障害者雇用はやっぱり「数合わせ」

障害者雇用は、やはり経済状況に大きく左右される。
国の法定雇用率が雇用の鍵を握っているため、
数合わせの側面があるのだ。


N東京株式会社にいた頃の話である。
N株式会社は全国各地にあるが、N東京株式会社だけは、
T株式会社が100%出資している完全子会社だ。

会社の雇止めによる退職が決まっていたが、
在職中に総務部にいた障害者から、
次の極秘情報をもらったことがあった。

「非公開会議で1200名→1000名リストラ。
店舗も49店に絞る方針と聞いている。
厳しいな!」
(2015年3月18日10:40)

この人も、この後すぐに雇止めになった。


そして、下の弁護士ブログの内容を重ね合わせると

「やはりこの会社でも、障害者雇用は数字合わせ
だったのか」

と思えてくる。


『弁護士清水健夫ブログ
変えよう日本! ~弁護士清水健夫のブログ~』



『2011年3月20日 (日)
障害者雇用 主は非正規雇用「解雇」横行』
(2011年3月9日 毎日新聞 大阪本社版)
【「数合わせ」の側面】




それであの時に、助成金の切れた障害者から立て
続けに雇止め(解雇)された、というわけだったのか。

本人の働きぶりなんか、関係なかったのだ。
障害者雇用はやっぱり、ただの「数合わせ」だったのだ。
実際、私は直属上司から

「キミは今まで本当によくやってくれた。
本当ならいてほしいが、人事が決めることだから、
どうしようもない。
我々だって、いつクビになるかわからないよ」

と、ビクビクしながらこぼしていた。

N東京株式会社のホームページで調べてみると、
リストラ部署だった「特約店部」はなくなり、
「法人特約店部」に吸収合併されていた。
あの頃に入社したばかりの、
二人の障害者はどうなったのだろうか。

法人部では一日1件しか回れない、足が不自由な
障害者もいた。
だから、その人は能力が低い障害者だ。
一緒に働いている人工透析の障害者が

「彼の分まで働かなくちゃならないのだから、
こっちは大変だよ」

とこぼしていた。
総務部にも、定年退職後も働き続けている
永年勤続の聴覚障害者もいたが、
本当にその人がまだ必要なのか。
その障害者は常用雇用者となっている理由で、
会社からクビにできなかったのだろう。
だから代わりに、入社5年未満の現役世代を
クビにすることにした、
という考えは見え見えだった。
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by bunbun6610 | 2016-11-22 23:00 | 就労後の聴覚障害者問題E

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610