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蒼穹 -そうきゅう-

聴覚障害者は健聴者の声ではなく、リアクションで察知する


アイロンが欲しくなってきて、
スーパーの暮らしの用品売り場まで行ってみた。
近くにいた店員に聞いた。

「アイロンはありますか?」

当然、私には店員の声は聞こえない。

声を大きくして、もう一度

「アイロンはありますか?」

と聞いた。

すると、店員のリアクションは大きくなった。
最初から、これが狙いだったのだ。
私は、店員の身振りで察した。

要するに

「置いていません」

という返事。

迷惑だが、これでいいのだ。
こちらが分かるようなリアクションを得るために、
わざとこうやるのだ。

もし会社などで先輩上司に対して、
こういうことをしたら失礼だろう。
だが、お金を払う立場でありさえすれば、
それほど不便にはならない。

障害者福祉も、そうやって問題点を解決して
きたかもしれない。
聴覚障害者にはこんなコミュニケーション方法が、
バリアフリーになる場合だって少なくない。

だが、それだけでは本当の“解決”ではない。
バリアフリーにも、いろいろなものがある。
本当ならやはり、お互いに喜ばしい“解決”になる
ことが一番だ。
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by bunbun6610 | 2015-07-16 22:41 | コミュニケーション能力