『障害者手帳の返還について』

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『障害者手帳の返還について』
·2012-01-26 11:44:35
·質問No.7267419

とても深く落ち込んでいるので相談させてください。
人生において、とてもこれほど深く落ち込んで
いることはなかったです。

実は昨年、統合失調症になってしまい二ヶ月程度
入院しました。
退院する際、障害年金の話をされ、申請しますか
といわれたのですが制度がよくわからず、そのとき
は申請しませんでした。
退院してしばらくしてから、自立支援制度という
医療費が安くなる制度を知り、申請した際に、
精神障害者手帳3級も同時に申請するものと思い、
申請しました。

審査したら、3級は通過し、取得したのですが、
後から考えてみて、やはり取得すべきではなかった
と後悔しています。
退院後、減薬に成功し、薬は普通の人レベル(通院
の人レベル)しか飲んでいません。
病気になったことはたしかにしょうがないのですが、
安易に手帳を申請してしまったことを後悔しています。
現在、手帳を返還はできるということなのですが、
世間体が気になり、障害者手帳を一度でも申請した
ことがある自分に本当に後悔しています。
夫以外の人には、誰も言っていません。

万が一、再度病気が再発した際のことなども考えて
手帳を申請したほうがいいと他人からいわれたの
ですが、まったく意味がわかりません。
障害者の方を差別しているわけでもありませんし、
重い障害のある方が本来受けるべき制度という気が
します。
親を裏切る行為、これまでの自分の受けた教育に
対する裏切り、など考えると夜も眠れなくなって
苦しんでいます。
仕方のない申請だったとはいえ、自分で自分の人生
に汚点を作ってしまったとしか思えません。
汚点というとひどい言い方ですが、差別になりますけど、
自分を恥と思うようになり、1日でも早く返還したいです。
でも、返還しても一度は申請したことのある人間を信用
しようとする人がいるでしょうか。

自分は取り返しのつかないことをしてしまったのでは
ないかと悩んでいます。
どう心の整理をつけたらいいかわかりません。

どなたか、このようなわたしですが、アドバイスください。
すみませんがお願いします。



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そういえば、以前働いていた会社に、
Yさんという人(精神障害3級)がいた。
Yさんが

「特に何も配慮してもらう必要はない」

と言っていて、一見すると、
確かにその通りではあった。
しかし実際には

「どうも普通ではないな」

と思える状況が結構見られた。

障害ではないと思うけれども、
普通の人じゃない人だ。
本人は「普通」と思っていても、
それで普通の人と同じに働く、というのは、
周囲の人から見たら、難しいのかもしれない。

つまり

「そうは言っても、本人の自覚が浅いから」

なのかもしれない。


その一方で、同じ職場にD上司もいた。
D上司の場合は、グループリーダーという
役職に就いていて、健常者と同様に働き、
毎日残業をしているほどだった。
普通、障害者雇用では絶対に役職者には
なれないのだから、D上司は精神障害3級
程度のクローズだろう。
Yさんはオープンで、障害者雇用枠での
採用だった。

ある日に、D上司が弱音を吐くように

「実はオレも、精神障害者なんだ。
知ってた?」

と言われたが、信じられなかった。
今でも、そうは思えない。
それでも、精神障害者としての苦労も少し、
話してくれた。
障害者として同じような苦しみを持って
いるから、分かり合えると思ったのだろう。

例えば、D上司は

「銀行にローンを組んでもらって、
家を購入しようとしたが、
精神障害者なので断られた」

という。
そこで

「自分の生命保険を担保にして、
やっとローンで買えた」

と話していた。

「精神障害の対処としては、
最先端の薬があるから大丈夫だが、
薬代は高い。
それで国の補助で安くしてもらっている」

と、話していたから、おそらく障害の認定
は受けているのだろう。

薬を飲む理由についても

「こう見えても、僕は毎日、心の中で
闘っているんだよ。
わかる?」

と話していたが、私にはさっぱりわから
なかった。


だから、この文面からだけでも、
判断できないかもしれない。
普通の人が悩みすぎることもあるが、
大体、普通の人が、この程度のことで

>「とても深く落ち込んでいるので相談させてください」

と悩むだろうか?
客観的判断をするのは、まだ難しい。

就職も症状が悪くなければ、クローズでも可能
なのかもしれないが、果たして本当に永続的に
それで大丈夫なのか?

ただ、障害が軽いのに障害者手帳を持っていると

「あの人、不正取得なのでは?」

と疑われる可能性があると思う。
そうなると、辛い。
心の負担になってしまうことは、十分ありえる事だし

「なるべくなら返還したい」

と思う気持ちも理解できる。

返還すればするで、今度は

>「でも、返還しても一度は申請したことのある人間を
信用しようとする人がいるでしょうか。」

という、信用を失いかねない事態になることも、
想定内のこととなってくる。
悪い噂となって、広がってしまうかもしれない。

その一方であるが、身体障害者で下のような
事例がある、という。


『身体障害者手帳について質問です。
障害がなくなっても(または改善しても)
返還義務はないのでしょうか?』

〔2012/8/1914:27:43〕





障害の状況によっては

「障害者手帳をもらっても、大したメリットはない」

と思っている人も多いかもしれない。
だが、手帳を持っているメリットとして、
次のようなものもある。

『女性の障がい者の転職・就活サイト『ぽじチャレ』』
〔2012-12-22 18:00〕


障害が少しでもあるにもかかわらず、
手帳を持っていないと、こんなケースもある。


『身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)
は、どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕



女性には女性差別があるが、その上、
障害があれば、複合差別を受けやすくなる。
就職にも不利だ、というわけである。
こうなってくると、死活問題にもなるのだから、

「手帳を持つのはイヤだ」

なんて言っていられない。
それを解決する方法として、上のサイトが
評判を呼んでいるのかもしれない。
ある意味、こういう会社の餌食にならざる
をえないのかもしれない。

だが反対に、障害が治って手帳を返したら、
次のようになってしまったケースもある、
という。


『富士ゼロでパワハラの嵐
 「障害者は用済み」宣告で解雇の内幕』
〔2014-11-30 18:30〕



『<佐村河内氏>聴覚診断
 最も軽い6級に該当せず手帳返納』
〔2014-03-07 23:52〕



いずれも、就労後に大きな悩みや、
問題視されやすくなってしまう事例なのだろう。

世の中の「障害への理解」とは、
まだこんなふうなのだから、
手帳の取得や返納をためらいたくなる気持ちも、
十分理解できる。

実は障害があるのだけれど、
どうしても障害者手帳を持ちたくなく、
就職もできないとなったら、
生活保護を受けるしかない。
しかし、これは良くない。
なぜなら生活保護の場合は、
働いたら受給が終わってしまうのだから、
一度ここへ入ったら、二度と働かなくなる人が
少なくないらしい。
社会の偏見もあり、求職者の就職差別にも
なるようだ。
それならば障害者手帳を受けて働けるほうが、
まだいいかもしれない。

どちらが社会にとって負担になるかは、
いうまでもないことだが、
「障害への理解」が進んでいない状況では、
生活保護へ向いてしまうのも仕方がない
のではないか。
ちなみに、障害者福祉と比較すると
生活保護のほうが、支援金の総額が大きいようである。

経済学的には、どう考えたほうがよいのか。
それも含めて、社会全体で是非、真剣に考える
べき問題点だ。
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by bunbun6610 | 2016-02-09 22:06 | 就労後の聴覚障害者問題E

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610