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蒼穹 -そうきゅう-

私は普段、補聴器を装用していることはないし、詳しくはありませんので、
あまり専門的なことまで述べることはできないのですが、
私の経験が悩んでいる方にも、少しでも役に立てたら、と思い、
書いてみます。

また、ここに書くことによって健聴者も

「あー、なるほど。
自分もこうすれば、難聴のおじいちゃんも、もっと聴こえるようになるんだ」

と思ってくれるかもしれません。

補聴器やFFM補聴システムの上手な使い方、というと、
条件的に次の3つが考えられると思います。

(1)使用機器(補聴器など)の調整、購入店の選択
(2)上手な使い方の知識と説明力(自分側〔装用者側〕)
(3)相手側の理解と協力

もう一度お断りしておきますが、私はこの分野はド素人です。
それでも、この位は知らないと、使用機器の能力を最大限に発揮させることはできない、
と断言できます。


【(1)使用機器(補聴器など)の調整、購入店の選択】
これは、専門知識を持った人(資格があるらしい)がいる補聴器専門店で検査を受け、
充分に相談したうえで、補聴器を購入すべし、
ということです。

専門店だからといって、必ずしも自分にも良い担当者がつくとは限らないので、
そこも見極める必要があると思います。

もしも満足できないのなら、
遠慮せず、担当者を代えてもらうよう、お店に申し出ましょう。
良い補聴器を得るためなら、いっそのこと、店を変えてしまう人だって、
珍しくありません。

また、
「充分に相談したうえで補聴器を購入すべし」というのは、
初めて行った店で即決はしないことと、即決を強く勧めてくるようなら、
もうその店には行かない方がいい、という場合もあります。

ある程度のメーカー数、レベル別の種類の品揃えがあり、
しかも納得のいくまで視聴させてもらえるお店がいい、
ということはわかりますよね。

そういうお店で買う補補聴器は、アフター・サービスも安心です。


【(2)上手な使い方の知識と説明力(自分側〔装用者側〕)】
自分で積極的に補聴器店に聞いたり、インターネットで仲間の話を調べたりする
努力も大切です。
わからないからといって諦めず、自分で磨きましょう。

また、話し手に補聴器の効果的な使い方を理解してもらうためにも、
知識と説明力は必要だということです。


【(3)相手側の理解と協力】
最後に残るこれも、非常に大切なのですが、
これを得ることは最も難しいことなんじゃないか、と思います。
事実、難聴者の人は

「家族でも、理解はなかなか得られない」

と告白しています。

とはいえ、少しずつ理解してもらい、協力的になってもらうことが、
聴こえの確実な進歩になるなぁ、と私は思っています。

以下の話は、うまくいかなかった例なのですが、私の体験を少し書いてみます。

FM補聴システム(スイス・フォナック社製)を使っていたときのことです。

 →http://www.phonak.jp/products/pdf/fm/FM_installation_catalog_1106.pdf

これは、
マイク側を相手の服の、それも聞き手が最も聞き取り易くなる位置に
着けてもらう配慮なのですが、相手にお願いしても、机の上に置かれたまま、
という場合もあります。

服に着ける理由をわかっていないのか、それともイヤがって着けようとしないか
だと思います。

あるいは、着けてくれましたが

「これ、録音されないですよね?」

と心配する人もいました。

机の上だと、話し手の声のみを拾うことができにくくなり、
机の上にちょっと肘や手が触れたり、ペンを置いただけで、
その音が入ってしまい、話しが聞こえなくなってしまいます。

それだけではなく、想定外の音には大きな音が出てしまうこともあり、
それが聞き手の耳に衝撃音を与えてしまうことがあります。

補聴器にしても、話し手は装用者の正面で話すとか、
騒音が気になっているようならドアや窓を閉めたり、場所を変えてみるとか、
ちょっとした配慮で改善することはたくさんあります。

ですから、健聴者の皆さんも、もしもこのような機器や補聴器を使う
聴覚障害の方を見かけましたら、是非、ご協力をお願いします。

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by bunbun6610 | 2011-08-28 20:57 | 補聴器、福祉機器等

補聴器の効果の程度

自分が使っている補聴器(身掛け型)を
健聴者に貸して、聴いてもらったことがあります。

すると、その健聴者は驚いて、

「盗聴器みたいじゃない!
こんなに遠くの人の話し声まで聴こえるのに、
(あなたは)聞こえない(人の話を全部は聞き取れない)
なんて、おかしいんじゃない?!」

と言われました。

私はこれを聞いてすぐに、

「健聴者には、感音性難聴障害を理解できないんだな」

と思いました。


補聴器を装用すると、かなりの効果が上がる難聴者
というのは、伝音性難聴の人に多いと聞いたことが
あります。
それは、老人性難聴の人に多いらしいです。

しかし、先天性難聴障害の人は、感音性難聴の人
が圧倒的に多いそうです。


伝音性難聴の場合は、耳の器官で、例えば鼓膜が
老化して、振動しにくくなったとかが原因で起こる
障害です。

この場合、補聴器で音の振動を大きくすれば、
聴こえもまた良くなる、という改善法のようです。


それに対して感音性難聴の場合は、聴神経の損傷に
原因があって、起こる障害です。

健聴者や伝音性難聴者の聴神経は損傷がなく、
どの聴神経でも音の信号を正しく受信し、
脳へ伝えているそうです。

しかし、聴神経に損傷のある感音性難聴者の場合は、
音の電気信号が歪んでしまったり、
反応が鈍い、といったことがあり、音の信号が正確に
脳へ伝わりません。

ですから、当ブログ

『感音性難聴障害を、健聴者や、ろう者にどう説明するか』
(2011-07-23 00:10)

で説明したような障害が起こるのです。


この障害の場合、補聴器を装用しても、伝音性難聴者
並みの効果を得ることは難しいのです。


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by bunbun6610 | 2011-08-08 21:58 | 補聴器、福祉機器等