在日外国人も「オウム返しのマジック」を使う

ある飲食店に入った。
自販機で食券を購入し、
中国人らしき店員に渡した。
すると

「○×■△★・・・」
(実際に何と言っているのか、
私には聞き取れなかった)

と聞かれた。
聞き取れなかったが、
私には

「特定の定食注文に聞かれる、
ご飯大盛りサービスのことだ」

と想像がついたので、

「並盛りで」

と答えた。

すると、その店員は大きく口を開いて、
こう言った。

「おおもり?」(大盛り?)

いやいや、違う。
この店員は耳が聞こえるのだから、
決してそんなはずはないのだ。
でも聴覚障害者の私には、
この人の意図がわかる。
この人が「大盛り?」と、わざわざ聞き返した
のは、ミスをしないための確認方法なのだ。
私もこの手を、随分と使ってきた。

日本人健聴者ならば

「この人はちゃんと聞いているのかな?
それとも、耳が悪いのか?」

などと思ったりするかもしれない。
でも私はわかっているから落ち着いて

「普通で」

と言い換えてみた。
すると、店員はすぐに理解した。

日本語にまだ慣れていない在日外国人の
労働者も、私と同じように、オウム返しの
マジックを使っていたのだった。


『聞こえなくてもわかる(通じる)
 - 健聴者の「身振り」と、
私の「オウム返しのマジック」で』
〔2014-04-12 18:30〕



これはもしかして、日本人健聴者が手話学習
をする場合にも、使えるかもしれない。
少なくとも、読み取り練習にはなるだろう。

それとやはり、この話はその人が聴覚障害者
かどうかを見抜く材料にもなる。
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by bunbun6610 | 2016-04-19 20:25 | コミュニケーション能力
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