『これはパワハラですか?』


OKWave
『これはパワハラですか?』
〔2011-11-20-21:17:13〕




職場に障害者の先輩がいるんですが職場での
扱いがひどいです。
その先輩Aさんはアスペルガーと手の麻痺の
重複障害者で配慮のいる業務も一般社員と
同じ扱いでやらされています。

雑用等はすべてAさんがやっています。
しかし握力がなく指先が動きにくいのに重い
荷物を持たせたりすることや、指導もせずに
すべての電話対応や業者対応をさせている
ことにびっくりしています。

Aさんは障害者枠で最低賃金ですが周りの
社員はAさんに障害的に不適応な仕事でも
自分たちと同じ内容の業務、作業スピードを
もとめています。

適性な業務はAさんにもありそれはPC業務
ですが完璧にできているようです。

周りには雑用は全部Aさんに任せてるから
手伝わないようにと言われていますがお金の
出金入金や荷物持ちなどAさんの苦手なことは
フォローしています。

Aさんが言うには専務に業務に配慮がほしいと
相談しても一般社員と同じ扱いで行くと言われ
今の状況が辛くても耐えるしかないと言いつつ
私が入社してからいつも気遣ってくれて嬉しいと
言っていました。

今までは仕事が遅い、ミスが多い、覚えが悪いと
叱責されるだけだったそうです。

実際私も同僚から上記の愚痴は聞いていますが…
仕事量が多すぎで不適性な仕事も多いからでは
ないかと思いました。

私は障害者施設で働いたことがあり身内に障害者
がいるのでAさんのことが他人事とは思えず過敏
に反応してしまっているかもしれませんがパワハラ
では?
と最近思うようになりました。


一般企業の障害者雇用はこんな感じなのでしょうか?
周りがあまりにも冷たいので気になって質問しました。



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ベストアンサーからの参考URL:『障害者の勤労権』

http://www.bengodan.net/shogaisha/kinrou/0107.html


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このような感じで、採用後になってから

「障害者雇用なら障害の配慮は得られやすくなる」

という、ハローワークのアドバイスに騙される
ケースが目立っている。

聴覚障害者も同様だ。

「できないことはやらなくていい」

とは言ってくれる。
だがその代わり、一人で単純肉体労働を長時間
やらされる、などという職域差別が待っている。
よく比べてみたら、健常者よりも障害者のほうが
大変な仕事内容だったりすることだって少なくない。
それでいて障害者の待遇面はかなり低い。
どう考えたって差別ではないか、と思う。
しかしそれが、健常者の考える「配慮」なのだ。
彼らは「合理的配慮」とは何かを、全く知らない。

彼らが「それが配慮である」と考える以上、
「障害者差別だ」などとは全く思っていない。

両者には大きな隔たりがあることは事実なのだ。

だが、だからと言って「差別ではない」とは断定できない。
意図がなくても実質的に差別的行為がなされていた
場合は、それは「差別」なのである。

差別にも「直接差別」と「間接差別」がある。
もしも裁判に持ち込まれた場合は、障害者の障害の
状況も考慮されるだろうから、会社は無視できない
だろう。
障害が見えるものである点でも、見えない障害を持つ
聴覚障害者より有利と言えそうだ。


しかし

「“パワハラ”ではくな“いじめ”」

という認識は驚く。
どちらにしても、悪いことには違いないとは思うが。

それが

「いたって当たり前の現実」

という感覚で麻痺してしまっているのは、
よく考えてみれば「異常なこと」ではないだろうか。


断定は出来ないが、Aさんは障害者雇用枠で
ある可能性が大だ。
理由は、見た目だけで「障害者」だと分かる
障害を持っているからだ。

それと

「Aさんが言うには専務に業務に配慮がほしいと
相談しても一般社員と同じ扱いで行くと言われ
今の状況が辛くても耐えるしかないと言いつつ
私が入社してからいつも気遣ってくれて嬉しいと
言っていました。」

と書いてある点。

この「配慮」とは、国連・障害者権利条約で言う
「合理的配慮」のことだと思われる。
これを求めることが出来るのは、特に障害者雇用枠
での採用となった場合だからだ。
一般雇用枠ではまず不可能だ。

これを読む限りでは、専務は働く障害者に対する
合理的配慮について、理解がないと見える。

相手は専務なのだから、やはり誰も

「おかしいのではないか」

とは言えないだろう。

これは「ポジションパワー(職務上の地位による権限)」
の濫用や、私的流用になる可能性もあるのでは
ないだろうか。
こういうことは日本の会社では、まだまだよくある
ことだ。



〔障害者へのいじめ・パワハラ事例〕


『ユニクロの障害者雇用いじめ・パワハラ問題について』
〔2014-04-27 18:30〕




ただし、雇う側の会社のほうにしてみれば、
障害者といえども、やはり可能な限り健常者と同様
に働いてもらい、そして成果を出して欲しいわけで、
それは管理職の人にもよく言い聞かせているか、
あるいは“暗黙の了解”を取っているのではないかと
思う。
だから、最終的にはいじめをした人より、やはり
会社の責任を問うべき問題なのだろう。
「いじめ」のレベルで済む問題ではない。
これについては、下の弁護士の考えと同じということ
になるが。


『弁護士への法律相談 (1)』
〔2011-03-17 18:00〕


会社と徹底的に争うことのできる体力は、
果たしてあるだろうか。
会社を敵に回してでも、障害者の証人になって
くれる健常者は果たしているか。
ほとんどの障害者は、そんな余裕はないだろう。
障害者が分散配置されるのは、証人や結束が
できるのを防ぐためだろう。
例え障害者が被害意識を持っていても、
実際には裁判を起こしにくい。
これも、マイノリティの弱点を巧みに突いた
やり方だ。


それから、契約書の内容も重要だ。
契約書にある通りの業務ならば、
それに署名した障害者は当然、
その仕事をこなさなければならない。
それも大抵は、会社側に融通が利く文面に
なっている。
これによって「差別ではない」ことになってしまう。
障害者雇用は、そこがうまくできている場合が多く、
それで障害者がその待遇で働くしかない場合が
多い。

「障害者はどうせ、障害者雇用枠でしか
働くことは出来ない」

ということを企業に見透かされていて、
容易にその弱味を突かれている。

つまり、組織的かつ計画的な犯行と同じであり、
会社のほうが一枚も二枚も上手なのだ。
そんな会社を相手にして、裁判で勝つというのは、
容易ではない。

大きな会社だと、下のように大物弁護士を
雇って対抗してくるケースもある。
雇うのは会社の人事部を牛耳っている、
これまた大物常務取締役だ。



『森ビル株式会社 常務取締役(人事部)桑原敬三』
〔2012-09-04 23:16〕




『オリンパス敗訴で明らかになった
女弁護士のブラック過ぎる手口』
〔2012-09-03 23:35〕




『「解雇」をめぐる個別紛争をどう解決するか
 高谷 知佐子弁護士(森・濱田松本法律事務所)』
〔2012-09-03 23:40〕



『森・濱田松本法律事務所 高谷知佐子弁護士』
〔2012-09-03 23:30〕


障害者差別の案件依頼になると、
弁護士が逃げてしまうのは、そのためだ。



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〔参考情報〕


http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/36697698.html

炎のジョブコーチ
『合理的配慮でお客様化に・・・』
〔2015/7/9(木) 午後 11:58〕


合理的配慮のQ&Aがでましたね。

『改正障害者雇用促進法に基づく障害者差別禁止
・合理的配慮に関するQ&A【第一版】』
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000088851.pdf

しっかりと読み込んで、クライアントや企業からの
問い合わせに正確に応えられるようにしたいと
思います。

ただ、ちょっと目を通すと、本格的には具体的な
事例の積み重ねが一定程度必要な印象は
あります。

先日、教育関係者の方から教育の現場での
合理的配慮の状況をうかがいました。
教育現場ではかなり混乱しているようです。
というのも、親から合理的配慮の提供義務を
求められた場合、対応に苦慮するのでは・・
とかなり守りの緊張感というのが先生方の
雰囲気らしいのです。
訴えられるのではないか、過度な要求の場合は、
など、「合意形成」の理念がふっとんで、
ピリピリという感じでしょうか。

特に学校は教育委員会を頂点とした権力組織
ですから、その緊張度合は特別かもしれません。

おそらく、同じように企業の方も、「合理的配慮」
が心配のようです。
注意してはいけないのか、一般社員と同じ処遇
でないといけないのか、障害のある人に過度な
要求にされたら・・・など、合理的配慮の理念を
通り越えて、訴えられないかなど、変な緊張が
少しずつ広がっています。
このままだと過度な配慮から、育成でなく、通常
の仕事のプレッシャーもない、はれものにさわる
ようなお客様状態での就労、のような悪い結果
にならないか心配です。

いい職場は、成長を引き出すいいプレッシャーが
あります。
そんな職場のダイナミズムが発揮されなくなる…
なんてことがないように、正しい「合理的配慮」の
使い方が大事です。



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「お客様状態」「お客様化」

というのは、健常者のヘンな配慮による

「特別扱い」

のことを言っている。
当然、国連・障害者権利条約の言う

「合理的配慮」

とは全く違う。
れっきとした障害者差別だ。

これに甘えて仕事をしなかった障害者も
非常に多かったが、そいつらもバカだ。
その道を行く、自分の末路をわかっていないからだ。

企業が合理的配慮の正しい意味を理解して
いないと、障害者までこうなる。
今までのような誤解したままでは、
やがてどんどんおかしくなっていくだろう。
合理的配慮を提供しないことも、
結局は差別に当たるからだ。

障害者を戦力に出来る「合理的配慮」を選ぶか、
それとも障害者をダメにする特別扱いや差別
となる「配慮」を選ぶか。

これからは企業が選択を迫られ、
どちらかの道に分かれて行くだろう。
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by bunbun6610 | 2015-07-10 19:30 | 就労後の聴覚障害者問題B
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