが多い。

それでなのか、「できること」は出来て当たり前だから、
と誰もが思う。
すると「できないこと」のほうが気になってしまうものだ。

健常者から見れば

「健常者ならこんな簡単なことでも、
できなくなるのが“障害”なんだ」

と、実感するに違いない。

だが、その克服が障害者にとっては大変なのだ。
不可能な場合もある。
不可能ではないにしても、別のことで努力させた
ほうがいい、と思える場合もある。
その気づきが大事だ。

実際、そうしたほうが企業にとっても障害者にとっても、
多くのメリットが勝ち取れるだろう。
本当に障害者雇用に成功した企業は、
そこが違うのだと思う。


聴覚障害者の場合はどうか。
健聴者だけの職場に、初めて聴覚障害者を雇用したい、
という企業があったが、受け入れる体制、心構えが
整っていないために、聴覚障害者側から辞退した、
というケースもあった。
しかし、多くは我慢しながら働き続ける聴覚障害者が多い。
我慢が出来なくなると、うつ病になってしまったり、
辞めてしまう人も少なくないのだが。


聴覚障害者だけに特化する職場も、あってもいいとは思う。
だが、アパルトヘイト的な職場分離施策に、
どれだけ賛成と理解が得られるのか、まだわからない。



===============================


http://mainichi.jp/select/news/20150214k0000e040192000c.html


<産経新聞>
曽野綾子氏コラムにNPO法人
が撤回求め抗議文


毎日新聞 2月14日(土)12時44分配信

◇「アパルトヘイト擁護する内容が含まれる」と

 産経新聞が掲載した作家の曽野綾子氏のコラムに

「アパルトヘイト(人種隔離)を擁護する内容が
含まれている」

として、アフリカの地域自立を支援しているNPO法人
「アフリカ日本協議会」(東京都台東区)は14日までに、
産経新聞と曽野氏あてにコラムの撤回などを求める
抗議文を送ったことを明らかにした。


【「アフリカ日本協議会」が送った抗議文】コラム掲載日は、マンデラ氏の重要な日だった
http://mainichi.jp/graph/2015/02/14/20150214k0000e040192000c/001.html


同協議会が問題視しているのは、産経新聞11日付朝刊
の「労働力不足と移民」と題したコラム。
曽野氏は労働力不足を緩和するための移民の受け入れに
言及し、

「20~30年も前に南アフリカ共和国の実情を知って以来、
私は、居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに
分けて住む方がいい、と思うようになった」

などと書いた。

 同協議会は

「人種ごとに居住区を分けることがすべてのアパルトヘイト
政策の根幹にあった。
アパルトヘイトを擁護し、導入せよとの主張は言語道断」

などと訴えている。

 産経新聞社は毎日新聞の取材に対し、

「抗議文は現時点(14日正午)で受け取っておらず、
コメントできない」

としている。

【山本将克】



===============================

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by bunbun6610 | 2015-02-21 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題E
時々、こう思うことがある。

もう、こんなもん
(筆談ボード)
があったって、
ムダなんだ。

健聴者は

「筆談なんか面倒
くさくて、したくない」

と思っているから
なんだ。

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by bunbun6610 | 2015-02-19 21:43 | 就労後の聴覚障害者問題E
2015年2月19日(木)

昨日、職場の健聴者と口論になった。

外勤が終わって帰社すると、私の机の上にまた、
新しい『お見積書』(※)がドカンと大量に置いてあった。



(※)
『職場内障害者授産施設 第二篇
 (33)仕事でミスをしても反省しない障害者』
〔2015-02-09 21:30〕





近くにいたのは、FさんとKさんとYさんの三人。
皆、楽しそうにおしゃべりをしている。
皆、健聴者だ。

それぞれが好きなようにしているだけに見えた。

「誰も仕事をしていない?」

私はそう思った。

お見積書にゴム印を押す仕事は誰がやるのか、
決まっているのだろうか?
まさか、この状況で、また私がやると、
彼らの誰かが勝手に決めたわけではなかろう。

私は彼らの先輩なので、昔のことならば知っている。

基本的には、以前はSさん(健常者で、今は異動し、
準社員に昇格している)という事務員がやっていた
が、私も自分の仕事がない時は、手伝うことはあった。

今はSさんは異動してしまったので、昨年9月に
入社したKさんが後釜になってやるのが基本だと思う。

ところが、Kさんはそれを知らないのかどうかは
わからないが、最初からその仕事を私に丸投げして
いるのである。

普通、先輩に対して、こんなやりとりをするだろうか。
とても常識的とは思えなかった。

異動前にお世話になった正事務員(主任)のMさんは、
面と向かって、手渡しでお願いしてくる。
それが難しい場合は、メモ書きを添えてお願いしていた。
年上でベテラン上司の人が、障害者に対しても、
そうしていたのだ。

それなのにKさんの場合は何もなくて、ただ私の机の上
に『お見積書』をドーンと置きっぱなしにしていただけ
なのであった。

勿論、これを私にやってほしい、というのはわかる。
けれども、このやり方、頼み方は非常識だ、と思う。

しかも、自分はおしゃべりをしているだけ、というのは、
後輩という立場にあるKさんの態度として、どうだろうか。
だから私は、まずKさんに

「これは何で、ここに置いてあるの?」

と聞いた。

すると、Kさんは黙ったままでいた。
私はまた聞いたが、Kさんもまた黙っている。

3回ほど繰り返していたら、横からFさん(健常者)が
割り込んできて

「今、みんな仕事中なんだから、邪魔しないでね」

とか言ってきた。

実は、このパターンでFさんに会話を制止されることが、
以前から何度もあった。

確かに「今、仕事中だから」と言われたら、
私の話の方が優先度が低くなるのだろう。

聴覚障害者読者の方も、これと似たような体験を
させられたことはあると思う。
他の聴覚障害者からも、職場ではこういう経験がある、
という話は、よく聞いてきた。

彼ら健聴者にとっては、聴覚障害者問題など、
優先度は最下位なのである。
何でも後から次々と音声コミュニケーションが入ってきて、
結局は聴覚障害者とのコミュニケーション問題など、
後回しにしては、結局、うやむやにしてしまうのだ。
いつもだ。
そして、永遠に解決しない。

口論して、何が問題だというのだ。
彼らの本音は

「耳の聞こえないヤツと筆談するのが面倒だから」

だろう
そして、己の人格的欠陥を皆の前で、
指摘されたくないからなのだ。
こいつらは、「面倒だ」と言ったらマズイとわかって
いるから、無視するのだ。

そして、圧倒的有利な

「ここは健聴者の社会なんだから」

という、数的有利な状況をいいことにつけ上がり、
健聴者だけに仕事をしやすい職場をつくり、
聴覚障害者を奴隷へと追いやるのだ。

こんなのは許しがたい。
これは実質的に「差別」と同じ行為だ。

相手が後輩で、非常識なことをしている人間でも、
健聴者は健聴者の先輩上司の背中に逃げて
終わりなのだ。

こんなのは、卑怯だ。

これでは誰も、聴覚障害者とのコミュニケーション
問題を考える人間なんて、いなくなってしまう。
そして

「逃げるが勝ち」

という態度ばかり取る後輩が増えるだけなのだ。

Yさんまでも、私と話をしないで、無視する。
自分の都合の良くない相手や、そういった話になると、
無視するのだ。

「筆談しなければ、コミュニケーションは成り立たない」

ということを知っているから、それを逆手に取っているようだ。

だから翌日にD上司とE上司が、私をなだめにやって
来て、こう言ったのだ。

「誰でも『行き違い』はあるよ」

違うだろ!

お前たち上司も、Fさん、Kさん、Yさんの3人の言い分を
昨日じっくり聞いただけで

「あー、そうだったんだ。
行き違いだったんだ」

と、勝手に納得しただけだろう。


私は昨日、IT取締役に

「明日、職場の障害者の状況について、
話したいことがありますので、
そのお時間をいただけませんか。
よろしくお願い致します。」

と書いた文書を、IT取締役に直接手渡しして
いたのだ。

ところが、それもD上司とE上司に阻止されて、
健聴者だけが話し合い、単なる『行き違いだった』
という結論にされてしまったのだ。
私は、最終的にはその結論を伝えられただけで、
職場の問題点を取締役に指摘する機会も
奪われてしまった。

健聴者は、問題解決のために必至になってやった
つもりなのだろう。
しかし、私から見れば、
これは聴覚障害者問題の隠蔽行為だと思う。

彼らが何を話し合ったのか、そしてそれは、
どういう経緯で、そういう結論になったのかも、
全く知らされていないのだ。

つまり、聴覚障害者はしばしば

「結論、結果だけを伝えられて終わり」

にされてしまうのである。

議論への参加権も、決定権もないのだ。
拒否権はあるだろうが、一旦皆で決めたことに対し、
後から異議を唱えるのは、相当な勇気が要る。
そんなことをやっていたら

「やっぱり、聴覚障害者は協調性がないから、
辞めさせたほうがいいのでは」

ということにもなりかねない。
だから結局は、我慢するしかないのだ。


上司たちが昨日、健聴者3人から聞いた話では

「聴覚障害者とYさんの二人で、
ヒマな時間にやってもらおうと思って、
聴覚障害者の机の上に置いておきました」

ということだった、と言う。

しかし、なぜか、私の机の上に『お見積書』が置いて
あるだけだった。
だから私は、Kさんのその説明は、上司に言い訳を
するために、後からつくって出した理由だと思った。

もし、本当にそうならば、なぜKさんは、
昨日の口論の時に、それを言わなかったのか。
その疑問を解くために、Kさんがウソの言い訳を
上司にしていた、と見抜くのに、時間はかからなかった。





【追記】

副題;『精神障害者の聴覚障害者差別を隠蔽する職場』

私の場合、まれにではあるが、
(と言っても、頻度は時と状況によって、かなり変動する)
職場でもコミュニケーション・トラブルが
起きたりする。

今朝はE上司がやって来て、
昨日のことの会話をした。


E上司;「行き違い・・・」

私;「?」

E上司;「昨日は行き違いがあったんだね」

私;「行き違い? 何の話ですか?」

E上司;「Yさん」

私;「Yさんが?
Yさんが行き違いをしたのですか?
それとも、また言い訳でもしたのですか?」

E上司;「いや、違う」


どうやら、私が耳が聞こえない者だから、
行き違いを起こした、
とE上司は思っているらしい。
それが行き違いだということが、
E上司にはどうしてわからないのか。

「E上司は、また健聴者の上手い口車に
乗せられて、騙されているな」

と思った。


私;「行き違いって、何のことですか?
昨日のことは、行き違いなどではないと
思いますよ」

すると、後からD上司もやって来て、
論争に参加した。

D上司;「誰にだってあるでしょ、行き違いは」

私;「いやいや・・・。
私は行き違いだとは思っていません」

D上司;「いいから、話を聞いて」

私;「はい」

D上司;「誰でも行き違いはあるよ。
健聴者だって。
AさんとSさんだってある。TさんとKさんと
だってある。
みんな同じ。
同じ釜の飯を食って生きているんだから、
仲良くしなきゃ。
短気は良くないよ」

私;「短気ではないです。
大事なことだから、Kさんに聞いたのに、
Kさんは答えなかったからです」

D上司;「わかった、わかった」

こんな感じで話していたら、始業ベルが鳴ったので、
部屋を移動し、朝礼を始めた。
それっきりで、この追及は終わってしまった。

朝礼では、IT取締役が珍しく出席していて、
話をしていた。
どうやら、コミュニケーションの行き違いについて、
皆に話しているようだった。

「聴覚障害者の●●さんとは、筆談で話すように」

とか言っているようだった。
全然おかしいだろう。
彼らは、わかっていなかった。

こんなことを許していたら、こっちの頭がヘンに
なってしまう。

読者の皆さんにも、こんな行き違いの経験は
ありますか?





【追記】(2015年2月24日〔火〕)

2月19日(木)の朝、D上司が、
昨日のことで話をしに来た時のことだ。

私は

「YさんもKさんも、私が教えたことを
全然覚えようとしない」

ことで、私は立腹していた。
そこへE上司とD上司がやって来て、
私をなだめに来た。
D上司は

「あなたはまだ、3月15日まで働いてほしい。
ここには必要な人なんだから」

と言う。
それを聞いた私は

「それならば、何で私は『雇止め』に
なったのだ?」

と内心思い、よけいに納得できなかったが、
仕方がなかった。
それはD上司から、去年に聞いていた。

「なぜだかわからないが、会社の考え方だから」

つまり会社は、助成金が切れた障害者は、
なるべく早く整理したいのだろう。

もしかしたらKさんもYさんも

「どうせあの人(私のこと)は、
もういなくなるんだから、
言うことを聞かなくてもいい」

と思っているのかもしれない。
しかし、そんなことを今さら言っても、
もうどうにもならないことだ。

だが、ここに残る人の今後のためにも、
私はこう話した。


「Yさんはなぜ、私の言うことだけは聞かない
(無視する)のですか?
私が聴覚障害者だからですか?
彼は、他の人(特に健常者)とは話すし、
何か指示があれば、すぐに飛んで行き、
話を聞いてやります。
しかし私とは、そういう態度が正反対に
変わります。
言っても覚えないし、やろうともしないのです。
そしてその後は、教えたことは全部忘れて
しまいます。

だから、そんな彼の態度を見て、
私にはわかります。
Yさんは、私が嫌いなのだと。
しかし、それでも仕事は仕事なのです。

KさんまでもYさんに倣っているようで、
この前も私にばかり雑用を勝手に押し付けて
きて、Yさんには頼みません。
それも、わかっています。

Yさんに頼んでも、ほとんどやらないからでしょう。
私のほうが確実で、仕事が速いからです。
一方、Yさんはやる気がなくて、遅いです。
もう、今までの彼の勤務態度を見ていたのだから、
わかることです。
こんなふうだから、私のほうがいいに決まっています。

でも、だからといって、このままでいいでしょうか?」


ところが、D上司はまるで聞き流しているように

「わかった、わかった」

と言うのである。
そして、Yさんと同じ精神障害者でもある立場から、
Yさんを半分かばい、半分非難するかのような、
わけのわからない発言が飛び出した。


D上司;「Yさんは『分かりました』と言っているが、
何度言っても本当はわかっていないところがある」

私;「えっ?! そうなんですか?
精神障害者にも、コミュニケーション障害が
起きるのですか?
でも、聴覚障害者の場合は、コミュニケーション
方法の違いを解決すれば、コミュニケーション
障害はなくなりますよ。

例えば、私がこの職場で筆談ボードを持参していて、
相手にそれを使ってもらうことで、解決を図っています。

でも、Yさんは、何の努力もしていませんよね。
なぜなのですか?
私が思うには、あれは障害の問題ではなく、
人格の問題だと思うのですが」

すると、D上司もかばいきれなくなってきたのか、
自分の思っていることを話し始めた。

D上司;「Yのああいうところは、性格が悪い、
ということもある。
だから、YにもKさんにも言っておく。
これからは、YにもKさんにも、あなたときちんと
筆談コミュニケーションをするようにさせる。
だから、もう少しの間我慢して、ここにいてくれ」

彼らの性格が直るも直らないも、もう少しの間だ。
私はもう、我慢することにした。




【追記】(2015年3月5日〔木〕)

その後、どうなったかについてだが、
Kさんは変わって、私と挨拶もするし、
話もするし、筆談ボードもよく使うようになった。
つまり、良くなったのである。

しかし、Yさんは相変わらずで、それまで以上に
私を避けるようになっていった。
彼は筆談は勿論、しない。
要するに、Yさんはプライドの塊のような人格者
なのだ。

こういう人に、下の記事がピッタリ当てはまって
いると思う。

『バカがいつまでも聴覚障害者差別を
している時代に』
〔2013-04-03 18:00〕

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by bunbun6610 | 2015-02-19 19:48 | 就労後の聴覚障害者問題E

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610