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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

<   2014年 04月 ( 44 )   > この月の画像一覧

「良かったこと」として、他の聴覚障害者からも
よく挙げられているのが

「しつこい勧誘に遭わない」

ということがある。

どんなに熱心なセールスマンがやってきても

「耳が聞こえませんので」

と言うと、ほとんどの人は即退散してゆきます。
これが、面白いように、なのです。


しかし、宗教勧誘の場合は、違ってくる。
例えば「エホバの証人」。
その人たちからの勧誘に遭った人は分かると思うが、
いい人そうな人ばかりで驚く。

私が「耳が聞こえません」と言うと、筆談用具を必至に
探しては取り出して、丁寧に筆談を始める。
こうなると、追い出すのが大変になるので、
付き合わないほうがいい。

創価学会」の人の反応はまた面白い。

「耳が聞こえるようになりますよ」

と説き続けてくるのである。
何の科学的根拠もないのに

「信じて、そして聞こえるようになった人も
いますよ」

と(筆談で)言うのだから、呆れる。
こんなふうになってくるから、宗教団体は関わらない
ほうがいい。

とにかく、障害者だと知ると、哀れみでこういうことばかり
言うのが、気に触るのだ。


反対に「悪かったこと」として最近あったことは、
歓送迎会で新たに私の職場に異動してきた社員と
挨拶をしたとき

「私は耳が聞こえませんので、この筆談ボードに
書いて下さい。
よろしくお願いします」

と自己紹介したら、自然に手を左右に振って

「ああ、いいよ。わかった」

と言っただけ。
これって、聴覚障害者にとっては内心、物凄い怒りで
満ち溢れてしまう態度だと思うのだが。
こんなヤツとは二度と話したくないし

「コイツに仕事を頼まれても、オレは引き受けない!」

とさえ思った。
少なくともこの職場ではこっちが先輩なんだから、
さりげなく、意地悪をしてやろうかと思った。
筆談がイヤだというのなら、彼の仕事は引き受ける
こともないと思うが。


「そんな失礼な人って、いるの?」

と思う健聴者もいると思うが、実際、よくあることだ。
他人同士だと、なおさらそうだ。
だから、聴覚障害者は自分の障害のことを、
不必要に言いたくないのだ。
障害を隠すつもりはなくとも、私はこれがイヤでイヤで
たまらないのだ。
だから、もういちいち、言いたくなくなった。

健聴者も

「歓迎会の挨拶で、そんな人のようにやったら、
嫌われて損すること間違いなし」

と覚えておいたほうがいい。
思わず、ついやってしまう健聴者が、必ずいるものだ。
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by bunbun6610 | 2014-04-30 18:30 | 聴覚障害者心理


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140429-00185896-soccerk-socc



ビジャレアル、バナナを投げたファンに
一生涯の出入り禁止を決定


SOCCER KING 4月29日(火)17時38分配信

ビジャレアルは、27日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節の
バルセロナ戦で、バルセロナに所属するブラジル代表DFダニエウ
・アウヴェスに向かって、バナナを投げ込んだ観客に対してスタジアム
への出入り禁止を一生涯科すことを決めたと28日に発表した。

 ビジャレアルはクラブ公式HPで次のように声明を発表している。

「クラブは昨日のバルセロナ戦で、ファンがピッチ上に物を投げ込んだ
行為に対して深い後悔と非難をしています。
警備員達と忠実なファン達のおかげで、クラブはすでに容疑者を特定し、
シーズンチケットを無効にすることと共に、生涯のスタジアム出入り禁止
を科すことを決定しました。
クラブはもう一度、ピッチ内外での敬意、平等、スポーツマンシップ精神
と公平さをより引き締めて追及する事と、暴力や、差別、人種差別、
排外主義などに対して更なる断固とした否定をする事を示します」

 容疑者は、スタジアム内の防犯カメラによって特定され、スペイン
反暴力委員会によるさらなる罰則が科される模様となっている。



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〔関連記事〕


『差別横断幕:浦和に無観客試合 Jリーグ初の処分』
〔2014-03-13 21:03〕



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【追記】(5月1日)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140501-00000005-spnannex-socc


話題の“バナナ男”逮捕
 …相手ユースチームのコーチ
  禁錮の可能性


スポニチアネックス 5月1日(木)6時45分配信

27日のリーガ・エスパニョーラの試合中にバルセロナDF
ダニエウ・アウベスにバナナを投げ込む人種差別行為を行った
26歳の男が29日、スペインの警察に逮捕された。

 地元メディアは、男が対戦相手ビジャレアルのユースチーム
のコーチで、既に解雇されたと報じた。
ビジャレアルは永久入場禁止などの処分を科した男の身分に
ついて明らかにしていない。
人種差別行為で有罪となれば禁錮3年の可能性があるという。


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障害者や女性など、あらゆる差別行為も禁止する(厳罰化)
法律ができたらいいと思うのだが。

例えば、車椅子の人だけを乗車拒否するタクシー運転手って、
今でもいるそうだ。
あれもひどいと思う。
あれがどうして、なぜ何も咎められないのだろうか。

人種差別って、まだなくならないというのが驚きだが、
実は、聴覚障害者同士だって、差別はずっとある。
結局、人間って、そういうものなのだろうか。
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by bunbun6610 | 2014-04-29 23:08 | 人権、差別
新和歌山ラーメン『極(ごく)ジョー』

アレアレア立川みなみ ラーメンスクエア


実は、和歌山ラーメンが大好きです。

「豚骨醤油味スープ」というらしい。
本州の真ん中あたりに位置するからなのか、
博多(とんこつ)と東京(しょうゆ)の味が合流して、
合わさったような感じもする。

味の中和地点というのかな?
そんな食文化もあるようだ。

麺、スープともに、味がしっかりしている。
是非、再訪してみたい。


『和歌山ラーメン』(700円)
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by bunbun6610 | 2014-04-29 19:30 | 食べ物(ラーメン編)
X労働組合のT氏、
事務C支部 委員長のY・W氏(A社■課■係)
と面談した。

昨夜、僕がY・W氏宛に送ったメール
「通訳費用はどうするのか?」
という問いに対する回答だった。

聴覚障害者対応の通訳は本来、
個別にも対応したいところだが、
費用負担がかさんでしまうと難しくなる、
という理由で、
後日に障害者をまとめて集め、
通訳を配備したい、という考えだった、
という説明をしてくれた。

私はそれに対しては、メリット、
デメリットの双方があると話した。

障害者だけ集まってやっても、
健常者とのノーマライゼーション、
互いの理解促進は進まない、と話した。

反面、障害者同士のほうが理解は深まりやすく、
本音も言いやすく、
活発な意見交換ができるのではないか、
とも話した。

どうすればよいかは決まっていないが、
皆の組合費で運営していることもあり、
周囲の理解が得られないと、
聴覚障害者への個別対応にまで
負担するのは難しい、
ということだった。

もちろん、これはこれで大切な理由であり、
やむをえない事情として理解できる。

私は「派遣センターが無料個人派遣を
認めてくれるかもしれないので、
その返事次第で、対応を決めたい」
と伝えた。
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by bunbun6610 | 2014-04-28 19:00 | 就労後の聴覚障害者問題Z1
『ユニクロ「障がい者」社員いじめ・パワハラを告発する!』
〔週刊文春 2014/05/01日号(2014/4/24 発売)〕



http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3907


週刊文春によると、自閉症の障害を持つ
石尾さん(仮名)の事例で、勤務先の上司が
N店長に変わってからは、仕事内容を変えられ、
いじめも起きたというふうに書いてある。

これもやはり、健常者個人の人格的欠陥から
起きた問題なのだろうか。(※1)



(※1)同様の事例では、たとえば当ブログ

『聴覚障害者差別の原因は、健聴者の人格的欠陥にある』
〔2014-03-31 19:00〕


参照。
これみたいに。



ちなみに、よその会社だと、このような健常者
上司は人事部に告発されて、その後、
何人かは人事異動でいなくなっている。
障害者配属部署には不適ということで、
現実にリーダー職からも外されているのだ。(※2)


(※2)当ブログ

『労働問題にある、聴覚障害者とのコミュニケーション』
〔2014-04-25 18:30〕



『上司が異動、交代へ。』
〔2011-10-04 18:00〕


参照。



ところが、ユニクロの対応は、障害者のほうを
辞めさせたいようだ。
これが障害者や親、マスコミなどの目には
“追い出し工作”(※3)と映っているのだろう。

助成金の支給期間は2年――。
だからユニクロは、新しい助成金が欲しく
なったのだ。(※4)
それには、もう長く働いている石尾さんを、
そろそろ辞めさせたかったのだろう。
一人の知的障害者を30年以上雇用し続けて
いる、ある優良企業とは、考え方が大違い
なのだ。


(※3)
「結局、石尾さんの契約は13年4月から9月末
まで更新されたが、『次の仕事を見つけるまでの
猶予期間』とされた。
その後もユニクロ側は自主退職を迫る姿勢を
崩さなかった。
石尾さんはユニクロに籍がありながらも『会社
に来ても仕事がない』と言われて働けず、
その上、社会保険料を支払わなくてはならない
状態に追い込まれた。」(34ページ)


〔参考情報〕

『エグすぎる“リストラ追い出し工作”実例集』
〔2013-05-03 22:47〕





(※4)〔参考記事〕

『障害者雇用助成金と合理的配慮の関係は?』
〔2014-04-15 18:30〕


『障害者雇用助成金の不正受給になりませんか?』
〔2013-11-16 08:24〕



人事労務コンサルタントmayamaの視点
『解雇・会社都合退職と助成金の不支給』
〔2012-03-23〕




また、勤務時間のことはどうだろうか。

「週30時間労働の契約にもかかわらず、
店長の判断で午前中に帰らせたり、
シフトから外すことも日常的にありました」
(35ページ)


というのは、弁護士に相談すれば、問題だと
見なされる可能性が高い。
労働法にもあるからだ。

石尾さんに大きな非がない限り、会社には
少なくとも「休業手当」の支払い義務が
生じるはずだ。


もしもこんな目にあった場合は、証拠を揃えて
労働基準監督署に相談し、
直ちに是正勧告してもらいましょう。
社会保険労務士のいる、きちんとした会社
ならば、こういうのには弱いのであるから、
労働者が弱気になると損をする。


他には、こんな資料もあった。

『職場のいじめとは何か?』(PDF資料)
ファーストリテイリングで起きた事例(16ページ)



障害者側の実感としては、障害者雇用の場合は、
直接的な“いじめ”より、“辞めさせ型”(退職強要
〔11ページ〕)にするケースが多いような気がする
のだが。

なぜそれが多いのかというと、やはり、企業に
とっての狙いとしての、助成金の繰り返し受給と
関係がある。
この額が、大変大きい。
重度身体障害者は一人につき100万円、いえ、
240万円なのだ。

「障害者を解雇すると、助成金が凍結される
可能性がある」

も、本当の話である。


週刊文春の記事には、全然驚きではない、と思う。
むしろ、いじめやパワハラの内容について、
もっと具体的事例を書いてほしかった、と思う。
何が差別なのかが、健常者にはまだわからない
から、こういうことが際限なく起きていると思う。


一人当たりの労働時間を短くするが、障害者は
大量に雇用する・・・。
これはどういう意味だか、もうわかることだ。
障害者雇用助成金を受給する、一つのテクニック
であるし、「障害者雇用のフロントランナー」なんて
社会的認知を上げるための手法でもあると思う。
その宣伝効果で、「働いてみたい」という障害者が
次々と来るから、障害者求人にも困らなくて済む
のだろう。
これで、どんどん助成金を受給できるシステムが
会社に出来上がる。

結局は、ユニクロも障害者を“安価な消耗品”として
利用しているだけなのだろう。



〔当ブログのユニクロ関連記事〕

『合理的配慮と理解で、障害者の雇用促進を』
〔2011-12-07 20:48〕




『聴覚障害者にできない仕事』
〔2012-05-02 11:56〕



『『障害者雇用の成功事例』(2006年5月)より』
〔2012-11-03 18:00〕



『ユニクロの名誉毀損認めず=サービス残業は「真実」―東京地裁』
〔2013-10-19 08:02〕




『日経ビジネスにみる、障害者雇用戦略』
〔2013-01-03 11:26〕



『「残業代ゼロ」一般社員も 産業競争力会議が提言へ』
〔2014-04-22 22:41〕




ついでにですが、下の記事は障害者雇用の現場
にも関わっておられる、ジョブコーチさんからの
お話です。
ユニクロの問題点と全く同じことが書かれており、
もしかしてユニクロの障害者雇用実態も、
すでにジョブコーチ員の仲間と共に、ご存知だった
のかもしれない。
ジョブコーチさんだったら現場の目撃証人だった
はずです。
こうした仕事には守秘義務があるので、外部に
漏らせないという事情もあると思いますが・・・。

『『障害者雇用とパワハラ①』』
〔2014-01-06 18:30〕

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by bunbun6610 | 2014-04-27 18:30 | ブラック企業と障害者雇用
横浜ラーメン『大黒家製麺』(梅田橋店)

 神奈川県横浜市都筑区池辺町4800


実は、私は横浜家系ラーメンというのは、今までほとんど
食べたことがない。
試しに入ってみた。
自動券売機で『キャベツラーメン』(750円)を買って、注文する。

次の3つを、お好みに調節できるという。

 ①麺 ; 硬め 普通 柔かめ

 ②脂 ; 多め 普通 少なめ

 ③味 ; 濃いめ 普通 薄め


キャベツラーメンを頼んだ私は、麺だけ「硬め」、
その他は「普通」でお願いした。

東京で見かける「キャベツラーメン」といえば、
生キャベツで出している店も多い。
(生キャベツの上に調味液がかかっていたりする)

そう思っていたから、シャキシャキ感に合せて、
麺も噛み応えがないと負けてしまう、と思ったのだ。

ところが、出てきたキャベツラーメンは、
茹でたキャベツが乗っていた。
そのままでは水っぽいので、スープにくぐらせてから食べる。

麺は「硬め」にしておいて、正解だったと思う。
麺もキャベツ、スープと一緒に絡めて食うと美味い。
太めの縮れ麺とキャベツが、やはり合う。

スープは、もっとこってりしているかと思ったが、
意外とあっさりしている。
味としては

「主張が何だかよくわからず、中途半端ではないか」

という気もするが・・・。

『キャベツラーメン』(750円)・・・海苔は3枚乗っている。
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by bunbun6610 | 2014-04-27 18:00 | 食べ物(ラーメン編)
聴覚障害者にある情報障害というのは、
いろいろあると思う。

「耳が聞こえない、聞こえなくなる」

ということは

「耳から音声情報を取り入れることに不自由をする」

ということになる。
一旦覚えたはずの読み方も忘れていったり、
わからなくなる。
漢字を、自分勝手に解釈して読んでいたりする。


「聴覚障害者にしては、文章力があるので、
頭がいいほうだ」

と思われている。

ところが! である。
その一つに、誰もが知っている漢字の読み方がわからない。
あるいは忘れる、といったことがある。

中途失聴者の場合はもう、耳からは音声情報を
ほとんど聞くことができないので、忘れていくし、
失聴後に目にした漢字の読み方だって、
さっぱりわからない場合がある。


●テレビに出ているデカ文字に

「初かつお」

ってあったけど、どう読むんだっけ?
これも知らない、忘れたなんて、恥・・・だろう。

●「四則計算」って、「よんそくけいさん」と読むんだったっけ?

●「韓流ドラマ」を「かんりゅうドラマ」と、ずっと読んでいた。

●ファミリーレストランのメニューに載るようになった
「三元豚」は、どう読むの?


地名の正しい読み方を、ずっと知らなかった。

●浅草の「雷門」を約40年も「らいもん」と読んでいた。

●「千歳烏山」を「ちとせとりやま」と、ずっと読んでいた。


有名人、アイドルとかの名前の呼び方も知らなかったりする。

●「AKB48」って、「アキバよんじゅうはち」って読むの?

●「EXILE」って、「エクシル」って読むのか?


いや、これではいつのまにか笑われてしまうから、
もう自分からしゃべりたくなくなってきたな、
こりゃ・・・。

本で読んでも、大人が読む本にはもう、
ルビがないから勉強のしようがない。

「初かつお」の読み方をパソコンで調べてみたが、ない。
あまりにも、誰もが自然に聞いているような
言葉の読み方なんて、調べても簡単に見つからないようだ。

地域の聴覚障害者対象文章教室で、是非、
こういう学習教室をやってほしいものだ。

そうしないと、発語訓練をしても、だんだんと声を
使わなくなくなっていってしまうものなのだ。

「大人になったら笑われたので、声を出すのをやめた」

という、ろう者の話も、よく聞く。


単に耳が聞こえなくなったからだけではなくて、
最近話題になった言葉はわからないし、
言葉も忘れてゆくから、だんだんと話さなくなってしまう、
ということもある。
言葉のアクセントも、忘れていったり、
新たに覚えることが難しくなっている。
だから、私の場合は、専ら、このブログで言いたいことを
言う場合が多くなった。
本当に自由な話しをする場合は、声は出さず、
聴覚障害者と手話だけでする場合が多くなった。
だから、手話ができる人としか、話さなくなっていった。

健聴者に、よく

「聴覚障害者の世界って、狭いね」

と言われるが、その通りなのだ。
けれども、それを認めるかわりに、
私にも言わせてもらおう。

「健聴者も、聴覚障害者のことを、ほとんど知らないのだ」
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by bunbun6610 | 2014-04-26 18:30 | 聴覚障害

〔関連記事〕

『職場内障害者授産施設(障害者雇用) (14) 健常者の不満』
〔2013-11-27 19:00〕



『過重なノルマとサービス残業 - 聴覚障害者雇用の実態』
〔2014-03-24 19:00〕



『聴覚障害者差別の原因は、健聴者の人格的欠陥にある』
〔2014-03-31 19:00〕



『こんな上司は要らない!』
〔2014-04-07 18:30〕



『性悪者は直らない - 職場での聴覚障害者差別問題』
〔2014-04-09 18:30〕



『障害者雇用で見える、デキる上司と、デキない上司の違い』
〔2014-04-11 18:30〕



この話は、おそらく手話通訳士のような、
聴覚障害者労働問題にも詳しくなるような仕事を
されている方なら、わかると思うのだが。


以下のような、聴覚障害者による参考記事もある。

特集/聴覚障害者のコミュニケーション
『ろう者コミュニケーションの諸問題』
(野澤克哉氏 1985年11月)




以前から、職場のすべての人に

「仕事の説明など、大事な話は、
必ず筆談でして下さい」

と頼んであり、部長、人事部にも言ってもらってある。

ところが、それを守らない上司が一人だけいる。
もう、このブログにも何度も出ているが、
その人がF上司である。


この日も、仕事を頼んできた。
一番、私に仕事を頼むF上司が、肝心な筆談を
しないのである。
理由は、彼が面倒に思っているからである。


【事例1】(ヒヤリハット)

書類ファイルの紙切れに「3月3日(月)」とだけ
書いてあった。

いつものように、F上司は早口で仕事の説明をした。
私は、聞こえないので、F上司の話が終わった
後に、推測で

「この書類は3月3日(月)にやる仕事ですね」

と言ってみて確認したら、F上司は

「違う」

というジェスチャーをし、やっと筆談を始めて

「3月3日までにやって。
だから、今日やって下さい」

と言った。
(こうなるから、初めから「筆談してください」と
言っているだろ!)

危うく、間違えるところだった。

これは確かに、聴覚障害者の労働問題では、
よく間違えやすいこととして事例紹介がある。

「~にやる」と「~までにやる」という日本語は、
わずかな助詞の違いに見えるが、意味は違う。
聞き取りにくい、あるいは聞こえない人に対して、
音声言葉で説明をすると、こういう重大ミスにも
つながりかねないので、皆さんも注意したいところだ。


【事例2】(ヒヤリハット)

いつものように推測力を働かせて、F上司の話を
聞き取ろうとした。
あれ? 今のは、どうもよく聞き取れない。

「ひがしむらやまにいってください」
(東村山に行って下さい)

「ひがしやまとにいってください」
(東大和に行ってください)

どっちだったのかな?

F上司が間違えて言ったのか、それとも私が
聞き間違えたのかわからなかったケースである。

書類で確認することで、わかった。
「東大和」と書いてあったのだ。
仮に、F上司が「東村山」と間違えて言ったとしても、
「東大和」に行くのが正しい、とわかる。

私は

「東大和ですね」

と確認のために言ってみたら、F上司はびっくりして、
もう一度書類を確認していた。
どうやら、F上司が間違えていたようだ。
こんなこともあるものなんだと、驚いた。


【事例3】(ヒヤリハット)


「たかはしさん」(高橋さん)

「たかさきさん」(高崎さん)

これも、どっちなのかわからなくなってしまった
事例である。
私は「高橋さん」と聞いたような気がしたのだが、
F上司が用意した書類には「高崎」とある。
しかし、自分の耳には自信がないので

「もう一度確認すべき」

と思い

「この書類、名前が高崎さんでいいのですか?」

と聞いてみたら、何と! 信じられないことに
F上司の手書きミスだったことが判明。
F上司は私の出発直前に慌てて、修正した。

あわや、ミスになるかもしれないところだった。
変な話だが、自分の耳に自身が持てなかった
のが、かえって良かった例である。


【事例4】(ヒヤリハット&問題事例)

その他にも、F上司の場合、書いてもらった
字があまりにもひどいクセ字で、
読めない場合も多々あった。
それで

「何て書いてあるのですか?」


と聞き返したり

「字をもう少し読みやすく書いて下さい」

と何度もお願いした。

しかし、直らないので結局、
私も読み飛ばすようになってしまった。


【事例5】(ヒヤリハット)
聴覚障害者のなかには、数字の聞き取りに弱い
人もよくいる。
たとえば、時間や数量などである。
例えば、口型が似ている数字は見分けにくい、
母音が同じ数字は聞き分けにくい、とか。
それで、単純なコミュニケーションでも、
3回くらいは聞き返すことがよくある。
私は「じゅう」が聞き取りづらくて「11時」なのか
「1時」なのか、わからなくなってしまう場合がある。

さらに、これも【事例1】と同様、助詞の聞き取り
間違いと併せて、意味を取り違えてしまったり
するケースまである。

「1時までに戻って来て」

「1時には戻って来て」

「1時に戻って来て」

どれも「1時」という時間制約の言葉であるが、
意味の微妙な違いはある。

F上司は

「1時頃には戻って来て」

と言う場合もあるが、意味が曖昧なので、
仕事の命令としてはふさわしくない、と思う。

こういうケースでは、私が

「1時ですか?」

と聞き返して、上司が

「そうです」

というやり取りができたから、というのでは
ダメなのだ。
1時にどうしておくかも、大事なのだから。


【事例6】(ミス)

KUさんから仕事を頼まれた。
終わったときに、問題が発生してしまった。

書類に訂正が必要になったので訂正したが、
訂正印が必要になった、とのこと。

それで、そのことをメモ書きにして、
KUさん宛にし、グループの取りまとめ役
・F上司に書類とセットにして渡した。

後日、その書類の仕事に取りかかると、
訂正印がないことに気づいた。
それで、そのことをKUさんに連絡した。
ところが、KUさんは

「何のことだかわからない」

と言う。
それで

「F上司から私の書いたメモ書きをもらって
いませんか?」

と聞いたら、返事は

「もらっていない」

だった。
訂正印がなければ、書類を受け取ることができないので、
その仕事は途中で中止になってしまった。

原因はF上司が忘れていたことにあったようだ。



【事例7】(ミス)
途中で中止せざるをえなくなった業務も、何度かあった。

F上司の考えたやり方は、仕事の段取りが無茶苦茶で、
合理的でない。

これでは効率的な仕事ができないため、時間が上手く
使えない、交通費の無駄も出ている。
パワハラに近い命令(要求)もあった。


【事例8】(ミス)
F上司の指示で動いたが

・強行軍みたいなスケジュールを指示する。

・はじめから

「時間的に、これを今から全部やるのは無理だ」

とわかる指示を与えてくる。
(「パワハラ」に近い)

・目的地へ着いた途端に、なぜか中止命令。

「すぐに帰って来い」

と言われた。
原因は、担当者のミス。
そのため、時間も交通費も無駄になってしまった。


そしてついに、私も

「これでは、F上司とは正確なコミュニケーションが
できない」

「仕事が効率的にできない」

ということで、部長と人事部にも事例報告し、
対策を考えてもらうよう頼んだ。
F上司が書いた拙い筆談の紙切れは保存しておき、
人事の人に証拠として見せた。
こうすると、より効果的である。

そして、その約2週間後、人事異動があり、
F上司は別の部署へ飛ばされてしまった。
突然のサヨナラ劇になってしまったが、もともと、
F上司はこの部署の人からの評判が良くなかったので、
それでよかったようであった。

Sさんは、私の入社時から

「あいつ(F上司)、キライなんだよなぁ。
あいつの仕事は、頼まれてもやらなくていいからな」

と言っていた。

実際には

「頼まれたらやるのが仕事」

だから断らなかったが、やっているうちに、
どんどん要求がエスカレートしていったので、
F上司が嫌われる理由がわかったのである。

D上司はこう話していた。

「(F上司とは)最初だけ、仲良くやっていたけれども、
今は犬猿の仲だよ。
6年間もやってきたけど、これで良かったな。
仕事の段取りは下手だし、ミスも多いし、
ウソもつくし・・・。
『何枚舌を使うんだ?』と思ったよ」

それを聞いた私も

「いなくなって良かったんだ」

と思った。

職場の飲み会があっても、いつもF上司だけは
欠席だったので、初めのうちは

「なぜなのだろう?」

と思っていた。
だが、だんだんとわかってきた。

一言で言えば、今の職場ではF上司は誰とも
不仲なのである。

最後となる歓送迎会でも、やはりF上司だけが
欠席だったので、やはり異動したほうが
よかったくらいだったのだ。

その時には、私は別のグループの人に、
こう打ち明けた。

「D上司とE上司のグループでは、
仕事が終わったことを報告すると、必ず
「ありがとう」と、お礼のメールをくれるのに、
F上司のグループだけ、お礼のメールも
くれない人がいるんですよ。
そのグループの、みんなではないのですけれども、
なぜか、F上司のグループだけは、
みんなバラバラなんですよ」

と言うと

Kさんは

「それはね、やっぱし、そのグループのトップ
(F上司)のせいなんだよ」

と見抜いていた。

くだらない愚痴話と思うかもしれないが、
実はこれは健常者の人にも、有益な話だと思う。
社内の人の本当の人格を知りたければ、
その職場で雇用されている障害者や、
女性にこっそり聞いてみるとよいだろう。
障害者や女性に対してこそ、その人の真の人格、
本性が顕れるからだ。
障害者だからといって、侮るような健常者は、
いつかその人も人事部などへ告げ口されて、
左遷部門へ飛ばされるかもしれない。

F上司は、今は男ばかりの、たった4人しか
いない職場の、一番下っ端として働いている。

というわけで、障害者のいる部署は、
パワハラ上司として名高かったF上司が
消えたため、今はみんな幸せになった様子である。

皆さんも、参考にして職場の差別解消に一役
買ってほしい。
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by bunbun6610 | 2014-04-25 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題E
★聴覚障害者にも役に立つ障害年金知識



松浦貴広のねんきんブログ
『障害年金の手続・仕組みなど』




『help-障害年金手続き 第1回』
〔2007-12-19 22:51〕



『help-障害年金手続き 第2回』
〔2007-12-22 15:06〕



『help-障害年金の手続き 第3回』
〔2007-12-28 19:32〕



『help-障害年金の手続き 第4回』
〔2008-01-03 13:01〕



『help-障害年金の手続き 第5回』
〔2008-01-08 00:38〕




『help-障害年金の手続き 第6回』
〔2008-01-14 00:25〕




『help-障害年金の手続き 第10回』
〔2008-02-10 00:43〕





『help-障害年金の手続き 第11回』
〔2008-02-18 00:20〕




『help-障害年金の手続き 第12回』
〔2008-02-26 21:38〕




『help-障害年金の手続き 第13回』
〔2008-03-05 21:01〕




『help-障害年金の手続き 第29回』
〔2009-03-11 21:10〕




『help-障害年金の手続き 第30回』
〔2009-04-03 20:01〕




『help-障害年金の手続き 第32回』
〔2009-06-06 13:32〕




『help-障害年金の手続き 第33回』
〔2009-07-07 00:50〕




『help-障害年金の手続き 第35回』
〔2009-09-08 00:41〕




『help-障害年金の手続・仕組みなど 第43回』
〔2010-05-06 00:43〕




『障害年金の手続・仕組みなど 第62回』
〔2011-12-14 00:40〕




『障害年金の手続・仕組みなど 第78回』
〔2013-03-15 00:25〕




『障害年金の手続・仕組みなど 第80回』
〔2013-05-24 00:12〕




『障害年金の手続・仕組みなど 第87回』
〔2013-12-24 00:24〕




『障害年金の手続・仕組みなど 第88回』
〔2014-01-24 00:21〕




『障害年金の手続・仕組みなど 第101回
(障害給付 受給権者支給停止事由消滅届)』
〔2015-02-20 00:35〕

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by bunbun6610 | 2014-04-24 18:30 | 年金・無年金障害者の問題
こういうのって、本当に“成長戦略”と言えるのだろうか?
社会学者などの見解を聞いてみたいものだ。

サービス残業は、聴覚障害者も随分とやっている
ケースもある。
肉体労働者としては、決して重度身体障害者
というわけではないからね。



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140422-00000008-asahi-pol


「残業代ゼロ」一般社員も
 産業競争力会議が提言へ


朝日新聞デジタル 4月22日(火)8時1分配信


 政府の産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)は、労働時間にかかわらず
賃金が一定になる働き方を一般社員に広げることを検討する。
仕事の成果などで賃金が決まる一方、法律で定める労働時間より働いても
「残業代ゼロ」になったり、長時間労働の温床になったりするおそれがある。

 民間議員の長谷川閑史(やすちか)・経済同友会代表幹事らがまとめ、
22日夕に開かれる経済財政諮問会議との合同会議に提言する方向で調整
している。
6月に改訂する安倍政権の成長戦略に盛り込むことを検討する。

 労働基準法では1日の労働時間を原則8時間として、残業や休日・深夜の
労働には企業が割増賃金を払うことを義務づけている。
一方、企業には人件費を抑えたり、もっと効率的な働かせ方を取り入れたり
したいという要求がある。

 いまは部長級などの上級管理職や研究者などの一部専門職に限って、
企業が労働時間にかかわらず賃金を一定にして残業代を払わないことが
認められている。
今回の提言では、この「残業代ゼロ」の対象を広げるよう求める。

 対象として、年収が1千万円以上など高収入の社員のほか、高収入
でなくても労働組合との合意で認められた社員を検討する。
いずれも社員本人の同意を前提にするという。
また、当初は従業員の過半数が入る労組がある企業に限り、新入社員
などは対象から外す。

朝日新聞社



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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140423-00000002-pseven-bus_all


再浮上する残業代ゼロ案は
「企業をブラック化する」と専門家


NEWS ポストセブン 4月23日(水)7時6分配信


 第一次安倍政権下で導入がはかられ、2007年に一度は見送られた
「ホワイトカラー・エグゼンプション制度(WE=労働時間規制適用免除制度)」。
いわゆる“残業代ゼロ”の成果主義案が、政府の息がかかる産業競争力
会議の民間議員によって、再び俎上に載せられている。

 安倍首相はなぜ労働基準法で定められた「1日8時間、1週40時間」
の規定を崩してまで、企業の就業体系に踏み込んでくるのか。

「アベノミクスによる景気回復を本物にするためには、その担い手である
企業の成果がもっと上がらなければダメだと考えている。
だから、雇用の流動化を叫び続け、社員の“新陳代謝”を促すことで
生産性の向上につなげようとしている」(政府関係者)

 労働時間の枠で縛らなければ、在宅勤務も可能になるし空いた時間を
自由に使うことができる――。
競争力会議の中には時流に乗る「ワーク・ライフ・バランス」を例にとり
力説するメンバーもいるが、そんな耳障りのいい言葉にダマされては
いけない。

 人事ジャーナリストで、近著に『辞めたくても、辞められない!』
(廣済堂新書)がある溝上憲文氏が切り捨てる。

「経営サイドは<9時―5時でできる仕事なのに、サボッて残業代をもらう
のはけしからん>という論理で共通しています。
しかし、日本はまだ長時間労働が当たり前の現実がある中、そもそも
就業時間内で終わるような仕事を与えているかは疑問です」

 働き方や労働時間の配分を個人の裁量に委ねるといっても、仕事量
に対する成果、達成度合いを決めるのは、あくまで企業だ。
もっとも、国は労働時間の規制を外す代わりに、仕事の与え方を法律で
縛る、なんてこともできるはずがない。

 このままでは、残業代も休日手当てもなくなり、24時間365日働かされ
ても文句が言えない時代になってしまうのでは? との不安がよぎる社員
は多いはずだ。

「日常的に長時間労働を強いる“ブラック企業”はますます権力を振り
かざし、労働者は圧倒的に弱い立場に追い込まれていくでしょう。

 これまでも労働基準監督署に申告する残業時間を意図的に減らしたり、
変形労働時間制やフレックスタイム制など勝手な解釈で残業代を支払
わなかったりしてきた会社は、まさにやりたい放題です」
(ブラック企業対策の弁護士)

 国は企業内のメンタルヘルス需要が急増している実態を憂いながら、
かたや精神破綻もきたす長時間労働を助長させかねない政策を押し
通そうとしている。
前出の溝上氏が警告する。

「もともと何で労働時間の規制があるか。
長時間労働によって健康が蝕まれると労働者としての尊厳が失われる
からです。
そのペナルティーとして残業代を支払いなさいというのが法律の趣旨。
一連のWEの議論にはこの健康管理の観点が抜け落ちています。

 その一方で、残業代をもらっても過労死する人はいるので、お金さえ
払えばたくさん働かせてもいいのかという議論もあるでしょう。
いずれにしても労働者の権利を守る法律が緩められれば、労働環境は
向上するどころか悪化していく危険性を孕んでいることだけは確かです」

 アベノミクスは労働者を疲弊させ、ブラック企業を助長する――。
こんな雇用改革なら、日本経済が活性化するはずはない。


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【追記】(4月26日)

『労働時間規制緩和に対する懸念』


この規制緩和案の主な対象者は

「収入がおおむね一千万円以上の人」

だという。

だから

「その他の大多数の人には無関係だから、
心配しなくていい」

と、推進派の関係者は言いたいのだろうか。

確かに、一見、ヒラ社員やパート、アルバイトの人には
関係なさそうである。

しかし、対象になった上司や先輩社員からパワハラまがい
の要求をされたり、変な圧力をかけられ、仕方なくサービス
残業をさせられる、というケースは、昔から続いている。
これに拍車がかからないだろうか。

つまり、日本の伝統的な違法労働形態を、もはや合法的に
してしまう、というわけだ。

心配するのは、このような企業のブラック化のトップダウンには、
組織の下で働く労働者は誰も抵抗できないのではないか、
ということだ。
労働組合も相当懸念している。


例えば、私が以前に働いていた会社でもあったことだが、
上司は年棒制給与(固定給)、下の社員は残業代がつく、
という方式で、上司は不満を持っていた。

それで、その上司の場合は、自分の気に入った部下だけ
を呼んで、密約を結んだ。

内容は、

上司はその部下にだけSAの評価を与える、
部下はその交換条件としてサービス残業をする
(つまり、上司のために奉仕する)、

というものだった。

SAは最高評価で、B(普通レベル)の1.6倍の給与が
もらえる人事評価だ。

その評価が与えられるかわりに、残業代なしの労働、
つまりサービス残業に応じなければならない、
という交換条件だったのだ。

だからその職場では、他の社員に残業をさせる必要が
なくなったのである。
それが上司の業績アップにつながった、と会社は見たらしいので、
会社も何も言わなかった。

勿論、他の社員は全員

「おかしい」

と不満を持っていたのだ。

こういう手法は、ユニクロもやっているらしい、というインターネット
情報もある。
やっているところは他にもたくさんあるだろう。

ブラック企業は、実は一部の企業だけがよく槍玉に挙げられたり
するが、それは氷山の一角にすぎない。

いったんこうなると、その上司がクビになるか辞めない限り、
こういう企業体質はずっと続くだろう。
そして、こうしたことが広がれば

「こんな労働環境なのに今言っているイクメンなんて、
誰ができるの?」


という矛盾論も出てくるだろう。

労働環境改善は逆行か?

イクメンも形式的対策なだけか?

政府がメチャクチャだからなのか?

政府の指導力が問われるだろう。

企業のブラック化が進めば、少子化は歯止めがかからず、
日本社会は必ず衰退してゆくだろう。
安倍政権は、目先のことしか考えていないのだろうか。

ブラック化した上司の強要、半強制を拒否すれば、評価を
不当に下げられる可能性が濃厚だし、リストラ要因になる
かもしれない。
これは、労働者にとって、見えない恐怖心となる。
見えないストレスと常に向き合って、働かなければならなくなる。

これからの社会は、会社を気遣って、家庭を顧みなくなる人が
増えていく可能性もある。
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by bunbun6610 | 2014-04-22 22:41 | ブラック企業と障害者雇用