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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

『馬鹿じゃないのか? コイツ・・・・と思ったこと』

『馬鹿じゃないのか? コイツ・・・・と思ったこと』

職場の先輩が、私を聴覚障害者だということは
知っていた。
私は、職場での昼休み時間中、昼寝をしていた。
昼寝と言っても、完全に眠っているわけではない。
補聴器は装用していたが、眼鏡は外していた。
その時に、先輩に呼ばれたので返事をして、
すぐに眼鏡を掛け直した。
すると先輩は

「眼鏡はしなくていい」

と言った。

ははぁ、なるほど。
この先輩は、私が補聴器を装用していても、
健聴者と同じように完全に聞こえるようになる
わけではない、ということを知らないのだな、
と思った。

実は補聴器が補助的コミュニケーション手段で、
視覚が主なコミュニケーション手段だということを、
健聴者は分からないのだ。

(勿論、補聴器だけで十分聞き取れる人だっているが)

だから先輩は「眼鏡は要らない」と、
無駄なことを言ったのだ。
そのことが全然わかっていないのだと思った。

聴覚障害者はこのように、音声情報の世界では、
幾つかのコミュニケーション手段を併用する
場合が多いものだ。
だから

「無神経」

「馬鹿」

と思われたくなければ、余計なことは言わないことだ。
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by bunbun6610 | 2016-08-09 18:00 | コミュニケーション能力