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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

聴覚障害者は健聴者の声ではなく、リアクションで察知する


アイロンが欲しくなってきて、
スーパーの暮らしの用品売り場まで行ってみた。
近くにいた店員に聞いた。

「アイロンはありますか?」

当然、私には店員の声は聞こえない。

声を大きくして、もう一度

「アイロンはありますか?」

と聞いた。

すると、店員のリアクションは大きくなった。
最初から、これが狙いだったのだ。
私は、店員の身振りで察した。

要するに

「置いていません」

という返事。

迷惑だが、これでいいのだ。
こちらが分かるようなリアクションを得るために、
わざとこうやるのだ。

もし会社などで先輩上司に対して、
こういうことをしたら失礼だろう。
だが、お金を払う立場でありさえすれば、
それほど不便にはならない。

障害者福祉も、そうやって問題点を解決して
きたかもしれない。
聴覚障害者にはこんなコミュニケーション方法が、
バリアフリーになる場合だって少なくない。

だが、それだけでは本当の“解決”ではない。
バリアフリーにも、いろいろなものがある。
本当ならやはり、お互いに喜ばしい“解決”になる
ことが一番だ。
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by bunbun6610 | 2015-07-16 22:41 | コミュニケーション能力