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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

話し合いにならない話し合い


22日は先輩とも相談して、

「ガマンするしかない」

「他のことを考えたら? 楽しいこととか」

などと言われた。
それでガマンしてみた。
しかし、三連休明けも、ガマンしてみても
胸がムカムカするだけなので、
仕事をする気になれなかった。

目標を持って、何かを成し遂げるための
ガマンとは違う、ということに気づく。

ガマンして、一体何になるというんだ?

このままガマンすることに、意味はあるのか?

そう自問自答しても、答えなんかわからない。
先輩がガマンしてきた意味も、私にはわからない。
むしろガマンの疑問点に気づき、さらに時間が
経つと、もうガマンすることにも納得がいかなく
なった。

そしてついにガマンできなくなり、突然、
Nさんのところまで行って、

「あなたは聴覚障害者差別をしているから、
訴える。
これ(紙)に名前を書け!」

と言った。
職場は騒然となったが、Nさんはそこに
座ったまま、ヘラヘラと笑っていて、
私の要求を無視していた。

そして、Oさんに

「この人を、何とかして下さい」

というふうに頼んでいるようだった。
この状況を見たOさんはすぐ、どこかに
電話しはじめた。

誰も相手にしない様子だったので、私は

「それなら人事に聞く」

と言って、出ていったが、途中、S課長を
思い出したので、S課長のところへ行った。

そうしたらS課長は電話で誰かと話し中だった。
課長は私の姿を見ると、すぐその電話を
切って、私に、

「別のところで話そう」

と言った。
私はそれに応じず

「ここで構いません。
みんなに聞かれるとまずいのですか?」

この前の話し合いで、皆と同じ仕事をやると
約束したはずなのに、違っていた(22日のこと)。
どうしてですか?
誰が悪いのですか?
誰が差別の犯人なのですか?

と強気になって言った。
そうすると、ますます外に引っ張り出されて、
やっぱり外で2人で話し合うことになった。

課長は人事部のM課長と一緒に話したがって
いたが、私は

「それはもう、意味がない」

と言って拒否した。

そして、現場のことをほとんど知らないS課長に、
この事件について最初から説明しなければ
ならなくなった。
私はこんな繰り返しが嫌になったので、

「本人(Nさん)と私が話し合うべきだ。
課長や人事が話を聞いても、

『今後はこうしよう』と決めたって、
現場の人間が言うことを聞かなかったら、
何の解決にもならない」

と言った。

S課長は

「しかし、これは会社が責任を持たなくては
ならない問題だから、人事とも相談して
決めなくては…」

と言ったので、私は

「またそんなことをしなくちゃいけないのかよ!」

という思いで、いよいよ猛爆発に近づいて
きた。
S課長もNさんに聞いて事実確認をしたい、
と言う。
私はそのとき、

「Nさんに聞いても、本当のことは言わないかも
しれません。
だから22日のことはMチームの人もいたの
だから、Mチームの人にも聞いてほしい」

と言った。
そして場所を移し、S課長とOさん、私、
それにNさんとMチームからY口さんとで
話すことになった。

私はここでも、2人(Nさん、Y口さん)は、
S課長と口裏合わせをやっている可能性を
心配した。
S課長も前から、いい加減で、
会社を守るためにウソもついてきた人だからだ。
だから最初から、信用していなかった。

こういう状況になるとどうなるか、聴覚障害者
の読者なら、すぐに想像がつくでしょう。
健聴者4人対聴覚障害者1人での話し合い
では、聴覚障害者の権利を守る通訳(者)も
いなかったら、話し合いになりっこないのです。

案の定、健聴者だけ自由に、
言いたい放題になっていました。
NさんがS課長へ一番喋っていた。
その内容が、私だけわからない。
私だけ聞こえなくて、取り残されてしまっていた。
だから

「こんなときは通訳がいないと、私は困る。
通訳もいなかったら書いてほしい」

とNにも頼みました。
しかし、そう頼むと、皆はなぜか黙ってしまったり、
私の言うことを無視して、
また他の人だけで話をし始めました。

健聴者は、私と話があるからでなく、
課長に自分の言い分をどんどん言うだけだから
(多分)、その内容まで私に筆談で伝える必要は
ないと思っています。
つまりNさんは、S課長がわかってくれれば、
それで済む問題だと思っているのです。
これはアンフェアであり、相互理解にもならない
行為であり、卑怯だ。
絶対に許せない。
しかし、これが間違いだということに、
健聴者は気づかない。

そしてこんな状況が数分も続いた後、
私は1メートルの高さから両手を
バーン!
と叩きつけました。

そのときの課長の対応がまた、情けない。

「健聴者はやっぱり、健聴者同士だと声で
話すから、あなただけわからなくなってしまうん
だね」

と筆談して、NさんとY口さんを先に退席させて
しまった。
こんなことって、あるだろうか?
また、このS課長の横ヤリが理解の邪魔になった
のか、そう思った。
私のやり方が正しいとまでは言わないが、
Nさんのような人権意識のない人間には、
時にはケンカも必要だ。
それがS課長にはわからない。

それで結局、当事者間での話し合いはできなくなり、
またS課長とOさんと私との話し合いで続けたので、
私はイヤになり、

「これでは話し合ってもムダなのではないでしょうか?
 今日のところは、時間も遅くなったので、
私は帰らせていただきます。
課長から以前にいただいた『戦略と実行』の書籍
資料には、大変いいことが書いてあります。
これは、皆にも読んでもらうと良いのでは?

それと、私が書いているブログもありますので、
後でその一部をプリントアウトして渡しますので、
読んでみて下さい」

と伝えました。
下のブログの記事を2つ、S課長とOさんに開示しました。

当日;
『聴覚障害者に届かない情報とは』
〔2015-08-24 18:30〕


翌日;
『課長の聴覚障害者に対する職域差別』
〔2015-05-29 19:00〕

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by bunbun6610 | 2015-12-04 19:00 | 就労後の聴覚障害者問題Z1