『掃除の力』(人と会社を変える 掃除の力)

『掃除の力』(人と会社を変える 掃除の力)
(著者・橋本奎一郎/発行者・中島正樹/商業界
/1600円+税)



「汚れというものは、無頓着でいると見えるものも見えないということを実感しました。」(P20)

「変化は「気づき」からスタートする。
掃除を続けていくと「気づき」が広がる。」(P21)

「社員の能力を引き出すためには、仕事の中で社員の心を育てることができる企業にしていかなければならない。」(P25)

「人間は誰にでも「可能性」というエネルギーが埋蔵されており、「やる気」という精神力により、能力として引き出されてくる。精神力という機能を強く働かせるためには、精神力のトレーニングが必要になる。
また、この機能が働くか働かないかは意識の差にある。知識や経験によって能力を高めるには長い時間が必要なことが多いが、意識は正しいトレーニングによって比較的短時間で変えられる。こうしたトレーニングに最も適しているのが、掃除である。」(P26)

「「人づくり研修」よりも、知識を詰め込む「知識研修」を優先した研修では意味がない。
また、職場の和を保つために競争させないというのも間違いだ。「チームワーク」を優先して競争を避ければ、お互いの傷をなめ合っているだけになってしまう。お互いに切磋琢磨するような、「正しい競争」なくして進歩はない。「経費節約」も必要ではあるが、それを優先して従業員食堂の電灯を暗くするなど「社員の快適さ」をないがしろにして、社員が暗い気持ちで食事をするのでは士気も上がらない。
こうした優先順位を間違うことが企業を隅々までむしばむ。そしてやがては衰退するプロセスが確実に進行していく。」(P33)

「心が開いたタイミングでのアドバイスは、社員に無理なく浸透していく。」(P39)

「ゴミ箱やガラスが経営姿勢を教えてくれる
・・・・人は口や報告書で情報を伝えるとき、意識的であれ無意識であれ、自分に都合の悪いことは、ごまかしたり嘘をついたりすることがある。これに対してモノはしゃべることも動くこともできないが、嘘はつかない。
だから、モノをよく観察すると、人よりも正直に、わかりやすく、さまざまなことを語ってくれる。
掃除を続けていくと、誰でも、こうした物言わぬモノたちの声が聴こえてくるようになる。例えば、玄関の床が汚れていれば、いくら笑顔で「いらっしゃいませ」とお客様を迎えても、「迎える準備は手を抜いていますよ」と床が語っている。」(P44)

「掃除は、ただ漫然とやっていても人間の成長にはならない。自分の意志でやることで、初めてさまざまな効果につながる。だから、他人から言われて掃除する「やらされる」清掃を行っているうちは、その人にほとんど変化はない。
といっても、掃除をする気のない人間が自分から進んで掃除を始めることはない。そこで、掃除をするきっかけをつくるためには、まず命令して強制的にやらせるしかない。最初は嫌々でも、正しい手順で掃除を継続していれば、やがて本人が効果を感じ、積極的にやるようになっていく。」(P116)

「何も知らない人は、まず掃除をすることで最低限の気づきを味わうことはできるが、本当の意味を理解しないと、真の意味での掃除レベルは上がっていかない。やらされ感だけで嫌々掃除しているうちは、本当の掃除とはいえないのだ。
掃除の意味を理解するには、正しい指導者に正しい方法で訓練を受けながら、継続していかなければならない。逆に、正しい方法で掃除に真剣に取り組めば、誰でも掃除の不思議な力の恩恵に預かれる。」(P118~119)

「また、ゴミ拾いなどの地域清掃には積極的に参加するが、社内の掃除はやらない企業がある。社会奉仕はするが、職場奉仕はしないということだ。
本来、毎日世話になっている身の回りのものに感謝しながら掃除するのが優先順位の一番なのだが、それをせず外部の掃除を優先している。外部から評価される、イメージがよくなることはやるという姑息さが透けて見える。
こんな企業は掃除をやっているふりをしているだけだから、お客様にはそれがわかってしまう。」(P122~123)

「〈黒い雑巾を使って、雑巾の汚れを見ない〉
汚れが目立つからと、白い雑巾ではなく、黒い雑巾(または灰色、紺)を使っているのをよく見かける。汚れが目につかない雑巾では、こまめに洗わず、汚いままの雑巾で拭くので、汚れを広げているだけになる。こうしたことに慣れてしまうと、大事なことに気づかない人間になり、心が腐っていくことにも気づかない。
あえて汚れが目立つ白い雑巾を使うことで、気づきが広がる。」(P126)

「〈日常の掃除を外部業者に委託〉
身の回りの日常の掃除まで業者に頼んでいると、掃除は業者の仕事で、自分たちの仕事ではないと思い込んでしまう。汚れても掃除をしなくなり、気づき、感謝の心がどんどん薄れていく。
業者に頼まなくてもできることは、自分たちでやるといい。例えば、壁の汚れなども、自分たちで塗装してきれいにすることができる。椅子も、シートが破れると買い替える企業が多いが、発想を変えて、自分たちでどうにかしようと創意工夫すれば、補修できる。」(P126)

「成功事例②ぶれない経営者の姿勢 - マルハン
「掃除で従業員の心を磨きたい」(韓 昌祐会長)
「誰が何と言っても妥協する必要はない」(同)」(P130~132)

「手引書・フォーマットづくり
準備期間中にプロジェクトの最大の作業となるのは、手引書(マニュアル)づくりだ。手引書は、掃除の心得からルール、やり方、用具の使い方まで、掃除に関するすべての内容を具体的に示したものになる。
全員が掃除の指導や実行に使うものなので、使う身になって、具体的で表現が明快でわかりやすいものにする。プロジェクトメンバー自身が実際に手引書に従って検証してみるとよい。また、要点を表にしたり、イラストや写真を使って説明するなど、わかりやすく、使いやすくする工夫も必要だ。」(P141~142)

「ここで大切なのは、現状のレベルよりも、取り組みの姿勢だ。特に、責任者の姿勢が重要だ。「きれいにしろ」と指示するだけでは部下は動かない。自ら率先垂範し、部下に清掃キャンペーンの主旨を理解させるとともに、どう取り組んでいけばよいかを身をもって示していなければならない。」(P145~146)

「掃除が実行されていない現場は、責任者が理解不足で、実際に行動していない。責任者を再教育するとともに、他の従業員を、指導員(または外部のコンサルタント)が直接指導する。」(P146)

「〈第3ステップ〉
ワーストの現場のてこ入れをしながら、全体の底上げをする。どうしても駄目な現場には、指導員が入って一緒に掃除をしながら指導していく。これをやると、やっと目覚めることが多い。また、初めはよかったが継続実行ができなくて評価が落ちていく現場もあるので、こうした現場にも直接指導を実施する。
第3ステップに入ると、合格点に達する現場が増えてくるので、弱い現場を重点的に指導していく。」(P146)

「わかりやすい形で、全従業員が見るように評価結果を発表すれば、具体的な努力目標ができ、各現場は、競って掃除に取り組むようになる。
評価と同時に、優秀な現場は表彰し、悪い現場にはアドバイスするといったフォローもしっかり行う。」(P147)

「目の前で体験した直後だけに、指導者が話す掃除の心は、乾いた砂に水が染み込むように納得できる。恥をかかされた形になった実施現場の責任者や従業員の中には、反発をする人もいるが、悔しいという反応にしろ、強く印象に残ることは事実だ。
その思いが後に強いエネルギーとなって、最終的によい方向に進んでいくのを、私は何度も経験している。
このように、清掃体験ツアーによって、現場への直接指導を行うと、大きな意識変化が起きる。ツアーに参加した、他の現場の人たちだけでなく、実施現場の責任者や従業員に正しい掃除の心が伝わる。
実施後、今まで「掃除は汚れをきれいにすること」と思い、清掃キャンペーンは掃除の技術を高める活動だと誤解していたという声が非常に多く聞かれる。」(P156)

「「ありがとうカード」は他人のよい点を観察する力を養い、職場のコミュニケーション
向上させるなど職場の潤滑油となる。」(P161)

「清掃体験ツアー」(P197)

「ブリヂストンチャレンジド」(P212)

「大便器の清掃の説明」(P214)


株式会社エムエムインターナショナル
http://mmin-net.co.jp/




株式会社そうじの力
『創業の想い』
http://www.soujinochikara.com/index.php?cID=16

より引用
「誰がやったのかはさておき、「何とかするのは自分だ」という気持ちでゴミを拾っているのです。

なるほど、そうじとは、依存人格から自立人格へ転換するための訓練なのだ、ということが分かってきたのです。

以来、そうじを取り入れた自己改革の研修プログラムを開発し、提供してきました。」
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by bunbun6610 | 2015-07-29 20:00 | F.最大手パチンコ店


ある聴覚障害者から見た世界


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