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聴覚障害者が「わかったふり」で払う代償

これは、すごいな。

当ブログも忠実には再現できていませんが、
職場などで起きている問題を記事にすることによって、
聴覚障害者差別の実態を知ってもらおうと努めています。


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http://homepage1.nifty.com/masao-deaf/saiban.html


間違いを恐れて何もできないより、
まずは飛び立ってみることが大事と考え、
我が身の非才を省みず、
思い切って本ページを開設することにしました。



「でも、
「本当はわからないのに、わかったふりをする」
というのは、私たちろう者の中では
ごくありふれた現象ですから、
これは大きな問題です。
 あなたは、聞こえる人があなたに
話しかけてきたときに、わからないけれども、
わかった振りをしたことはありませんか?
そんなこと絶対したことがないというろう者は
ほとんどいないのではないでしょうか?
私にももちろんあります。

ひとつには聾学校時代の教育にその根があると
思います。
最近ではあまりないとは思いますが、昔は、
聾学校の教師が口で説明して、聾の生徒に
「わかったか?」とたずね、
「わからない」と答えると殴られたりしました。
そのため、本当はわからなくても「わかりました」
と答えるようになってしまったり、
「わかりましたか?」という口の動きだけが
判ったので「わかりました」と答えたりということ
がよくありました。
 今でも、「わかりましたか?」とたずねられて、
「わからない」と答えると、相手に嫌な顔をされたり、
落胆されたりするので、わからなくても一応
「わかった」と言っておくということもある
のではないでしょうか。
 
あるいは、「わからない」といってバカにされたく
ないと思って、わかった振りをするとか・・・

あるいは、はじめからもう全然判らないと
あきらめていて、聞こえる人が何か言っても、
とにかく「うん、うん」とうなずいて、
その場を切り抜けるとか・・・」


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聴覚障害者のわかったふり…。
実際によくあることなのだ…。

そういえば、目の前の手話通訳者を見てニコニコとし、
「ウン、ウン」と、ずっとうなずいてばかりいる
ろう者も見かけます。
これも、本当にわかっているのかどうか、
心配に思うときがあります。



〔参考記事〕
当ブログ
『ろう者の「聞こえるフリ」と「わかりました」と言う癖』
〔2012-09-14 18:30〕


『2日で職場放棄してしまった、ろう者』
〔2010-01-09 18:00〕
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by bunbun6610 | 2012-11-30 18:00 | 聴覚障害者心理

聴覚障害者がマクドナルドで注文する方法

『聴覚障害者がマクドナルドで注文する方法 -私の場合- 』


毎朝の朝食で、私はマクドナルドをよく利用します。

以前は、メニュー表を机の上に出して見せてくれたので、
私は指差しをして注文をしていました。
その方法は聴覚障害のある私にとっては何の不安もなく、
ストレスもなかったのです。

しかし、今のマクドナルドでは、
どういうわけかメニュー表が消えてしまいました。

それで最初のうちは不安でした。
実際、新人と思われるスタッフさんとは、
コミュニケーションがうまくいかないときもありました。
熟練者とは、うまくいったのですが。

熟練者と新人さんとの違いは、
熟練者ではコミュニケーションのルール化が
完全になっていたのに対し、
新人さんはコミュニケーションの順序が
多分少し違っていたのか、
うまくいかなかったのではないか、
と推測します。

熟練者とのコミュニケーションは、
おそらくは下のようにルール化されているだろうと思うので、
簡単です。


マック・スタッフ(以下、スタッフ);「■△○▲×…(口をパクパク)」

私;「フィレオフィッシュ・コンビを下さい」

スタッフ;「■△○▲×…(口をパクパク)」

私;「ホットコーヒーで」

スタッフ;「■△○▲×…(口をパクパク)」

私;「店内で」

スタッフ;「■△○▲×…(口をパクパク)」

私;「砂糖、ミルクもお願いします」

スタッフ;「■△○▲×…(口をパクパク)」

これで終わりです。
私は全く聞こえませんが、一方的にしゃべっています。
でも、相手(スタッフさん)は困っていませんでした。

もしかしたら、スタッフさんは私のことを見ていて、
本当はおかしかったのかもしれませんが、
笑顔でお客様の私に合わせてくれていたのかもしれません。

読者の皆さんも、この会話の内容が、
これで充分に想像できますよね。

私の想像では次のようになります。
どう? 大体は当たっているでしょう。

聞こえなくても全く問題ない、とは思わないけれども、
注文は何とか大丈夫なのです。

自分勝手に、スタッフさんの音声を再現させてもらいますと、
下のような感じになるでしょうか?


マック・スタッフ(以下、スタッフ);「いらっしゃいませ」

私;「フィレオフィッシュ・コンビを下さい」

スタッフ;「かしこまりました。
      お飲み物は何にいたしますか?」

私;「ホットコーヒーで」

スタッフ;「店内でお召し上がりになりますか?
      それともお持ち帰りになられますか?」

私;「店内で」

スタッフ;「ホットコーヒーにはお砂糖とミルクは入れますか?」

私;「砂糖、ミルクもお願いします」

スタッフ;「ありがとうございます。
      しばらく、そちらでお待ちになって下さい。
      (口をパクパクして、手をその方向へ出す)」


実際に言っていることは、少し違うのかもしれませんが、
私は聴こえないので、こんなふうに勝手に想像しながら、
コミュニケーションをとっています。
私はこんなふうに、自分の脳の中で、
いつも音声を再生させようとするのです。
自分の想像力で。

たとえ相手が手話でしゃべるろう者でも、
それも自分で音声日本語に翻訳して、
勝手に音声化させています。
ろう者が声を出して、
手話でしゃべっているはずがないのに、
です。

本当は、マクドナルドもこれからスタッフに、
簡単な手話教育とかしてもらえると、
こちらも聴覚障害者であることを知らせる
メリットも出てくるので、ありがたいんだけどなぁ。
これって、十分、社会貢献になると思うのですけれども。

こんな場合に、自分が聴覚障害者であることを知らせても、
何のメリットもなく、あるいは時間のかかる筆談とかされたら
周囲に迷惑をかけてしまうので、私は遠慮して黙っています。

マクドナルドさん、メニュー表はやっぱり、
あったほうがいいと思います。

なぜなら、スタッフが受注内容を間違えて言っていても、
私にはわからないのですから。

聴覚障害者は、健聴者の前ではわからないと、
とにかくうなずいてしまう癖もあります。
それで仕方がないからです。

マクドナルドのような、混んでいる場所でああでもない、
こうでもないなんていうやりとりをするのは難しいです。

それで違う品物を買って我慢することだってあるのです。

それから、これからは是非、手話教育もやって下さい。

指差しを使えるメニュー表のほうが、スタッフにも

「この方はもしかして、聴覚障害者のお客様じゃないかしら?」

と察知してくれる人が何人かいて、
健聴者の自分も手話を覚えたらどうか?
と考える人も出てくる、と期待していましたが…。

正直、メニュー表が消えたのは、やっぱり少し寂しい。


【関連記事】
当ブログ
『マクドナルドのレジからメニュー表が消えるって?!』
〔2012-10-02 23:26〕

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by bunbun6610 | 2012-11-29 18:00 | コミュニケーション能力

聴覚障害者の就労前、後の問題

『難聴者の再就職の壁と現実』

http://ameblo.jp/sharoshi/entry-11400749883.html

「実は、合同面接会に名を連ねる企業というのは
いつも同じ会社が多く、はなから障碍者を採用する
つもりなど微塵もない。
企業名は東証一部上場企業からはじまり、
障碍者採用のために設けられた特例子会社等が
多い。
しかしハローワークの担当者に聞けば分かるとおり、
実際に採用となる人は本当に少ない。

ハローワークとこうした面接会に参加する企業とは
ある意味馴れ合い的になっていて、企業側としては、
とりあえず障碍者を雇う意思がありますよ、
というスタンスなのだ。

そうでないと企業名が公表されてしまう。」



==========================






>「そうでないと企業名が公表されてしまう。」

というのは

「そうでないと、法定雇用率違反企業として、
公表されてしまう」

という意味だろう。
実際に東京では7割近くの企業が、
法定雇用率未達成だと聞いている。
全国的にも、未達成企業が多いらしい。
その中でも、特に障害者の雇用に消極的な
企業は「違反企業」として名前を公表される
場合もあるのだ。




>「合同面接会に名を連ねる企業というのは
いつも同じ会社が多く、はなから障碍者を
採用するつもりなど微塵もない。」


やっぱり、このように考える障害者は、
他にもいたのか。

いや、本当は知人にも何人もいるのですが、
インターネットでも書かれているとは。

ハローワーク主催の合同面接会には、
私はとっくに、全然行かなくなりました。

なぜかと言うと、やはりほとんどが常連企業
だらけで、ウソっぽく感じたからです。

ハローワークが言うには

「合同面接会は、障害者と企業との、
まず顔合わせの場として」

だと言う。
本番の面接は後になる、という。
書類を持ち帰って、選考を通過すれば
二次、三次面接へと進む仕組みになっています。

しかし実態は、障害者を外見で選別している
だけかもしれません。
もしそうだとするならば、
なるべく負担の重くなる障害者は雇いたくない、
ということだろう。
クリーミングではないか、と思う。(※1)

それでも行く、常連の重度身体障害者もいました。

(※1)「クリーミング」とは…
当ブログ

『障害者間格差=不公平社会をつくるもの』
〔2012-08-28 19:21〕



『企業イメージを重視 求める人材を奪い合い』
〔2012-04-12 19:21〕

参照。



若い聴覚障害者は実態を知らないものだから、
それでこれまた、常連になってしまっている
障害者がいました。

彼らの履歴書、職務経歴書がチラッと見えたりして、
それはもう、いかにも有能そうでしたが、
その聴覚障害者が合同面接会の常連だったのです。
だから、不思議に思えました。

それよりは、地域のハローワークで実施している
ミニ面接会のほうがまだまし(こちらでは採用経験
あり、です)ですが、それもまだ可能性薄だと
思います。

結局、企業が本気で採用する時期というのは
決まっていて、それは合同面接会をやっている
からではなくて、人員を補充する必要が出てきた
とき、だと思うのです。
合同面接会や、その参加企業は盛り上げ役では
ないでしょうかね?
また、欠員や、新たな必要人員が出た場合の
ために、人材ストックをしておくためかも
しれません。
法定雇用率以下になると、罰金が科せられて
しまうからだ。


もしも

「在籍していた障害者が退職したので代わりを」

とか

「来年3月に障害者が定年退職するので代わりを」

と面接で説明しているときは、やっと本気で選考
していると思ってよいと思います。

やはり、法定雇用率と直接関係があると思います。
達成している企業はもう、面接会をやっていても、
よほどの旨味があると思えない限りは、
雇わないと思います。

そういう意味ではほとんど未達成の若い企業に
チャレンジしたほうがいいと思うかもしれません。

しかし、そういった企業は障害者の雇用実績が
ないため、合理的配慮が進んでいない職場が
多いのです。
そこが聴覚障害者などにとっては、
重大な問題点になっているのです。

あるいは、企業規模は小さくても、急募と思われる
求人票を探したほうが、面接、そして採用までいく
可能性は高くなるとは思います。
大企業ではそんな求人票は、ほぼないと思います。

ただこういった企業にもやはり、
障害者の雇用実績がないため、
合理的配慮がなされない職場が多いのが実情です。

法定雇用率の引上げ、罰金額の上乗せ(※2)
助成金上乗せ、といった政府の障害者雇用施策
だけでは結局、これからも採用だけで終わる
ケースになるのが、ほとんどだろうと思います。
このままでは日本の障害者雇用施策は、
確実に失敗し続けるでしょう。
障害者の使い捨て雇用が増えるだけです。
それでは助成金の無駄遣いにならないでしょうか。

(※2)「来年4月には障害者雇用率が
引き上げられる(1.8%→2%)」

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121108/biz12110820120038-n1.htm

これは実質的に未達成企業に対しては、
罰金額の上乗せにもなります。



ハローワークにしばらく通って、
コンピュータから障害者枠求人票を検索して
いれば、実際にはほとんど雇う気がないのに
フェイク求人票を出している企業はどこなのか、
推測は可能です。

障害者の求職者で、自分の就職活動の
効率化を図ろうとするならば、
このことは頭の中に入れておいたほうがいい
と思います。
実際に、同じ内容の求人票では、
だんだんと応募者が減っていくのです。
そのデータは、ハローワーク窓口に聞けば、
教えてくれます。(※3)


(※3)「応募者数-回答待ち人数-採用
になった人の人数」
で書いてくれますので、必ず自分で聞きましょう。
何らかの理由で不人気だったりしますから、
求職者が応募する気をなくすような求人票は勿論、
応募者数がゼロになってゆきます。


でも、それだけではなく、
運良く就職できたとしても、
就労後にはまた次のような問題が出てきます。

個人攻撃みたいになってしまうのですが、
やっぱりこういった辛さは
聴覚障害者ならよく経験させられると思います。

その例がこれだと思うのです。



http://ameblo.jp/sharoshi/entry-11377930852.html

「役員さんや、他の中間管理者さんたちからは、
まあ、あわてないで大丈夫とは言われているが、
さすがに、一日座っているだけというのも
つらいものがある・・・・・。」



やっぱり、当ブログ

『企業における聴覚障害者差別と、差別禁止法の必要性』
〔2012-10-23 18:00〕



で述べているような、障害者への“お客様扱い”
なのだろう。

私もこれと同じような経験をしたことが
よくあります。
例えば、当ブログの過去記事のなかにも、
次の記事がそれです。


『課長の聴覚障害者に対する職域差別』
〔2011-09-14 22:08〕



でもそんな状況とは反対に、
健常者と同様に物凄く働いている聴覚障害者
だって、世の中にはいます。

比較ではなくて、企業側に合理的配慮が
あれば、ちゃんとした実力を発揮している
障害者だっている、という話です。

障害者だろうと健常者だろうと、人を上手に
使えない上司には、わからないでしょうがね。
こういうレベルの上司は、比較的大きいほうの
企業にも結構います。

職場で障害となる真の原因は、差別する人間の
側にあるのではないでしょうか?
これは、女性差別でも同じだと思います。

健常者男性は、世の中には強者と弱者がいると
いうから、差別するのでしょうか?
差別が当たり前だというのでしょうか?




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『課長の聴覚障害者に対する職域差別』
〔2011-09-14 22:08〕


当ブログの読者には、「職域差別」と言っても、
あまりピンとこないと思うので、
この際具体的な仕事内容についても書くことに
します。

20■■年■月■日

カード会社の『預金口座振替依頼書・収納代行
依頼書・自動払込利用申込書』を送り先(銀行等)
へ仕分けする作業では、私も皆と一緒にやることに
なっています。

仕分けした後に、最終確認し、それから封筒に封入し、
発送する仕事があります。
この部分が、聴覚障害者にはやらせられない
仕事となっています。

具体的にこの作業はどういうものかというと、
仕分はほぼ毎日行っており、仕分けられたものを
同じ送り先へまとめた後、数を確認します。
そして、コンピュータのデータとも一致しているか
確認した後、OKなら封筒の中に入れる、
という作業までです。

これはまだ最終チェックではなくて、封筒の口を
閉める前に、正社員がもう一度確認することに
なっています。

申込書の件数は様々ですが、ほとんどが500件
以内なので、数は少なく、難しいことは全然
ありません。
小学生でもできます。

これが、入社したばかりの健聴者(他の障害者も
含む)はやることができて、聴覚障害者の場合は
ダメだと、S課長は言うのです。
ですから、この理由をOさんやS課長に
何度も聞いたのですが、曖昧な回答で、
納得できるものでありませんでした。

労働組合の人にも相談しましたが、
その人まで「何でだ?」と首を傾げていました。

組合は「後でS課長に理由を聞いてみる」とか
言っていましたが、なかなか回答が来ないままです。

私は今まで、この理由を何度もS課長とOさんに
聞いて、その度に回答をもらったのですが、
言うことがコロコロと変わるので

「S課長はウソをついている」

と思いました。(※)


(※)当ブログ

『聴覚障害者が、就労後に直面する職域差別』
〔2011-07-28 20:49〕

参照。 


(※)当ブログ
『会社の弁解と、本音とは?』
〔2011-08-31 21:34〕

参照。


これは、聴覚障害者に対する偏見などが背景
にあると見られる、明らかな職域差別だと判断
できるし、間違いないと私は思っています。

会社がこれを「差別ではない」と主張するなら、
聴覚障害者に対し、説明責任があるはずです。

しかし、これが一方的な、単なる説明では
いけません。
会社が業務上行う指示、命令と、聴覚障害者
への職域がそうなるという説明とは異なるはず
です。

もし聴覚障害者が会社の説明を聞いても、
それに納得できないようなことであれば、
その説明は合理性があるのかどうか、
疑問が残るかもしれません。

逆に言えば、そうした疑問が全く出なければ、
聴覚障害者もその理由に納得できるから、
職域差別は自分の思い違いだったのだと気づきます。

しかし、納得できる理由が説明されなければ、
どうしても腑に落ちないことになります。

そして、聴覚障害者の心の中に、
差別を受けたことによる苦しみが、
いつまでも残ることになります。

だから、会社は聴覚障害者にだけ、
他の人と異なる仕事を与えるときは、
合理的説明(合理性のある理由の説明)が必要である、
と私は考えています。

単に説明するだけではなく、
理由には合理性がなくてはならないのです。

この点で、S課長は責任をないがしろにしている、
と言えるのです。

理由がああだ、こうだと変わったり、
聴覚障害者にウソをついてごまかしてきた事実が
あるからです。

この罪を決して、私は見過ごさない。

差別とは、差別した側が差別と感じていなくとも、
差別された側が差別と感じることを言うのであって、
行為や発言が差別だと指摘を受ければ、
それは差別以外の何ものでもなく、
差別をした者は指摘を真摯に受け止め、
何が差別だったのかを自ら自己批判しつつ
検証しなければならないのです。



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by bunbun6610 | 2012-11-28 18:00 | 就労後の聴覚障害者問題B

会社の聴覚障害者人権侵害

以前から、悩むことがあった。
感音性難聴障害について、
理解してくれないことだ。
Mさんという女性の声が高く、
喋り方も速くて聞き取れない。
それで「わかりません。書いて下さい」と頼んだが、
書いてくれない。
ずっと喋ることを繰り返すばかりだった。
これは問題だ。

困った人が、もう一人居る。
Nさんという女性だ。
この人の声の場合は、わりと聞き取れるのだが、
それでも完全というわけにはいかない。
聞き間違いか、聞き漏らし

(どっちなのかは、中途半端な聴こえの耳
しか持っていない自分には、
わからない)

が原因で指示通りに仕事ができないと、
その仕事を取り上げられてしまう。

そして、またひたすら数を数えるだけの
単純な仕事だけをやらされる。
しかも1日中、その仕事ばっかり、
私だけがやらされている。

本人は困っていて仕方なく、
自分で取り仕切ってあげているつもり
なのかもしれない。

あるいは、親切にも、聴こえない人には
難しい仕事を、自分がやってやっている
つもりなのかもしれない。

しかし、こちらの立場から言わせてもらうと、
これは差別であり、人権侵害ではないかと
思う。

問題は、コミュニケーションの取り方ができて
いないことにある。

会社がジョブブコーチ派遣を受け入れないならば、
コミュニケーション方法がきちんとできるよう、
周知徹底すべきである。

にもかかわらず、現場責任者のOさん、
それにYさんも、皆放置したままにしている。

自分の立場は、これでは仕事を覚えられず、
奴隷に等しいと感じる。

あれだけおしゃべりばかりしていて、
仕事をしない人たちが残業を認められて、
自分には残業をさせてもらえないことも、
差別的状況に思う。
これは、健常者と障害者との収入格差につながる。

まるで聴覚障害者=知的障害者=労働不能者
のように思われているみたいだ。
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by bunbun6610 | 2012-11-27 18:00 | Z1.クレジットカード会社

2012年 クリスマスケーキ作戦 ガトー・ショコラ

Gateaux au chocolat(ガトー・ショコラ)

  プロのルセットゥ(レシピ)で。


冬になると、多くのレストランでガトーショコラを
見かけるようになります。

でもあれって、正直に言うと、
あまり美味しくないと思う。

「自分が作っているもののほうが、
美味しい」

と思うのは、作る大きさに一因がある、
と思っています。


直径12cm × 高さ6cmの深マンケ型使用。

(このサイズの型で焼いたガトー・ショコラが
一番美味しい、と私は思います。)

生地は浮くので、紙の高さは型の高さよりも少し高い、
7.5cmくらいにしておいて下さい。
(底、周囲とも紙を使用。ブーレ〔バターを塗る〕は不要)


 ☆ガトー・ショコラ (1台分)

  カカオバリー社ミ・アメール         45g
  明治醗酵バター                36g
  卵黄(有精卵)                  36g
  グラニュー糖                   36g
  生クリーム(乳脂肪分48%)     29~31g ※
  カカオバリー社カカオ・プードル       29g
  スーパー・バイオレット              11g
  卵白                       62g
  グラニュー糖               36~39g ※


【備考】
 ・※印の分量は、ご自分の好みで決めて下さい。

 ・カカオ・バリー社ミアメール」 ⇒フランス・カカオバリー社の
  クーベルチュール・スィートチョコレートの一種。

 ・「スーパー・バイオレット」 ⇒薄力粉。
  なければ「バイオレット」でも可。


【製法】
①チョコレートとバターは刻んでボウルに入れてラップをし、
一緒に湯せんで溶かしておく。
注意すべきなのは溶かすだけで、長時間熱くしたままにしないこと。

②卵黄にグラニュー糖36gを入れ、軽くブランシールする。
注意したいのは、ここでは「充分に白っぽくなるまでホイッパーで混ぜる」
ではない。

③室温に戻しておいた生クリームを②に加え、混ぜる。

④カカオ・プードルと薄力粉を一緒にふるっておく。

⑤卵白にグラニュー糖36~39gを一度に加え、
ハンドミキサーで泡立てる。
立ったムラングの角があまり固くピンピンせず、
少し曲がり(おじぎをしてくれる)、
ボウルを揺すると揺れる位で、泡立てをやめる。

⑥すぐに③の中に④を加えてホイッパーで混ぜてから、
ムラングをカードでひとすくい入れ、
ホイッパーで手早く伸ばす。
アパレイユがまだ硬すぎるようなら、
もうひとすくいのムラングを加えて、
同様に伸ばしてもよい。

⑦残りのムラングを全てアパレイユに入れ、
今度はスパチュール・アン・ボワ(木ベラ)で
混ぜ合わせていく。
ムラングの白さがなくなるくらいまで混ぜ合わせる。


製法上のポイントは以下の点。

1.卵黄のアパレイユに粉(ココア、薄力粉)を
加えるとすぐに締まってくるので、
この作業は必ず、ムラングと合わせる直前にやる。

アパレイユが強く締まってしまったら、もうそれだけで、
後の出来が悪くなります。
ですから、ホイッパーでの混ぜ過ぎは厳禁です。

生クリームが冷たすぎたり、室温、風などの
影響でも締まってしまいますので、
作業場の温度環境にも気をつけて下さい。
チョコレートの温度は、その条件に合わせて、
多少変えても構いません。


2.ムラングの立て加減。
柔かすぎるとアパレイユの固さに負けてしまい、
泡が消えすぎてしまいます。
固すぎれば、混ざりにくくなります。
ムラングの出来具合で作業が決まる、
と言ってもいいでしょう。

卵白は、出来れば割ってから2週間以上
冷蔵庫に保存しておいて、
水様化が進んだものがよいです。

ですが、家庭では無理なら、
ハンドミキサーで低速でよくほぐしてから、
中速、高速へと進めていきます。
新しい卵白では、一部分がボカ立ちに
なりやすいので、あまり使わないほうが
いいかもしれません。


3.卵黄のアパレイユとムラングの合わせ方。
これは手作業ですので、とにかく練習して、
上手になるしかありません。

ムラングを必要以上に消してしまっても
焼き上がりが重くなり、
合わせ足りなければ焼成後に著しく
沈んでしまうと思います。

やはりここは、確かな技術力がモノをいうところ
だと思います。

使用する道具の選択も極めて重要ですので、
考え方は当ブログ

『製菓道具の重要性』〔2012-06-23 23:15〕

を参照して下さい。



【焼成】
混ぜ終わった生地は型に流す。
上面をきれいな平らにならす必要はなし。
表現が汚くてスミマセンが、
本当にウンコのように流せばよいです。
あとは、電子レンジオーブンで焼く。

そのレンジオーブンの性質によりますが、
私が使用しているオーブンの場合は、
予熱時190℃にセットしておいて、
焼成時に170℃に設定変更し、
27~30分後に温度を再び190℃に上げ、
さらに3~5分焼いています。


予熱をし、焼成温度よりも高めにしておかないと、
うまく出来ません。
焼く時は温度設定を下げます。
また、焼成中にオーブンを開けることも避けましょう。

焼き上がりを見るときは、中央に上から竹串を刺してみて、
ベタッとしたものが付いてこなければOKです。

焼き上がったら、両手に二重にした軍手を着用します。
そして、一度型を逆さまにしてお菓子を出し、
すぐに元に戻して、側面の紙だけを剥がし、
ケーキクーラーの上で冷まします。

底の紙は、供する前に剥がします。


【食べ頃】
焼きたての、表面がまだ白っぽくカサカサしているうちは、
あまり美味しくないと思います。

冷ましてからビニール袋に包んで、
焼成後29時間位立つと、
表面が湿って艶が出てきます。
中までしっとりと柔かくなるまで熟成させると、
美味しくなると思います。

表面はホロッとして、中はしっとりとした感じに
戻るように焼き上げましょう。

ちょっと難しいかもしれませんが、これは決して、
中が生焼けとは違うと思います。


【保存方法】
保存はビニール袋に入れるだけで冷蔵庫には入れず、
涼しい場所(できれば25℃以下の場所)に置きます。
それでも1週間は持ちます。

食べる量だけカットし、ラップで包んでおくこともできます。

少し早く作っておく場合は、ビニール袋に入れたまま、
冷凍できます。

解凍もビニール袋に入れたまま、
室温に出しておけばいいのです。


【供し方】
上面に粉糖を雪のように降りかけてもよい。

ザッハトルテ風に無糖ホイップクリームと、
スペアミントを添えても良い。

アングレーズ・ソースと無糖ホイップクリーム、
スペアミントを添えてもよい。

アングレーズ・ソースの作り方は当ブログ

『2011年 クリスマスケーキ作戦(3)』
〔2011-12-09 00:05〕


を参照して下さい。


または、大人向きにならば、
下のような特製ソースをつくって
お好みで添えてみても、
面白いんじゃないかと思います。


【スペアミント風味のソース・アングレーズ】
牛乳               85g
生クリーム(47%)      15g
スペアミント(頭)        2茎(2頭)
卵黄               20g
グラニュー糖          20g
シャルトリューズ(緑瓶)   12gくらい(入れる量は好みで)
スペアミント(千切り)     2枚分

 ①牛乳、生クリーム、ミントの頭を鍋に入れ、
軽く沸騰させる。

 ②グラニュー糖を入れてブランシールした卵黄に
①を入れて混ぜ合わせ、鍋にかえして加熱する。

 ③パッセして、冷ます。

 ④冷めてからシャルトリューズとミントの千切り
(切れないように、少し太めに切ったもの)を入れ、
冷蔵庫で1時間ほどなじませる。
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by bunbun6610 | 2012-11-21 18:00 | 製菓の話

感音性難聴障害を、健聴者や、ろう者にどう説明するか【再掲】

※元記事〔2011-07-23 00:10〕より、再掲載。


【お断り】
この記事に関しては、100%の医学的見地から
述べられている内容ではありません。
あくまでも、ある聴覚障害者の経験からくる
考えを述べているに過ぎません。

考え方に違いが出てくるとすれば、
それは視点の相違からかもしれません。

その点をご了承のうえ、お読み下さい。




聴覚障害の種類にはさまざまなものがあります。

症状が「聞こえない」だけではなく
難聴の種類によって「聞き取りづらい」や
「音が歪んで聞こえる」、
「音が割れるように聞こえる」など、
本人にとっては耐えがたい聞こえになってくる
場合もあったりします。

日本語が日本語として、健聴者や他の聴覚障害者とも、
同じようには聞こえないケースもあるようです。

そのため、聴覚障害者同士でさえ、
理解しづらい場合もあるようです。

この千差万別にある難聴について、
自分で説明するのは難しいものです。

自覚すらできない、あるいはできても、
中途半端にしか自覚できない場合もあるようです。
そして、どうしていいかわからない状況が
長く続いたりすることも、しばしばです。

そういう難しさから、難聴関連ではこういった
記事も参考情報として、読まれているのかも知れません。

難聴は千差万別と言っても

「難聴のことは、医者よりも難聴者に聞くのがいい」

と私は思っています。
実際、世の中にはとんでもなくいい加減な医者や、
やる気のない医者も多いのですから。


聴覚障害を原因となる部位によって、
二つに分ける方法もあり、
それは耳の器官に原因がある聴覚障害と、
もっと奥の、聴神経などに原因がある
聴覚障害があります。

健聴者にとって特に理解が難しいのは、
後者の聴神経などに原因がある聴覚障害
のほうでしょう。

例えば、マンガでも擬声語が、
例えば犬の吼え声が世界各国で
違うように表現されています。

日本では「ワンワン」が、
ある国では「Bow wow」と聞こえるらしい。
別の国ではまた違うらしい。

もともと、各国で犬の吼え声が違うのかも
しれませんが、そうではなくて、
犬の吼え声は同じだが、
人種によって違うように聞こえるのだとしたら、
それは人により音声が違うように聞こえる証拠だ、
と説明できるかもしれません。

日本はニワトリの場合「コケコッコー」でも、
外国ではこれまた違う聞こえになるらしく、
これもやはり違う表現になるのだとか。

難聴もそれと似ていると考えても
差し支えないようで、
聞こえ方が違う聴覚障害もあります。
聞こえ方が違うならば、日本語を話されても、
ある聴覚障害の人には、何と言われているのか
聞き取れないケースも、当然にあるというわけです。

これは「聴力」とは別の聴覚障害の側面についてであり、
健聴者の世界では聴力の面ばかりが考えられがち
であるがゆえに、聴覚障害のこういった性質が
見落とされているのだろう、と思われます。


〔参考資料〕

『難聴の種類と聴力』
http://home.s00.itscom.net/large/ELEC/hear/index.html



『補聴器の雑音と健康な耳の聞こえ』

http://home.s00.itscom.net/large/ELEC/eid-sound/index.html


人工内耳と補聴器でも、音が違うらしい。

それを使って聴く人の耳が千差万別なのだから、
当たり前のことなのですが。

それにしても、同じ機械とはいえ、
違うそうです。
それでも、日本語として理解できるのは、
おそらく人間の優秀な頭脳による
実生活での訓練の成果があるから、
なのでしょう。
理解力向上のためには、装用者が日本語を
聞くことに興味があるかどうか、
も影響するらしいです。

私は、その人が「音の記憶」を持ち続けているか、
が日本語音声の理解への、
重要なカギであるように思っています。
音声コミュニケーションの回復への、
強い執着心です。

これは、音声の世界を知らない、
あるいはほぼ完全に捨ててしまったろう者には、
あまりないのではないか、と思います。

たとえ、完全に聞こえなくなっても、
私の場合は音声コミュニケーションに
執着する聴覚障害者なのです。

これは、読話が上手な聴覚障害者
(例えば、難聴者など)にも
見られる傾向のようです。
そういう聴覚障害者の場合は、
視覚で言葉を見て理解していても、
実は脳の中で音の再現に努め、
音声コミュニケーションの世界に
とどまろうとしています。

音声世界への執着心が、
失聴者でもろう者とは違う、
決定的な違いなのです。

そしてこれがあるからこそ、
聞こえなくなっても健聴者との
音声コミュニケーションが
可能になっているのです。

人間は単に聞こえるから、だけで音声を、
また言語を理解できるのとは違うように
思います。

ろう者には補聴器で音は聞こえても、
日本語が聞こえても、
何て言われているのかはわからない、
という人もいます。

それですぐに諦めてしまう人には、
どんなに高価で高性能な補聴器や
人工内耳をつけても、
結局はやめてしまいます。

この場合、補聴器は音を聞くための
効果はあっても、その聴覚障害者の場合
は日本語を聞き取るだけの効果はない、
といってもいいのかもしれません。

要するに私がここで言いたいのは、
音を聞くことと、言葉を聞くこととは別物だと
考えているわけです。

その両方がまだ、幾らかはできる聴覚障害者
もいれば、ほとんどできなくなってしまった
聴覚障害者もいる、ということです。

ですから、健聴者は聴覚障害を理解しようと
する場合、聴力だけを考えても本当の理解は
できないわけです。

健聴者がよく誤解しているのは、
先天性聴覚障害者に多い感音性難聴障害を、
老人性難聴障害などと混同してしまうことでは
ないか、と思われます。

しかし実際には、補聴器の効果が期待できる
難聴と、そうではない難聴との違いだって
あります。

だから私は、自分なりに考えて、この記事を
書いてみたわけです。



==================================



『感音性難聴障害を、健聴者や、ろう者にどう説明するか』

元記事〔2011-07-23 00:10〕より



難聴の種類には、その性質から大きく分けて、次の3つがあると言われています。

 ①伝音性   ②感音性   ③混合性(①と②の混合障害)


しかし、難聴にはもっといろいろな言われ方もあります。
私が実際に難聴者と会って、聞いたことがあるのは、
例えば次のようなものです。

 ①奇形性難聴  ②進行性難聴  ③突発性難聴  ④過敏性難聴  ⑤その他

これらは、難聴になった原因についてわかる名称のように思えます。


感音性難聴障害という言葉を聞いても、健聴者にはよく分からないでしょう。
それが当たり前なのです。
しかし、それだからといって難聴者が諦めてしまうのはおかしい、と思います。
諦めなければならない理由などはありません。

それでは、どうやって健聴者を説得するか。

例えば、今までには日本障害者雇用促進協会の
『聴覚障害者の職場定着推進マニュアル』
がありました。

http://www.jeed.or.jp/data/disability/occupation/list.html

このマニュアルの6ページには、聴覚障害を経験できない健聴者にわかりやすく
説明するため、見えない音声言語に対する、聴こえの状態を可視化しています。

アルファベットの文字「HANASHI」がハッキリと見える状態が、健聴者の耳の
聴こえの具合です。

一方、難聴者の場合は例えば、薄くぼやけていたり、一部か半分、あるいは
ほとんどが欠損していて読みづらい状態で、聴こえの不具合があるということを
説明しています。

「全ろう」では、通常は全く何も見えない状態、と考えていいと思います。

しかし、この例では、「聴覚障害」というものを健聴者にも理解できる、とは
言えないかもしれません。

その例では「HANASHI」は、どのように変質していても、この程度ならば、
自分がそれまで学習してきた言葉の知識でわかるようなものだからです。

難聴者も、「HANASHI」は聞いたことがあるので、その文字の一部や半分が
欠けていても、すぐ「はなし」「話し」だろうと推測で当てることが可能です。

以前に聞いたことがある言葉で、それを覚えているならば、言葉の一部を
ヒントに、それが何という言葉なのか、相手が何て言っているのか、
意味だけでも想像で当てることは可能です。

それだけではありません。
難聴者の場合は、優れた文章力を持つ人も多いので、言葉の幾つかを
聞き漏らしても、文脈全体から何と言っていたか、意味を当てることは
可能です。

それは完全に聴こえているからではなくて、実は、人々がよく

「あなたは勘がいい」

ということと同じなのです。
実際、特に先天性聴覚障害者の場合は聴こえが不自由であるのを補うため、
勘が良い人が多いものです。

こうしたことでも、健聴者はかなり誤解しているので、難聴者を「聴こえない人」
とは思わなかったり、それほど深刻な聴覚障害だとは思わないのです。

ですが、健聴者にこう思われたら、聴覚障害者の方は、その障害について
理解してもらうのは難しくなります。

私は、このマニュアルの説明だけでは不十分なのではないか、と思っています。
では、どうすればいいか。

それにはまず、健聴者やろう者(ろう者も難聴を理解できない人が多い)を、
「聴こえる(ホワイト)」「聴こえない(ブラック)」の二元論的思考から脱却させ
なければなりません。

難聴者には、それらの他に「曖昧に聴こえる(グレー・ゾーン)」も加えた3つの
聴覚状態があると説明しなければなりません。

グレー・ゾ-ンのなかにある「音」には、数種類のものがあります。
音としては聴こえるが、聞き取れない言葉、不明音のさまざまなものが
含まれています。

そして難聴者は聴く環境、相手の話し方などによって、絶えず3つの聴覚世界を
強制移動させられている、ということを理解してもらうしかありません。

難聴者は、補聴器などによって、その強制移動を少しでも減らし、聴こえる世界
に自分を安定させることは可能ですが、それを自分の力で完璧にコントロール
することはできない、といことも理解してもらいます。

(ホワイト、ブラック、そしてグレー・ゾーンの割合は、個人差があり、
また補聴器の性能、調整や、使用環境などによっても、常に変動しています)

「曖昧に聴こえる」というのは、私の場合は感音性難聴が原因なので、
聴神経の一部が健康な状態ではなく、損傷しているから、聴こえに不具合が
生じている、と説明するしかない、と思います。

あくまでも、私の持っている知識の範囲ではありますが。

その次に「曖昧に聴こえる状態」を可視化して説明します。
マニュアルと同じ方法ですが、少し変えてみました。

それでは健聴者のみなさん(が、難聴者の立場になって、仮体験してもらいます)、
下の所には何か書かれていますね。
見えますか?(これが聴覚検査では「聴こえますか?」の意味)

「あ●ケLのt△mA」 (見える=聴こえる状態、と仮定)

「はい」(難聴者=あなた)

「何と書いてあるか、言ってみて下さい」(「今、何て言われたか、言い返してみて下さい」)

「え? と…わかりません」(難聴者=あなた)

「でも、ちゃんと見えますよね?
何で私が言っていること(書いてあること)がわからないのでしょうか?」

「書いてある(言っている)ことはわかるのですが、
何て書いてある(言っている)のかまでは、
わからない(言えない)のです」(難聴者=あなた)

「え? わたしが「あ●ケLのt△mA」(実は「ありがとう」)
と書いているのに、どうして読めないのでしょうね?」

「・・・・・・。」(難聴者=あなた)

(難聴者は音は聴こえていても、それを頭の中でも日本語に変換できないと、
言い返せなくなります。
難聴者にはハッキリとした日本語として聴こえていないから

こういうことなのです。
これが、難聴者がしばしば聴いている、グレー・ゾーンの音声世界なのです。

後ろ向きになって(口も読み取れないようにするため)、
想像すら不可能な言葉を語りかけて(推測できないようにするため)、
それから「今、何て言われたのか、言い返してみてよ」と言えば、
優れた文章力を持つ難聴者でも正確に答えられないでしょう。
その途端、その人は難聴だと明らかになります。

上の難聴者の気分になってみて、あなたはどう思いましたか?
「何て、意地悪なんだ」とか「どうしてわかってくれないのか」と思わないでしょうか?

私はわからなくても言ってみたところ、今までに随分、他人から
「全然違う」と言われ、笑われています。
それで子どもの頃は馬鹿にされたので、無口になってしまいました。

周囲の人から、こういう無理解な接し方を繰り返されると、難聴者は難聴者心理へと
変化していく、というわけです。

自分の障害について、説明の方法が見つからないと、自分は正しいんだ、
という自信が持てなくなり、自己喪失の過程へ吸い込まれていくのです。

実際はもっと複雑だと思います。
心理は見えないのですから、どのように侵されているのかも、自分でもわかりにくい
のだと思います。

難聴は、自分でコントロールできません。
健聴者は、たいていは自分で聴こえをコントロールできるかもしれません。
ホワイトかブラックのどちらかで、音声会話でグレー・ゾーンを経験することは、
あまりないかもしれません。
しかし、難聴では、語音明瞭度が低い難聴者ほど、グレー・ゾーンに支配され
ている割合が高いです。

 →http://www.jrps.org/aiyakai/local/back/2005summer/07.html

 →http://suuchan.net/note/Chapter-042306.html

ろう者は、手話(視覚言語)が母語になっているので、手話でコミュニケーションが
できる場合、補聴器は不要だし、していたとしても、補聴器で聴こえようが
聴こえまいが、関係ありません。
手話だけで理解できてしまいます。

しかし手話もわからない難聴者には、不確実な補聴器でガマンしている場合が
多くなるのでしょう。
これは間違いなく、社会参加に悪影響を及ぼしています。

難聴者は、健聴者とも、ろう者とも違う、聴覚も心理も全く異なる世界のなかで
生きているのです。

「同じ“聴覚障害者”なのだから、似ている」

と思い込むのも、誤りだと思ったほうがいいでしょう。



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by bunbun6610 | 2012-11-16 18:00 | 人気記事(再掲)

職場での、聴覚障害者の失敗事例

当ブログ
『企業における聴覚障害者差別と、
差別禁止法の必要性』
〔2012-10-23 18:00〕

に、下記の記述があります。


=============================


『平成18年度 コミュニケーション・スキル テキスト』
(棚田茂/立正大学社会福祉学部)より。

http://www.onoderamasaru.jp/wp/wp-content/uploads/2009/04/risho_2006.pdf

63ページ

『会議の内容が分からない』
「職場の会議において、聴覚障害者はお客様扱いにされている。
そう断言できるのは、講師自身が経験しており、かつ多くの
ろう者の共通事項にもなっているからである。
積極的に会議に参加させず*15、会議における発言権も
殆ど与えられない状態をつくっていることが殆どである。
例えば、会議が終わりに差し掛かったところで、

「他に何か質問・意見はありませんか?」

と会議進行者は参加者に確認する。
そのとき、ろう者に対してやっと発言権を与えるのである。
しかしながら、ろう者は『事後報告』に依存しているため、
何も発言できない状態になる。
聴者中心ですすめるとこの事態が発生する。
無理して発言すると苦笑を買うことが多いらしい*16。



=============================



「*16」についての、私の体験談です。
その実例が、過去の記事に載っていますが、
今は非公開設定にしてありますので、
一部を抜粋して再掲載します。


『健聴者の会話の雰囲気がわからない』
〔2010-01-15 18:00〕



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就労後の聴覚障害者問題(■社)

『会話で孤立してしまう聴覚障害者は、
簡単な筆談だけでは会話の空気が読めないことも…』

20■■年■月■日(■)

会社の朝礼で失敗してしまった。

いつものように、自分だけCTQ資料をじっと読んでいた。
そこに突然

「今週はどんな週でしたか?」

と筆談で聞かれたので、

「成人の日がありましたよね」

と答えた。
質問者は

「そうですね」

と答えていたようだ。

だがその後に、その人は他の人にも同じ質問を続け、
その筆談内容を読んでいるうちに私は、
自分だけ質問の意味を間違って答えてしまっていた
ことに気がついた。

他の人はこの質問に対し、皆

「今週に会社で起きたこと、自分が仕事で体験したことなど」

を話していたのである。

こういう失態は、難聴者や中途失聴者には、
これからもあることだろう。
通常の会話が全く聞こえていない自分だけ、
皆の会話の雰囲気が読めていなかったのだ。
だから、自分はこの質問の意味がわからず、
失敗したのだった。
ごくわずかな筆談だけしかない状況で、
聞こえない自分が、皆の会話の雰囲気を読めというのは
無理だと思うが…。

(※ ここで言う「会話の雰囲気が読めない」とは、
「発言者が発した言葉の背景、意味を適確に捉えられない」
ということだ。)

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by bunbun6610 | 2012-11-15 18:00 | 就労後の聴覚障害者問題B

人の名前を自然に覚えられない

『人の名前を健聴者のように、自然に覚えられない
               ―聴覚障害者の情報障害』


今日の会社の朝礼では

「社内の人の写真をクジのように5人引き、
それぞれ名前を言う」

というものがあった。
私以外の人がやった。
人事部の人は大体できる。
さすがだ。

仕事のキャリアを積んでいる人だと、
社内の人だけでなく、お客様の名前までも覚えてしまう、
という社内風土がある。

しかし、私だけは全然ダメだ。
なぜなら、他の人と会話をすることが全くないからだ。
周りの話し声すら全く聞こえない。
だから、あの人の名前は誰々さんと言うのか、
というふうには自然に覚えることはできない。
顔だけなら、少し覚えることはできる。
ろう者と同じだ。

私は職場の人の名前を覚えるのは無理だ。
名札があるものの、全員英語表記では、見にくいばかりか、
覚えにくい。
私は漢字表記のほうが覚えやすいからだ。
この課題克服に今後どうするか、本当に困ったことだ。
こんなことでも、私は会社に居づらくなってきそうだ。
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by bunbun6610 | 2012-11-08 18:00 | Z1.クレジットカード会社

『どうしようもない健聴者の無知、無理解』【再掲】

※ 元記事〔2012-07-24 23:25〕より、再掲載。

筆者自身、難聴体験者として、
難聴に関する記事を多数、書いてきています。

その記事に興味を示す読者は今でも、
何人かはいるらしい。

しかしともかく、日本社会の難聴者理解は
まだまだだと思います。


超高齢化社会に伴い、都会では補聴器をされている
高齢難聴者をよくみかけるようになりました。

農村では、どうなのでしょうか?

ある人に聞いた話ですが、農村では難聴者がいても、
その人は補聴器がなくてもあまり困らない、のだとか。

なぜかというと、もともと一人で農作業をしている人が
多いから、だと話していました。

人間社会から離れて暮らしていると、
難聴でも困らないのかもしれません。

しかし、人間社会の中に入ると、心がおかしくなるようです。
私の父も難聴になり、時々、周囲の人と人間関係の問題が
起きてしまうことがある、と母がこぼしていました。

健聴者は

「老人性難聴は障害ではない」

とか、

「大したことはない。
どうせ、死ぬわけではないのだから」

などど、思っているかもしれません。

しかし、この障害で最も恐ろしいのは、
聴覚障害そのものではありません。
そこから始まる、二次、三次障害が、
当人を蝕むのです。
あえて何かに例えるならば、放射能汚染に
似ているでしょう。



===============================


『どうしようもない健聴者の無知、無理解』

 「聴覚障害者」とは
 「聴覚障害」とは

 ―これらについての健聴者の無知、無理解について―


私はよく

「あなたは、聴覚障害者には見えません」

と言われます。

確か、聴覚障害者である金修琳氏も、

 →http://japanese.joins.com/article/792/140792.html?servcode=A00§code=A10

自著『耳の聞こえない私が4カ国語しゃべれる理由』で

→http://www.amazon.co.jp/s?_encoding=UTF8&field-author=%E9%87%91%E4%BF%AE%E7%90%B3&search-alias=books-jp

「言葉が喋れるから、よけいに聞こえないとは
理解されにくいのかもしれない」

というふうに語っていたと思います。

確かに私も、健聴者に聞いてみると

「あなたは普通にしゃべれるから。
でも、ろう者(Deaf)は喋れないし、喋れる人でも発音がおかしい。
それでろう者(Deaf)なら『聴覚障害者』だとわかる」

と、ろう者と比較されてこう言われます。

これじゃあ、

「聴覚障害者=言語障害者」

という勘違いじゃないのか?
それでなのか、健聴者には、
ろう者(Deaf)だけが「聴覚障害者」で、
難聴者や中途失聴者は

「聴覚障害者ではない」

という、誤った固定概念があるようです。

見分けがつきやすい聴覚障害者
(この場合、健聴者は「ろう者(Deaf)」を指して言っている)
は「聴覚障害者」と思うが、
見分けがつきにくい聴覚障害者
(この場合、健聴者は「難聴者や中途失聴者など」を
指して言っている)


「聴覚障害者とは思えない」

のだという。

下の資料を読むと、難聴者や中途失聴者等は医者でさえ、
外見だけでは見分けがつきにくいようだとわかります。

〔参考〕『「目に見えない障害」について思うこと』
 
 →http://www.rehab.go.jp/rehanews/japanese/No313/1_story.html

そういえば、毎年、日本各地で行われている
地域の手話講習会でもよく、
カリキュラムに入っている「聴覚障害」についての
勉強では、ろう者のことばかり詳しく説明しているが、
難聴者や中途失聴者等のことについては
「ついでに」という程度しか説明されておらず、
明らかに不十分な内容です。
さらに「聴覚障害者」を「ろう者(Deaf)」と手話に訳している、
というお粗末さもあります。
(本当は「聴覚障害者」という意味の手話は、
「ろう者」という手話とは区別して存在します。)

その上、難聴者等は自身の聴覚障害を自己申告したがらない、
ということも、理解不足へと影響しているのだろうと思います。

それでは、お年寄りの人で補聴器を装用しなければならない
ほどの人でも「聴覚障害者」ではないのでしょうか。

「耳が遠くなったお年寄り」であって、
「聴覚障害者」ではないのでしょうか。

おそらくは、ほとんどの健聴者は

「お年寄りの難聴は『聴覚障害』ではない」

と考えているのでしょう。
だから病院などでさえ、難聴になったおじいさんや
おばあさんに対する配慮も、まだまだ少ないのだと
思われます。

「聴覚障害者」とは、国の身体障害者認定基準で
認められた人に対して使われる用語と考えられがちですが、
「そうではない」というほうが事実と言えるのでは
ないでしょうか。

国際的にはどのような基準が採用されているのか、
というと、日本よりはるかに低い基準に
なっているそうです。

〔参考〕
 →http://blogs.yahoo.co.jp/ding_dong_ditch_2000/5990984.html


現実には日本語を知っている聴覚障害者
(日本語を第一言語とする聴覚障害者や、
第二言語に日本語も獲得している聴覚障害者)
と、
日本語を知らない聴覚障害者も
(手話を母語〔第一言語〕とし、第二言語に日本語を獲得していない聴覚障害者)
いるのですが、
それを健聴者は誤解して、聴覚に障害のある者に対して、
そういう分け方をして見ているのかもしれません。
私などは

「本当は聞こえるのに、
聞こえないふりをしているのではないか?」

というふうに見られている場合もあります。
正直、自分の聴覚障害以上に、健聴者のこうした無知、
無理解が原因で、私はしばしば傷つくのです。

当ブログ
『言葉が聞き取りにくくても、会話が出来る理由』
(2012-05-06 18:55)参照。

健聴者は次のようにも、言いました。

「ろう者でも話す人はいるが、
日本語になっていないので、
私には何て言っているのかわからない。
しかし、あなたの日本語はきれいです。
だから、ろう者は聴覚障害者だと分かるが、
あなたが聴覚障害者には見えません」

どうやらこれは、正しい知識に基づいての判断でなく、
健聴者の主観的判断のようです。


耳が聞こえなくても、日本語力がある聴覚障害者だったら、
会話は可能な場合もあります。

当ブログ
『耳が不自由でも会話をする方法』
(2011-07-25 21:18)参照。

この他にも、聴覚障害者の松森果林氏は
「オウム返し」という会話術を使うそうですが、

当ブログ
『『ゆうことカリンのバリアフリーコミュニケーション』』
(2012-04-05 22:19)参照。

それも私はよく使います。

例えば、

健聴者;「れい○うこから、□□もってきて」

私;「(「れいぞうこ」かな? たぶん…、と思って)れいぞうこからですか?」

健聴者;「違う」

私;「(それじゃ、冷凍庫か、と思って)冷凍庫からですね」

健聴者「そう」

これはキャッチボールをするようにコミュニケーションを
繰り返して、聴覚障害者も推測能力を生かし、
日本語の引き出しから言葉を探し当てる作業によって、
なされています。

このような言葉のやり取りが可能だから、
コミュニケーションが通じている。

実際は補聴器を装用すれば全く聞こえないのではなくて、
ある程度不自由(難聴状態)になっているだけなので、
状況など全体的に見て、相手の言いたいことが何なのか、
聴覚障害者である自分でも
判断が可能になっている場合が多い。

それを健聴者は、いつの間にか勝手に、
私が聞こえると勘違いしているのだ。

そして、聴覚障害者でも残存聴力がある人がいる、
ということも知らないのだろう。

健聴者は、難聴者や中途失聴者は喋れるから、
日本語を理解できるから、
言語が自分と同じだからコミュニケーションが
可能だと思っている。

他方、手話一辺倒のろう者との場合は、
このようなコミュニケーションは成立しない、
と思っている。
(けれども、もう何度でも言うが、
そのようなろう者だけが聴覚障害者ではないのです)

手話が多少出来る健聴者になっても、
日本語対応手話をろう者に要求する人が多い。
それはなぜかというと、彼らにはろう者の手話は
分からないので、結局日本語に翻訳できる手話、
つまり日本語対応手話でないと理解できないからだ。

だから日本語を理解できない聴覚障害者とは、
たとえ筆談でも話そうとはしないのだろう。

健聴者にとっては聴覚障害とは、
コミュニケーション障害という意味だけなのだろうか。

そんな単純なとらえ方しかしていないように、
私には見える。

「聞こえる」か「聞こえない」かの、どっちかにしろという、
強引な理解力しか持っていないように思える。

それは、ろう者がよく

「あなたは手話が出来る?」

「出来ないの?」

と聞くのと同じ、二元論で断定することしかできないのと
同じだ。

残念ながら、健聴者だけでなく、ろう者にも
難聴者や中途失聴者のことは理解できていないのが、
聴覚障害者の世界の現状でもあるのです。
それでどうして、ろう者と難聴者、中途失聴者などを
「聴覚障害者」という言葉で一くくりにして考えることが
できようか。

極めつけの健聴者の誤解は

「あなたのような聴覚障害者は、珍しい」

です。
(おそらく、健聴者は本当は「珍しい」というよりも

「あなたは健聴者とほとんど変わらないですよ」

ということを一番言いたかったのでしょうけれども…)

でも、いやいや…。

もうそろそろ、事実をちゃんと知って下さい。
私のように日本語もちゃんと喋れる聴覚障害者のほうが、
世の中には圧倒的に多いのです。

そればかりか、

「今の若いろう者では、喋れる人が多い」

という、ろう者自身の証言もあるほどです。
日本語を喋れない聴覚障害者のほうが統計的にも
はるかに少数であって、珍しいのです。
健聴者は未だに、そんなことも知らない人が多いのです。


〔参考〕
なお、当ブログにおける「聴覚障害」および「聴覚障害者」
の用語定義は、下記の記事を参考にして下さい。

 『聴覚障害の用語定義について』
 (2011-03-30 22:03)

ここで言う「軽度難聴者」には、
身体障害者に認定されない難聴者が多いようです。

また、下記の記事も参考にしてみて下さい。

 『「聴覚障害者」の定義に関する共同声明(1989年)』
 (2011-03-31 23:19)

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by bunbun6610 | 2012-11-05 18:00 | 人気記事(再掲)

『障害者雇用の成功事例』(2006年5月)より

古い情報からですが、スターバックスでは
ろう者を雇用しているという。

コミュニケーション手段は何と!
健聴者がよく否定的になる、手話だという。

こういう会社ならば、面接でも自分の聴覚障害
について、正直に説明しても大丈夫だろう。(※1)


(※1)この理由に関する参照記事は、
当ブログ
『障害者ジョブコーチ(職場適応支援者)募集案内』
〔2012-10-22 18:00〕


そして、聴覚障害者は自信を持って、
自分の障害についての解決法を会社はもちろん、
お客様にも提案できることだろう。

それが可能にできる企業が増えてきてほしい。

そのような考え方が、障害者の職域差別解消になり、
バリアフリー推進や、経済の活性化にもつながるだろう。

今の日本の健常者、企業の考え方こそ、
殻に閉じこもっている障害者そのものなのだ。(※2)


(※2)
『世界の差別禁止法について』
(池原毅和(弁護士)
 記録:瀬山紀子 2001年6月30日)

 →http://www.arsvi.com/2000/010630.htm

「車線を2つ作って、自由競争レーンに乗れない人を選び出して、
ある種の排除と分離というシステムをつくる。
そのため、いわば、障害のない人の側は、自由競争レーンを
純粋化していき、自分たちの世界を囲い込んでいく。」

当ブログ

『私が障害者差別禁止法に関心を持ったきっかけ』
〔2012-04-25 23:10〕

参照。




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http://www.generalpartners.co.jp/sindou/2006/05/post-123.html


障害者雇用の成功事例
2006年5月10日

「障害者を採用するのは、うちの会社ではちょっと難しいかな。。。」
人事担当者から、こんな話を聞くことがあります。
残念ではありますが、現状でもあります。
こういった概念を一気に吹き飛ばしてしまうものを
2つほどご紹介しようと思います。

■事例1
ユニクロを展開するファーストリテイリング社の柳井社長は、
日経ビジネスで障害者雇用についてこう語っています。

「障害者を雇用すると仕事の効率が下がると思っている
人も少なくないでしょう。
しかしそれは誤解にすぎません。
当社では障害を持つ人に店舗で働いてもらうことで
その店舗の雰囲気が良くなりました。
他人に気遣い、お互いが助け合うという仕事の進め方を
学んだ結果、サービスの水準が向上しました。
健常者ばかりの集団よりも、障害者を含めた集団の方が
競争力があるのではないかと思います。」

■事例2

スターバックスのある店舗での事例です。
聴覚障害を持つ女性スタッフがある店舗で
元気に働いています。
彼女との店舗内におけるコミュニケーションは「手話」。
しかも女性が考案したオリジナルの手話だそうです。
最初は、彼女とだけのコミュニケーションツールだったものが、
いつしか全員が使う合図に採用されました。
そして、
注文からお客様に出すまでの時間が短くなり、
ミスが少なくなった。
という生産性向上へと導いたのです。
ユニクロにしてもスタバにしても、既成概念にとらわれない
柔軟な姿勢と創意工夫による素晴らしい成果ですね。

こんな成功事例がさらに広がり、
本当に必要な人材として、企業へと紹介して行けないものかと、
いつも考えています。


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〔関連情報〕

http://mobile.twitter.com/sixlink_kazu/status/1815342783406081?

http://mobile.twitter.com/MASU_YUKI/status/73647869936152576?

http://mobile.twitter.com/lovechang/status/197901565116416001?

http://mobile.twitter.com/catfood_mami/statuses/198270105795305473?

http://matome.naver.jp/odai/2133436349559435601

http://wp1.blog21.fc2.com/blog-entry-24.html

http://silentsheep.net/silent/deaf-cafe.html

http://bunbun6610.exblog.jp/14763643/

http://bunbun6610.exblog.jp/14574178/




「ジャッキー・チェン コーヒーショップで聾唖者を店員に雇い、
開業1ヶ月でファンが集まるスポットに(中国語記事訳)」
という記事まで発見。

http://ymeifenglonga.jugem.jp/?cid=26


そういえば、ジャッキーが手話でしゃべっている動画も
You Tubeにたくさんあるのです。
例えば、下のアドレスとかにです。

http://syuwavideo.blog55.fc2.com/blog-entry-54.html
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by bunbun6610 | 2012-11-03 18:00 | 就労前の聴覚障害者問題A