『働く難聴者にとって職場で一番辛い時間帯とは』

難聴主婦の静かな日々
『働く難聴者にとって職場で一番辛い時間帯とは』
〔2012年06月20日(水)〕







「目が見えないということは、あなたを物から孤立させます。
耳が聞こえないということは、あなたを人々から孤立させます」
          (イマニュエル・カント〔18世紀ドイツの哲学者〕)



健聴者の「うなずき障害」
〔2011-10-07 22:45〕



この「うなずいているだけ」って言うのも、案外辛いのだ。
他人を騙している、という罪悪感がある。
ばれているならそうで、自分がそこにいるだけでも辛い。
健聴者の「聞いているフリ」とは、全然違うと思う。



>「働いている職場によりけりだと思うが、
私にとって辛いのが昼食の時間帯だった。」


もうすぐ飲み会(忘年会)シーズン。
この時期も、辛いといえば辛い。

職場でタバコを吸う人には、“ちょいと一服タイム”
があるが、そこで皆が世間話とかに盛り上がって
ハッピーな気分になっていても、
自分だけ暗い表情をしてじっと我慢している。
そうなると感じ悪く見られるから、
自分だけそこから立ち去るのであるが。

皆が盛り上がっちゃう時こそ、実は聴覚障害者が
ものすごく辛い思いをしてしまうのだ。
だから私が今いる職場では、ほぼ毎月、飲み会が
開かれているが、私だけ出席率は入社以来、
0%のままだ。



>「話していることを知りたければ、隣りの人に
何を話しているのかを聞くようにしている。
全部はわからなくても、その簡単な説明で
推定して、話しをつないでいる。」



なぜこんな面倒くさいことをするのか、
健聴者にはよくわからないかもしれない。

よく言われるのが、上司だと

「話をちゃんと聞きなさい!
ちゃんと聞いているの?」

とか、

「言っても駄目だから、あなたはいいよ」

とか、

「後で」

と言われたきりで、何もなしだったりする。
要するに面倒がられる。

同僚だと

「え? 聞いてなかった? 何? 聞こえない?
聞こえてるじゃないか」

なんて、低次元の会話になってしまったりする。
なぜか、相手が言い訳、人のせいにばかりしてくる。

後輩だと、最初は丁寧に話してくれるが、
それでも聴覚障害者相手だと優先順位が
下がることになる。
なぜならとにかく、同僚先輩の余計な口出しが
すぐ邪魔になるからだ。

後で自分から聞き返すと、要約して短く話してくれる
から、聴覚障害者にも聞き取れる確率が上がるし、
推測しやすくもなる。
皆の会話の邪魔(迷惑)にもならないし、
マンツーマン会話になったほうが、
聴覚障害者にもわかるような話し方に、
自然になるというわけだからだ。
それで、後で自分から聞き返したほうがいい、
というわけだ。
同じ人が話しているのであっても、
その人が放射状に皆に話している時と、
聴覚障害者とマンツーマン会話をしている時とでは、
明らかに話し方が違うから、聞き取りやすさも理解度も
違ってきてしまうのだ。
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by bunbun6610 | 2016-11-25 22:00 | 聴覚障害者心理
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