カテゴリ:就労前の聴覚障害者問題A( 112 )


『障害のある人の起業』

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/36796420.html

炎のジョブコーチ
『障害のある人の起業』
〔2015/9/5(土) 午後 8:28〕


企業の障害者雇用のポイントは、「いい人」を見つけて
「育てる」こととこのブログでは書いてきました。
障害者雇用を上手に進めているところは、いずれの
企業もこの人事の基本を丁寧にやっています。
支援する側としても、とても勉強になります。
人材育成は、手間をかける、手を抜かない、
これは、就労支援先の企業のご担当から教えられました。

さて、最近ですが、障害のある人の起業家の登場も
気になるところです。

私の知る方で、お二人の経営者の方がいます。
お二人とも優れた経営者です。
また先日、寝たきりの障害の方で会社経営をする方の
記事も拝見しました
(「株式会社仙拓」http://sen-taku.co.jp/)。

障害のある方の中にも、おそらくたくさんの会社経営の
才能のある方がいるはずなのですが、やはり、障害の
ある方で経営者の方はまだまだ少ないと思います。
盲聾学校、特別支援教育、難病、病弱・虚弱・・・、
障害があるゆえに、かなりの才能が発見されて
いないのではと感じています。

社会がその才能に気づかずに、福祉の分野に埋もれて
いってないか、気になるところです。
むしろ、障害があるからこそ、丁寧にその才能を発見し、
育てる機会が保障されているべきかもしれません。
成熟した社会とは、社会が才能を見つけ、育てるという
ような社会かと思います。

これは、国家レベルのチャレンジでもあるはずです。
障害者雇用の意味するところは、実はかなり大きな
テーマなのですが、どうも議論が浅い感じがします。


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「起業はバクチと同じ」と、昔からよく言われて
きた。
それにはまず、健常者でも、お金を借りること
から始めるだろう。
お金を借りるには、信用がいる。
ということは、お金をたくさん借りている人は、
それだけの信用がある、ということなのだろう。
その信用が何に基づいているかによって、
その人自身が本当に信用されているか
いないかも、わかるのだが。

障害者がお金を借りることも、たやすいこと
ではない。
同情や憐れみで貸してくれるほど甘くはない。
24時間テレビでは多くの募金が集まっている
そうだが、営利目的となるとそうはいかない。

(しかし本当は、この営利目的に転じることこそ、
重要なのだ)

「どうやって返すか?」というところを審査される
ところまでは、健常者、障害者も同じだと思う。
ただ障害者だと、能力うんぬんより先に、
障害ゆえに壁が高いことも確かである。
社会の偏見や、合理的配慮の不提供といった
差別が多い点だ。
では障害者だから、信用が低いからなのか。
そうは誰も言いたくはなくても、それが世間
一般の見方だろう。


最近、群馬県太田市に「外国人労働者特区を」
という声があるそうだ。


『特別リポート:
「スバル」快走の陰で軽視される外国人労働者』
〔2015-07-28 23:31〕



そこで、障害者にも、特区をつくっては
どうだろうか。
例えば、聴覚障害者ならば「ろう者特区」
というのを、つくるのである。
それが今すぐに実現するのは難しくても、
将来それをつくるために、試金石としての
ろう者ネットワーク(ろう者特区の前身的
存在)をつくる。
そして、他の障害者の特区ともネットワーク
を結んで、共に事業を成長させていく。
障害者特区ができれば、いろいろな問題
が解消すること間違いなし、だと思う。
障害者企業家も、ネットワークをつくって、
将来につなげていってほしい。
これは無理か? それとも出来るか?





〔参考情報〕


障害者を雇用したいが、資金面で悩む方へ。

『障害者雇用助成金のこと
 - 障害者を雇用して事業を行う方へ』
〔2015-02-24 18:30〕




なお、聴覚障害者を雇用した事業者に対し、
聴覚障害者の就労後サポートをしてくれるのが、
次の事業だ。
この事業所に相談・依頼すれば、
企業には「負担」と思いがちな、
聴覚障害者への合理的配慮を無料で行ってくれる。

『聴覚障害者ジョブコーチ制度』
〔2014-08-03 18:30〕



知らないと損をしてしまうほどの、貴重な情報だ。
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by bunbun6610 | 2015-09-05 22:15 | 就労前の聴覚障害者問題A

なぜ外国人店員のいるコンビニの店内は汚いのか


最近の東京では、コンビニエンスストアで
外国人店員をよく見かける。
セブンイレブンやファミリーマート、ミニストップ
などで見かけている。
マクドナルドでも多い。

彼らはどうも、日本語はわかるらしい。
コミュニケーションには問題なさそうだ。

障害者雇用を圧迫する原因の一つが、
この外国人雇用が伸びていることでは
ないだろうか。
それと、ヒト型ロボットの開発が進歩し、
これも障害者雇用よりも注目されてきている。
こうした環境の変化を見ると、どうも障害者
の雇用が拡大される見通しは、今後も暗そう
に思う。


あるコンビニに入ったら、気になることが
あった。
最近のコンビニの店内設計は、
お客様が自分で購入した飲食物をすぐに
飲食したり、雑誌等を読んだり出来る
スペースが設けられている。

だがそこを見ると、とても汚かった。

私の働いている職場では、私が清掃をして
いるが、こんなことは絶対にあり得ない。
なのに、彼らはなぜ、こうも平気でいられる
のだろうか。
脳ミソや神経が違うのだろうか。
心も違うのか。

店主の従業員への教育が徹底していない
ために、労働者の質が著しく低いことを
意味しているのではないだろうか。

しかし、私の会社でも、障害を持つ人に
対してまで、教育が徹底している、
ということはない。
ハッキリ言って、障害者雇用にはどこの企業
でも、それを対象とした差別があるので、
教育の質も当然、健常者に向けたものより
劣っていることは事実だ。

ではなぜ、私が清掃するときれいになるの
だろうか。

その答えは、「自分史」というものの中に
存在するだろう。
きっと、すばらしい自分史を持っている人
ならば、健常者だろうと障害者だろうと
外国人だろうと、きちんとした仕事ができる
はずである。

自分史は、自分でつくるものだ。
だが良い自分史をつくりあげるには、
人から良い影響を受けなければならない。

「人間」という言葉の中には、そういう意味も
含まれていると思う。
どんな人でも、人は一人で生きているという
ことはないのだろう。
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by bunbun6610 | 2015-07-13 20:52 | 就労前の聴覚障害者問題A

『「うちは障害者を差別しない・・・」という頑な会社』

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/36701307.html


炎のジョブコーチ
『「うちは障害者を差別しない・・・」という頑な会社』
〔2015/7/12(日) 午前 6:39〕


「うちは障害者を差別しない・・・」

という会社が稀にあって、障害に関係なく平等に扱う
として、エラくハードルが高く大変な職場があります。

なんか勘違いの平等の考え方みたいなところが
あって、何度となく配慮をお願いしても、
それはできません、
逆差別では、なんて頑なに言われます。

一見、「差別しない」という言葉は、正論で正しい
言葉に聞こえますが、それは障害のない人にとって
の制度・環境・しくみが基準になっていることが
多かったりします。

稀にですが、そんな会社があったりして、しかし、
よくよく考えると、それは「会社」でなく、「その人」
の考えだったりします。
その人が職場のマネジャーや担当なら、ハズレくじ
を引いた感じなのですが。
最近は、ハズレくじと諦めず、「その人」はどうして
頑ななのか、を考え、どうしてそのような考えに
至ったのか、さらに、どうすれば「理解」に関心が
向くのか考えるようにしています。
それは時間がかかる地道な支援になりますが。

そのような中で、世間話をしながらも、回を重ね、
少しずつ頑なさが変化していったりします。
そんな時に、ああ自分の仕事はこういう仕事
なんだ、と思うことがあります。




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やっぱりこの話も出てきたか。



〔関連記事〕

『『これはパワハラですか?』』
〔2015-07-10 19:30〕





ハローワークの専門援助第二部門で、
障害者雇用枠の求人票を探していると、
時々ものすごくハードルが高そうな職種・仕事内容
が見つかる。

試しに職員のところに持って行き、紹介を頼むと、
あっさりと

「これは難しいわよ」

と言う。
何せ、30人応募者がいても全滅というデータが出る
くらいなのだから。
給料は月額29~50万円とか、障害者雇用では
ありえない額。
当然、ダミー求人票ではないかと疑われる。

そんな求人票を出していたのは、確かインドの
コンピュータ会社「タタ」だったと思う。

「アディーレ法律事務所」も、えらくハードルが高い
求人らしい。


『障害者雇用 - 弁護士法人アディーレ法律事務所』
〔2015-04-28 19:30〕




そこまででなくとも、求人票に書いてある仕事内容
では簡単な仕事だったのに、応募し面接まで受けると

「パソコンは出来る?
エクセル・ワードは出来るよね?
他にできることは?」

と、どんどん要求が上がっていく会社もあった。
それで最終的に「能力不足」と判断されたようで、
落選になった場合もある。

もともと求人票には、そんな条件までは書いて
いなかったのに。

「トイレのトイレットペーパー交換」

とか

「備品の補充」

といった仕事内容だった。
それなのに、面接に行ってみるとパソコン・スキルが
要求されるというムチャクチャさ。
知的障害者を採用したいのかと思っていたが、
どうやらそうではないらしい。
企業は何を考えているのか、さっぱりわからない。


炎のジョブコーチさんが書かれているような

「ウチは障害者を差別しない」

と、自社ホームページで公言していた法定雇用率
違反企業もある。
それが「日本サード・パーティ」という企業だ。



『法定雇用率違反企業の公表データ』
〔2012-02-20 19:39〕




『障害者雇用 ― 日本サード・パーティ株式会社』
〔2013-11-04 19:00〕





日本サード・パーティ株式会社
「障がい者採用」
http://www.jtp.co.jp/recruit/list/disability/

より引用。

「JTPは国籍、年齢、もちろん性別が理由で採用に
不利なることは一切ありません。
男女の区別はしますが、差別はまったくありません。
これは障害者の方についても同様です。
大切なことは、創業の理念に賛同し、ともに会社の夢、
自分の夢を実現することにあります。
ハンディを乗り越えて、国際社会で活躍すること、
これが我々のあるべき姿であると考えています。」

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by bunbun6610 | 2015-07-13 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

凋落(ちょうらく)のマクドナルド

新宿でマクドナルドをよく利用する。

その日は、また別の外国人が働いているのを
見かけた。
日本人男性のマネージャーらしき人も一緒に
働いていた。
この店舗には、結構多くの外国人が在籍して
いるらしい。

この日は、褐色の肌色の男性外国人(ブラジル
系かネパール・インド系など)と、黄色系外国人
(中国系か?)がいた。

注文カウンターで順番を待ち、そして注文後
も商品が出来るのを待っている間、外国人の
働きぶりを見ていたら、仕事の要領がすこぶる
悪いことが分かった。

褐色系外国人は注文を取るだけの仕事をしていた。
次々と注文を取っていたところまではよかった。
しかし、お客が途切れると、することがなくなって

「どうしたらいいのか」

わからなくなってしまったようだ。

中国系らしき女性は忙しそうにあちこち動いているが、
商品を持ったままどこのトレイに置けばよいか、
迷っている様子だった。

マネージャーらしき日本人男性は、マイペースで
商品の準備に取り掛かっている。

褐色系はそのうちに、注文が決まったトレイに
ドリンクを載せ始めた。
ドリンクだけ3人分を一気にやっていた。

私はそれを見て


「それ、違うだろ?
アンタが注文を受けた列だけで、今3人もお客さん
が待っているんだよ!
一つずつ、順番に商品を準備してお渡ししていく
のが、アンタの仕事じゃないのか?
お客さんをこんなに待たせて、どう思っているんだ?
自分のやりやすいようにやるのが仕事では
ないんだよ!
『スマイル=0円』だってないじゃないか!

中国系も何やっているんだ!
日本人マネージャーも、どうしてこんなに教育不足
で現場に出して、平気な顔をしていられるのだろうか?
恥ずかしくないのか?」

私は、怒りを抑えながらも、待たされていたので、
不快感でいっぱいだった。
そして、日本人でも障害者を雇おうとせず、
逆にこんなレベルの低い外国人を雇っている
日本マクドナルド(代表取締役社長兼最高経営責任者
(CEO);サラ・L・カサノバ)が、許せなくなってきた。
これは「障害者差別」以外に、考えられない。

私はもう我慢の限界を超え、怒りが頂点に達した。



『障害者雇用 - 日本マクドナルド株式会社』
〔2015-04-17 18:30〕

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by bunbun6610 | 2015-05-20 19:00 | 就労前の聴覚障害者問題A

聴覚障害者と精神障害者にある“就労格差”

就労移行支援所ウイングル


精神障害者が就労可能な職種を調べてみると、
聴覚障害者よりもずっと幅広いことがわかる。

これは

「精神障害者のほうが、性別や年齢層も幅広く
対応可能な職種が選べる」

ということなのだ。
明らかに、聴覚障害者と比べると精神障害者のほうが、
就職に有利な状況だ。

精神障害者は、元は健常者だったのだから、
能力があるだけでなく、元々は優秀な人も多い。

一方、聴覚障害者の場合は、そうはいかない。
聴覚障害者にも後天性の人は優秀な人もいるが、
先天性、後天性に関わりなく、そのハンディを受けて
きたことによる損失は大きい。

リハビリや、障害の克服にも、かなりの時間を費やす。
企業からは、単純労働であるにもかかわらず

「耳が聞こえない、不自由」

なだけでも、厄介者扱いされてしまいやすい。
給料の安い、単純労働の仕事を探すだけでも、
非常に苦労するのである。(※)


(※)
詳細は、当ブログ・カテゴリ
『就職活動・離職』の中の記事

『障害者雇用 -●●株式会社』

を参照。



健聴者社会の中で共存していくためには、
致命的な弱点があることから、企業も

「精神障害者のほうが遣い易い」

と考えているのだろう。

精神障害者には特に、何も配慮などする
必要がない、と考えているのだから、
当然と言えば当然である。

実際に、精神障害者本人と、次のような話をした
こともある。


『障害者対談;『障害者の就職問題』』
〔2014-12-07 18:30〕



どれほどの違いがあるのか、わかるだろう。


ウイングルが紹介した就職企業一覧には、
聴覚障害者の応募を拒否した
日本ハウズイング株式会社(※)もある。


(※)
『障害者雇用 - 日本ハウズイング株式会社 池袋支店』
〔2015-04-12 18:00〕



精神障害者の雇用実績のある企業で、
聴覚障害者は応募不可になっているのだ。


と言うことは、残念なことだが、例え聴覚障害者
にも能力があっても、企業は耳の聞こえる精神
障害者を選ぶのだ。

こうした就職差別があっても、健聴者は決して

「聴覚障害者いじめ」

ではないと言うかもしれない。
だが聴覚障害者にとっては、いじめにも等しい
ものなのである。

批判などしても、何もならない。
しかし、黙っていても、何もならぬだろう。

これをどのようにして変えていくべきか、
これからも諦めず、考え続けてゆきたい。
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by bunbun6610 | 2015-05-07 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

「平成27年5月1日から特定求職者雇用開発助成金の支給要件を変更する予定です。」

〔関連記事〕

『『障害者トライアル雇用』とは』
〔2015-04-21 18:30〕




【追記】(2015年4月25日)


特定求職者雇用開発助成金
(特定就職困難者雇用開発助成金)


以下、「特求助成金」と略す。



〔改正情報〕

『「特定求職者雇用開発助成金」 の支給要件を
変更する予定 ... - 厚生労働省
(Adobe PDF) - htmlで見る』





「平成27年5月1日から特求助成金の支給要件を
変更する予定です。」


「助成額の変更(中小企業事業主)
平成27年5月1日以降、対象労働者を雇入れる場合。

リーマンショック後の雇用情勢の悪化によって、
引き上げていた中小企業事業主に対する助成額を
当初の額に戻します。
また、障害者については、助成対象期間を延長します。

※ 中小企業以外の事業主に対する助成金の額や
助成対象期間は変更ありません。」



つまり、全体的に支給額が下がるのだ。

変更前と変わらないのは

「重度障害者等(重度障害者、45歳以上の障害者、
精神障害者)」

だけだ。

やはり、この辺りの障害者となると、初めから雇用
されにくかったり、使い捨てされてきたというハンディ
もあるため、就職困難者、常用雇用とされにくいこと
などが改善されていないからなのだろう、と思われる。

当ブログの『障害者雇用 - ●●株式会社』という
タイトルの記事に、実際の求人票と体験談を載せて
いるが、採用まで至らないケースが圧倒的に多いのも、
そのためだろう。

この対象者まで助成金額を下げたら、ますます難しくなる。
これには、障害者手帳2級以上のろう者も対象である。



今度の改正で気になる点もある。

障害者の雇用率は若干アップしてはいるものの、
1.6%台で伸び悩んでいることは間違いないと思う。
その間、法定雇用率が2.0%に引き上げられて、
雇用義務の対象企業も広がったのだから、
罰金総額は増えたはず。

それなのに、なぜ減額されるのだろうか?
増収分は、何に遣われるのだろうか?

助成金のうま味が減れば、以前と同じように

「障害者を雇うより罰金を払ったほうがマシ」

と考える企業がまた増えるかもしれない。
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by bunbun6610 | 2015-04-25 08:49 | 就労前の聴覚障害者問題A

『障害者トライアル雇用』とは

『障害者トライアル雇用(制度)について』


(注;トライアル雇用をはじめ、障害者雇用助成金は、
働く障害者がもらうお金ではなく、企業がもらうお金です。
誤解なきようお願いします。)



障害者手帳を持っている障害者で、障害者枠求人票を
探したい場合は、ハローワークの専門援助第二部門
へ行く。

障害者枠のほとんどの求人票は「特定求職者雇用開発
助成金」(※1)
(以下、『特求助成金』と略す)の対象者を
募集する求人だ。


(※1)
厚生労働省
 『特定求職者雇用開発助成金
(特定就職困難者雇用開発助成金)』




ただし、ハローワーク職員の話によれば、なかには

「まだ助成金のことをよく知らない企業も少なくない」

と言う。
それで、その条件を満たせない求人票も存在するわけだ。

そうした会社の場合は、残念ながらほんの少しの差で、
大きな特求助成金がもらえないことになる。


求人票は、あくまでも参考資料だから、採用が決まったら、
その企業と入社前によく確認しておくとよい。
企業へ面倒をかけることになるが、『内定通知書』や『雇用
条件明示書』を出してもらう方法もある。

普通は

「雇用条件は、この求人票の通りでしょうか?」


と、口頭で確認すればよい。
しかし、後になって

「条件が違う」

となった場合もある。
その場合は、いつでも辞めて構わない。
ハローワークからも、そうアドバイスされているから、
これは本当の話だ。

ただし、自分から辞めたことになるので、残りの失業手当
(給付期間)があっても、もらえなくなるおそれがある。
結局は、企業だけでなく、労働者(求職者)も損するので
ある。
だから、入社前に確認して、こうならないようにしておいた
ほうが賢明である。


さて、トライアル雇用制度についてだが、正式には
『障害者トライアル雇用奨励金』(※2)と言うらしい。
これも長いので、以下は「(障)トライアル」と略して書く
ことにする。


(※2)
厚生労働省
『障害者トライアル雇用奨励金』

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/shougai_trial.html

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/dl/koyouantei_05.pdf


また

『障害者短時間トライアル雇用奨励金』


という短時間トライアル雇用の制度もあるが、
これは当ブログでは説明しない。
私も経験がないからだ。
短時間の場合は、月額最大2万円の助成金
(最長12カ月間)しか出ない。



(障)トライアルは、私も以前に利用したことがある。
現在のこの制度については、厚生労働省のホームページ
を見ていただきたい。
制度は古くなっていくにつれて、一部改正や廃止もある
ようなので、最新の情報は常にホームページで確認して
下さい。

私がこの制度を利用したのは、もう5年ぐらい前のこと
だった。
その時の話なのであるが、特徴や利用のしかたなどは、
次のようになっていた。


『障害者雇用助成金を飲み代に遣ってしまう会社』
〔2012-02-21 20:05〕



『作業系の仕事には脱水症状に注意を』
〔2013-08-02 18:00〕




なお、もしも過去に不正等があった企業の場合は、
受給できない。

『各雇用関係助成金に共通の要件等』



残念ながら、トライアル雇用助成金制度の主旨に
反した使い捨て雇用の事例も、なかにはある。


『障害者を使い捨て雇用する企業の特徴』
〔2012-02-21 20:25〕




【雇用(試用)期間が原則3カ月となっているので、
障害者に有利】


会社のなかには

「障害者雇用を試してみてもよいが、
(試すのは)1カ月か2ヵ月だけならば・・・」

というところもある。
しかし、これでは適応にもっと時間がかかる障害者は
結局、受け入れられないことになるケースもある。
だから、それを防ぐ効果が、この制度によって期待できる
可能性があるのだろう。
つまり、障害者に有利な条件となるのだ。

企業側にとっても、短期雇用であっても助成金が支払わ
れるのだから、一定の負担軽減にはなる。
このように、一応は双方を考慮しての制度だと言える。

しかし、障害者雇用だと、トライアル求人票はほとんどなく、
特求助成金を狙った求人票が圧倒的に多い。
これは特求助成金のほうが、助成金額が大きいからだと
思う。

しかし、特求助成金のデメリットは試用期間を条件設定でき
ても、もしその試用期間で障害者に辞めてもらうとなれば、
助成金は結局、一円ももらえない。
特求助成金の場合は5ヵ月後になって初めて、ハローワーク
(東京労働局)側が助成金支給のために動いてくる。
つまり、トライアルよりも、もっと時間がかかるのだ。

一方、トライアルの場合は、その終了後に申請でき、
受給できる。
しかも、このトライアル終了後に本採用するとなり、さらに
特求助成金対象者であれば、特求助成金ももらえることになる。
つまり、ダブル受給が可能である。
受給期間は3カ月プラス2年(最長)にも及ぶ。
そしてさらに、東京都の場合は、独自の障害者雇用助成金
制度もあったりする。(※3)



(※3)
『障害者雇用助成金の問題点』
〔2012-02-01 19:47〕
〔参考3〕
『東京都中小企業障害者雇用支援助成金』



東京都 TOKYOはたらくネット
『東京都中小企業障害者雇用支援助成金
~障害者の雇用継続を支援いたします~』



障害者雇用助成金はトライアルから始めれば、
受給総額は雪ダルマ式に増えていくことになる。


これはハローワークから確認済みの話だから、
障害者企業家も障害者を雇用する事業を始めたい
場合は、是非覚えておきたい労務知識
だ。

この最長受給システムを利用するには、最初はトライアル
を利用するのが手順だということぐらい、誰にでもわかる
だろう。
最初にトライアルを利用しなかったら、その分は取れなく
なってしまう。



【障害者の採用率が若干、高くなる】

トライアルと比べて特求助成金対象の雇用だと、最初は
1~6カ月間程度の試用期間があるのが普通である。
なかには「試用期間なし」の雇用契約(求人票)もあること
はあるが、選考が大変厳しく、採用になることはほとんど
ない場合も珍しくない。
だから、それに比べるとトライアルの方が若干だが、
採用率が高くなるようだ。



また、試用期間が3カ月つくと、「試用期間なし」より劣る条件
と思いがちだが、必ずしもそうとは限らない。

例えば、もしも1カ月では到底覚えられない、慣れないような、
全く初めての仕事内容だったら、やはり最大設定の3カ月間
になっていたほうがいいだろう。
また、企業にも、その障害者特有の障害特性を理解し、
その障害者の遣い方を固定できるようになるまで、時間が
かかると思う。
その分は助成金で、ある程度の保障をしてくれるというわけだ。
つまりこれは、障害者に有利な条件だと言える。

しかも、能力が認められれば、3カ月も経たぬうちに、
本採用に至る例もあった。
その場合は、トライアル雇用期間は、短縮することもできるのだ。
「原則3カ月間」というのは、別に3カ月間が義務と
いうのではなく、早く特求助成金に移行してもよいわけだ。

ただし、3カ月未満で会社都合で辞めさせるようなことが
あると、トライアル助成金はもらえない。
だからこれも、障害者に有利に働くのである。

一方で、労働契約内容の途中変更にも自由度があることが、
トライアルの魅力だろう。
企業にとっては、まずは試用期間(トライアル)で
労働者の様子を見てから条件を固定できるので、
そのほうがいいと思うだろう。
これだけでも、障害者の職場定着への一歩として、
有難いことなのである。


トライアル制度によって、障害者に有利になるのはいいが、
企業にリスクや負担になるのはよくない。
そこでハローワークは、トライアルを利用する企業に対して、

 月額4万円 × 3カ月分 = 12万円

のトライアル雇用助成金を支給している。
これは最低賃金で週20時間の試用ならば、
労務費の約50%に相当する助成額になる。

ただし、これを貰うには他にも条件がある。
企業にとって大事な点であるから、まとめておこう。


 ・対象者が週20時間以上、その事業所で働いていること。

 ・対象者を3カ月間雇用したこと。



対象者の要件は次の通りである。

1 対象労働者
次の[1]と[2]の両方に該当する者であること
[1]継続雇用する労働者としての雇入れを希望している者
であって、障害者トライアル雇用制度を理解した上で、障害者
トライアル雇用による雇入れについても希望している者

[2] 障害者雇用促進法に規定する障害者のうち、次のア~エ
のいずれかに該当する者

 ア 紹介日において就労の経験のない職業に就くことを希望
する者

 イ 紹介日前2年以内に、離職が2回以上または転職が2回
以上ある者

 ウ 紹介日前において離職している期間が6カ月を超えている者

 エ 重度身体障害者、重度知的障害者、精神障害者



上の条件から、聴覚障害2級以上のろう者は対象者となる。

それと、トライアルで採用し、受給する場合は、障害者トライアル
雇用の求人票を出していなければ適用されない

これも企業は注意する必要がある。




「対象となる障害者を3カ月雇用した後は、どうなるのか?」

と思う方も多いと思う。
トライアルが終了した後は、勿論企業側も、そして障害者も
自由である。
企業がその障害者を本採用したいと思えば、その雇用契約
を結べばよい。
一方、障害者も、引き続き働きたいと思えば、そう申し出れば
よい。

ただ注意することがある。
トライアル雇用の求人票は、あくまでもその場合の雇用条件
である。
その後に結ぶ雇用契約がどうなのかは、自分でよく話し合って
確認しなければならない。
聴覚障害者ならば、この時ばかりは大事な話だから、場合に
よっては通訳がいたほうがいいかもしれない。
そこが障害になり、後で「言った」「言わなかった」の労使間
トラブルに発展してしまうことも、ありえる。

私の場合は最終的に、3カ月間のトライアル終了後に、
更新契約の拒否権を行使した。


こうなってしまう場合もある。
だから企業と障害者はフェアだと言える。

ただし、自分から辞めることになるので、失業給付受給期間中
にこれをやると、その後の失業給付はすぐにはもらえなくなる
可能性がある。

もし自分から契約更新を拒否したのではなく、会社が拒否した
場合は、その後の失業給付が残っている限り、再びもらえるので
心配しなくてもよい。
だから自分が本当にその仕事がしたいのならば、トライアルという
条件でも挑戦したほうが有利だということが、わかるだろう。
反対に、自分がやりたくもない仕事ならば、やらないほうが賢明だ。


『作業系の仕事には脱水症状に注意を』
〔2013-08-02 18:00〕



だから、せっかく仕事に慣れてもらったところなのに、
障害者のほうから辞めてしまった、ということもあるのだ。
企業にとって、このリスクを恐れるから、トライアルが不人気
なのではないか、と思われる。
しかし、実を言うと、障害者が辞めてしまうのは特求助成金
の雇用でも同じだ。
企業が単に、勘違いしているだけに過ぎない。



【ハローワークとQ&A】

Q;「トライアルと特求助成金を、ダブルで受給することも可能
ですか?」

A;「できますよ。
トライアルは、その求人票で採用されることが条件。
企業がハローワークへ、その求人票を出す必要がある」



Q;「従業員数が少ない個人事業でも、障害者を雇えば、
助成金はもらえますか?」

A;「一人でも雇えば、要件を満たせばもらえます」



Q;「従業員が50人以上の事業所から法定雇用率を守る
義務の対象になりましたが、それ以下の事業所でも、
障害者を一人でも雇えば本当にもらえるのですか?」

A;「勿論です」



Q;「トライアルの後、会社が本採用をハローワークにも
伝えれば、自動的に特求助成金へ移行するのですか?」

A;「①トライアルは終了後に、支給申請する必要がある。
②週30時間以上の所定労働時間で雇用する旨、
ハローワークで紹介した場合(求人票に明示する必要)

特求助成金は、この要件を満たしていれば、本採用開始日
から5カ月ぐらいすると、東京労働局より、支給申請の案内
が企業に郵送で届く。
本採用も、週30時間以上の所定労働時間が要件である。

注意したいのはココである。
トライアルの週所定労働時間数は20時間以上だが、
特求助成金は30時間以上である。
雇用契約を結ぶ場合には、不足しないようにしなければ
ならない。




Q;「特求助成金の場合、平成27年5月1日以前に雇入れた
場合は、旧制度のまま運用されるのでしょうか?」

A;「その通り。
ただし、トライアルは4月1日に変更されました。
最新情報は、厚生労働省ホームページで確認して下さい」



Q;「新しく設立する会社の場合、何に注意しなければ
なりませんか?」

A;「トライアルの開始から、雇用保険に加入していなければ
なりません。

雇用保険適用事業所設置届の手続きをして、トライアルで
雇った人を雇用保険に加入させます。
その為に、雇ったら ①労働基準監督署で手続きをする。
②ハローワークでも手続きをする。
これも忘れないようにして下さい」



Q;「助成金の申請や手続きって、面倒ではないのですか?」

A;「いいえ、全然簡単ですよ。
トライアル後、本採用にしたら、そのままでよい。
ハローワークには「本採用した」と伝えるだけで、後は特求助成金
も自動的に行われる。
(ただし、ハローワークから連絡が入る場合あり)」



Q;「それではなぜ、助成金制度を利用しない企業が
あるのですか?」

A;「一番の理由は、その企業が助成金制度の
ことを知らないからだと思います」




〔関連情報〕

『障害者雇用助成金のこと
 - 障害者を雇用して事業を行う方へ』
〔2015-02-24 18:30〕






以上、トライアルについて述べてきたが

「将来、聴覚障害者を中心に集めた会社を経営したい」

と思っている聴覚障害者もいることと思う。
「聴覚障害者版サムハル」も、その方法の一つだ。

それへの参考になるかと思う。

私は、サムハルは決して“使い捨て雇用”ではないと思う。
障害者を戦力化するために、育てる企業だからである。
日本のような、障害者を使い捨て雇用し、
ダメにしているのとは違うのである。
そこが、スウェーデンと日本との違いではないか。

トライアルは所定労働時間数が週20時間の要件を
満たしていればよいので、これはハッキリ言って、
求職者には魅力がない話だろう。
生活してゆくには明らかに収入不足だし、
社会保険にも入れない。
3カ月働いてもダメだったら、失業給付も難しい。

仮にもらえたとしても、失業給付の算定方法は、
退職前1年間の給与平均額をもとに計算するから、
トライアルをしたら、かなり下がってしまう。
それで、トライアルをやるくらいだったら、
働かないほうがマシだ、と思うのが当たり前だろう。

(しかし、このデメリットを解消する方法は、
ないことはない。
週30時間の所定労働時間で、トライアル雇用を
設定すればいいわけだ。
最低所定時間を満たしていれば、時間の制限はない。)


労働者側にもそうした不安材料があるので、
あくまでも、採用したら問題がない限り、
継続雇用する意志のある場合に限る。

もし、しっかりと働ける障害者ならば、労働者の
心情にも配慮して、なるべく早期に本採用の話し
合いをし、遅くとも3カ月後には移行することを
原則約束するようにしてほしい。
障害者の声も聞いて、その後の職場環境の整備に
ついても、話し合ってみてほしい。
そうしないと、折角優秀な障害者が入社しても、
トライアル期間だけで辞めてしまう場合もある。
その結果、ダメな障害者ばかり残ってしまうから、
ダメな職場内障害者授産施設になってしまうのだ。

あるいは、障害者は在職中に転職先を見つけて、
辞めていってしまうのがオチになるだろう。
優秀な障害者が流出してしまうのを防ぐためには、
トライアル期間中によく話し合うことが大切だ。

反対に、もしやる気のない障害者だったならば、
トライアル期間だけの“最初で最後のチャンス”
で十分ではないか。

日本のように、特求助成金目当てで2年もダラダラと
雇用しているから、甘えてダメになる障害者が増えて
しまうのである。
企業はもういい加減に、下のような『職場内障害者
授産施設』をやめるべきだ。



『ダブルカウント障害者を安易に雇うだけの企業』
〔2013-12-05 18:30〕





『職場内障害者授産施設 第二篇
 (29)遅刻癖が治らない精神障害者』
〔2015-02-06 22:05〕





『職場内障害者授産施設 第二篇
 (20)仕事の割当をじゃんけんで決める職場』
〔2014-12-19 18:30〕





『職場内障害者授産施設 第二篇
 (18)遅刻してもいい会社は、良い会社か?』
〔2014-12-08 18:30〕





『職場内障害者授産施設 第二篇
 (15)非常識な新人障害者』
〔2014-11-29 18:30〕





『職場内障害者授産施設 第二篇
 (14)度が過ぎた特別扱い』
〔2014-11-04 18:30〕





『職場内障害者授産施設 第二篇
 (8)すぐタバコへ逃避する精神障害者』
〔2014-10-03 18:30〕




『職場内障害者授産施設
 (4)過剰すぎる「特別扱い」』
〔2013-09-05 18:30〕




『職場内障害者授産施設
 (3)本当にうつ病障害者? 病前性格のワガママ障害者?』
〔2013-09-04 18:30〕







実際のトライアル雇用求人票の事例も、下に紹介したい。


==========================


求人票(フルタイム)(障)

紹介期限; 平成27年6月30日

求人番号; 11020-3467851


〔1.求人事業所名〕

事業所名; 株式会社ロフティー
 人材ソリューション事業部 熊谷営業所

所在地; 
〒360-0813
埼玉県熊谷市円光1-1-3

就業場所; 事業所所在地に同じ 転勤の可能性なし

JR高崎線・熊谷駅より太田行きバス「西箱田」下車
 徒歩1分


職種; (障)一般事務

〔2.仕事の内容等〕

仕事の内容; 
◎以下の事務業務となります。

 ・請求業務、請求書作成

 ・給与計算、給与明細発行

 ・契約書作成
 (決められたフォーマットに入力をする業務)

 ・その他、入力、書類整理作業

◎障害者トライアル雇用


雇用形態; 正社員以外 フルタイムパート

雇用期間; 雇用期間の定めあり
3ヶ月
契約更新の可能性あり(原則更新)

学歴; 不問

必要な経験等; 不問

必要な免許・資格; 不問

年齢; 不問


〔3.労働条件等〕

賃金; 160000~184000円(月額換算)

賃金形態; 時間給 1000~1150円

通勤手当; 実費(上限あり) 毎月10000円まで

昇給; あり 
(ベースアップ込みの前年度実績
 月あたり 20~50円/月)

賞与; なし

加入保険等; 雇用 労災  健康 厚生

退職金制度; なし

就業時間; (1)9:00~18:00

就業時間に関する特記事項; 

時間外; なし

休憩時間; 60分

休日等; 土日祝 週休二日制 毎週

休日 その他の場合; 夏季休暇(3日) GW
年末年始(12/31~1/3)

6ヶ月経過後の年次有給休暇日数; 10日


求人条件特記事項;
・試用期間3ヶ月(時給900~1050円)
トライアル期間中(時給900~1050円)

・毎月の賃金は時給1000円~1050円×就業時間
8.0h × 月平均労働日数で算出してあります。



〔4.会社の情報〕
事業内容; 人材派遣業

会社の特徴; 会社創立以来、確実に業績を
伸ばしております。
多様化するお客様ニーズに対応すべく、
人材サービスの総業企業として、人と企業に関する
あらゆるコンサルティング事業に取り組んでおります。

定年制; あり 一律60歳  勤務延長; なし
再雇用; あり 

育児休業取得実績; あり

介護休業取得実績; なし

看護休暇取得実績; なし

年間休日数; 124日

就業規則; あり


〔5.選考等〕

採用人数; 通勤 2人

選考方法; 面接

応募書類; ①履歴書(写真貼付) ②職務経歴書
③ハローワーク紹介状  求人者の責任にて廃棄

選考結果; 7日後

結果の通知方法; 電話

試用期間; あり 3ヶ月
(労働条件変更あり 時給900円~1050円)


〔備考〕
・エレベーター; 無   ・建物内車椅子移動; 可
・階段手すり; 無   ・トイレ; 洋式
・出入口段差; 有(3cm)   ・事務所は平屋です


*ハローワーク熊谷から;
求人票は雇用契約書ではありません。
採用時には必ず労使で労働条件を確認し、
使用者は労働者に「労働条件通知書」を交付して下さい。 i1



==========================





【追記】(2015年4月25日)


『「平成27年5月1日から特定求職者雇用開発
助成金の支給要件を変更する予定です。」』
〔2015-04-25 08:49〕

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by bunbun6610 | 2015-04-21 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

聴覚障害者との面接方法には、どういう方法があるか - 好事例紹介

聴覚障害者対応の好事例
『ある会社面接での筆談対応』


聴覚障害者への面接には、
必ずしも手話・要約筆記通訳を用意しなければ
ならない、というわけではない。
特に、音声言語を話すことや、筆談には問題
がない聴覚障害者の場合は、通訳を用意する
代わりに、別の方法で面接を問題なく行っている
企業もあった。
だから、方法は筆談など、他にもいろいろある。



<事前にワードで作った質問用紙等を用意
しておく方法>


ある会社の筆談対応は、珍しい方法だった。
会社として必須説明するコミュニケーション
内容や質問等は、予めパソコンで文字情報
をつくっておき、プリントアウトする事前準備
をしていた。
それを面接本番で紙芝居のようにページを
めくりながら読み上げ説明していたので、
私も十分に理解できた。
イレギュラーな質問や説明をする時だけ、
筆談でやりとりをした。
だから問題はなかったし、時間もそれほど
かからなかった。
このような方法で面接した場合、実際に採用に
なることがよくあった。


「(能力のある求職者ならば)
聴覚障害者も雇用する意志がある」

ことを会社側も積極的に表しているわけだから、
当然だろう。


このような方法は警察署の障害者採用試験
でもあったのを覚えている。
筆記試験で通訳者同行は拒否されてしまう。
これは、不正を防ぐためでもあるので、
当然だ。
だから

「試験方法や注意事項など」を説明する時の
音声説明の代替手段として、
このような情報保障をしていた。
聴覚障害者雇用に前向きな事例だと思われる。


ヘレン=ケラーの場合は、大学入試の時、
この方法で指話法とタイプライター、
声などを用いたらしい。(※)


(※)
『『ヘレン=ケラー自伝』
(ヘレン=ケラー/著 今西祐行/訳)
(3/5)サリバン先生②』
〔2014-05-03 20:00〕
『大学受験』


を参照。







<パソコンの画面に文字を打って、デスクトップ
上に表示し、コミュニケーションをする方法>


これは、パソコンを使って、音声の代わりに、
文字を表示する方法だ。
当然、日本語が分かる聴覚障害者が対象となる。
受験者にとっては、パソコン通訳と同じ効果が
あるので、この方法を使えば通訳者は不要に
なるのだ。

デスクトップ上は、黒背景に白文字を出すように
設定すると、どの方向からも見やすくなる。
フォントサイズも36以上に設定すると、
複数の面接官がいても、誰にでも見やすくなる。




しかし、会社の人事部がどんなにこうした配慮を
実現し、そして聴覚障害者の採用に成功したと
しても、実際に配属される現場で、そこの人たち
が聴覚障害者に何も配慮しなかったら、聴覚障害者
はすぐに辞めてしまう場合もあるだろう。

私の経験を正直に話すと、そういうことが実際に、
山ほどあったのである。
勿論、現場の人たちは私に直接

「辞めないで欲しい」

と言っていた。
それは働く聴覚障害者の能力ではなくて、
むしろ健聴者のコミュニケーション方法が
問題だったといえる証拠だ。

だが、聴覚障害者にとってはその一番肝心なことを、
健聴者がわかっていなかったのである。
そういう行き違いが、これだけ進んだ社会
(本当は進んでいない?)でも、山ほどあるのである。

だから、こうした配慮方法を知っておくべきなのは、
何も人事部の人だけではない。
障害者と関わる可能性のある社員全員が、
理解しておく必要がある。
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by bunbun6610 | 2015-04-16 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

障害者雇用ビジネスは存在するか?

『障害者雇用ビジネスは存在するか?』

『障害者雇用だけでも、ビジネスになる?』


いろいろな噂が流れているようだ。

生活保護受給の対象者を狙った『貧困ビジネス』
は、すでに存在しているらしい。(※)



(※)
『『正直者にやる気をなくさせる?!
 福祉依存のインモラル』(片山さつき/著)(2/4)』
〔2014-03-02 18:30〕




それなら、障害者雇用助成金の対象者を狙った、
“障害者雇用ビジネス”があっても、
おかしくはないだろう。


障害者雇用ビジネスの場合、その一つは、
某障害者団体が、所属する障害者などに
就職斡旋している、というものだ。

団体は企業との間に直接には関わらない、という。
団体は障害者を企業側に紹介するだけで、
後はハローワーク経由で、企業と求職者同士で直接、
雇用まで進めていくそうだ。
つまり、適当な障害者を紹介するところまでの役割を、
障害者団体が担っているらしいのだ。

私は

「これでは、ハローワークで仕事探しするのと
変わらないではないか」

と言ってみた。
ところが、この話をしてくれた障害者団体の人が

「この方法だと、採用率は違いますよ。
コネがあるからです」

と言ったのだ。

まさか?!
本当なのだろうか?

ハローワーク経由にする、ということは、
結局は助成金がらみだと思う。

「なぜ、企業の助成金狙いを助長させるような
ことを、障害者団体が行っているのだろうか?」

と、強く疑問に思った。
だから、この話の信憑性は疑問だ。

しかし、もしもこれが事実ならば、
それもあってもおかしくはない。
もう、社会や企業の倫理観なんて、
完全に麻痺しているのだろう。

障害者だって、収入がなければ生活が出来ない。
だから団体としても、そのための苦渋の選択だった
のかもしれない。
助成金がらみでないと、障害者は就職できない
ことぐらいは、もう誰もが知っている。
その流れは、もう誰にも止められない。


それだけではない。
収入がない障害者が増えれば、その障害者団体の
会員数も、収入も減少してしまう。
つまり、その団体の存続すら、危うくなって
しまうのだ。
つまり、障害者団体と企業はグルになっても
仕方がなくなる。

想像だが、そんな流れが、もしかしたら本当に
あるのかもしれない。


もし事実ならば、このコネとは一体何なのだろうか?
そして、どうしてそれがあれば採用率が高くなる
のだろうか?


似たようなことがある。
障害者の就職斡旋を行っている、某企業の存在である。
この企業から実際に話を聞いたところ、
少し驚くことがわかった。

「ハローワークは無料ですが、当社は企業様
からの有料ですので、採用率が高いのです」

どうして

「採用率が高い」
(ハローワークとは違う)


のだろうか?


これは、先ほどの障害者団体仲介による
斡旋の話と、酷似している。
なぜなのか?

その狙いはやはり、助成金だろう。

企業が国から助成金をもらうためには、
ハローワークを経由しなくてはならないからだ。
斡旋会社が自分でカネを出せるわけがないのだ。

障害者だって、これにすがる以外に就職できる方法
がないから、黙認するに決まっている。
つまり、日本中の企業全体で、国にぶら下がっている
可能性がある。

あくまでも推測でだが、結論を言うと、
これは某障害者団体(あるいは就職斡旋企業)を通した、
障害者と企業との密約ということになる。

まず障害者と企業が面接し、口頭で密約を交わした上で、
ハローワークにカラの求人票を出してもらう。
勿論、その時に他の応募者が来ても、採用する気はない。
だから何人応募しても、誰も採用にならないわけだ。

「適当な人が見つからなかった」

「応募者が能力不足だったから」

などという「不採用の理由」説明も、ウソだろう。

実際に、“万年障害者枠求人票”が、ハローワークには
売れ残りのようにたくさんある。
もしかしたら、密約が成立するずっと以前から、
その求人票を出しっぱなしにしているのかもしれない。
求職者がハローワークで幾ら一生懸命に就職活動
をしても、無駄だというわけだ。

密約を交わした障害者は、企業から指示された求人票で、
ハローワークに申込みする。
そうすると、ハローワーク経由になる。
そういう密約があっても、不思議ではないだろう。


ハローワークには『特定求職者雇用開発助成金のご案内』
というパンフレットが置いてある。
それによると、次のことが書いてある。


「〈受給するための要件〉
以下のいずれにも該当しないことが受給するための要件
となります。
①ハローワーク等の紹介以前に雇用の予約があった
対象労働者を雇い入れる場合。」


つまり、上述したような“密約”で助成金をもらう行為
は違反なのだ。
だから、本当にやっているとは誰も思わないだろう。
しかし、それ以外に考えられるだろうか。
こういう禁止条項がわざわざ書いてあるということは、
実際にやる企業があるからなのではないだろうか。



二つ目には、障害者の就職斡旋を行っている
民間企業である。
この数は今、一体どれぐらいあるのだろうか。
かなり増えていることは事実である。

私も幾つかの斡旋会社に登録して、利用したこと
がある。
いい結果は得られなかったが。

その中の一社から、紹介があった。
以前にも紹介を頼んだが、その時は

「紹介しても、時期というものがありますから」

と言われた。

成功率は高いそうだが、企業の募集時期と
折り合いがつかないと、タイミング良く採用
とまではいかないようだ。

つまり、どこかの会社から欠員募集が出ないと
採用に結びつかない、ということだろう。
企業は障害者法定雇用率2%を達成すれば、
もう障害者は要らないのであるから。
それが、“障害者雇用枠”という意味なのだ。

企業の障害者雇用は助成金がらみということもある。

私はその会社の紹介を断ったが、雇止めが決まったため、
自分の失業時期を明かしていた。
すると、その時期が来るとまたすぐに、
幾つかの企業を紹介してきた。
しかもそれは全て、だいぶ前に紹介してくれた会社だった。

「この紹介企業はどれも、だいぶ前から障害者募集
していたよな。
ハローワークでの合同面接会でも、名を連ねていた。
それが、まだ一人も決めていないの?
本当に障害者を採る気はあるのかな?」

と思った。
そして

「やはり障害者雇用は、助成金がらみのほうが
いいからか?」

と思った。
その斡旋会社に

「何で、貴社だと採用率が高いのですか?」

と聞いたら

「ハローワークは無料ですが、当方では企業様から
お金をいただいています」

という回答だった。
これだけでは、そのカラクリが全然理解できない。

障害者雇用助成金は、ハローワーク経由でなければ
もらえない。
だから

「斡旋企業が独自でやる紹介を利用しても、
助成金が出なければ(成功報酬を払う)企業が損する
だけじゃないか」

という疑問が生じる。
本当は、これも密かにハローワーク経由にしてしまい、
助成金を得ているのではないだろうか?
そうでなければ、紹介会社に“成功報酬”を出す予算は、
どこから、どうやって出せるのだろうか?
そこまでするメリットは?」

という疑問が生じる。


実は、ある障害者から、こんな話を聞いたのだ。


『障害者の就労と障害者雇用助成金
 - 入社日をずらすテクニック』
〔2015-02-25 21:46〕



これは噂ではなく、本当の話だ。
こうやって、双方にメリットが生まれるほうが、
双方の利益になるからだ。
障害者雇用の成功率は、助成金にかかっている、
と言ってもいい。

つまり、結局は企業も障害者も皆、障害者雇用
助成金を食いモノにしている、ということになる。

もともとの元凶は、企業なのであるが、
今では障害者も内定を隠して、
就職祝い金をもらったりしているのだろう。


『助成金が社会を腐らせる』
〔2015-03-01 18:30〕



さらに、もう一つ聞いた話がある。
障害者自立センターのようなところに、
よく就労訓練や仕事センターみたいなところがある。
そこで聞いた話だ。

東京労働局(飯田橋)の仕事センター
(あるいは「東京しごと財団」だったか?)とかいう
ところに行くと、仕事を紹介してもらえるらしい。

そこの場合は、ハローワークとは違って、
民間企業に委託している紹介事業だという。

受託者、つまり障害者へ就職斡旋している業者へ、
東京都がお金を払って、障害者の就労へ結び付けて
いるそうだ。
何のお金なのかは知らないが、報酬ということに
なると思う。

もしかしたら、受託企業は助成金からピンハネしている
のだろうか?
それが、東京都労働局と企業がグルなのだろうか?

やはり結局は、障害者雇用助成金は、

“障害者を雇用した企業へのご褒美”

なのだろう。
それ以外に、説明方法は考えられない。




『障害者雇用助成金は、雇用する企業へのご褒美?』
〔2011-08-20 23:54〕

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by bunbun6610 | 2015-04-11 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A

障害者の就職は縁



午後、ハローワーク専門援助第二部門に行ったら、
誰もいなかった。
仕事を検索しても、ろう者が応募できそうな
仕事は、もう新しく出てこなかった。

今日も、ヒマだ・・・。

そこへ、別の障害者が一人、やってきた。
彼は一生懸命にパソコンで仕事を検索している。

何の障害を持っている人なのかはわからないが、
私は筆談ボードを使って、彼に話しかけてみた。



「(専門援助第二部門は)ガラガラですね」

障害者
「・・・・」


「何で障害者がいないのでしょうね?
みんな、忙しいのかな?」

障害者
「・・・・」


「障害者って、働いている人が多いのかな?」

障害者
「パソコンの勉強とかしている人もいるよ」


「家で? 引きこもっちゃっているの?」

障害者
「障害者自立支援センターとかでだよ」


「でも、パソコンなんて簡単でしょ?
障害者枠の仕事も簡単だから。
ワード、エクセルが出来れば、
障害者の仕事は出来るよ」

障害者
「・・・・」


「でも、仕事が簡単でも、面接で通るのは
厳しいよね」

障害者
「そうだね」


「何で、仕事はあんなに簡単なのに、
面接はあんなに厳しいのかな?」

障害者
「・・・・」


「もう50社ぐらい落ちています。
聴覚障害者なので、応募できる仕事も
限られているのに」

障害者
「オレなんか、250社」


「えっ! 失業給付は切れているの?」

障害者
「とっくに。
今はアルバイトしながら、探している。
落ち込まないで。
障害者の就職は縁(えん)だから。
頑張って探せば、見つかるから」


「縁ですか?
縁がないとどうしようもないのなら、
障害者の就職は、たまたまの結果ですか?
僕も、そうなるかも・・・」

障害者
「・・・・」


「何だか、楽観的ですね。
でも、落ち込んだまま面接へ行っても、
受かるわけがないですよね」

障害者
「そうだよ。
社内郵便の仕事なんかどう?
例えば、これ」
(と言って、求人票データを見せてくれた)


「あ、それはもう、前に落ちています」

障害者
「ダメだったの?
あなたなら、できそうなのにね」


「だから、わからないんです。
これでは今後の面接対策も、
どうしたらよいのかも。
それで、困っています」

障害者
「それは困るね。
でも、そんなに落ち込まないで頑張って。
オレはこれで検索が終わったから、
紹介状をもらって帰る。
では、キミも頑張って」


「ありがとうございました。
僕も、頑張ってみます」




「縁」と言うと、炎のジョブコーチさんが言われて
いた言葉を思い出す。


『(就労支援)職場適応のメカニズム』
〔2015-01-07 18:30〕




個人的には、あまりにも割り切り過ぎた
考えのように思ってしまう。
だが、その程度にしないと、この長く辛い
就職活動を乗り切れないのかもしれない。
本当ならば、働きたくても働けない障害者が
たくさんいるはずなのに、なぜ彼と私を除いて、
誰も来ないのか。

そのことを考えると、そう思わずにいられない。
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by bunbun6610 | 2015-03-31 09:28 | 就労前の聴覚障害者問題A
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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610
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