『障害とは何か?』(木島英登バリアフリー研究所)

木島英登バリアフリー研究所
『障害とは何か?』

http://www.kijikiji.com/consultant/mean/syogaisya.htm


障害の定義は、国によって違う?!

これは勉強になるね。
目からウロコの話だ。

聴覚障害者についても、驚く情報が載っていた。

「國學院大学講師 秋山 隆志郎
 イギリス・スウェーデンにおける聴覚障害者向け番組
 (2002年)より

イギリスやスウェーデンでは、聴覚障害者の対人口比が、
日本に比べ極めて高いことにふれておこう。
どちらの国でも、公式統計で人口のおよそ1割が聴覚障害者
であるといっている。
イギリスの聴覚障害者団体RINDにいたっては、
イギリス人の7人に1人は聴覚障害者であると考えている。

筆者は、かってドイツ・フランス・アメリカ・オーストラリア
の聴覚障害者テレビを取材したが、
これらの国々においても、
行政や放送事業者も聴覚障害者団体も、
聴覚障害者は人口のだいたい1割前後であるといっていた。

この比率を日本に当てはめると、日本の聴覚障害者の数は
1200万人になってしまう。
これは、おそらく「聴覚障害者」の定義が日本と欧米では
異なっているからであろう。

例えば、日本には補聴器を使っている高齢者は多いが、
日本では彼らを普通聴覚障害者とは呼ばないし、
国の統計にも彼らの大部分は、障害者の範疇に入っていない。
もし「耳が遠い」といわれている人を含めれば、
日本の聴覚障害者比率も欧米並みになるかもしれない。」




>「耳が聞こえない友人が北朝鮮に旅行した際、
現地のガイドに北朝鮮にも聴覚障害の人はいるのか
尋ねたら
「我が民族にそんな劣等な人はいない」
と答えられたそうです。
ガイドの証言でいくと北朝鮮は0%となります。」


北朝鮮情報についても、実は驚くことがある。
下の情報との照合である。
国として、障害の認定をごまかす手法を採っている点では、
日本も北朝鮮と似ているのだ。


〔関連情報〕

『北朝鮮のろう学校:「英語なく水準低い」…調査のドイツ人』
〔2014-04-22 07:30〕



さらに、ある有名な日本人でも、次のように言う人がいるという。


「故 寬仁親王殿下のお言葉
   100%の障害者はいない。 100%の健常者はいない。」





また、次の情報も興味深い。
日本では「複合差別」を受けやすい、女性障害者の場合だ。



http://www.zaikei.co.jp/article/20150210/234713.html

財経新聞
『筑波大、聴覚障害者の経済・健康格差の実態調査
 女性で「配偶者なし」「喫煙」の割合が高いことを明らかに』

〔2015年2月10日 14:36〕

筑波大学の田宮菜奈子教授・小林洋子大学院生らによる
研究グループは、2007年の国民生活基礎調査を用いて、
聴覚障害のある女性は
「配偶者がいない」「喫煙している」「精神的健康状態が悪い」
等の割合が高いことを明らかにした。

 一般的に、聴覚障害のある人は、経済格差や健康格差が
あると言われている。
2016年には「障害を理由とする差別の解消の推進に関する
法律」の施行が予定されているが、聴覚障害者の実態に
ついてデータに基づく科学的な評価はできていない。

 今回の研究では、2007年に厚生労働省が実施した
国民生活基礎調査を、先進的な統計学的方法を用いて
解析した。
その結果、聴覚障害を持っている人は、
「精神的な健康状態が悪い」「喫煙している」
の割合が高いことが分かった。

さらに、性別に分けて分析したところ、聴覚障害者の女性は
「配偶者がいない」「喫煙している」
の割合が有意に高いことが明らかになった。

 研究グループは今回の結果を踏まえて、聴覚障害のある
女性への支援や支援制度構築の展開が望まれるとしている。

 なお、この内容は2月5日に「PLOS ONE」に掲載された。



聴覚障害者の場合、日本では特に格差が大きい障害だと
言えるのではないだろうか。
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by bunbun6610 | 2017-04-06 20:00 | 国連・障害者権利条約
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