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炭焼ステーキくに 両国・和邦(両国国技館正門前) oishii

炭焼ステーキくに 両国・和邦(両国国技館正門前)

東京都墨田区横綱1-2-16

 →http://www.pepper-fs.co.jp/kuni/kuni_shop/ryogoku.html

ここは、ステーキ専門レストランのようです。
早速、ジャンボランチハンバーグを注文。
100%ビーフ、300グラムのハンバーグステーキ・ランチセットが、
税込で1050円は安い。
だが店内では、ほとんどのお客さんが、同じ値段で食べられる
300グラム・ランチサービスステーキを食べていました。
そのあまりのボリュームに思わず見てしまい、何度も
「注文してみようかなぁ~」と悩んでしまいました。

しかし、初めてなので味をあまり信用できず、
結局ハンバーグを注文しました。
よその店で安いステーキを食べてみて、硬かったりスジが気になる
牛肉が多かったので、私は注文するのに気が進みませんでした。

ステーキ・ソースは ①デミグラス・ソース ②オニオン・ソース
のどちらかを選べます。
ランチセットは、サラダ、味噌汁、ライス又はパン付きです。
(ランチタイムは16:00まで)
相撲の本場ということもあるのか、このボリュームは満腹になるわな。
この値段でこのボリューム、味も良心的なので、
きっとどなたも満足できるお食事ができると思います。

鉄板からはみ出しそう…。
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良心安価な、たっぷりのランチメニュー。
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お店は2階にあります。
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by bunbun6610 | 2012-03-08 20:50 | 食べ物

コミュニケーション方法が違えば、当たり前の違い

ろう者と健聴者は、どのように異なっていうるのでしょうか。

「耳が聞こえる、聞こえないの違いだけだ。
それ以外は同じ人間だ」

と簡単に言う人もいますが、実際にはそこから始まる言語、社会習慣や文化、
心理といった点でも異なっていると思います。

音のある、なしの世界で、こうまで別れてしまうのか、と思うほど、
それぞれに奥が深い世界です。

日本手話で話すろう者同士を見て

「地球人じゃないみたいだ」

と言った健聴者もいたそうです。
手話ができる私から見ても、
ろう者はそんな存在に見えてしまいます。

言葉を喋らないのはわかるとしても、
あの目にも見えないくらいの超高速手話だけで、
あんなに通じるのが不思議に思うことが、
手話を獲得した自分でさえ、今でもよくあります。

健聴者は口で音声言語を喋り、耳で相手の話を
聞きますが、ろう者の場合は手で「喋り」、
目で「聞き」ます。
つまり健聴者の身体機能でいうと手が口の代わりとなり、
目が耳の代わりとなっているようなものです。
これにはやっぱり、驚くとともに

「そんな芸当は、自分にはできないな」

と思ってしまいます。
音声言語の世界にどっぷりと浸かって生きてきた人には、
これはできないと誰でも分かるでしょう。
これが、ろう者では当たり前なのです。

日本の中途失聴者や難聴者も、世界的に珍しく手話を
使いますが、やはりそれはろう者の手話とは全然違います。

ろう者は言語として、ろう文化の歴史を受け継いで手話を
獲得使用していますが、中途失聴者や難聴者の場合は
バリアフリー手段として、聞こえの不自由さを手話で補います。

中途失聴者や難聴者は、ほとんどが日本語を喋りながら
日本語対応手話を表し、コミュニケーションを図りますが、
それは手話が分からない周りの健聴者や難聴者などにも
配慮するため、つまりバリアフリー手段として手話を用いている
からだと思います。

しかし、ろう者コミュニケーションとしての手話だと違います。
ろう者には、ろう者の伝統習慣があるのです。
日本語を話す代わりにではなく、日本手話という、全く異なる言語が
彼らの言葉だからです。
(ただし、手話サークルなどで大勢の健聴者に知らせたい場合は、
出来る限り健聴者に理解しやすい日本語対応手話を使う、
という話も聞いたことがあるでしょう)

これが、健聴者に「地球人じゃないみたいだ」と思わせた原因でしょう。
反対に、ろう者のほうは健聴者をどのように思っているのか、
が書かれている参考文献があります。


「ある日のこと、サム(ろう〔Deaf〕児)には忘れられないことがあった。
ついにこの友達(聴者)はじつに変な子だとわかったのである。
二人で彼女の家で遊んでいたところ、突然、彼女の母親(聴者)
が二人のところへやってきて口をぱくぱく動かしはじめたのである。
魔法にかけられたかのように、その女の子は人形の家を持ち
上げて他の場所へ移した。
サムはきつねにつままれたようになって、母に隣家の女の子の
不可解さは何なのか正確に教えてもらうために家に帰った。
サムの母は、その女の子は聴者で、そのため「手話」を知らないのよ、
でもそのかわり彼女やその母親は「話をするの」、つまり互いに
口を動かして会話をするのよ
、と説明してくれた。
サムはその子や母親だけが「そういう人たち」なのかと訊いた。
彼の母は、違う、実際にはほとんど誰もがその隣家の人と同じなのだ、
普通じゃないのは自分たち、この家の者なのだ、と説明した。
それはサムにとって忘れられない一瞬であった。
隣家の女の子はなんて奇妙なんだろう、彼女が「聴者」なら、
「聴者」ってなんて奇妙なんだろうと思ったことを、彼は忘れない。」

「実際、ろう(Deaf)家族出身のろう(Deaf)の子どもから聞いた
子ども時代の話では、聴者は「奇妙で」「変な」人たちであったが、
背景の一部といってもよいくらいであった。

子どもたちの世界には自分の家族や友達がいて、「聴者」は
子どもたちの世界を邪魔しない程度の者として存在していた。
…外の世界では自分や家族を「苦労している人たち」と見ている
ことを、サムはまだ理解していなかった。
家族と一緒の世界にどっぷりと浸かっている彼からすれば、
コミュニケーション能力が欠けているのは隣人たちのほうなのだった。」

『「ろう文化」案内』(キャロル・パッデン、トム・ハンフリーズ/著)より引用。



コミュニケーション方法の違いによる不思議な理由を知らないと、
お互いにこのように感じるのは当たり前のようです。
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by bunbun6610 | 2012-03-08 18:59 | コミュニケーション能力

聴覚障害者の面接試験対策

以前にハローワークに行って、仕事を紹介して
もらっていたときのことです。


私;「私は、補聴器をして、さらに環境条件も良ければ、
   相手の話し声を聞きとれる場合もあります。
   今の場所は静かなほうなので、あなたの声が聞き取れています。


   でも会社では、聞き取れない場合もあります。
   職場ではいろいろな音が入り混じっていて、
   それが補聴器に全部入ってきてしまうからです。
   健聴者はそれでも聞き分けることが出来ますが、
   補聴器は聞き分けることができません。」


HW;「なるほど。
    いろいろな音が混じって入ってきてしまうのですね。
    でも、今は聞こえるでしょう。
    わかりました。
    ご希望の会社に応募できるかどうか、今電話してみます。
    ちょっとお待ち下さい。」

HW;「あ、●●社人事部の●●様(採用担当者)でしょうか?
    ハローワークの●●と申します。
    早速ですが、聴覚障害者の方で、応募したいという話があるのですが…」
    (※ この文は、あくまでも私が受けた情報からのイメージです。
    実際は多少、違うかもしれません)


●●社;「聴覚障害者? 聞こえないのですか?」

HW;「いえ、聞こえます。ただ、聞こえない場合もちょっとあるそうです。
    今、補聴器をされていて、私と話すことは問題のない方です。
    え? 応募してよろしいでしょうか?
    それでは、応募者のお名前は●●です。
    まず履歴書等を郵送後、書類選考ということで?
    はい、ではよろしくお願いいたします。」
    (※ この文は、あくまでも私が受けた情報からのイメージです。
    実際は多少、違うかもしれません)


HW;「応募できます。履歴書等を郵送して下さい。」

私;「わかりました。ありがとうございます」


そして、書類選考が通り、面接試験に臨みました。
会社へは要約筆記通訳を同行させることも伝えていました。
ところが、

●●社;「ふ~ん。要約筆記という通訳を使うの?
    職場でも、コミュニケーション方法は筆談なのね。
    ハローワークの人からは『聞こえる』と聞いたのだけど???

なぜ、面接になって聞こえの問題が出てきたのかわかりませんが、
私は、

「相手の話し方や声質、環境によっても違ってきます。
個人差があります」

と答えました。
すると、今度は、

誰かに呼ばれても聞こえなかったら、そのときあなたはどうするの?」

と聞かれました。

そのときに私は

「聞こえない音声には反応できませんから、仕方がないです。
相手に(聴覚障害を)理解してもらうことも必要です。
相手には『私の肩を軽く叩くとか、視界に入ってから声を掛けてみる、
といった方法で呼んで下さい』とお願いします。」

と答えました。
これに対し、会社はまた次の質問をしてきました。

「前にいた聴覚障害者には、自分の名札をつくり、
聴覚障害者だということを知らせていたけど?」

私;「私も自分でつくっていて、持っています」(と言って、実物を見せる)
  「また、メールの自動署名に「聴覚障害者ですので、
   ご用件はメールでお願いいたします」という文字を入れ、
   関係者に伝えています」

会社;「…わかりました。選考結果は、一週間後に郵送かメールで伝えます」


面接で、聞こえのことや聴覚障害問題を自分でどうするかを、
あれこれ質問攻めにされた挙句、選考試験は落とされました。
落とされた理由は、わかりません。

さて、これを読まれた皆さんはどう思うでしょうか?

聴覚障害者は、面接に臨むにあたって、
会社からの質問を幾つかシュミレーションし、
それに対してどういうふうに答えるのかを準備して
いなければなりません。
そして本番では、臨機応変さが求められます。

慌てふためいてしまったり、ウソをついたりしては失敗です。
経験談を話すことは有効だと思いますが、ないものを言っても、
突っ込まれてウソがバレたら終わりです。

また「経験がないからわかりません」でもダメでしょう。

どんな質問にも相手が満足するような答えを
出すことも難しいので、どのように答えるとしても、
一定の覚悟はいるでしょう。

健聴者も、聴覚障害とは何が克服不可能で、何が克服可能になるのか、
また克服可能にするためにはどうすればよいのかを、
考えていただきたいと思います。


たまたま、会社の人事担当者が理解のある人で採用となったとしても、
配属部署には理解者がいなくて、辞めてゆく聴覚障害者もいます。

会社では、聴覚障害者が超えていかなければならないハードルは、
幾つもあるのです。



ちなみに、多くの聴覚障害者が通訳を使おうとしない状況にあっても、
私が面接試験で要約筆記通訳を利用する理由を、幾つかあげておきます。

①筆談でコミュニケーションができる、ということを視覚的に理解してもらうため。
 話で説明し、聞かせただけではすぐ忘れる健聴者が多いので。

②耳が聞こえない、ということをきちんと理解してもらうため。
 合理的配慮(筆談など)が必要だということを、暗黙的に理解してもらうため。
 聴覚障害者にはいろいろな人がいるため、実際の聴力は説明してもわからない。
 「聞こえたふりをして後で困る」ということは、自分はもうやめたから。
 耳のことをきちんと理解してくれる会社に就職したいから。
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by bunbun6610 | 2012-03-07 20:38 | 就労前の聴覚障害者問題A

わかろうとしない罪

健聴者の主張は

「自分たちが健康な耳を持つ人間であり、
社会の主流派であり多数派だから、
よって、自分たちの考えが社会常識である。
聴覚障害者への配慮など、甘え(特別扱い)に過ぎない」

というわけだろう。
それでは、もしもろう者が多数派の社会になったとしたら、
健聴者はどうするというのだろう。
自分たちは、文句を言うべきではないというのだろうか。

聴覚障害者がノーマライゼーションだの歩み寄りのために、
どれほど目に見えない努力をして、ここまでやってきたかを、
健聴者は全然知らないし、理解もしていないから、
そんな態度がとれるのだろう、と思う。

歩み寄りを一生懸命にしてきた結果がこれでは、
聴覚障害者は、その自分だけでどうしても克服できない壁を、
いったいどうやって乗り越えて行けるのだろうか。
健聴者は、それを考えたことがあるだろうか。

あまりにも残酷だ。
残酷だということも、健聴者にはわからない。
健聴者には「わかろうとしない罪」がある。
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by bunbun6610 | 2012-03-07 20:32 | 聴覚障害

“心は女性”の男性受刑者に特例措置へ

私は性同一性障害ではありませんが、やはり見えない
聴覚障害を持ち、苦しむ立場として、これは喜ばしいこと
だと思いました。

こういう、あらゆる人権問題に広く関心を持ち、社会の平等、
とりわけ実質的平等について考える機会が少しでも増えれば、
と思います。

会社の障害者に対する取扱いも形式的平等から、実質的平等へと
変わっていってほしいものですよね。

この記事を書いた人は、普通の考え方で書いたつもりなのだろうけど、
私が読んだら「おかしなところがあるな」(下線を引いた部分)と思います。

=============================================

“心は女性”の男性受刑者に特例措置へ
2012年3月6日 14時45分

性同一性障害で心は女性なのに、男性として刑務所に収容された受刑者が
待遇改善を求めるケースが相次ぎ、法務省は3月3日までに、刑事施設の
処遇方針を改め、全国の刑務所などで障害に配慮した対応を始めた。

刑務所で個別の希望を聞くことは、受刑者間の不満や差別につながるとして、
これまで一律での運用を徹底してきた。
だが、法務省は

「障害を無視した運用は人権侵害との批判がある上、
障害が社会的に知られるようになり、配慮が必要と判断した」

として新たな指針を導入することになった。

その新指針は、性同一性障害の受刑者に対して、(1)診療と居室、
(2)入浴や身体検査時の対応、(3)衣類・髪形など、について配慮するよう規定。

収容先の刑務所は、従来通り戸籍上の性別に従うが、居室は希望によって
単独室とし、個別での入浴も許可。
戸籍上は男性でも長髪や女性用下着、シャンプーなどの所持を新たに認めた。
刑務所内では性別適合手術やホルモン治療はできないが、精神科医の診察や
臨床心理士によるカウンセリングを積極的に取り入れる。

法務省によると、全国の刑務所などの矯正施設で、医師によって性同一性障害
と診断された受刑者は11年末時点で男女8人。
診断はされていないが性同一性障害とみられ、刑務所が配慮の対象としている
受刑者は約30人に上るという。

刑務所や警察の留置場での処遇をめぐっては、性同一性障害の男性が女性
として扱うよう求めて、裁判や人権救済を申し立てるケースがここ数年増加。
各地の弁護士会が「個性や人格を否定する人権侵害」として法務省と刑務所に
改善を勧告してきた。

従来であれば、心は女性であっても、居室や入浴は男性と一緒、髪型は丸刈り
とされていた。
それが今後は一転、単独での居室や入浴が可能で、髪を伸ばすこともできるよう
になる。

こうなると、やはり、他の受刑者との差別が生じる。
性同一性障害者が特例的な扱いを受けることで、今度は逆に他の受刑者から
不満も出るだろう。
とはいえ、そう簡単に性同一性障害者のための施設を設けるわけにもいかない。
平等というのはなかなかむずかしいものだ。
(蔵元英二)

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by bunbun6610 | 2012-03-07 00:27 | 障害者問題・差別

障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例

『障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例』

さすが千葉県は進んでいます。

そういえば、千葉県には東京ディズニーランドもありましたね。
入園者数世界一といわれる東京ディズニーランドのバリアフリー、
ユニバーサルデザインはどんなふうだか、興味ありますね。


堂本暁子知事時代に制定された、日本初の障害者差別禁止法
(正式名称は『障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例』)
には、「情報保障への配慮」も含まれています。

 →http://www.pref.chiba.lg.jp/shoufuku/shougai-kurashi/jouhouhoshou/guideline.html

「障害者差別をなくすための研究会」委員名簿には、
聴覚障害者からは塩野谷富彦氏(ろう者〔鹿島建設株式会社〕)
が載っています。

 →http://www.pref.chiba.lg.jp/shoufuku/sabetsu-kenkyuu/meibo.html

障害者の労働分野の研究会議事概要は、第4回にあります。

『第4回 障害者差別をなくすための研究会議事概要』

 →http://www.pref.chiba.lg.jp/shoufuku/sabetsu-kenkyuu/4-gaiyou.html


『第5回 障害者差別をなくすための研究会議事概要』では、
塩野谷委員の、次の言葉が印象的です。

「野沢さんの意見に同感だが、障害者も同じ人間。
「健常者と障害者」ではなく、「人間は一つ」という概念が必要。
だから、差別というより、平等という表現であるとよい。
逆に、差別ということばだとマイナスになってしまうのでは。」

「身体障害者用トイレがあるが、これが男女に分かれていない。
これは差別にあたるのではないか。
男性用・女性用それぞれに障害者トイレを作るのが適当ではないかと思う。
アメリカでは男女別に分かれている。
だから、男女平等ということを考えても、男女兼用のトイレを作るのは
適当ではない。」

「聴覚障害者の場合、エレベーターは、たとえば、駅の改札の場合など
1~2階と距離が短いものは、ガラスなどで透明化する。
そうすれば、見えるので手話等で外部とコミュニケーションできる。
文字放送化することも望ましいがコストはかかる。
しかし、デパートなどは距離が長いので、文字放送も導入するべき。
新しい建物は文字放送が入っているが、古いものは入っていないので
差別に当たるのではないか。」

 →http://www.pref.chiba.lg.jp/shoufuku/sabetsu-kenkyuu/5-gaiyou.html



【障害を理由とする不利益な取扱い 労働者の雇用】

1.労働者の募集又は採用に当たって、本人が業務の本質的部分を
遂行することが不可能である場合その他の合理的な理由なく、
障害を理由として、応募若しくは採用を拒否し、又は条件を課し、
その他不利益な取扱いをすること。

2.賃金、労働時間その他の労働条件又は配置、昇進若しくは
教育訓練若しくは福利厚生について、本人が業務の本質的部分を
遂行することが不可能である場合その他の合理的な理由なく、
障害を理由として、不利益な取扱いをすること。

3.本人が業務の本質的部分を遂行することが不可能である場合
その他の合理的な理由なく、障害を理由として、解雇し、又は
退職を強いること。

このほかに、合理的配慮の欠如も差別になります。
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by bunbun6610 | 2012-03-05 23:48 | 国連・障害者権利条約

障害者には自己決定などできない

『哀れみはいらない―全米障害者運動の軌跡』(著者: ジョセフ・P. シャピロ /現代書館)

 →http://booklog.jp/users/miyamatsuoka/archives/4768434185

(参考)臼井久実子
 →http://www.yuki-enishi.com/guest/guest-020529-1.html


「『差別とは一見わかりにくいが』
これらの例とは違い、一見差別とはわかりにくい例もある。
障害者には自己決定などできない。
自分で選んで人生を楽しむ権利などないという考えを前提にしたパターナリズム的対応だ。

脳性マヒの女性ティファニー・カロの例を紹介しよう。

彼女は1988年、ふたりの息子の親権を求め訴訟を起こしたが失敗に終わった。
カロの障害が重すぎるので子どもの面倒はみられないだろうと、カリフォルニア州の
福祉業務担当者が判断したからだ。
一日に数時間、自宅でカロの親業支援のケアを提供してくれれば、行政の負担は少なく
安上がりだったが、行政の下した結論は違った。
お金はかかっても、施設に子どもを入れたほうがよいという。

カロが健常者であれば親権を否定されるなど問題外だが、彼女には障害があった。
この理由だけで、いとも簡単に親としての権利が否定されてしまったのだ。


親業をうまくできるかどうかの鍵は、親が移動できるかできないかということではなく、
愛情をもって子どもを育て上げる心をもっているかではないだろうか。

カロには、その意味で十分資格がある。
「おしめを替えるのに時間がかかったからってどうだっていうのでしょう」
「障害者の親は、その時間を使って、子どもとのつながりを深めるのです。
生活の中でも非常に大切な時間なのです」」



そう昔でない過去まで、ろう者が子どもを産む権利も奪われていました。
今の70歳以上にあたるろう者の女性が「盲腸の手術をするから」と
騙されて断種手術をさせられていました。

親に「子どもはダメだぞ」という条件で、結婚を認められたろう者もいました。
私も聴覚障害者なので「結婚は、健常な男子がするものです」と言われたこと
がありました。

これらも差別でしょう。
障害者は、そう思っているのです。
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by bunbun6610 | 2012-03-04 18:01 | 哀れみはいらない

難聴者への差別、盲ろう者にある職域問題

当ブログ

 『精神障害者への就労支援のあり方から』(2012-02-13 22:05)

『第4回労働・雇用分野における障害者権利条約への対応の在り方に関する研究会議事録』
(平成20年8月7日)
議題; 障害者関係団体からのヒアリング
より。

に続く、質問と回答です。

これまで通りに、私の思ったことも後で加筆してみました
(オレンジ色の文字部分)。

======================================

○笹川委員
 高岡会長にお尋ねします。先ほど高岡さんから、これは都内の区だと思う
のですが、職場での差別、あるいは虐待で辞めざるを得なかったという方が
おられた
ということですけれども、就職すること自体がなかなか大変なのに、
何故そういう状況に陥ったのか。
その辺の事情をもう少し詳しくお聞かせいただければと思います。


○高岡氏
 高岡です。その方は特別区の公務員の方で、採用された時から自分は
難聴であるということを言って採用されたんですが、職場で異動になった先で
全く理解が得られなかった
わけです。
難聴なので電話ができないと言っても、まず電話を取れということを強要されたり、
会議で通訳が欲しいと言っても、通訳は配置されません。上司が手話通訳士という
方だったのに、話をする時も手話で話をしてもらえません。

職場の同僚がその人の後ろを通時に、椅子をけ飛ばして通るというようなこととか、
いろいろありました。

上司に相談をしても、相談になりません。
これでは辞めざるを得ないと辞表を出した時に、「職場の理解が得られないので辞める」
と書いたら、それは書かないで欲しいと言われた
とか、首都東京で現在そんなことが
まかり通っているという実例があるわけです。
その方は自分で名前を出してもいいとまで言われているんですけれども、一度、
そういう方々がどのぐらいいるのかも調査が必要だろうと思ってお話ししました。


 →上司に相談しても、きちんとした相談相手になってもらえなかった経験は、
私にも山ほどあります。
そもそも、聴覚障害者でもない人に相談しても、相手に理解できるはずがなく、
無駄なのです。
それぞれの障害者別の、外部相談機関が必要だと思います。

それと「虐待例」というケースではないけれども、
理解のない職場で働いている難聴の方を知っています。

配置転換を希望していても、何年も受付の仕事をずっとやらされ

「イヤなら辞めていいんだよ」

と言われ続け、ガマンして働いている難聴者を知っています。
相当暗い表情で、ごくたまに手話サークルにも来ていましたが、
今では全く見かけなくなりました。

『ハインリッヒの法則』

 →http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

にあてはめて考えれば、こうした難聴者もかなり潜在しているのではないか、
と思われます。




○笹川委員
福島理事さんには、今、盲ろう者の方で職業に就いておられる方はどういう
職種に就いておられるか、もし具体的にお聞かせいただければお願いしたい
と思います。


○福島氏
 先ほど申しあげましたような、盲学校を卒業なさってから耳が悪くなった
ようなケースの方は、直接の知り合いでも何十人もおられますが、やはり、
たとえ開業しても長く続かなかったり、あるいは治療院に勤めても、だんだん
耳が悪くなってきて、解雇されるというケースが多くて、比較的うまくいっている方は、
例えば配偶者がおられて、つまり結婚なさっていて、配偶者が手伝いながら開業を
している人とか、あるいはご家族、親御さんがかなり熱心にサポートをすることで、
いわば親子で協力して開業しているようなケースでは比較的うまくいっているケースも
あります。
しかし、圧倒的多数の人は無職ですね。
あとは、重度でなく、中程度の障害、即ち盲プラス難聴であるとか、弱視プラスろう
といった方の場合は、頑張って元の職場で働いておられる方も希にはいます。


だけど、相当多数の人は辞めざるを得なくなって、おそらく全体の割合で一番多い
のは無職ですが、その次に多いのは、作業所に通っていたり、あるいはそこでの
職員になっている人が何人か出てきているという程度です。


これから職域の開拓も含めて取り組まなければいけないという、非常に前途多難な状態です。



 →障害者の就労問題における「障害の克服」というのは、
社会の職域差別を解消していくことなのかもしれません。
職域差別がなくなれば、働けるようになる障害者も
増えるのではないでしょうか。

しかし「差別だ」とばかり指摘しても、
何も変わらないと思います。
企業側の合理的配慮を、政府の強い指導力で実施させる
ことはできないものか、と思います。
今の助成金の活用法には、問題があると思わざるをえません。


それとやはり、障害者は解雇問題が多いと思われます。
表向きは解雇じゃなくて、会社は助成金給付に響かないように
するため「雇用契約期間終了」にさせているわけですが、
障害者側にとっては実質、解雇と同じになってしまうわけです。

「会社は福祉ではないんだ」と言いたいのでしょうけれども、
国家の福祉にも限界はあります。

新しい考え方は、なかなか受け入れられませんが、
それでも受け入れられるように頑張っていくしか、
方法はないのではないでしょうか。

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by bunbun6610 | 2012-03-03 21:27 | 就労後の聴覚障害者問題B

自立支援医療制度(精神通院医療)

東京都福祉保健局には、次のような制度もあります。

 →http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/nichijo/tsuuin/index.html

精神科に通院しなければならなくなった
障害者の厚生を支援する制度です。

認定されると、医療費が一割負担に軽減される他、
所得状況に応じて、
自己負担上限月額が設定されます。

一割負担だけの重度身体障害者も、
これを併せて使うことによって、
上限額が設定される、というメリットがあります。

聴覚障害者のなかには仕事を続けていて、
精神的ストレスを抱え続けてしまう人もいます。

なかには、精神障害も伴ってくる人もいますので、
そうしたケースで医療費にも悩まれている方は、
この制度も利用してはいかがでしょうか。

万一、精神の病気が原因で失業し、
所得が非課税扱いになった場合は、
自己負担上限設定はさらに下がります。
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by bunbun6610 | 2012-03-03 21:03 | 就労後の聴覚障害者問題B

福岡の苺『さちのか』

―「苺は、まだ寒いうちが、扱いやすく食べやすい」―

福岡の知人からいただいた苺です。
「さちのか」という品種は、長崎産の他に、福岡産もあるのですね。
生産農家は「米倉農園」ですか。

=================================

”おいしさ そのまま とれたて苺”
米倉農園のさちのか苺
地方発送承ります!!

電話FAX 0942-78-7039


=================================

これは高級そうなのをいただきました。
ありがとうございます。

届いたらもう真っ赤なので、食べごろかと思いましたが、
一粒食べてみて「いや、まだだ」と思いました。
すぐに食べても果肉が柔かくて美味しいけれども、
この寒い時期なら、もっとうまく追熟させてから食べられますからね。
1~2日は置いてから、食べます。
それにしても、福岡産の苺はなぜ、こうも果肉が柔かくて、
ジューシーなのだろう。
やはり、苺栽培に適しているからなのだろうか?

そのためか、農家では箱詰めや輸送段階で
苺が痛んでしまうのを防ぐため、
少し早く収穫していると思います。

八百屋さんが仕入れたばかりのバナナが、
まだ熟しきっていないのと同じです。

この場合、お客さんも買ってからしばらく家で、
追熟させてから食べますよね。
苺もそうして食べます。

高レベルのパティスリーでも、そうしてから苺のケーキをつくりますよ。
そうすると苺は甘味、ジューシー感がグンと増しますから。

こうすることによって、何もつけないで食べても、
美味しくなります。
料理もお菓子づくりも、まず自然の風味を大切にする真心が大事ですしね。

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by bunbun6610 | 2012-03-02 20:53 | sweet
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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610
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