カテゴリ:雑談( 43 )

新型「ながら族」の出現に驚く! そして、嘆く・・・・。

スマホ見ながら族が出現して、
様々な事件が起きるようになってから、
数年が経った。

スマホを見ながら自転車を運転していた為に、
おばあちゃんにぶつかって、
命を奪ってしまったという事件も起きた。
そして、その裁判もあった。
加害者はまだ将来のある若者であるし、
反省心も十分に感じ取れたことから、
重罪であっても厳罰は免れる判決になったという。


しかし、最近は自転車にスマホを取り付ける機材があり、
自転車を運転しながらでもスマホを見ている若者を
見かけた。


「どんなものだろうと、売れて儲かればいい」

という商売根性は、いかがなものだろうか。

今はどんどん、社会的弱者に住みにくい社会環境に
なっているのが、心配だ。
将来誰もが、必ず老いてゆく。
だから、いずれそのツケを受け取るのは、自分でもある。
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by bunbun6610 | 2017-09-25 09:47 | 雑談

理想とは何か?

雑談(2017年9月4日〔月〕)
『理想とは何か?』

当ブログは今日で「全体の訪問者数」
(旧管理画面)
が、26万人を超えました。


最近は企業の不正(不適切)行為などを
暴露する記事が増え、
アクセス数もそれに伴って増えているようです。

こういうのが好きで書いているわけでは
ないけれど、現実生活ではこんな体験ばかり
させられている場合が多いものです。

特に、裏方で働く障害者の場合は、
表舞台で働く健常者とは全く違い、
人の裏側を直に、しかも数多く目撃することに
なります。
それで、他人の良い面を見ることは少なく、
反対に人間の不正や虚偽事実を知る機会が
増えてしまうことになるのです。
職場で、たった一人で働く障害者は、
奴隷扱いされているわけだから、
仕事中は健常者のネガティブな面ばかり
見させられることになります。

正直、人間不信になってしまうくらい、
それは簡単に、自分の心の中に溜まってしまいます。


企業では今、長引く不況の影響で、
人件費カットが行き過ぎていると思います。
労働者はそのあおりを食って、
苦しい状況に追い込まれています。
それで、不正や不適切な行為にも拍車がかかって
しまっているのでしょうか。
しかし、その見方も、実は根本的に「誤り」だと思います。


私には好きな映画が3本ありますが、
その一つに、

『映画『ブルベイカー』』
〔2017-02 -26 13:35〕


があります。

私は、この主人公がとても好きです。
不正がとても嫌いな男で、
映画では不正を行う者に対し、
尋常でないほどに闘います。
と言っても、私は彼のように正面からはできません。
障害者は、そんなことをすれば簡単にクビになるからです。
しかしそれでも、私も諦めないようにしています。
ブログ投稿という方法は、その最大武器です。

何も偉大な力がない人でも、やれることはある。
理想は、それを作り出す源だ。

モハメド・アリも、高い理想と信念の持ち主であり、
尊敬に値します。


『『モハメド・アリ語録[世界を揺るがした勇気のことば150]』(1/2)』
〔2017-08 -11 13:54〕




『『モハメド・アリ語録[世界を揺るがした勇気のことば150]』(2/2)』
〔2017-08 -11 13:55〕




「俺を英雄だと考えた人もいた。
俺がしたことは間違いだと言う人もいた。
だが、俺はすべて自分の良心に従ってやっていたんだ。
俺はリーダーになろうとしたわけじゃないよ。
俺はただ自由になりたかっただけだよ。
俺がやった抵抗は、黒人だけでなく、
すべての人が考えるべき抵抗だったんだ。

黒人だけが徴兵されたわけじゃないからね。
金持ちの息子は大学に行き、貧乏人の息子は戦争に行く、
というシステムを政府は作っていたんだ。
そして、金持ちの息子が大学を出たあとは、
徴兵年齢がすぎるまで、
軍隊に入らないで済むようなことをしていたよ。
だから、俺がやったことは自分のためだったが、
それはすべての人がやるべき決断だったんだ。
自由とは自分の信念を守ることができるということだが、
また善悪の選択に責任を負うということでもあるんだ。
だから、軍隊に入るかどうか俺が決断を迫られたとき、
俺はベトナムで人々が無益に死んでいるのを知って、
自分が正しいと思うことに従って生きるべきだと考えたんだ。
アメリカにアメリカらしくなってもらいたかったんだよ。

そして、いま、世界中の人々は、俺の信念に関する限り、
俺が自分にとって正しいことをしたと思ってくれているんだよ。」
(P264~265)




彼は人間として基本的なことを守り通すため、
最大限の自己犠牲を払いました。
彼にそうさせたのは、彼が黒人として生まれたことが多分、
最も大きかったのかもしれません。
彼の言葉を読むと、自分が黒人であることを
強く意識している場面が、多くあるからです。
それでも、基本的なことの前には、
黒人も白人も、障害者も健常者も関係ありません。
アリは本質的にブルベイカーと同じ、
正しい「人間」だったと思います。


そしてそれは、私の理想でもあります。
理想とは、永遠に追い続けるものだと思います。
たとえ肉体が死んでも、魂はそれから決して離れまいと
する覚悟が大切です。

(もしかしたら、死こそが、
その人の人生の「完成」、
その人の物語の「完結」なのかもしれませんが。
だとしたら、人は皆、平等に生かされているのであり、
生きているうちに、後で後悔しないようにしておく
ことが大切です)


たとえ自分の信頼した誰かが裏切ることが
あっても、あるいは自分がペテロのように心が揺らぎ、
師を裏切ってしまったとしても、
死ぬ(最期)まで諦めないことです。
決して、パウロのような不屈の精神を持った人間
ではなくともよいのです。
キリスト教には、そういった真理が見えますが、
実はそれを示した言葉で、私がとても好きなものがあります。


「理想と現実とは独立したものである。
理想が現実と衝突するならば悲しいけれども、
そのために理想を捨てあるいは理想を低くせねば
ならぬ理由はない。
理想は理想として建ててただ悲しむべきである。
理想をあきらめてはならない。
(『人と人との従属』)」
(『青春をいかに生きるか』P190より)



ほとんど無名の人なのですが、大正時代の随筆家・
倉田百三が遺した言葉です。
彼は障害者ではなかったかもしれませんが、
若い時から病気に苦しんだ人です。
彼も、キリスト教の影響を強く受けた人です。

他人にどう思われようが、金持ちの人や有名人に
「愚かだ」と思われようが、
これが私の理想であり、人生航海図なのです。


「理想はわれわれが実現し得ると否とを問わず、
依然として価値の本体である。
(『静思』)」
(『青春をいかに生きるか』P176より)

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by bunbun6610 | 2017-09-04 20:00 | 雑談

映画の情報『幸せなひとりぼっち』『ダーティ・グランパ』



最近、二本立ての映画を観た。
1050円で2本観れたのだから、かなりのお得だった。


2作品とも、障害者が自然に出てきていたので、驚いた。
日本の映画では、滅多に見ない。
どうしてだろう。

日本だと障害者を出す時は、
特別な存在のように扱ってしまう。
NHK大河ドラマ『花燃ゆ』に出ていた
ろう者・杉 敏三郎も、
何となくちょっと、不快だった。
あれは、史実に基づいて描かれているわけではない。

外国映画は、差別を差別として、きちんと描く。
そこが、日本映画では違うのだ。
そういうものはオブラードに包んで、
健常者の前に差し出すという描き方を、
日本の映画やテレビドラマではしている。

ズバッと言ってしまえば、半ば「インチキ」な映画を作って、
障害者の本当の姿を知らない健常者客に観せている。
「感動ポルノ」作品にして、金儲けをやっているだけなのだ。
このバカっぷりにただただ、障害者は呆れる。


映画『幸せなひとりぼっち』
http://eiga.com/movie/85301/


『ダーティ・グランパ』
http://dirtygrandpa.jp/


『幸せなひとりぼっち』は、最初は主人公オーヴェの
偏屈ぶりばかり見せられてしまい、
少し飽き飽きしていたが、後半になってくると、
オーヴェの優しさに触れ、心温まってくる。
映画『セント・オブ・ウーマン』に似ている筋だ。

オーヴェはある日に電車の中で出会ったソーニャと
結婚する。
ソーニャが妊娠した時に、夫婦でスペイン観光を
したが、そこでバス転落事故に遭い、
お腹の中にいた赤ん坊を亡くす。
さらに、妻ソーニャにも後遺症が残り、
車椅子障害者となる。
オーヴェはソーニャを支えた。
特に、成績優秀でありながらも就職できずにいた
ソーニャのために、就職先の学校(特殊学級)に、
雨降る中でも一人で木製のスロープを作っていたのは、
感動する。


『ダーティ・グランパ』のいいところは、元特殊工作員
ディックの「抑圧からの解放」運動に尽きる。
(家族的な運動だが)
障害者だけでなく、健常者にもあるはずだ。
抑圧、差別といったことが。

この映画にも、障害者が自然に、何人も出ている。
しかし何といっても、ロバート・デ・ニーロの演技が
やっぱり、すげぇよ。
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by bunbun6610 | 2017-07-03 08:22 | 雑談

映画『ひだまりが聴こえる』

公式サイト
映画『ひだまりが聴こえる』
http://hidamari-kikoeru.com/

主人公は難聴青年。
『レインツリーの国』は若い難聴女性だったが、
この作品は、何を描いているのだろうか。
男と男の友情っぽいかもしれないが・・・・。
興味がある。
ただ、日本語字幕はつくのか???


おお、あった!!
「バリアフリー上映」と言うのか!!

『日本語字幕付きバリアフリー上映(池袋HUMAXシネマズ)に関して』
〔2017.6.21〕
http://hidamari-kikoeru.com/news/








【参考情報】

WakataKe topics
『「ひだまりが聴こえる」のネタバレと結末は?実写映画化決定!』
〔2016/06/09〕
http://wakatake-topics.com/?p=2985



【追記(感想)】(2017年6月27日)

映画鑑賞と原作本の読後、思ったことを書いてみる。
難聴歴のある私と航平とは、共通点もあるが、
私はおそらく先天性難聴で、航平の場合は後天性難聴
だということだ。
これは、健聴者からは近いように思えても、
かなり違うと思う。
映画を観ていて、私がまさにそう思ったからだ。
それだけの相違がある以上、他の聴覚障害者
(例えば特に、後天性難聴になった方)
ともかなり違った感想文になるかもしれない、
ということを話しておく。


「聴こえないなら聞こえないって、何で言えないんだよ」

「聞き取れないなら聞き取れないって、何で言えないんだよ」

「わからないなら『書いて下さい』って、何で言えないんだよ」

「耳が聴こえないなら、何で筆談ボードを持って来て、
『これに書いて下さい』と言わないんだよ!」

「耳が聴こえないなら、何で補聴器を使わないんだよ!」

「耳が聴こえないんなら、何でしゃべれるんだよ」

「聴こえないのに、手話できないの?」


健聴者から、今までこうしたことを散々言われてきた。

私が子どもの頃は、母にこう言われた。

「お前がちゃんと聞かないから悪いんだよ!」

そういって、ぶたれた。

「お前と(妹が)逆に生まれればよかったのにね!」

とも言われ、ひどく傷ついた。
それ以来、私は母を愛せなくなった。
そしてなるべく他の人とはしゃべらず、
「聞こえるフリ」だけをして、育った。
家を訪ねてきた、父の友人も

「お子さんは無愛想だね」

と言っていたそうである。

他人に自分の難聴障害を知られないように騙す術だけを、
子どもの頃から徹底的に磨いて、生きてきた。
知られると、この弱みに付け込んで来る悪いやつが
いるからだ。

しかし大人になっても、「母のせいだ」とは言っていられない。
それで、就職に困った。
無愛想にしていては、面接で通れないからだ。
それで、仮面芝居を身につけた。
聴覚障害者は誰もが、上手な役者でなければ、
生きてゆけなかったのかもしれない。

現実世界では目立たない仮面芝居で、
ネットの世界では過激な本音を語る、
超攻撃的な人格。
この二重人格のような自分を見つめて、
自己嫌悪に陥りつつも、手軽な快楽感にも
浸っている自分自身がいる。
これは、もし自分にも太一のような存在者がいて、
見ていたらイヤだろう。
要するに、私は孤独なのだ。
聖書に登場している悪魔(サタン)と同じなのだ。

航平をそうしたくないという気持ちが、
太一にはあったのかもしれない。

航平は、とにかく周りの人と関わろうとしなかった。
それも、私とは共通していた。
しかし、ここに書いたように、社会人になってからでは、
それでは通用しなくなるのだ。


〔ノートテイカー〕
障害者手帳のない難聴者が、大学に入れてもノートテイカーは
自分で探さなければならないというのは、ハンディになる。
障害者手帳を持っている私でも、過去に要約筆記者の
派遣センターへ要約筆記通訳を申し込んだことがあるが、
やはり

「重度聴覚障害者でないなら病院とか、
命にかかわる場合でない限り、
派遣できません」

と断られた経験があるので、それと同様のことが、
映画に描かれている。
後日、このセンター長は手話通訳者だと知った。
どうりで、要約筆記利用者にはそんな対応だったのだな、
と思った。

私も高校の時、担任先生から大学進学(推薦入学枠)を
勧められた。
しかし、当時は聴覚障害者への通訳者派遣制度もなかった
時代だった。
当然、大学での講義などわかるわけがないのだから、
すぐに諦めた。
高校は教科書やノートの丸暗記でテストを切り抜けられたので、
卒業はできたが。

数年後に、難聴の人の講演会でも

「大学に進学したが講義がわからず、1ヵ月で退学した」

という話も聞き、

「あー、やっぱり、聴覚障害者に大学はムリなんだな」

と思った。


会社の指示で社長の講演会に参加したが、筆談しろと指示を
受けていた上司に居眠りされてしまった経験も、
私はある。
太一は正直に謝っているけれども、私は今まで、
そんな経験がない。
人事の指示など踏み倒して寝てしまう上司にも、責任を問えない。
上司にとっては眠かったのだから、よほどつまらない講演
だったのかもしれない。

「会社が通訳を素人に任せたのだから、仕方ないじゃないか」

と、思うしかなかった。
航平の学業成績は、太一のノートテイク次第だといってもいい
かもしれない。
初めの太一のノートテイクはひどかったようだが、航平の障害を
知るうちに、二度目の応募後はきっと成長したノートテイクが
見れることだろう。

ちなみに、アメリカの大学では手話通訳とノートテイカーの2人が、
一人の聴覚障害者学生についているのだという。
しかも、聴覚障害者学生が講義中に居眠りしてしまっていても、
2人は自分の仕事を続けるのだという。
日本との、この“合理的配慮”の違いに、驚きである。



〔障害者手帳〕
ノートテイカーを探すにも苦労している航平が、
学校生活でストレスを溜め込み、聴力をさらに落とした、
というのは、充分にありえる。

病院での聴力検査の後、医師からこう伝えられた場面が
あった。

「障害者手帳を作りますか?」

私の記憶では、医師から積極的に、こう伝えられたことは
一度もない。
多分、認定医であっても、自分からは言い出さないだろう。
認定を嫌がって、逃げ回る医師ならいたが。
そういう話を、何人かの難聴者からも聞いたことがあるので、
やはり医師から言うことはないし、あったとしても珍しい例
なのだろう。

『身体障害者認定医がいる病院を調べるには』
〔2013-01 -17 18:00〕




もう一つ、私の場合とよく似た情報がある。
佐村河内氏の記述である。

『『交響曲第一番』(佐村河内守/著) 2/11』
〔2014-02-02 18:30〕



もっとも、彼のこの本に書かれていることを引き出した
ところで、健聴者は誰も彼を信用などしないだろう。
いや、信用するとしても、

「どうせ、言ってもムダ」

なのだろうが。



『顔ニモマケズ』(水野敬也/著者)
https://www.amazon.co.jp/%E9%A1%94%E3%83%8B%E3%83%A2%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%82%BA%E2%94%80%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E3%80%8C%E8%A6%8B%E3%81%9F%E7%9B%AE%E3%80%8D%E3%81%A7%E3%82%82%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E8%A8%BC%E6%98%8E%E3%81%97%E3%81%9F9%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E6%B0%B4%E9%87%8E%E6%95%AC%E4%B9%9F-ebook/dp/B06XC6BCW9


『顔ニモマケズ、僕は生きる 内面好きと言ってくれた彼女』
〔2017-04 -15 20:40〕



という本には、京都大学法学部を卒業した
Iさんへのインタビューがある。
実は、Iさんには顔に障害があった。
就職面接を受けた企業は、Iさんが障害を持っていると
一目でわかるので、障害者手帳に興味を示したという。
ところが、障害等級が8級ため障害者手帳がないので、
面接で落ちたそうだ。
こういうのを、「勿体無い」と言うのだろう。
航平にも、まさにそれが当てはまりそうだ。



〔耳鳴り〕
耳鳴りの演技だが、大袈裟なんじゃないかって、思う。
映画のための演技だから、仕方がないだろうが。
実際にはあんなには目立たないだろうから、
周りにいる人にもわからないのではないか、と思う。
だから映画では航平の苦しみが鑑賞者にもわかりやすく
伝わるよう、演技して見せているのではないか、と思う。
実際には色々な耳鳴りがあるらしく、
ひどいものだとめまいも伴う耳鳴りも、確かにあるが。
耳鳴りのシーンに関しては、その肉体的苦しみよりも、
やはり周りの人の話し声が聞き取れなくなくことの、
精神的な苦しみ、そしてそれが理解されにくいことによる、
さらなる精神的苦しみがあるということのほうが大きい、
ということを、わかってほしいかな、と思う。


『耳鳴りの原因は脳だった 関連部位明らかに 和歌山医大』
〔2014-02 -18 18:30〕




ちなみに、耳鳴りを治す方法は、まだわかっていないし、
補聴器などで解決できるわけでもない。
手話や筆談が今のところ、一番のコミュニケーション方法
だと思う。
航平は最初、手話を馬鹿にしていたが、そういう難聴者も、
昔はよくいたそうである。
だから昔は、難聴者とろう者とは、仲も悪かった。



〔太一について〕
太一は、本当に真っ直ぐな青年だ。
聴覚障害者は大体、日本人の回りくどいしゃべり方が
苦手な人が多い。
ある聴覚障害者がこうした日本人の特性について、

「日本人はクッション言葉を多く使う」

と話していた。

「外国人はストレート言葉をよく使う」

とも。
ろう者の場合も同様で、ストレート言葉は決して、
日本人がよく考えているような「失礼」にあたる言葉
とは限らない、のだという。
というか、そもそも、ろう者の使う日本手話はストレート表現だ。
太一は日本人健聴者だが、他の日本人と違い、
思ったことをズバズバと言うので、
聴覚障害者にはわかりやすいのだ。
それだと、口も読み取りやすいだけでなく、
たとえ中途半端な聞こえ方でも、意味がすぐにわかるのだ。
すると航平としてはつい、太一には好感を持ち、
他の人だと話がわからないので遠慮したり、無視したりする。
これも、周囲の人から誤解されやすい結果となる。
日本にもこれからは、太一のような人が増えてくれれば
よいと思ったが、文化の違いは、そう易々とは変わらないものだ。

もともとは、航平の持っている障害に原因があるわけで、
太一にはそれをどうにかする責任があるわけではない。
にもかかわらず、彼はなぜか、
他の人からすれば“面倒臭い”ことに関わってくる。
最初は、それが料理教室を主宰しているお母さんが作る、
“美味い弁当”という報酬があるからだと見えた。
ところが、太一は人間として対等関係だからと主張してくる。

当たり前のことを、当たり前に言う。
ただし、素直にできないこともある。
だが、何の遠慮もいらない。
あっち側もこっち側も、関係ない。



航平「なんで殴ったの?俺は聴こえないから別に…」

太一「聴こえないからって何言ってもいいわけねーだろ。
聴こえないのはお前のせいじゃない」




太一「お前が黙ってたら何もわからない。
お前は自分の気持ちをちゃんと言えよ。
最初から諦めたりすんなよ」






航平の求めていた世界が、太一のなかにあった。
だから航平は、太一が好きで、離れたくなかったのだろう。
しかし、太一に期待すればするほど、
彼を束縛することになってしまい、
迷惑にならないだろうか?
美穂の件で勘違いしたのも、もともとは自分がそういう
配慮をすべき、と考えたからのようだ。
そう考えたから、ノートテイカーを変えようと思った。



太一「・・・航平はさ、頭いいし、家もでけーし、
女にもモテるしで、普通にすげーなって思うんだよ」

ヨコ「俺は好かんぞ、そんなリア充!」

太一「いや俺だって、それだけ聞いたらどんな
いけすかない奴だって思うけど、
でもアイツ全然自信とか持ってなくて、
周りとあんま関わろうとしねーし、
一人で抱え込むとこあるし・・・
だから、それがあいつの耳が聴こえないから、
そのせいでやな思いしたのが積み重なってさ、
それがあいつの自信、根こそぎ奪ってんのかなって
思ったら、すげー勿体無いって思ったんだよ。
だからそんなの、おかしーだろ。
聴こえないからって、何が悪いのかよ。
航平はいい奴なんだよ。
無口だし、無愛想だけど、すごい優しい奴で、
皆知らないだけなんだ。
あいつがどんなに頑張ってるか、
あいつがどんなにいい顔するか。
そーゆーの何も知ろうとしないで、あいつの事勝手に
決め付けて、置いてけぼりにしてんじゃないのかって」






太一「何がずるいんだよ。
それを言うならお前だろ。
あんなメール一つでろくに説明もなしに、
俺と縁を切ろうとしたじゃねえか!
大体、お前は自分の事、何も言わなさすぎなんだよ!」

航平「・・・言ったって、分からないよ、どうせ・・・」

太一「どうせって、何だよ。
そりゃ、全部は分からなくても、こっちは分かりたいって
思ってんだよ。
なのに、お前が黙っていたら、何も分からないままだろ。
美穂ちゃんのことだって、何だって、お前は自分の気持ちを
ちゃんと言えよ。
頼むから、もう一人で我慢なんかすんなよ。
相手にちゃんと伝えろよ。
最初から諦めたりするなよ・・・!」

航平「・・・何で太一が泣くの?

太一「わ、かんね・・・」

航平「・・・やっぱ、分かってなかった。
鈍いよね、ほんと。
けど俺、そういう太一が好きだよ。
本当は、聴こえなくなることより、太一に嫌われるかもって
思うほうが怖かった。

ごめんね、でも言えてよかった。
今まで、ほんとありがと」

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by bunbun6610 | 2017-06-24 17:08 | 雑談

聖人とテロリスト

聖人とテロリスト

IS(イスラム国)に感化される若者が増えている。
でも、私は彼らの気持ちが理解できるように思う。
殺人をしてもよいとは思わないけれども、
それでも「テロを起こしたくなる気持ち」は、
私にはよくわかる。
それは恐らく、差別を受けている者にしか、
わからないものだろう。

罪を犯さぬ人など、この世にはいない。
逆に言えば、人生とは誰もが罪を犯すことに
よって始まっている、贖罪の旅なのだ。
アダムとイブの失楽園以来、人類はそうだったのだ。
その自覚のない人間は、生きている資格はあっても、
生きている意味などない。

この世に生きている者は皆等しく、
神によって生きていることを赦されている存在だ。
だが、それを生活の中で意識しているかどうかは、
人ぞれぞれであり、それに気づかぬ者こそ、
偽善者なのだ。
偽善者は、聖人から最も遠い人なのではないか。




【追記】(2017年6月19日)

差別や戦争は、ジハードしか生まない、という教訓


=========================



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170614-00000081-reut-asia&pos=1


ロイター
『アングル:「カリフ」から転落、IS指導者の新たな逃亡人生』
〔6/14(水) 11:05配信〕

[バグダッド/アルビル(イラク) 12日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国(IS)」の指導者バグダディ容疑者は、自身の「カリフ国家」(預言者ムハンマドの後継者カリフが指導する国家)の主要2拠点を失う危機に直面している。

とはいえ、逃走中の同容疑者を拘束あるいは殺害するまでには、数年はかかるだろうと、当局者や専門家は指摘する。

ISが支配地域で「首都」と位置づける2都市、イラクのモスルとシリアのラッカは陥落間近とみられ、バグダディ容疑者は両都市にまたがる広大な砂漠地帯に身を潜めていると当局者は語る。

「最終的には、彼(バグダディ容疑者)は殺されるか拘束されるだろう。永久に隠れ続けることはできない」と語るのは、イラク北部のクルド人自治政府でテロ対策を指揮するラフール・タラバニー氏。

「だが、それでも(拘束あるいは殺害は)数年先のことだ」と同氏はロイターに語った。

バグダディ容疑者の主な懸念事項の1つは、米国が同容疑者に「裁き」を受けさせるため提供する報奨金2500万ドル(約27億5000万円)に魅せられた裏切り者を出さないようにすることだと、IS問題で中東各国の政府に助言するヒシャム・ハシミ氏は言う。

「公然と支配する土地もなく、彼はもはやカリフ国家の所有を主張できなくなった」と同氏。「逃亡中の身であり、支持者の数は支配地域を失うにつれ減少している」

イラク軍は、ISが2014年6月に支配した同国北部モスルの大半を奪還。バグダディ容疑者は同都市の支配後まもなくして、自身をカリフ、全イスラム教徒の指導者だと宣言した。

シリアでの首都と位置づけるラッカも、クルド人とアラブ人の合同部隊によって奪還作戦が進められている。

公開された最後のビデオ映像には、聖職者の黒いローブを身にまとったバグダディ容疑者が2014年、モスルにある中世に造られたモスクの説教壇からカリフ国家樹立を宣言している様子が映っている。

イブラヒム・サマッライとして生まれたバグダディ容疑者は46歳のイラク人。国際武装組織アルカイダの指導者だったウサマ・ビンラディン容疑者が殺害されてから2年後の2013年、アルカイダから脱退した。

バグダディ容疑者は信仰の厚い家族のなかで育ち、イラク首都バグダッドのイスラム大学(現イラク大学)で学んだ。米国主導のイラク戦争が勃発した2003年、サラフィー・ジハード主義の活動に参加。米国によって拘束されたが、軍事的ターゲットというよりも市民とみなされ、約1年後に釈放された。

<報奨金>

バグダディ容疑者はシャイで控えめだとハシミ氏は話す。最近は、ドローンや不審者を見つけやすい人けのないイラクとシリアの国境地帯に潜んでいるとみられるという。

米国務省による対テロ報奨金プログラムはこれまで、ビンラディン容疑者やイラクのサダム・フセイン元大統領に対しても、バグダディ容疑者と同じ2500万ドルの報奨金をかけてきた。

フセイン元大統領の場合もビンラディン容疑者の場合も裏切り者は現れなかったが、報奨金は彼らの移動やコミュニケーションを困難にさせた。

「報奨金は不安と緊張を生み、彼(同容疑者)の動きと護衛の数を制限させる」と、イラク首都バグダッドに拠点を置く、過激派組織の専門家ファドヘル・アブ・ラジーフ氏は指摘。「彼は72時間以上、同じ場所にはいない」と同氏は述べた。

バグダディ容疑者は「自身の移動に神経質になっており、とても慎重だ」と語るのは、IS対策に直接関与する任務に就く前述のタラバニー氏だ。「彼の信頼の輪は一段と小さくなっている」

録音されたバグダディ容疑者のスピーチが最後に公開されたのは昨年11月初め、モスル奪還作戦開始から2週間後のことだ。スピーチのなかで、同容疑者は支持者に対し「不信心者」と戦い、「彼らの血を川のように流す」ことを求めた。

米国とイラクの当局者は、バグダディ容疑者がモスルとラッカでの戦闘において、最期まで戦い抜く支持者とともに作戦司令官らを後に残し、自身の生き残りをはかっているとみている。

バグダディ容疑者の行方を確認するのは不可能だ。

バグダディ容疑者は電話を使用せず、側近2人との連絡には一握りの運び屋を使う。ハシミ氏によると、同容疑者は普通の乗用車か、農民が使う小型トラックのような車両でイラクとシリアの国境を挟んだ両側を移動する。同乗するのは、運転手とボディガード2人だけだという。

バグダディ容疑者に関する最後の公式報告は、イラク軍が2月13日に発表したものだ。同軍のF16戦闘機がシリアとの国境に近いイラク西部で、バグダディ容疑者が他の司令官らと会っていたと思われる家屋に空爆を実施したとしている。

IS戦闘員の数は現在、計8000人で、そのうち2000人はアラブ諸国や欧州、ロシアや中央アジア出身の外国人だと、アブ・ラジーフ氏は指摘。

「イラク・シリア両国で彼らと戦うべく配置された数万人の兵士に比べれば小さな数だが、失うものは何もない向こう見ずな戦闘員で構成され、市民に紛れ込み、仕掛け爆弾や地雷や爆発物を大量に使用する部隊はあなどれない」と同氏は語った。

米国政府はバグダディ容疑者を捕らえるため、特殊作戦部隊のほか中央情報局(CIA)や他の米情報機関で構成され、国家地理空間情報局(NGIA)のスパイ衛星を駆使した共同捜査本部を立ち上げている。

だがバグダディ容疑者の影響力を払拭(ふっしょく)するにはそれ以上の努力を要するとタラバニー氏は指摘。「彼は今なおISの指導者とみなされており、大勢が彼のために戦い続ける。それが急激に変わることはない」と述べた。

たとえ殺害されたり拘束されたりしても、「過激思想に取り組まなければ、彼とISの遺産はこれからも残る」と同氏は付け加えた。

(Michael Georgy記者、Maher Chmaytelli記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)



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最高指導者とされるバグダディ容疑者が先日、
ロシア軍の空爆で殺害された可能性が高い、
と報じられている。


『最高指導者バグダディ容疑者死亡か ラッカ空爆で』
〔毎日新聞2017年6月16日 21時45分
(最終更新 6月16日 21時55分)〕
https://mainichi.jp/articles/20170617/k00/00m/030/144000c




それでも、このジハードが敗北し、終わるということはない、
というメッセージだ。
私も、そう思う。
バグダディ容疑者が残した“ISの遺産”は、きっと残るだろう。
この世に差別や戦争がある限り、必ず残る。

バグダディ容疑者は、もともとは敬虔なイスラム教徒だったようだ。
それがなぜ、狂信的行動に変わったのか。

もし私がイスラムの地で生まれ育っていたならば、
私も生まれ故郷を捨てて外国へ出稼ぎに行くか、
それともISに身を投じるかの選択肢に迫られただろう。
国連・障害者権利条約が生まれた背景には、
障害者の貧困とテロ参加も関係している、
と聞いている。
それが、

「過激思想に取り組まなければ、真の解決にはならない」

という意味ではないか。
差別と貧困で苦しむ障害者も今どれほど、
ISにいることだろうか。
私にはIS問題が他人事とは、どうしても思えない。
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by bunbun6610 | 2017-06-12 09:37 | 雑談

人間社会の「闇」と「光」



「ユニクロ 障害者雇用 実態」

という言葉で検索してみたら、当ブログが上位ヒットしてしまった。

これを喜んでなどいない。
とても残念である。


「他の障害を持つ人がいじめや差別を受けている事例」

「これは非常に稀なケース」

「たかが一人ではないか」

「店長の個人的責任」

といわれているのかもしれない。

しかし、一店舗一人の障害者雇用をしている企業だからこそ、
「たかが一人ではないか」という軽い扱いをしてはいけないのではないか。
それを、全体から見たらどう思うだろうか。
だから、「たかが一人ではないか」なのか?

もし、ユニクロで働く多くの従業員が、
そんな考え方をしているのだとしたら、
この企業は『日本で一番大切にしたい会社』ではない。
『日本で一番必要ない会社』だ。

その後には、昨年7月に神奈川県・相模原の
知的障害者施設で、殺傷事件が起きた。
犯人はこれまた健常者で

「障害者なんて、いないほうがいい」

と言っていた。
やった事の重さは違っていても、ユニクロ店長と同じだった。
考え方は根本的に同じだった、と思う。


俺はもう嫌だ。
障害者と健常者が協力し合う、
もっと明るいニュースが流れる社会になることを願う。
その為に、今の社会を壊す。
新しい社会を創るためにだ。
全ては木っ端微塵に。
そして、再出発だ。
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by bunbun6610 | 2017-04-04 20:38 | 雑談

新年度の気持ち



人が人を傷つけている世の中に、もううんざり。

でも、この瞬間にしか咲かない桜とか、
やって来る鳥とかを観ていると、
それを一瞬でも忘れられるなぁ。

自然は、そんな人間のためにもあるのかなぁ、
と思わされる。

4月は新年度。
それで生活が変わる人も多いはず。
人生が一変するわけではないけれども、
少しずつ変わる。
いや、「時の流れ」任せにするのではなく、
自分の手でも変えてゆこう。
小さな努力でも毎年続ければ、
きっと少しずつは変えられる。
今よりも。
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by bunbun6610 | 2017-04-01 18:05 | 雑談

「幸せ」とは何か?

幸せとは何なのだろうか?
この世の一部の人しか手にすることのできない、
一瞬の輝きに過ぎないものなのだろうか。

テレビなんかに出ている芸能人とか、一般人でも、
人生で“成功”をした健常者がよく言う。
「幸せは自分で努力して掴みとるもの」と。

でも、本当にそうだろうか。
幸せをいくら追い求めていても、頑張っても、
幸せにはなれない人だって、たくさんいると思う。
それで自分が幸せになれたからといって、
他人にもそう言っている人というのは、
そういう現実を知らないのではないか。
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by bunbun6610 | 2017-03-14 01:01 | 雑談

映画『ブルベイカー』

映画『ブルベイカー』

知られざる塀の中の世界。
悲しき囚人たちに自由の光を注ぐため、
その男はやってきた。

製作年/劇場公開年; 1980年
監督; スチュアート・ローゼンバーグ
原作; トーマス・0・マートン、ジョー・ハイアムズ
主演; ロバート・レッドフォード


http://eiga.com/movie/48980/


http://www.weblio.jp/content/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%99%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%BC





「初めに、神は天地を創造された。
地は混沌であって、闇が深淵の面(おもて)にあり、
神の霊が水の面を動いていた。
神は言われた。
「光あれ。」
こうして、光があった。」
(創世記1章1-3節)
『聖書』(新共同訳/1987,1988)




これは天地創造の有名な話だが、
カトリック教徒・犬養道子氏によると、
他にも関連する意味があるそうだ。
新約聖書の部分でわかるそうなのだが、
「闇」とは、サタン(悪魔)とその勢力を象徴している、
という。
闇の中に神の言葉が入り、光ができた、
ということらしい。

預言者だかイエスの弟子だか忘れたが、
神の栄光を示して欲しい、と神に望んだことがある、
という。
それに対して神は

「神の光とは、闇の中に輝く
蝋燭の光のようなものだ。
私はそれで十分だ」

というふうに言われたそうだ。
勿論、人々はその答えに満足できなかったが。
周囲はサタンとその勢力によってつくられている闇だが、
それでも決して滅ぼすことができないひとすじの光、
それが神の強さなのだと、犬養氏の著書で知った
ことがある。

その話とこの映画は、非常によく似ているのだ。
間違いなく、リンクする。
だからおそらく、監督のスチュアート・ローゼンバーグは、
聖書をイメージして、この映画を作ったのだろう。
物語の最後をハッピー・エンドまで描かなかったのも、
それが理由だと思う。

映画を観ていても、誰もブルベイカーの急進的なやり方
に賛成する者は、おそらくいなかっただろう。
監督はなぜ、観る人に、こんなに苦しくなるような
映画に、あえて作ったのか。

ブルベイカーのやり方に反発する勢力によって犠牲となり、
死人が何人も出たのは、どうあっても彼の責任だ。
それでも、ブルベイカーの片腕として働いてきた
クームスが、最後に言った言葉

「あんたに言いたいことがある。
正しかった」

には、胸にジーンと来るものがある。
「正しい」とは、言い換えるなら「信頼」なのだろうか。

そしてブルベイカーが解雇後に、リリアンに言った言葉、

「真実は、政治とは別のものだ」

にも、観る人誰もが心打たれるだろう。

ブルベイカーは追放されたが、光はなお、
多くの囚人たちの胸に生きていた。
そして、彼らはついに、ブルベイカーの助けなしに自立し、
ウェークフィールド刑務所を憲法違反として、
裁判を起こした。
その結果、彼らは勝ったのである。

この生き方に、私も強い影響を受けている。
私も「向こう見ず」「変人」なのは、この映画の影響だ。
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by bunbun6610 | 2017-02-26 13:35 | 雑談

辰吉丈一郎が無収入でも引退勧告されても「ボクシングをやめない理由」



http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160223-01059279-sspa-soci


辰吉丈一郎が
無収入でも引退勧告
されても
「ボクシングをやめない理由」

週刊SPA! 2月23日(火)18時21分配信


当時、史上最速で世界王座を獲得。その後も
3度の戴冠を果たしたプロボクサー、辰吉丈一郎。
一時は網膜剥離により引退を勧告されたものの
劇的KOで復活を果たし、今なお現役ボクサー
としてベルトを追い求め続ける。
45歳になった“浪速のジョー”は、なぜ引退しない
のか?
ボクシングに人生のすべてを賭けた“男の美学”
に迫った――

 ボクサー・辰吉丈一郎を20年間追いかけた
ドキュメンタリー映画『ジョーのあした-辰吉丈一郎
との20年-』が公開される。
ボクシング界の伝説を紡いできた男も、今や45歳。
映画では、原則的に37歳とされる日本人ボクサー
の“定年”をすぎても現役にこだわる辰吉丈一郎の
思いが、インタビューによって引き出されていく。

幾度となくぶつけられたであろう

「なぜ辞めないのか?」

という問いかけ。
だからこそ本誌もまた、ストレートな疑問を本人に
ぶつけてみた。
数々の伝説の真相は?
現在の収入は?
そしてなぜ、いまだに拳を握り続けるのか?
こぼれ落ちた言葉のすべてに、辰吉丈一郎印が
刻まれていた。


――20年間の集大成である『ジョーのあした』。
試写は見ましたか?

辰吉:はい。でも、自分しか映っていない映画に
コメントはしにくいです。
僕からしたら、もっと撮るところがあっただろうと
思うし「なんでなん?」っていう映画やから(笑)。
ただ、20年間も撮影を続けてくれた監督には
「飽きもせんとよくぞ!」と感謝したいです。


――映画では等身大の日常を20年間積み重ねる
ことがリアリティを生んでいたと思うのですが、
辰吉さんといえば伝説的エピソードが魅力的です。
例えば、地元の岡山ではヤンチャで有名だったとか?

辰吉:あの時代は、社会全体がそうやったからね。
なめ猫とか横浜銀蝿だとか、ヤンキー文化が全盛期
だったんです。
だからまぁ、暴走族からバイクをお借りしちゃったとか
はあった。
当時の暴走族は気合が入ってたから、原付ちゃい
ますよ?
400㏄のバイクが家に8台あったのかなぁ(笑)。
そんな感じやったから、僕が大阪に行くって言い
始めたときは近所のおばちゃん連中がめっちゃ
喜んだらしいです。
「今日はお祝いや。たこ焼きしよう!」
言うて(笑)。
だから、親父に教わって5歳からボクシングを始めた
んですけど、それがなかったらおかしなことになって
たと思います。
そこまで嫌われることはやっていないけど、
時代も自分自身もむちゃくちゃではあったから。


――当時の国内最短記録の8戦目で世界王者
となり、その後も伝説をつくります。
ところが45歳の今も現役であり引退はしないと。
世間からは「もう十分だろ」との声も届いていると
思うのですが?

辰吉:まがいものというのか、ひねくれているという
のか。
……デビューの頃から僕は、普通が嫌やったん
ですよ。
プロテストも普通はC級から受けるんですけど
B級からだったし、具志堅さんが9戦目で世界を
獲っていたからそれよりも絶対早くチャンピオンに
なりたかったし。
そういう意味では、確かに引退に関しても普通では
ないのかもしれない。
でも、僕にとっては、ボクシングが生活の一部
なんです。


――生活の一部とは?

辰吉:みんなも朝起きると歯を磨くでしょ?
それがボクサーだから「走る」が生活の一部で毎日
走る。
階級ごとに体重制限があって太ってはダメだから、
一日1食を続けてるのもそう。
朝起きて走って、掃除して、買い物して、夜練習して、
帰って、洗濯して、飯作って、風呂入って寝る。
極端に言えば、それを365日繰り返すのが日常
というか。
正直、試合が組めない今の状況はきついんです。
でも、何かを引っくり返すためにやっているんだから、
練習は一日たりとも休めない。


――では、単刀直入にリアルな話も。
辰吉さんがプロのリングに最後に立ったのは’09年。
以来、試合は行われてませんが、現在の収入は?

辰吉:まったくない。無収入。


――無収入? 生活は?

辰吉:いうても僕、3回も世界チャンピオンになってます
から(笑)。
ファイトマネーを無駄遣いしてこなかったし、リングに
立って稼いでいるわけではない以上は、貯金を
おろして生活するしかないでしょ?


――過去には、数千万単位のCM出演を断ったとの
伝説もあります。

辰吉:うん。だって僕、タレントじゃなくてボクサーなんで。
ボクサーがCMって違うと思うんで。
小銭ならいいですよ?
でも、何千万というお金を稼いではダメだと思った。


――後悔は?

辰吉:一切ない。
お金ではないけど、WBCというボクシングの団体が
殿堂入りの約束をして、4つ目のベルトをくれるという
話をいただいたこともあるんです。
引退を条件にね。
そのお話も丁重にお断りしました。
だって、ベルトって恵んでもらうもんじゃないでしょう?
ボクサーにとってのベルトは、自分で戦って勝って
獲るものでしょ?

※このインタビューは2/23発売の週刊SPA!
のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋した
ものです。

<取材・文/唐澤和也 撮影/ヤナガワゴーッ!>
日刊SPA!



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おぉぉぉぉぉ~。
カッコエエなぁ。

オレは昔から、長島茂雄が大嫌いなんだけど、
こんな辰吉丈一郎は話を聞いて、好きになったな。
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by bunbun6610 | 2016-02-27 23:11 | 雑談