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蒼穹 -そうきゅう-

<   2013年 09月 ( 28 )   > この月の画像一覧

ダブルカウント障害者とは、
重度障害者(重度身体障害者及び重度知的障害者)を指す。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0112/h1226-1.html


特定求職者雇用開発助成金とは、
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/tokutei_konnan.html



ある会社の障害者雇用義務が5人だったとする。
でも、会社の本音は

「本当なら障害者を雇いたくはない。
でも法律で罰金を払うのも辛い。
だから、2人なら雇ってもいい。
しようがないから」

と考えていたとする。

ところが法令遵守をするとなると、
シングルカウント障害者なら5人雇わなければならない。

1人当たりに、月額8万円の給料を払うとする。
雇い入れる障害者は5人だから、障害者に払う給料は
月額40万円にもなる。

それで、罰金は0円になる。 助成金はなし。
人手もかなり余ってしまう。

これならば、5人も雇わないで、障害者1人不足につき、
5万円の罰金を払ったほうがましだと考える企業も出てくる。

もし障害者を2人だけ雇い、不足分は罰金を払えば、

月給2人分16万円+罰金15万円=合計額31万円になる。
このほうがいい、と考える企業もあるわけだ。


この例だと

「障害者は2人なら雇ってもいい」

ということだから、人件費として捻出できるのは、
月額16万円である。


そこで、ダブルカウント障害者を雇用すると、
3人雇えば、シングルカウント障害者6人を
雇っているのと同じ、とみなされる。

同じ賃金だとしても、人件費はどうなるか。
3人だから、障害者に払う賃金は24万円になる。

それで、罰金は0円、そして、障害者雇用助成金が
受給できるのである。
人件費も「24万円-もらえる助成金」の額だから、
企業の負担も少なくなる。

障害者雇用義務の大きな企業ほど、
企業にとってこのメリットは大きいと思われる。
大企業に重度の障害者がいるのは、そのためであろう。




〔参考〕
「『ダブルカウント制度と実際の雇用率』
第3回意見交換会において、重度障害者のダブルカウント制度に
対する貴省の認識として、ダブルカウント制度は、重度障害者の
雇用促進に有効ではないか、とのことであった。

しかし、JDF(日本障害フォーラム)加盟団体による調査によると、
シングルカウントによる実際の雇用率は2005年度で1.09%と
いうことで、1993年の数値と大きな変化が無いという結果が出て
いる。


また、ダブルカウント制度は障害者の尊厳にかかわる問題であり、
差別問題である。
実際の雇用促進効果に疑問がもたれ、しかも差別性を帯びている
ダブルカウント制度に代わる制度が必要であると考えるが、
どのようにお考えか。」

(P94 日本障害フォーラム・セミナー
『権利条約の原点とわが国の課題』〔2009年12月1日〕資料集より)


注1)現在の障害者実雇用率は1.6%台であるが、
これはダブルカウントによる水増しデータである。


注2)本気で障害者雇用を進めようとする気が無い会社こそ、
ダブルカウント制度を安易に利用しているのではないか、
という見方が強まっている。

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by bunbun6610 | 2013-09-30 18:00 | 就労前の聴覚障害者問題A

デシベルダウン運動

 デシベルダウン運動

この運動の主体団体は

一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会

です。


この運動は、どんな情況なのだろうか、
インターネットで少し調べてみました。

『軽度・中度難聴者のための運動のはずの
「デシベルダウン運動」って何?』
〔2012/11/05 18:38〕



これを見るともう、全然活発ではないと見える。

それに

「デシベルダウン運動を実現させようとするならば、
まずは運動の知名度を上げる努力をすること、
そして、運動への賛同者を増やすこと。

そうすれば、デシベルダウン運動がすぐに実を結ばなくても、
軽度・中度難聴者と言う存在の認知度も高まり、
「難聴です」と言えば、「ゆっくり、はっきり」
話してもらえる。

そうなるだけでも、今よりちょっと、難聴者が気持ちよく
社会生活を送れるようになるのではないか。」



これって、一体何だろう?
少なくとも、デシベルダウンは時間がかかりそうだ、
というイメージがある。
読む健聴者にも、早期実現の必要性が伝わりにくい
のではないだろうか。


障害者よりは軽度の難聴でも、障害者手帳がなければ
企業は全く相手にしてくれないのだから、
就労困難の問題は解決しないですよね。

当事者は皆、それに悩んでいるし、
もう死活問題だから、一日も早くデシベルダウンを
実現してほしい、と思っているはずです。(※)


(※)〔参考記事〕
当ブログ

『身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、
どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕




ところが、デシベル運動の情況は前述した通りです。

となると、就職問題を早く解決したかったら、
別の方法を探るしかないのではないか。


従来は、値段が高くても、高性能で自分の耳に合った
補聴器を捜し求めていました。
仕事道具と同じだから、幾ら高くても買う宿命だったのです。
それをいいことに、邪道なセールスで儲けている
補聴器販売店もあったでしょう。

近年、注目を浴びているのは、ハイブリッド人工内耳
だろうと思います。
難聴者の間ではよく話題になっています。

他には、これは将来期待されていることですが、
IPS細胞技術による聴神経の治療です。
難聴者から大きな期待が寄せられているようです。


重度聴覚障害者の立場からみて思うのは、
やはり、

難聴者が手帳を持ったら、企業にとっては、
障害者枠の中では最強戦力とみなされるだろうな、

ということ。
企業がそう見ていることは、間違いないだろうと思う。

こぞって、手帳を持っている軽度難聴者を奪い合うことだろう。

これはつまり、重度聴覚障害者の就労機会が奪われかねない、
ということを意味している。 (※1)


(※1)関連資料
当ブログ

『企業イメージを重視 求める人材を奪い合い』
〔2012-04-12 19:21〕



『身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、
どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕



『障害者間格差=不公平社会をつくるもの』
〔2012-08-28 19:21〕




もしかすると、これがデシベルダウンのネックになっている
のかも知れない。
では、スウェーデンやフランス、ドイツなどの外国では、
どういうふうに調整しているのだろうか。
これらの国の障害者実雇用率は、日本よりもずっと高い。 (※2)

勿論、外国では軽・中度難聴者も障害者です。


(※2)当ブログ

『日本の超恩恵型障害者福祉施策と、障害者の雇用率』
〔[ 2011-07-03 09:22]


参照。





『デシベルダウン運動って、何?』

そういえば、肝心のデシベルダウン運動の説明が
まだでしたね。
運動団体の全難聴のホームページにも、詳しい説明が
どこにあるのか、わからないです。
なぜデシベルダウン運動があるのか。

難聴の場合、その障害の認定基準がおかしいから
なのではないでしょうか。
そのため、支援が受けられない人がほとんどなのでは
ないでしょうか。
その点をあらためてもらいたいのだろうと思われます。


例えば補聴器にしても、お金に余裕がある人しか、
買えないと思います。
補聴器を比べてみても、福祉用補聴器の方が、
性能も良いし、安いです。
しかし、福祉用補聴器は障害者用なので、
一般の人は買うことはできません。

一般の難聴者が自腹で買っている補聴器は、
大した性能ではないようですし、
そのわりには高すぎると思います。
しかも、国からの補助はありません。
福祉用は補助があります。
低所得者なら負担はありません。
もっと高価な補聴器が欲しくても、
障害者なら不足分だけ自己負担すれば買えます。




スウェーデンの聴覚障害者 - 日本との比較を通じて /水野映子



上の資料で、スウェーデンと日本の比較結果を見てみよう。
39ページの図表1
『スウェーデン・日本の基礎的データおよび聴覚障害者に関するデータ』
を見てください。
ここには「該当年齢の人口に占める割合」が、スウェーデンでは14.1%
なのに対して、日本はたったの0.3%
になっている。
なぜこんなデータになるのだろうか?

日本は難聴児が生まれにくいのか?
そして、生まれた後にも、難聴になりにくい人種なのか?
割合がこんなに違うはずがない。
おかしいと思わねばならない。


日本の聴覚障害者認定基準は下の資料を見ていただきたい。

難聴者が暮らしやすい環境づくりを /水野映子
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by bunbun6610 | 2013-09-29 19:00 | 難聴・中途失聴

「障害者の定義」について - 日本の場合

 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab/r083/r083_005.html


この資料は、あまりに膨大な記述なので、
聴覚障害者に関係のある部分、あるいは参考となりそうな
部分だけを抜粋してみました。


『障害の定義』は、軽・中度難聴者も関心の高い項目だと
思われます。
難聴障害を持つ当事者団体が『デシベルダウン運動』を
行っているほどです。
両耳の聴力測定の数値だけで決められている現実があります。
しかも、日本の場合は、それが国際的にも非常に高すぎる
基準です。

当ブログの記事別アクセス数を見て思うのですが、
訪問者には、身体障害者手帳のない難聴者も多い
と思われます。
それだけ、就労面での悩みを持つ方は多いのではないか、
と思われます。
でも、軽・中度難聴者の就労問題は、この資料には
全く載っていません。
これはどうしたことでしょう。
多分、ほとんど知られていないのだろうと思います。

もしかしたら、今は人工内耳という方法があるようなので、
そっちのほうへ関心、興味が行ってしまっているの
かもしれない。

やはり、人生は働いて収入を得ることから始まるのですから、
それができないというのは深刻だと思います。
国が認定基準を変えるのを、待っていられません。
そこで、人工内耳が可能ならば、それに踏み切る方法も
あるようです。
確か「ハイブリッド人工内耳」とか、聞いたことがあります。



他に思うことは、働いていて思うのですけれども、
正直に言って

「聴覚障害者って、本当に身体障害者なのだろうか?」

と思うことがあります。

聴覚障害者は、耳が聞こえないという他は、
何も問題はありません。
むしろ、他の障害者を圧倒的に引き離すほどの
身体能力を持っています。
ですから、情報・コミュニケーション方法を視覚化する
ことによって、問題はほぼ片付いてしまうくらいです。
はっきり言って、健常者と変わらない労働力です。

アメリカ・マサチューセッツ州のマーサズ・ヴィンヤード島の話を、
知っていますか?


そこでは、島の人々――健聴者も、ろう者を障害者として
扱っていなかったという。

この実例と現代社会とを比較してみて思うこと、
それは、障害には二つあると思います。

一つは、身体機能の著しい減退や喪失によるもの、
そしてもう一つは、社会の直接・間接差別がもたらして
いるものです。

聴覚障害の場合は後者をなくすことで、
状況を大きく変えられる障害なのです。


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特集/障害の定義
日本における障害者の法的定義
―その現状と課題―

日本社会事業大学 障害者の法的定義研究会*

 資格制限諸法を除くと、障害者関係法の対象は
一般にその法によるサービスを必要とする人とする
のが自然である。
しかし実際には年齢、障害の発生原因(労災に限るなど)、
国籍などの制約があり、さらに法の一般的対象とされ
ても個別の給付・サービスについては保険料納付要件、
家族や住宅の状況、情報不足、交通困難、自己負担、
予算不足などで利用できないことも多い。
2人以上の聴覚障害者を雇用する事業主への助成制度
(手話通訳者委嘱など)と1人づつ雇用されている実態
との矛盾も指摘される。



 
1.障害者基本法
障害者の定義
 
基本法の障害者の定義に関する新旧条文、付帯決議、行政説明

〔障害者の定義〕

(旧)
この法律において「心身障害者」とは、肢体不自由、視覚障害、
聴覚障害、平衡機能障害、音声機能障害若しくは言語機能障害、
心臓機能障害、呼吸器機能障害等の固定的臓器機能障害
又は精神薄弱等の精神的欠陥(以下「心身障害」と総称する。)
があるため、長期にわたり日常生活又は社会生活に相当な
制限を受ける者をいう。


(新)
この法律において「障害者」とは、身体障害、精神薄弱
又は精神障害(以下「障害」と総称する。)があるため、
長期にわたり日常生活又は社会生活に相当な制限を
受ける者をいう。


==================================



>「2人以上の聴覚障害者を雇用する事業主への助成制度
(手話通訳者委嘱など)と1人づつ雇用されている実態
との矛盾も指摘される。



どこの会社でも、人事部が聴覚障害者を分散配置させていますが、
その理由がこれでわかりましたね。

大きな会社でも、内部は関連会社の部屋が幾つもあり、
障害者が一人だけ、雑用係として雇われている会社もあります。
名目は別会社なのですから、フロア全体では何人も障害者がいても、
一会社に一人ずつしかいないのと同じということになります。


==================================

 〈障害程度による除外〉
 聴覚障害が重度に限定されているため、福祉法による
補聴器の交付率(一定人口あたり)がヨーロッパの
10分の1以下で、文字放送アダプターの普及台数は
「聴覚障害者数」の2~3倍にもなっている。



 〈等級の問題〉
 1993年5月20日の朝日新聞は「矛盾だらけの障害者の等級」
(編集委員、田辺功)という記事を載せ、人工臓器の場合は
術前状態で判定する制度の下で、ペースメーカーを埋め込んで
仕事に飛び回りゴルフを楽しむ人が最重度の1級となっている
現実、視野に厳しい基準の下で、1級の視力障害者が3級の
視野狭窄の人を手引きする現実など、認定基準の問題を指摘した。


==================================



同じ等級の聴覚障害者で、人工内耳をして効果のあった人、
なかった人は、それでも両者は同じ等級のままなのだろうか?
ろう者には人工内耳は効果が期待できない、と言われる。


==================================

4.障害者の雇用の促進等に関する法律
障害種別の格差
 
 現に公的機関を通じて採用寸前まで行きながら「手帳がない」、
「雇用率にカウントされない」ことが分かって契約を解消される
事例は珍しくない。

雇用率にカウントされない障害者はもともとそこへの就職の
可能性はなかったのだといえなくもない。

しかし以前には障害のない求職者との競争だけですんでいた者が、
制度の発足によって雇用率にカウントされる障害者とも
競争しなければならなくなったことは事実である。


==================================


これは障害があるにもかかわらず、手帳がないので会社が
「手帳がないからダメです」と断っている事例なのだと思います。
手帳のない難聴者もこの中に入っているでしょう。

会社が障害者を雇うとき、その能力を評価するのは稀だと思います。
障害者であることを伝えるならば、やはり会社は

「手帳がないとダメだ」

と言うでしょう。

また、会社の希望によっては、ダブルカウント障害者が有利になる
場合もあることを示しています。


ダブルカウントの障害者を雇うと、企業は少ない障害者雇用数で
罰金を逃れ、障害者雇用助成金がもらえるメリットがあります。

通常は障害者1人雇うと、シングルカウント(1カウント)ですが、
なかには0.5カウントの障害者もいます。

ですから、ダブルカウントは障害者を2人雇っているのと同じ、
と見なされます。

そうすると、それだけ、法定雇用率達成に近づきやすくなるわけです。
でも、だからといってどこの会社もみな、これをやり出したら、
働ける障害者の数は少なくなってしまいます。
法定雇用率を達成してしまえば、それ以上の障害者は雇わない
のですから。

ダブルカウントの存在は、“水増し処理”と同じです。
それを国として認めているという、ある意味では、
とんでもないことなのです。
確かに、雇えば助成金ももらえやすくなります。

ダブルカウント障害者を多く雇っている会社というと、
普通は、何も知らない人ならば

「重度障害者をたくさん雇っているなんて、
いい会社なのですね」

と思うかもしれません。
しかし、場合によっては、これは障害者雇用の
“粉飾決算”を見せているのと同じなのです。

過去には、茨城県の水戸にあった会社だったと
思いますが、その工場では重度障害者ばかりを
雇っていたが、実際には虐待をしていて、
給料も公共機関への届け出をごまかし、
ほとんど無給で働かせていたという事件がありました。
もちろん、多額の助成金ももらっていて、
社長のカネになっていました。
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by bunbun6610 | 2013-09-28 18:00 | 国連・障害者権利条約

http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20080326/Economic_pol_080325_136_4.html

1000人に28人は身体障害者(児)

エコノミックニュース2008年3月26日 11時00分
(2008年7月8日 17時06分 更新)

厚生労働省がまとめた平成18年身体障害児・身体障害者実態調査
によると、身体障害児・者の人口割合は人口1000 人に対し、
28人と5年前(平成13年)に比べ6・9%増えていることが
わかった。

 調査によると、平成18年7月1日現在での身体障害者数(在宅)
は348万3000人と推計され、5年前(平成13年)の調査時
に比べ23万8000人、率にして7・3%増えている。
また、身体障害者の63・5%は65歳以上で、身体障害者の
3・6%は生活保護を受けていた。

 一方、身体障害児(18歳未満、在宅)は9万3100人と、
こちらも5年前の調査時に比べ1万1200人、率にして13・7
%増えた。障害児の障害の種類別では視覚障害が4900人、
聴覚・言語障害が1万7300人、肢体不自由が5万100人、
内部障害が2万700人で、肢体不自由児が身体障害児総数の
6割近くを占めていた。

  身体障害者について、身体障害となった原因についてみると、
疾患によるものが20・7%、事故によるものが9・8%、
加齢によるものが4・8%、出生時の損傷によるものが2・3%
だった。

一方、身体障害児の場合の原因では出生時の損傷によるものが
19・2%、疾患によるものが9・9%、事故によるものが
2・9%になっていた。不明が36・4%に上っていた。


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人口が減少している時代なのに、障害者の数は増えている。
高齢になるほど、障害者になりやすくなり、数が増えている
のかもしれません。
ということはやはり、誰にでも障害者になる可能性がある、
ということなのだと思う。


聴覚障害者(障害者手帳保有者)の数は、
数年前のデータでは確か、約36万人でした。
上のデータの聴覚障害児の数を参考にしてみると、
聴覚障害者の大多数である約34万2700人が、
後天性聴覚障害者ということになるのでしょうか。

ある聾学校の先生は

「聴覚障害児が生まれる確率は、
1000人に1人」

と言っていましたから、聴覚障害には後天性が
多いのはわかります。



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【追記】(参考情報)

http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2013011602000079.html

北陸中日新聞 社説


◆超氷河期と予想される大学生の就活が本格化したが、
それ以上に厳しいのが障害者の雇用だ。
法定雇用率を守らない企業は半数を超える。
障害者もいきいきと働く場を提供するのは企業の責務だ。

 国内の障害者の人数や雇用の現状がどのくらい理解
されているだろうか。

障害者手帳の発行数によると、身体障害者が約三百七十万人、
知的障害者が約五十五万人、精神障害者が三百二十五万人
の計七百五十万人。
国民のおよそ6%にあたる。


 これに対し、働く障害者は約三十八万人(従業員五十六人
以上の企業、厚生労働省調べ)しかいない。

手帳交付者数のたった5%だ。

障害者が通う特別支援学級を卒業しても、就職できるのは
三割にすぎず、七割は自宅に引きこもってしまったりグループ
ホームで集団生活を送る場合が多い。
職業訓練を受け企業で十分働ける人も多いのに、雇用が
進まないのは企業の理解や知識不足のためだ。

 障害者の雇用促進法は現在、従業員五十六人以上の企業
に対し、障害者を1・8%以上雇うよう義務づけている。
しかし、達成した企業は約47%と半数に満たない。
四月からは義務が強化され、

「従業員五十人以上の企業に雇用率2・0%以上」

になる。

 未達成企業のうち、たび重なる指導でも改善しない場合は
企業名を公表されるが、公表企業数は毎年一ケタ台だ。
これは

「改善を約束して公表を免れ、実際は未達成なまま」

の企業が多数存在するということだ。
このような「法律違反」を放置している現状は明らかにおかしい。
法定雇用率を未達成の企業(同二百人以上)から、不足分に
応じ一人につき月五万円を徴収する「障害者雇用納付金」
制度がある。

 このため、お金(納付金)で解決できると理解する企業も多い。
障害者受け入れ企業には同納付金を原資とした 助成金や
報奨金制度もある。厚労省は企業側へ一段の説明や指導を
尽くすべきだ。

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by bunbun6610 | 2013-09-27 19:00 | 国連・障害者権利条約

ストレス原因の健康悪化

■月■日(■)から、胸の中心(心臓のあるところ)が痛くなることが
断続的に続いていた。
特に咳やくしゃみをするとき、この部分が痛くなる。
胸が破裂しそうな恐怖感が出るようになっていた。

そこで、病院(内科)に診察を受けに行った。
朝の血圧は最高178、病院でも168を計測していたので、
いつもよりかなり高かった。
すぐに減圧剤を服用したら、一気に最高血圧が80以下に下がったので、
これまた心配が続いた。

それでも、医者からは「何ともない」と言われた。
「胸部レントゲン・採血検査の結果なので、胃の健康状態まではわからない。
胃が原因でも、他の部位に痛みが出ることはある、という。
胸部レントゲンも、以前のデータがなく、状態変化の比較はできない」という
説明だった。
とりあえず、胃酸を抑える薬をもらい、服用することとなった。
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by bunbun6610 | 2013-09-27 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1

東京アンダーグラウンドラーメン 頑者(がんじゃ)

 東京都豊島区西池袋1-1-30 東武ホープセンター


『つけ麺(濃厚)』(800円)
麺の量をS(150g)、M(200g)、L(250g)のなかから
選べます。(同一料金)

最初見たときは、普通のつけ麺と同じかと思いきや、
麺のツヤがいいことに注目します。

この太麺は、よく見ると平打ち麺のような形をしています。
断面が長方形になっている麺です。
この麺の形だと茹で時間があまりかからず、
麺の表面がツルツルした食感になると思います。
パスタのリングィーネみたいになります。
これが最大の特徴だと思いました。

つけ麺の麺は今まで、あまり好きじゃなかったのですけれども、
ここの麺の食感はたまらないと思います。

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by bunbun6610 | 2013-09-25 18:30 | 食べ物(ラーメン編)

洋菓子、喫茶、お食事 『タカセ』 池袋本店

 東京都豊島区東池袋1丁目1-4


並ばずにお店に入れて、美味しいものが納得できる値段で
食べられるお店は、そんなに多くはないと思います。

ここのハンバーグステーキは、その三拍子が揃っています。


おすすめメニューに載っている「ハンバーグステーキ」(900円)は、
パンパンに膨らんで運ばれてきたハンバーグのボリュームに、
ビックリしました。
思ったより大きいですね。

ファミリーレストランのハンバーグなんかと全然違い、
かなりの厚みがあります。

ナイフを入れると、表面は結構硬いのですが、
中からは、鉄板からはみ出しそうになるほど
大量の汁が出てきました。
中は柔らかくて、ジューシー感があります。

これが何の汁なのかはわからなかったのですが、
多分、ハンバーグのタネを成型するとき、
中心部に何かを仕込んでいるのでしょう。

コンソメゼリーとか、熱すると汁になりハンバーグを
美味しく食べられるようなものを入れる工夫を
しているのだと思います。

ライス(またはパン)と飲み物のセットでプラス300円。
他のセット(プラス200円or500円)もあります。

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by bunbun6610 | 2013-09-24 18:30 | 食べ物

つけ麺 てつ蔵

つけ麺 てつ蔵

東京都練馬区北町2-37-4 小口ビル 1F


一番人気の『醤油つけ麺』(700円)をいただきました。
麺は並盛り=220g、大盛り=330gのどちらかを選べます。
(同一料金)

つけ麺のスープを「割だしスープ」で薄めて飲んでみると、
意外に酸味が強いことがわかります。

多分、トマトをかなり使用して作っていると思いますが、
これが、濃厚スープでも、さっぱりと食べられる秘密
なのだろうと思います。


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by bunbun6610 | 2013-09-23 18:30 | 食べ物(ラーメン編)

2020年東京オリンピックに間に合わせようと必死になったのが、
リニア計画。
景色の見えない旅行なんて、誰がするだろうか?
時速500キロで走るものが事故を起こしたら、
どうなるのだろうか?
また「想定外の事故」となるのだろうか。

もっと驚くのは赤字経営になったとしても、公金注入で救済する、
という算段だろう。
原発と同じじゃないか。

何と、あの安倍首相まで、海外にこのリニアのトップセールスをしている。
この鼻息、止まらないね。
日本の借金も減るどころか、ますます増えるんじゃないだろうか。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130919-00000029-kana-l14

リニア計画に異論「速さだけが夢なのか」
/神奈川


カナロコ by 神奈川新聞 9月19日(木)12時0分配信


速ければいいのか-。「夢の超特急」とうたわれるリニア中央新幹線
計画に異を唱え続ける人がいる。
千葉商科大大学院客員教授の橋山禮治郎さん(73)。

JR東海が計画概要を発表した18日、中間駅ができる相模原市は
歓迎ムードに包まれる。
時速500キロ、走りだした巨大プロジェクトを前に老学者はつぶやく。

「夢を見るのもいいが、覚めてしまえば夢は終わる」

 柔らかな物言いが印象的だった。

「いいところもあるが、悪いところも多い」。

穏やかならざる本心はしかし、すぐに吐き出された。

 「リニアは確かに速い。
だが、優位性はそれだけだ。
事業の失敗は目に見えている」

 政策評価、公共計画の専門家として、国内外の大規模プロジェクトの
成否を検証してきた経験に照らし、そう断言した。


■哲学感じられない
 引き合いに出すのが超音速旅客機コンコルドのたどった末路だ。
音速の2倍を誇り、1976年に実用化。
だが、燃費が悪く、飛行距離が短い上に料金は4倍、ひどい騒音も
快適な空の旅とは程遠かった。
2000年、パリ郊外の空港で墜落事故を起こし、終焉を迎えた。

 「鉄道などの旅客事業に求められるのは利用者に喜ばれるか否か。
さらに投資が回収可能な採算に乗るかどうか。
利用者、事業者双方に望ましいプロジェクトならば成功する」

 リニアはどうか。

「スローライフという言葉があるように、遅い方がいい
という人もいれば、速ければいいという人もいる。
両方、正しい。
ただ、リニアの売りは速さだけだ。
ルートの8割がトンネルで、車窓から富士山の風景も楽しめない。
利用者のニーズを理解し、ほかの価値よりも高速性が求められている
のだから、リニアを選択したという哲学が感じられない」

 リニア導入ありき。
そこに破綻の芽は生まれる。
甘い需要見込みだ。

 JR東海の計画によれば、開業により需要は1・5倍に増え、リニアと
並走する東海道新幹線と分け合うとしている。
つまり両者は競合する。
たとえ需要が増えても、客を奪い合ってはコスト回収は思うように
進まない、とみる。

 さらに品川-名古屋間の開業は14年後、大阪までの全面開業は
32年も先だ。

「日本の人口は減っていく。
企業も海外進出する。
急いで大阪や名古屋に行くビジネスマンが増えるとどうして思えるのか」


■興味持つ国はない
 山梨リニア実験場で新型車両に試乗した菅義偉官房長官は言った。

「先進的で挑戦的な技術。
日本のインフラ輸出の大きな武器になる」。

安倍晋三首相も2月のオバマ米大統領との会談でリニア技術を売り込んだ。

 橋山さんは首をかしげる。

「本当に素晴らしい技術ならとっくに実用化
されている。もうどの国も興味を持っていない」

 原理が米国学会で発表されたのは60年代。
飛びついたのはドイツと日本だけだった。

 ドイツでは94年にハンブルク-ベルリン間の建設が決まったが、
過大な需要の見通しやコスト高などを理由に中止された。

 残ったのは日本だけ。

「使いにくい技術。
つまり真っすぐにしか行かない。
だから地下を通すしかなかった」

 ドイツでは特別法をつくり、事業者に確実性のある需要予想を求めた。
在来線との乗り入れが難しいことも判断材料になった。
連邦議会による政治決断があった。

 ところが日本の国会では問題にならなかった。
「JR東海が自分たちの事業としてやると言っているから、口出ししない。
曖昧な計画のままに認められてきている」

 重なる懸念がある。鉄道事業は電気やガス、通信と同じ公益事業だ。

失敗したからといって自業自得では終わらない。
国が援助することになる。
つまり、赤字の穴埋めに税金がつぎ込まれる
」。

経営破綻した日本航空の再建問題、福島第1原発事故後の東京電力
への公金投入は記憶に新しい。


■空疎の文字浮かぶ
 JR東海によってルートが発表され、リニアは実現に向けまた一歩前進
した。

「だが、まだ着工はしてない」

 今後の選択として示すのは、

(1)計画の取り下げ

(2)変更

(3)凍結

-の三つ。

変更する場合として提案するのが従来の新幹線の活用だ。

「需要があるわけではないので大成功するとは思えないが、リスクは
大きく減る。
建設コストが半分以下になるし、技術的にも信頼できる。
大もうけはしないが、利益を出すところまでは可能だと思う」

 しかし、夢よもう一度とばかりに、リニアに寄せられる期待はどうだろう。

 経団連の米倉弘昌会長は20年の東京五輪開催に合わせた開業の
希望を口にし、

「せめて名古屋まででも乗れればと思う」。

思えば、新幹線は1964年、東京五輪の年に走りだした。

 いつの世も、人は速さに絶えざる夢を見、自らの飛躍を重ねて胸を
躍らせるものなのか。

「いや、今度は違う。
多くは『速くていいんじゃないかな』といった程度の
受け止め方ではないか」。

空疎の2文字が浮かぶ。時代は違うのだ。

「夢を見るのもいいが、覚めてしまえば夢は終わる」。

かつてのような経済成長はもはや望めない。

 2時間のインタビューを終えると、席を立ちながら笑った。

「私のようなことを言う人もいないでしょう。
もう73歳。
年を取ったからでしょうか。
賛成の人からすれば、私は奇人だ」

 あえて聞いてみたくなった。
橋山さん、リニアに乗ってみたいですか?

「新しい技術にはアクシデントがつきもの。
危なくて乗ってられない」。

そもそも、と続けて「移動には目的がある。
私には名古屋に急いで行く用事もない」。
奇人どころか、胸にすとんと落ちる答えが返ってきた。


◆はしやま・れいじろう
 慶応大学経済学部卒。
日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)調査部長、日本経済研究所
専務理事などを経て、千葉商科大学大学院客員教授。
政策評価、公共計画の専門家として、国内外の巨大開発の成否検証
に携わる。73歳。

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by bunbun6610 | 2013-09-23 12:51 | 社会

NNNドキュメント「人工ボディー 新たな体に魂を吹き込む」


人工ボディーを装着する人が、何人か紹介されていた。

義手や義足などの場合は、失くした手や足などの
代替機能を果たす目的でつくられる。

しかし、人工ボディーは、見た目にこだわってつくられたもので、
本物と見間違うほど精巧につくられている。
一つ一つがオーダー・メイドで、非常に高価なものだそうだ。

彼らはなぜ、そこまでして、障害を隠すのだろうか。

病気か何かで、左手がない学生がいる。
手がなくても本人は気にしていなかったが、
大学へ入る前から、人の目を気になり出してきたようだ。

装着するようになると、それに慣れてきたのか、
ずっと着けたままにしていることも増えたようだ。
その理由を、彼女は次のように語る。

「着けていると、周りの人も
『障害がある人だ』
という目で見ないのが、嬉しい」

人工ボディーを着けるようになってからは、
自分から障害のことは話さなくなった、
という。
確かに、話したらせっかく人工ボディーで隠した
意味がなくなってしまうかもしれない。

その後の話は、もっと興味深かった。

「装着に慣れてくると、
着けているときと着けていないときの、
どっちが本当の自分なのかわからなくなってきた」

という心境になってきたようだ。
アイデンティティが揺れ動いてきてしまっているようだ。

いずれは元々の自分、つまり着けていないときの
自分のほうが嫌いになってしまうのではないかとさえ、
思えてくる。


彼女の大学の友人は、次のように言っていた。

「着けていてもいなくても、彼女であることは変わらない。
でも、恋愛相手とか、バイト、就職の会社には、
言った方がいい」

おそらく、友人もよくわかっているのだろう。
障害者が就職となると厳しい、という現実を。
恋愛や結婚の“障害”にもなりかねない。
それはもはや「障害が」原因ではなくて、
「障害を隠してきた」という事実が、
この障害者を不誠実な人などという評価を
してしまう可能性だってあるのだから。
そういう“障害”は本人の身体にある障害以上に、
やっかいなものとなってしまうだろう。


もう一人は、元暴力団員で、社会復帰を目指すが、
就職するための面接で

「指がないとダメ」

と言われ、落とされてしまうという。
そこで人工ボディーの小指を装着することにし、
それが完成したら入社OKになった、という。
小指があるかないかで、こんなに違うというのには
驚いた。
しかし、人工ボディーを装着することによって、
差別から逃げられるのならば、お安いことだと
考えるべきなのかもしれない。

現実には、やはり小指がないと、
入社後に他の社員が気になってしまうのだから。
自分は大丈夫だといっても、会社という場では、
周りの人への配慮が必要ということのようだ。


また別の人は、ガンで指を切断したが、
人工の指を着けただけで、
とても喜んでいた。
つけるだけで、心まで変わるのだという。


聴覚障害の場合は、残念ながら人工ボディーで
隠すことなどはできない。
自分でごまかすか、正直に言うより他にない。

障害のことは、相手に真っ先に言うと、
相手の態度は、次の二つのどちらかに、
分かれるだろう。
変わらずに付き合う人と、離れていく人に。
ほとんどの人は離れていってしまうほうだ。

就職の場合の面接となると、障害者雇用枠でない限り、
先に言ったらほぼ落ちる。
障害者枠でも、その障害はどの程度なのかと、
どこまでも突っ込んでくる会社もある。
面接が終わると、やりきれない気持ちになって、
家へ帰る。

自分の経験でも、まず障害を先に言ってしまうと、
相手の人はそこから障害者のことを考えるようになり、
なかなか障害者のいいところには気づきにくく
なってしまうように思う。
つまり、健常者は障害を持つ人を見ると、
まず障害者の短所から考えてしまうのだ。

無理もないことだろう。
障害ばかりが先行してしまい、
それが障害者の良さを見えにくくしてしまうからだろう。

普通の人は、障害のことなど考えたこともないのだから、
突然に言われても、困惑してしまうに決まっている。

結局、障害者が人工ボディーをして障害を
見えなくしたからといって、障害者問題から
逃れられるというわけではない。
それは健常者にとっても、同じことなのだ。
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by bunbun6610 | 2013-09-23 09:00 | バリア&バリアフリー