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障害者差別:職場環境整備で指針案−−厚労省研究会

http://mainichi.jp/shimen/news/m20140527dde041040024000c.html


障害者差別:職場環境整備で指針案
−−厚労省研究会


毎日新聞 2014年05月27日 10時27分
(最終更新 05月27日 11時47分)


 厚生労働省の研究会は27日、障害を理由にした職場差別を禁じ、
働きやすい環境を整備するための配慮に関する指針案を示した。

 障害を理由に募集や採用の対象から外したり、合理的理由が
ないのに低賃金にしたり、研修を受けさせないことなどを差別とした。

そのうえで、職場での配慮として、障害によっては採用面接で
障害者就労支援機関の職員らの同席を認め、どんな障害でも
採用後プライバシーに配慮しつつ他の社員に障害の内容や
必要な配慮を説明することなどを求めた。

 さらに、

精神障害者に静かな休憩室を設ける

▽視覚障害者に音声ソフトや拡大文字を活用

▽聴覚障害者に危険の発生を目で確かめられるようにする

▽知的障害者は慣れや理解に応じて業務量を増やす

▽高次脳機能障害者に写真や図柄を使い作業手順を示す

−−など障害の特性ごとに具体例も示した。

 昨年6月に成立した改正障害者雇用促進法が、企業に差別
禁止と、過重な負担にならない範囲での配慮を義務づけたこと
から策定した。

障害者の法定雇用率は昨年4月、1.8%以上から2%以上に
引き上げられ、2018年4月から雇用義務対象に精神障害者も
含められる。

【野倉恵】


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>「▽聴覚障害者に危険の発生を目で確かめられるようにする」



皆さんは、これを見て、どう思いますか?
一体誰が、どういう意味、目的で、このように考えたのだろうか?
私は、さっぱり理解できないのですけれども・・・。

危険かどうかは、自分で判断するし、危険だと思えば、
そんな仕事はすぐ辞めますよ。

そのために、転職が何度でもできる障害者雇用促進法が
あるのだから。
それが、この法律の利点であり、問題点でもあるのだ。

それよりも肝心の、通訳や情報保障がないことによる
問題点はどうなった?
これらは、安全だけでなく、聴覚障害者の働く意欲にも
不可欠なものだ。
こうしたこを整備するほうが、社会全体にとっても、
プラスになると思うが。
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by bunbun6610 | 2014-05-27 23:32 | 就労前の聴覚障害者問題A

『オープン、クローズ、伝える側の覚悟。』

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/35732363.html


『オープン、クローズ、伝える側の覚悟。』
 ・・・炎のジョブコーチさん


2014/3/28(金) 午後 10:13

 障害者手帳を使って就労する人が増えていますが、
個人的にはよいことだと思っています。
障害のある人が普通にいる職場が増えるといいなと
思っています。

しかし一方で、支援者がとにかく手帳をとって障害者
雇用枠を進めるのはちょっとどうかと思っています。

「オープンにした方が長続きする」とか、配慮を得られる
など、なんだかいいことずくめのようですが、決してそう
でもありません。

私の周囲にはクローズで働く人も多く、必ずしもクローズ
だとうまくいかないことが多い…ということは間違っています。

そもそもクローズで働いている人は支援者に関わって
いない人がほとんどです。
たくさんの見えないクローズで働く人がいることになります。

今の状況ではまだまだ障害者雇用枠ではキャリア形成
や能力開発の機会は十分ではなく、専門分野やキャリアを
重視する働き方を希望する方は逆に、大きな悩みを抱える
ことになります。

もし専門分野やキャリア志向の働き方を希望する方は、
再発に気をつけながら医師と相談しながらクローズで働く
ことが適当な場合もあります。

ある意味、遣り甲斐や自分のキャリアをしっかり意識して
働くことが症状のマネジメントや耐性となる場合もあります。


【オープンのデメリットとして】

・入職後のキャリア形成や能力開発の機会が十分でない。

・賃金が安い場合が多い。

・職場でのまなざし、配慮という名の区別。

・生命保険等の民間保険商品に加入出来ないものが多い。

・結婚、遺産相続等のライフキャリアにおける差別を受ける
可能性も。

・自身のアイデンティティの問題


【オープンのメリットとして】

・雇用条件への配慮が受けられる(勤務時間、転勤、
仕事内容他)。

・支援者が職場に来てサポート出来る。

・疾病を隠さなくてもいい安心感。

・障害を受容し新たな自分を見つけることができれば。

・作業所利用の人、離職機関の長い人、再発を繰り返す
人など慎重に進めたい人はよい環境。


他にもあるかもしれません。

オープンで就労を提案する場合は、伝える側はそれなり
の覚悟をもって情報提供する真剣さが必要です。

最近では、オープンで就労し1~3年間就労し自信をつけて
今度はクローズで働く方もいます。
過不足のない情報により本人主体のキャリアカウンセリング
で進めるのがよいと思います。



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〔関連記事〕

『難聴者の会社面接対策(3) 「オープン」と「クローズ」』
〔2011-07-07 20:55〕



『『わけあって手帳を返した話…』』
〔2013-10-13 18:00〕




障害者手帳を持っている障害者でも、バレなければ
どちらででも、自分で選べる。
それができる障害者が、
とても羨ましいとさえ思うほどである。

しかし、障害を隠すという事に対して、
罪悪感を持ってしまう人もいる。

あるいは、手帳のない難聴者の場合は当然、
クローズしか方法がない。

障害の程度が軽くて障害年金も出ないため、
障害者雇用では給料が安すぎて生活できない、
という人も、クローズで一般雇用にする必要がある。

ただし、クローズで就労後、障害のことがバレたら、
どうなるか。
当然、覚悟が必要だ。


『身体障害者手帳のない聴覚障害者
(難聴者)は、どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕



一方、重度難聴者だって、補聴器は外せないから、
クローズは無理だ。


クローズには、とても大きなやりがいがある。
それは、働く者にとって、
かけがえのない魅力だと言える。

皆さんは、オープンで働く聴覚障害者には、
意外にも職場放棄が多い事実をご存知だろうか。


〔関連情報〕

『聴覚障害者の職場放棄』
〔2012年 09月 08日〕




その原因は、炎のジョブコーチさんが書いている

【オープンのデメリットとして】

の通りなのだ。

つまらない仕事を5年以上も続けるなんて、
想像以上の精神的苦痛である。

能力を身につけられなかった先天性障害者は、
クローズを選べるはずもない。
もともと、生まれた瞬間から差別があって、
そのスタートラインから違っていたからだ。
そんな人はもう、差別の犠牲になるしかないだろう。

所詮、優秀な後天性障害者だけが、
クローズかオープンかを選べるのだ。

そんな話に、先天性障害者が興味を持っても
仕方がないことだが。


それと、もう一点、聴覚障害者側には、
言いたいことがあるのではないだろうか。

>「支援者がとにかく手帳をとって障害者雇用枠を進める
のはちょっとどうかと思っています」


このことについてだが、それはクローズで就職
できないからこそ、やむなく障害者手帳を取得して、
障害者雇用枠で働くしかない、という実情を、
健常者は理解しているだろうか、ということ。
つまり、多くの聴覚障害者は差別にひれ伏す
しかない、のである。
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by bunbun6610 | 2014-03-30 19:00 | 就労前の聴覚障害者問題A

聴覚障害者パティシェを目指すには

『車椅子のパティシェ』
(ニッポン放送/発行、扶桑社/発売
 2006年11月10日/初版第1刷発行)


http://www.amazon.co.jp/%E8%BB%8A%E3%81%84%E3%81%99%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%82%A8%E2%80%95%E6%B6%99%E3%81%8C%E3%81%82%E3%81%B5%E3%82%8C%E3%81%A6%E5%BF%83%E3%81%8C%E6%B8%A9%E3%81%8B%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B%E8%A9%B1-%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%B3%E6%94%BE%E9%80%81%E3%80%8E%E3%81%86%E3%81%88%E3%82%84%E3%81%AA%E3%81%8E%E3%81%BE%E3%81%95%E3%81%B2%E3%81%93%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BA-%E3%80%8F/dp/459405238X


http://www.kurumaisu.net/pathishie.html


という話がある。

東京都板橋区蓮根の芝野義康さんは、
元健常者でパティシェだ。
ある病気にかかってしまい、
今は車椅子障害者となったのだが、
それでも、ケーキ作り教室などを開いて
いるそうだ。
いろいろな障害を持つ人にも、
教えているらしい。

普通の人が、この話を聞いたら

「車椅子の障害者がパティシェをできる
んだから、聴覚障害者にだって、
できないはずなはない」

と思うだろう。
私も、そう思った。

だがすぐに、以前にある健常者から聞いた
言葉を思い出した。


「聴覚障害者は、耳が聞こえないということ
以外は、健常者と同じ人間だ。
だが、民間企業のパティスリーへ就職する
こと自体が難しいし、たとえできたとしても、
教えてもらえない。
健常者には、聴覚障害者への教え方も
わからないから、教えられる人がいないのだ」

この「教え方がわからない」というのは、
実は私の経験から言うと

「教える気がない」

ということなのだろう。
なぜそうなるのかというと、
これも私の経験で言うと、
先輩により、いろいろだ。

例えば、聴覚障害者にやる気がなかったら、
教えても真剣にやらないだろう。
本人が覚えようと(忘れないように)真剣に
努力しなかったら、
誰だって教える気などなくなる。

これは、差別ではない例だ。

反対に、差別事例だってある。
そういうことをする健常者は、何らかの理由で、
そうしているのである。

例えば、誤解や偏見、感情的な理由があったり、
人格の問題だったり、無知・無関心が原因
だったりする場合もある。
健聴者の「無知」「無理解」「無関心」は
聴覚障害者にとって、昔からの最大の敵だろう。(※)


(※)〔参考事例〕

『料理人志望の聴覚障害者の現実』
〔[ 2012-06-18 20:36]




聴覚障害者を生理的に嫌う健常者だっている。

ただ単に、聴覚障害者が苦手な人、という場合
もあるが、こういうタイプの人は“手話アレルギー”
でもあったりする。
幾ら丁寧に手話を教えてあげても、覚えられない
健常者がいるが、そういう人を私は
“手話アレルギーの人”と呼んでいる。

手話ができなくても、筆談やジェスチャー
とかでコミュニケーションをしてくれる人ならば、
全然問題はない。

ところが、それもできない、あるいは下手な人
となってしまうと、私も全く関わらなくなってしまう。

こういう関係性になってしまうと、お互いにもう、
進歩もしなくなり、それぞれが勝手に会社に
来ては、勝手に仕事をしているだけ、
になってしまう。

これは非常にマズイ雰囲気となる。
聴覚障害者だって、それでは良くない、
とわかっているから、別の職場に行ったほうがよい、
と考えるようになる。

私も勤務しているときに、有給休暇を取得して
ハローワークに行き、転職活動を行ったものだ。

そして、ある日突然、30日後という条件付きで
退職願を出すと、上司はびっくりする。

「なぜ辞めるのか」

とか

「あなたはここでできるから、
辞めないでほしい」

とか言われた。

会社にとっては残念なことだが、社会(人的環境)
が無策無能である以上は、仕方がないのだ。

聴覚障害者は、確かに身体上は恵まれている。
しかし、先に述べたような問題がしばしば起こる
ために、職場を転々とする人も少なくない。

スキルアップの方法だってどうするかを、会社が、
健常者が考えてもいないで障害者雇用をしている
ことが、大きな原因だろう。

それでは、聴覚障害者は職人技術の指導を受ける
ことは無理なのだろうか。

いや、そんなことはないはずだ。
教えてくれる人を探せばいい。
そういう障害者にも、門戸を開いてくれる職人は、
必ずどこかにいる。
働きながら、別のところで勉強すればよいのだ。
大変だろうが、アマチュアの人も皆、初めのうちは、
そうして頑張っている。

しかし、その前に、聴覚障害者自身がまず、自分の
「技術を修得したい」という意思、意欲を行動で示す
ことが大事だ。

それがなかったら、この世界では誰からも
相手にされない。

並外れた体力も必要だ。

当ブログでの、参考になる記事を幾つか紹介する。


『ラ・パティスリー・イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ』
〔2011-07-15 21:36〕




もし、良い指導者が見つからぬのなら、イル・プルー
で相談してみるとよいだろう。
ここならば、誰にでも、きっと役に立つと思う。

ここで学ぶときは、タイマーが絶対に必要だから
次の機器情報も参考になる、と思う。
これは、聴覚障害者にも向く機器だ。

『必携製菓道具 ―3つの計測機器』
〔2013-03-03 09:00〕

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by bunbun6610 | 2014-03-23 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

『かつろうキッチン』 - 都立葛飾ろう学校のレストラン


葛飾ろう学校のレストラン

 かつろうキッチン


http://www.katsushika-sd.metro.tokyo.jp/cms/html/entry/239/15.html

調理師を目指す生徒が運営するレストランをオープン!
授業で実習したメニューに、自分たちの力でチャレンジします。


3月8日(土)

※ 11:00~14:00
13:30 ラストオーダー

【メニュー】

 ・オムライス(デミグラスソース)セット

 ・豚肉ソテー(スビーズソース)セット

  サラダ、デザート付き  値段 \500~1000
  ※ 内容は変更することがございますので、ご了承ください。



======================================




へえー。

ろう者の調理師学校って、あったのか。
(というか、「食物科」という専門科目らしいが、
調理師免許の国家資格が取得可能)

http://www.katsushika-sd.metro.tokyo.jp/cms/html/entry/23/15.html

知らなかった。


あるろう者が、某レストランの入社面接に来たことがある。
そのろう者は、調理師学校を卒業したが、
それまでも、就職がなかなか決まらなかったそうだ。

不採用続きとなった理由は、未経験者だからということらしい。

確かに、小さなレストランって、未経験者を雇う余裕が
ないところが多い。
「経験者優遇」って、書いてあるところが少なくないだろうし、
仮に「未経験者OK!」と、募集条件に書いてあったとしても、
本当は経験者優先と考えていたり、というケースもある。

聴覚障害者だと「ハンディがある」と捉えられるから、
なおさら厳しい。

調理師専門学校卒業でも、未経験での就職は確かに厳しいから、
採用してもらうためには、何か強力なアピールをしなくてはね。
例えば、自分の作った料理の写真を撮っておいて、
面接で見せるとか。
自分で書いたレシピ・ノートも持ってきて、見せてみるとか。
食べた人からの感想とかも、紹介してみるとか。

そんな具体性が高いアピール方法は、使える場合もある。
「出来が良い」と評価されれば、試用期間ぐらいには入れるかも。

でもそれには、やっぱりまず練習だよね。
頑張れ!

あとは、やはりやる気だと思う。
未経験者の場合は特に、そのお店の技術などを本気で覚えたい
かどうかを、面接では見極められる、と思う。



【卒業生の進路】

☆平成22年度進路実績
http://www.katsushika-sd.metro.tokyo.jp/cms/html/entry/94/file183.pdf



☆平成24年度進路実績
http://www.katsushika-sd.metro.tokyo.jp/cms/html/entry/118/file432.pdf


資生堂パーラーに入った人もいるなんて、すごいぞ!


ここのロオジェは、おそらくフレンチの最高峰だ。
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by bunbun6610 | 2014-02-26 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

ハローワーク障害者担当としての、あるべき姿勢とは

実は、あるスーパーで、両耳に補聴器を装用した女性が、
レジ係の仕事を任されて、本当に一人でこなしているのを
見かけました。
この人は、重度聴覚障害者なんじゃないだろうか。

ハローワークなんかだと

「お客さんに話しかけられても困るから」

などと言われ、断られたりする場合がほとんどなのだ。

だから、これには非常に驚いた。

障害者雇用の良い前例になれば、と思い、
この話を思い切って紹介してみた。

何と言えばよいのか難しいが、聴覚障害者の応募者
であっても、あまりリスクばかりをオーバーに考えて
しまわない責任者だったら、雇ってくれる場合もあると
思う。

それを、ハローワークの担当者が最初から一方的に、
先入観で決めつけているほうが問題かな、と思った。

実際には、過去に企業に問い合わせた段階で、
多くの場合、やはり断られていたケースが多かった、
といった前例があるからかもしれないが・・・。

それが、ハローワーク担当者にも、現在の先入観を
形成させてしてしまっていたのかもしれない。

しかし、ハローワーク障害者担当者こそ、やはり本当は、
障害者の「やりたい!」という気持ちを尊重し、
もっと支援していってほしいものだ。
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by bunbun6610 | 2014-02-19 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

【障害者雇用】残念に思う広告


「聴覚5級の障害者の為の雇用情報
国内最大級/身体障害者求人が4000件フルタイムで
働く女性を応援/ぽじチャレ
www.pojichalle.com




聴覚障害だけで「5級」という等級はないと聞いている。

しかし、例えば

「聴覚障害6級と、何か別の軽度障害とを合わせた場合、
身体障害者手帳の等級が5級になる」

というケースは実際にあるそうだ。

それにしても・・・こんな広告が堂々と存在する、
ということは、障害者雇用といえども、実雇用の話となると、
やはり軽度障害者が有利だということなのだろうか。

フルタイムは給料も良いほうだ。
しかし重度聴覚障害者だと、なかなかフルタイムでは
働かせてもらえない。

残念な広告のように思う・・・。
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by bunbun6610 | 2014-01-28 23:52 | 就労前の聴覚障害者問題A

聴覚障害者の視点で観た障害者の労働とは

昨年、Eテレ『バリバラ』というテレビ番組で


『テーマ;「作業所」工賃アップ大作戦 第1弾!』
〔2013年9月13日(金)21:00~21:30放送〕




『テーマ;「作業所」 工賃アップ大作戦 第2弾!』
〔2013年12月13日(金)21:00~21:30放送〕




というテーマがあった。

工賃アップという目的のもと、プロの方に、
障害者たちがつくった商品を見てもらったところ、
なかには酷評を受けたものもあった。

工賃をアップさせるには、健常者の作ったものにも
負けない魅力のある商品をつくらなければならない
だろう。
売り上げが工賃に反映される以上、競争しなければ
ならないのだ。
国や地方自治体などからの補助金もないところでは、
なおさらそうだ。

ところが、現実はどうか。
またそれは、障害者にも、現実に可能なのだろうか。

もし障害者が健常者に勝っちゃったら、「障害者雇用」
なんていうのも、もう要らないだろう。


障害者施設でつくられたパンやお菓子を買い、
食べてみたことがある。
私は食べ歩きが趣味なので、いろいろな美味しい
ものを知っている。
それで厳しい意見になるかもしれないが、
その感想を正直に書こう。



①ガーリックフランス 130円
②セサミダッチ 110円
価格設定は他の店と同じくらいか、高いところよりも
10%ほど安いくらい。
焼き立てではないし、いつ焼いたのかもわからない
パンだった。
当然だが、焼きたてパンを売るお店のパンのほうが、
圧倒的にいい。
食べ物は、香りも非常に大事で、客を呼び込む魅力
になる、ということを知らないのだろうか。
作業所内で働いているだけの障害者には、おそらく、
焼きたての香りのよさは知っていても、売店へ並んだ
ときの状態までは知らないのだろう。
それが、作業所に引きこもってしまっている障害者
たちの思考停止ではないのだろうか。
ただ、これは、どちらかというと作業所の運営者に
責任があると思われる。

また「ホイロオーバー」(※1)というのか、発酵させ
すぎてから焼いたパンだと思うので、ふわふわ
しすぎて、味、テクスチャー〔食感〕(※2)ともに、
美味しさが十分感じられなかった。


(※1)「ホイロオーバー」
http://www.toshitoshi.net/e-pan/kiso/kiso60-2.htm



(※2)「テクスチャー」
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001099761




商品としての魅力はない。
私なら、もう二度と買わない。

つくっている人たちの写真と説明があったが、
精神障害者や知的障害者がつくっているという。
だが客にとって、そんなことはどうでもいいのだ。
買った商品が美味しいか不味いか、それが問題
なのである。



③パウンドケーキ(ブルーベリー) 150円
社会福祉法人の作業所でつくっている焼き菓子
である。
安いが、味もそれなりなだけである。
家庭の主婦が趣味で作った類のお菓子と
変わらない。



④バナナマフィン ¥120
これも社会福祉法人の作業所でつくっている
もので、印象に残るものではなかった。



⑤チキンとチーズのベーグルサンド ¥240
⑥タマゴサンド ¥220
社会福祉法人がつくったサンドゥイッチである。
出来栄えも味も、普通のパン屋さんと同等、
あるいはそれ以上のものだった。
手作り感があって、これで220円は安い。
とても、同じところがつくった商品だとは
思えなかった。

多分、この製品の場合は、つくったのは
健常者で、障害者は材料計量や下準備、
包装や道具の片付け、
洗い物などの仕事をしているのではない
だろうか。
それくらい、他の作業所がつくったものとは、
品質があまりにも良かったのである。
もし、障害者がつくったというのならば、
さすがだと思う。


商品についての感想は、以上である。


よく言われていることだが

「何で障害者が作ったものは、美味しくない
んだろうか?」

という疑問がある。
障害者に健常者と同じレベルのものを作る
ことはできない。
だから、値段を多少安くして、あとはせめて
何とか、同情で買ってもらう。
そんな感じの商売をやっているところが多い
ように思う。


知的障害者や、精神障害者には、ストレスに
弱いため、健常者と同じように働かせることは
難しい、とも言われる。
これで、ブラック企業ばかりの一般企業で働く
健常者に勝て、と言う方が無理なのだ。

それでは、健常者に負けない商品をつくる
ことは、障害者にはできないのだろうか。
だが決して、そうとは限らないのではない
だろうか。

一口に「障害者」といっても、障害者には
いろいろな人がいる。
ストレスにも強くなれる障害者はいる。
健常者並みの身体能力を持つ障害者だって
いる。
そして、技能を磨く力も、問題はない。
指導をはじめとするコミュニケーションは、
手話や筆談でもできる。
それが、聴覚障害者だ。

この分野の仕事で聴覚障害者に、健常者と
同等以上の仕事ができないはずがない。

なぜ知的・精神障害者ばかりを集めて、
こういった食品製造の仕事をさせる障害者
施設はたくさんあるのに、聴覚障害者の
特性を生かしたところはないのだろうか。

これが私には、大変不思議に思う。

実際に、聴覚障害者のそうした長所に注目し、
聴覚障害者を雇用している飲食店などは、
いくつかあるはずだ。

さらに、一定数以上の障害者を雇用すると、
国からは障害者雇用助成金もつく。

こういうふうに気づいたら、障害者を雇う会社も
大儲けすることだって可能なのではないだろうか。

こんなふうに、障害者雇用に目をつけるとよい
のではないだろうか。


ただし、一つ気になることもある。
それは、“温室”“甘やかされ過ぎた”障害者雇用に
どっぷりと浸かってしまった障害者にはもう、
厳しい修行の世界に耐えてゆくことなどは、
かなり難しいのではないか、と思う。

大甘の『職場内障害者授産施設』で働いてきた
障害者が、職人の世界に転職したところで、
どうせすぐ逃げ出してしまうに違いない。
この国には、苦しみを乗り越えて自立するよりも、
甘えたがる障害者のほうが、はるかに多い。

それは、障害者への批判というより、
企業が“職場内障害者授産施設”をつくり、
そこに障害者を閉じ込めるようにして働かせて
いること、それが最大の悪弊だと思う。
これでは障害者は成長しないし、むしろダメに
なってゆくのが当たり前だ。

結局、ブラック企業のような厳しい職場環境
でも働きたい、という強い意思のある障害者は、
聴覚障害者であっても、少ないだろう。

本物の夢を実現する道は、障害者だからと
いって、決して甘くはないのだ。
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by bunbun6610 | 2014-01-23 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

聴覚障害者が障害者雇用に応募できなかった例 - T社の場合

ハローワーク専門援助第二部門(障害者求人を
取り扱う部門)での話です。
データ・チェックの仕事内容で、障害者を募集して
いる企業があった。
その求人票を見て、目を引いたのは、

「採否結果の理由については、お問い合わせ
いただいても、お答えできません」

というふうに書いてあった点だ。
どこもそうなのだが、わざわざ、このようなことが
書いてある求人票を見たのは、後にも先にも、
この会社だけだった。
こうした問い合わせが少なくなく、しかしそれでも
回答したくない、ということなのだろう。
ハローワークでも

「この会社は聴覚障害者の採用率が低い」

ことで有名だ。


聴覚障害者といっても、たとえば中途失聴者や
中途難聴者のなかには、文章力に優れ、
優秀な人もいる。
しかも、聴覚障害者は、目のいい人が多いので、
データ・チェックに向いている人もいるはずだ。

「そういう人なら採用されてもおかしくはないはずだ」

と思うのだが、現実はどうだろうか。


とりあえず、その会社(T社)に応募してみる
ことにしたが、どの会社であっても、第一関門と
なるのが、ハローワーク窓口が「紹介状」を
出してくれるか、ということだ。
企業へ出す応募の必須書類が、次の4点となる
からである。


①履歴書
②職務経歴書
ハローワークからの紹介状(必須)
障害者手帳のコピー(必須)


ハローワークから紹介状を出してもらうには、

 (1)ハローワークの担当者が承認することと、

 (2)さらに、会社への問い合わせで会社が
応募を承認することの、

二つの条件を同時に満たすことが必要である。


実際に、場合によっては、ハローワークの担当者
が先入観で

「あなたにはできません」

と言い渡すケースもあった。

これにどうしても納得できない場合は、
担当者を変わってもらうしかない。

さて、私がT社に応募したい旨をハローワークに
伝えた場合は、担当者も承諾してくれた。
早速、担当者もT社へ電話問い合わせをし始めた。

その時、たまたま通訳者も同行していて、
その電話のやり取りの一部を通訳してくれて
いたので、大体のところを簡潔に書くことにする。
なお、この文章では、一部は要約筆記通訳文
にせず、敬語などをきちんと使用している。
また、通訳者の通訳文のままでなく、
相手の表情から見て取れる気持ちを合成表現
して、言葉をイメージ的につくっている。
T社の言葉は電話なので、後ろのカッコ書きの
部分は、わかる範囲での、私の推測文を挿入
することにした。


ハローワーク(以下、HW);
「(何か挨拶言葉をしゃべった後に)・・・
○○様(人事部の障害者担当者)はいらっしゃい
ますか?」

T社;「○×△■☆・・・」
(○○ですか? 少々お待ちください・・・)

HW;「・・・」
(待っている時の無言状態)

T社;「○×△■☆・・・」
(はい、○○に変わりました。いつもお世話様です)

HW;「あ、どうも、・・・お世話になります。
実は、今、聴覚障害の方で
「御社の障害者採用に応募したい」という
方がいますが、応募させていただけますか?」

T社;「○×△■☆・・・」

HW;「はい、そうです・・・」

T社;「○×△■☆・・・」
(その方の耳はどのぐらい、聞こえるのでしょうか?)

HW;「こちらの方の耳の聞こえは、補聴器を
されていて、あの・・・少しは聞こえるようです」
(応募者の障害の状況に関する質問に対し、
戸惑い気味に答える)

T社;「○×△■☆・・・」
(「少しは」というと、ちょっと困りますね・・・
それでは・・・)

HW;「そうですか。わかりました・・・。
はい・・・、はい・・・。
今回は・・・。
では、失礼させていただきます」


ハローワークの担当者は電話を切ると、
次のように話し始めた。


HW;「データ・チェックだけでなく、校正をするときに、
近くのスタッフと言葉で細かなやりとり(コミュニケー
ション)をしなければならない仕事だそうです。
そこで間違いがあっては困る仕事。
だから、耳の聞こえによっては、申し込めない方
もいます」

私;「この会社には、聴覚障害者も働いている
のですか?」

HW;「ええ、います」

私;「その会社の聴覚障害者は、健聴者と音声
でコミュニケーションをして、仕事をしている
のですか?」

HW;「そうです。筆談でのやりとりだけでは、
正確に伝えきれない、という問題があるそうです」

私;「手話は使っていないのですか?」

HW;「使っていません」



全く、ショックな話ではないか!
聴覚障害者はいるけど、それでも
「ほとんど聞こえる人」でなければ、
働かせてもらえないなんて。

一口に「聴覚障害者」といっても、その程度は
さまざまだ。
聴覚障害者でも、仕事は障害の軽い聴覚障害者
ばかり採られていってしまう現実がある。
これは、T社だけではないのだから、
本当の話だと思う。(※1)


(※1)他の事例では、例えば

『面接で聴覚障害者が落ちた例 - M社の場合』
〔2013-12-16 18:00〕



『「聴覚障害者は応募できません」』
〔2012-12-10 18:00〕



参照。



ちなみに、この事例でわかったことは、補聴器をして、
うなずき障害を出せば「少しは聞こえる聴覚障害者」と
伝えてくれるので、この場は、まあ有利にはなる。
実際の面接や採用後までは、(バレるかどうかは)
運次第だけれども・・・。


「補聴器はしていません。
全く聞こえません」


(と正直に)言うだけでは、やはり就職は無理だと
いう気がする。
ハローワークに来るろう者には、よくいるが。

「音が聞こえなくても平気」

では、会社も


「危なっかしくて雇う気がしない」

のだろう。

だから、両者の騙し合いもなくならないのだろう。(※2)



(※2)

『騙し合うままの、健聴者と聴覚障害者』
〔2012-10-09 18:30〕



『2日で職場放棄してしまった、ろう者』
〔2010-01-09 18:00〕






〔参考記事〕

『企業イメージを重視 求める人材を奪い合い』
〔2012-04-12 19:21〕




『聴覚障害者の面接試験対策』
〔2012-03-07 20:38〕





『身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕



>「逆に手帳を持って、通常業務がこなせる方なら
就職活動が不利どころか有利になる場合さえある
のです」



アメリカでも「クリーミング」と呼ばれる批判が
あるように、日本も状況は同じです。
障害が軽度で、しかも仕事ができる聴覚障害者
ほど有利だと、私も感じざるをえません。



〔参考情報〕

当ブログ
『企業イメージを重視 求める人材を奪い合い』
〔2012-04-12 19:21〕

『障害者間格差=不公平社会をつくるもの』
〔2012-08-28 19:21〕




さらに、下の事例も、聴覚障害者雇用では
聴力を見て選考している様子がある、と思う。

『難聴者の会社面接対策(7) 面接で聴覚障害者が落ちた例』
〔2013-01-02 18:00〕




信じられないことだが、サーナの面接試験対策の
アドバイスにも、次のような事例がある。


『難聴者の会社面接対策(2) サーナの面接アドバイス』
〔2011-07-06 20:37〕

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by bunbun6610 | 2014-01-21 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

『障害者雇用で都教育委に勧告 東京労働局』(2013年2月27日)


年末大掃除で、古新聞をまとめていたら、こんなニュースがあった。

東京都教育委員会といえば、乙武匡洋氏も働いているところだ。
そこが、障害者の法定雇用率を守らぬため、勧告を受けていたというのだ。




====================================



障害者雇用で都教育委に勧告
 東京労働局


〔朝日新聞 2013年2月28日 朝刊〕


東京都労働局は27日、都教育委員会に対し、障害者雇用促進法に
基づく雇用率2.0%を達成するための採用計画が進んでいないとして、
適正な対応を勧告した。

東京都労働局によると、都教委は2011年6月時点で障害者の雇用率
が1.58%だったため、12年1月から2カ年の採用計画を作成。

8160人の採用者のうち、障害者296.5人(非常勤採用は1人あたり
0.5人と計算)を採用するとしたが、12年12月時点で採用は17.5人
で、計画の約1割にとどまった。



====================================




厚生労働省
『障害者雇用が進んでいない6都県の教育委員会に対して
障害者採用計画の適正実施を勧告』



1.58%では、民間企業での実雇用率と、そんなに変わらない。
ちなみに、今年4月からは、官公庁の法定雇用率は2.2%に上がっている。

もう勧告だけでは生ぬるい。
官公庁だけでも先に、違反金を3倍にしてもよいのではないだろうか。(※)
官公庁がこれでは、民間企業が真面目に取り組むわけがないからだ。

ん? 待てよ・・・それでは国民が払っている税金の無駄遣いが
増えるだけか?

何か有効な策はないものだろうか。


(※)詳細は、当ブログ

『NHK『バリバラ』 障害者の悩み -就労 (1)』
〔2013-04-21 18:00〕


参照。

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by bunbun6610 | 2013-12-29 21:20 | 就労前の聴覚障害者問題A

面接で聴覚障害者が落ちた例 - M社の場合

ハローワークの障害者雇用枠でM社に応募した
ときのことである。
仕事の内容は、M社の管理するビル内の
清掃作業だった。

まずハローワークの窓口で、聴覚障害者の
応募可否を確認してもらったら、OKだった。
そして、履歴書、職務経歴書、障害者手帳のコピー、
ハローワークの紹介状の書類4点を郵送したところ、
この書類選考でもOKで、面接に呼ばれることに
なった。

面接会場に行くと、M社の課長級と思われる人と、
もう一人がいた。
そのときの応募者は、私を含めて3人だった。

障害者雇用枠なのだから、全員障害者だという
ことはわかるが、書類選考に残った障害者は3人
だったというわけだ。
採用者数は1名だけなので、この最終選考でも2名
が落ちるというわけだ。

他の応募者は、2人とも50才代で、一人は男性、
もう一人は女性で、健聴者のようだった。
一人ずつ順番に、個別面接を行っていて、
最後が私だった。
他の人の面接状況は、もちろんわからない。

私のときは、呼ばれて個室へ入室したら、
まず履歴書などに記載した内容の確認から
始まった。
私は聞こえなかったが、面接のパターンは
知っているので「はい」「そうです」などと、
真面目にうなずいてやり過ごした。

その流れの中で、やはり聴覚障害についても、
聞かれるようになった。

「今、聞こえますか?」

すでに両耳に補聴器をつけていた私は、
この質問には、もう障害者雇用なので、
正直に答えた。

「今は、静かな密室の中で1対1での会話なので、
音は聞こえます。
ですが、話し言葉までは聞き取れません」

すると、面接官のほうは急に表情が曇り始めて
きたことがわかった。
あとは、私が質問を聞き取れないときは、
簡単な筆談も交えてくれるようになった。

質問は

「志望動機は?」

「ここまでの通勤方法と所要時間は?」
(「これから通勤し続けるのは大丈夫か?」
という意味で質問している、と思う)

「あなたが今までやってきた仕事と、ここでの
仕事は違うけど、やってゆけますか?」

といったことだった。

そして最後に、広い部屋に移動し

「その掃除機を自分でかけてみてくれ」

と言われたので、やってみた。
そして、しばらくしたら、面接官が私の身体に
触れ

「はい、終わりです」

というジェスチャーを表した。
面接は、それで終わりだった。

その日から約1週間後に「不採用」の結果通知
が届いた。

あの掃除機をかけさせられた意味は

「掃除中の騒音で話しかけられても聴こえるか?」

というテストだったのだ。
私は、納得できなかった。

なぜ会社は聴覚障害者だとわかっていながら、
あのような面接、聴力テストまで実施したのだろうか?

この会社の聴覚障害者についての知識は、
おかしいのだろうか?

あるいは、障害者雇用のつもりではないのだろうか?

ずっと後になって、そのときの面接で採用になった人が、
誰なのかもわかった。
一緒に面接を受けていたおばさんだったのである。

確かに、その人は障害が軽そうだったし、
もう一人の別の応募者よりは、安心して仕事を
任せられそうにも見えた。

しかし、それでも、音が聞こえない、という弱点を
除けば、全ての点において、自分のほうが優れて
いる、と自信を持っていたので、この結果には
納得できなかった。

この会社は

「聴覚障害者でも、健聴者とさほど聴力が
変わらない障害者ならば採用したい」

と思っていたのだろう。

だが、そういう人はおそらく、障害者手帳も
もらえない軽度難聴者くらいしか、
いないのではないだろうか。

もう一つ疑問に思えたのは、この会社では
聴覚障害者への、正しい対応がわかっていない
ということである。
それで会社も障害者も、双方が損をしてしまって
いる場合もあるのではないだろうか。

企業の「就職差別」、そして障害者の「就職弱者」
が起きる、きわめて初歩的な原因がここにある。

面接官が聴力のテストをしたとき、わたしの
そばにいたのを憶えている。
そばにいたのならば、方法を変えて呼ぶなり、
コミュニケーションをはかるなりしてみれば
よいことだ。

例えば、私の肩を軽く叩いてみるとか、離れて
いても聴覚障害者の視界に入って手招きして
みるとかすればよい。
やってみれば、結構いろいろな方法で可能だと
いうことに気づくはずだ。
そして、掃除機をいったん止めてから会話すれば、
聞こえる聴覚障害者だっている。
筆談なら確実だ。

そもそも、掃除がほとんどの仕事に、このような
テストが本当にそんなに大事だろうか。
安全の問題と思っているのかもしれないが、
部屋の中で人が掃除機をかける仕事をするのに、
危険性があるのだろうか。

ただ、もしもお客様(入居者)に気がつかずに、
掃除を止めなかったら、まずいということはあるだろう。
接客業務だったら、このような理由で、
まず聴覚障害者は採用されない。
しかしそれは、社会の側に、聴覚障害者に対する
理解や配慮がないからであって、それが理由で

「障害者に職域差別をしてもいい」

ということにはならない。
そんなこともわからないで、障害者雇用の面接を
しているなんて、健聴者はバカなんじゃないだろうか。
それとも、ただの無知だろうか?
「合理的配慮」という言葉の意味だって、知らないだろう。
中学校からやり直したらどうなんだ?

ともかく、健聴者がこんなふうで、聴覚障害者は
これほどの就職差別を受けているのだ。

全く、信じられないことではないか。
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by bunbun6610 | 2013-12-16 18:00 | 就労前の聴覚障害者問題A


ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

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