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蒼穹 -そうきゅう-



松森果林UD劇場~聞こえない世界に移住して~
『SMAP騒動後初の生放送は「都合により字幕休止」』
〔2016-01-19〕




字幕付きに徹底的にこだわる姿勢・・・。
映画『レインツリーの国』
ヒロイン・人見利香と同じだ。

私は、字幕が無いなら、さっさと諦める場合も、
よくある。
周りにいる聴覚障害者仲間にも、
そういう人のほうが、圧倒的に多いように思う。
それが、聴覚障害者バリアフリーの遅れに
つながってしまったのであるが。


しかし、観ている最中に

「都合により字幕中止」

は、そりゃ怒りたくもなるわな。
見ている時に、水をさすようなことでは。


聴覚障害者には、情報が伝わらない。
伝わっても、遅い。
それで周りについてゆけない寂しさや、
悔しさというものがある。

でも、SMAPなんか、どうせあれで、
人気ガタ落ちになるんだろ。
だから、もうどうでもいいや・・・。

くだらん。
やっていられるか。
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by bunbun6610 | 2016-01-20 23:30 | 情報保障(テレビ字幕)

今のテレビ番組で生放送といえば、24時間テレビを
思いつくだろう。
他の時期なら、他にもいろいろあるが、よくあるのが
オリンピック生中継とか、緊急災害時など、テレビでは
たくさんある。
聴覚障害者はラジオを聴くことが難しいので、
ラジオは初めから持っていない。

24時間テレビの生放送中を見てみたら、やっぱり
字幕のズレが半端でない。

生で字幕が付くのは、テレビ側としても大変な努力だ。
だから

「これは大変、ありがたいことだ」

と思わなくてはならないのかもしれない。

しかし、本心は

「あんな仕様では、とんでもない」

と思うことならば、聴覚障害者だって視聴者だから
こそ、正直に感想を言うべきなのではないか。

特にバラエティー番組のような、多人数が集まって、
自由に発言し合う場面では、字幕の入力者は一所
懸命入力し、追いつこうとしているのだが、字幕は
どうしても追いつけない。
あれが限界だし、それを非難するつもりはない。

しかし、ああいうテレビ番組を長時間、観続けるのは
御免だ。
何が『愛は地球を救う』だ。
テレビで怒らせて、どうするというのだ。
Eテレ『バリバラ』だって、たまに生で、同様の特別
企画を放送するが、感想は同じだ。



「字幕をつけたから、聴覚障害者にも公平になった」

と思っているのは、所詮、健聴者の思い違いでしかない。
あれでは、観る聴覚障害者側は、腹が立ってくるのだ。
だから、生番組は見る気がしない。

超音速字幕製造機でも生まれない限り、番組のやり方
自体を変えなくてはならないだろう。

その不満状況を、何枚か写真を撮っておいた。



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写真①「>>」無しは、司会者やナレーターが言ったセリフ。
「>>」有りは、ゲストが言ったセリフだとは、法則性から自然にわかるが。
ゲストの誰が言ったのかまでは、確実にはわからない。
「なんで?」を言ったのは、多分、この画面に映ってい大渕弁護士でなく、
三輪弁護士か?



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②〔誰がしゃべっているの?〕の例
字幕はしっかり出たが、誰がしゃべったセリフなのかわからない。
(字幕の冒頭「>>」は、ゲストの誰かがしゃべっている、ということである)




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③〔字幕のタイムラグ〕の例
字幕はまだ前の場面の会話だが、画面は既に、別場面に入っている。
この字幕では、寿司の話をまだしている。
(あるいは、今頃になって、寿司の話になっている)
右下に写っている原田泰造のセリフなのかもしれないが、
「>>」がないので司会者のセリフなのかもしれない。
(司会者は「くりぃむしちゅー」の上田晋也)



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④〔字幕タイムラグ〕の例
画面は既に、CMに入ってしまっているらしい。
「え? さっきのが高級中トロだったの?」
と言いたくなるような場面。




やっぱり、こういうものは観ていると腹が立ってくる。
チャンネルを変えて、映画を観ることにした。
すると、ホッとする。
自分だけのけ者にされていた世界から解放された
安心感からだった。

健聴者の皆さんも体験できることだから、やってみる
といい。
(ただし、これだけで『聴覚障害の疑似体験』ができた
と思ってはならない)

まず、デジタルテレビの音量をゼロにして、字幕オン
にする。
そして、その設定にしたテレビで、生放送の番組を観る。

どうですか?
だんだんわからなくなってくるでしょう?

人間が言葉を聴くスピードと、文字を読むスピードは
違う。
勿論、読むほうが遅くなってしまう。
だから、字幕はあまり速くすることはできない。
でも、速過ぎてしまっている場合もある。
それで、読むだけでも疲れてしまう場合もあったりする。

字幕生成におけるタイムラグの問題は、表出スピード
の理想とは相反する。
画面の出演者のリアクションとかと、その時に出ている
字幕の内容が一致しない。
今出ている字幕は、10秒以上前に誰かさんが言った
セリフなのだとわかっているが、それでは字幕と画面の
整合性がつかなくなってしまう。
そうするとだんだん、観たかった番組でも、もう観たくなく
なるわけだ。

24時間テレビのバラエティーはなかなか豪華なゲストが
沢山出ているので、興味はあるし、皆面白そうに笑って
いるのだが、自分はあまり笑えない。

だから録画放送番組で、テロップなどでこれでもかと
補って作られたバラエティー番組のほうが断然面白い
のである。
行列のできる法律相談所なんかは、面白かった。
そういうわけで、生放送のバラエティーは、
やっぱり御免だ。
来年の24時間テレビでは、生バラエティーは、
ほどほどになればいいと思うが。





〔参考情報〕

『聴覚障害者・難聴者情報保障の最高峰番組だ!
 テレビ朝日『日曜×芸人』』
〔2014-03-12 18:30〕

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by bunbun6610 | 2014-08-31 20:20 | 情報保障(テレビ字幕)

『ソフトバンクの“白戸家”CMへの字幕要望(2)』


ソフトバンクCMに登場する白い犬は、
国民的人気なのだろうか。
母に聞いてみた。


私;「あの犬は、人間の声でしゃべるというが、
本当なの?」

母;「本当」

私;「誰の声なの?」

母;「北大路欣也。白戸家のお父さん役」

私;「へぇー。えっ? ウソ! 超大物じゃん!!
それじゃ、あの犬が一番偉いんだ」

母;「そうそう」



今時、こんなことはもう他人に聞けない
だろう。
未だに知らなかったなんて、恥ずかしくて
言えない。
これだから、テレビの話題は意識的に
避けてしまう。

当ブログでも、ソフトバンクへの要望として
書いてきたが、未だに、あのCMに字幕は
実現されそうもない。


『ソフトバンクの“白戸家”CMへの字幕要望』
〔2014-05-21 18:30〕




こういう要望は、どこへ伝えればいいんだ?
CM制作会社でもテレビ局でもないことは、
間違いないだろう。
ソフトバンクに直接、言うしかないのだろう。



ソフトバンクのどこなのか。

『ソフトバンクグループのサービスに関する
サポート・お問い合わせ』



『手話対応窓口またはFAXで問い合わせをする』


『FAXでのお問い合わせ窓口』



これしか見当たらないようだが、テレビCM
への要望に対応できるとは思えない。
とはいえ、この聴覚障害者専用FAX用紙に
書いて送ってみるしか、方法が思いつかない。


ソフトバンクの携帯電話のショップには、手話の
できる店員さんもいる。
それなのに、あれだけ巨大な企業だというのに、
公共のテレビCMに、聴覚障害者や難聴者への
配慮がないというのはおかしい。



以下は、実際の要望書(全文)である。



==============================


                                 2014年8月31日

(ソフトバンク本社の、しかるべき部署〔テレビCM担当〕へ転送願います。)

ソフトバンク株式会社 御中

      要望

私は、エキサイトブログ『蒼穹 -そうきゅう-』のブロガー(聴覚障害者)です。

ソフトバンクのCM「白戸家」シリーズには、なぜ字幕がないのでしょうか?
特に、お父さん役の犬が何をしゃべっているのかさっぱりわかりません。
楽しそうなCMにもかかわらず、聴覚障害者や難聴の人には内容が
わからないというのは、非常に残念に思います。
近年はCMにも字幕をつけているところがあるので、御社の人気CMにも、
そろそろつけていただきたいと思います。

詳細は上記ブログの2014年8月31日付記事『ソフトバンクの“白戸家
”CMへの字幕要望(2)』を、ご覧になってみて下さい。

よろしくお願いいたします。



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by bunbun6610 | 2014-08-31 09:47 | 情報保障(テレビ字幕)

ソフトバンクの“白戸家”CMへの字幕要望について


以下は、

『テレビ字幕の普及で変わったことと、今後の要望』
〔2014-05-15 18:30〕


より、一部切り抜きの文です。


==========================



「ソフトバンクのコマーシャルに、白い犬が出ている。
最初は、人と会話しているように見えても、
犬は「ワン」とか「ワンワン」と吼えているだけなのだと
思っていた。

この犬は「ホワイトワン」と言うのか?
名前はあるのだろうか?

それも私は、まだ知らない。

しかし、実はこの犬が、日本語でしゃべっているらしい。
誰か有名な人の声だそうだ。
手話サークルの健聴者から、初めて手話で知った。
多分「ホワイトワン家族」とかいうので、
犬はそのパパか?

さて、ここで聴覚障害者問題だ。
私が犬の口を見ても読話は無理だ。
それなのに字幕もない。
このコマーシャルは、何とかならないのか。
ソフトバンクさん、こんなに長くやっている
長寿コマーシャルなのだから、
聴覚障害者をのけ者にしないように、
聴覚障害者にも意味がわかるように、
もう早く、字幕をつけてほしい。」



==========================




インターネットで調べてみたら、あの名物の犬の
家族は、白戸家と言うらしいことがわかった。

ということは、あの犬の名前は「白戸さん」か
「お父さん」か?


「テレビのコマーシャルにも字幕をつけてほしい」

といった聴覚障害者からの要望は、実は以前から
ある。
それで近年に、花王が実施したのを覚えている。

聴覚障害者だけでなく、超高齢化社会を迎えたため、
軽中度難聴者にも役立つと期待しているそうだ。
情報がきちんとわかるようにするということは、
お年寄りの認知症防止にもなるだろう。

また、佐村河内氏謝罪会見でもわかったように、
軽度難聴であっても感音性の難聴だと、
聞き取れない場合もあるからだろう。


『字幕つきCMの本格放送をめざして』



『字幕CM実施の環境整備へ 総務省、民放、
スポンサーが確実に動き出す』



『花王のHPに字幕付きCM専用ページが』
〔2012-11-13〕



『本日新たにトップ企業三社がCM字幕!』
〔2014-04-05〕




犬が、あの口パクでしゃべっているならば、
何を話しているのか、さっぱりわからない。
犬語がわかる聴覚障害者なんて、いるとでも
思っているのだろうか。

「あの会話の内容を、オレも知りたい」

ともどかしく思いながらも、ただ片思いのように
見つめているだけ、という虚無感を、
ソフトバンクは聴覚障害者や難聴者にだけ、
永久に味わわせるというのか。

そういうのを“間接差別”というのだ。

ただ、字幕制作費は高額なので負担が大きいと
聞いている。
それについては是非、国も支援すべきではないか。

国とスポンサー、テレビ局なども一緒に少しずつ
資金を出し合い、テレビCMに字幕をつける、
専門の特定非営利活動法人とかつくって、
全てのテレビCMに字幕をつければ、
そんなに大きなコストとは感じないのではないか。

何か方法があるはずだ。
ソフトバンクだけではなく、テレビCM全体の問題
として取り組んでほしいと思う。





【追記】(2015年4月19日)


松森果林UD劇場~聞こえない世界に移住して~
『CM字幕、複数社提供枠でもトライアル開始』
〔2015-04-17〕



「やれば出来る」みたいですね。
テレビCM字幕実現の上で、
一番の問題(障害)になっているのは、
企業側の「やる気」なのだろうか?





【追記】(2015年4月23日)


松森果林UD劇場~聞こえない世界に移住して~
『日清食品「ラ王」のCMに字幕が!』
〔2015-04-22〕

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by bunbun6610 | 2014-05-21 18:30 | 情報保障(テレビ字幕)

テレビの情報保障も、最近は進化しているようだ。
多分、本当は聴覚障害者や難聴者を意識して制作した
番組ではないと思うのだが、私が毎週、これを観ずして
寝ることはできない番組が

テレビ朝日『日曜×芸人』
(毎週日曜日深夜放送)



なのである。
これはもう、聴覚障害者にとっても

「分かりやすい!」

だけを完全に超えた

「面白さも追求!」

になっていると思う。
この番組は、いろんな手法を駆使している。

視聴者の聴覚障害者も、この面白そうなクイズに
参加できるように工夫されている。

予め録画したものに字幕をつけたテレビ番組だから、
それが可能となった、ということもあるが。

生放送番組だとよく、タイムラグのせいで字幕が
遅れていて、皆が笑った後に、ようやくその意味
がわかる場合がある。
でも、それではやっぱり、面白くないのだ。
その画面はとっくに流されてしまっているのだから。

それでは字幕がついても、自分だけ取り残された
淋しさが増す。
CMの時間に入り、字幕がチョン切れて
(強制終了して)しまうのも、一層淋しさを増す。

でも『日曜×芸人』は、出演者と一緒に笑える。
一体感が味わえるのだ。
それは、いかなる差別も感じない、ということだ。

特に普段の難聴者や中途失聴者には、
なかなか味わえなくなったもので、
非常に気持ちが良いものだ。
とうの昔に忘れ去っていた喜びを思い起こさせる。

健聴者にはあまりにも当たり前のことなので、
こんな気持ちはわかりっこないだろう。


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さらに、最近のテレビCMにも、字幕がなくとも、
文字が入ることによって、聴覚障害者や
難聴になったお年寄りにもわかりやすくなってきた。

〔A社のテレビCM〕
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〔B社のテレビCM〕
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by bunbun6610 | 2014-03-12 18:30 | 情報保障(テレビ字幕)

今朝はNHKで参院選に向けての、
党首討論会が放映されていました。

毎度のことなのですが、やはり字幕がありません。

これでは観てもわからないので、
投票日にどの党に投票したらいいのか、
わかりません。

結局、何らかの文書に頼って判断するのですが、
それが客観的な資料であるとは限りません。

特に、各党がつくっている文書は、
そういうものでしょう。

インターネットに流れている情報も、
どこまで信用していいかわからないものです。

それらを可能な限り見て、後は自分の
主観的判断で投票するでしょう。

この前、新宿駅前で演説していた
山本太郎氏なんか、円形脱毛症でも
頑張っている姿を見ました。
それで、

「一生懸命そうなので、彼にしようか」

などと考えたりします。


これでも投票する権利はあるが、
自分は投票する資格がある、
と言えるのだろうか。

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by bunbun6610 | 2013-07-07 23:34 | 情報保障(テレビ字幕)

NHKスペシャル『シリーズ日本再生 「どうするエネルギー政策」』
(2013年2月16日〔土〕放送)

 http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0216/index.html


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この番組は生討論会なのか、
字幕がありませんでした。
視聴者からのいろいろな声が寄せられていて、
それが画面下のところにずっと出ています。
それを見て、原発直後でもあった、同様の討論会のときと、
現在の討論会とでは、
視聴者の意見が変化してきているように思いました。

以前と比べて

「(原発再稼動は)しょうがない」

といった妥協的意見は減ったように思います。
原発肯定派も減ったように思いました。


私は聴覚障害者なので、
テレビを観ても討論の内容はもちろん、
わかりませんでした。
ですから、他のチャンネルに回したりしていて、
この番組は結局、あまり観ませんでした。

でも本当は観たい番組だったかもしれません。
決して、無関心なわけではないのです。
ただ字幕がないから観るのをやめたとは、
確実に言えると思います。

聴覚障害者視聴者のために、
字幕をつけての再放送はあるのかと思いましたが、
そういう知らせがあるわけでもありませんでした。

聴覚障害者が見たい番組を自由に選んで観るのではなく、
仕方がなく字幕のつくテレビ番組だけを、
無意識に選択していくということはやるせないし、
ある意味では恐ろしくも感じます。

聴覚障害者が、こうした、いわば

「少数の善意への依存からの脱却」

ができないのは、
社会がつくりだしている障害も原因ではないでしょうか。

今は昔と比べて、ほとんどのテレビ番組には
字幕がありませんでした。
でも今ではバラエティー番組にも字幕がつくものもあり、
笑えるようになりました。
以前は、バラエティー番組のテレビを観ても、
ほとんど笑ったことがありませんでした。

国民的人気だというビートたけしさえも、嫌いでした。
今思えばおかしなことなのですが

「字幕のないテレビが嫌いだ」

と言うべきところを

「たけしが嫌いだ」

と言っていて、皆の反感を買ってしまっていました。


話は戻りますが、原子力発電は核施設の平和利用といわれます。
しかし、本当に安心してもよいものだろうか。
使用後の核廃棄処理が大変だそうですね。
国民に対しても、そこまで説明が十分に尽くされていません。

アメリカでも、次のような記事が出ています。
日本もいざ廃棄という段階になっても

「お金がないから」

とか、様々な障害が起きたりして、
放置されたり遅れてしまったりする可能性が
あると思います。

安全よりも経済成長のほうが大事なのでしょうか。

でも、それをし続けるなら、人間として一番大事な
責任をまっとうできるという保証はないと思います。


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http://www.excite.co.jp/News/science/20130217/Fujiyama_water_3752.html


米ワシントン州のハンフォード核施設で汚染水漏れ
2013年2月17日 02時05分

米ワシントン州インズリー知事の発表により、2013年2月15日、
同州のハンフォード核施設で放射性廃棄物の貯蔵タンクから
汚染された水が漏れ出していることが明らかになった。
(参照:福島県国見の県北浄化センター、放射線汚泥の
新たな受け入れ先を確保)

今のところ近隣の井戸などで高い放射線量は観測されていない。
しかし、今回の漏洩は年間通じて約570~1,140リットルの
範囲に及び、長期的な地下水と河川の汚染が引き起こされる
危険性もあるという。

同施設は第二次世界大戦の最中であった1940年代、
極秘計画の一部として米連邦政府によって建造され、
長崎に投下された原爆のプルトニウムもここで製造された。
その後、冷戦時代にも活用されたが、今となってはすでに
老朽化の許容範囲を超えているという指摘が以前からあった。
タンクはすでに20年とされた寿命をはるかに超えて運用されており、
数十年にわたる年月が生んだ高い放射性プルトニウムが
大量に保存されている。

漏洩が確認されたのは今のところ全177ある地下のタンクの
うち1つのみだが、他のタンクも同様に老朽化が進んでいるため、
知事はさらなる漏洩について懸念を強め、また連邦政府の
早急な対応と地元州政府の権利行使について要望を述べた。

タンクから汚染水が漏れ出すのは今回が初めてではなく、
1995年にポンプで汚染水をすべてくみ上げる処置がとられている。
以前から老朽化が進むタンクの汚染水をくみ上げ、浄化する
工場の建設が123億米ドルをかけて予定されていたが、
工場の安全性に疑問を抱く従業員らの訴訟などにより計画は
すでに数年遅れ、さらなる予算を必要としている。
2度目の漏洩となった今回、ハンフォードは汚染された核施設
として世界的に知られることとなった。


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by bunbun6610 | 2013-02-17 18:30 | 情報保障(テレビ字幕)

「一歩前へ」
「いつもきれいに使っていただき、ありがとうございます」

これは、会社の男性トイレの中の張り紙文句です。

昔は、このような丁寧な言い方ではありませんでした。

「トイレを汚さないでください!!」
    (命令口調でハッキリと)

それがだんだんと、

「トイレをきれいに使いましょう」
    (「!!」の使用も止めている)

に変わり、現在は冒頭のような、丁寧語になってきています。

最も言いたいことというのは

「トイレの使い方が悪くて汚くなり、次の人が気持ちよく使えなくなるので、
皆できれいに使ってください」

ということには変わりないのですが、言い方が物柔らかになったというか、
オブラードで包んで、読み手に差し出して上げているような表現になっています。
「察する文化」だとも言われたりしています。

日本語文化って、こういう方向にも絶えず、進んでいるのかもしれません。
言葉の使い方がマナー、モラル意識の向上とも関係しているのだと思いますが。
でも、それって、ホントにマナー、モラルがいいということなのでしょうか?
私は、そこが疑問に思っています。

もちろん、それとは逆方向の日本語も増えていますが。

当ブログ『「コミュニケーション力」とは』(2011-04-12 21:04)のテレビで
観たのですが、そのときの日本人の言い方に対する、外国人の見方がナルホド、
と思いました。

その外国人は、医者が「○○です」と、傷病名をハッキリと言わないので、
イライラしたという経験を話していました。
日本人のハッキリしない言葉の使い方を「湾曲表現」と批判的な見方をしていました。

そういう見方は、アメリカ人でもヨーロッパ人でも、インド人でも中国人でも、
ほとんど同じらしい。

なぜ、日本人だけが違うんだろう?(笑)

日本語の言語文化は、同じ日本人である聴覚障害者からも、すこぶる評判が
悪いのですが、健聴者の皆さんは、知っていましたでしょうか?

聴覚障害者がそう感じるのは、当たり前です。
ただでさえ、聞こえないのに、日本の健聴者は語彙数が多い日本語を話され、
しかも長ったらしくて何を言いたいのか、なかなかハッキリと言おうとしません。

自己主張がないほうが無難、そのほうがやさしいと思っているからでしょうか。
あるいは、誰にも非難されたくないような自己防衛的な言い方しか、
しようとしないのが日本人の性(さが)なのかも。

原発事故後に、テレビに毎日出てきた、原子力保安院のメガネ男の説明にも、
字幕付き放送で見たときは、本当にウンザリしました。

あれは全文表示の字幕になっていましたが、「もう見たくないな」と思いました。
大事な情報なので、見ないわけにはいかないのですが。
あれは健聴者もウンザリしたのではないかと思いますが、中途難聴者から

「健聴者の場合は、聞き流すことができる。大事な情報だけ聞き取ることができる」

と聞きました。
もしそうなら「健聴者は、何ていい耳をしているんだろうなぁ」と思います。

反対に聴覚障害者は、あのデジタル放送の字幕は、種類にもよりますが、
なかには非常に見づらいものもあるのです。

ただ字幕がつけばいいのではなく、話し手の話し方の工夫も必要だと、正直に思います。

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by bunbun6610 | 2011-08-09 22:12 | 情報保障(テレビ字幕)

 →http://www.asahi.com/politics/update/0731/TKY201107310203.html

「投票率は全国の知事選で過去最低の24.89%(前回27.67%)だった。」


この選挙で中途失聴者、難聴者は果たして、どれだけの人が投票に行ったのでしょうか?
私の父も難聴で、投票には行きませんでした。

テレビに手話通訳はつくようになりましたが、字幕は未だにつきません。
立候補者の演説がよく聞こえなくてわからないのでは、投票も諦めてしまっている
かもしれません。
超高齢化、難聴者人口が増加している中での、難聴者への対応遅れも、
これからは投票率低下の原因に大きく関係していくのではないか、という気がします。

何と言っても、テレビ演説を見ても聞こえないからわからないという、疎外感を味わい続けると、
もう選挙にも興味がなくなるのではないか、という気がします。

健聴者には、そういう難聴者心理をなかなか、わかってくれないと思う。


画面に手話はあっても、中途失聴者や難聴者には必要な字幕がない。

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by bunbun6610 | 2011-08-01 22:35 | 情報保障(テレビ字幕)

最近、手話通訳者から、手話通訳の話を聞きました。
また、過去に聞いた全要研(→)理事の講演や、健聴者の通訳の話も思い出しました。
この3点を話の材料にして、聴覚障害者の通訳について、考えてみたいと思いました。


【A.手話通訳の活動目的と手話】

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最近、手話通訳者から、次のような話を聞きました。

「ろう者のコミュニケーション言語としての手話と、手話通訳の手話は違う。
それに、中途失聴・難聴者が使う手話もまた違う。
手話通訳は福祉としての通訳を行うためにある。
よって、使用単語や通訳技術として用いる文法等も、(財)全日本ろうあ連盟の指導に
ならう。
だから、手話通訳者は皆、それを勉強し、さらに所定の研修を受けて手話通訳技術
の研鑽に務めている。
一方で、ろう者も中途失聴・難聴者も、手話通訳を勉強すべきで、勉強しないと
分からないのは当たり前。」

これを聞いたろう者からは、次のような疑問が出ています。

①「福祉って何?」
②「なぜ、ろう者のための通訳ではないの?」
③「ろう者から手話を学び、手話通訳もそれにならうべきだ」

このうち①と②は、私も同感でした。
③については、ろう者の立場からはそう考えるのが自然ではあっても、
立場が違えば、そうとは限らないのではないか、と思いました。

とにかく、ろう者からはトップ団体の全日本ろうあ連盟への批判も噴出するほどで、
団体は求心力を失いつつあるのではないか? という危惧もありそうです。
やはり、こうした結果になったことを、団体から会員に対し説明がなされないのは
残念に思います。
丁度、今の政治と同じ手法みたいですから、不信感が大きくなるのも無理はないと
思います。

特に「ろう者も中途失聴・難聴者も、手話通訳を勉強すべき」とは、具体的に
どうすべきだというのだろうか?
それって、どこですべき、誰に教わるべきなの?
 という、初歩的なことすら、会員の誰も知らないのではないでしょうか?

トップ団体が政令を出して、それで終わり。
それを広めるのは誰なのか?
おそらくは、誰もやっていなかったと思います。
広まるのも、広まらないのも、会員次第。
団体とは、そういうやり方。

丁度、新しい手話の研究開発、普及と同じ。
新しい手話を出してみて、広まらなければ、その手話は結局、消えていく。
宝くじを買ってみるのと同じことだ。

だから、今頃になって皆から「おかしい」という声が出てきているのだと思います。

それから、
「福祉って何?」
という疑問ですが、「社会福祉」なのか、それとも「障害者福祉」なのか、
それとも違うのかが、
全くわからないです。
社会福祉と障害者福祉にしても、両者の違いは何? という疑問も、素人にはある
と思います。
別々の目的なのか、それとも同じ目的のためにあるのかさえ、わからないです。

しかしおそらくは、同じ人間として、社会のなかで一緒に活動するための
コミュニケーション支援で、そのための福祉(手話通訳事業)と考えても
間違いないのではないか、と思われます。

聴覚障害者のためだけでなく、双方のために、社会全体のために公的派遣としての
手話通訳事業はあるのだと考えていいかもしれません。

しかし、それにしても③「ろう者から手話を学び、手話通訳もそれにならうべきだ」
は、どうなのだろうか?

もし通じない手話通訳だったら、お金をかけてまで通訳をつけても意味がない
のではないで
しょうか?
いやそれよりも、そのような押し付けはもしかして、ろう者への人権侵害に
なりはしないか?
 という疑問視も出るのではないでしょうか?

→当ブログ『誤解されている手話』(2011-06-18 21:25)参照。

そのときは聴覚障害者に原因があるということにし、結局、③の理由付けが後から
なされたと言ったら、疑い過ぎなのでしょうか?

③はやはり、②の疑問に対する、ろう者からの提案であり、これは自然な発想では
あるけれども、それでも公的派遣では、どこまで理解が得られるのか?
 という問題は残りそうです。



【2.全要研理事の講演から】
まずこれも、利用者(聴覚障害者)にどんな疑問や批判があるか、
ということを話し、その後に全要研理事の講演について話したいと思います。

聴覚障害者が公的派遣で利用できる通訳には手話と要約筆記の2種類があり、
利用者のニーズによって、選択されています。

これは要約筆記通訳のケースですから、利用者も通訳方法も、手話通訳とは異なります。

利用者は「日本語を読み、理解できる人」(中途失聴・難聴者のためだけではない)
ということだと思います。

このなかには、例えば、セミナー・講演会等の主催者が
「OHPパソコン・(手書き)要約筆記通訳(※)」を準備した場合、
障害者手帳を持っていない難聴者や、他の障害の認定があるが、
聴覚障害については認定されていない人にも利用できる、
といった公的にも広いメリットがあります。

(※)要約筆記の方法には、パソコン使う方法と、手書きの方法とがある。
OHPでは、それを投影する。
さらに、手書きにはOHPとノートテイクがある。

しかし、要約筆記に対する疑問や批判を言う人の多くは、やはり聴覚障害者、
そのなかでも特に、難聴者ではないか、と思われます。

よく聞くのは、次のようなものです。

①「要約し過ぎ」(情報の欠落が多すぎる)
②「要約せずに、もおっと書いて欲しい」(「できるだけ要約しないで書いて」という意味か?)
③「書くスピードが遅い」

上の①と②は、要するに同じことです。
③は、例えば皆と一緒についてゆけないくて、社会参加の意欲が薄れてしまう、という、
利用者の気持ちの表れだと思います。

①と②は技術的には制約があるので、要約筆記通訳の限界を理解したうえで、
上手に通訳を利用しようという気持ちが、利用者側に足りないことも考えられると思います。

それは③についても言えそうです。
要約筆記通訳のせいにするのは、全くおかしな話です。
こういうことを言う利用者は、不満でヒステリックになっているのではないか、と思います。
要約筆記通訳では決して満足しない難聴者のなかには、こういう人もいます。


ところで、全要研理事の講演から興味深かった話を、これから取り上げてみます。

話し言葉を全部聞き取って書くことはできません。
どのぐらい書けるかは、手書きで1分間に○~○文字、パソコンで1分間に○~○文字と、
ある程度の目安はあるそうです。
すると、「最低、○文字以上書けないといけない」という基準もあるのかもしれませんが。

それと、要約筆記通訳は、話し言葉の○○%に文字数を圧縮し、重要度の高い内容は伝わるように
するとか。
ここで「ケバ」と呼ばれる、意味のない繰り返し言葉などは、省かれるそうです。
ですから、話し手の言っていることを全部書くわけではないです。

しかし、話し手の方も聞き手の方も、普通はそんなことは全く知らないのようです。
おそらく、それで先に述べたような疑問、批判を言うのだと思います。


文字数の制約のなかで、肝心なのは内容をどうやって要約しているか、でしょう。
その要約理論の話は、もうあまりよく憶えていないのですが、自分の理解した範囲では要するに、
次のようだとします。


 ・忠実性というレベル軸があり、高いほど忠実性が高い。
 ・スピード(迅速性)というレベル軸があり、高いほど通訳スピードも速い。

この両方とも高くするのが理想ですが、現実には難しい。
両方とも低過ぎてしまっても、通訳として使いものにならない。
この両極以外の範囲内が、通訳として使われるが、その設定は場面によって変わり、
使い分けられる。

カメラで言うとちょうど、目的(撮影意図)によってT(シャッター速度)、V(レンズの絞り)
を変えて露出調整していることと、似ているようです。

それで例えば、芸術の通訳では忠実性を高く(原文に近く)しないと、
面白みとか魅力が伝わらないので、できる限りそうするらしい。
落語を要約してしまったら、利用者は面白くなく、ガッカリするので、
この場合の通訳では忠実性を重視しているようです。
しかしその分、スピードが落ちてしまうのはやむを得ないそうです。

コミュニケーションの場合は、例えば会社面接とか会議などでは、社会参加重視型で、
通訳文はなるべく短く、早く書き終えるようにしているらしいです。

セミナー・講演会の場合は、内容重視ですが、スピードはその分、少し下げても問題のない
場合にするそうです。

要するに、通訳の場面によって、利用者の目的に合わせて変わるそうです。

私も、他者に要約筆記通訳を準備してもらって、自分はそれを見ているだけのときは、
何も考えたことはなかったのですが、自分で依頼し、事前準備もやることになったときに、
初めて、要約筆記通訳を使いこなすには、ただ通訳者を手配するだけでは十分と言えないんだ、
ということに気づきました。

利用者が要約筆記理論を勉強する必要はないと思いますが、通訳とは何かとか、
利用するときはどのようにすればもっと良くなるのか、
ということは知っておいたほうがいいし、利用者ならそれができないとみっともないと
思います。

例えば、次のことは最低でもできなければならないと思います。

①利用の際、自分の席、通訳者の席はどこにすればいいか、自分で判断できるようにする。

②通訳者同行のときは、利用者が先方へ通訳者を紹介する。

③個人派遣依頼の場合、適切な用紙とペンを用意する。

④通訳者にも飲料、食物を出される可能性があると事前にわかっている場合は、予めお断りしておく。

⑤通訳に関わる、必要な情報・資料などがあれば、できるだけ借りておき、通訳者に事前貸与する。
できれば通訳日より前に情報提供したほうがいい。
これは、通訳の質、スピードに好影響する。

⑥自分の要望があれば、事前に伝えておく。多少の略記を増やす(その場限りの)程度は
認めてくれるので、それで通訳スピードがアップすることもある。筆記量が多いと、
話し言葉が速すぎる場合要約筆記者の負担が重くなり、文字が詠みにくくなっていく場合もあるので、
やはり長い単語が何度も出てくる場合は略記にしてもらったほうが、こちらも読みやすくなる。


以上のような点に配慮し、利用者は限界を全て通訳のせいにしたり、通訳が始まるまで成り行き任せに
しないで、よりよい社会参加になるよう、自分でも努力することが望ましいと思います。


他に、次のようなテーマで考えていることもあるのですが、それはまた後に
述べたいと思います。

【C.健聴者の通訳の事例から】
これは、利用者が聴覚障害者ではなく健聴者で、外国語通訳の例からなのですが、
通訳というものは何なのか、考えさせられるものなので、参考として書いてみたいと
思いました。


【D.長瀬氏の講演から】(国連・障害者権利条約の考え方から)
通訳の総務性、費用負担のあり方について。
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by bunbun6610 | 2011-08-01 21:38 | 情報保障(テレビ字幕)