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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

会社の「情け」の種類

世間ではよく、

「穏便に」 「穏便な処置を」

と言われることがあります。
よい意味で使われるというイメージがありますが、
テレビドラマでは自分も少々悪かったという意味で

「どうか穏便に」

と頼む場合や、極悪人でさえ使う場合があります。
会社でも

「ちょっとこれは、自分(会社)側にも責任があるな」

と非を認めているときは、口には出さずとも、
このような処置を取る場合もあると思います。

日本社会は白黒をはっきりとつけてやる
欧米社会とは違い、お互いに「情けをかける」
ところがあります。
それを歩み寄りのきっかけにして、
今後の関係を築いていったり、
良好に変えるためなのかもしれません。

でもこれって、相手に納得できる、
できないを判断する余地を残すことに
ならないでしょうか?
だから相手に納得できないことがあると
揉め事になって、それがダラダラと続く傾向
もあるのかもしれません。

白黒がついたら、もうそんなことはないでしょう。
そうしないのは「情け」だからなのでしょうけれども、
「情け」を相手が有難いと思うとは限りません。
屈辱的な「情け」を与えてしまうと、
逆により一層恨まれて、火の粉は振り払えなく
なることだってあると思います。

「障害者とコミュニケーションをするのは難しい」

と言った会社の部長がいますが、
だからといって双方納得を避けて、
カネの力で「臭いものに蓋をしよう」としているのは、
障害者事件を「穏便に処理」しようとしていると
想像できそうです。
選ぶのはその人の自由だろうが、
肝心のどっちに転ぶかはわからないで
やっているのだから、

「これが日本企業の部長がやる手口なのだろうか」

と、呆れてしまいます。
テレビドラマなら、言うことをきかない障害者など、
殺してしまえばいいわけだけれども、
これはそうはいかない。

臭いものに蓋をすればガス爆発し、
蓋も容器も壊れて、さらに強烈な臭いを出すかも
しれません。
それでも、蓋をするだけにしておくのが最善策
だというのだろうか。

そもそも、きちんとコミュニケーションしていないから、
問題が解決しないのだということが、
この部長にはまだわからないのか。
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by bunbun6610 | 2017-03-11 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1