飲み会における、聴覚障害者の悩み



20■■年■月■日

会社の人事異動があったため歓送迎会
があり、その知らせの回覧だけでなく、
久しぶりに先輩からも直接に誘われました。
お世話になった上司の送別会でもあるので、
一般常識では出ないと失礼です。

「出なかったら、オーナーが激怒してしまい、
会社をクビになってしまった」

という実話もあるほどです。

私は今まで、会社の飲み会には1回も
出たことがないし、その理由をS課長や
M係長などにも伝えていました。
だから

「今回も欠席で」

とは思っていたのですが、二人の上司の
歓送別会となると、さすがに自分だけ欠席
するのも、辛い気持ちです。
だから本当に迷いました。

先輩;「今度の歓送別会に是非、
出席して下さい」

私;「今回は出ないと悪いな、とは思って
いるのですが、やはり、聞こえないで皆の
おしゃべりを見ているだけで、
一人で飲んだり食べたりしていては辛いし、
周りの人から見てもどうかな?
と思うので、やはり遠慮しようと思っています。

しかし、通訳者と一緒にならば、
コミュニケーションも大丈夫です。
通訳者と一緒に出席したらダメでしょうか?」

先輩;「通訳者なしで出席してほしいです」

私;「どうしてですか?」

先輩;「・・・」

私;「わかりました・・・・。
考えてみます・・・・。」

という会話になりました。

私は、先輩の

「通訳者なしで、一人で来てほしい」

という気持ちがわかりません。
決して、それが反対だというわけでは
ありません。

ただ、聞こえない人がそこに一緒に参加
するだけでは、今までのようだと聴覚障害者
だけが、寂しい思いをして、我慢しなければ
なりません。
それを先輩はどう考えているのか?

音声会話に換わる何らかのコミュニケーション
方法をする、という提案をつけて誘うのなら
理解できますが、その話も出ないわけだから、
こんなのは聴覚障害者だけに「歩み寄り」を
させる案に過ぎない、と思います。
いや、こんな方法は本当の歩み寄りではない、
ということが、健聴者にはわかっていないのです。

この会社には、私の外にも、ろう者が3人いますが、
状況は皆同じで、Aさんは入社後の2回だけ参加し、
その後は飲み会には出ていない、という。
Bさんも、Cさんも出ていない、という。

健聴者もそろそろ、口先だけ「歩み寄り」なんて
言っていないで、自分からも積極的にその姿勢を
見せてほしい、と思います。
例えば、筆談をするとか、手話を覚えてみる、とか。

それにしても、普通、聴覚障害者への
コミュニケーション支援事業というのは、
健聴者と聴覚障害者とのコミュニケーション
(意思疎通)を支援する目的でつくられた、
と考えられるのに、その事業を認めた健聴者が、
これを使われるのに拒否反応を示すなんて、
おかしな話ではないでしょうか?

多分、健聴者は、知らない人が自分の目の前
に座っていると、何となく自然体では話しにくく
なってきて、イヤなのかもしれませんが。
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by bunbun6610 | 2016-03-04 19:30 | Z1.クレジットカード会社
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