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健聴者の一方的な手話

ある健聴者は、独学で手話を勉強して、
聴覚障害者との仕事で使っています。
それはいいことだと思います。

ただ、困ったこともあります。
仕事で指文字の一つを表しただけで

「オレが手話で表しているのに、
何を求めているのかわからないのか!

自分で考えてすぐわかるようにしないと、
ダメだぞ!」

と言われました。

確かに、聴覚障害者は勘が良い人が多いです。
何かヒントをひとつ示してくれるだけでわかる場合も、
少なくはありません。


「ろう者はイメージ力が、健聴者よりも強い」

とも言われているほどです。

分かる場合は確かに、聴覚障害者も大変助かります。

しかし、だからといって、手話文法もない
指文字の一つを表しただけで、指示の意味を捉えろ、
という健聴者の要求は、無謀過ぎていないだろうか?(※)

※「指文字だけでは、手話とは言わない」
という意見も、ろう者からはあります。


手話を使ってくれるのは、確かにありがたいことです。
だが仕事とはいえ、手話を使って聴覚障害者を
自分の道具扱いするのは、やめてほしいものです。

そういう傲慢な健聴者に我慢して、
聴覚障害者は働いているのです。

これが何を意味するのか、
健聴者には全く分かっていない。
だから本当の問題点は健聴者のほうにある、
と私は思う。

聴覚障害者のために手話を使っているからといって、
立派なわけではない。

「言葉の暴力」ということも聞いたことがあるが、
言葉は何のためにあるのか、考えてほしいと思う。
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by bunbun6610 | 2012-09-29 22:03 | 手話
 →http://www.cao.go.jp/sasshin/shiwake3/details/pdf/1027/gijigaiyo/a-3.pdf


行政刷新会議ワーキンググループ
「事業仕分け」 WG-A
日 時:平成22 年10 月27 日(水)
項目番号:A-3
特別会計名:労働保険特別会計
項目名:雇用保険二事業②
(1)ジョブ・カード制度普及促進事業
(2)キャリア形成促進助成金(ジョブ・カード制度関連)
(3)介護雇用管理改善等対策費
(4)特定求職者雇用開発助成金
(5)若年者等正規雇用化特別奨励金
(6)職業能力開発校施設整備費等補助金
(7)離職者等の再就職に資する総合的な職業能力開発
プログラムの展開
内閣府 行政刷新会議事務局





>「正社員を希望しながらも正社員となることが困難な
年長フリーター等に対しまして、正規雇用に結び付けるための
支援は大変重要でございます。
フリーターは職業能力向上の機会が少なく、職務上必要な
スキルアップができない、低賃金のまま、有配偶率が低い
などの傾向がございまして、長期間フリーター状態である
ことは社会全体としての人的資本の蓄積の弱化、あるいは
若い人の所得低下を通じた少子化の加速、こういうものが
懸念されております。
しかし、このフリーター経験をマイナス評価する企業も多数
ございまして、また、フリーター期間が長いと正社員を希望
しても正社員となることが難しい状況でございます。」 (P5)



上のことは考えさせられます。
フリーター、ニート、ホームレス等増加問題を放置しておくと、
日本社会全体が弱化していくのは必至だと思う。
また障害者就労問題も、放置しておくのは経済的にも損失です。


ところで、ジョブカード制度とは何でしょう?
ハローワークの障害者枠求人票にはこの文字を見かけますが、
消し線が引かれている場合がほとんどなので、
ほとんど活用されていないのでしょう。

「実際、ジョブ・カードセンターの視察に行ってまいりましたら、
こういうジョブ・カード制度を活用してみませんかという企業向けの
パンフレットがあるんですが、このジョブ・カード制度の説明パンフレット
の中にジョブ・カードは1回も出てきません。
つまり、先ほども少しありましたけれども、これぐらいの助成金が
受けられて、儲かりますよとは書いていませんけれども、採用コストとか
訓練コストを抑えることができますと、企業向けの制度として、
もう正面から言うのであれば、それはそれで1つ意味があると思うんですが、
あくまで求職者の制度だと言いながら、事実上は雇用主、企業のための
支援制度になっているのではないかというところが、今、いろいろな疑問点
が先生方から示されましたけれども、本質的な問題なのではないかと思いますが、
いかがでしょうか。」(P13)


当ブログでも

『障害者雇用助成金は、雇用する企業へのご褒美?』
〔2011-08-20 23:54〕

という記事を載せていますが、やはりそんな制度のように思えてしまう点で、
疑問視されているのでしょうね。


さらに、次のような会社もあります。

当ブログ
『障害者雇用助成金を飲み代に遣ってしまう会社』
〔2012-02-21 20:05〕参照。



「リーマンショック後に障害者の雇用も非常に失われました。
正にこういう特定求職者を企業が雇うインセンティブをできるだけ
高めようということで、かなり条件もよくしたんですね。
条件をよくするということは予算額を増やすということになりました。

ただ、実際に動かしてみると景気が悪く、こういった助成金を設定しても
なかなか雇用が進まなかったと。
そうすると、予算額は増えたのにもかかわらず実績は落ちてしまったということで、
執行率が非常に落ちてしまった。」(P27)


何という無残な結果だろう。
これでは、事業仕分けに入るのは当然だと思う。
一番の問題は、企業が人的コスト削減策としてしか
この制度を利用しようとせず、
助成金を社会全般的に有効に活用しようとしないこと
ではないか、と思います。
本来、雇用を増やすための制度ですよね?

「企業は障害者を食い物にしている」も、このことです。
法定雇用率達成も、お金ではダメだと思います。
日本政府のやり方は甘い、と思う。


「例えば47 ページの若年者なんですが、本奨励金の支給申請を行った
事業者へのアンケートを調査し、「役だった」旨の評価が86%いると。
これを高らかにうたわれていますけれども、普通、お金をもらったら
役に立ったと思うわけで、逆に86%のうち100 になってない方々が役に
立ってないと思っている方々なわけですね。
そこが何を考えているのかが、先ほど石渡さんが言われた、助成金を渡した
ところで何も意味もないというところなんだと思うんです。」(P29)



「特定求職者雇用開発助成金」についても、次の記述が見られます。

「特定求職者雇用開発助成金についてですが、不況になると、
障害者であるとか、シングルマザーであるとか、職を見つけることが
難しいので、私はこういった助成金が必要ではないかと思っているんです。
ただ、今回、仕分けの対象になった理由が、やはり執行率が低かったという
ことでして、26 ページを見ますと38.1%ですね。
ですから、なぜこんなに低かったのか。」(P26)



助成金に関する疑問は、やはり企業の不正受給疑惑にも向けられています。
不正受給は、実際にあります。
会社は“本人から辞めるように仕向けている”のです。
しかし、これが隠されているので、ハローワークには当然、見えてきません。
企業の不正事実を暴くには、この二重、三重不正を見抜くしかありません。
やり方がどうであれ、結果は本人が自主退職したことになっています。

読者の皆さんも、当ブログの実話に基づく特殊記事を見ることができ、
それを信じるならば、わかります。
その企業がどこなのかもわかるように、記載してあります。

政府の雇用助成金はこのような不正を矯正出来ない限り、
廃止せざるをえないと思います。


「○亀井参議院議員 この事業の予算執行率は26 ページに出ております
けれども、32.8%です。
用意された予算の3割と少ししか使われていない。
一方、37 ページを見ると、前年度と比較して1年未満のものの
離職者が増えているということは、いわゆる定着していないと。
介護労働者がこの助成金を使うことによって、
一応マッチングまではしているけれども、定着せずに辞めている
ということでしょうから、そうであるならば、やはり先ほど大西先生が
おっしゃったように、現場の介護労働者の賃金を上げるなり、
別のことに使った方が、労働条件をよくした方がこの分野に人が
集まるのではないでしょうか。

○網屋衆議院議員 関連でいいですか。

○小村進行役 網屋さん。

○網屋衆議院議員 今のものを整理すると、一人の介護労働従事者
の方を1年置きに回転してしまったら、これは永久にもらえるという
ことですか。

○説明者(厚生労働省) お一人の方。

○網屋衆議院議員 また次の人を採って。

○説明者(厚生労働省) 解雇をしたらだめなんです。
23

○説明者(厚生労働省) 解雇をさせた事業主は対象にならないんです。

○網屋衆議院議員 1回やめてしまうと。

○説明者(厚生労働省) やめさせた事業所。

○網屋衆議院議員 離職は必ずしもやめさせただけではなくて、
向こうがやめてしまうかもしれないですね。

○説明者(厚生労働省) いろいろな御事情がありますので、
一概に離職の中身が判断できにくいということもあります。
そして、亀井先生からの御指摘のあった点についてなんですが、
37 ページに書いてあるデータが21 年の介護労働実態調査という
ことで、この調査が、平成20 年の10 月以降ではないかと思います。

この助成金ができたのが平成20 年の補正で12 月からということに
なりますので、必ずしもこの助成金が全体状況に結び付くということ
ではないんですが、事実関係を御紹介させていただきました。
さらに、今、離職率自体は下がっているという状況です。

○小村進行役 市川さん。

○市川評価者 すみません、今、すごく大事なことなので確認させて
いただきたいんですけれども、ある方が介護職員として1年半お勤め
になられれば満額を支給していただけるわけですね。
例えばその方が自己都合で退職されて、その1か月後にまた介護職員
として雇用された場合に、この支給を受けることはできますか。

○説明者(厚生労働省) できません。
この助成金の支給対象にはなりません。

○網屋衆議院議員 別の会社に行ったら。

○説明者(厚生労働省) 別の会社でも経験があるということになります
ので、これはあくまで経験がない方が、なかなか採用されないということ
があるので助成金にしているということです。
したがって、要件としてはチェックをするという形になっています。

○市川評価者 ちなみに、経験がないというのは、あるとないの違いは
何なんですか。

○説明者(厚生労働省) 今、細かい資料が手元にないんですが、
実際にどういう施設で、どういうふうにして働いているかということで、
介護の現場で働いていたかどうかというところを見るということです。
お答えになっていますでしょうか。

○小村進行役 それは何かデータで一元的に管理をされていて、
必ずどこかで介護士の方が働いていればわかってしまうということ
なんですかね。
そこがあいまいだと、結局、わからないのではないかということに
なります。

○説明者(厚生労働省) そこまではシステム化をされていません。

○市川評価者 もう一回だけ確認します。北海道で働いておられた方が、
自己退職で1か月後に九州に行かれていった場合に捕捉できない
ケースもあり得るということですね。

○説明者(厚生労働省) 不正受給になった場合には、もちろん、
返還をしていただきますけれども。
それがそうではないことがわかればですね。

○説明者(厚生労働省) 今の関係で、一応、支給申請書の中には
職務経歴などについて書いていただいて、チェックをするということが
ありますし、前の職場で雇用保険の対象になっていれば、そういった
ものをチェックするという方法もあります。
24

○小村進行役 一応、申請ベースでやって、何かおかしなことがあれば
確認もするし、そこについて本当に虚偽の状況にあれば、それは逆に
通知もするし、やめるということですね。
すみません、この議論はこの辺りにして次の議論に入りたいと思います。__」
(P22~24)



やはり、ここでも

「助成金を永久に、あるいは出来る限り貰おうとして、
労働者を取り替えてばかりいる傾向が企業に
見られるのではないか」

という疑問が持たれている、と思います。


当ブログでも、以前に次のような記事を載せています。

『障害者を使い捨て雇用する企業の特徴』
〔2012-02-21 20:25〕


しかし、ここもやはりチェックはしていると言っても、
抜け穴だらけで充分には行き届いていないのです。

その抜け穴とは、やはり辞めてもらうように仕向ける、
企業の策略だと思うのです。
本人が拒否しても、辞めさせられざるをえません。
企業が圧倒的有利な立場を利用して、
どんな手口でも使ってくるからです。

ただ不思議なことに、
金がらみで解決しようとする企業があったりします。
企業が障害者に、わざわざ甘い条件を出してくるのは、
辞めさせる障害者に口止めさせるのが目的のようです。

信じられないかもしれませんが、例えばもし、

「もし、この合意解約書にハンコを押せば、
特別退職金100万円をあげます」

と言われたら、読者の皆さんはどう思うでしょうか?
この合意解約書には、本人の意思として

「雇用契約更新を希望しません」

ということと、

「この約束を外部に漏らしてはならない」

という秘密保持事項がたくさん書いてあります。
要するに「口封じ契約」と同じでしょう。
つまり、特別退職金は「口止め料」だということも
暗示しています。

これは、実は誰もが知る有名大企業がやっている
手法の実例です。


あるいは、別の方法もあります。

会社が解雇を避ける方法として、
有期雇用契約の残り期間だけ在籍させることにして、
その後は契約を更新しない、
ということを労働者に伝えます。

ただそれだけでは障害者は絶対に辞めないので、
業務命令として出社させないことにします。

そうすると、本人の勤務実績がなくなるはずですが、

「給料は払うから、残りの雇用期間で
次の仕事を探しなさい」


と言ってきます。

なぜならこの場合、会社は幾らかでも払わなければ
労働基準法第26条の「休業手当」(※)に引っかかるからです。

(※)http://web.thn.jp/roukann/roukihou0026jou.html 参照。

ただこうなると、脅し以上のものに等しく、
本人は諦めるし、別の仕事を探すことに
なります。
そして本人も仕事が決まると、
本人にとっても会社にとってもめでたく、
障害者の転職が決まるのです。
だから、これに不満を言う人は誰も
いないでしょう。

こうして、会社はまた新たな障害者を雇用し、
新しく助成金をもらうことができるのです。

こんな抜け道があるのだから、表面的に
解雇が減ったのは当たり前なのです。

その後にまた新たな人を雇用すれば、
企業はまた満額で助成金をもらえる、
というワケです。

確かに、少し手のこんだやり方ですが、
正社員の下で働かせる単純労働者ならば、
繰り返して雇って、何回でも助成金を
貰うメリットはあります。
今の企業は労働者をそんなふうにフルイ分けし、
特化していると思います。

結果、企業にとっては助成金を活用する
ことが人的コスト削減に有効な方法、
というワケなのだと思います。

ある企業では、高額な助成金のつく労働者
ばかり雇用している部署もありました。


近年、池上彰氏などがテレビでわかりやすく
解説していたりしますが、
自分たちが払っている税金の遣い方を皆で
考えることって、大事なんだと思います。
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by bunbun6610 | 2012-09-26 18:30 | 障害者の経済学
下の情報は、確かに私の会社で働いてきたろう者にも、
当てはまっています。

 →http://www1.normanet.ne.jp/~ww100114/library/li-57.htm


『4.聴覚障害者の勤務態度・姿勢に関する企業
からの指摘』より。

>「出勤・退社時の挨拶やミスをした時の謝罪が
できないので、周囲から批判的にみられている。」


→実例)「大事な仕事を教えるから」と事前に伝えて
いたが、ろう者は当日遅刻した。
その理由を問い詰めると「おなかが痛くて…」とか
「いや、頭が痛くて」とか何度も曖昧に答えるので、
次第に言い訳と取られるようになった。
ハッキリと言わないので、健聴者も次第に呆れて
「もういいか…」になる。

ろう者はそれを

「まぁ、仕方ないか」

と勘違いしているようだが、そうではないということが
分からず、後日また遅刻を繰り返す。
健聴者からはよく言われるが「空気が読めない」や
「マナーを知らな過ぎる」ということだろうか。


>「安易に突発的な欠勤や早退を繰り返すので、
安心して仕事を任せることができない。」


→当ブログ

『聴覚障害者の職場放棄』
(2012-09-08 18:33)


参照。



>「引っ込み思案で自主性に乏しく自分から
動こうとしない。
受身で指示待ちになっている。」


 →当ブログ

『あるろう者が、会社から言われたこと』
(2012-09-18 18:30)

参照。


>「よくわかっていないことを周囲に確認しないで
仕事を進めてしまう傾向がある。」


→詳細は当ブログ

『ろう者の「聞こえるフリ」と「わかりました」と言う癖』
(2012-09-14 18:30)

参照。


ろう者の「すぐ休む癖」は、どこでも有名だと
思います。
ろう者が真面目に働かないのは
「どうせ障害年金があるからだ」
という甘えがあるからだ、という健聴者からの
指摘もあります。
私も同感です。

本当ならば、ろう者の場合には障害年金を
交付するよりも、就労支援にお金を遣ったほうが、
はるかに効果的だと考えられます。
本人は働く能力があるのですから。

一方、障害者を雇用した会社の、聴覚障害者に
対する情報保障がないことも、大きな問題点の一つ
だと思います。
だから健聴者は、税金の遣い方を間違っている
と思う。

これは当ブログのカテゴリー『障害者の経済学』
のなかでも、私が言い続けてきていることです。

健常者がつくってきた、障害年金に依存させる
障害者施策こそ、障害者をダメにしてきたのだ、
と思う。


岩山氏は聴覚障害者です。
その視点から述べている次の言葉には、
私も同感です。

「企業からの指摘は,聴覚障害者の就労支援の
あり方に一定の示唆を与えてくれます。
しかしながら,聴覚障害者の職場定着の問題を
考えるにあたって,留意しなければならないことが
あると考えています。
すなわち,これまでに紹介したデータや企業からの
指摘事項を見て,

「やはり聴覚障害者は職場で様々な不適応問題を
引き起こしやすく職場定着が困難であることから,
問題行動を起こさないようにするための特別な指導
が必要である」

といった一面的な帰結を安易に導いてしまうことの
ないようにすることです。
従来から,福祉,教育,労働など各分野の支援関係
者の間で聴覚障害者の職場定着上の問題が語られ
るとき,本人の問題行動ばかりがあげつらわれる
きらいがあったように感じます。
つまり,職場定着がうまくいかなかった原因を
具体的に検証することなく,安易に聴覚障害者側に
責めを負わせて,表面化している問題行動を矯正し,
職場に適応させようとする傾向が,我々支援関係者
の間では強かったのではないかということです



岩山氏は障害年金の矛盾点には触れていませんが、
次の言葉は、就労後支援の必要性を十分に伝えて
いると思います。

「聾学校の担任の先生からは,
『口話が通じないときは筆談でもやりとりできます』
と聞いていたのに話が違う。」
といった行き違いが起こらないように,就職の「追支援」
など様々な機会を捉えて,障害の特性について一般的
な説明をするだけでなく,個別的な障害状況について
的確かつ具体的な説明を加え,雇用管理上の配慮に
ついて助言することが必要かと思われます。」


企業からも聴覚障害者理解と合理的配慮が必要に
なってきます。
しかし、現在の企業にとっては情報保障の負担は重い
ものとみなされて、聴覚障害者に対する情報保障を
している企業はほとんどない、といっていいでしょう。

そこで聴覚障害者の場合は、障害年金よりも社会全般
での情報保障などの充実に公的資金をあてるべきだ、
という考え方が出てきても、おかしくはないのではないか、
と思います。


当ブログで具体的事例を挙げて説明しているろう者
問題で、ろう者が自分の聴覚障害をごまかしてきた
問題(※)があります。

(※)詳細は当ブログ

『職場で、聴覚障害をごまかしたツケ』
(2012-09-14 19:00)

参照。


『ろう者の「やせ我慢」』
(2012-09-15 22:00)


参照。

『補聴器のハウリングと、ろう者』
(2012-09-19 18:30)

参照。



これについてどうすればよいかということですが、
岩山氏の資料の、下の記述に解決法が述べられ
ていると思います。

「生徒には,ろう学校にいる間に,自分の障害に
ついて認識を深めさせるとともに,
障害状況を周囲に適切に説明し,必要な配慮を
引き出すスキルを習得させるようにすることが
望ましいかと思います。


聴覚障害者は、自分の障害についてきちんと説明
することが必要です。

ただ、聴覚障害者の健聴者への説得力、努力だけ
では解決が難しく、健聴者からも理解しようとする
努力が必要であり、それを企業全体で進めていく
ことが大切です。
誰か個人に(聴覚障害者、健聴者のどちらか一方
だけに)負担を負わせるのではなくて。
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by bunbun6610 | 2012-09-25 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題B
聴覚障害者のなかには確かに、
口を見て言葉を読み取るのが
得意な人もいます。
しかし、それが多くの聴覚障害者に
十分にできるというわけではありません(※)

(※)ある有名な病院の看護師長も誤解気味に、
次のように言っています。

「聴覚障害者は、口の動きを見て読み取れる
(読話)人が多い」

当ブログ

『胃レントゲン検査での聴覚障害者問題(4)』
〔2012-01-02 22:31〕


参照。


しかし、実際の聴覚障害を持つ人のなかでも、
読話能力に優れている人は、
そんなにいるとは思えません。

≪読話について、私からの一言≫
読話

http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/report/rp1004b.pdf

読話を使う人は、難聴者にはわりといるらしい。
しかし、それは

「読話が得意な人が多いから」

ではありません。
読話を使うのは、それしか会話の輪にとどまる
選択肢がないから、でしょう。
仕方がないから、読話に頼らざるを得なくなり、
苦しくてもそれを磨いてきた結果だと思います。

読話講習会の講師でも

「読話だけで、健聴者の話しすべてが理解
できるようになるわけではない」

と話しています。
私の体験でもそうですが、一部でも読み取れて、
全体の意味が推測可能になるから、
どうにかコミュニケーションができるのでは
ないかと思われます。

ですから、間違える場合もやはりあるのです。
大事なことを伝える場合には、読話依存では
危険性もあります。


下記の情報を見たことがありましたが、
防曇透明マスクというのは、
聴覚障害者対応のために開発されたので
しょうか。

こうした品物の普及は、一部の聴覚障害者
にとっては、確かに喜ばしいことなのかも
しれません。
ただ、忘れてはならないのは、これだけで
すべての聴覚障害者へのバリア解決とは
いかないことでしょう。



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口元が見えるから聴覚障害者も安心な透明マスク。

防曇透明マスク <ご協力者様>各位

※お名刺交換させていただいた皆様、防曇透明
マスクの試着アンケートにご協力いただいた皆様、
製品改良などご協力をいただく皆様に、
BCCにて送信をさせていただいております。※

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、感染予防・防曇透明マスク「ルカミィ」として、
来年1月10日より「試験販売」を開始致します。
販売会社の連絡先、掲載URLを下記にご案内
致します。
販売価格、注文方法は、「株式会社ミノウラ」
SP事業部のホームページに掲載しておりますので、
ご確認ください。
皆様の購入申込み、お待ち致しております。

【製造・販売会社】 株式会社ミノウラ SP事業部
          〒130-8506 東京都墨田区緑1-24-4
          TEL 03-3632-6131
          e-mail Lookatme@mnr.co.jp
【試験販売情報掲載のURL】
          http://www.mnr.co.jp/sp/

以上、よろしくお願い申し上げます。
http://www.mnr.co.jp/sp/



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また、最近の記事に度々取り上げている、
ろう者の「口を見ればわかる」に対しても、
ひとこと言わせていただきます。


ろう学校に通ったろう者には

「口を見て言葉を読み取る」

のが、得意な人が多いのかもしれません。

しかし、それだからといって、多くの聴覚障害者
が口を読み取れる、というわけではありません。
特に、聴覚障害が発症した年齢が高い聴覚
障害者ほど、読話が苦手な人は増えていきます。
中途失聴者・難聴者が読話を習いたいと思って
読話講習会に通っても、半年も過ぎると諦めて
いく人がほとんどなのです。
私も通ったことがありますが、これは結構苦痛
なので、挫折しました。

それでも、病院やお店などではなぜ「口を見れば
分かる」確率が高いのかというと、その場面の
対処法を聴覚障害者は大体知っており、
予測可能だからでもあります。
口を読み取るには、幾つかのヒントがあれば、
難易度を下げることが可能です。
だから、自分からそのヒントが早く発見できる
コミュニケーション方法を採用する、という技法も
私は用いています。
それが、予測可能にするコツだからです。

しかし、会社での仕事の説明では、そう簡単には
いきません。
単純労働の説明ならば予測可能でしょうが、
会社で初めて教わる仕事の説明には聴覚障害者に、
「口だけ読み取らせて理解させる」
という方法は無謀なのではないかと思います。

何でも

「この聴覚障害者は、口を見ているからわかる」

と過信するのは禁物でしょう。
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by bunbun6610 | 2012-09-24 18:30 | 医療バリア&バリアフリー


ワタミのような会社の障害者募集には、
聴覚障害者も要注意です。



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http://www.excite.co.jp/News/society_g/20120920/Mainichi_20120921k0000m040025000c.html

<労災自殺>
両親がワタミ会長らに申し入れ書
 説明求める


2012年9月20日 19時13分
(2012年9月20日 19時38分 更新)

ワタミの外食チェーンを運営するグループ会社
「ワタミフードサービス」の従業員だった08年に
自殺し、今年2月に労災認定された森美菜さん
(当時26歳)の両親が20日、東京都大田区の
ワタミ本社を訪れ、渡辺美樹会長らに事実説明
を求める申し入れ書を提出した。

 美菜さんは同社の

「地球上で一番たくさんの“ありがとう”を集める
グループになろう」

というスローガンに共感し、08年4月入社。
居酒屋に配属され、5月中旬に抑うつ状態と
なった。
1カ月の時間外労働は141時間。
自宅に帰れないこともしばしばで、自殺直前、
美菜さんが会社に提出したリポートには

「ワタミ文化とは、こういう現実をさすもの
なのだろうか」

と記されていたという。

 父豪さん(64)と母祐子さん(58)はこの日、
応対した社員を前に

「どのようにワタミという会社は、
娘を死に至らしめたのか」

と文書を読み上げ、

「会社の労働実態について、代理人ではなく
社長や会長自身に考えてほしい」

と訴えた。

    ◆

 美菜さんの両親を支援する全国一般
東京東部労働組合は30日、ワタミグループ
で働く人を対象とした電話相談を実施する。

正午から午後5時まで、

03・3604・5983、

03・3604・1294、

03・5650・5539

で受け付ける。

【市川明代】

毎日新聞



==========================



実は現在、ハローワークでワタミ・グループの
居酒屋が、障害者雇用で各支店一斉に募集
しています。

このような業種では、障害者の中でも

「耳が聞こえない以外は、健常者と同じ」

と言われる聴覚障害者が特にターゲットに
されやすく、要注意です。

もしも、裏情報で「聴覚障害者希望」(※1)
であったら、間違いなく聴覚障害者を
ターゲットにしているでしょう。

(※1)『ハローワーク求人票の「裏情報」に思うこと』
(2012-05-03 09:59)
参照。


私自身、飲食業界に勤めて、
過去に何度も違法残業をさせられたり、
賃金未払い事件などに巻き込まれた経験
があります。

サービス残業の半強制は、インターネット界で
「ブラック企業」としてささやかれていますが、
事実、飲食業界は特にサービス残業の半強制
が多い業界なのです。

「耳が聞こえないんだから、他人よりも早く出社
して働き、仕事を覚えるのが当たり前」

「仕事を教えてもらいたかったら、早く来て働くのが
当たり前」

だと言う健聴者も少なからずいるものです。
(他の障害者だと「このようなことは言われません」
と話しています)

聴覚障害者だって

「雇ってもらっているんだから、頑張らなくちゃ」

と思って、頑張る人もいます。
しかし、健聴者が早く出社するわけではないのです。
誰もいない時間に早く出社しても、だれもろう者に
教える人なんかいないのです。
当たり前でしょう。
こんな口車に騙されて、辞めたろう者もいます。

結局、聴覚障害者だけやらされるだけ、
奴隷になるだけのところもあります。

健常者には

「障害者なんだから、人一倍努力するのが当たり前」

という考え方があるのです。

これは、おかしいでしょう。
彼らは、おかしいこと、具体的には違法なサービス
残業を半強制しているのです。

「聴覚障害者は、身体だけは健常者と同じだから」

を理由にして。

だから、私は「身体障害者雇用促進法」を

『障害者奴隷雇用促進法』

と改名して呼んでいます。

障害者を雇用すれば、助成金だってついてきます。
事実、助成金目当てでもある(※2)のです。

(※2)詳細は、当ブログ

『障害者雇用助成金を飲み代に遣ってしまう会社』
(2012-02-21 20:05)


参照。


飲食業界は障害者とそれにつく助成金を利用
しようとしているところも増えていると思われる
ので、ターゲットにされやすい聴覚障害者は、
特に要注意だと思います。

もしも

「おかしいな、この会社は…」

と思ったら、無理せず辞めましょう。

でも一番いいのは、最初からこういう会社には
入らないことです。
実際、私の他に飲食業の店で働くろう者も
いましたが、結局休みがちになり、
何人も辞めました。

やってみてもダメージを負うだけならば、
はじめから情報収集し、
こういう会社を避けたほうが賢明なのです。
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by bunbun6610 | 2012-09-21 18:50 | ブラック企業と障害者雇用

聴覚障害者と親の問題

田舎から上京した、あるろう者が、
就職して福祉用の高性能補聴器が必要になりました。

ろう者は上京前に、役所の障害者福祉課から福祉用補聴器を
交付されていました。
しかし、それを実家に置き忘れてしまいました。
それでろう者は、両親に送ってもらうように頼みました。

ところが両親からは

「補聴器は難聴になった友人にあげてしまったよ」

という返事だけでした。

普通の人から見たら、これは驚くことかもしれません。
しかし聴覚障害者の、よくある家庭事情を知る側から見れば、
これは別に驚くことではありません。
このような家庭は幾らでもあると思います。
勿論、困るのはろう者です。

こういう理由では、前回の交付後、
5年間は再交付してもらうことができなくなります。

理由を役所等に正直に話せないろう者は、
我慢するだけなのです。

聴覚障害を持つ子どもの福祉用補聴器を、
親が他人に譲渡することは、
認められていません。

しかし、このようなことはよくあるのです。
なかには

「うちの子(ろう者)には、補聴器は効果がない」

からと言って、子どもの補聴器を売ってしまう親もいる、
と聞いています。

成年後見人でも類似したことが、すでに問題になっていますが、
聴覚障害だけでなく軽度知的障害も併せ持つ障害者からは、
親や親族が障害年金を横取りしている、というケースも
十分ありえる(※)
と思います。


(※)〔参考記事〕当ブログ
『障害者の経済的依存が生んだ、社会的リスク』
(2011-08-12 22:43)


そのことが障害年金の問題だと、カテゴリー『障害者の経済学』
でも指摘しているのです。

そのようなことをする家庭ではおそらく、家庭教育もろくにせず、
ろう児をろう学校任せにしていて、ほったらかしにしていた可能性もある、
と思います。

たった補聴器だけの話から、その聴覚障害者の家庭のことまで
推測可能なのです。
その噂は、瞬く間に千里を走るでしょう。

他にも、聴覚障害者と家族の仲が悪い、
といった話はよく聞きます。

ほぼ絶縁状態の聴覚障害者もいます。

聴覚障害は、人間関係にも大きく影響してしまうからです。
聴覚障害者本人の意志に関わりなく。
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by bunbun6610 | 2012-09-21 18:30 | 聴覚障害

聴覚障害と目的の喪失

 「自分のしている事が、自分の目的になっていない程
 苦しい事はない」
 (夏目漱石『行人』)

 http://meigen.ivory.ne.jp/meiku/natsume.htm


 「目的と手段が直結しづらい世の中。
 目的と生きがいを持てずに仕事を続けるのは大変な苦痛である」


仕事が目的になっていない人は、健常者にも多いだろうが、
聴覚障害者はどうだろう?

当ブログの人気トップ記事は

『聴覚障害者にできる仕事』
(2012-01-18 22:25)

です。

聴覚障害者は自分のしたい仕事を考え、探すのではなくて、

「聴覚障害者でもできる仕事」

「聴覚障害者でも採用してくれる職種」

を模索しているのだと思います。

それは自己実現のためではない。
没個性であり、単に生活のお金を求めているだけだ。
だから就職後も、聴覚障害者は会社の人に見下されるのだ。
自分が真剣に努力できるものを見つけ出せず、
モチベーションがなかなか上げづらく、
会社からの評価も低いのだ。

ある会社の人事関係者が漏らしていたことですが、
それは

「聴覚障害者と面接をすると、必ず、皆、
『耳が聞こえないのですが、出来ますか?』
と言ってくる」

のだと言う。
そして、面接官はこれにうんざりしているのだと言う。
当然、面接でこういう質問ばかりする聴覚障害者は皆、
落とされています。
面接官からすると、聴覚障害者はなぜ、皆こんなふうに言うのか、
理解しにくいようです。

確かに、自分のしたいことを堂々と主張するのではなく、
健聴者の顔色をうかがうような聞き方ではありませんか。
これでは情けなく見えても仕方がない。

話が少しそれていきそうなので、そろそろ戻しますが、
聴覚障害者は「聴覚障害者にできる仕事」に絞って、
妥協策を見出そうとしているだけなのだと思う。
採用してもらえなければ、自分のしたい仕事を自由に考えても、
無意味なのだから。

ゆえに、もう一つの人気記事が

『聴覚障害者にできない仕事』
(2012-05-02 11:56)

になっているのだ。

「障害があるから、できない」

とされている仕事もたくさんあります。
(実際は「できない」というより、ほとんどが健聴者の
間接差別〔※〕が原因のように思えるのだが)

〔※〕間接差別には、いろいろな対象者がいます。

女性への間接差別⇒http://tamutamu2011.kuronowish.com/kannsetusabetu.htm

障害者への間接差別⇒http://www.dpi-japan.org/problem/reason.html

また、老人や子どもに対し、間接差別になっている場合もあると思います。



だからムダな就職活動を避けるためにも、
応募しても採用を断られる仕事を、はじめから知っておくのが
得策だからだろう。

聴覚障害者に、その仕事をしたいという希望者がいないのではない。
健聴者に「聴覚障害者には、できない」と決めつけられているから、
希望者が見えてこないだけなのだ。

悲しいではないか。


=================================

【追記】(2012年9月22日)

http://www.excite.co.jp/News/society_g/20120922/Kyodo_BR_MN2012092201001525.html

障害者差別「ある」89% 前回より増加、
内閣府調査

2012年9月22日 17時12分

内閣府が22日付で公表した「障害者に関する世論調査」によると、
日本社会で障害者に対する差別や偏見が「ある」と思う人は89・2%
に上り、2007年の前回調査より6・3ポイント増えた。

「ない」と答えたのは前回より5・4ポイント減の9・7%にとどまった。

09年12月に当時の鳩山政権は「障がい者制度改革推進本部」を設置。
障害者の差別禁止や社会参加の促進に取り組んでいるが、
十分な効果が出ていない状況だ。

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by bunbun6610 | 2012-09-20 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

9歳の壁

9歳の壁

〔参考資料〕

 →http://www.normanet.ne.jp/~ww100114/library/li-74.htm

 →http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab/r050/r050_022.html


ろう学校出身のろう者には、仕事を覚えることに障害があるのだろうか?
単に聞こえないから、音声による説明だけでは理解できない、
という問題ではない場合もあるようです。
職場に手話通訳をつければ、それだけで必ずしも完全解決する、
という問題ではなさそうな場合もあるようです。

言葉(日本語)が理解できない、また正しく使えないという障害なのか、
それとも能力の問題なのだろうか?
多分、両方が相互に関係しあっている問題なのだろう。
それほど音声言語の世界では、聴覚は重要だということだ。
単に

「ろう者は、耳が聞こえないだけ」

という問題ではなかったのだろう。

それは個々の人の事情にもよるだろうが。


私の職場にもろう学校出身のろう者が働いています。
そのろう者は、発声は少しできます。
しかし、一緒に働いている健聴者からは

「あのろう者は声を出せるけれども、
何を言っているのかわからない。
だから聞こえる私たちにも、言いたいことは
ホワイトボードに書いて伝えてほしい、
と伝えています。
でも、ろう者は書かないで、
意味の分からない言葉をしゃべっています」

と言うのだ。
これではお互いにコミュニケーションが成立していません。

健聴者でもろう者の声を聞くときは、
「聞き取れない」という障害が生じています。
健聴者でも、このようなろう者と会話をしているときは、
感音性難聴になっている状態と想像していいでしょう。

ただ、健聴者は自分の耳が健常だと思っているから、
苦痛ではないかもしれません。
それでも、健聴者でも言葉の不明瞭なろう者と話すのは、
ストレスになるようです。


ある日、仕事をしているときで、
ろう者がセットしたモノを見て、私が

「これは今日は、5つ必要なの?」

と聞くと、ろう者からは

「そうです」

という返事が返ってきた。

しかし、私はそんな変更点は知らされてもいないので、
近くにいた健聴者にもう一度聞いてみた。

すると

「さぁ? 担当のAさん(健聴者)に聞いたほうがいいのでは」

と言う。
それで私はろう者に

「担当のAさんを探して、もう一度確認してから、私にも教えて」

と伝えた。
その後、ろう者はBさん(健聴者)に聞いていて、
少し時間がかかっていたが、Bさんとは話が終わったようだった。
しかしその後、ろう者からは何の報告にも来ないので、
私は困った。
仕方なく、近くにいた健聴者に聞いた。
すると

「4つでいい」

と言われた。

このような簡単なことでも、
ろう者と一緒に仕事をしていると、
コミュニケーションにすごく時間を取られてしまう。
そこもまた職場の全員の人にとって、問題だった。

とにかく、ろう者には少なくとも、問題点が2つある。
一つは、確実なコミュニケーション方法を健聴者と一緒に
確立しようとしないことだ。

もう一つが、仕事に対する真剣さがないというか、
自分の力で自分の役割を果たす、やり遂げる、
といった責任感がない、ということだ。

これでは、

「「耳が聞こえないから、仕事がもらえないのではない。
仕事ができないのではない。
能力もやる気もないから、仕事をもらえないし、
与えられてもできないのだ」

と上司に言われても仕方がない。

先輩健聴者は、次のように言う。

「ろう者に筆談も交えて、
何度も同じことを教えるけれども、
すぐ忘れてしまう。
忘れないようにメモを取るように、
と言っても、またすぐ忘れてしまう」

簡単な仕事でも、こんなふうなのだという。

ある会社でも、ろう者は

「派遣センターからの手話通訳を見ても、
わからない。
だから、メモも取れない。
感想文もレポートも書けません」

とこぼしていました(※)

(※)詳細は当ブログ
  『職場における、ろう者への手話通訳の問題点』
  〔2012-02-03 00:12〕参照。


何人ものろう者が、こんなふうに言うのです。

「(日本語から)日本語対応手話にではなく、
日本手話にして通訳してほしい」

と言うが。
しかし、今の時点では、そのような手話通訳はない。
それでは会社も、手話通訳者や聴覚障害者ジョブコーチを
頼もうとは思わないだろう。
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by bunbun6610 | 2012-09-13 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題B
Patisserie Francaise AIGRE DOUCE

  東京都新宿区下落合3-22-13

JR山手線の目黒駅から徒歩10分くらいの場所です。
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『フォレ・ノワール・ア・ラ・ピスターシュ』
ピスターシュとグリヨットゥの組み合わせは美味しいものです。
それを、フォレ・ノワールっぽく仕上げたお菓子です。
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『クレーム・フランボワーズ』
この商品は、夏季限定のデザートのようです。
フランボワーズの味がしっかりしていて、美味しいです。
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焼き菓子も美味しいです。

それと、ショーケースにズラリと並ぶパウンドケーキは、
どんな味なんだろう?

と興味が湧いてきました。

わざわざ専用箱まで作っているようなので、
このお店のパウンドケーキへの力の入れようが
見えてきます。
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by bunbun6610 | 2012-09-11 18:30 | sweet
イタリア料理 ラ・ベットラ 西武池袋店

 →http://www.la-bettola.co.jp/

落合務シェフで有名な『イタリア料理 ラ・ベットラ』の支店が、
西武池袋にあったので行ってみました。
混んでいましたが、どうにか入れる状況だったので、
席をいただきました。

コースで注文し、前菜、スパゲッティ、肉料理を食べました。
イタリア料理はほとんど食べたことがないのですが、
味は普通でしょうか。

ドルチェも注文しました。
メニューに

「落合シェフが45年間レシピを変えないプリン」

とか書いてある品がありました。
これを含めた盛り合わせを頼みました。

そしてまず、プリンから食べてみたら、
文句なしに美味しい。
昔ながらの、懐かしい味だ。

イタリア料理にはさほど興味は湧いてこないけれど、
このプリンを食べに、またわざわざ来たくなってきてしまいました。
これはヤバい関係になりそうです。

他のスィーツは、下の写真の中央下にあるプリンから、
時計回りに次のようになっています。
プリンは単品では450円だから安いと思います。

 ①プリン
 ②レモンクリームのタルト
 ③マチェドニア(イタリア版フルーツポンチ?)
 ④パッションフルーツのソルベ(シャーベット)
 ⑤ティラミス
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盛り合わせ前菜
少しずつ、8種類も盛ってあります。
手前下から、時計回りに。

 ①スモークサーモン、タルタルソース(茹で卵でつくったマヨネーズ系ソース?)
 ②ポテトとシェルパスタのサラダ
 ③トマトスープ冷製 ちょっと辛く味付け
 ④ライスボールコロッケ(中はトマトのリゾット、チーズ入り)
 ⑤豚肉のパテ、サラダ添え
 ⑥豚肉のハム 練りマスタード添え
 ⑦ズッキーニ入り厚焼き玉子
 ⑧皿の中央;シシリア風カポナータとブロッコリー
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by bunbun6610 | 2012-09-10 18:30 | sweet

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610