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合理的配慮をしなければならないのは、健常者だけではない

4月からは、いよいよ障害者差別解消法が
施行される。
差別の解消には、合理的配慮が極めて重要
である。
本来的に、違反する健常者を罰するために
つくられた法律ではないのだ。
少なくともまずは、障害者側の苦しみを理解
してもらう為に、これまでの意識を変える
きっかけになれば、と思う。

ところが現実には、それが置き去りになって
しまっている場合が多い。
特に、聴覚障害者への合理的配慮は、
よく忘れられがちになってしまうものだ。



〔参考情報〕

公益財団法人 東京都人権啓発センター
人権情報誌『TOKYO人権』第69号
(平成28年2月29日発行)
http://www.tokyo-jinken.or.jp/jyoho/jyouhousi.htm





障害者同士でさえ、例えばこんな事例がある。


『どうしてもマスクを外さない知的障害者
が発端になった誤解』
〔2016-03-05 22:00〕


しかし、健常者でも出来ない合理的配慮を、
知的障害者に求めることは難しい。
残念だが、こういう場合は結局、
聴覚障害者のほうから、
諦めるしかないのだろう。

ただし、このケースだと、
職場のマネージャーの障害者雇用マネジメントも、
非常に大きな問題点だ。
このような事例は「合理的配慮」ではなく、
むしろ「障害者差別」事例になると思う。
by bunbun6610 | 2016-03-20 22:54 | F.マルハン

ある障害者から見た世界


by bunbun6610