レストランやカフェで手話を使うことは、企業への過重負担になるのか?

『レストランやカフェで手話を使うことは、
企業への過重負担になるのか?』




『障害者雇用 ― カフェ・カンパニー株式会社』
〔2016-04-19 21:26〕





手話を第二言語として習得した者の立場
から言えば、

「負担になるかもしれない」

と答える。

ただし、実際に職場で使われる手話の数
がどれ位なのか、またスタッフの習得力に
よっても、負担感はかなりの差が出そうな
気がする。

逆に言えば

「『完全な手話」には拘らなくてもいいから」

ともっと気軽に、職場サインを職場で考案して
使ってみれば、聴覚障害者とのコミュニケーション
にも負担どころか、逆に皆もラクになる場合だって
あるはずだ。


ただ一般的にはやはり、手話講習会・サークル
のような

「手話を覚えたい」

「手話に興味がある」

人たちでさえ、簡単な手話を覚えるのに苦労する
人もいれば、反対にすぐに上達する人もいる。
そのコミュニケーション力の差が原因となって、
職場に“良からぬ空気”が生まれてしまう可能性
もあるだろう。
残念ながら、手話は万人に向く言語とは考えにくい。


『日本人健聴者が手話を覚えられない理由』
〔2014-07-14 18:30〕



そうしたなかで、手話言語法が制定されようと
しているのだから、言語的差別・格差も、
まだまだ続くように思える。

もしレストランやカフェでろう者が働くようになる
としたら、どのような手話を取り入れたらよいの
だろうか。

挨拶の手話の他に、業務で使う手話が必要に
なると思われる。



  〔音声日本語〕   ⇒   〔手話〕

「この料理を運んで下さい」 ⇒「運ぶ」

「これは、あのテーブルに運んで下さい」
 ⇒「指差し(または18番テーブルとか)/運ぶ」

「あのテーブルの上の食器類を片付けて下さい」
 ⇒「あそこ/きれい」

「これを洗って下さい」 ⇒「洗う」

「この仕事をやって下さい」 ⇒「やる」

「オーダーお願いします」 ⇒「注文」

「あのお客様の、お会計をお願いします」
 ⇒「指差し/会計」


手話講習会だと、丁寧な日本語対応手話で教えて
いるケースが多い。
しかし、日本語対応手話は意味はわかりやすくても、
手話を覚えて使うには、あまり有効でない場合も
多い。
何と言っても、日本語対応手話一辺倒だと、
応用力が見につかないようだ。
身振りで補ったり、ノンバーバル・コミュニケーション
を取り入れた日本手話のほうがシンプルで覚え
やすく、色々な場面でよく通じるケースも多い。
ろう者と一緒に手話を考え、使ってみるとよい。

もしどうしても不安なら、初めは聴覚障害者
ジョブコーチに来てもらい、アドバイスを受けてみる
方法もある。


東京都聴覚障害者自立支援センター
http://tjs.deaf.tokyo/
『職場で困っている』≫『東京ジョブコーチ職場定着支援事業』




〔ろう者の常識、健聴者の常識というズレ〕
ろう者は日本手話でしゃべるのが当たり前だと
思っている。
耳は聞こえないが。

一方、健聴者はろう者はしゃべれないか、
しゃべれるとしても声がおかしい、
と思うのが当たり前になっているようだ。
仮に

「ろう者には手話という言語がある」

と説明しても、健聴者は

「手話は正式な言語として認められていない」

と言うのではないか。
それでなのかどうかはわからないが、
とにかく消極的な人が多い。
手話という言語が受け入れられるには、
まだこうしたことも障壁となっているようだ。
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by bunbun6610 | 2016-05-31 21:32 | 手話言語法
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