カテゴリ:Eテレ『バリバラ』( 19 )


<NHK>「障害者を感動話に」方程式批判

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160828-00000069-mai-soci



<NHK>
「障害者を感動話に」
方程式批判


毎日新聞 8月28日(日)22時3分配信



NHKのEテレの情報バラエティー番組「バリバラ」で
28日夜、

「検証!『障害者×感動』の方程式」

と題した生放送があった。
「清く正しい障害者」が頑張る姿を感動の対象にする
ことを「感動ポルノ」と表現し、「感動は差別だ」との
障害者の声を伝えた。
同時間帯は日本テレビ系で障害者の姿を伝える
チャリティー番組「24時間テレビ」が放送中だった。

 番組では、自身も障害者で「感動ポルノ」の言葉で
問題提起した豪州のジャーナリスト兼コメディアン、
故ステラ・ヤングさんの「障害は体や病気よりも、
私たちを特別視してモノ扱いする社会の方」との
発言を紹介した。

 出演者は「笑いは地球を救う」と書かれたそろいの
Tシャツ姿。
難病の大橋グレース愛喜恵さんを主人公にした
模擬ドキュメンタリーも流した。
生活の大変さや障害者になった衝撃、明るく前向きな
姿を強調。
本人の実感や意思を無視して「感動ポルノ」に仕立て
られるさまを示した。
大橋さんは今回の24時間テレビにも出演した。

 「障害者の感動的な番組をどう思うか?」と健常者と
障害者100人ずつに聞いた調査では、
「好き」は健常者が45人に対し、障害者は10人。
健常者の好きの理由は

「勇気がもらえる」

「自分の幸せが改めて分かる」

など、障害者は

「取り上げてもらえるなら、感動話でも仕方ない」

だった。
英BBCが障害者を英雄や被害者として描くことが
侮辱につながるとしたガイドラインを20年前に
策定したことも紹介した。

 出演した脳性まひの玉木幸則さんは番組内で

「(障害者と健常者が)同じ人間として怒ったり
笑ったり、思いを重ねることがホンマの感動。
一方的な感動の押しつけは差別だ」

と話した。

 「バリバラ」は「バリアフリー・バラエティー」の略。
2012年に始まり、障害者の性や結婚、高齢化
などを当事者らが本音で語る場を提供してきた。
「笑い」の要素も大きく、障害をネタにする当事者も
出場する、お笑いコンテスト「SHOW-1グランプリ」
も開催。
今春からは障害者のほか性的マイノリティーなどに
対象を広げ、生きづらさを抱える当事者の声を
伝えている。

【鈴木英生】




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「感動ポルノ」か。
こりゃ、面白い解説だ。
健常者が上から目線で障害者と自己を比較し、
優越感に浸る。
障害者で視聴者を感動させるテレビは、
そのための道具。
感動モノの障害者テレビ番組や映画は、
健常者の自慰思考のオモチャというわけか。

スポンサーも自社イメージアップの道具にする。
何もやろうとしない障害者にもお恵みが入る。
結果、皆幸せになる、という勘違いだ。


「愛は地球を救う」だと?
笑わせるな。
そんなものが、本当の愛だと思っているのか?

障害者の実際の意識とは関係無しに、
健常者が勝手に「感動した」「勇気をもらった」
と言って騒ぎ、せっせと働いて募金をしたり、
税金を払ったりしているのだ。
そのお金のお陰で、障害者は食っていける。
確かに、それしかないよな。
だが、それが「成熟した社会」だと思っていたら、
それこそ大間違いじゃないのか?

障害者の実際は差別がある為に働けず、
文句も言えずにそんな社会に従わざるを
得なくなっているだけだということもわからずに。
全くお見事なバカっぷりだこと・・・・。

24時間テレビとは違い、痛快な内容だった。




〔関連情報〕

『24時間テレビを「感動ポルノ」と痛烈批判
  NHK障害者番組バリバラに絶賛の声』

Excite Bit コネタ 2016年8月29日 16時35分
ライター情報:和泉涼







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http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20160824/Taishu_24108.html

衝撃の内幕!?『24時間テレビ』の「タブー」を暴露!
日刊大衆 2016年8月24日 07時00分 (2016年8月26日 14時33分 更新)


(一部引用記事)

では、最後に番組内における感動のコーナーに目を向けてみたい。

障害者や被災した子どもが出演するコーナーでは、あざとい演出が批判された過去がある。「03年には、番組に出演した、手足に障害を持つ子どもの父母らの会が“今後はもう協力しない”“事実は曲げないでほしい”と日テレに猛抗議。行き過ぎた演出に、不信感を抱いたようです」(芸能ライター)


 13年には震災で被災した子どもたちを“富士登山”にチャレンジさせたが、「人混みを避けるためか、マイナーで過酷なコースを登らせ、風雨で子どもたちの姿がレンズから消えるほどの悪天候なのに、登山を断行。テレビ的に“苦労を乗り越えた!”という画が欲しかったんでしょうが、演出のためなら子どもの命を危険にさらしてもいいと考えていると勘違いされかねない映像でした」(前同)


 芸能ライターの三杉武氏は、こう苦言を呈す。「番組が始まった当初は、もっとチャリティ色が強かったんです。でも、タレントやCMスポンサーが群がることで、おかしな方向に向かっている気がします。看板番組として安定した今こそ、知名度は低くても日頃からボランティアに勤しんでいる方を取り上げるなど、“チャリティの原点”に戻るべきときですよ」


 今夏は“民放の王者”にふさわしい、感動的なチャリティ番組に期待したい。



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〔参考情報〕



『障害自体は哀れむべきものでも悲劇でもない』
〔2011-10 -16 10:21〕




『価値のある「かたわ者」になれ?』
〔2011-11 -28 00:14〕




『障害者は哀れみの対象』
〔2012-01 -12 21:50〕




『変わらなければいけないのは社会』
〔2012-02 -07 22:44〕




『心の叫び (3)『愛は静けさの中に』』
〔2014-11 -03 18:30〕






LITALICO(りたりこ) 発達ナビ
『「障害者の感動ポルノ」を巡る議論で、
私たちが見落としていること 』

イシゲスズコ/著者
〔2016/09/03 更新〕

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by bunbun6610 | 2016-08-29 20:00 | Eテレ『バリバラ』

Eテレ・バリバラ『セクシュアル・マイノリティー』

Eテレ『バリバラ』
9月20日(日) O.A
(再放送 9月25日(金)0:00~(木曜深夜))

テーマ「セクシュアル・マイノリティー」
LGBTの就労
ゲスト:はるな愛




「LGBT」とは?

 Lesbian (レズビアン 女性同性愛者)

 Gay (ゲイ 男性同性愛者)

 Bisexual (バイセクシュアル 男と女 両方の性
を好きになる人)

 Transgender (トランスジェンダー 体の性と心
の性が一致しない人)



特定非営利活動法人 虹色ダイバーシティ
http://www.nijiirodiversity.jp/

・LGBTの人たちが働きやすい職場作りを目指すNPO

・2013年から毎年LGBTの職場に関する調査を実施
 3年ぐらい前から国際基督教大学ジェンダー研究センター
と共に、職場に関する調査を実施。
「当事者に対する差別的言動がある 70%」
大きな会社にも小さな会社にもある。
この傾向は3年ぐらい前から変わっていない。



>「玉木「やっぱり今の社会っていうのはマイノリティー
のひとをはじく構造になってる」

大西「昔は男と女だけだったわけですよね。
さらにLGBTと、4つ増えたことは進化だと思います? 」

玉木「いや、分類っていうのがそもそもおかしい。
性別を刻み出したらキリがないで。
だから性別は自分で決めてええやん。
それをお互い認めながら確認しあえばいいやん。
それぞれ性別をもっとゆるやかに捉えてもええやん、
と思うんやけど」」



似たような話、聴覚障害者の世界にもある。
ろう者、難聴者の中にも

「自分はろう者、難聴者のどっちなのだろう?」

と悩むマイノリティーがいる。
私も悩む。

ろう者に聞くと「自分で決めればいいよ」という人もいるし、
「難聴者だよ」とハッキリと言う人もいる。
大体は、(それを決めるのは)その所属集団にいる
人たちが決める、という論調の人が主流のようだった。
結局は、ろう者社会でもどこでも、マジョリティーが
マイノリティーをはじく構造になっている、
という点は同じだと思う。



『本当のアイデンティティは?
 ――カミングアウトする、しないの問題』

LGBT当事者としては、本当は誰もがカミングアウト
したいのではないだろうか。
そして、もっと堂々と生きてゆきたいのではない
だろうか。

(ただ、カミングアウトには本人の受容が重要だ。
それには受容期間がある。
それを知らない非当事者が押しつける、
というやり方ではいけないのだ。)

隠して無理が生じると、様々な障害(※1)が起こる
ことが、データにも顕れている。


(※1)
当事者サンプル数2000人による『LGBTの病気の経験』
(虹色ダイバーシティ 国際基督教大学ジェンダー研究センター)

・「睡眠障害」
  当事者 39.5%  非当事者 30.8%

・「うつ」
  当事者 28.4%  非当事者 16.0%

・「その他、メンタルヘルス疾患」
  当事者 17.0%  非当事者 13.5%



睡眠障害は難聴者にもいる。
「排泄障害」には驚いたが、男性用、女性用のどちらの
トイレにも行きにくいから我慢してしまう、という理由を
聞いたら「なるほど」と思った。
難聴者には「うなづき障害」「微笑み障害」(作り笑い)
が有名だ。
周囲の健聴者にもバレていて、

「あ~、また作り笑いしている」

と思われているなと感じて、そのうちに、自分もわざと
会話の輪に入らなくなってしまったりする。
本当は入りたいのだが。
決して騙したり、ウソをついて悪いことをしたいわけ
ではないのだ。


では

「どっちのトイレに行きたいのですか?」

と司会者・山本が聞いたら、ややこしいことに

「男性側に行きたい人もいれば、女性側に行きたい人
もいれば、どっちもちょっと嫌だな、っていう人もいると
思います。
例えば、誰でも使えるトイレをわざわざ選んだり、
職場のトイレに行けなくてコンビニのトイレ、
男女共用のトイレになってるじゃないですか。
あそこまでわざわざ行く、っていう人もいます」
(NPO法人「虹色ダイバーシティ」代表 村木)。

それならば、障害者トイレ(誰でも使えるトイレ)は、
LGBTの人にも、安心して使える、ということだろう。



『マイノリティ側が受ける就職差別』
障害者の場合、カミングアウトできない難聴者も多い。
私も昔は、そうだった。
随分と長い間経験をしてきて、特に就労後に起きる
問題が悩みだった。
障害者雇用枠では「オープン」での就労。
一方、カミングアウトしない「クローズ」だと、
健常者と同じ一般雇用枠になる。
一般雇用枠に入ると当然、合理的配慮は受けられなく
なってしまう。
しかし、そこで頑張り過ぎる、やはりいつか、どこかで
無理が生じてしまうのだった。
障害者手帳のない障害者と同じになってしまうのだ。


『身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、
どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕



このテレビ番組を見たら、LGBTの人も、そのように
なってしまうという。

以前に放送されたバリバラでも、てんかんの人などにも、
就職差別を受けている事例が多数ある、という。
女性であり障害者でもあるという、複合差別にも、
就職差別はあると言われている。
これらをまとめたら、相当の差別があることは間違いない。

そういうことからも、ダイバーシティ構想は社会にある、
多くの問題点を解消し、大きな活力を与えることは、
間違いない。

実は、障害者枠に限って見ただけでも、
日本の法定雇用率はたったの2.0%しかない。
それが未達成なのである。
30年以上、一度も達成できていない、という。

『日本の超恩恵型障害者福祉施策と、障害者の雇用率』
〔2011-07-03 09:22〕


たとえ障害者を働かせても、障害者の配属先は
『職場内障害者授産施設』と決まっている。
やっと会社に入れたら入れたで、今度はそこへ
閉じ込めてしまう差別が待ち受けている。
結局は、24時間テレビがやっていることと、
大して変わらないのである。

LGBTの人は、働ける能力はあるのに働けない
とか、働けても職場定着が難しい、というのは、
特に社会の偏見や差別が原因なのではない
だろうか。
非常に勿体ないことをやっている気がする。

「大体、LGBTって数パーセントって言われている
ので、数百万人(はいる)。
20人に一人、って考えたら、ほとんどの職場には
いる」(村木)。

ということなら、対策をしないでいたら、
驚くほどの社会的損失になってしまうだろう。

「ほとんどの職場に、カミングアウトできないで、
人知れず苦しんでいる人がいるっていう事」
(山本)。



『職場でのLGBT支援者とカミングアウトの関係』
(虹色ダイバーシティ 国際基督教大学ジェンダー研究センター)

・支援者あり
 「職場でカミングアウトしている」   62%
 「していない」            38%

・支援者なし
 「職場でカミングアウトしている」   14%
 「していない」            86%


聞いたときは

「健常者なのになぜ、支援者が必要なのか?」

と思ったが、社会の無理解を変えていくためには、
やはり必要だと思う。
例えば、難聴者支援も遅れていると言われている。
遅れているから、カミングアウトできずにいる、
ということと、関係があるのだろうか。

私の働いている職場にもLGBTらしき男性がいるが、
特に何も聞くことはない。
世界には多様な人種がいるのと同じように捉えている。
実はこの人も、もう30代後半ぐらいの年齢なのだが、
正社員ではないのだ。
だから、収入は低いと分かる。
おそらく、もう一つの仕事を持っていて、
掛け持ち労働なのだろう。
若いうちなら、身体に少しの無理は利くが、
歳を取ってくると大変だろう。
就職には、実は社内規程によって、
年齢制限だってあるのだ。

病気になりやすくなることも、心配の種になる。
突発性難聴になる人もいるのは、やはりストレスが
大きな原因だと思う。
30代後半から40代にかけては、
特にこの病気にかかるリスクが高まるそうだ。
これは下手をすると、治らなくなる場合もある、という。



『履歴書に性別をどう書くか?』

トランスジェンダー(女性→男性)の例

当事者;
「最近、自分はハローワークに行って、
項目の所に男性って書いたけども、
男性で通していいのか、ってのもあるし、
戸籍上が女性やから、女性と言いたくないけど、
言わなあかんのかなと」

他の人;
「そういうのを相談できるような雰囲気?」

当事者;
「じゃないです」

他の人;
「・・・・」(笑う)


トランスジェンダー(女性→男性)の例

当事者;
「同じようなことがあって、相談したんですよ。
そしたら、別室連れていかれて『話聞くわ』みたいな。
特別対応する人が出てきてくれて話とか
聞いてくれたんですけど、結局は・・・何社か
申し込むのに『(男性として就職する話は)
なかったことでいきましょう』って」

他の人;「え~っ!」

当事者;
「『女性でいきましょう』って言われて『え~』
みたいな。
『これ言ったら落ちますよ』って言われて」




『人は見た目が9割』
(新潮新書) 新書 – 2005/10
竹内 一郎 (著)


という本がある。
この本は売れたそうだ。

中身は全く読んだことがないので知らないが、
見た目だけで判断されると、このような人たち
にはすごい迷惑なのではないか。
勿論、聴覚障害者にも困ることが多い。



『転職癖 あるゲイの人の悩み』
当事者にしてみれば、偏見や無理解による
言動をされることによって、ストレスが異常に
溜まってしまう。
どこの会社、どの職種に就いても、居心地が
悪くなり、いつのまにか転職を繰り返さざるを
得なくなる。
さらに、収入もどんどん下がってしまう。
無理をして、掛け持ち労働をせざるをえなくなる。
これは、クローズで働く障害者、特に手帳の
ない難聴者にも多いのではないだろうか。



「一個一個は多分、すごく小さなストレスかも
しれないんですけど、やっぱり積もり積もっていくと、
何か他の嫌な理由が出来た時に、割とあっさりと
辞めてしまうっていう傾向はあるんだと思うんです
よね。
転職を繰り返すと、非正規雇用の仕事しか
無くなってしまったり、年収が下がってしまう傾向
がある。
特にやっぱり、トランスジェンダーの人の年収は
私たちのアンケートでも、低い傾向にありました」
(村木)。



『職場でのカミングアウトと勤続意欲の関係』
(虹色ダイバーシティ 国際基督教大学ジェンダー研究センター)

         (勤続意欲度)高      中      低
カミングアウトなし     47.4%  21.2%  31.5%

カミングアウトあり     61.2%  16.5%  22.4%



LGBTセクハラ・ケーススタディ
よくあるケース


「同僚の前で
『オネエとか生理的に無理』
と話をする」

「未婚の人に対して
『40過ぎて結婚しないなんて、あの人ゲイじゃない?!』
とうわさをする」

「『キミって、ソッチの人?』
と、ジェスチャーをつけて、からかう」

「『今のお客さんって、男? 女?
 どっちか分かんないよね』
とうわさをする」

「『ウチの職場には同性愛者や性同一障害の人
なんて、いないよね』
と話す」



聴覚障害者の場合だとよく、言葉ではなくても、
「差別しているつもりはない」と言っていながら
差別している健常者がいる。
下の例もそうなのだ。

『会社側と3対1の面談 結果は、
聴覚障害者の大幅譲歩に』
〔2011-09-27 20:38〕

何でこんな人格レベルの人が管理職に就けるのか、
さっぱり理解できない。
まず心の良い管理職の人に恵まれなければ、
LGBTや障害者も、健常者も、
真価を発揮して働くことなどできないと思うのだが。



山本(司会者);
「村木さん。
やっぱり、会社でこういう多様性を認めていくと
LGBT認めていくっていうのは、
難しいことなんですかね?」

村木;
「いや、そんな事ないと思います。
やっぱり、人を大事にするっていうのは、
一緒だと思うんですよね。
LGBTをやったら、何か見えないところに配慮が
及ぶようになるんですよ。
男に見えるけど、そうじゃないかもしれないとか。
何かこう、前提を疑うトレーニングになるんですね。
そういう意味では、LGBTに優しいっていうのは、
障害を持つ人とか、実はいろんな人に優しい会社
の印なんじゃないのかな、と思います。」



>「LGBTをやったら、何か見えないところに
配慮が及ぶようになるんですよ。」


この言葉には、聴覚障害者の誰もが、
ピンと来るものがあるだろう。
2014年の佐村河内氏騒動があった時は、
一部のマスコミ報道、ジャーナリストが書いた記事に、
結構応えた人もいたと思う。
本当の聴覚障害のことを知らないくせに言っていた
からだ。
見えないものを理解するためにも、言葉はある
のではないか。
それが、人の心を傷つけて金を儲けるための道具に
しているのが、あの連中なのだと思う。




【追記】(2015年11月2日)

〔関連情報〕

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00000040-asahi-soci


「女性トイレ禁止は差別」
提訴へ
 性同一性障害の公務員


朝日新聞デジタル 11月2日(月)16時57分配信


心は女性である性同一性障害の職員は、
戸籍上の性別が男性である限り、女性
トイレを使ってはならない――。

経済産業省がこんな原則を示し、使いた
ければ異動ごとに職場で同障害を公表
するよう求めていた。
この職員は近く

「人格権の侵害で、同障害を理由にした
差別だ」

として、東京地裁に行政訴訟と国家賠償
訴訟を起こす。

 弁護団によると、性的少数者が職場での
処遇の改善を求める訴訟は初めて。

 この職員は40代で、戸籍上は男性だが
心は女性。
入省後の1998年ごろ同障害の診断を受け、
2009年に女性としての処遇を申し出た。
診断から11年かかったのは、ホルモン治療
や女性の容姿に近づけるための手術を重ね、

「女性として社会適応できる」

と思えるまで待ったからだ。

11年には名前も女性的なものに変更。
今では初対面の人にも女性として認識され、
職場の女子会に呼ばれる。

 経産省は、女性の服装や休憩室の使用は
認めたものの、女性トイレの使用は原則として
許可しなかった。
この職員が情報公開請求して開示された資料
によると、女性トイレの使用を認めない理由に
ついて、経産省は

(1)労働安全衛生法の省令で男女別のトイレ
設置が定められている

(2)女性職員の了解が不可欠だが、2人から
「抵抗感がある」との声があがった

――などと説明。

戸籍上の性別を女性に変えない限り、障害者
トイレを使ってもらい、女性トイレを望む場合は
異動ごとに同障害を公表して同僚の理解を
得るよう求める原則を確認した、としている。

 日本で性別変更するには卵巣や子宮、睾丸
(こうがん)を摘出するといった性別適合手術
が必要だが、この職員は皮膚疾患などで手術
が受けられなくなった。

職員側の主張では、上司から13年1月に

「手術を受けないなら男に戻ってはどうか」

などと言われた。
同障害の公表を避けるため、異動希望を出せ
なくなった。
うつ病となり、同年2月から1年以上休職した。

 人事院に処遇の改善を求めたが認められず、
訴訟に踏み切る。
この職員は、障害者トイレが工事中だった際に
暫定的に認められた

「2階以上離れた女性トイレ」

を現在も使うが、

「他の女性職員と平等に扱ってほしい」

と訴える。
経産省は

「職員のプライバシーに関する問題については
答えられない」

としている。
同障害の人への処遇に関する国の統一的な
指針はなく、各省庁や企業に委ねられている。
公的機関では、同障害の上川あや・東京都
世田谷区議が03年に初当選した当初、
戸籍上は男性だったが女性トイレの使用を
認められた例がある。

朝日新聞社


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by bunbun6610 | 2015-09-22 20:00 | Eテレ『バリバラ』

Eテレ『バリバラ』 テーマ;「親子」 親子関係の悩み




6月14日(日) 夜7:00~
再放送 6月19日(金)0:00~(木曜深夜)
Eテレ『バリバラ』
テーマ;「親子」 親子関係の悩み





知的障害を持つTさんに、お父さんは将来を
心配して

「今の仕事を続けるより、介護の資格を取って、
専門分野で働くべし」

というアドバイスを押しつけようとする。

お母さんは

「まあいいじゃないの。
本人は満足しているのだから」

という感じだ。

当のTさんは、今の仕事を楽しんでいるようだ。
そして、バリバラ・レギュラー陣も、
Tさんを後押しするような発言が多かった。

しかし、普段は夢を熱く語るほうの私でさえも

「だが、ちょっと待て」

と言いたくなった。

自分の人生だから、どう生きようとその人の自由だ。
だが世の中、そんなに甘くはないよ。
Tさんもやはり障害者枠雇用で、
大手スーパーマーケットでの1年契約の契約社員だ。
これは必ず、将来は「雇い止め」になる可能性が
濃厚だろう。
今は健常者でさえ、そうなのだから。

職場には必ず『就業規則』があるから、
まずはそれで確かめてみることだ。
「契約社員」の規程はどうなっているか。

私の会社の場合も

「契約社員の最長雇用契約期間は、
3年までとする」

と書かれている。
それ以上雇ってもらえるかどうかは、
誰にもわからないのだ。

というより、助成金のつく高齢者や障害者の場合は、
かなりの高確率で、助成金が切れたらそれで終わり、
というケースが目立つのだ。
つまり、使い捨てだ。

Tさんはまだ18歳だから、それを知らないだろう。
だからあんなにのん気なことを言っていられる。
バリバラ陣もしかり、だ。
だから、お父さんの言うことも無視しないほうがいい。

確かに、人は皆、夢について考えるほうが幸せで、
リストラになることなど考えたくもないに決まっている。
だから若いTさんには、なおさらお父さんの考え方
には、反発したくなるものだ。
しかし、Tさんの障害は、そんなに重くはなさそう
なので、資格を取れば、その専門分野に就労できる
可能性が高そうだ。
誰にでも出来る仕事と違い、専門分野だと、
リストラされにくくなることはありえる。
仮に資格とは関係のない職種に応募することに
なっても、資格を取った実力は評価する企業も
あるものだ。
就職活動の有利材料になることは間違いない。

そういう意味で、お父さんは資格を生かせる職種を
勧めたのではないだろうか。

勿論、そこでも安心という事はないだろうが、
少なくともスーパーマーケット勤務よりは安定すると
思う。

介護職は、障害者枠雇用となれば、誰にでもできる
仕事ではない。
聴覚障害者は優秀な人も多いが、コミュニケーション
問題でダメだと言われる。
肢体障害者も難しいだろう。
つまり、障害者雇用枠では自然とライバルが減っていく。
だからTさんにはかなり有利だと思われるのである。
それを、お父さんはわかっているのではないだろうか。

お父さんは、ただ自分の考えを押し付けたくて、
言っているのではないと思う。
本当ならば、息子には息子の自由に生きさせてやりたい
と思っているはずだ。
だが、酸っぱく言うのは、会社というものを知っている
からだろう。
勿論、この世の中は、会社だけが全てではないのだが・・・。

残念ながら、若い人には、それも簡単には分かるもの
ではないことだろう。
そういうものだ。
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by bunbun6610 | 2015-06-21 06:52 | Eテレ『バリバラ』

Eテレ・バリバラ『双方向! アナタならどうする? 職場編』

2015年6月7日(日)放送
Eテレ『バリバラ』
テーマ;『双方向! アナタならどうする? 職場編』




【事例A】

両手に障害のある社員に、
ファイルを扱う仕事を頼んだ。
障害者は仕事を一人で頑張ろうとするが、
時間がかかり過ぎてしまい、
それだけで半日もかかってしまった。

今後もそうするか? それとも、変えるか?

こういうことなのだが、視聴者に生アンケートを
取ってみたところ、下の結果になった。


本人に任せる  16%

他の人に任せる  19%

他の人に手伝わせる  46%

その他  19%




本人の気持ちはわかるけれども、
職場は効率も重視する。
だから、障害があるからといって、
そのような時間がかかり過ぎる仕事を
任せ続けるようなことはないと思う。
本人の頑張る気持ちだけではどうにも
ならない問題だ。

それでは「他の人にも手伝わせる」というのは、
ファイル整理ではありえるのだろうか?
多分、ないと思う。

よほど多い量だとか、どうしてもその仕事を
早く終わらせて、次の仕事をやらなくては
ならない場合などを除いて。

結局、職場で一番多いのは「他の人に任せる」
になってしまうのが、経験上でも確かだ。

下の記事に、そのような実例がある。

『職場内障害者授産施設
 (4)過剰すぎる「特別扱い」』
〔2013-09-05 18:30〕



このような状況が続けば、雇用契約期間の
満了とともに、退職に追い込まれる可能性が
濃厚である。
実際に、上のBさん(脳性マヒ障害)は「雇止め」
になっているのだ。

もし私がその障害者だったならば、自分の出来る
ことと、出来ないことをきちんと伝えて相談し、
今後会社に貢献できるように、また自分にとっても
働き続けることが出来るようにするだろう。
「どちらか一方」ではなく、お互いの建設的な対話
に持ち込むほうがよいと思う。




【事例B】

うつ病の部下がいる。
ある日、彼はつらそうに出勤してきた。
それを見た上司は

「今日は休んだほうがいいんじゃないの?」

と気遣った。
ところが、本人は「頑張る」と言う。

しかし、上司としては、彼がまた体調を崩して
長期欠勤になっては困る。
どうしたらいいものかと悩み、気になる。
それは決して、本人だけの問題ではなかったのだ。

周囲への、このような影響があることを、
彼は理解しているだろうか?

そこで用意された設問と、その支持率は次の通り
になった。


そのまま仕事をさせる  13%

帰るよう説得する  28%

本人に決めさせる  42%

その他  17%




うつ病や精神障害の人というのは、
他人から見れば本当に判断が難しい。
なかには、障害者とは思えないような人も
いるからだ。
その点は、聴覚障害者とも似ている。

しかし、うつ病や精神障害者の場合は
それでいて、仕事は普通の人と同じには
出来ないので、他の人から見れば

「おかしいな」

「障害者雇用に甘えているんじゃないのか?」

などと思えてしまうものだ。

このテレビの場合は、見た目でハッキリと
「苦しそうだ」とわかる事例なので、
「帰ったほうがいいよ」が多そうな気がした。

ところが、フタを開けてみると「本人に決めさせる」
が最多だった。

しかし、現実の職場ではやはり、上司判断になる
ケースが多いように思う。
それでなくても、まず保健室へ行かされる可能性
が高い。
産業医がいる会社では、タイミングをはかってから、
カウンセリングを受けさせられる場合もある。
そして本人の本音や、客観的な診断とアドバイス
が上司にも伝わる。
そうした上で、会社から何らかの決定が一方的に
なされる場合がある。

最悪だと、それで辞めさせられる方向に行って
しまうこともあるらしい。


『オリンパス敗訴で明らかになった
女弁護士のブラック過ぎる手口』
〔2012-09-03 23:35〕



『『エグすぎる“リストラ追い出し工作”実例集』』
〔2013-05-03 22:47〕



だから、人によってはそれを恐れて、
頑張り過ぎてしまう障害者もいるのだろう。

「その人らしく働く」ことを、会社は「甘え」と
捉えるので、現実はなかなか難しい。




【事例C】

発達障害の同僚が送別会で失礼な発言をしたら、
そばにいるあなたは、どう反応するか?
という設問内容。
周りがビックリしてしまうような発言をしてしまう
障害者は、自閉症スペクトラムの人などにいるそうだ。
それから、日本語の使い方を健聴者ほどには修得
できない聴覚障害者にも、いる。
私も、その一人だ。


聞き流す  23%

その場で注意  23%

あとで注意  39%

その他  15%



職場(あるいは「職場の人との場」で)で
「聞き流す」というのは、ありえないだろう。
上司など責任者がいたら、あるいはそこには
いなかったとしても、後ででもそのことが
知られたら、注意を受けるのは当たり前だ。
そこが職場という、公の場だからだ。

障害を理由に許されるものだと思えたことは、
少なくとも私は一度もない。

それが当たり前の社会だから、「聞き流す」
や「後で注意」というのはありえないだろう。
「その場で注意」が当然だし、どの障害者に
対しても、そうしなければならない。

後で注意では、不満が噴出して、
揉めたりすることもある。
本人の真の反省にもならない場合もある。
言われたほうの人のことも考えて、
その場で注意を言うべきだ。
本来は、言われた人も納得できる結果に
ならなくてはならないのである。
そうでないと、必ずしこりを残す。
その意味でも、出来るだけ「その場で注意
する」のが望ましいと思う。
それが公平ではないだろうか。
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by bunbun6610 | 2015-06-17 18:30 | Eテレ『バリバラ』

Eテレ『バリバラ』 テーマ; 『発達障害』



Eテレ『バリバラ』
テーマ; 『発達障害』
〔5月10日(日) 夜7:00~
再放送 5月15日(金)0:00~(木曜深夜)〕






【「遠まわしに言う」、日本人健聴者の言葉の文化】

>「新入社員の頃、「湯飲みがたまっているね」と言われ、
「洗ってね」という意味だと気づかず、毎回「そうですね」と
答えていた。

気がつけば

「あの子使えないよね」

という空気になっていたというが、広野さんからすると

「はっきり言ってくれないとわからないし、そもそも湯飲みを
洗うことがお仕事という認識がなかった」。

発達障害の人の

「言葉の裏を読むのが苦手」

という特性ゆえのエピソードだが、スタジオでは、

「言わなくてもわかる」

という日本特有の文化のあり方をめぐって議論が白熱した。」




こういう話は、ろう者世界でもかなり有名だ。
健聴者の言葉の文化に、このような遠まわしな言い方が
よくある。
ろう者はハッキリと言う、伝えるのに対し、健聴者は
「察する文化」だとか。
ろう者は「ストレート言葉」で言うのに対し、健聴者は
「クッション言葉」「湾曲して伝える」という違いがあるそうだ。

私も、健聴者の言いたいことがよくわからないことが
あるが、意味をすぐに理解することはできなくても、
何となく雰囲気が変わることは理解できる。

それで後になって、その理由をようやく理解し、意味が
なんとなくわかってくる、ということがあった。

健聴者は、ささいな言葉、大きな声で言わないコミュニケー
ションでも、その音声会話の経験を積むことによって、
自然に学ぶことができ、大人になってゆく。
しかし、先天性聴覚障害者には、それがむずかしい場合が
少なくないそうだ。

他の障害者の場合は健聴者だから、そんなことはないと
思っていた。
しかし、それでも

「曖昧な言い方だと伝わらない」

というのは、普通のことだと思う。

特に、文化の違いに戸惑う外国人は、日本では同じように
苦労するのではないだろうか。
単に日本語学校へ行って日本語を覚えるだけでは、
なじめない事情があるはずだ。

反対に外国人からは、

「日本人はシャイな性格で、伝え方が下手」

だとも言われることがある。
でも、私だったら、本音は次のようになる。

「そんな使えないコミュニケーションなんかしたって、
無意味。
日本人にはそれが当たり前でも、自分には覚える
価値もない」

建前は一応妥協するけれども、本音はそんな日本人を
バカにしている。



【「適量」という、曖昧な表現】

トイレットペーパーの使用量が、一度に半ロールも使って
しまう発達障害者がいるそうだ。
社会生活でそんなことをやっていたら、怒られるだろうな。

たまに

「トイレットペーパーを大量に流さないで下さい。
トイレが詰まって、使えなくなってしまいます」

という“注意書き”が貼ってある場合もある。

おそらく、トイレットペーパーの使い過ぎは、健常者にも
いると思う。
発達障害者の場合は、「適量」という都合の良い言葉、
言い換えると、先の“日本の言葉の文化”でもあったよう
に、曖昧な言葉には弱いようだ。

適量というのは、それを言った人、書いた人の感覚的表現
なのだが、実は対象となる人によっても違うと思う。
つまり、皆同じというわけではない。
適量の感覚は、自分で磨いていくしかないと思うが、
社会生活では人の目も気になる。

特に、就労後の障害者問題に発展してしまうこともありえる。

例えば、ワタミフードシステムズ株式会社の障害者雇用では、
発達障害者を意識した採用方針も見られる。


『障害者雇用 - ワタミフードシステムズ株式会社(外食事業)』
〔2015-04-25 18:30〕



かなり細かく調査されるようだ。
この質問項目を見ればわかるように、会社はやはり、
障害者雇用にはリスクのほうを慎重に調べようとしている
わけだ。
もちろん、自分が言いたくないことは言う必要はないが、
言わないと後で問題になるケースもあるだろう。
こういう時にトラブルが起きる、そして困るという循環になる
心配がある。



【「味のハーモニーが苦手」な人がいる】


>「「きれいに盛りつけてくれた人にすごい失礼というか」
(はるちゃん 自閉症スペクトラム障害)
…自閉症スペクトラム障害の人は、サンドイッチや混ぜご飯
など、様々な味が混じったものを食べるのが苦手という人が
多い。

VTRではその主な理由として

「素材が混ざった時の味が想像できないから」

と紹介したが、「冷やし中華」を混ぜないで食べるというはる
ちゃんの理由は、こちら。

「混ぜないで別々に食べる」という行為自体は同じに見えても、
理由は人それぞれ。」




今回のテーマで、私が一番驚いたのが、この話だった。
食べ歩きが趣味で、いろいろなものを食べるのだが、
「味が混ざると食べるのが苦手」という感覚もある、
というのは初めて知った。

ハンバーガーショップで、その大きさから、上から順番に材料を
一つ一つ取って食べる若い女性を見たことがあった。

それを見て私は

「やっぱり、あれをガブリと食べるのは、食べにくいからなんだ
ろうなぁ」

と思っていた。

女性が大口を開けてガブリは、品がないように見えてしまう
からかもしれない。

もしかしたら、食べている時にケチャップがこぼれて、
服が汚れるかもしれない。

いや、それより、パンを潰して食べることになる。
それはイヤだ、と言う人もいるだろうし。

見た目の美しさをすぐに壊したくない、という人もいると思う。

分離して食べるのは、人により、いろいろだろう。

でも「サンドイッチが苦手」「混ぜご飯が苦手」という話には
驚いた。
味のハーモニーを楽しむのが、今のグルメの醍醐味だと
思うから。


これって、仕事でも言えるのだろうか。

「一つ一つ順番にやるのはできるけど、二つ以上の仕事を
交互にやるとか、臨機応変に対応するのは苦手」

だとか。
ワタミの面接応募シートにも、それを調べる項目がある。
ということは、多分、採否の分かれ目になるのではないだろうか。

好みの性格ではなくて、こういう障害だということが理解
されない限り、就労は難しいかもしれない。
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by bunbun6610 | 2015-05-12 19:30 | Eテレ『バリバラ』

Eテレ『バリバラ』 シゴト体験②四肢欠損×メイクアップアーティスト

Eテレ『バリバラ』
テーマ「就労」
シゴト体験②
四肢欠損×メイクアップアーティスト

〔2月13日(金)夜9:00~〕
再放送 2月18日(水)0:25〜(火曜深夜)




カナダ留学経験があり、その時にメイクアップの
専門学校にも3ヵ月通ったという。
心理学を勉強したこともある。
しかし、ふだんは製薬会社でデスクワークをしている、
という岡本真希さん。

そんな岡本さんがしたいシゴトは、
メイクアップ・アーティストだという。

今、全然違うシゴトに就いているのは、
やはり「障害者だから」という世間の壁もあった
のではないだろうか。

接客は生まれて初めての経験だった、と言う。
初めてならば、誰だって最初はうまくいかない
のではないだろうか。
そこはまだ、そんなに気にすることはない。


エアブラシを使いこなすなどの練習を徹底的に
やったが、それでも三宅先生の

「プロとしての心構えが、ちょっと足りない」

という一言が、私も胸に響いた。

障害がある故に、どうしても時間がかかってしまう。
その問題は、初めはお客様に自分でやってもらう、
道具・材料等を取ってもらう、などの協力をして
もらっていた。

しかし、それでもまだ時間がかかりすぎたので、
次は岡本さんにアシスタントをつけてみた。



柳生さん;コーディネーター

吉本さん;メイクアップサロン代表


柳生;「実際に岡本さんに聞けば

『ふたを開ける動作を手伝ってほしい』

って、おっしゃっていて、今後プロとしてもし岡本さんが
活動していくってなった時に、どこまでのお手伝いが
プロとして大丈夫なのか知りたいんですけど。」

吉本;「一番大事なのは、岡本さんが(手伝うことが)
いいのか悪いのかじゃなくて、お客様が満足するのか、
満足しないのかっていうところを、ちょっと考えてもらった
ら、お手伝いしてもらってもいいかもしれないですね。」




昔、テレビでろう者の職人を映したドキュメント番組
を見たことがある。
何の職人だったかは、忘れてしまった。
弟子入りを何度も断られるも、あきらめずに頼んで、
弟子入りした。
耳が聞こえないために、技術を覚えるのに健常者の
倍の時間を要した、という。
そして次は「独立したい」と師匠に伝えた時も

「それはやめておけ。
ここに残っていたほうがいい」

と言われたそうである。

健常者よりも覚えるのに時間はかかるが、
できないことはなかった。
「無理」「できない」と思ったら、それで終わりだ。
健常者もよく言う。


岡本さんの問題を克服する方法はあるかも
しれない。
自分に使いやすい専用の道具をそろえ、
使いこなすことだ。
特注で作ってもらうしかない。
あるいは、自分で既製品を改造するとか。
成功すれば時間短縮につながるだけでなく、
アシスタントを使う時間も少なくなるかもしれない。

それと、アシスタントがいれば、その仕事は覚え
なくていい、やらなくていい、というものではない。
自分が出来なければ、アシスタントに教え、
育てることができないのだから。
もしも、アシスタントがいない、いなくなった場合、
どうするのか。
そこを考えると、やはり自分が使いこなせる
専用道具、動きやすい専用アトリエは、
どうしてもあったほうがいいだろう。
そうカスタマイズしたほうが技術精度が上がり、
お客様満足度も高まるだろう。

健常者でも職人は皆、自分の使いやすい道具を
探して手に入れ、そして自分で手入れしている。

メイクアップ・アーティストも、それはあるのでは
ないだろうか。
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by bunbun6610 | 2015-02-14 16:10 | Eテレ『バリバラ』

Eテレ『バリバラ』 シゴト体験①聴覚障害者×ホールスタッフ

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by bunbun6610 | 2015-02-08 20:52 | Eテレ『バリバラ』

抑止力としての障害

バリバラ特集ドラマ『悪夢』
(主演;ハウス加賀谷〔松本ハウス〕)

〔2014年12月5日21:00~放送〕

http://www.nhk.or.jp/baribara/special/akumu.html



このドラマには、

「食べれば、どんな障害でも治る果実」

が出てくる。

おそらく、どの障害者にも

「もし、この障害が治せるならば・・・」

と思ったことがあるだろう。

それを食べれば、どんな障害でも治ってしまう
のだという。
ただし、それは自分のそれまでの過去の記憶と
引き換えになるのだという。

健常者になれるが、食べる前にあった記憶も全部
失う、ということだ。
障害者としての、自分の過去は消えるのだ。
だから、その過去へ戻りたいとも思わないだろう。

これは障害者にとっては、極めて現実的な話かも
しれない。
「記憶を失う」とは大げさでも、本当に怪我と
同じように障害も治ってしまったなら、
障害のことも忘れてしまうに違いない。
健康の有難さ、病気も怪我も、治った後に忘れる、
と健康な人も言うくらいだから。

その果実を渡されたのは、統合失調症という障害を
持つ真(まこと)である。
真は『健常者お断り』という不思議なラウンジで
知り合った障害者から

「食べるか、食べないか」

についての、各人各様の意志を聞く。
これはテレビドラマだから、その言葉が本音なのか
どうかは、私は知らない。

「食べる」と答えた障害者の気持ちも、
「食べない」と答えた障害者の気持ちも、
どちらもよく分かる。

注目すべきなのは

「自分がもしまだ少年だとか、若かったならば、
食べていたかもしれない」

という玉木さんだが、年齢を重ねた障害者ほど
「食べない」を選択するようにと、変わってくる。

つまり「障害の受容」には誰もが、それなりの時間が
かかるものだ、という点も見逃せないだろう。



ヘレン・ケラーは“三重苦”のうち、どれか一つだけ
治せるならば

「耳が欲しい」

と言ったそうな。
おそらく、耳が聞こえるようになるだけでも、
随分変わるだろう。
もし、耳が聞こえていたら、あるいは幼少期から
耳が聞こえるようになったならば、サリバン先生や
ベル博士との出会いはなかっただろう。
耳が聞こえるようになったらやりたいことがたくさん
できて、ベル博士との友情も、あれほど育たなかった
かもしれない。
あの記憶が体験後も、ヘレンにとって大切だったのは
間違いない。



『哀れみはいらない―全米障害者運動の軌跡』
(著者: ジョセフ・P. シャピロ /現代書館)


 →http://booklog.jp/users/miyamatsuoka/archives/4768434185


では、次のような話がある。

「ギャローデット大学の巨漢でカナダ出身の
フットボール選手、ジョン・リムニディスは、
映画『愛は静けさの中に』で端役を
演じたこともあるろう者だが、こう言う。

「耳が聴こえないことは障害ではありません。
むしろ文化です。
手話は別の言語です。
私は、耳が聴こえないことを誇りに思っています。
もし万が一耳が聴こえるようになる薬があっても、
決して飲まないでしょうね。
決して、決してね。
死ぬまで絶対飲みませんよ。」


これは、ろう者であることを誇りに思っている事例だ。



盲ろう者の福島智氏は、次のように話しているそうだ。

涜書録
『『ゆびさきの宇宙 福島智・盲聾を生きて』生井久美子』

〔2010/5/17(月) 午後 6:15〕

http://blogs.yahoo.co.jp/okia37/32616106.html


いずれも、障害を必ずしも、自分自身にとっては
負のものとは受け止めていないようだし、
むしろ障害を自己のアイデンティティとして、
しっかりと取り入れている、と思う。
彼らにとっては、障害も自分の一部だからだろう。

でも私は、障害も、その記憶を捨ててでも、
生まれ変わりたい、と思う。
そして健常者として、自分がやりたいことを
思い切ってやりたい、と思う。
障害者とすれ違っても、そんなヤツは無視して、
差別もして、ただ自分のやりたいことだけに
没頭するだろう。
それが“健常者の特権”だから。

「それを手に入れたい」

と思っている私がいる。

自由に生きる権利を、自由に使いたい。
この世で生まれたからには欲望と快楽を、
もっと追求したい。
そう思っている自分が、自分の心の中にいる。

だが、障害者としての人生を経験してしまった、
もう一人の自分がいる。
その両者が、自分の心の中で戦っているのだろう。
そして、それが苦しみとなって、自分に顕れている
のかもしれない。

このブログで情緒不安定が露呈しているのは、
そのためだろう。
下手をすると、今流行の“イスラム国”に
傾倒しかねない。

つまり、自分の心の中に神と悪魔がいて、
戦っているようなものだ。
自分はそのどちらでもない。
しかし、自分がそのどちらかに加勢することは
できるだろう。

ただし、加勢したほうに、自分は従わなければ
ならないのかもしれない。
どちらかにつけば、結局、
どちらかに支配されてしまうに違いない。

今、強いのは悪魔のほうだ。
その悪魔は「おまえも食べろ」と言っている。
しかし、弱い神のほうは、何も語らない。
私の心は、食べたいほうへ大きく傾いている。
この世の勝者になりたいのなら、
食べるが勝ちなのだとわかっている。

けれども

「それが、自分の進むべき道なのか」

という、迷いも続く。


高校の時、国語の教科書で、矢内原伊作の
『自己について』(確か、こんな表題)という
著作を読んだことがある。

そこにある、最後の言葉(結論)は

「自己を棄てる者こそ、自己を獲得する」

だった。

これはキリスト教の

「一粒の麦もし死なずば・・・。」

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1132891496

と、共通点があるようだ。

「自己」とは、一体何か?
それをどう考えるかで「障害が治る果実」を
食べるか食べないかの答えが出る、と思う。

玉木さんが「正解はない」と話していたが、
その通りだと思う。


私は、小学校の教科書で読んだ『杜子春』
(芥川龍之介)

http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/170_15144.html


がとても好きだ。
この小説に、私の答えがある。


障害という、この世にあるもの、そして自分自身
にもある弱さは、自己抑制力にもなっている。

正直に言って

「『聴覚障害』なんてもう踏み潰してやりたい」

と思う毎日だ。
だが、それを踏み潰したら、
もう弱さを認めようとする、
今までの自分ではなくなる気がする。




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by bunbun6610 | 2014-12-23 18:30 | Eテレ『バリバラ』

Eテレ『バリバラ』 テーマ;『就労;バリバカンパニー大集合』

Eテレ『バリバラ』
 テーマ;『就労;バリバカンパニー大集合』
 〔7月11日(金)21:00~放送〕





(1)ダイキンエアコンの特例子会社『サンライズ摂津』


社員126人のうち、障害者が106人もいるという。

「機械化でバリアフリー」と言うが、これはただの効率重視
だと思う。
そもそもバリアフリーのためではなく、健常者でも障害者でも、
誰がやっても仕事の効率が良くなるから導入したんじゃないの?
それが企業の本心だろう。

「バリアフリー」という用語の本当の意味を、勘違いして
使わないでほしい。
最新鋭機械を導入すれば、確かに、誰にだって便利になるが、
それをバリアフリーとは言わないだろう。
障害者雇用助成金がもらえるから、こういう会社をつくっても、
還元金があると目論んでの特例子会社であり、障害者雇用だと
思った。
ここの様子をテレビで見ていて、作業系の仕事に強い聴覚障害者
が目立っていたと思う。
やはり、聴覚障害者の強みに目をつけている。

「では、他の障害者は?」

そこなんだよな。

仕事内容を特化した会社をつくることで、人も特化したのだ。
それで、この仕事には有利な聴覚障害者を大量雇用できる。
言葉のハンディもない。
親会社と連結して障害者雇用率が達成できて、大量の助成金が
もらえる。
一挙両得だ。

その一方、障害者側からシビアに見れば、この会社に

「職場のノーマライゼーション」

はないと思っていいかも知れない。
玉木さんも、そこをわかっていて、コメントしていると思った。

ただ、親会社とはまだ温度差がある。
社長は、(特例子会社は)その中間点という位置付けのようだ。
これが、特例子会社が現時点でできる妥協点であり、
そして問題点だろう。(※1)


(※1)
『特例子会社のメリット、デメリットとは』
〔2012-04-13 20:17〕




『特例子会社のメリット、デメリットとは【再掲】』
〔2012-07-23 20:17〕





一つだけ魅力だと思ったのは給料が、

初任給14万円+昇給、ボーナス等

だという点。
これだけは、他の企業よりもいいと思う。
だが、それだけだったら、自分の本当の未来なんてないぞ。
「とにかく金をもっと稼ぎたい」と思っている聴覚障害者なら、
この会社が向いているだろう。


ハッキリ言って、私も玉木さんと同じく、この社長とは
反対の考えである。



東洋経済オンライン
『20周年を迎えるダイキンの障害者雇用
「つぶすのは社会悪」と井上会長兼CEO』
(筑紫 祐二 :東洋経済 編集局記者)
〔2013年09月19日〕






(2)『富士ソフト株式会社』

『政府広報オンライン 障害者の雇用促進 富士ソフト企画株式会社』


「フルタイム(一日7時間半)で働き、やりがいを得る」

ということを目標にしている会社。
障害者雇用の柔軟性を持ちつつも、フルタイムの責任感も
大切にしている会社だ。

(それだけではない。
フルタイム就労は『障害者の経済学』の観点からも、
非常に重要である。
以下、後述。〔※2〕)


働いている障害者というのは、うつ病や統合失調症など、
主に精神障害者のようだ。
このような障害者は、一般に勤務時間を短くして働いて
もらうケースが多い。

しかし、この障害者皆がそうなのではないだろうし、
障害者にも生活費の問題があると思う。

「今日はもっと働けるのに・・・」と思った人もいるかも
しれない。
逆に「今日は体調が悪くて・・・」と思うとき、
どうしても早退したい場合もあるだろう。

その波があるのが、精神障害者ではないかと思う。
精神障害者の場合は、良い意味で、その波を上手く使って、
収入を得る方法もあると思う。
これは「甘え」「甘やかし」とは違う、立派な「配慮義務」だ。
企業にはこの配慮義務が欠けている障害者雇用が、
まだまだ多い。

ただ、見ていて思ったのは、私もうつ病の人と一緒に仕事を
した経験があって、その経験で言えば、残って代わりにやる
立場となると、これは大変だ。
「チームワーク」といえば聞こえはいいが、自分にばかり
負担が重くなる日が続けば、健康状態を悪くしてしまう場合
もあった。
これでは評価されても

「いつまでもこんなふうでは、自分も持たなくなりそうだ。
今のうちに、転職活動したほうがいいのかな」

と不安になる。

そうなってしまわないように、上司はきちんと一人ひとりが
置かれた状況を見ていることが大切だ。

そこは、この会社の場合、きちんとしている。
月に一度のミーティングで、一人ひとりの健康状態を確認
して業務量を設定したり、週に一度は専門のカウンセラー
のカウンセリングを受けるようにしている、という。

それでも、責任が伴う仕事をしてもらう、というのは良い
ことだと思う。
これは「障害者も戦力」と見なしている会社の事例だ。





(3)通販会社の子会社
Bizex(ビゼックス)の福岡物流パラセンター』



「得意な仕事を生かして戦力になる会社です」

これは健常者でも同じだから、特別扱いでも何でもないだろう。


「従業員300人のなかで知的障害のある人を
中心に18人の障害者が働く」

仕事の内容は大別して、四つある。

①ピッキング ②検品 ③梱包 ④補充

障害者も健常者も、同じ仕事をしているという。

知的障害者は、目で確認する、という粘り強さ(持続力)、
忍耐心が必要な仕事をこなしてゆく。
それで、普通なら週1回はミスするという業務でも、
ある知的障害者の場合は半年間ミスゼロだという。


ある健常者社員が

「何が障害なのかって、こっちが不思議に思うくらい」

と言っていた。
その優れた正確性に注目が集まる。

これは映画『レインマン』のレイモンド(自閉症)のように、
単純だが、すごい能力を持っている障害者、という感じ
さえする。

そのすごい点に注目するのはいい。
だがそれだけにこだわると、現時点まで何も自分のそういう
能力を見出せていない障害者の場合は、やはりダメなのかと
思ってしまうかもしれない。
(実際に、後のほうでそう心配する障害者がいる〔後述〕)

もう一人、同じく知的障害者で「補充」の仕事をしている人
がいる。
この人は速さが自慢だ。
速い理由は、彼の記憶力にある。
どこに何があるのか、わかっているから、素早く補充作業が
進む。
普通は14種類のところを、この障害者は17.5種類を
やってしまうことがわかっている。
つまり、他の人よりも能力が高いのだ。

この会社のプレゼンを見ていた障害者の中に


「周りの人優秀すぎて、入っていけるのかなって
不安になった」

と感想を言った。
しかし、やはり最初からあんなにできるのではなくて、
仕事が終わった後にみんなで読むコミュニケーション
・ノートがあって、そこに書いてあるアドバイスなどを
読んで、成長していっているようだ。




最後に、ゲストの日本ライトハウス・常務理事の關(せき) 宏之氏が


「居場所がある」と「個人個人が大切にされている」

というポイントを話していた。

これは、何も障害者雇用だけに限ったことではないと思う。
健常者ばかりが働いている職場にも、良いヒントになると思う。



===================================



〔※2〕それだけではない。
フルタイム就労は『障害者の経済学』の観点からも、
非常に重要である。

障害者も社会保険料納付と、納税の義務を果たすためにも、
フルタイム労働は重要である。

ブラック企業に多いケースだが、障害者を短時間就労に
させて、社会保険に加入させない企業が少なくない。
これでは自分で国民年金保険に加入しない限り、
年金制度にも未加入になってしまう。
会社が完備した社会保険に加入する場合は、
保険料は会社と折半だったと思う。
しかし、個人で加入する国民年金は全額自己負担
なのである。
しかし、短時間就労だと

「給料が少なすぎて払えない」

という障害者が多いに違いない。
そうなると当然、未加入か、免除だろう。

「国民年金保険料の納付率が実質40%」

というニュースがある(※3)が、
働いていても納付できない障害者も多いだろう。
納付率が低い原因は、企業のこうした“加入逃れ”がある。

つまり、フルタイムで働かせると会社が保険料を
半額負担しなければならないので、就労時間を短くし、
それを逃れている現実があるのだ。


(ユニクロも、このようなことをやっているらしい。
詳細は

『ユニクロの障害者雇用いじめ・パワハラ問題について』
〔2014-04-27 18:30〕


参照。)


実際に

「月130時間以上の労働者が対象」

という規程を設けている会社がある。
これだと、フルタイムでなければ、加入させてもらえない。
私も経験があるので、これは本当の話だ。

どうしても入社後直ちに社会保険に加入させてほしければ、
書類応募の段階で履歴書に条件を書くとか、
面接の時に条件として伝えるべきだ。

それでも、採用後になってから

「初めは試用期間だから」

とか

「仕事に慣れるまでは」

とか言われ

「最初は短時間労働だから、社会保険は3ヵ月間は我慢してね」

と言われるケースもある。
もしそうなったら、すぐに辞めればいい。
これは会社が悪いのだから、直ちに辞めても構わない。

所得税等も障害者控除があり、収入が安ければ、
非課税か、払うとしても納税額は少なくなる。
つまり、短時間就労の障害者ばかり増やしても、
税収が上がらない、というわけだ。
健常者が負担するだけの税制度も同然になる、
というわけだ。


===================================


http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS10H09_Q4A710C1EE8000/


13年度の国民年金納付率、実態は40%
免除・猶予で大幅低下


2014/7/10 23:55
日本経済新聞 電子版

低所得などで保険料納付を免除されている人を含めて計算した
国民年金の実質的な納付率が2013年度は約40%だったことが
分かった。
厚生労働省が6月に発表した納付率は60.9%だったが、実態を
みると約4割の保険料しか納められていない。
国民年金の未納問題はなお深刻だ。

 6月発表の13年度の納付率は60%台を回復した。
だが、本来必要な保険料の6割が納付されたわけではない。
 厚労省は年金の納付率を算出する際…


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国民年金に非加入で、免除制度も利用していないと、
将来、重度障害者になった場合、障害年金がもらえない
ケースもあるので、十分注意してほしい。

一番いい方法は、社会保険のないところや、あっても加入
させてもらえない事業所では、働かないことだ。
もし知らずに働いてしまったら、すぐ辞めたほうがいい。
そういう事業所は労災・雇用保険にも加入していない場合
が多い。

こちらが口で言っても騙されるので、そういう場合は、
ハローワークや年金事務所に勧告してもらう。
それでもダメなら、やっぱり辞めるしかない。

万一、職場で労災事故に遭った場合、労災保険に加入
していなければ労災での手当は受けられない。
病院に行っても、労災で健康保険は使えないのだ。

さらに、失業しても失業給付ももらえないので、加入して
いるかどうか自分できちんと調べることだ。
これを調べるには、ハローワークに行けばよい。

これも、ブラック企業だと、加入逃れしていることが
よくあるので、十分注意してほしい。

年金のほうは、年金事務所に行くこと。




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【追記】(7月14日)


特例子会社の利点と問題点

サンライズ摂津社長は

「逆に障害者だけで運用できる会社にしていきたい」

と言っている。
それはつまり、こういうことだろう。
これも、メリット、デメリット双方がある。


【メリット】

特に、会社にとってのメリットが大きい。
障害者も、こうした会社がもっと増えれば、それだけ働く機会を
得やすくなる。

(1)障害者に特化することにより、障害者への配慮が合理的に
進み、働きやすい職場になる。
ブレない職場環境になる。

(2)健常者がいなくなることで、障害者とのトラブルも減る、
と考えている。
障害者問題を、この方法で解決してしまおう、というわけだろう。

(3)特定種別の障害者を高い比率で雇用することで、
より効率的に障害者雇用を促進でき、親会社にも貢献できる。
企業には

「親会社には障害者を入れる必要がなくなる」

というメリットがある。

(4)障害者雇用を進め、会社全体の法定雇用率達成が容易に
なり、会社にとっても、最も負担の少ない、やりやすい方法だと
考えられる。

(5)社会全体にとっても、障害者の納税や年金保険料の納付
義務が一定程度に生じることは、経済上プラスになる。




【デメリット】

一方、デメリットのほうは、特に、障害者や社会全体にもたらされる。


(1)障害者の選別が色濃くなる。特例子会社のような会社で
しか働くことのできない障害者にとっては、こういう会社を
“障害者奴隷工場”という見方をするかもしれない。
これは、今の多くの企業内が設けている“職場内障害者授産
施設”と、本質的に何も変わらない。

(2)このような職場で働く者にとっては「障害者も同じ人間、
社会の一員」と考えられるだろうか?
分離教育から分離就労に移行されただけ、ではないだろうか?

サンライズ摂津社長が

「まだ親会社が現実的にバリアフリーにできていないという
現状があり、次のステップとして(親会社の方にも)だんだん
バリアフリーを広げていきたい」

と漏らしているように

「障害者にはまだそれ以外に、働けるようになる方法がない」

ということを意味している。
これは妥協策ではあっても、決してバリア解消の方法ではない。
それで働く障害者に、良い刺激を与え、本物のモチベーション
を高めていくことはできるだろうか?

(3)個人的意見だが、障害者でも優秀な人は「特例子会社で
働きたい」とは望まない、と思う。

特例子会社をつくることによって、とにかく多くの障害者が
働けるようになるだろうが、それだけでは法定雇用率達成が
第一義的となる。
それでは、理想としては低過ぎる。
企業は利益が第一であり大切だが、それだけでなく、社会全体
に還元していく努力も大切である。
それがないと、社会全体としての成長はない。

(4)同じ障害者ばかりになってしまったら、どうなるのだろうか。

典型的なのが、聴覚障害者の団体のケースだと思う。
ろう者の団体と、中途失聴者、難聴者の団体という分離がある。
組織が別で活動しているのは、それぞれに事情がある。

しかし、いつまでたっても相互理解が進まないのは、やはり言語
・文化的な相違以上のもの、「心の壁」もあるからだろう。

障害者ばかり集めていたら、健常者との相互理解も進まない。
そこでは障害者の天国になるかもしれないが、障害者が独走
するかもしれない。
そこでも多数派障害者が、少数派障害者に対して、健常者と
同じような差別的振る舞いを行うようになるのかもしれない。
もし、ろう者の多い職場だったら、手話がわからない障害者は、
そこにいるだけでも辛いに違いない。

障害者だって、“ノーマライゼーション社会”とは何なのか、
まだわかっていないと思う。
問題が起こっても一緒に働いて、その時になったら一緒に考え、
一緒に解決していくほうがいい、と思う。
それが人間社会本来のあり方だと思う。
特例子会社を見ていると、管理社会の特徴が色濃く出ている。
その環境になじめそうもない障害者は、辞めていくのではないか。
結局、民間企業の職場内障害者授産施設で働くのと変わらない、
と思う。
本質的な問題解決がおざなりになってしまっている気がする。



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【追記】(7月15日)


『カンタン! 障害者の経済学』

障害者である上に、収入が少なければ、障害者本人には、
どんな恩恵があるだろうか。


 ①非課税(所得税、地方税などの)

 ②年金保険料納付の免除

 ③医療費の無料化

 ④障害者用補装具などの無料交付(通常は収入に応じての一部負担)

 ⑤臨時福祉手当などの給付

 ⑥障害年金

 ⑦公営交通(電車、バスなど)無料

 ⑧タクシー券配布(割引券)

 ⑨等級によって航空券割引、自動車税減税などがある。

 ⑩公立博物館・美術館などの入館料無料

 ⑪レジャー施設利用料・映画鑑賞券などの割引


ちなみに、東京ディズニーランドの場合、障害者割引は
ないそうだ。
理由は、バリアフリーがちゃんと整えられているからだ
そうだ。
障害者には収入のハンディもあるにもかかわらず、だ。

さて、どちらが理想的だと思うだろうか。

本来は、ディズニーランドのほうが望ましい。
しかし、所得があまりに低ければ、やはり割引がないのは
痛いところだ。
それは、施設側の努力不足と言うより、雇用のほうに問題
があると思う。

数々の障害者福祉は、結局は、社会の障害者差別の
賠償金と思われても、仕方がない。
石原野伸晃環境相の「最後は金目でしょ」発言と、
国がやっていることの意味は同じだろう。


逆に言えば、社会はこれだけのことを税金で
しなくてはならないのである。
しかも、収入が少ないために、遣えるお金が少ないとなれば、
経済的効果も薄いでしょう。
会社にも、それなりの給料を払って働かせるより、こうした
公金で甘えさせたほうがいい、という“甘え”が、
いつまでたってもなくならないだろう。
税金を無駄にしているのは、議員だけじゃなかったのだ。
これは、障害者への“甘やかし”だけではないのだ。
企業にも責任がある。

障害者の雇用促進によって、この負担がなくなれば、
そのほうが様々なメリットがある、ということも見逃せない
だろう。
それが『障害者の経済学』の狙いだと思う。



〔参考情報〕

『【その16】健常者って誰ですか?』




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by bunbun6610 | 2014-07-12 18:30 | Eテレ『バリバラ』

出生前診断

Eテレ・バリバラ『シリーズ 「出生前検査」①』
(6月6日〔金〕21:00~)




Eテレ・バリバラ『シリーズ 「出生前検査」②』
(6月13日〔金〕21:00~)





いつか朝日が昇るまで
『NHKバリバラ~出生前診断を考える』
〔2014-06-07〕





〔関連資料〕


『今年4月から始まった、出生前診断』
〔2013-04-07 18:00〕




『ダウン症児外し入学式写真 長野の小学校、校長がおわび』
〔2014-04-12 16:42〕






「出生前診断は差別か?」

という質問があるとすると

「それを受けること自体は差別ではない」

と私は思う。

けれども、その後にやってくる結果というものが、
ほとんどの人が中絶しているそうだから、
それを知ったら、やっぱり障害者に生まれた人間のほうは、
悲しむと思う。

「やっぱり、差別しているのではないか」

と。
その受診目的のほうに、疑問を抱かれることは明らかだ。

そして社会に対する不信感など、暗い雰囲気を障害者にもたらす。

当たり前だ。

だが、そんな障害者だって、もし出生前診断をして、
自分のお腹の中にいる胎児は障害を持っている、と知ったら、
産むのをやめるだろう、と思う。

障害者として産まれてきた自分は、その苦しみを
よく知っている。
だから、親の気持ちだって、わからなくもない。
本当に、複雑でどうしようもないような気持ちなのだが。


『新型出生前検査で陽性、確定診断受けず2人中絶』
〔2014-06-11 19:42〕



これは一体、何を意味するのか、健常者にわかるだろうか?

障害者も、そのような考え方になる人が増える、
ということを意味するのではないだろうか。

障害者を取り巻く環境も、ますます厳しくなり、いずれは
難聴者問題のような孤立を深めてしまうのではないだろうか。

健常者が、社会の障害者数をコントロールするようになった
時代は、もう来ている。


難聴という障害ではあるが、それでも下のような記事
があり、私もその人と同様の家庭環境で育った。

私は、自分が産まれてきたことを残念に思っている
障害者の一人だ。


『難聴者の世界 - 同障者が涙流さずにいられない手記』
〔2014-03-17 18:30〕





私と同じく、本当に苦労してきた母のことは、
恨みたくはない。

でも、自分勝手に生きてきた父に対しては、
初めから他人と思っていた。
親父を恨んでもしょうがない。
親父は天下一のバカなのだから。

よく考えてみれば、それは障害者が悪いのではなく、
家庭や社会といった、人間環境が原因で起きた不幸
だと思うのだが。

不幸は誰がつくるのか。
本当の障害は、誰がつくっているのか。


「産むのは誰にでもある権利、自由だよ。
でも、社会はそんなに甘くないよ。
子どもの幸せを思っているのなら、
産むのはやめなさい。」

大抵の親父って、家族にさえ、こんなふうに言う
ものだ。
結局、子づくりなんか、性欲処理だとか、
自分の幸福な家庭生活のための道具だと
思っているんだ。

「役に立たないものだったら捨てちまえ」

という発想なのだろう。


私は、もし産まれてくる子が障害児だとわかっていたら、
産まないというほうに一票だ。
それが悪いことだとわかっていても。

いや、それよりも

「だったら、最初からセックスなんかするな」

と思う。


だが、それでも産まれてきてしまった自分は、
もうしようがない。
宿命を受け入れ、健常者相手に一生闘おう。
この世の差別と。

健常者にとっては、とんでもないお荷物だろうが。

障害児が産まれて、その上自分で育てた子が、
そんなモンスター障害者に成長するなんて、
やっぱりイヤか。




〔参考情報〕

松森果林UD劇場~聞こえない世界に移住して~
『子を産むに値する人とそうでない人という区別』
〔2015-06-25〕






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http://www.asahi.com/articles/ASHCL5QG1HCLUJHB00N.html?ref=yahoo


障害児の出産
「茨城では減らせる方向に」
 教育委員発言

酒本友紀子
2015年11月19日03時00分

 茨城県の教育施策を話し合う18日の
県総合教育会議の席上で、県教育委員
が障害児らが通う特別支援学校を視察
した経験を話すなかで、

「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかる
ようにできないのか。
(教職員も)すごい人数が従事しており、
大変な予算だろうと思う」

と発言した。

発言したのは、今年4月に教育委員に就任
した東京・銀座の日動画廊副社長、長谷川
智恵子氏(71)。

発言を受け、橋本昌知事は会議で

「医療が発達してきている。
ただ、堕胎がいいかは倫理の問題」

と述べた。
長谷川氏は

「意識改革しないと。
技術で(障害の有無が)わかれば一番いい。
生まれてきてからじゃ本当に大変」

「茨城県では減らしていける方向になったら
いい」

などとした。

 会議後の取材に、長谷川氏は出生前診断
の是非などについて

「命の大切さと社会の中のバランス。
一概に言えない。
世話する家族が大変なので、障害のある
子どもの出産を防げるものなら防いだ方が
いい」

などと話した。

 橋本知事は取材に

「事実を知って産むかどうかを判断する機会を
得られるのは悪いことではない」

とし、長谷川氏の発言に

「問題はない」

と話した。

(酒本友紀子)



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http://www.asahi.com/articles/ASHCM5WJXHCMUJHB00Y.html


障害児の出産めぐる
発言を撤回
 茨城県の教育委員


2015年11月19日18時43分

茨城県教育委員の長谷川智恵子氏(71)が
18日に開かれた県総合教育会議の席上、
障害児らが通う特別支援学校を視察した
経験を話すなかで、

「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるよう
にできないのか」

「茨城県では減らしていける方向になったらいい」

などと発言したことについて、長谷川氏は19日、
撤回するとのコメントを発表した。

コメント(全文)は以下の通り。

 この度の私の総合教育会議での発言により、
障害のある方やご家族を含め、数多くの方々
に多大なる苦痛を与えましたことに、心から
お詫(わ)びを申し上げますとともに発言を
撤回させていただきます。

 言葉足らずの部分がありましたが、決して
障害のある方を差別する気持ちで述べたもの
ではありません。
反対に、生徒さん達の作品を拝見し、多様な
才能をお持ちでいることも理解しており、
美術の世界で、もっとお手伝いができるのでは
ないかと思いました。

また、生まれてきた子どもたちの命は全て大切
なものであると考えております。

 今後は、教育委員として今まで以上に研鑽
(けんさん)を積み、よりよい茨城の教育の
推進のために微力ながら力を尽くしてまいり
たいと考えております。



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151121-00000050-asahi-soci

障害児出産巡る発言
「問題ない」で釈明
 茨城・橋本知事


朝日新聞デジタル 11月21日(土)21時32分配信

茨城県教育委員の長谷川智恵子氏(71)の
障害児の出産をめぐる発言による辞職申し出
を受け、橋本昌知事が21日、記者会見した。
長谷川氏の発言を「問題ない」としたことに
ついて、

「発言全てに『問題ない』と言ったのではない」

と釈明した。

 橋本知事は問題はないとした点を

「事実を知って産むかどうかを判断する機会を
得られるのは悪いことではない、という考え方
についてだった」

と説明。
そのうえで

「新型出生前診断制度は命の選別につながる
可能性があるため、生命の倫理という点で疑問
を感じ、発言を撤回した」

と謝罪した。

 改めて長谷川氏の発言について認識を問われ
ると、

「日本の現在においては適当ではない」

と話した。

 長谷川氏は18日の県総合教育会議で

「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるように
できないのか。
(教職員も)すごい人数が従事しており、大変な
予算だろう」

「茨城県では減らしていける方向になったらいい」

などと発言していた。

朝日新聞社



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by bunbun6610 | 2014-06-15 18:00 | Eテレ『バリバラ』
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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610
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