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『愛していると言ってくれ』は、“感動ポルノ”の最高傑作だ。



北川悦吏子氏といえば、テレビドラマのヒットメーカーとして有名だ。


『心の叫び (2)『愛していると言ってくれ』』
〔2014-11 -02 18:30〕





実はこのドラマ、映画『愛は静けさの中に』の何箇所かの
部分を参考にして、日本でヒット作にすべく、
変えているのではないか、と思われるのである。


『心の叫び (3)『愛は静けさの中に』』
〔2014-11 -03 18:30〕





『愛は静けさの中に』では、ろう者の本当の姿、
苦悩や怒りといったものを、かなりリアルに表現している。

しかし、日本向けに作られている『愛していると言ってくれ』
では、それがあまり感じられない。
健聴者は感動したと言っている人が多いが、
聴覚障害者から見たら、あまりそうは思えない。
健聴者を泣かせるドラマとしては、
これ以上ないほどの「感動ポルノ」作であっても、だ。


『愛は静けさの中に』では、ろう者にも声を使って
もらうことに拘る健聴者と、
手話だけのろう者との摩擦が、描かれていると思う。

過去には、ろう者が集まる『声の支配』というテーマの
講演会が開かれたこともあるそうだ。



『音声言語世界の中で生きる、ろう者の現実と、
手話が持つ可能性』
〔2014-08-25 18:30〕



また、健聴者好みのテレビドラマに、
巧みに利用された例が、日本では他にもある。
次のドラマだ。

『ろう者の幸せとは?(花燃ゆ -第23話『夫の告白』)』
〔2015-06-10 19:00〕


勿論、これも実際のろう者像とは、あまりにも異なり過ぎている。
マスコミやテレビの姿勢が、ギャップを生み出している
ことは間違いない。
全ては、“健常者が楽しむ感動ポルノ”のために、だ。
私は嫌いだ。
こういう嘘は、許せない。
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by bunbun6610 | 2017-10-17 17:47

24時間テレビ ――日本理化学工業株式会社の障害者雇用

今年の24時間テレビでも紹介されたエピソードである。


東洋経済ONLINE
〔2015年9月29日〕
『日本理化学工業はなぜ知的障害者を雇うのか
幸せを提供できるのは福祉施設ではなく企業』
http://toyokeizai.net/articles/-/85974


日本理化学工業株式会社
http://www.rikagaku.co.jp/index.php


『~日本理化学のもう一つの使命~』
http://www.rikagaku.co.jp/handicapped/chairperson.php



障害者を初めて雇用することになったきっかけは、
近所の養護学校の先生が、
卒業生の就労受け入れを熱心にお願いに来たからだという。
最初は慈善でもなく、同情で

「2週間程度の就労体験だけなら」

ということで受け入れたそうだ。

ところが、実際に障害者が来てから、
この企業は丸ごと変わったという。
会社の発想が変わった。
発想力が広がったといえようか。
働く障害者にも合わせて作り変える、という企業に。
企業も、そこで働く人がいるから、
社会貢献も儲けることもできるのだという考え方に。
リッツカールトンホテルでは「人が財産」だと言われていたが、
この会社もそうだった。

他の会社ではなかなか見ない例だ。
しかし、基本中の基本の考え方である。
だから『日本でいちばん大切にしたい会社』に選ばれ、
紹介されたのだろう。

数年前にこの会社のことをこの本で知ったが、
映像を見るのは初めてだった。
働いていた知的障害者はまさに熟練者となっていて、
驚くべき正確さと集中力で仕事をしていた。

それは、障害者が職場で孤立しているのではないからだ
ということが、よくわかる映像だった。
社長も含めた、彼らへの信頼と暖かい眼差しがあるように感じた。
それがかえって、彼らにも厳しい職人気質を生んでいたのだろう。
相互依存、相思相愛の結果だ。
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by bunbun6610 | 2017-08-27 23:01