筆談ボード対補聴器


就労後の聴覚障害者問題(■社)


『筆談ボード対補聴器』

このタイトルでは何の話かわからないと思いますが、
補聴器も使う聴覚障害者だったら、読み進んでいくうちに
理解できる方もおられるのではないか、と思う。

近年は難聴者だけでなく、ろう者も補聴器を装用している
人が増えてきています。

「自分は、補聴器をしても効果がないから」

と言って、使わないろう者もいますが、使うろう者には

「補聴器で話の内容までわかるわけではありませんが、
音を聞きたいから」

という方もいます。
健聴者とともに働いている以上、音のマナーがあり、
配慮しているということもあると思います。
私も、よく周囲から

「声が大きい」

とか

「物音がうるさい」

などと注意されることがあるくらいです。
ですから、会話が完全にならなくとも、
そういうことに配慮する上で、
補聴器を装用する意味もあります。

ところが、この理由に納得できないように
感じている健聴者もいましたが。

補聴器を装用して音が聞こえるようにはなっても、
話しの内容まではわからないこともあるわけです。
しかし、健聴者はよく勘違いしています。
つまり

「聴覚障害者でも、補聴器をしていると音が
聞こえているから、
話しも聞き取れている」

という勘違いです。
この勘違いはかなり多いようで、ほとんどの健聴者は
職場に用意された筆談ボードを使用しなくなってしまいます。
会社の健聴者は筆談ボードを買うだけで、誰も使わないのが
現実です。

実際は補聴器で聞き取れない場合は、

「今、聞き取れませんから、筆談ボードに書いて下さい」

と頼むのですが、書いてくれず、何度も何度も繰り返し
言い続ける健聴者がいます。
私が返事ができるので、聞こえると思っているのは
無理もありませんが、健聴者にわかっていない
ところがあるために、この言い合いのデッドヒートが
続いてしまいます。

そのため、聞こえる条件のときは補聴器、
聞こえない条件のときは筆談ボード、
という使い分けは、難しいようです。

聴覚障害者側の自分が判断し、補聴器を装用していても、
筆談ボード使用をお願いする場合がありますが、
なかなかそのお願いが聞き入れてもらえない、
という悩ましき現実があります。

それでこの悩みについての話題を
『筆談ボード対補聴器』としてみたのです。
なかなか面白い皮肉だと思います。

筆談(視覚情報によるコミュニケーション手段)と
補聴器(音声情報によるコミュニケーション手段)は
確かに、本当に聴覚障害者の感音性難聴を
理解している健聴者でないと、なかなか仲良く併用はされず、
対立してしまう現実だな、と思いました。

どうしたらいいものだろうか。
失敗を続けながらも、健聴者に少しずつ理解してもらう
しかないだろう。

しかし、それでも全然理解は進みません。
だから私の場合は、次の例もあります。


『職場の人に筆談してもらう方法』
〔2014-05 -20 19:00〕



『職場の人に筆談させる方法』
〔 2014-06 -16 18:30〕



『職場の問題事例をコンプライアンス部に告発(1)』
〔2016-02 -16 18:30〕



『職場の問題事例をコンプライアンス部に告発(2)』
〔2016-02 -19 18:30〕



『職場の問題事例をコンプライアンス部に告発(3)』
〔2016-02 -29 19:30〕



『職場の問題事例をコンプライアンス部に告発(4)』
〔2016-03 -09 19:30〕




聴覚障害者のこの長い自己努力によって、
会社はやっと、重い腰を上げざるをえなくなったのです。
私は仕事以上に、エネルギーを使い果たしていました。
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by bunbun6610 | 2017-05-09 19:30 | Z1.クレジットカード会社
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