蒼穹 -そうきゅう-


ある聴覚障害者から見た世界
by bunbun6610

カテゴリ:障害者問題・差別( 69 )

健常者が自画自賛するだけの『障害者週間』



障害者週間(12月3日~9日)が近づいている。
毎年、健常者が繰り広げている、
障害者を利用したバカ騒ぎ週間だ。

聴覚障害者理解促進の行事としては大体、
「手話ソング」を勝手に歌う、と決まっている。
なぜこんなものをやるのか、理解できない。
「感動ポルノ」か?

「ああ、自分はこんなすばらしいことができるのか」

と、自分で自分を喜べるからなのか?
自画自賛に溺れて、聴覚障害者を少しでも
理解できるようになった気になっているのか?

反対に、聴覚障害者が自ら行っている啓発活動とは、
一体何だろう?

しかし、よく考えてみると、多分、
障害者も健常者をもっとよく理解しなければ
ならないのだろうな、
この週間があることをきっかけとして。
ゴールはないが、周りの人への「歩み寄り」は誰もが、
続けていかなければならないのだろう。
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by bunbun6610 | 2017-11-28 18:17 | 障害者問題・差別

『たとえ病気になったとしても、やりたいことをやる人生は楽しい。』

『たとえ病気になったとしても、やりたいことをやる人生は楽しい。
難病ALSに負けないFC岐阜元社長・恩田聖敬さんの行動力に学ぶ』
〔2016/06/15〕




この記事を読んで、私が思ったことを正直に書く。

「この人は元健常者だった。
もともとは、優れた環境の中で育って、優れた家庭教育、
学校教育などを受けられていたから、
優れた会社に入社できて、優れた業績を残せた。
そうしたバックボーンみたいなものがあるから、
重度障害者になっても、そうして生きられたし、
周りの人にもこんなことを言えるのだと思う」

と。

自分だけの「僻(ひが)み」とも言える言葉だが、
先天性障害者と後天性障害者とでは、
こんなに違うんだと。

後天性障害者は自分の身に起きた悲劇を売りにして、
「感動ポルノ」好きな健常者から同情を集めたりする
こともできると。
それは僻みだ。
わかっている。

けれども、それでもそう考えたりしてしまう。
自分が弱い人間だからだ。

この人は、こんな絶望的になるはずの出来事に対して、
どうして乗り越えたのだろうか?
いや、「もう乗り越えた」のではなくて、
今でもその途中で、
心の中では苦しみが続いているのだろうか?
私は、その話をこの人から聞いてみたい。


私の知っている、ある中途失聴者は

「事故が起きた後、自分が悲しむよりも、
周りにいる家族が悲しんでいたものだから、
自分はそれどころではなかった」

と漏らしていた。
恩田さんにも、それはあるのだろうか。

「もう死にたい」

と思ったことはあるが、
この人の場合は家族を背負っている。
だから、そのためにも強くならなくてはいけない、
と自分に言い聞かせたのかもしれない。


>「きっと人は、自分の思いこみで自分の可能性を狭めて、
私にはできないとあきらめてしまったり、
チャレンジしない理由をつくっていることがあると思います。」


私が尊敬する、モハメド・アリが言っていた言葉と
同じことを、この人も言っている。


>「坂田:まだ恩田が声を出せる状態ですので、
日常的には恩田が何か言葉を単語で発して私が
横で復唱するっていうかたちで確認して、
「きょう」「今日」「よていは」「予定は」という感じに
復唱して確認している状況です。
恩田が体調が悪い日は声が聞き取れない時も
あるので、主に口文字で「あいうえお」と私が言って
母音を確認して、「え」だったら「えけせてね」と
言って特定しています。
今は全部それを確認することはないので、
最初の文字だけわかれば、じゃあっていうかたちで
わかることが多いですね。
主にこの2つです。」


>「「そうぞう」 「想像以上に」 「こういうびょうきは」
「こういう病気は」 「ほんにん」 「本人」 恩田さんが
今出せる精一杯の声で単語ごとに短く切って発話
すると、坂田さんがそれを復唱して確認していきます。

恩田:想像以上にこういう病気は本人だけでなく
周りの家族がどれだけしんどいか、
目の当たりにしました。
今工藤さんがおっしゃったように、情報がいかに大切か
思い知りました。
元気な頃は、自分の知りたいことはネットを使えば
ほぼなんでも知れたけど、今の自分の病気のケアを
どうやってやったらいいかっていう具体的な情報は
どこにもない。
結局、地域で同じ病気と闘ってる人と出会えるか
どうかで、自分の生活やケアの質が決まっちゃう。」



聴力が、体調によっても変わることがわかる部分だ。
聴覚障害者でも、体調によってはいつもより聞こえたり、
逆にもっとひどくなる場合もあると聞いている。
それと、恩田氏の言葉を坂田氏が聞き取る場合も
推測で理解している、という点も、健聴者も難聴者や
中途失聴者と変わらない。



>「私自身、様々な障害や病気の方にお話を伺うと、
「私たちにとって情報はお金と同じです」
という声をよく聞きます。
どの患者にも一律に情報が手渡されるわけでなく、
よりよい情報を手に入れられる人とそうでない人が
いるという現状があり、それは実際の患者の生活の質
に直結します。」

これは当然、聴覚障害者にも言えることである。
情報障害による損失は、単純なものではない。


>「自分の価値観を大切にしながら、
自分のやりたいことをやる、
自分が楽しいと思うことをやる。
困ったら、周りのひとに力を貸してほしいと頼んでみて、
サポートをしてもらおう。
とってもシンプルで、とっても大事なことを、
恩田さんはその存在を持って伝えてくれるひとなのだなと
思います。
人間がたったひとりでできることはとても小さいけれど、
ちょっとずつ誰かの力をかりることで、
たくさんの人の心を動かす力になります。」



これは、一番いい言葉だと思う。
結局、障害などあろうがなかろうが、
「自分らしさを大切にする」ということだ。
それは、誰でも変わらない。
SMAPの名曲『世界に一つだけの花』にも、
そんな意味の歌詞があったかな。

ガンで声帯を切ってしまい、話すことが不自由になった
音楽プロデューサーのつんくさんもテレビで見て、
とても印象に残っている。

それぞれに生きて、自己の力を発揮している。
それは、私も素直に感動する。
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by bunbun6610 | 2017-09-11 20:29 | 障害者問題・差別

異議あり。(『障害者のリアル×東大生のリアル』)



実は私が今読んでいる本が、次のものだ。


『障害者のリアル×東大生のリアル』
(「障害者のリアルに迫る」東大ゼミ/著
野澤和弘/編著)

http://www.budousha.co.jp/booklist/book/toudaizemi.htm


この本の中にだが、次の文がある。


「障害者の求人をして、雇った障害者には業務時間中
お茶などをしてもらう。
雇った側には、政府から障害者雇用の助成金が入る。
その助成金の幾ばくかを障害者に払う。
このような企業が私の地元には多く存在するらしい。
払われる金額もほかの施設と比べると多めだそうだし、
仕事内容も全然大変じゃない。
割に合っているかどうかと聞かれれば、
まあ割に合っている。」(P101)


皆さんには、今までに障害者雇用で働いてきて、
このような経験があるだろうか?
特に、「助成金の幾ばくかを」会社から貰う、
というようなことを。

私はこれまでに数多くの企業に障害者雇用で
採用されて、働いてきた。
しかし経験上、ない。

ハローワークに助成金についての説明を聞いた
こともある。
それは

「企業に対し、何に遣われているのかは調査して
いないが、
本来は働く障害者の環境整備のために遣われるべき」

という説明だった。

それと実態とは、かけ離れているが、
ハローワークも企業も

「助成金は働く障害者が貰えるお金ではありません」

と、きっぱりと言っていた。
そういうものなのだ。

ところがこの本を読んでいると、この点が誤解されてしまう。

もし、本当に障害者が助成金の一部でも貰っているとしたら、
それは不正以外に考えられないだろう。
企業が悪いか、障害者も企業とつるまされて、
お金を貰っているのかの、どれかだろう。
噂を聞いて、それを信じてこういう内容を書いていると思うが、
間違っているということを、ここに書いておく。

まあ、給料の原資として、助成金が活用されている、
というのはあるが、助成金はいつまでも貰えるものではないので、
それも誤解だ。
ただし、障害者を企業の陰謀で辞めさせて、
新たな障害者を雇用することによって、
次々と助成金を貰う、という手法はあるらしい。
ユニクロの障害者いじめも、そうだったのではないかと見られている。


『ユニクロの障害者雇用いじめ・パワハラ問題について』
〔2014-04-27 18:30〕

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by bunbun6610 | 2017-07-04 18:47 | 障害者問題・差別

“ながら族”と障害者差別との関連性

スマホを見ながら歩いていた若者が、
店の装飾物に当たり、装飾物が損傷した。
それでも若者は気にせず、行ってしまった。

一人行動だから、本当に自由気ままだった。
自分に対する厳しさなど、持っていない。
そんな若者の行動と共通する行動がある。
「障害者差別」だ。

これには「直接差別」と「間接差別」がある。
間接差別には「無知」「無意識」「無関心」による、
結果的に差別に当たる、消極的行為も
含まれている。
その差別者にも、“ながら族”は高確率で
該当する可能性が高いと、
スマホ族は周りの人から見られているかも
しれない。

以前に都内で盲人がホームで転落死亡した
事故があったそうだが、
誰も気づかないというのはおかしいような
気もする。
だがみんなスマホに夢中だったら、それも有り得る。

若者が自転車に乗りながらスマホを見ていて、
おばあさんにぶつかり、死亡させた事故もあった。
それでもまだ、自転車乗りスマホ族を、
時々見かける。
歩道をフラフラと走っていたり、
横断歩道も斜行したりしているので、
見ているほうは本当に怖い。
道路交通法などでの「禁止行為」になって
いないのだろうか。

今やスマホ族はマジョリティー側だから、
誰もが"ながら歩き”や“ながら自転車乗り”だって、
堂々とやっていられるのだろう。
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by bunbun6610 | 2017-06-28 10:54 | 障害者問題・差別

追記のお知らせ

下記の記事に追記しました。


『顔ニモマケズ、僕は生きる 内面好きと言ってくれた彼女』
〔2017-04 -15 20:40〕




【追記】(2017年5月23日)
内容
自分のメンタル面強化をしたいと思う人へ、
おすすめする本

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by bunbun6610 | 2017-05-23 09:29 | 障害者問題・差別

平成28年度 障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく企業名公表等について

厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11704000-Shokugyouanteikyokukoureishougaikoyoutaisakubu-shougaishakoyoutaisakuka/0000158768.pdf


平成28年度 障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく
企業名公表等について

障害者の雇用状況に改善が見られない2社を公表します
国等の機関への適正実施勧告は該当なし

「○ 「障害者の雇用の促進等に関する法律」
(以下「障害者雇用促進法」)
においては、民間企業について、障害者雇入れ計画の
適正実施勧告に従わず、障害者の雇用状況に改善が
見られない場合、企業名を公表できることとなっていますが、
これに基づき、厚生労働省は31日、2社について、
次の通り企業名を公表します。

【障害者の雇用状況に改善が見られない企業】
1 株式会社エル・エム・エス
(本社:東京都文京区、代表者 朝比奈 幸一郎、卸売業)

2 株式会社きもと
(本社:東京都渋谷区、代表者 木本 和伸、その他の製造業)

○ 国及び都道府県の機関(以下「国等の機関」)については、
障害者雇用促進法において、雇用状況に改善が見られない場合、
適正実施を勧告できることになっていますが、
各機関とも一定の改善が見られ、
勧告を行う機関はありませんでした。」




株式会社エル・エム・エス
東京都文京区本郷3-6-7
ホームページ; https://www.lms.co.jp/

「平成29年1月1日現在の実雇用率が0.0%と
低い水準にとどまっている。」


雇用指導官から指導を受けてからも、
何年経っても一人も雇用していない、
という状況らしい。

その理由は?

採用情報
https://www.lms.co.jp/recruit/

もともと、障害者募集がないのだろうか?
となると、障害者差別に該当する可能性が濃厚だ。




株式会社きもと
東京都渋谷区代々木2-1-5JA南新宿ビル
ホームページ; https://www.kimoto.co.jp/

「(注1) 障害者の数には、重度障害者のダブルカウント等
が含まれている。
(注2) 3月31日現在、障害者の数は9.0人、
実雇用率1.56%、不足数2.0人であり、
依然として未達成である。」



一見、悪質には見えない。
ただ障害者の数が8~9人と、ほとんど変わっていない。
ダブルカウント障害者を雇用して、
雇用率を水増ししているだけなのかもしれない。

ただ、『CSRレポート2011』を見ると、
コンプライアンス部会はあるし、
「盲導犬体験デー」、
フォトコンテストなんかやっているのに、
障害者雇用に関しては、一行も触れていないようだ。
宣伝広報活動はやるが障害者雇用はあまりしないところが、
マイナス・イメージになってしまうのかもしれない。
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by bunbun6610 | 2017-05-10 07:21 | 障害者問題・差別

<準詐欺容疑>知的障害者1500万円被害か 奈良県警捜査

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170501-00000036-mai-soci



<準詐欺容疑>
知的障害者1500万円被害か
 奈良県警捜査


毎日新聞 5/1(月) 12:12配信



知的障害のある40代男性が男女数人に飲食店などに
連れ回され、代金を支払わされたとして、
奈良県警が詐欺などの容疑で捜査していることが
分かった。
男性側は複数回にわたって計約1500万円をだまし取ら
れたと訴えており、県警は男女の特定を進めている。

 県警によると、弁護士の支援を受けて男性は昨年10月、
判断能力の低さを利用したとする準詐欺容疑で
県警奈良署に告訴し、受理された。

 告訴した内容では、男性は東大阪市に住んでいた
2014年8月に休日を利用して奈良市を訪れ、
JR奈良駅周辺で客引きの女に誘われてスナックに
入った。
店には複数の男がおり、その男女に別の店に連れて
行かれ、明け方まで同席した。
男性は飲食代金名目で金を要求され、
コンビニ店のATM(現金自動受払機)で引き出した
計約80万円を渡した。

 男性はその後も同年10月にかけて繰り返し男らに
呼び出され、奈良市や大阪市内の飲食店に連れ回さ
れた。
そのたびに言われるままに現金を引き出しては渡し、
最初の約80万円を含め、被害総額は約1500万円に
上るという。

【郡悠介】



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by bunbun6610 | 2017-05-01 17:35 | 障害者問題・差別

障害者になるメリット&デメリット?

無能者は自傷行為て障害者化しよう
http://www.geocities.jp/ns07f/index.html



無能者は障害者になった方が得策
http://www.geocities.jp/ns07f/3tokmasi.html


無能者は働いても無駄?
http://www.geocities.jp/ns07f/1mda.html#mmm1



働けない身体障害者のメリット・デメリット
・障害者化の利点・欠点

http://www.geocities.jp/ns07f/2ma.html


情報掲示板
http://8212.teacup.com/mk20000ff/bbs
生活保護を確実に受けられるようにする手法が紹介されている。
それにしても、こんなことでも、大真面目に書いているようだ。
冷静に考えると、現実的な考え方のようにも思える。
メリット、デメリットをきちんと考えれば、
確かに生活保護に流れた方がいいに決まっている。
あるいは一般雇用で働くよりも、楽な障害者雇用で働く方がいいとも。
手帳取得も、そうした考えで広がっている可能性もありうる。


相模原で殺傷事件を起こした植松聖も、
こう考えていたのかもしれない。
そのように考える者は、いつの時代にも必ずいる。


でも、幾ら羨ましいと考えていても結局、
障害者にはなりたくないのだろう。
この管理人も、そうだったのだろう。

本当は障害者への憎悪ではなく、
社会制度への不満なのだろう。
それを言えないから、すり替えているのだ。
しかもこの人自身、言いたいだけ言えただろうが、
言ったことを実行できたわけではない。
これは障害者を他人と考えているから、
できることなのだから。

障害者になってしまった者の気持ちなど、
この管理人はわかっていないだろう。
障害者になって、その運命と神に感謝した人間なんて、
いるだろうか?
このサイトに感謝した人なんて、いるだろうか?
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by bunbun6610 | 2017-04-28 07:36 | 障害者問題・差別

顔ニモマケズ、僕は生きる 内面好きと言ってくれた彼女

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000073-asahi-soci


顔ニモマケズ、僕は生きる
 内面好きと言ってくれた彼女


朝日新聞デジタル 4/11(火) 16:58配信


顔の変形、あざ、麻痺(まひ)、脱毛……。
人とは違う外見ゆえにいじめられ、就職や恋愛で
困難に直面する「見た目問題」。
こうした当事者が体験を語り、社会の偏見を
なくそうとしています。
その1人、石田祐貴さん(24)に聞きました。



【写真】
「結婚はしたいです。
恋愛なんて縁がないと思い込んでいましたが、
高校の時、彼女ができました」
と語る石田祐貴さん




石田さんはトリーチャーコリンズ症候群。
垂れ下がった目が特徴で、症状があるのは
1万~2万人に1人とも、5万人に1人とも
言われる。
耳の形をつくるなど受けた手術は10回以上。
小学1年から4年までは春休みと夏休みのたびに
受けた。
今後は手術を受けるつもりはない。

 「ほおやあごの骨が未発達、欠損した状態で
生まれ、上唇は裂けていました。
耳の穴がないため聴覚障害を併発し、
今は頭に埋め込んだ金具に補聴器をつけています」

 「手術で『普通の顔』を手に入れたいと思っていた
頃もありました。
でも劇的な変化が望めるわけではない。
今も鏡を見て、『この顔じゃなかったら……』と
落ち込むこともあります。
死ぬまで悩み続けるでしょう。
でも自分の力で変えられるものではないので、
『割り切ろう』と考えています」

 子どもの頃は「変な顔」や「宇宙人」と言われた
という。
指をさされたり、笑われたりしたことも。
中学校の時には学校へ通えなくなった。

 「見た目で悪く言われることも嫌でしたが、
耳が聞こえづらいので会話に入れず、
人との間に壁を感じた。
中学2年の終わりから中学3年まで、
週に1回ほどしか通学できませんでした」

 「高校は聴覚特別支援学校に通いました。
手話でコミュニケーションをとるようになり、
人との壁も感じなくなりました。
『ダメだったら退学すればいい』という親の言葉に
背中を押され、一般の大学に進学。
入学後は『自分から話しかけよう』と、
覚悟しました。
僕のような人には話しかけづらいと思うので。
僕を避ける人もいましたが、多くの友人が
できました」

 アルバイトをしようと思ったコンビニは5店以上
落ちた。
接客は向いていないと思い、飲食店の厨房
(ちゅうぼう)で働いた。
現在は筑波大学大学院で障害について研究
している。
将来の夢を語ってもらった。

 「研究者か学校の先生になりたい。
僕だからこそ、子どもたちのためにできることが
あると思います。
障害がある子に教えるならロールモデル(手本)
になれるし、健常者の子なら僕の存在自体が
社会を考える素材になる」

 「結婚はしたいです。
恋愛なんて縁がないと思い込んでいましたが、
高校の時、彼女ができました。
『内面を好き』と言ってもらい、見た目がすべて
じゃないと知りました。
ただ、結婚は相手のご両親の理解などハードル
はあります。
子どもに遺伝する可能性もあります。
遺伝しなくても、僕のせいで子どもがいじめられ
ないか不安です」

 過去を笑って振り返ることはできないが、
忘れられない母親の言葉がある。

 「小学校の頃、ひどい言葉を言われてショックを
受け、母親に

『こんな症状で産んだのが悪いんじゃないか!』

と言ってしまいました。
その時、母親が返してきた言葉は

『あなたがこの状態で生まれてくれてよかったと
思っている』

でした。
母のように、僕を受け入れてくれる人たちの
存在が、支えになっています」

 「理想論ですが、僕を当たり前の存在として
受け入れてもらいたい。
じろじろ見てきたり、すれ違いざまに『うわっ』という
表情でのけぞったりする人も。
普通の反応だと受け止めていますが、だからこそ、
僕が人混みの中を歩くだけでも意味があると
考えています。

『世の中にはこんな人がいるんだ』

と知ってもらえる機会になるから」

 今、幸せですか? 石田さんにこんな質問を投げた。

 「心の奥底ではまだ、自分を完全に受け入れて
いないのかもしれません。
それでも僕は今、幸せです。
幸せと言いたい。
支えてくれた人たちのためにも、幸せにならなきゃ
申し訳ないと思っています」
(聞き手・岩井建樹)


■当事者9人の体験談、本に

 「見た目問題」の当事者9人の体験について
紹介した本「顔ニモマケズ」(文響社、税別1450円)
が2月に出版された。
著者は「夢をかなえるゾウ」などの自己啓発本で
知られる作家の水野敬也さん(40)。
水野さん自身も10代の頃に自分の顔が醜いと
思い込む醜形恐怖症に悩み、

「外見が幸せを左右するのは問題」

と考えていたという。

 本書には石田さんも登場する。
変えられないことは割り切り、変えられることに
目を向ける石田さんの姿勢に、水野さんは

「『見た目』というジャンルを越え、悩みを解決
するヒントがある」

と指摘する。

 著者印税は、見た目問題の当事者を支援する
NPO法人「マイフェイス・マイスタイル」に全額
寄付される。


朝日新聞社




===========================




『顔ニモマケズ』
(水野敬也/著者 文響社/発行)

という本が出版されているのだという。


この人も、手話を使うのか。
似たような病気(障害)を持った人と、
自分の過去にも出会ったことがあった。
その人は、本当に地味だった。
手話講習会も欠席がちだったが、
その理由をずっと後になってから知った。



最近、Eテレ『バリバラ』でも、四肢欠損障害の
乙武氏が出演していた。


Eテレ『バリバラ』
『目を覚ませ乙武さん バリアフリーのために!』
(2017年4月9日19:00放送)




『乙武洋匡 × 玉木幸則「愛のガチ対談」はこちらから』



普通の人ではない、という目で見られがちなのは、
同じだと思う。
もし聴覚障害だけだったら、外見上は健常者と同じ
に見られがちだが。
それにしても、乙武氏のお母さんと同じようなことを
(肯定的意味で)言う母親が他にもいたとは、驚いた。


乙武氏といえば、ベストセラー『五体不満足』の著者として、
有名だ。

「乙武さんにもし、『五体不満足』の印税が入っていたと
したら、少なくとも20億円にはなっていただろう」

と、ある新聞社の人が言っていた。
しかし、様々な障害者が世の中にいる中での、
ほんの珍しい例。
障害者の間ではこのブレイク現象を、
「感動ポルノ的大ヒットしたから」という見方も強い。


『<NHK>「障害者を感動話に」方程式批判』
〔2016-08 -29 20:00〕




「何もできない」と思われがちな障害者ができる時、
健常者はそのギャップに驚き、感動する。
そして、そうした障害者を称賛する。
だがそれは、マスコミが乙武氏の一部分を
切り取って伝えていた結果に過ぎない。
そこには、佐村河内氏問題とも共通点がある。
マスコミが世論をおかしな方向へ、
煽っているともいえなくもない。



『障害者は哀れみの対象』
〔2012-01-12 21:50〕




『『価値のある「かたわ者」になれ? 』』
〔2011-11 -28 00:14〕



私がこの番組を観て思ったことは、乙武氏は健常者と
同じ学校で、健常者のいる学校で育ったということ。
そこで乙武氏自身の天性の力で、
彼らを味方につけることができたために、
事が予想外の方向に進んだのではないだろうか、
という推測だった。
もし、様々な障害者ばかりがいる環境下で育っていたら、
そうはいかなかったのではないか、と思ったりした。

顔面変形の苦しみは、本人にしかわからないもの
かもしれないけど、それでも開き直って、

「支えてくれる人のためにも、自分も幸せになる」

という生き方は尊敬に値する。





【追記】(2017年5月23日)

自分のメンタル面強化をしたいと思う人へ、
おすすめする本



内容は自分の容姿に悩んでいる人だけでなく、
悩みを抱えている障害者も、
いじめなどに悩む健常者などにも、
読んで参考になることがたくさん書かれている。
自分のメンタル面を強くしたいと思う人には、
いい本だと思う。

ただ、「強さ」と言っても、
ここで私が言うその意味は、
「超人的」というような意味ではない。

こういうことを考える時、私はよく
『X-MEN ファースト・ジェネレーション』

http://intergate.info/xmen-firstclass

を思い出す。
マグニートー(エリック・レーンシャー)の持つ
強さと、プロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア)
の持つ強さの違いだ。

勿論、メンタル面での本当の強さとは、
プロフェッサーXのほうだと、私も思う。
この強さを手に入れるにはどうしたらよいのか、
それを知るのが、この本を読む目的になりうると思う。

この本は取材者の質問が絶妙で、
読者も聞きたいところを、
本人から十分聞き出せていると思う。

この本を読んで気になったページを記しておく。

P14~15、
P16~17、
P27、
P42、
P49、
P60、
P66~68、
P68~69、
P70~72、
P84、
P86、
P87、
P89~90、
P92~93、
P107、
P111、
P124~125、
P126、
P128、
P129、
P130、
P141、
P145、
P146、
P151、
P153、
P153~154、
P155、
P173、
P182~183、
P188、
P189、
P192、
P200~202、
P203
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by bunbun6610 | 2017-04-15 20:40 | 障害者問題・差別

バス運転手、車椅子理由に乗車拒否 県委員会、運行会社へ配慮助言 /成田



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170406-00010003-chibatopi-l12


バス運転手、車椅子理由に乗車拒否
 県委員会、運行会社へ配慮助言
  /成田


千葉日報オンライン 4/6(木) 11:31配信


千葉県成田市で昨年12月、千葉交通(同市花崎町)が
運行するバスに乗ろうとした男性が、車椅子利用者である
ことを理由に乗車を断られ差別を受けたとして、
「千葉県障害のある人の相談に関する調整委員会」に、
県条例に基づく助言(あっせん)を申し立てていたことが5日、
関係者への取材で分かった。

同委は審理の結果、同社の対応が

「障害のある人に対する不利益取り扱いに該当する」

と判断、同社へ社員教育の実施などの助言を通知した。
先月24日付。

 県は2007年、全国に先駆けて「障害のある人もない
人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」を施行。
同委は障害をめぐる差別などで申し立てを受けた場合、
審理を経て解決への助言等を通知する。

 男性の申し立て書によると、電動車椅子を利用する男性
は昨年12月11日、成田空港第2ターミナルから同社の
路線バスに乗ろうとした際、運転手から

「(車椅子用の)リフトの操作方法が分からない」

と乗車を拒否された。
バスはそのまま出発、後続便の運転手も応対しなかった。

 その後、同社の成田営業所員がバス停にいる男性の
元を訪れ、車で目的地まで送ると申し出たが、車は車椅子
の乗車に未対応だったことなどから男性が断った。
所員は、バスに搭載されたリフトが利用できない理由
として

「手動車椅子向けで、電動は乗せられない」

と説明したという。

 男性は申し立て書で、バスに車椅子マークが表示されて
いることなどから

「車椅子でも乗車できると思ってしまう。
リフトの操作方法も早急に教育すべき」

としている。

 同委は通知で、同社の

「障害のある人への配慮の認識不足」

を指摘。
全社員への研修の実施や、リフト操作や接遇のマニュアル
整備などを助言した。
千葉日報社は5日、千葉交通の親会社を通じて取材を
申し入れたが、回答がなかった。



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対策とその結果は

>「全社員への研修の実施や、リフト操作や接遇のマニュアル
整備などを助言した。
千葉日報社は5日、千葉交通の親会社を通じて取材を
申し入れたが、回答がなかった。」



だったが、今後はどうするのだろうか?
少なくとも、監視対象としなければ改善は厳しいかもしれない。
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by bunbun6610 | 2017-04-06 23:00 | 障害者問題・差別
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