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佐村河内氏の謝罪会見以来、難聴者が

「本当は聞こえているんでしょ?」

と疑われるケースが増えたらしい。

半分は当たっているだろうが

「聞き取れる」

こととは違うということが、健聴者にはわかってくれない。
それで誤解も増えたようだ。

私も、職場では聞き間違えて(というより、自分の推測が外れる)
「オウム返し」をすると、笑われることがある。

しかし、そんな逆風が吹いたからこそ、難聴者がその「誤解」を
解こうと、立ち上がって言い始めた人たちもいる。

大変だろうが、そういう現象が起きたことは、逆にいいことだ。


お店のレジでは、マスクをする人が結構いる。
混んでいるお店ではレジ台が何台も稼動していて、どこが

「次の方、どうぞー!」

と呼んでいるのか、聴覚障害者にはわからない場合もある。
それでも、注意深く見ていると、わかるのである。


日曜日の混雑時、100円ショップでのことである。

初めは、自分が呼ばれていることに気がつかなかった。
でも、あるレジの人が、人を探すよう顔つきになっていたので、
すぐにわかった。

「目で聴く」――これが、私のコミュニケーション方法である。

この方法は特に、ろう者が得意だそうだ。

ろう者は特に、ノン・バーバル・コミュニケーション(※)
を瞬時に理解する力が優れている。
私も、ろう者から手話を学んでからは、だいぶ上手くなったと思う。
もしも、難聴者と日本語対応手話しか学んでいなかったら、
どうしようもなかっただろう。


(※)
『聞こえなくてもわかる - コンビニで①』
〔2014-04-06 19:00〕




視線、目つきとか、目が動く意味を理解するのだ。
健聴者も、例えば恋人同士でだって、そうするだろう。
だからマスクをしていても、このくらいならわかる。

レジで「次のお客様、どうぞー!」なんて言っている表情は、
もう覚えてしまっているから慣れている。
だから、顔つきでわかるのだ。
だから聴覚障害者と健聴者は、必要とする情報が違う。
違うから、健聴者にはわからないのかもしれない。
だが、聴覚障害者にはわかるのだ。

この違い、わかるだろうか?



〔関連情報〕

『<聴覚障害者>佐村河内氏問題で「誤解される」と会見』
〔2014-03-27 21:09〕




『こころ元気塾』
(2014年5月22日 読売新聞)



『50dBの世界 難聴とは?』
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by bunbun6610 | 2014-07-21 18:30 | コミュニケーション能力
 『麺志朗』

アレアレア 立川みなみ ラーメンスクエア

 アクセス; JR立川駅 南口 下車 駅とはペデストリアンデッキで直結



4月からラーメンスクエアに入る店舗が、一部入れ替わった。
このラーメン店も、新しく入った店舗だ。


 海老塩ラーメン  750円

を注文。

夏なので「冷やしそうめん(?)つけそうめん(?)」みたいな
創作ラーメンもあるが、数量限定ですでに完売していた。
海老塩ラーメンを注文する時は、お好みにより、次のどちらか
のティストを伝える。


 ①あっさりスープ、細麺

 ②こってりスープ、太麺


塩ラーメンに「こってりスープ、太麺」は、合うかどうか不安に
思ったので、やはり①にした。
瀬戸内海産藻塩とモンゴルカンスイを使用している、という。
海老の身などは入っていないけれども、スープは香りも味も、
しっかりと海老味がするので、驚いてしまった。

これは、かなりイケる。


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なぜか、四角い丼に入っているが。






【追記】(2015年1月29日)

以前に食べたことのある、このお店で、
リニューアルされた

「会津 喜多方らーめん」

というのがあった。

私は豚バラ肉のチャーシューがたっぷり
乗ったチャーシューメンが好きなので、

「喜多方 焼豚盛らーめん」(880円)
a0196876_2244811.jpg


を注文した。

出てきたチャーシューメンを見ると、
また四角いドンブリに入っていたが、
中身はごく普通に見える。

まず、スープから飲んでみる。
これは美味しい。

喜多方ラーメンの有名チェーン店に『坂内』
があるが、あそこのはスープもチャーシュー
もしょっぱすぎるのである。

しかし、麺志朗はスープもチャーシューも、
丁度良い塩加減だった。

残念なのはチャーシューの厚さと麺である。
チャーシューが、安物のローストビーフみたいな、
超薄切りなのである。
生ハムじゃないんだろう。
これでは食べても、肉の醍醐味である噛み応え
が弱過ぎてしまう。

正直

「この10倍ぐらいの厚みが欲しかったな」

と思った。
700円ラーメンだったら、それを2枚つければ
十分ではないか。
材料原価が高くて採算が合わないというのなら、
値段を750円~780円ぐらいまで上げても
仕方がないと思う。
チャーシューメンなら枚数も減らして、
1000円程度でも仕方がない、と思う。

ただ、もう一点の不満が解消されなければ、
このラーメンは売れない気がする。
そのもう一点とは、やはり麺なのである。

喜多方ラーメンというと、独特のぬめりと
強い縮れで、食感ににぎやかさを生む、
あのおなじみの麺ではないかと思う。

ところが、麺志朗だとツルツルのストレート麺
なのである。
これだと食感がさびしくなるだけではない。
この麺では、薄味のスープが少ししか絡まず、
味を感じにくくさせてしまうのだ。
だから全体的評価をすると、いくらスープと
チャーシューが美味くても

「また行って食べたい」

とまでは思わなくなるのである。

スープとチャーシューを作る腕は確かにいい
のだが、全体を組み立てる能力が、
まだ足りないように感じる。
そこが、今は非常に残念だ。

でも、これからに期待したい。
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by bunbun6610 | 2014-07-20 18:30 | 食べ物(ラーメン編)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00000056-dal-ent

氷室京介
「左耳の調子が悪い」
 …卒業発言の“理由”
ファンに明かした


デイリースポーツ 7月19日(土)20時37分配信


ロック歌手の氷室京介(53)が19日、
神奈川県の横浜スタジアムで行った
ツアーファイナルの初日公演で、

「左耳の調子が悪い」

と明かした。

 氷室は13日に山口県で行ったライブで

「氷室京介を卒業しようと思う」

などと発言。
この日のライブに集まったファンに
卒業の理由を語った。

 氷室は

「もともと右耳の調子が悪かった。
左耳がきき耳なので左を頼りにやってきた」

と述べた。
しかし、その左耳もある一定の音程に
なると聞きとりにくくなってきたことを
明かし、

「このままライブをやっていくのは難しい」

と判断した。

 ファンに

「人に寿命があるように、俺にミュージシャン
としての寿命が来たってことかな」

と説明。
「お前ら」と親しみを込めて語りかけ、

「“氷室京介”はお前らが作ってくれた存在。
今日と明日でお前らに返して、俺はまた
できることをやっていくよ」

と、ファンに感謝した。

 満員のファンは氷室の言葉を一言も
逃すまいと、静かに真剣に聞き入った。
氷室は20日も同所で25周年記念ライブを
行う。

 氷室は13日のライブのトークで突然、

「思うようなパフォーマンスができなくなったら
引退しようと思っていた」

「氷室京介を卒業しようと思う」

などと発言し、ファンの間で騒然となった。



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http://www.sankei.com/entertainments/news/140720/ent1407200004-n1.html

氷室京介、
活動休止理由は
聴覚障害
…ミュージシャンとして
「俺の寿命」


〔2014.7.20 08:15〕〕


13日にコンサート活動の無期限休止宣言を
したロック歌手、氷室京介(53)が19日、
横浜スタジアム公演を行い、その理由が聴覚
障害であることを激白した。
約7年前から右耳の異変を感じ、現在は左耳
もある音域だけ聞こえない「トーンデフ」と呼ば
れる症状であることを吐露。

スタジアムのファンに

「オレのミュージシャンとしての寿命なのかな」

と胸中を語った。
(サンケイスポーツ)

 ライブ終盤、氷室は凛としてステージ中央に
立った。
ただならぬ雰囲気に、スタジアムは静寂に
包まれた。

 13日にソロ25周年ツアーの山口・周南公演で、

「氷室京介を卒業します」

と無期限のコンサート活動休止を宣言して迎えた
初ステージ。

「オレの気持ちが中途半端な形で広がって、
ファンに迷惑をかけてしまったから、
きょうはみんなに話したい」

と切り出し、衝撃の事実を公表した。

 「年のせいもあって7年くらい前から右耳の
調子が悪かった。
でも利き耳は左だから、そのままライブを
やっていたら、左もどこかのトーンだけ聞こえ
なくなった」

と語った。
氷室は自身の症状を「トーンデフ」と説明。
左耳の変調期は明かさなかったが、

「日本語に直すと音痴なんだよ」

と自嘲気味に加えた。

公演中、音を外すような場面はなかったが、
完璧なパフォーマンスを信条とする氷室には、
自身の症状が耐えられなかった。
今ツアーのリハーサルでも技術スタッフに
迷惑をかけていると感じ、3月29、30日の
福岡公演の際、身近なスタッフには“ステージ
引退”の意思を打ち明けていた。

さらに、今月13日の山口公演前に

「これ以上無理だ」

と限界を痛感し、会場での卒業宣言に
つながった。

 「オレのミュージシャンとしての寿命なのかな」

とポツリ語った氷室。
20日は同スタジアムでツアー最終日を迎える。

「ジメジメはせずに、思い切りできることをやろう
と思います」

と完全燃焼を宣言。
そして、卒業宣言直後に所属事務所がHPで
発表した来年のファイナルコンサートで、
本当に最後のステージを迎える。

 BOφWY時代の盟友でギタリスト、布袋寅泰(52)
が14日付ブログに

「最後のステージはせめて一曲でも隣でギターを
弾かせてほしい」

とコメントしたが、“ラストチャンス”で伝説バンドの
再結成は実現するのか-。
ファンは待ち望んでいる。


■トーンデフ
 言語や音声を聞き取る以前に、ある一定の
周波数の音だけを聞き取ることができない
聴覚障害。
症状に至る原因や治療法はまだ分かっていない。


■氷室 京介(ひむろ・きょうすけ)
 1960年10月7日生まれ、群馬・高崎市出身。
81年、同郷の布袋寅泰らとロックバンド「暴威」
(後に『BOφWY』と改名)を結成。
翌82年にアルバム「MORAL」でデビュー。
ボーカルを務め、88年4月の解散まで日本の
音楽シーンに数々の金字塔を打ち立てた。
同年7月にシングル「ANGEL」でソロデビュー。
94年以降は米ロサンゼルスを活動拠点に。
血液型O。
別名は「ヒムロック」。




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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151218-00000015-nksports-ent

氷室京介、
来年4大ドームツアーが
ラストギグ


日刊スポーツ
2015年12月18日(金)6時11分配信

耳の不調でライブ活動無期限休止を発表した
氷室京介(55)のファイナルライブが、初の
4大ドームツアーとして開催されることが17日、
分かった。
来年4月23日の京セラドーム大阪を皮切りに、
計7公演で30万人を動員する予定。

 BOφWYで大ブームを起こした後の88年に
ソロデビュー。
来年で歌手生活35周年を迎える。
過去に東京ドーム公演を11回行ったがドーム
ツアーは初めて。
関係者は

「長い年月、応援してくれた全国のファンを思うと、
東京だけで終わらせるわけにはいかない」

と経緯を説明した。

 昨年7月に公式サイトで15年以降のライブ
活動無期限休止を発表。
全国ツアー最終公演の昨年7月20日の横浜
スタジアム公演でファンに

「7年くらい前から右耳の調子が悪かった。
左耳も、あるトーンだけ聴こえなくなった」

と「トーンデフ」と呼ばれる聴覚障害であることを
報告した。

同公演はリハーサルで胸部を骨折、さらに落雷
で中断するハプニングに見舞われ、納得できない
結果となった。

 氷室は

「このリベンジをどこかで必ず」

と誓い、

「ライブツアー最終日までまだ時間があるので、
応援してくれるみんなとゆっくり時間を共有したい
と思う」

とコメント。
約束のファイナルライブツアーに向け、着々と準備
を進めている。



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by bunbun6610 | 2014-07-19 23:52 | 難聴・中途失聴
就労前・後の聴覚障害者問題 - (平成11年1月)厚生労働省の資料から



『身体障害者・児実態調査結果の概要
(平成8年11月1日調査)

平成11年1月
厚生省大臣官房障害保健福祉部

III 調査結果の概要(生活実態等)』







上の資料の

「表III-26 障害の種類別にみた就業・不就業の状況」

を見てほしい。
当ブログで聴覚障害者の就労前・後の問題をよく掲載
しているのは、このことが一番の問題になっているからだ。

不就業者の割合を見ると、聴覚障害者は外出にはさほど
困らない(※1)というのに、就労困難を反映する、
このデータは驚くべき数字だと思わないだろうか。


(※1)「5 外出の状況」を参照。


「表III-29 障害の種類別にみた職業別従事の状況」も、
見てほしい。
就業できている職種も、著しく偏っている。
これは、職域差別の問題がある証拠だと思う。


さらに「表III-30 障害の種類別にみた求職活動の有無
の状況」を見ると、疑問に思う。

なぜ求職活動をしなくなったのか。
そこも、理由があるはずなのだが・・・。

「表III-31 障害の種類別にみた不就業の理由の状況」
を見ると「重度の障害のため」と答えている聴覚障害者は
10.2%と、他の障害者と比べて、最も低い。
では、理由は一体何なのか?
それが、このデータ全体を見ても、さっぱりわからない。

だから、当ブログで、その実態を暴露しているのだ。
ただ暴露するだけでなく『障害者の経済学』まで、
是非とも話をもっていきたい。
それが筆者の狙いである。



〔参考資料〕

『ろう学校の進路指導・支援に期待すること』
〔『聴覚障害』誌2008年2月号掲載〕


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by bunbun6610 | 2014-07-19 19:00 | 就労前の聴覚障害者問題A
「なぜ手話ができない聴覚障害者が多いのか?」

もし、こういう疑問を持つ人がいるならば、まず「聴覚障害者」
という用語の意味を誤解している健聴者が多い、ということが
原因になっていると思う。(※1)


(※1)〔関連記事〕

『聴覚障害者についての誤解と、手話言語法』
〔2014-06-22 18:30〕






同じ「聴覚障害者」と呼ばれるろう者、難聴者、中途失聴者であるが、
その手話についても誤解が広がっているというか、曖昧にされて
しまっている。 (※2)

中途失聴者や難聴者が使う手話〔日本語対応手話〕は、
手話〔日本手話〕と認めていないろう者も多い。


(※2)〔関連記事〕

『誤解されている手話』
〔2011-06-18 21:25〕






他にも、次のような資料があるので、より客観的に理解できる
のではないか、と思う。


『身体障害者・児実態調査結果の概要
(平成8年11月1日調査)

平成11年1月
厚生省大臣官房障害保健福祉部

III 調査結果の概要(生活実態等)』






>「(3)聴覚障害者で「手話ができる」と答えた者は43,000人
(14.1%)である。
 等級別に「手話ができる」割合をみると、1級が42.9%で最も
高く、障害の程度が重度になるにつれ「手話ができる」割合が
高い。」



「手話ができない」と答えた人のうち、4級の聴覚障害者は
82.1%、6級の聴覚障害者では79.3%に達している。

「手話ができる」と答えた人は、4級の聴覚障害者は3.6%、
6級の聴覚障害者では1.1%しかいない。

つまり、このことが

「手話言語法は、“ろう者”を主な対象者とする法律」

とした理由なのであろう。(※3)


この法律の対象者に「聴覚障害者」という用語を用いたら、
おかしくなるからだ。
そんなことをすれば当然、批判も起こりかねない。

手話を母語とする聴覚障害者「ろう者」(Deaf)と、
日本語を母語とする聴覚障害者(deaf)は、当然、
混同されるべきではない。
混同すると必ず、大きな問題が起きてしまうだろう。


(※3)
『手話言語法って、何? (1)』
〔2012-01-16 21:06〕


参照。



手話言語法は勿論、必要である。
しかし他方で、手話ができない聴覚障害者にとっては

「むしろ、手話ができない聴覚障害者にとっては、
言語的逆差別も生じてしまうのではないか」

という懸念も生じる。
それは決して、聴覚障害者全体にプラスになる、
とは限らないだろう。

だがそれは決して、ろう者のための法律に反対という
わけではない。
これまでも「聴覚障害」についての、健聴者の正しい
理解が得られてこなかったために、懸念するのである。



>「(4) 年齢別に「手話ができる」割合をみると、20~29歳
が71.4%で最も高く、高年齢になるにつれて低い。」



若い人の割合が高い、ということは、「手話ができる」のは
「先天性聴覚障害者に多い」ということだろう。
実際、若い人ほど、手話は容易に覚えられるが、年齢が
高くなるにつれて、手話の獲得は難しくなる。
年齢の高い人に多い聴覚障害者は、難聴者や中途失聴者が多く、
それらの人たちは、すでに日本語が母語となっている。
したがって、手話が母語ではないし、それを新たに学習するのは、
かなりの苦労を伴う。

反対に、1級の人は先天性聴覚障害者であり、言語障害もある
「ろう者」だ。
「表III-4 障害の程度別にみた手話修得の状況」を見てほしい。
言語障害のある、ろう者の母語は手話だといわれている。

2級に該当する人には、ろう者だけではなく、中途失聴者も該当
するので「手話ができる」と答えた人の割合はある程度、下がって
しまうのである。

3級の聴覚障害者には「難聴者」もおり、ろう者かどっちなのかは、
曖昧になってくる。

しかし、4級、6級は「難聴者」だろう。

難聴者の母語は手話ではなく、健聴者と同じ日本語である場合
がほとんどなのである。
それが、このデータからも証明されているといえる。


聴覚障害児が生まれる確率は「約千人に一人」だという。

しかし、難聴者や中途失聴者は、もっと高い割合で存在する
はずである。
将来は四人に一人が高齢者、という時代ということもあって、
難聴者の割合も高まってきている、と思う。
人口は減っているのに、こうした聴覚障害者の数は、逆に
増えているのである。
するとやはり、手話ができる聴覚障害者の割合は、少ない
わけである。





〔関連情報〕


引用元
『健聴者が答える手話と聾問題 : 手話編』
(徳田昌晃氏)


「Q1-5. 聴覚障害者は誰でも手話を話すのではないのか?

むしろ、手話を話す聴覚障害者は少ない

誰でもというわけではない。
話せない人もいる。
実際は、話せない人の方が多いのではないか
と言われている。

厚生省の1996年の調査に よれば、聴覚言語障害者
の総数は35万人。
その中でも手話ができるのは、4万3000人とのことである。
潜在的な人を含めれば、もっと数は多そうだが、
20万人を越えることはなさそうだ。

聴覚障害といっても、手話を覚えているかどうかは
その障害になった時期が大きく関係している。
つまり、手話を覚えられるときに失聴したかどうかだ。
子供の頃に失聴すれば、母国語のように覚 える可能性は
高い。
逆に、年をとってからでは頭も固くなり、覚えられない。
このような状況から、 子供の頃に失聴し手話を修得した
人を聾者、大人になってから失聴した人を中途失聴者
と呼ぶこと がある。」

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by bunbun6610 | 2014-07-19 18:30 | 聴覚障害

課長の嘘


会社から「ワークリサーチ」という書類を出すように、と言われた。

雇用契約は1年間〔※A〕なので、今後は毎年、契約更新の前に、
この書類を書いて人事部へ提出するらしい。

書く内容は、この1年間に自分が担当した仕事内容を書き、
それについての感想(満足度&不満度)、次の契約条件(変更希望、なし)、
再契約の意志(あり、なし)、それに異動希望(あり、なし)及びその理由、
などです。

それで私は、異動希望にしたのですが、M係長からは即座に「それは難しい」
と言われた。

去年、S課長が説明したこととは違っているので、「やっぱりな」と感じた。
S課長のデタラメな弁舌に騙された。

S課長は

「最初は皆、この仕事からやる。実績を積み、評価が上がれば、
仕事の幅も広がる。
だから、今はこの仕事だけであって、障害者だからといって、
単純労働ばかりさせているのではない」

と話していたのに。
言っていることと実態が違うじゃないか。
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by bunbun6610 | 2014-07-18 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00000033-mai-int


<国連人権委>ヘイトスピーチに懸念
 日本政府に法整備促す


毎日新聞 7月17日(木)12時23分配信

ジュネーブで開催中の国連のB規約(市民的、政治的権利)人権委員会は
16日までの2日間、日本の人権状況を審査した。
人種や民族などを理由に差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)が広がる
現状に懸念が示され、日本政府に法整備など具体的な対策を促す声が
上がった。

 イスラエルのシャニイ委員は、日本で昨年、在日コリアンらを排斥する
デモや街宣が360回以上行われたとの報告があると指摘。
ヘイトスピーチを禁止する

「具体的な法律はないのか」

とただした。

 日本政府の代表は、不特定多数の集団に向けられたヘイトスピーチ自体
の規制は

「表現の自由との関係から慎重に検討する必要がある」

と答弁。
差別や偏見の解消に向けた啓発活動に努めているとの説明に終始した。

 シャニイ委員は「人種的憎悪の唱道」を法律で禁止するとした国際人権
規約の条項に触れ、

「被害者が提訴できない場合もあり、国が抑制するのが好ましい」

と述べ、刑法改正などによる取り締まりが必要と指摘した。

 複数の委員が袴田事件に触れ、死刑制度や代用監獄の問題が指摘され
たほか、特定秘密保護法がメディアを萎縮させるとの懸念も出た。

従軍慰安婦を

「性奴隷とするのは不適切」

とした日本政府の見解に傍聴席から拍手が起き、委員長が苦言を呈する
一幕もあった。

 対日審査は2008年以来6年ぶり。改善勧告などを盛り込んだ「最終見解」
を今月下旬に公表する。
委員との意見交換に参加したNGO「反差別国際運動」の小森恵さんは、
電話取材に

「国連の場でもヘイトスピーチを巡る現状に憂慮が示された。
勧告にも盛り込まれるのでは」

と語った。

【小泉大士】



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140725-00000062-san-int


「慰安婦」日本に矛盾
 ヘイトスピーチ禁止要求
 国連委


産経新聞 7月25日(金)7時55分配信

 国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)の自由権規約委員会は24日、
ジュネーブで今月15、16日に日本政府に対して行った、日本の
人権状況に関する審査の最終見解を公表した。
見解は慰安婦問題について、日本政府が

「慰安婦の強制連行はなかった」

と主張しながら、平成5年の河野洋平官房長官談話が、慰安婦募集
には

「甘言、強圧によるなど、本人たちの意思に反して集められた事例が
数多くある」

としているのは、

「立場に矛盾がある」

と指摘した。

 強制連行を示す資料が発見されていないにもかかわらず、河野談話
が慰安婦募集の強制性を認めたことが突かれた形だ。

 最終見解は

「被害者の意思に反したそのような行為は、政府の直接的な法的責任
を伴う人権侵害であると考えるに十分だ」

とした。
前回2008年の審査での最終見解に明記されていなかった「性奴隷」の
表現も登場した。

 また、慰安婦問題での人権侵害を調査し、責任者の処罰などを可能
にする法的、行政的措置を早急に取ることを勧告した。
このほか、ヘイトスピーチ(憎悪表現)に関し、差別や敵意などをあおる
宣伝行為やデモの禁止を求めた。

 条約機関である同委員会の勧告は法的拘束力を持たない。



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140725-00000037-mai-soci


<国連人権委>元慰安婦への
「完全な賠償」を日本に勧告


毎日新聞 7月25日(金)11時38分配信

【ローマ福島良典】スイス・ジュネーブの国連人権委員会は24日、
旧日本軍のいわゆる元従軍慰安婦問題について、日本政府が
国家としての責任を認め、元慰安婦らが「完全な賠償」を受けら
れるよう勧告した。

また、ヘイトスピーチ(憎悪表現)など人種差別を助長する行為を
禁止するよう促した。

 勧告は元慰安婦問題について「本人の意思に反する行為は
人権侵害とみなされる」と断じ、人権侵害を調査して責任者を
訴追・処罰し、本人と家族が裁判と完全な賠償を受けられるよう
求めた。
また、日本政府が

「公的に謝罪を表明し、国家責任を正式に認める」

よう促した。

 日本政府は1965年の日韓請求権・経済協力協定で請求権
問題は解決済みとの立場で、元慰安婦問題については謝罪に
加え、「アジア女性基金」(95~2007年)を通じた償い事業を
実施してきたと説明している。

 ヘイトスピーチに関して勧告は、外国人に対する差別的なデモ
が頻発していることや、Jリーグのサポーターらが掲げて問題と
なった「ジャパニーズ・オンリー」(日本人以外お断り)という表示
に「懸念」を表明。
「差別、敵意、暴力をそそのかすような人種的優位の主張や憎悪
をあおる言動」を禁じるよう促した。

また、現行の民法、刑法では十分に対処できていないと指摘し、
加害者を処罰するよう法整備を求めた。

 その他、勧告には死刑制度の廃止検討、特定秘密保護法の
厳格な運用が盛り込まれた。

 勧告を出したのは、拷問禁止や表現の自由など「自由権」と呼ば
れる人権を担当するB規約(市民的、政治的権利)の人権委員会。
人権委員会は国際人権規約の批准国を順番に審査している。
今年は08年以来約6年ぶりに日本が審査対象となった。



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http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE07H0E_X00C14A8PP8000/


ヘイトスピーチ規制必要
 首相、舛添知事と会談


日本経済新聞 2014/8/7 19:20

安倍晋三首相は7日、韓国・ソウルを7月下旬に訪れた
舛添要一東京都知事と首相官邸で会った際、人種や
民族などの憎しみをあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)に
ついて

「日本の誇りを傷つけるもので、対処しなければならない」

と述べ、何らかの規制が必要との認識を示した。

舛添氏が

「(ヘイトスピーチは)民主主義や基本的人権に対する
極めて重大な挑戦だ」

として政府の規制を求めたのに答えた。


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http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140821-OYT1T50117.html



ヘイトスピーチ規制へプロジェクトチーム
 …自民

2014年08月22日 13時32分


自民党は21日、在日韓国・朝鮮人への差別をあおる
ヘイトスピーチ(憎悪表現)を規制する法整備を検討する
プロジェクトチーム(PT、座長・平沢勝栄政調会長代理)
を設置した。

 近く初会合を開く。
法規制について、政府には

「憲法が保障する表現の自由に抵触する恐れがある」
(法務省関係者)

などと消極的な意見があり、PTは議員立法での法整備を
目指す。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000128-mai-int


<ヘイトスピーチ>人種差別撤廃委
 起訴など日本に対処要求


毎日新聞 8月29日(金)21時38分配信


【カイロ坂口裕彦】国連の人種差別撤廃委員会は29日、
日本で社会問題となっているヘイトスピーチ(憎悪表現)
を行った個人や団体は

「捜査を行い、必要な場合には起訴すべきだ」

と日本政府に勧告した。
インターネットを含むメディアでのヘイトスピーチについて
も適切な措置を促した。

 国連人権委員会は7月、ヘイトスピーチなど人種差別
を助長する行為の禁止を促した。
国連が重ねてヘイトスピーチへの厳しい姿勢を示し、
日本政府や国会は、早期の対応を迫られることになった。

 同委員会は、日本における暴力的なヘイトスピーチの
広がりに懸念を表明。日本の法的機関の対応も

「必ずしも適切な捜査や起訴ができていない」

と指摘した。

 撤廃委員会は20、21日、4年ぶりとなる対日審査を実施。
委員からは

「ヘイトスピーチは演説ではなく、暴力による威嚇だ」

「警察が付き添っているように見える」

など厳しい声が相次いでいた。



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by bunbun6610 | 2014-07-17 20:29 | 人権、差別
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0FC0VX20140707



原発再稼働「できるわけがない」、
推進論は完全に破たん
 =小泉元首相


2014年 07月 7日 19:28 JST


[東京 7日 ロイター] - 即時原発ゼロを訴えてきた小泉純一郎
元首相は7日、都内で講演し、原子力発電所推進の論理は完全
に破たんしていると述べ、

「今後も原発ゼロにする国づくりを一歩でも進めていく」

と訴えた。
世界一厳しい安全基準だと政府が主張する再稼働基準に異論を
唱え、

「再稼働はできるわけがない」

と反論した。

講演で小泉氏はあらためて、2011年3月11日の東日本大震災
による東京電力 (9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島原発
の事故を契機に、「原発ゼロ」に舵を切ったことを説明。
いまや「原発推進の論理は完全に破たんしている」と訴えた。
安全神話が「嘘」だったことは大事故で判明した。

「他の電源に比べて原発コストは安い」との論も

「嘘どころか一番の『金くい虫』だ」

と反論。

「被害の賠償。廃炉までには40年─50年かかること。
安全対策。
作業員の確保。
最終処分場確保にいたってはいまだにない」

と述べ、推進論がこれらをコストに入れない「甘さ」を追求した。

さらに小泉氏は

「国民の税金投入なくして原発は成り立たない。
しかも、この負担は、生きている人だけではなく、千年、万年
の単位だ。
こんな採算のとれない会社はやっていけないと考えるのが
賢明な経営者だ」

と糾弾した。
再稼働にあたって政府が「世界一厳しい安全基準」をもとに
判断すると言及している点についても、

「米国の原発は住民の避難路を確保していなければ認められ
ない。
日本で避難路を作っているところはあるか。
ない。
これひとつとっても、世界一厳しい安全基準なんて(信じがたい)」

と述べ、

「再稼働はできるわけがない」

と語った。

「今後も原発ゼロに向けての国民運動を展開していかなければ
ならない」

と訴えた。

<最終処分場、原発ゼロ決定後でなければ理解得られず>
最終処分場の選定について、

「ゼロにすることを決定してからでなければ、国民の協力は得られない。
再稼働し、これからまた核のゴミが増える段階で、処分場をつくるのに
協力してほしいでは、住民の協力は得られない」

とも語り、政治決断を行うにも「原発ゼロ」方針の明確化が不可欠だと
の認識を示した。

(吉川裕子)




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>「国民の税金投入なくして原発は成り立たない。
しかも、この負担は、生きている人だけではなく、
千年、万年の単位だ。
こんな採算のとれない会社はやっていけないと
考えるのが賢明な経営者だ」



相変わらず、鋭い言及力だ。

六本木ヒルズ回転ドア事故のときの、故森稔社長の対応を、
憶えているだろうか。

トップダウンで進めていかないと、この問題はズルズルと、
もつれていってしまうに違いない。



〔関連記事〕


『トップがやらなければできない、トップにしかできない決断とは』
〔2013-11-30 18:00〕







ちなみにだが、六本木ヒルズ回転ドア事故現場に、
献花台が設置された最初の頃の献花に、
当事首相だった小泉純一郎氏の名もあった。
それから、多くの人が献花をし、置ききれないほどの花や、
オモチャ、ゲームソフトなどであふれた。

それから数年後、最後に見た献花は、おそらくは森稔
前社長からのものではないか、と思う。
最後は、そのたった一つだけの献花だった。
事故を悔いて、死ぬまで忘れなかったに違いない。


『六本木ヒルズ回転ドア事故から8年』
〔2012-03-26 21:26〕





『六本木ヒルズ回転ドア事故から9年』
〔2013-03-26 22:13〕




『六本木ヒルズ回転ドア事故から10年』
〔2014-03-26 23:16〕

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by bunbun6610 | 2014-07-17 18:30 | 原発問題
ろう者は、こう言う。

「自分の行きたい講演があっても、
手話通訳がつかない。
これは差別だ」

では、逆の立場では、どうなっているか。

例えば、ろう者の講演会でも、
手話がわからない人のための
音声・文字通訳がつかないことはよくある。
その時、健聴者も同じことを言うのだ。

「音声日本語による通訳がつかないのは
差別だ」

その健聴者は怒ってしまい、講演の最中に
席を立ち、帰ってしまった。
ろう協(聴覚障害者協会)の役員会でも議題に
なったことがあったが

「音声通訳をつけたのでは手話学習に
ならないから」

という理由で、見送られた。

もし、その中に、手話がわからない聴覚障害者
もいたとしたら、その人は言わないだろうが、
心の中ではやはり

「ろう者は手話で講演を行うことや、
音声の講演では手話通訳がつくのが当たり前
でも、我々に必要な要約筆記通訳はつけない
ではないか」

となる。

そうなることが初めからわかっているから、
手話がわからない難聴者や中途失聴者は、
誰も聴覚障害者協会には入らないのである。

そんなことも理解せず

「難聴者はプライドが高いから」

などと、自分勝手な推測をして対立を
深める人もいる。

これはよく、ろう者と難聴者、中途失聴者との
間で、火種にもなる問題だ。
両者の団体が聴覚障害者団体として、
一つにならない、いや、なってはいけないのは、
このためだ。


ろう者に、この問題を聞いてみたことがある。

「え? どうして?
ろう者だって、手話通訳がなければ参加しないか、
もし出なければならない時は我慢しているよ。
健聴者、難聴者だって、そうしなければ
いけないではないか」

これが当たり前だと言わんばかりの主張しか、
出てこない。
一般会員や役員までもがこんな認識では、
聴覚障害者問題なんて、彼らに解決できっこない。

手話サークルの交流会で、この問題が噴出した
ことがあった。

その健聴者もやはり

「ろう者には手話通訳がつくのに、手話が
わからない健聴者に、情報保障がつかない
のはどうして?」

と質問した。

ろう者側の答えは同じだ。
健聴者は納得できない、と反論した。

その時、ろう者と手話通訳者がこの議論の
制止に入ったので、統一結論は出なかった。
この世界では、ろう者に言ってはいけない
ことのようになっているからだ。

しかし、本当ならば、これは決して、
曖昧にしてはいけない問題である。
手話通訳者が考えているのは、おそらく、
ろう者が問題解決へ受け入れる時期が
来るまで、この問題はお預けにしておく、
ということではないだろうか。

だが、その曖昧さに納得できない多くの
健聴者は、当然に会を辞めていく。


ある手話通訳者は、こう言っていた。

「難聴者は優しすぎるよなぁ。
ろう者だったら、手話通訳の不満とか、
ストレートに出してくるよ。
我々が手話通訳をしている最中に「下手」だとか、
ボロクソに言っているんだから」

ろう者は何でも、ハッキリと物事を言うタイプの
人が多い。
というか、本当はそんな人ばかりではないのだが、
ろう者の団体では、そういう人が目立っている。


手話についてとなると、昔から『手話論争』という
問題がある。

中途失聴者や難聴者が使う手話についても、
批判が集中している。
ろう者の使う手話とは違う、日本語対応手話だ
という理由からだが、それだけではなく、
これには実は、人種差別問題のような面がある。

それだけではなく、もしかすると

「日本語対応手話が広まっていることで、
我々の日本手話が将来、消滅してしまうのでは
ないだろうか?」

といった危機感を持ってしまっているのかも
しれない。

実際にろう者が出てくるテレビなどでも、
よく見てみると、今の若いろう者のほとんどが、
日本語対応手話中心の手話を使っている、
ということは間違いない。

そういう事象は、ろう者が通う筑波大学附属
聾学校
(現在の「筑波大学附属聴覚特別支援学校」)
の教師も、証言している。


(これは、何も日本手話を批判したり否定する
つもりで、書いているのではない。

「統一手話(標準手話)だけにしよう」

というほうが暴論だし、日本手話は、これからも
残るはずだろうと私は思っている)


現在は日本手話と日本語対応手話を明確に
区別して使っている場合はあっても、
手話の現状というのは、混在していることは
間違いない。
つまり、日本語対応手話というのも、
間違いなく存在するのだ。

ただ

「日本語対応手話はろう者の母語とは違う」

という主張で、日本語対応手話、そして、
それを主に使う聴覚障害者(主に難聴者や
中途失聴者)まで非難しているに過ぎない。

ある有名なろう者は、手話講演会で

「日本語対応手話を『手話』と呼ぶな。
手指日本語と呼べ」

と言っていた。
おそらく手話ソング&ダンス批判も、
ここに根本問題があるのだろう。

また、別のある有名なろう者は

「中途失聴者や難聴者、また、親の教育方針
などの理由で、ろう学校へ行っていないろう者も、
ろう者社会のメンバーには入れない」

と言ったらしい。
まるでイスラエルみたいな選民思想ではないか。
どうも、排他的な思想のように思える。


昔、ろう者にこう言われたことがある。

「あなたは誰? ろう者? 聴者?
ああ、そうか、曖昧民族だな」

「曖昧民族」・・・ろう者が、難聴者や中途失聴者
に対して、使う言葉。蔑称。

そう捨て台詞のように言っただけで、もう二度と
私を相手にしなかった。

昔から、ろう者にはなぜか、こういう人が多い。
皆の目の前で、こう言われたのだ。
いきなり、よくこんな無礼なことが言えるものだ。


ちなみに、ほとんどのろう者が初対面の人とする、
3つの質問がある。
この話も、昔から有名だ。

 ①「あなたろう者? それとも、聴者?」

 ②「あなたはどこのろう学校を出たの?」

 ③「あなたは結婚してる? まだ?」

ろう者に理由を聞くと、この3つの質問から
始めれば、簡単に話の糸口が広がっていく
からだという。
別に、悪意などないわけだ。
ろう文化の一つ、ろう者の会話パターンと
言っていい。

ただ、難聴者や中途失聴者の心に引っかかる
ことは、①の質問で「難聴者です」と答えると、
誰もが無視してしまうということだ。
なぜだか「難聴者お断り」みたいな雰囲気が
感じられるのだ。

「中途失聴者です」

と言うと、ろう者仲間で相談して

「中途失聴者って、何? ああ、難聴者か・・・」

と言う。
確かに、仲間の言うことを信用するのが
当たり前だろうけど、正直に感想を言うと
「これはひどいな」と感じた。

仲間には当然

「○○さんは難聴だって。
ろう者じゃないよ」

と言い広めてしまう。
そうして、ろう者の人たちは皆、無視する
ようになる。
彼らには、本当に他者を理解する気持ちが
あるのだろうか?

全ては、彼らが過去に受けてきた差別の歴史、
それへの怒りが反逆の魂となって、
選民思想へとエスカレートしていったのであろう。
中東問題のイスラエル人対パレスチナ人
みたいに。

もちろん、そんな人ばかりではない。
しかし、そういう団体を嫌い、ろう協入らない
ろう者も結構いる。
一度懲りた人は、二度と入らない聴覚障害者
も少なくはない。
団体の会員数減少の原因は、もう人口減少だとか、
聴覚障害者の多様化だけではないのだ。
会員や役員の、こうした旧態依然にこそ、
原因がある。

「聴覚障害者協会」という、聴覚障害者の
代表的な団体のように名乗ってはいるが、
実態は「ろう者の団体」なのだから、
やっていることがかなり矛盾している。
言葉を慎まずに言えば、詐欺に等しい。

下部団体の名称をこのように変えたのは、
団体としても、また社会的にも都合のいいように
したいからなのだろう。
役員として務まる、優秀な人材を確保したい
からとか、法人化にも有利だとかいう、
自分たちに都合のいい理由で、
『聴覚障害者協会』と名乗っているに過ぎない。


差別がアリならば、逆差別だってアリだ――
それが彼らの見方かもしれない。

私ならば、どっちもアリじゃないだろ――
と言いたいが、理想論なんか言ったところで、
無意味だ。

差別のある社会の中には、結局、逆差別だって
生まれる。
神と悪魔がいるように。

もう、煮え切らない我慢なんかバカバカしくなって、
やっていられない。

バカがいつまでも聴覚障害者差別をしている
時代に、真面目に生きることほど、
バカバカしくなる人生はない。
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by bunbun6610 | 2014-07-16 18:30 | 聴覚障害
『健常者の“変な親切を押し売りする障害者差別”』
 - 国連・障害者権利条約 〔間接差別〕



6月末に、職場の先輩障害者Aさんが退職した。
退職理由を聞いてみたかったが、Aさんと私の関係は、
会社の著しい差別的取扱いが原因で、犬猿の仲だった。(※1)


(※1)
『職場内障害者授産施設
 - 「五月病」と「犬猿の仲」』
〔2014-05-27 18:30〕




だから、聞いても多分、正直に話してくれなかっただろう。

それでも、状況から推測すると、Aさんはやはり、
会社の話し合いを拒否できるわけもなく、
結果的には辞めざるをえなかったのだろう。(※2)


(※2)
『障害者の退職』
〔2014-06-30 18:30〕




Aさんは障害者だが、障害の等級は4級なので、
障害年金はもらえない。
今は65歳まで年金の受給ができないのが原則なので、
Aさんも「65歳まで、ここで働きたい」と言っていた。
だから、その前に辞めるはずがなかったのだ。
だから、私の推測は、ほぼ当たっていると思う。


これまでも、自分も含めて、障害者が辞めさせられる状況を、
様々な企業で目撃してきた私だからこそ、直感的にわかるのだ。


『会社が障害者解雇するときの極秘面談』
〔2010-01-18 18:00〕



Aさんの退職後、S上司にさりげなく聞いてみた。


私;「最近は仕事量が減って、障碍者の仕事も減ってしまい
ましたよね。
でも、障害者でも、やれることはたくさんあると思うのです
けれども。
例えば、今やっている仕事内容は、他の店舗でもありますよね?」

S上司;「あるよ」

私;「それじゃ、こっち(今の障害者配属部署)に仕事がない
時は、そっちへ行って手伝うとかすれば、障害者の仕事量も
維持できるのではないでしょうか?」

これは勿論

「こうすれば会社は、まだAさんを辞めさせなくて済んだの
ではないか」

という本音が、私にあったからだ。
しかし、S上司は健常者側の都合を言ってきた。

S上司;「仕事はあるのだけれどもね、それ以前の問題がある。
今の部署の人は、みんなキミのことをわかっているでしょ。
でも、一時的なヘルプ業務で、キミのことを知らないところへ
行ったら、どうなるか?
事故とか起きるかもしれないよ」

私;「あー、なるほど・・・。
それを心配しているんだ・・・。
私の障害を理解していないところへ行くと、事故とか、
トラブルが起きてしまうかもしれませんね」

S上司;「そうだろう。
だから、そういうわけにもいかないんだよ」

私;「でも、ウチの部署だって、今までトラブルが起きた
ことはありますよ」

S上司;「実はね・・・。
ウチにいる人の何人かは、最初は他店舗にいたが、
成績不良でここに異動になったヤツもいるんだ」

私;「あー・・・。
そういえば、F上司って、よくトラブルやミスが
出ましたよ」

S上司;「あいつはバカだからだよ。
そういうのもいる」

私;「どこの会社にだって、一人ぐらいはいますよね。
そういう人は」


聴覚障害者ときちんとした筆談コミュニケーションが
できないバカが、どこにだって一人ぐらいはいる、
というのなら、それは仕方のないことだと開き直れない
ものだろうか。

なぜ、そのリスクを恐れるばかりで、「障害の克服」という
チャレンジ精神を持たないのだろうか。
障害者だけに努力させ健常者は何もしない、
というのはアンフェアなのではないだろうか。
これでノーマライゼーションなんて、本当に実現できる
だろうか。

なぜ、能力の低い健常者のせいで、有能な聴覚障害者まで
諦めなければならないのか。

残念だが、そのツケは結局、真っ先に聴覚障害者への差別と
なって、跳ね返ってくる。

健常者の消極的な姿勢一つで聴覚障害者は、様々な仕事を
覚える機会、自分の能力を伸ばす機会、評価される機会、
昇進昇級でき、障害者福祉への依存から脱却できる機会など、
あらゆる可能性を奪われてしまう。
聴覚障害者は、能力がないのではない。
愚かな健常者によって、無能力化されてしまっているのだ。

それでも、これを「仕方がない」と諦める聴覚障害者は結構多い。
しかし、これに納得できない聴覚障害者だって、少なくはない
と思う。

あなたなら、どう思うだろうか?


こんなふうでは、いつまでたっても、聴覚障害者を理解する
輪は、社会に広がらない。
健常者は、理解促進なんかする気はないのだ。
手話サークルがやっている、あの馬鹿馬鹿しい手話ごっこと
同じだ。

それはやはり、聴覚障害者を理解することも、会社にとっては
負担になる、と考えているからなのだろう。
だが、これが差別なのだ。
こういうふうに、聴覚障害者を閉じ込めておく発想、
雇用のあり方がバリアであり、真の差別なのだ。
そして、これを「配慮」と勘違いしているバカが、健常者なのだ。


もしかしたら、聴覚障害者ジョブコーチの仕事をしている人も、
この記事を読んでいるかもしれないので、書いてみよう。


「仕事を覚えるまでのサポートをしても、その部署での仕事
がなくなれば、その障害者はクビになるのですか?

私たち(ジョブコーチ)の仕事も、それだけの価値しかない、
と言うのですか?」

こんなふうに思っているかもしれない。
企業の“障害者使い捨て雇用”が、助成金も就労支援という
努力も、ムダにしているのである。

企業は障害者だけでなく、女性を主とした社会資源まで
バカにしているのか?
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by bunbun6610 | 2014-07-15 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題E

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610